JP2017008660A - 小便器装置 - Google Patents

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知弘 原
洋 諸富
Hiroshi Morotomi
洋 諸富
村瀬 陽一
Yoichi Murase
陽一 村瀬
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Abstract

【課題】すり鉢状部の略全体を洗浄することができる小便器装置を提供することを目的とする。
【解決手段】小便器に設けられたすり鉢状部であって、略鉛直方向に延びた立面と、前記立面の左右から前方へ向かって延びた縁面と、前記立面の下方部に接続され排出部を有する底面と、前記底面から上方へ向かって延び前記縁面と接続された立壁面と、を有するすり鉢状部と、整流吐水を実行し前記立面と前記縁面とを上方から下方へ向かって洗浄する第1の洗浄手段と、整流吐水により前記すり鉢状部を旋回する旋回流を形成し前記底面と前記立壁面とを洗浄する第2の洗浄手段と、を備えたことを特徴とする小便器装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、小便器装置に関する。
小便器装置は、例えば駅やオフィスなどの公共の場に設置されることが比較的多い。公共の場に設置される小便器装置を一日間に使用する人数は比較的多いため、洗浄水量の削減が小便器装置に対して求められている。そのため、小便器装置では、種々の洗浄方式が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載された小便器が備える吐水装置は、1個の噴霧ノズルと、2個の整流ノズルと、を有している。1個の噴霧ノズルは、便鉢部の左右中央の表面である第1表面に向けて噴霧状の洗浄水を吐水する。2個の整流ノズルは、(第1表面以外の便鉢部の表面である)第1表面の左右の第2表面、つまり便鉢部の表面の左右縁部に向けて整流状の洗浄水を吐水する。
しかし、特許文献1に記載された小便器は、便鉢部の左右中央の表面を噴霧状の洗浄水で洗浄し、便鉢部の表面の左右縁部を整流状の洗浄水で洗浄できる一方で、小便器のリップ部の先端や、リップ部の一部を形成する立壁部に十分な量の洗浄水を届けることが困難である。そのため、特許文献1に記載された小便器では、便鉢部の洗浄が不十分になるという問題がある。
特開2014−211033号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、すり鉢状部の略全体を洗浄することができる小便器装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、小便器に設けられたすり鉢状部であって、略鉛直方向に延びた立面と、前記立面の左右から前方へ向かって延びた縁面と、前記立面の下方部に接続され排出部を有する底面と、前記底面から上方へ向かって延び前記縁面と接続された立壁面と、を有するすり鉢状部と、整流吐水を実行し前記立面と前記縁面とを上方から下方へ向かって洗浄する第1の洗浄手段と、整流吐水により前記すり鉢状部を旋回する旋回流を形成し前記底面と前記立壁面とを洗浄する第2の洗浄手段と、を備えたことを特徴とする小便器装置である。
この小便器装置によれば、第2の洗浄手段から吐出した水は、すり鉢状部を旋回し、底面と、立壁面と、を洗浄する。そのため、第2の洗浄手段から吐出した水がすり鉢状部に留まる時間は、水がすり鉢状部を旋回しない場合と比較して長い。これにより、すり鉢状部を効率よく洗浄することができる。そのため、すり鉢状部の略全体を洗浄することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第2の洗浄手段は、前記第1の洗浄手段が水の吐出を開始するタイミングと同じタイミングで、または第1の洗浄手段が水の吐出を開始した後に、水の吐出を開始することを特徴とする小便器装置である。
この小便器装置によれば、第1の洗浄手段によって立面を伝って洗浄された尿や体毛などを第2の洗浄手段によって確実に排出部へ流すことができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記第2の洗浄手段は、前記すり鉢状部の後方部の側方部に設けられた第1の吐水孔を有し、前記第1の吐水孔から吐出した水は、前記すり鉢状部の前方部を通った後に前記すり鉢状部の後方部へ向かって旋回することを特徴とする小便器装置である。
この小便器装置によれば、第1の洗浄手段から吐出した水が第2の洗浄手段から吐出した水と干渉しても、水同士が干渉するタイミングは、第2の洗浄手段から吐出した水がすり鉢状部の前方部を通った後である。そのため、第1の洗浄手段から吐出した水が、第2の洗浄手段から吐出した水の旋回流による洗浄に影響を与えることを抑えることができる。これにより、すり鉢状部の略全体を効率よく洗浄することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記第2の洗浄手段は、前記すり鉢状部の後方部の側方部に設けられ前記第1の吐水孔とは異なる第2の吐水孔をさらに有することを特徴とする小便器装置である。
この小便器装置によれば、すり鉢状部をより確実に洗浄することができる。そのため、すり鉢状部の略全体をより確実に洗浄することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記第2の洗浄手段は、前記第1の洗浄手段が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで、または第1の洗浄手段が水の吐出を停止した後に、水の吐出を停止することを特徴とする小便器装置である。
この小便器装置によれば、第1の洗浄手段によって洗い流された尿や体毛などがすり鉢状部に残存することを抑制することができる。そのため、小便器装置がきれいな状態を長時間にわたって維持することができる。
本発明の態様によれば、すり鉢状部の略全体を洗浄することができる小便器装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる小便器装置の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態にかかる小便器装置を表す模式図である。 図2(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。 図2(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。 本実施形態の第1の吐水孔から吐出した水の流れの一例を例示する模式的断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる小便器装置の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の第1の吐水孔および第2の吐水孔から吐出した水の流れの一例を例示する模式的断面図である。 本実施形態にかかる小便器装置の動作を例示するタイミングチャート図である。 本実施形態にかかる小便器装置の他の動作を例示するタイミングチャート図である。 本実施形態にかかる小便器装置のさらに他の動作を例示するタイミングチャート図である。 本実施形態にかかる小便器装置のさらに他の動作を例示するタイミングチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる小便器装置の要部構成を表すブロック図である。 なお、図1は、水路系と電気系との要部構成を併せて表している。
本実施形態にかかる小便器装置100は、第1の洗浄手段140と、第2の洗浄手段160と、小便器170と、を備える。本実施形態にかかる小便器装置100は、制御部110と、人体検知手段120と、流路切替弁130と、第1の電磁弁151と、第2の電磁弁152と、を備えていてもよい。小便器170は、男子用小便器である。小便器170は、すり鉢状部171を有する。
第1の洗浄手段140は、スプレッダ141を有し、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を小便器170のすり鉢状部171に供給する。第1の洗浄手段140は、整流吐水を実行し、すり鉢状部171を上方から下方へ向かって洗浄する。
第2の洗浄手段160は、第1の吐水孔161を有し、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を第1の吐水孔161から小便器170のすり鉢状部171に供給する。第2の洗浄手段160は、整流吐水を実行し、第1の吐水孔161から吐出した水がすり鉢状部171を旋回する旋回洗浄を行う。旋回洗浄の詳細については、後述する。
第1の電磁弁151は、制御部110から送信される信号に基づいて開閉し、水の供給を制御する。例えば、第1の電磁弁151は、制御部110から送信される信号に基づいて開き、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を第1の洗浄手段140へ通す。一方で、例えば、第1の電磁弁151は、制御部110から送信される信号に基づいて閉じ、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を止める。
第2の電磁弁152は、制御部110から送信される信号に基づいて開閉し、水の供給を制御する。例えば、第2の電磁弁152は、制御部110から送信される信号に基づいて開き、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を第2の洗浄手段160へ通す。一方で、例えば、第2の電磁弁152は、制御部110から送信される信号に基づいて閉じ、流路切替弁130を介して給水源から供給された水を止める。
人体検知手段120は、小便器170の前方にいる使用者、すなわち小便器170から前方へ離間した位置に存在する使用者を検知することができる。このような人体検知手段120としては、例えば、赤外線投受光式の測距センサや、焦電センサや、ドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどを用いることができる。
図2は、本実施形態にかかる小便器装置を表す模式図である。
図3は、図2(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
図4は、図2(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
図2(a)は、本実施形態にかかる小便器装置を表す模式的平面図である。図2(b)は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。図2(c)は、図2(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図2(a)〜図2(c)に表したように、本実施形態にかかる小便器装置100の小便器170は、すり鉢状部171を有する。すり鉢状部171は、立面172と、縁面173と、底面174と、立壁面175と、を有する。立面172は、すり鉢状部171の後方部において略鉛直方向に延びている。図2(b)に表したように、立面172は、湾曲している。このように、本願明細書では、表面が湾曲していても全体的にみて略鉛直方向に延びている場合には、立面172は、略鉛直方向に延びているものとする。
本願明細書においては、通常使用状態で小便器170の方向を向いた使用者からみて上方を「上方」とし、通常使用状態で小便器170の方向を向いた使用者からみて下方を「下方」とする。また、通常使用状態で小便器170の方向を向いて小便器170の前に立った使用者からみて手前側を「前方」とし、通常使用状態で小便器170の方向を向いて小便器170の前に立った使用者からみて奥側を「後方」とする。また、通常使用状態で小便器170の方向を向いて小便器170の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、通常使用状態で小便器170の方向を向いて小便器170の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。
底面174は、立面172と下方部において接続され、排出部177を有する。排出部177は、すり鉢状部171に排出された尿およびすり鉢状部171に供給された洗浄水を図示しない配管へ排出する。排出部177は、トラップ部(図示せず)において封水を形成する。これにより、排出部177は、小便器装置100の後方に設けられた図示しない横引排水配管などから悪臭や害虫類などがトイレ室などに侵入することを防止する。
縁面173は、右縁面173aと、左縁面173bと、を有し、立面172の左右から前方へ向かって延びている。立壁面175は、右立壁面175aと、左立壁面175bと、を有する。立壁面175は、底面174から上方へ向かって延び、縁面173と接続されている。
本実施形態にかかる小便器装置100の小便器170は、棚部178をさらに有する。棚部178は、縁面173に設けられ、右棚部178aと、左棚部178bと、を有する。右棚部178aは、右縁面173aに設けられている。左棚部178bは、左縁面173bに設けられている。
図2(a)、図2(b)、図3、および図4に表したように、例えば、第1の洗浄手段140のスプレッダ141は、小便器170のすり鉢状部171の上部に設けられている。なお、スプレッダ141の設置形態は、図2(a)、図2(b)、図3、および図4に表した例に限定されるわけではない。
図2(b)、図2(c)、および図3に表したように、第2の洗浄手段160の第1の吐水孔161は、すり鉢状部171の後方部の側方部に設けられている。例えば、第2の洗浄手段160の第1の吐水孔161は、左棚部178bの下方の部分であって、左縁面173bの部分に設けられている。なお、第1の吐水孔161の設置形態は、図2(b)、図2(c)、および図3に表した例に限定されるわけではない。
本発明者が得た知見によれば、図2(a)〜図2(c)に表した領域A1は、他の領域と比較して、尿が付きやすい領域である。例えば、領域A1は、立面172の少なくとも一部と、縁面173の少なくとも一部と、を含む領域である。また、図2(b)および図2(c)に表した領域A2は、他の領域と比較して体毛および痰が付きやすい領域である。例えば、領域A2は、底面174の少なくとも一部と、立壁面175の少なくとも一部と、を含む領域である。
これに対して、本実施形態にかかる小便器装置100は、図4に表した矢印A11〜矢印A16のように、スプレッダ141は、立面172および縁面173に水を供給する。スプレッダ141から吐出した水の一部は、棚部178の上面を流れる。これにより、スプレッダ141は、縁面173に水を効率的に供給することができる。
しかし、底面144および立壁面175には、第1の洗浄手段140のスプレッダ141から供給される水によっては洗浄されない箇所(不洗部箇所)が存在する。そのため、第1の洗浄手段140だけでは、すり鉢状部171の略全体を洗浄することができないことがある。
これに対して、図4に表した矢印A21および矢印A22のように、第2の洗浄手段160は、底面174と、立壁面175と、を洗浄する。つまり、第2の洗浄手段160の第1の吐水孔161からすり鉢状部171に供給された水は、底面174と、立壁面175と、を流れる。
第2の洗浄手段160の第1の吐水孔161からすり鉢状部171に供給された水の流れについて、図面を参照しつつさらに説明する。
図5は、本実施形態の第1の吐水孔から吐出した水の流れの一例を例示する模式的断面図である。
図5は、図2(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図5に表した矢印のように、第1の吐水孔161から吐出した水(第1の吐水孔161からすり鉢状部171に供給された水)は、すり鉢状部171を旋回する。言い換えれば、第1の吐水孔161から吐出した水は、すり鉢状部171を旋回する旋回流を形成し、旋回洗浄を行う。
第1の吐水孔161から吐出した水は、まず、すり鉢状部171の前方部(リップ部)171aを通る。その後、すり鉢状部171の前方部171aを通った水は、すり鉢状部171の後方部へ向かって流れる。つまり、第1の吐水孔161から吐出した水は、すり鉢状部171の前方部を通った後に、すり鉢状部171の後方部へ向かって旋回する。
本実施形態によれば、第1の吐水孔161から吐出した水は、すり鉢状部171を旋回し、底面174と、立壁面175と、を洗浄する。そのため、第1の吐水孔161から吐出した水がすり鉢状部171に留まる時間は、水がすり鉢状部171を旋回しない場合と比較して長い。これにより、すり鉢状部171を効率よく洗浄することができる。そのため、すり鉢状部171の略全体を洗浄することができる。
また、第1の吐水孔161から吐出した水は、すり鉢状部171の前方部を通った後に、すり鉢状部171の後方部へ向かって旋回する。そのため、第1の洗浄手段140から吐出した水が第2の洗浄手段160から吐出した水と干渉しても、水同士が干渉するタイミングは、第2の洗浄手段160から吐出した水がすり鉢状部171の前方部171aを通った後である。そのため、第1の吐水孔161から吐出した水が、第2の洗浄手段160から吐出した水の旋回流による洗浄に影響を与えることを抑えることができる。これにより、すり鉢状部171の略全体を効率よく洗浄することができる。
図6は、本発明の他の実施の形態にかかる小便器装置の要部構成を表すブロック図である。
図7は、本実施形態の第1の吐水孔および第2の吐水孔から吐出した水の流れの一例を例示する模式的断面図である。
なお、図6は、水路系と電気系との要部構成を併せて表している。図7は、図2(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図に相当する。
本実施形態にかかる小便器装置100aは、図1〜図5に関して前述した小便器装置100と比較して、第2の吐水孔162をさらに有する。具体的には、本実施形態の第2の洗浄手段160は、第2の吐水孔162をさらに有する。図7に表したように、第2の吐水孔162は、すり鉢状部171の後方部の側方部に設けられている。例えば、第2の吐水孔162は、左棚部178bの下方の部分であって、第1の吐水孔161からみて底面174の側に設けられている。
図7に表した破線の矢印のように、第2の吐水孔162から吐出した水(第2の吐水孔162からすり鉢状部171に供給された水)は、すり鉢状部171を旋回する。言い換えれば、第2の吐水孔162から吐出した水は、すり鉢状部171を旋回する旋回流を形成し、旋回洗浄を行う。図7に表したように、例えば、第2の吐水孔162から吐出した水により形成された旋回流は、第1の吐水孔161から吐出した水により形成された旋回流の内側を通る。
第2の吐水孔162から吐出した水は、まず、すり鉢状部171の前方部171aを通る。その後、すり鉢状部171の前方部171aを通った水は、すり鉢状部171の後方部へ向かって流れる。つまり、第2の吐水孔162から吐出した水は、すり鉢状部171の前方部を通った後に、すり鉢状部171の後方部へ向かって旋回する。
他の構造は、図1〜図5に関して前述した小便器装置100の構造と同様である。また、図7に表した実線の矢印のように、第1の吐水孔161から吐出した水の流れは、図5に関して前述した通りである。
本実施形態によれば、すり鉢状部171をより確実に洗浄することができる。そのため、すり鉢状部171の略全体をより確実に洗浄することができる。また、図1〜図5に関して前述した小便器装置100の効果と同様の効果が得られる。
図8は、本実施形態にかかる小便器装置の動作を例示するタイミングチャート図である。
なお、図8〜図11に表したタイミングチャート図においては、図1〜図5に関して前述した小便器装置100を例に挙げて説明する。
まず、人体検知手段120が小便器170の前方において使用者を検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、第1の洗浄手段140のスプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt1)。つまり、第1の洗浄手段140は、使用者が小便器170に近づき小便器170を使用する前の状態においてスプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt1)。
続いて、人体検知手段120が小便器170の前方で静止した使用者を検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、スプレッダ141から供給される水を停止する(タイミングt2)。なお、制御部110は、人体検知手段120が小便器170の前方で静止した使用者を検知した信号に基づいてではなく、スプレッダ141が供給した水の量に基づいてスプレッダ141から供給される水を停止してもよい。
図8に表した第1の洗浄手段140に関する「オン」は、第1の洗浄手段140がすり鉢状部171に水を供給する動作あるいは状態を表す。図8に表した第1の洗浄手段140に関する「オフ」は、第1の洗浄手段140がすり鉢状部171に水を供給しない動作あるいは状態を表す。これは、他の動作に関して後述する図9〜図11において同様である。
続いて、使用者が排尿行為を終了し、人体検知手段120が小便器170の前方から遠ざかる使用者を検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、第1の洗浄手段140のスプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt3)。つまり、第1の洗浄手段140は、使用者が小便器170を使用した後に水の吐出を開始する。
また、制御部110は、第2の電磁弁152を制御し、第2の洗浄手段160の第1の吐水孔161からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt3)。つまり、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を開始するタイミングと同じタイミングで水の吐出を開始する(タイミングt3)。
所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第1の電磁弁151および第2の電磁弁152を制御し、スプレッダ141から供給される水および第1の吐水孔161から供給される水を停止する(タイミングt4)。つまり、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで水の吐出を停止する(タイミングt4)。
図8に表した第2の洗浄手段160に関する「オン」は、第2の洗浄手段160がすり鉢状部171に水を供給する動作あるいは状態を表す。図8に表した第2の洗浄手段160に関する「オフ」は、第2の洗浄手段160がすり鉢状部171に水を供給しない動作あるいは状態を表す。これは、他の動作に関して後述する図9〜図11において同様である。
続いて、使用者が小便器170の前方に存在しなくなったことを人体検知手段120が検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、スプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt5)。所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、スプレッダ141から供給される水を停止する(タイミングt6)。これにより、小便器170のトラップ部の内部の封水を新たに供給された水で置換することができる。
図8に表した動作の例によれば、第1の洗浄手段140が水の吐出を開始するタイミングと同じタイミングで第2の洗浄手段160が水の吐出を開始するため、第1の洗浄手段140によって立面172を伝って洗浄された尿や体毛などを第2の洗浄手段160によって確実に排出部177へ流すことができる。
また、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで第2の洗浄手段160が水の吐出を停止するため、第1の洗浄手段140によって洗い流された尿や体毛などがすり鉢状部171に残存することを抑制することができる。そのため、小便器装置100がきれいな状態を長時間にわたって維持することができる。
図9は、本実施形態にかかる小便器装置の他の動作を例示するタイミングチャート図である。
タイミングt11およびタイミングt12における動作は、図8に関して前述したタイミングt1およびタイミングt2における動作と同じである。
続いて、使用者が排尿行為を終了し、人体検知手段120が小便器170の前方から遠ざかる使用者を検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、第1の洗浄手段140のスプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt13)。つまり、第1の洗浄手段140は、使用者が小便器170を使用した後に水の吐出を開始する。
続いて、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を開始した後に水の吐出を開始する(タイミングt14)。
続いて、所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第1の電磁弁151および第2の電磁弁152を制御し、スプレッダ141から供給される水および第1の吐水孔161から供給される水を停止する(タイミングt15)。つまり、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで水の吐出を停止する(タイミングt15)。
タイミングt16およびタイミングt17における動作は、図8に関して前述したタイミングt5およびタイミングt6における動作と同じである。
図9に表した動作の例によれば、第1の洗浄手段140が水の吐出を開始した後に第2の洗浄手段160が水の吐出を開始するため、洗浄水量の削減を行うとともに、第1の洗浄手段140によって立面172を伝って洗浄された尿や体毛などを第2の洗浄手段160によって確実に排出部177へ流すことができる。
また、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで第2の洗浄手段160が水の吐出を停止するため、第1の洗浄手段140によって洗い流された尿や体毛などがすり鉢状部171に残存することを抑制することができる。そのため、小便器装置100がきれいな状態を長時間にわたって維持することができる。
図10は、本実施形態にかかる小便器装置のさらに他の動作を例示するタイミングチャート図である。
タイミングt21〜タイミングt24における動作は、図9に関して前述したタイミングt11およびタイミングt14における動作と同じである。
続いて、所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、スプレッダ141から供給される水を停止する(タイミングt25)。続いて、所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第2の電磁弁152を制御し、第1の吐水孔161から供給される水を停止する(タイミングt26)。つまり、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止した後に水の吐出を停止する(タイミングt26)。
タイミングt27およびタイミングt28における動作は、図8に関して前述したタイミングt5およびタイミングt6における動作と同じである。
図10に表した動作の例によれば、第1の洗浄手段140が水の吐出を開始した後に第2の洗浄手段160が水の吐出を開始するため、第1の洗浄手段140によって立面172を伝って洗浄された尿や体毛などを第2の洗浄手段160によってより確実に排出部177へ流すことができる。
また、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止した後に第2の洗浄手段160が水の吐出を停止するため、第1の洗浄手段140によって洗い流された尿や体毛などがすり鉢状部171に残存することをより抑制することができる。そのため、小便器装置100がよりきれいな状態を長時間にわたって維持することができる。
図11は、本実施形態にかかる小便器装置のさらに他の動作を例示するタイミングチャート図である。
タイミングt31およびタイミングt32における動作は、図8に関して前述したタイミングt1およびタイミングt2における動作と同じである。
続いて、使用者が排尿行為を終了し、人体検知手段120が小便器170の前方から遠ざかる使用者を検知すると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、第1の洗浄手段140のスプレッダ141からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt33)。つまり、第1の洗浄手段140は、使用者が小便器170を使用した後に水の吐出を開始する。
続いて、所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第1の電磁弁151を制御し、スプレッダ141から供給される水を停止する(タイミングt34)。
続いて、制御部110は、第2の電磁弁152を制御し、第1の吐水孔161からすり鉢状部171に水を供給する(タイミングt35)。つまり、第2の洗浄手段160は、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止した後に水の吐出を開始する。
続いて、所定の量の水がすり鉢状部171に供給されると、制御部110は、第2の電磁弁152を制御し、第1の吐水孔161から供給される水を停止する(タイミングt36)。
タイミングt37およびタイミングt38における動作は、図8に関して前述したタイミングt5およびタイミングt6における動作と同じである。
図11に表した動作の例によれば、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止した後に第2の洗浄手段160が水の吐出を開始するため、第1の洗浄手段140によって立面172を伝って洗浄された尿や体毛などを第2の洗浄手段160によってより確実に排出部177へ流すことができる。
また、第1の洗浄手段140が水の吐出を停止した後に第2の洗浄手段160が水の吐出を停止するため、第1の洗浄手段140によって洗い流された尿や体毛などがすり鉢状部171に残存することをより抑制することができる。そのため、小便器装置100がよりきれいな状態を長時間にわたって維持することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、第1の洗浄手段140および第2の洗浄手段160などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや第1の洗浄手段140および第2の洗浄手段160の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
100、100a 小便器装置、 110 制御部、 120 人体検知手段、 130 流路切替弁、 140 第1の洗浄手段、 141 スプレッダ、 144 底面、 151 第1の電磁弁、 152 第2の電磁弁、 160 第2の洗浄手段、 161 第1の吐水孔、 162 第2の吐水孔、 170 小便器、 171 すり鉢状部、 171a 前方部、 172 立面、 173 縁面、 173a 右縁面、 173b 左縁面、 174 底面、 175 立壁面、 175a 右立壁面、 175b 左立壁面、 177 排出部、 178 棚部、 178a 右棚部、 178b 左棚部

Claims (5)

  1. 小便器に設けられたすり鉢状部であって、
    略鉛直方向に延びた立面と、
    前記立面の左右から前方へ向かって延びた縁面と、
    前記立面の下方部に接続され排出部を有する底面と、
    前記底面から上方へ向かって延び前記縁面と接続された立壁面と、
    を有するすり鉢状部と、
    整流吐水を実行し前記立面と前記縁面とを上方から下方へ向かって洗浄する第1の洗浄手段と、
    整流吐水により前記すり鉢状部を旋回する旋回流を形成し前記底面と前記立壁面とを洗浄する第2の洗浄手段と、
    を備えたことを特徴とする小便器装置。
  2. 前記第2の洗浄手段は、前記第1の洗浄手段が水の吐出を開始するタイミングと同じタイミングで、または第1の洗浄手段が水の吐出を開始した後に、水の吐出を開始することを特徴とする請求項1記載の小便器装置。
  3. 前記第2の洗浄手段は、前記すり鉢状部の後方部の側方部に設けられた第1の吐水孔を有し、
    前記第1の吐水孔から吐出した水は、前記すり鉢状部の前方部を通った後に前記すり鉢状部の後方部へ向かって旋回することを特徴とする請求項1または2に記載の小便器装置。
  4. 前記第2の洗浄手段は、前記すり鉢状部の後方部の側方部に設けられ前記第1の吐水孔とは異なる第2の吐水孔をさらに有することを特徴とする請求項3記載の小便器装置。
  5. 前記第2の洗浄手段は、前記第1の洗浄手段が水の吐出を停止するタイミングと同じタイミングで、または第1の洗浄手段が水の吐出を停止した後に、水の吐出を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の小便器装置。
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