JP2019167787A - 小便器装置 - Google Patents
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これに対し、第1の使用者が便器本体の側方に移動する場合における使用者の離反を判断するため、ドップラセンサにより得られる二つの出力信号の振幅値を測定し、これらの振幅値の変化を用いることで使用者の離反を判定することも検討された。しかしながら、第1の使用者と入れ替わるようにして第2の使用者が小便器本体の前方に進むので、二つの出力信号の振幅値の変化によっては、第1の使用者の離反を判断できないという課題があった。
このように構成された本発明によれば、制御部は、第1の使用者が小便器本体から離反したと判定した場合にボウル面の洗浄を実行する第1洗浄モードと、第1の使用者が小便器本体から離反していないと判定している状態において、第1の使用者とは異なる第2の使用者が小便器本体へ接近したと判定した場合に、ボウル面の洗浄を実行する第2洗浄モードとを備えている。よって、第1の使用者が小便器本体の使用を終えた際に、第2の使用者が小便器本体の前方に立っており、第1の使用者から第2の使用者に交代する状況において、制御部は、第2洗浄モードにより、第1の使用者から第2の使用者への使用者の交代を判定して、第1の使用者の小便器本体の使用後の洗浄を実行することができ、第1の使用者の使用後に洗浄が実行されないことを抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、第2洗浄モードは、検知センサから得られる第1信号と、この第1信号から位相がずれた状態として得られる第2信号とをもとに、第2の使用者の小便器本体への接近距離を推定し、この接近距離が所定の閾値を超えた場合に、第2の使用者が接近状態となったことを判定する。従って、第1の使用者が離反状態となったと判定しにくい移動をしても、第2の使用者が小便器本体に向かって接近するような使用者の交代の状況において、制御部は、第2洗浄モードにより、第1の使用者から第2の使用者への使用者の交代をより確実に判定して、第1の使用者の小便器本体の使用後の洗浄を実行することができ、第1の使用者の使用後に洗浄が実行されないことをより抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、第1の使用者が小便器本体から所定の閾値よりも大きくなるような離反速度で移動する離反動作をより確実に判定することができ、第1の使用者の離反動作をより確実に判定することができる。また、第1の使用者が放尿中又は放尿前後に微動又はわずかに移動するような動作を離反動作として誤検知することを抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、第2の使用者が小便器本体に向かって所定の閾値よりも大きくなるような接近速度で移動する接近動作をより確実に判定することができ、使用者の交代をより確実に判定することができる。よって、制御部は、第2洗浄モードにより、第1の使用者から第2の使用者への使用者の交代をより確実に判定して、第1の使用者の小便器本体の使用後の洗浄を実行することができ、第1の使用者の使用後に洗浄が実行されないことを抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、制御部は、第1の使用者から第2の使用者への使用者の交代を判定することができる。よって、使用者の数を検知する精度を向上することができ、設備保護洗浄を適切なタイミングで実行することができる。
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の一実施形態による小便器装置を説明する。図1は本発明の一実施形態による小便器装置全体を示す斜視図であり、図2は本発明の一実施形態による小便器装置の断面図であり、図3は本発明の一実施形態による小便器装置に取り付けられているスプレッダーの断面図である。
なお、小便器装置の「後方」は、小便器装置の壁面に当接する背面側の方向とし、小便器装置の「前方」は、小便器装置を使用する使用者側から見て手前側の方向(「後方」の反対方向)とし、小便器装置を前方から見て右側の方向を右方向とし、前方から見て左側の方向を左方向とし、右方向及び左方向を小便器装置の側方として説明する。
制御部24は、使用者である第1の使用者A1が便器本体2から離反して離反状態となったと判定した場合にボウル面4の洗浄を実行する第1洗浄モードと、第1の使用者A1が離反状態となっていないと判定している状態において、第1の使用者A1とは異なる第2の使用者A2が便器本体2へ接近して接近状態となったと判定した場合に、ボウル面4の洗浄を実行する第2洗浄モードと、検知センサユニット26が検知した一定時間あたりの使用者の数が所定の使用者の数を超えたときに、設備保護洗浄を実行する設備保護洗浄モードとを備える。
図5は、本発明の一実施形態による小便器装置において、使用者を検知してからボウル面の洗浄を実行するまでの制御部の制御動作を示すフローチャートであり、図6は、本発明の一実施形態による小便器装置において、第1の使用者の便器本体との位置関係及び離反距離を示すタイミングチャートである。図6においては上段の縦軸において基準位置(離反距離が0の位置)からの離反距離Pを示し、下段において便器本体と使用者との位置関係を示し、各横軸において時刻を示している。図5において、Sは各ステップを示している。
図5に示すステップS0においては、便器本体2の第1の使用者A1がいない状態であり、検知センサユニット26は、電波を放射し、便器本体2に接近する第1の使用者A1を検知できる待機状態となっている。また、電磁弁34は閉弁された状態となっている。待機状態においてはステップS1の判定に進む。
図6において時刻t1に示すように、第1の使用者A1が便器本体2の前側に接近した接近状態となると、検知センサユニット26は第1の使用者A1の使用を検知している検知状態となる。制御部24は、検知センサユニット26により、第1の使用者A1の便器本体2への接近距離Rを推定できると共に第1の使用者A1が便器本体2の前で立ち止まった立ち止まり状態を認識することができる。制御部24は、第1の使用者A1を検知した場合には、S2に進む。
制御部24は、離反速度が所定の閾値以下である場合には、第1の使用者A1が離反動作Eを開始するほどには動いていないと判断して、S3に進む。
なお、離反距離Pが閾値L以下である場合には、S7に進む。ステップS7において、後述するような第2の使用者A2がいないので、第2の使用者A2の接近速度は所定の閾値以下であり、ステップS8を経由して、ステップS2に戻る。
図7は、本発明の一実施形態による小便器装置において、離反距離、接近距離及び第1の使用者及び第2の使用者の位置関係を示すタイミングチャートである。図7においては上段の縦軸において基準位置(0)からの離反距離Pを示し、中段の縦軸において基準位置(0)からの接近距離Rを示し、下段において便器本体2、第1の使用者A1及び第2の使用者A2の位置関係を示し、各横軸において時刻を示している。
ステップS7において、制御部24は、第2の使用者A2の接近速度が所定の閾値以下の場合にはS8に進む。
ステップS7において、制御部24は、第2の使用者A2の接近速度が所定の閾値より大きくなる場合には、接近距離Rの計測を比較的正確に行うことができるので、接近距離Rの計測を開始して、S9に進む。
2 便器本体
3 ボウル部
4 ボウル面
4a 正面部
4b 側面部
6 排水口部
8 排水トラップ管路
9 排水配管
10 スプレッダー
11 目皿
12 吐水口部
14 本体基部
16 本体カバー部
18 導水路
20 第1光照射装置
22 第2光照射装置
24 制御部
26 検知センサユニット
28 発振機
30 送信アンテナ
32 水道
34 電磁弁
36 受信アンテナ
38 第1ミキサ
40 第2ミキサ
42 位相調整部
A 使用者
A1 第1の使用者
A2 第2の使用者
B 送信波
C 反射波
D 接近動作
E 離反動作
E1 離反動作
F 矢印
I 信号
L 閾値
M 閾値
P 離反距離
Q 信号
R 接近距離
T 輝点
W 壁面
λ 波長
Claims (5)
- 吐水された洗浄水によりボウル面を洗浄する小便器装置であって、
小便を受ける上記ボウル面及びこのボウル面の底部に設けられた排水口部を備えた小便器本体と、
上記ボウル面へ洗浄水を供給する吐水装置と、
放射した電波の反射波に基づいて使用者を検知する検知センサと、
上記検知センサの検知状態に応じて上記ボウル面の洗浄を実行する制御部と、を備え、
上記制御部は、
第1の使用者が上記小便器本体から離反して離反状態となったと判定した場合に上記ボウル面の洗浄を実行する第1洗浄モードと、
上記第1の使用者が上記離反状態となっていないと判定している状態において、上記第1の使用者とは異なる第2の使用者が上記小便器本体へ接近して接近状態となったと判定した場合に、上記ボウル面の洗浄を実行する第2洗浄モードとを備えることを特徴とする小便器装置。 - 上記制御部の上記第2洗浄モードは、上記検知センサから得られる第1信号と、この第1信号から位相がずれた状態として得られる第2信号とに基づいて、上記第2の使用者の上記小便器本体への接近距離を推定し、この接近距離が所定の閾値を超えた場合に、上記第2の使用者が上記接近状態となったことを判定する、請求項1に記載の小便器装置。
- 上記制御部は、上記第1の使用者の上記小便器本体からの離反距離をもとに上記第1の使用者の離反速度を推定し、推定した上記第1の使用者の離反速度が所定の閾値よりも大きくなる場合に、上記離反距離の計測を開始する、請求項2に記載の小便器装置。
- 上記制御部は、上記第2の使用者の上記小便器本体への接近距離をもとに上記第2の使用者の接近速度を推定し、推定した上記第2の使用者の接近速度が所定の閾値よりも大きくなる場合に、上記接近距離の計測を開始する、請求項2又は3に記載の小便器装置。
- 上記制御部は、上記検知センサが検知した一定時間あたりの使用者の数が所定の使用者の数を超えたときに、設備保護洗浄を実行する設備保護洗浄モードを備える、請求項1乃至4の何れか1項に記載の小便器装置。
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JP2004317143A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-11 | Yupiteru Ind Co Ltd | 物体状態判定装置 |
JP2005299092A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Toto Ltd | 便器洗浄装置 |
JP2016216946A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | Toto株式会社 | 小便器装置 |
JP2017173057A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | Toto株式会社 | 衛生機器 |
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