JP2017172191A - 水周り機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して水流の状態を判定することができる水周り機器を提供することを目的とする。
【解決手段】水流に関する検知信号を出力する電波センサと、前記検知信号の位相情報に基づいて前記水流の状態を判定し、判定結果に基づいて制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に基づいて制御される被制御部と、を備えたことを特徴とする水周り機器が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、水周り機器に関する。
近年、ドップラーセンサなどの電波センサを水周り機器に設ける技術が提案されている。ドップラーセンサによって水流の状態を判定して、その判定結果に基づいて、機器の動作を制御することができる。
例えば、ドップラーセンサが設けられた便器洗浄装置において、ドップラーセンサの信号の強度や周波数を解析することによって、使用者の尿流(水流)を検知する技術が提案されている(特許文献1)。これにより、尿の量に応じて、適切な量の洗浄水を供給することができる。
国際公開第2003/021052号
しかし、ドップラーセンサの信号は、対象物の状態やドップラーセンサの周囲環境によって変化する。例えば、対象物を水流とした場合、水流の勢いや水圧の変化、ドップラーセンサから水流までの距離等の変化や、温度変化等の周囲の環境の変化によって所望の信号強度や周波数を観測できない場合がある。このような場合には、水流の状態を安定して判定できないおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、安定して水流の状態を判定することができる水周り機器を提供することを目的とする。
第1の発明は、水流に関する検知信号を出力する電波センサと、前記検知信号の位相情報に基づいて前記水流の状態を判定し、判定結果に基づいて制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に基づいて制御される被制御部と、を備えたことを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、電波センサの検知信号の位相情報に基づいて、水流の状態が判定される。これにより、検知信号の信号強度や周波数に基づいて水流の状態を判定する場合に比べて、電波センサの環境が変化しても安定して精度良く水流の状態を判定することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記水流は、人体または前記被制御部から吐水された水の流れであり、前記電波センサは、前記水流の方向に沿った方向に電波を放射し、前記制御部は、前記水流の前記方向が、前記電波センサに向かう方向及び前記電波センサから離れる方向のいずれであるかを判定し、判定された前記水流の前記方向に基づいて前記被制御部の動作を制御することを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、電波センサは、被制御部または人体からの水流に沿って電波を放射する。これにより、水流の方向が電波センサに近づく方向であるか離れる方向であるか、を精度良く判定することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記電波センサは、放射した電波の前記水流による反射波を受信して前記検知信号を出力し、前記検知信号は、第1信号と、前記第1信号とは位相が異なる第2信号と、を含み、前記位相情報は、前記第1信号の位相と、前記第2信号の位相と、の差に基づくこと特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、検知信号の信号強度や周波数に基づいて水流の状態を判定する場合に比べて、電波センサの環境が変化しても安定して精度良く水流の状態を判定することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記被制御部は、吐水口を有するノズルを有し、前記水流は、前記吐水口から吐水される水の流れであることを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、位相情報に基づくことにより、ノズルからの水流の圧力や勢い等が変化した場合でも、安定して水流の状態を判定することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記制御部は、前記吐水口から前記水流が吐水されていると判定すると、前記吐水口からの吐水を停止するように前記被制御部を制御することを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、ノズルの吐水中に使用者が便座から落ちてしまった場合や使用者が立った状態で誤ってノズルの吐水が始まった場合などに、ノズルからの吐水が続くことによって、床が水浸しになったり、使用者に水が掛かったりすることを防ぐことができる。
第6の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、便器をさらに備え、前記水流は、前記便器に吐水される使用者の尿の流れであることを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、位相情報に基づくことにより、尿の量や勢い等が変化した場合でも、安定して水流(尿流)を検出することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記制御部は、前記使用者より吐水される前記尿の流れの状態を判定し、前記尿の流れの判定結果に基づいて前記被制御部を制御することを特徴とする水周り機器である。
この水周り機器によれば、使用者からの尿流の状態を判定することで、使用者が排尿中であるか、排尿を終了しているか、を判定することができる。これにより、例えば、被制御部が便器洗浄ユニットであった場合、使用者が便器に近づいても排尿を行わなければ、制御部は、便器洗浄ユニットによる洗浄を実施しないようにすることができる。したがって、節水が可能である。
本発明の態様によれば、安定して水流の状態を判定することができる水周り機器が提供される。
実施形態に係るトイレ装置を表す斜視図である。 実施形態に係るトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。 ドップラーセンサの検知信号を例示する概念図である。 図4(a)〜図4(c)は、実施形態に係る制御部の動作を説明するグラフ及びフローチャートである。 図5(a)〜図5(c)は、実施形態に係る制御部の動作を説明するグラフ及びフローチャートである。 図6(a)〜図6(c)は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示する平面図である。 実施形態に係る水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る水周り機器の動作を例示するグラフ図である。 図9(a)〜図9(c)は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示する平面図である。 実施形態に係る水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る水周り機器の動作を例示するグラフ図である。 図13(a)〜図13(d)は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示する平面図である。 実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するグラフ図である。 図17(a)〜図17(d)は、実施形態に係る別の水回り機器の動作を例示する平面図である。 実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するグラフ図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施形態に係る水周り機器は、高周波の電波を放射するドップラーセンサなどの電波センサを有する。この水周り機器は、電波センサの出力に基づいて、装置(被制御部)の動作を制御するものである。
以下では、まず、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」と称することがある)を有するトイレ装置を例に挙げて説明する。すなわち、「水周り機器」は、例えば、洋式腰掛便器に設置される衛生洗浄装置、または、便器と衛生洗浄装置とを有するトイレ装置である。但し、後述するように、本実施形態は、小便器を有するトイレ装置や自動水栓装置にも適用可能である。
図1は、本実施形態に係るトイレ装置を表す斜視図である。
図2は、本実施形態に係るトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を有する。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
なお、本願明細書の説明において「方向」を用いる場合がある。この「方向」は、便座200に座った使用者からみた方向をいう。例えば、便座200に座った使用者の前方を「前方」とし、便座200に座った使用者の後方を「後方」とする。
図2に表したように、ケーシング400の内部には、電波センサ(ドップラーセンサ410)と、制御部420と、被制御部401と、が設けられている。
ドップラーセンサ410は、マイクロ波又はミリ波などの高周波の電波を放射(送信)し、放射した電波の検知対象(被検知体)からの反射波を受信する。反射波には、検知対象の状態に関する情報が含まれている。ドップラーセンサ410は、放射した電波と反射波とに基づいて、検知信号を出力する。本実施形態において、検知対象は、例えば水(水流)である。すなわち、ドップラーセンサ410は、水流に関する検知信号を出力する。なお、本願明細書において「水流」という範囲は、水の流れだけでなく、加熱された温水の流れや、使用者の尿などの液体の流れ(尿流)も含む。
制御部420には、マイコンなどの回路が用いられる。制御部420は、ドップラーセンサ410から出力された検知信号に基づいて、被制御部401へ制御信号を出力する。これにより、被制御部401の動作が制御される。
被制御部401は、ノズル473と、ノズルモータ476と、ノズル洗浄部478と、便座開閉ユニット441と、便蓋開閉ユニット442と、便器洗浄ユニット443と、脱臭ユニット444と、温風ユニット445と、便座暖房ユニット446と、を有する。
ノズル473は、ノズルモータ476からの駆動力を受け、便器800のボウル801内に進出したり後退することができる。つまり、ノズルモータ476は、制御部420からの信号に基づいてノズル473を進退させることができる。ノズル473は、吐水口474から水(又は温水)を、例えば前方に向けて、噴射することができる。これにより、使用者の局部を洗浄することができる。ノズル洗浄部478は、その内部に設けられた図示しない吐水部から殺菌水あるいは水を噴射することにより、ノズル473の外周表面(胴体)を殺菌あるいは洗浄することができる。
便座開閉ユニット441は、制御部420からの制御信号に基づいて便座200を開閉できる。便蓋開閉ユニット442は、制御部420からの制御信号に基づいて便蓋300を開閉できる。使用者が例えばリモコンなどの操作部500を操作すると、便器洗浄ユニット443は、制御部420からの制御信号に基づいて便器800のボウル801内の洗浄を行うことができる。脱臭ユニット444は、フィルタや触媒などを介して臭気成分を低減させる。温風ユニット445は、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる。便座暖房ユニット446は、トイレ室内に温風を吹き出してトイレ室を暖房する。
図1に表したように、ドップラーセンサ410は、例えば便座200の後方に設けられている。具体的には、便座200の後方であってケーシング400の内部の前方部に設けられている。
例えば、ドップラーセンサ410は、ノズル473から吐水(吐出)される水(水流)または使用者の尿(尿流)を検知する。ドップラーセンサ410の水流に関する検知信号に基づいて、被制御部401のうちの、ノズル473、ノズルモータ476及び便器洗浄ユニット443などが制御される。例えば、ノズル473から吐水される水を検知することにより、ノズル473からの無駄な吐水を停止する。または、使用者の尿を検知することにより、便器の洗浄を行う。
図2に表したように、ドップラーセンサ410は、発振器411と、送信部414(アンテナ)と、受信部416(アンテナ)と、ミキサ部418a、418bと、位相シフト手段413と、を有する。ドップラーセンサ410は、Ich信号とQch信号とを含む検知信号S0を出力するセンサである。この例では、送信側のアンテナと受信側のアンテナとは別々に設けられている。但し、送信側のアンテナと受信側のアンテナとを共通としてもよい。
発振器411に接続された送信部414から、高周波、マイクロ波またはミリ波などの10kHz〜100GHzの周波数帯の電波が放射される。例えば、10.50〜10.55GHzまたは24.05〜24.25GHzの周波数を有する送信波T1が、トイレ装置の前方に向けて放射される。受信部416は、水流又は人体などの検知対象からの反射波T2を受信する。
送信波の一部(信号Sig1)及び受信波の一部(信号Sig2)は、ミキサ部418aに入力されて合成される。これにより、例えばドップラー効果が反映された信号(Ich信号)が出力される。
また、受信波の一部は、位相シフト手段413に入力される。受信波の一部は、位相シフト手段413によって位相がずらされて、信号Sig4となる。位相シフト手段413の一例としては、受信波の情報をミキサ部418bへ伝える配線の長さや配置を変更する方法が挙げられる。この例では、位相シフト手段413は、90°(π/2、4分の1波長)だけ位相をずらす。送信波の一部(信号Sig5)及び信号Sig4は、ミキサ部418bに入力されて合成される。これにより、例えばドップラー効果が反映された信号(Qch信号)が出力される。
検知信号S0(Ich信号及びQch信号のそれぞれ)は、周波数の低いベースラインに周波数の高い信号が重畳した波形を有する。
検知信号S0には、ドップラー効果に関する情報が含まれる。すなわち、送信波が移動する検知対象によって反射されると、反射波の波長がドップラー効果によってシフトする。ドップラーセンサ410に対して検知対象が相対的に移動すると、検知対象の速度に比例した周波数ΔFの成分を含む検知信号が得られる。従って、ドップラー周波数ΔFを測定することによって、検知対象の速度を求めることができる。
また、検知信号S0には、定在波に関する情報(定在波信号)も含まれる。すなわち、ドップラーセンサ410と検知対象との間には、送信波と、検知対象によって反射された反射波と、が互いに干渉することによって定在波が生じている。
このようなIch信号、Qch信号は、図2に表したように、制御部420に入力される。
制御部420は、受信出力部191(A/D変換手段)と、周波数フィルタ193と、判定部17と、駆動制御部19と、を有する。なお、図2に表したブロック図は、一例であり、実施形態は、これに限定されない。例えば、制御部420に含まれる機能ブロックの一部は、適宜、分割又は統合されてもよい。例えば、受信出力部191、周波数フィルタ193、判定部17及び駆動制御部19は、互いに別体として設けられていてもよい。
Ich信号及びQch信号は、受信出力部191に入力され、デジタルの信号に変換される。デジタル化された信号は、周波数フィルタ193に入力される。周波数フィルタ193は、不要な周波数成分を除去する。これにより、Ich信号から定在波に関する第1信号S1が抽出される。すなわち、制御部420は、検知信号に含まれる第1信号S1を取得する。例えば、第1信号S1は、定在波の信号強度を示し、Ich信号の直流成分を含んだ信号である。
また、Qch信号から定在波に関する第2信号S2が抽出される。すなわち、制御部420は、検知信号に含まれる第2信号S2を取得する。例えば、第2信号S2は、定在波の信号強度を示し、Qch信号の直流成分を含んだ信号である。
なお、周波数フィルタ193がドップラーセンサ410と受信出力部191との間に設けられていてもよい。この場合、周波数フィルタ193によって処理が行われた信号に対して、デジタル信号への変換処理が行われる。
制御部420は、取得した検知信号(第1信号S1及び第2信号S2)に基づいて、検知対象の状態を判定する。例えば、検知対象が水流である場合、制御部420の判定部17において、ノズル473からの水流の有無や、水が流れる方向が判定される。そして、制御部420は、判定結果に基づいて被制御部401へ制御信号を出力する。
なお、ドップラーセンサ410は、水流だけでなく使用者を検知することができるように構成されていてもよい。この場合、判定部17は、ドップラーセンサ410の検知信号に基づいて、使用者の有無や動作を判定する。これにより、例えば使用者の入室が検知されると、便蓋300が自動で開く。また、使用者の退室が検知されると、便蓋300が自動で閉じる。また、例えば、ドップラーセンサ410が使用者の着座を検知している場合に、使用者が操作部500を操作すると、ノズル473がボウル801内に進出し、吐水口474から水又は温水が噴射される。また、例えば、便器洗浄ユニット443及び脱臭ユニット444は、使用者の離座が検知されることで制御される。
図3は、実施形態に係る検知信号(第1信号S1及び第2信号S2)を例示する概念図である。
図3の横軸は、ドップラーセンサ410と検知対象との間の距離Lを表す。図3の右側ほど距離Lは短く、左側ほど距離Lは長い。図3の縦軸は、第1信号S1の電圧値及び第2信号S2の電圧値を表す。図3は、距離Lに対する第1信号S1の電圧値の変化、及び、距離Lに対する第2信号S2の電圧値の変化を示す。
第1信号S1及び第2信号S2は、距離Lが変化すると基準値LVを中心にそれぞれ振動する。なお、ドップラーセンサ410の周囲の環境によっては、第1信号S1の振動中心と、第2信号S2の振動中心と、が一致しない場合があるが、この例では、制御部420において各信号の振動中心は、基準値LVに揃えられている。基準値LVは、例えば各信号の移動平均などから定めることができる。
距離Lが長くなると、ドップラーセンサ410が受信する反射波の強度が低くなる。このため、基準値LVを中心とした第1信号S1の振幅は、距離Lが長いほど小さい。同様に、基準値LVを中心とした第2信号S2の振幅は、距離Lが長いほど小さい。
図3に表した波形において、第1信号S1の位相と第2信号S2の位相とは互いにずれている。本実施形態において制御部420は、このような検知信号の位相情報に基づいて検知対象の状態を判定する。すなわち、第1信号S1の位相と、第2信号S2の位相と、の差に基づいて、検知対象の状態を判定する。次に、この判定について説明する。
図4(a)〜図4(c)は、実施形態に係る制御部の動作を説明するグラフ及びフローチャートである。
図4(a)〜図4(c)は、検知対象がドップラーセンサ410に接近している場合、すなわち距離Lが短くなる場合を示す。つまり、検知対象が水流である場合、水がドップラーセンサ410に向かって流れている。
検知対象が移動している場合、図3に関して説明した距離Lが変化するため、図4(a)に表したように第1信号S1及び第2信号S2は、時間の経過ともに振動する。
また、図4(a)において、第1信号S1の位相は、第2信号S2の位相と異なる。この位相差は、検知対象がドップラーセンサ410に接近しているか、検知対象がドップラーセンサ410から遠ざかっているか、によって異なる。検知対象がドップラーセンサ410に接近している場合には、第2信号S2の位相が第1信号S1に対して例えば90°遅れている。つまり、第2信号S2が第1信号S1に対して遅れて検出される。移動方向判別手段195cは、この点を利用して、接近を検出する。
図4(b)は、移動方向判別手段195c及びカウント手段195aの動作を例示するフローチャートである。
まず、ステップSA1において、移動方向判別手段195cにより、検知対象の移動方向の検出が行われる。移動方向判別手段195cは、ステップSA2において、検知対象がドップラーセンサ410に接近している、と判定する。ステップSA3において、カウント手段195aは、カウント数に1を足す。その後、再びステップSA1からの処理が実行される。
検知対象がドップラーセンサ410に接近し続けている場合、ステップSA1〜SA3が繰り返し実行される。このため、図4(c)に表したように、カウント数は、時間の経過とともに増大する。このカウント数が増大した数は、検知対象の接近によって観測された第1信号S1の波の数に相当する。ドップラーセンサ410が放射する電波の波長をλとすると、1つの波が観測されることは、検知対象がλ/2の距離だけ移動したことに相当する。例えば、ドップラーセンサ410が放射する電波の周波数が24GHz程度の場合には、λ/2は、6.2mm程度である。従って、カウント数が増大した数から、検知対象の移動距離を算出することができる。
なお、ステップSA1において、移動方判別手段195cが、接近を検出しなかった場合には、つまり、第2信号S2が第1信号S1に対して遅れて検出されなかった場合には、ステップSA2及びステップSA3は実行されずに、再びステップSA1からの処理が実行される。このとき、例えばステップSA0においてカウント数がリセットされる。
図5(a)〜図5(c)は、実施形態に係る制御部の動作を説明するグラフ及びフローチャートである。
図5(a)〜図5(c)は、検知対象がドップラーセンサ410から離反している場合、すなわち距離Lが長くなる場合を示す。つまり、検知対象が水流である場合、水がドップラーセンサ410から離れる方向に流れている。
図5(a)に表したように第1信号S1及び第2信号S2は、時間の経過ともに振動する。また、検知対象がドップラーセンサ410から離反している場合、第1信号S1の位相が第2信号S2に対して例えば90°遅れている。つまり、第1信号S1が第2信号S2に対して遅れて検出される。移動方向判別手段195cは、この点を利用して、離反を検出する。
図5(b)は、移動方向判別手段195c及びカウント手段195aの動作を例示するフローチャートである。
まず、ステップSB1において、移動方向判別手段195cにより、検知対象の移動方向の検出が行われる。移動方向判別手段195cは、ステップSB2において、検知対象がドップラーセンサ410から離反している、と判定する。ステップSB3において、カウント手段195aは、カウント数から1を引く。その後、再びステップSB1からの処理が実行される。
検知対象がドップラーセンサ410から離反し続けている場合、ステップSB1〜SB5が繰り返し実行される。このため、図5(c)に表したように、カウント数は、時間の経過とともに減少する。このカウント数は、検知対象の離反によって観測された第1信号S1の波の数に相当する。カウント数が減少した数から、検知対象の移動距離を算出することができる。
なお、ステップSB1において、移動方向判別手段195cが離反を検出しなかった場合には、つまり、第1信号S1が第2信号S2に対して遅れて検出されなかった場合には、ステップSB2及びステップSB3は実行されずに、再びステップSB1からの処理が実行される。このとき、例えばステップSB0においてカウント数がリセットされる。
判定部17における判定結果は、駆動制御部19に入力される。駆動制御部19は、入力された判定結果に関する信号や、操作部500からの信号に基づいて、被制御部401へ制御信号を出力する。これにより、被制御部401の動作が制御される。
以上説明したように、ドップラーセンサ410の検知信号の位相情報から、検知対象の
接近又は離反を判定することができる。つまり、水の流れる方向を判定することができる。また、接近又は離反の判定により、水流の状態を判定することができる。なお、本願明細書において「水流の状態」という場合は、水流の有無も含む。
既に述べたとおり、第1信号S1及び第2信号S2の信号強度は、ドップラーセンサ410と検知対象との距離Lが近い程、高くなる。これを用いて信号強度から検知対象の状態を判定する方法も考えられる。例えば、信号強度に対して所定の閾値を設け、その閾値と信号強度とを比較することにより、検知対象の状態を判定することができる。また、ドップラーセンサ410の検知信号S0からドップラー周波数ΔFの成分を含むドップラー信号を抽出することで、検知対象の状態を判定する方法も考えられる。例えば、所定の周波数帯のドップラー信号から検知対象の動きを検知することで、検知対象の状態を判定することができる。
しかしながら、信号強度や周波数に基づいて検知対象の状態を判定する方法を用いる場合、ドップラーセンサ410の判定精度が低下することがある。具体的には、ドップラーセンサ410の検知信号は、対象物の状態やドップラーセンサ410の周囲環境の影響を受ける。例えば、水流の勢いや水圧の変化、ドップラーセンサ410から水流までの距離の変化によって、ドップラーセンサ410の検知信号が変化し、所望の信号強度や周波数が得られない場合がある。さらに、ドップラーセンサ410の周囲環境が変化(例えば周囲温度の変化等)した場合も、ドップラーセンサ410の検知信号が変化し、所望の信号強度や周波数が得られない場合がある。
上述したようにドップラーセンサ410の検知信号の、信号強度や周波数が変化した場合、信号強度が閾値を超えない場合や、所定の周波数帯のドップラー信号を得られない場合があり、検知対象の状態を判定できないおそれがある。これに対して、制御部420に周囲環境に応じて閾値を学習させる等の方法も考えられるが、この場合には、制御部420の処理が複雑となる。
これに対して、実施形態に係る制御部420においては、検知信号の位相情報に基づいて水流の状態を判定する。具体的には、図4(a)及び図5(a)に関して説明したように第1信号S1と第2信号S2の位相のずれ(波の順序)に基づいて水流の状態を判定することができる。このような位相の関係は、ドップラーセンサ410の検知信号の、信号強度や周波数が変化した場合でも比較的変化しにくい。以上により、実施形態によれば、検知信号の信号強度や周波数に基づいて水流の状態を判定する場合に比べて、水流の状態やドップラーセンサ410の周囲環境が変化しても安定して精度良く水流の状態を判定することができる。
以下、実施形態に係る水周り機器の具体例について、説明する。
図6(a)〜図6(c)は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示する平面図である。
図7は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示するフローチャートである。
図8は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示するグラフ図である。
図6〜図8に関する具体例においては、水周り機器は、衛生洗浄装置100であり、ドップラーセンサ410の検知信号に基づいて、ノズル473の動作が制御される。
図6(a)〜図6(c)に表したように、ドップラーセンサ410は、送信波T1を放射する。送信波T1は、例えば、ドップラーセンサ410を中心として同心円状に広がる。このとき、ドップラーセンサ410からある方向(例えば前方)に放射される電波の強度が、他の方向に向けて放射される電波の強度よりも高くなるように、電波に指向性を持たせることもできる。図6(b)に表したように、使用者Mが着座していない状態でノズル473からの水流W1が存在する場合に、ドップラーセンサ410は、送信波T1(の少なくとも一部)が水流W1によって反射されるように配置される。また、ドップラーセンサ410は、水流W1に沿った方向に電波を放射する。送信波T1(の少なくとも一部)の進行方向は、ノズル473から吐水される水の流れる方向と直交しない。このようなドップラーセンサ410の配置及び送信波T1の進行方向によって、水流W1の方向が近づく方向であるか離れる方向であるか、を精度よく判定することができる。
例えば使用者Mは、図6(a)に表したように、便座200に着座する。このとき、ドップラーセンサ410が使用者Mからの反射波を受信し、制御部420によって使用者Mの着座が判定される。なお、使用者Mの着座の判定は、ドップラーセンサ410でなく、別のセンサ(例えばタクトスイッチや赤外線センサ等)の出力に基づいてもよい。このとき、使用者Mが操作部500を操作することによって、制御部420は、ノズル473に吐水を実行させる。
図7に表したように、ノズル473から吐水が行われると(ステップS101:Yes)、ドップラーセンサ410は、送信波T1の反射波を受信する。これにより、ステップS102において、図4(b)及び図5(b)に関して説明した方法を用いて、対象の移動方向の判定が行われる。図6(a)のように、使用者Mが着座している間は、送信波T1及び水流W1は、使用者Mに遮られている。このため、送信波T1は、水流W1によって反射されない。
例えば、図6(b)のように、使用者Mが離座した後に、仮に、離座が適切に検知されないと、吐水が継続されることがある。このとき、ドップラーセンサ410は、水流W1からの反射波を受信する。移動方向判別手段195cは、ドップラーセンサ410からの検知信号に基づいて、水流の方向が、ドップラーセンサ410に向かう方向及びドップラーセンサ410から離れる方向のいずれであるかを判定する。そして、ステップS103において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W1の方向は、ドップラーセンサ410から離れる方向であるため、カウント数から1が引かれる。
ステップS104において、所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)が得られたか否か、が判定される。この例では、カウント数が閾値Th1以下であるか否か、が判定される。カウント数が閾値Th1よりも大きい場合(ステップS104:No)、ステップS102〜S104が繰り返される。水流W1の方向は、ドップラーセンサ410から離反する方向であるため、ノズル473からの吐水が継続している場合には、図8に表したように、時間の経過とともに、カウント数が減少する。
カウント数が閾値Th1以下になると(ステップS104:Yes)、使用者Mが着座していないにもかかわらず、制御部420は、ノズル473の吐水口から水流が吐水されていると判定することができる。そこで、ステップS105において、制御部420は、吐水を停止するようにノズル473を制御する。
例えば、ノズル473からの吐水中に、使用者Mが便座200から落ちてしまった場合や、使用者が立った状態中に誤ってノズル473の吐水が始まることがある。このような場合でも、水流W1に関する検知信号の位相情報に基づいて、水流W1の状態を判定することにより、意図しない吐水を停止することができる。これにより、床が水浸しになったり、使用者に誤って水が掛かったりすることを防ぐことができる。
図6(b)に表した状態においては、ドップラーセンサ410からの検知信号の信号強度や周波数解析によって、水流W1の状態を判定することも可能である。しかしながら、水流W1の圧力や勢いは、時間と共に変化することがある。これに伴って信号強度やドップラー周波数ΔFが変化することがある。例えば、水流W1の勢いが変化すると、ドップラーセンサ410からの距離Lが変化して、信号強度が低くなることが考えられる。このため、信号強度などによる方法では、安定して水流W1の状態を判定することが難しい場合がある。これに対して、実施形態においては、例えば水流W1の勢い等が変化して信号強度が変化しても、位相情報に基づくことにより、比較的安定して水流の状態を判定することができる。
図9(a)〜図9(c)は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示する平面図である。
図10及び図11は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示するフローチャートである。
図12は、実施形態に係る水周り機器の動作を例示するグラフ図である。
図9〜図12に関する具体例においては、「水周り機器」は、衛生洗浄装置100である。図9(a)に表したように使用者Mは、便器800の前方に立ってボウル801の内部に向けて排尿を行う。ドップラーセンサ410は、使用者Mの尿(水流W2)に関する検知信号を出力する。制御部420は、検知信号に基づいて、便器洗浄ユニット443の動作を制御する。
図9(a)〜図9(c)に表したように、ドップラーセンサ410は、送信波T1を放射する。図9(a)に表したように、使用者Mからの水流W2(尿流)が存在する場合に、ドップラーセンサ410は、送信波T1(の少なくとも一部)が水流W2によって反射されるように配置される。また、ドップラーセンサ410は、水流W2に沿った方向に電波を放射する。送信波T1(の少なくとも一部)の進行方向は、使用者Mから尿が流れる方向と直交しない。このようなドップラーセンサ410の配置及び送信波T1の進行方向によって、水流W2の方向が近づく方向であるか離れる方向であるか、を精度よく判定することができる。
例えば、便座200及び便蓋300が開いた状態(図10のステップS201:Yes)で、使用者Mが便器800の前に立ち、水流W2を吐水する、すなわち尿を排出する。そして、ドップラーセンサ410は、送信波T1の水流W2による反射波を受信する。これにより、図10に表したステップS202において、位相情報に基づき水流W2の移動方向の判定が行われる。そして、ステップS203において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W2の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、カウント数に1が足される。
ステップS104において、所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)が得られたか否か、が判定される。この例では、カウント数が閾値Th2以上であるか否か、が判定される。カウント数が閾値Th2よりも小さい場合(ステップS204:No)、ステップS201〜S204が繰り返される。水流W2の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、使用者Mの尿の排出が継続している場合には、図12に表したように、時間の経過とともに、カウント数が増大する。
カウント数が閾値Th2以上になると(ステップS204:Yes)、使用者Mが尿を排出していると判定することができる(ステップS205)。
図11に表したように、使用者Mが排尿を行っていると判定された後(ステップS206:Yes)にも、使用者Mの排尿は継続する。このとき、ドップラーセンサ410は、送信波T1の水流W2による反射波をさらに受信する。そして、ステップS207において、位相情報に基づき水流W2の移動方向の判定が行われる。ステップS208において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W2の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、カウント数に1が足される。
ステップS209において、所定時間内に所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)得られないか否か、が判定される。この例では、カウント数の所定時間P1当たりの増加量が、閾値V1以下であるか否か、が判定される。カウント数の所定時間P1当たりの増加量が閾値V1よりも大きい場合(ステップS209:No)、ステップS206〜S209が繰り返される。これにより、図12に表したように、時間の経過とともに、カウント数がさらに増大する。
カウント数の所定時間P1当たりの増加量が、閾値V1以下になると(ステップS209:Yes)、制御部420は、図9(b)に表したように使用者Mの排尿が終了したと判定することができる(ステップS210)。制御部420は、この判定結果に基づいて、便器洗浄ユニット443の動作を制御する。これにより、図9(c)に表したように、便器800が洗浄される。
この例においても、水流W2(尿)の量や勢いが変化して、ドップラーセンサ410からの検知信号の信号強度が低くなることが考えられる。このため、信号強度などによる方法では、安定して水流W2の状態を判定することが難しい場合がある。これに対して、実施形態においては、例えば水流W2の勢い等が変化して信号強度が変化しても、位相情報に基づくことにより、比較的安定して水流の状態を判定することができる。これにより、使用者が排尿中であるか、排尿を終了しているか、を精度良く判定することができる。例えば、使用者Mが便器800に近づいても排尿を行わなければ、制御部420は、便器洗浄ユニット443による洗浄を実施しないようにすることができる。従って、節水が可能である。
図13(a)〜図13(d)は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示する平面図である。
図14及び図15は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するフローチャートである。
図16は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するグラフ図である。
図13〜図16に関する具体例においては、「水周り機器」は、小便器800bである。小便器800bは、ドップラーセンサ410と、制御部420と、被制御部401bを有する。被制御部401bの便器洗浄ユニット443bは、制御部420からの制御信号に基づいて小便器800b内の洗浄を行うことができる。
使用者Mは、小便器800bの前方に立って小便器800b向けて排尿を行う。ドップラーセンサ410は、使用者Mの尿(水流W3)に関する検知信号を出力する。制御部420は、検知信号に基づいて、便器洗浄ユニット443bの動作を制御する。
図13(a)〜図13(d)に表したように、例えば、ドップラーセンサ410は、小便器800bの上方に配置され、送信波T1を斜め下方に向けて放射する。例えば、図13(b)に表したように、使用者Mからの水流W3(尿流)が存在する場合に、ドップラーセンサ410は、送信波T1(の少なくとも一部)が水流W3によって反射されるように配置される。また、ドップラーセンサ410は、水流W3に沿った方向に電波を放射する。送信波T1(の少なくとも一部)の進行方向は、使用者Mからの尿が流れる方向と直交しない。このようなドップラーセンサ410の配置及び送信波T1の進行方向によって、水流W3の方向が近づく方向であるか離れる方向であるか、を精度よく判定することができる。
例えば、図13(a)に表したように、使用者Mが小便器800bに近づくと、ドップラーセンサ410は、使用者Mからの反射波を受信する。これにより、図4(b)に関する説明と同様に、カウント手段195aにおいてカウント数が増大する。例えば、図16に表したように、カウント数が所定の閾値Th3以上となることで、制御部420は、使用者Mが接近したと判定する(人体検知)。
使用者Mは、小便器800bに近づいた後、図13(b)のように、水流W3を吐水する、すなわち尿を排出する。そして、ドップラーセンサ410は、送信波T1の水流W3による反射波を受信する。
このとき、図14に表したように、ステップS301において使用者Mの接近が検知され、ステップS302において、位相情報に基づき水流W3の移動方向の判定が行われる。そして、ステップS303において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W3の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、カウント数に1が足される。
ステップS304において、所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)が得られたか否か、が判定される。この例では、カウント数が閾値Th4以上であるか否か、が判定される。カウント数が閾値Th4よりも小さい場合(ステップS304:No)、ステップS301〜S304が繰り返される。水流W3の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、使用者Mの尿の排出が継続している場合には、図16に表したように、時間の経過とともに、カウント数がさらに増大する。
カウント数が閾値Th4以上になると(ステップS304:Yes)、使用者Mが尿を排出していると判定することができる(ステップS305)。
図15に表したように、使用者Mが排尿を行っていると判定された後(ステップS306:Yes)にも、使用者Mの排尿は継続する。このとき、ドップラーセンサ410は、送信波T1の水流W3による反射波をさらに受信する。そして、ステップS307において、位相情報に基づき水流W3の移動方向の判定が行われる。ステップS308において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W3の方向は、ドップラーセンサ410に接近する方向であるため、カウント数に1が足される。
ステップS309において、所定時間内に所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)得られないか否か、が判定される。この例では、カウント数の所定時間P2当たりの増加量が、閾値V2以下であるか否か、が判定される。カウント数の所定時間P2当たりの増加量が閾値V2よりも大きい場合(ステップS309:No)、ステップS306〜S309が繰り返される。これにより、図16に表したように、時間の経過とともに、カウント数がさらに増大する。
カウント数の所定時間P2当たりの増加量が、閾値V2以下になると(ステップS309:Yes)、制御部420は、図13(c)に表したように使用者Mの排尿が終了したと判定することができる(ステップS310)。制御部420は、この判定結果に基づいて、便器洗浄ユニット443bの動作を制御する。これにより、図13(d)に表したように、小便器800bに洗浄水が流される。
この例においても、ドップラーセンサ410の検知信号の位相情報に基づくことにより、比較的安定して水流W3の状態を判定することができる。
図17(a)〜図17(d)は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示する平面図である。
図18は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するフローチャートである。
図19は、実施形態に係る別の水周り機器の動作を例示するグラフ図である。
図17〜図19に関する具体例においては、「水周り機器」は、自動水栓装置900である。自動水栓装置900は、ドップラーセンサ410と、制御部420と、被制御部401cを有する。被制御部401cの吐水部901は、制御部420からの制御信号に基づいて吐水を行う。
使用者Mは、自動水栓装置900の前方に立って吐水部901に向けて手を差し出す。制御部420は、任意のセンサによって、使用者Mの手を検知して吐水部901からの吐水を開始させる。その後、例えば使用者Mが手を洗い終えて、使用者の手が吐水部901から離れると、ドップラーセンサ410は、吐水部901から吐水される水の流れ(水流W4)に関する検知信号を出力する。制御部420は、検知信号に基づいて、吐水部901の動作を制御する。
図17(a)〜図17(d)に表したように、ドップラーセンサ410は、吐水部901の上方に設けられており、送信波T1を斜め下方に向けて放射する。例えば、図17(c)に表したように、吐水部901からの水流W4が存在する場合に、ドップラーセンサ410は、送信波T1(の少なくとも一部)が水流W4によって反射されるように配置される。また、ドップラーセンサ410は、水流W4に沿った方向に電波を放射する。送信波T1(の少なくとも一部)の進行方向は、吐水部901から水が流れる方向と直交しない。このようなドップラーセンサ410の配置及び送信波T1の進行方向によって、水流W4の方向がドップラーセンサ410に近づく方向であるか離れる方向であるか、を精度よく判定することができる。
例えば、図17(a)に表したように、使用者Mが自動水栓装置900に近づくと、ドップラーセンサ410は、使用者Mからの反射波を受信する。これにより、図4(b)に関する説明と同様に、カウント手段195aにおいてカウント数が増大する。例えば、図19に表したように、カウント数が所定の閾値Th5以上となることで、制御部420は、使用者Mが接近したと判定する(人体検知)。
その後、使用者Mが吐水部901に手を差し出すことによって、図17(b)のように、吐水部901は吐水を行う。例えば、使用者が手を洗っている間は、水流W4及び送信波T1は、使用者の手によって遮られたり拡散されたりする。このため、カウント数の変化は小さい。その後、使用者Mの手が吐水部901から離れたときに、図17(c)のように吐水部901からの吐水が継続していると、ドップラーセンサ410は、送信波T1の水流W4による反射波を受信する。
このとき、図18に表したように、ステップS401において使用者Mの接近が検知され、ステップS402において、位相情報に基づき水流W4の移動方向の判定が行われる。そして、ステップS403において、カウント手段195aは、接近ならカウント数に1を足し、離反ならカウント数から1を引く。この例では、水流W4の方向は、ドップラーセンサ410から離反する方向であるため、カウント数から1が引かれる。
ステップS404において、所定以上のカウント数の変化(接近量又は離反量)が得られたか否か、が判定される。この例では、カウント数が閾値Th6以下であるか否か、が判定される。カウント数が閾値Th6よりも大きい場合(ステップS404:No)、ステップS401〜S404が繰り返される。水流W4の方向は、ドップラーセンサ410から離反する方向であるため、吐水部901の吐水が継続している場合には、図19に表したように、時間の経過とともにカウント数が減少する。
カウント数が閾値Th6以下になると(ステップS404:Yes)、使用者が手洗いを終えた後に、吐水部901の吐水が継続していると判定することができる(ステップS405)。制御部420は、この判定結果に基づいて、吐水部901を制御して、吐水を停止する(ステップS406)。
この例においても、ドップラーセンサ410の検知信号の位相情報に基づくことにより、比較的安定して水流W4の状態を判定することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ドップラーセンサ410や制御部420や被制御部401などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやドップラーセンサ410の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
17 判定部、 19 駆動制御部、 100 衛生洗浄装置、 191 受信出力部、 193 周波数フィルタ、 195a カウント手段、 195c 移動方向判別手段、 200 便座、 300 便蓋、 400 ケーシング、 401、401b、401c 被制御部、 410 ドップラーセンサ、 411 発振器、 413 位相シフト手段、 414 送信部、 416 受信部、 418a、418b ミキサ部、 420 制御部、 441 便座開閉ユニット、 442 便蓋開閉ユニット、 443、443b 便器洗浄ユニット、 444 脱臭ユニット、 445 温風ユニット、 446 便座暖房ユニット、 473 ノズル、 474 吐水口、 476 ノズルモータ、 478 ノズル洗浄部、 500 操作部、 800 洋式腰掛便器、 800b 小便器、 801 ボウル、 900 自動水栓装置、 901 吐水部、 L 距離、 LV 基準値、 M 使用者、 P1、P2 所定時間、 S0 検知信号、 S1 第1信号、 S2 第2信号、 Sig1〜Sig5 信号、 T1 送信波、 T2 反射波、 Th1〜Th6 閾値、 V1、V2 閾値、 W1〜W4 水流、 t1〜t6 時刻

Claims (7)

  1. 水流に関する検知信号を出力する電波センサと、
    前記検知信号の位相情報に基づいて前記水流の状態を判定し、判定結果に基づいて制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号に基づいて制御される被制御部と、
    を備えたことを特徴とする水周り機器。
  2. 前記水流は、人体または前記被制御部から吐水された水の流れであり、
    前記電波センサは、前記水流の方向に沿った方向に電波を放射し、
    前記制御部は、前記水流の前記方向が、前記電波センサに向かう方向及び前記電波センサから離れる方向のいずれであるかを判定し、判定された前記水流の前記方向に基づいて前記被制御部の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の水周り機器。
  3. 前記電波センサは、放射した電波の前記水流による反射波を受信して前記検知信号を出力し、
    前記検知信号は、第1信号と、前記第1信号とは位相が異なる第2信号と、を含み、
    前記位相情報は、前記第1信号の位相と、前記第2信号の位相と、の差に基づくこと特徴とする請求項1または2に記載の水周り機器。
  4. 前記被制御部は、吐水口を有するノズルを有し、
    前記水流は、前記吐水口から吐水される水の流れであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の水周り機器。
  5. 前記制御部は、前記吐水口から前記水流が吐水されていると判定すると、前記吐水口からの吐水を停止するように前記被制御部を制御することを特徴とする請求項4記載の水周り機器。
  6. 便器をさらに備え、
    前記水流は、前記便器に吐水される使用者の尿の流れであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の水周り機器。
  7. 前記制御部は、前記使用者より吐水される前記尿の流れの状態を判定し、前記尿の流れの判定結果に基づいて前記被制御部を制御することを特徴とする請求項6記載の水周り機器。

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