JP5896171B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5896171B2
JP5896171B2 JP2013245925A JP2013245925A JP5896171B2 JP 5896171 B2 JP5896171 B2 JP 5896171B2 JP 2013245925 A JP2013245925 A JP 2013245925A JP 2013245925 A JP2013245925 A JP 2013245925A JP 5896171 B2 JP5896171 B2 JP 5896171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
toilet
human body
bowl
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013245925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015101942A (ja
Inventor
明希 濱北
明希 濱北
由寛 小薗
由寛 小薗
展威 作本
展威 作本
山川 剛志
剛志 山川
真之 持田
真之 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2013245925A priority Critical patent/JP5896171B2/ja
Priority to CN201410584795.5A priority patent/CN104674925B/zh
Publication of JP2015101942A publication Critical patent/JP2015101942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5896171B2 publication Critical patent/JP5896171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D9/00Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
    • E03D9/08Devices in the bowl producing upwardly-directed sprays; Modifications of the bowl for use with such devices ; Bidets; Combinations of bowls with urinals or bidets; Hot-air or other devices mounted in or on the bowl, urinal or bidet for cleaning or disinfecting

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
汚物が便器のボウル部に付着することを抑制するため、使用者が便器を使用する前に、便器のボウル部を水で濡らす技術が知られている。
例えば、下部外周に便器本体の鉢面に向かって洗浄水を噴出させるプレ洗浄孔を有するノズル部が設けられている局部洗浄装置付便器がある(特許文献1)。
しかし、特許文献1に開示された局部洗浄装置付便器は、ノズル部の下部外周に設けられたプレ洗浄孔から便器本体の鉢面に向かって洗浄水を噴出させるため、便器本体の鉢面の前側には洗浄水が届き難いという問題がある。また、洗浄水が便器本体の鉢面の前側にまで届いたとしても、プレ洗浄孔から鉢面の前側までの距離が比較的長いため、ミスト状の洗浄水が浮遊し、便座に着座中の使用者の局部が濡れるという問題がある。あるいは、ミスト状の洗浄水が浮遊し便器の外へ出て、便座が濡れたり、床が濡れるという問題がある。
特開平6−322806号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、便器のボウルの表面の略全体を濡らすことができ、便座や床が濡れることを抑制することができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、人体の局部を洗浄する人体洗浄ノズルであって、前記人体洗浄ノズルの上部に設けられ前記局部を洗浄する水を噴出する人体局部噴出穴と、前記人体洗浄ノズルの先端部の下部に設けられ便器のボウルの表面へ向かって水を噴出する便器洗浄噴出穴と、を有する前記人体洗浄ノズルを備え、前記人体洗浄ノズルは、前記便器洗浄噴出穴を有するノズル本体と、前記ノズル本体を覆い前記便器洗浄噴出穴と連通した切り欠き部を有するノズルカバーと、を有し、前記ノズルカバーの先端部は、湾曲した形状を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、人体洗浄ノズルは、比較的広い範囲のボウルの表面を濡らすことができる。そのため、使用者が便器を使用する前に、人体洗浄ノズルが便器洗浄噴出穴から便器のボウルの表面へ向かって水を噴出させることで、汚物が便器のボウルの表面に付着することを効率的に抑制することができる。
便器洗浄噴出穴が人体洗浄ノズルの先端部の下部に設けられているため、便器のボウルの表面と便器洗浄噴出穴が設けられた部分との間の距離は、比較的短い。そのため、便器洗浄噴出穴から噴出した水がミスト状になり浮遊することを抑制することができる。そのため、便座あるいはトイレ室の床などが水で濡れることを抑制することができる。
また、この衛生洗浄装置によれば、便器洗浄噴出穴から噴出した水は、ノズルカバーの先端部により、上側へ浮遊することを抑制される。また、局部洗浄中の汚れが便器洗浄噴出穴に付着することを抑制することができる。さらに、便器洗浄噴出穴から上側の気流の影響を抑制することができるため、使用者の着座時あるいは着座中に水が便器洗浄噴出穴から噴出しても、使用者が気流を感じたりあるいは冷たさを感ずることを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記人体洗浄ノズルは、本体の内部に設けられ前記本体から前記ボウルへ向かって進出可能とされ、前記便器洗浄噴出穴の軸と水平面との間のなす角度は、前記洗浄ノズルの前記進出の方向と平行な軸と前記水平面との間のなす角度よりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、水は、便器洗浄噴出穴から便器のボウルの表面へ向かってより確実に噴出される。そのため、人体洗浄ノズルは、比較的広い範囲のボウルの表面を濡らすことができる。また、便座あるいはトイレ室の床などが水で濡れることを抑制することができる。
の発明は、第の発明において、前記便器洗浄噴出穴の軸に対して垂直な方向における前記便器洗浄噴出穴の断面形状は、円形であり、前記便器洗浄噴出穴の軸の方向にみたときの前記切り欠き部の形状は、非円形であることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ノズルカバーの先端部が湾曲した形状を有する場合でも、便器洗浄噴出穴から噴出した水がノズルカバーに当たることを抑制することができる。そのため、水は、便器のボウルの表面の所望の範囲に効率よく噴出する。
本発明の態様によれば、便器のボウルの表面の略全体を濡らすことができ、便座や床が濡れることを抑制することができる衛生洗浄装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態のノズルユニットを表す模式図である。 本実施形態の人体洗浄ノズルを表す模式的断面図である。 本実施形態の人体洗浄ノズルを表す模式図である。 本実施形態の便器洗浄噴出穴から噴出した水の噴出範囲を表す模式的断面図である。 図2に表した領域A31を拡大して眺めた模式的拡大図である。 本実施形態のノズルユニットを下方から眺めた模式的平面図である。 本実施形態の人体洗浄ノズルの動作の一例を例示するタイミングチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態のノズルユニットを表す模式図である。
図3は、本実施形態の人体洗浄ノズルを表す模式的断面図である。
図2(a)は、本実施形態のノズルユニットを前方から眺めた模式的平面図である。図2(b)は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図3は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける人体洗浄ノズルの模式的断面図に相当する。
図1に表したトイレ装置10は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、本体400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、本体400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
本体400の内部には、便座200に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現するノズルユニット460が設けられている。ノズルユニット460は、人体の局部を洗浄する人体洗浄ノズル470を有する。
例えば本体400には、使用者が便座200に座ったことを検知する着座検知センサ404が設けられている。着座検知センサ404は、使用者が便座200に着座する直前において便座200の上方に存在する人体や、便座200に着座した使用者を検知することができる。すなわち、着座検知センサ404は、便座200に着座した使用者だけではなく、便座200の上方に存在する使用者を検知することができる。このような着座検知センサ404としては、例えば、赤外線投受光式の測距センサなどを用いることができる。
着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの操作部を操作すると、人体洗浄ノズル470を便器800のボウル801内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、人体洗浄ノズル470が本体400の内部に格納された状態を表している。
人体洗浄ノズル470が本体400の内部に格納された状態において、人体洗浄ノズル470の前方には、遮蔽板410が設けられている。遮蔽板410は、例えば本体400に対して回動可能に軸支されている。図1に表したように、遮蔽板410は、外部から力を受けていない状態では、自重により垂下している。一方、人体洗浄ノズル470が便器800のボウル801内に進出すると、遮蔽板410は、人体洗浄ノズル470により裏面411(本体400の内部の側の面)(図5参照)を押されて開く。
図2(a)および図2(b)に表したように、本実施形態のノズルユニット460は、取付台461と、人体洗浄ノズル470と、ノズル駆動部463と、ノズル洗浄室465と、流量・流路切替弁469と、を有する。
取付台461は、ノズルユニット460の下部に設けられ、基台として機能する。ノズル駆動部463は、例えばモータなどを有し、人体洗浄ノズル470を移動させることができる。
ノズル洗浄室465は、取付台461に対して固定され、本体400の内部に設けられている。ノズル洗浄室465は、人体洗浄ノズル470の進退時または待機時において洗浄室噴出口465aから水を吐出することにより、人体洗浄ノズル470の外形部分を洗浄することができる。
流量・流路切替弁469は、人体洗浄ノズル470の後端部に設けられている。流量・流路切替弁469は、人体洗浄ノズル470を流れる水の流量を調整する。また、流量・流路切替弁469は、給水先(流路の接続先)を人体洗浄ノズル470およびノズル洗浄室465のいずれかに切り替えることができる。
人体洗浄ノズル470は、取付台461に支持されている。具体的には、図2(b)に表した矢印A11のように、人体洗浄ノズル470は、ベルトなどの伝動部材467を介してノズル駆動部463から伝達される駆動力により取付台461に対して摺動可能に設けられている。すなわち、人体洗浄ノズル470は、人体洗浄ノズル470自身の軸A1の方向(進退方向)に直進移動することができる。そして、人体洗浄ノズル470は、本体400および取付台461に対して進退自在に移動できる。
図2(b)および図3に表したように、人体洗浄ノズル470は、ノズル本体471と、ノズルカバー477と、を有する。ノズル本体471は、人体局部噴出穴473と、便器洗浄噴出穴475と、を有する。ノズルカバー477は、ノズル本体471を覆い、人体洗浄ノズル470の外形のうちの少なくとも一部を形成する。ノズルカバー477は、人体洗浄切り欠き部478と、便器洗浄切り欠き部479と、を有する。人体洗浄切り欠き部478は、人体局部噴出穴473と連通している。便器洗浄切り欠き部479は、便器洗浄噴出穴475と連通している。
人体の局部を洗浄する洗浄水は、人体局部噴出穴473から噴出し、人体洗浄切り欠き部478を通して人体洗浄ノズル470の外部へ吐出する。人体局部噴出穴473は、人体洗浄ノズル470の上部に設けられている。例えば、人体局部噴出穴473は、第1の噴出穴473aと、第2の噴出穴473bと、第3の噴出穴473cと、を有する。例えば、人体洗浄切り欠き部478は、第1の切り欠き部478aと、第2の切り欠き部478bと、第3の切り欠き部478cと、を有する。第1の噴出穴473aから噴出した水は、第1の切り欠き部478aを通して人体洗浄ノズル470の外部へ吐出する。第2の噴出穴473bから噴出した水は、第2の切り欠き部478bを通して人体洗浄ノズル470の外部へ吐出する。第3の噴出穴473cから噴出した水は、第3の切り欠き部478cを通して人体洗浄ノズル470の外部へ吐出する。例えば、第1の噴出穴473aは、おしり洗浄の際に使用される。例えば、第2の噴出穴473bは、おしりを優しく洗浄する「やわらか洗浄」の際に使用される。第3の噴出穴473cは、ビデ洗浄の際に使用される。
便器800のボウル801の表面を濡らす水は、便器洗浄噴出穴475から噴出し、便器洗浄切り欠き部479を通して便器800のボウル801へ向かって吐出する。図2(b)および図3に表したように、便器洗浄噴出穴475は、人体洗浄ノズル470の先端部470a(本実施形態では前方の端部)の下部に設けられている。
本願明細書においては、便座200に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座200に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、便座200に座った使用者からみて前方を「前方」とし、便座200に座った使用者からみて後方を「後方」とする。あるいは、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて手前側を「前方」とし、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて奥側を「後方」とする。
使用者が便座200に着座すると、人体洗浄ノズル470は、本体400の内部に格納されている状態で、便器洗浄噴出穴475から便器800のボウル801の表面へ向かって噴出させる。つまり、着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知すると、人体洗浄ノズル470が本体400の内部に格納されている状態で、便器洗浄噴出穴475から便器800のボウル801の表面へ向かって水が噴出する。これについて、さらに説明する。
図4は、本実施形態の人体洗浄ノズルを表す模式図である。
図4(a)は、本実施形態の人体洗浄ノズルを表す模式的斜視図である。図4(b)は、図4(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。図4(b)は、便器洗浄噴出穴が設けられた部分を拡大して表している。
なお、図4(a)および図4(b)では、説明の便宜上、ノズルカバー477を省略している。
図4(a)に表したように、本実施形態の人体洗浄ノズル470は、第1のノズルヘッド481と、第2のノズルヘッド483と、を有する。第1のノズルヘッド481は、第2のノズルヘッド483に固定されている。第2のノズルヘッド483は、ノズル本体471の先端部(本実施形態では前方の端部)に固定されている。第1のノズルヘッド481のうちの少なくとも一部は、第2のノズルヘッド483の内部に設けられている。
図4(b)に表したように、第1のノズルヘッド481は、洗浄水を第2のノズルヘッド483へ導く連通路481bを有する。
図4(b)に表したように、第2のノズルヘッド483は、ノズルヘッド流路483aを有する。ノズルヘッド流路483aは、第2のノズルヘッド483の内部に設けられている。第1のノズルヘッド481の連通路481bから吐出された水は、ノズルヘッド流路483aを通過する。ノズルヘッド流路483aの先端部(下流側の端部)には、テーパ部483bが形成されている。テーパ部483bの下流側の流路径は、テーパ部483bの上流側の流路径よりも大きい。
図4(a)に表した矢印A12〜A15のように、流量・流路切替弁469を介してノズル本体471の内部の流路を通った水は、第1のノズルヘッド481へ導かれる。図4(a)に表した矢印A16〜A18のように、第1のノズルヘッド481へ導かれた水は、連通路481bおよびノズルヘッド流路483aを通過する。なお、第1のノズルヘッド481へ導かれた水は、第1のノズルヘッド481の連通路481bおよび第1のノズルヘッド481の側面を通って第2のノズルヘッド483のノズルヘッド流路483aへ導かれてもよい。
便器洗浄噴出穴475は、ノズルヘッド流路483aを含む。ノズルヘッド流路483aの端部は、便器洗浄噴出穴475の噴出口(便器洗浄噴出口)475aを形成する。ノズルヘッド流路483aを通過した水は、便器洗浄噴出口475aを通過し便器800のボウル801の表面へ向かって噴出する。
第1のノズルヘッド481および第2のノズルヘッド483を通過する水について、さらに説明する。
第1のノズルヘッド481は、より大きな径を有する大径部内周壁481cと、連通路481bへ向かうにつれて収縮した径を有する傾斜内周壁481dと、を有する。大径部内周壁481cおよび傾斜内周壁481dが設けられた部分は、中空室とされている。傾斜内周壁481dは、その一端において連通路481bに接続されている。
第1のノズルヘッド481から吐水された水は、直進流と旋回力とを有し、ノズルヘッド流路483aへ導かれる。ノズルヘッド流路483aは、略満水状態となっている。ノズルヘッド流路483aでは、直進流と旋回流とが混在している。ノズルヘッド流路483aにおいて直進流と旋回流とが混在した水は、ノズルヘッド流路483aの壁面およびテーパ部483bに沿って流れ、便器洗浄噴出穴475から噴出する。
便器洗浄噴出穴475から噴出した水は、中央部に中空部分を有する液膜として、すなわち中空円錐状吐水610として吐水されるが、便器洗浄噴出口475aからある程度離間した位置において粒化水流(ミスト流)620へ遷移する。具体的には、便器洗浄噴出口475aからある程度離間した位置において、便器洗浄噴出穴475から噴出した中空円錐状吐水610に亀裂が生ずる。すると、図4(b)に表したように、便器洗浄噴出穴475から噴出した中空円錐状吐水610は、便器洗浄噴出口475aからある程度離間した位置において破砕される。このようにして、便器洗浄噴出穴475から噴出した中空円錐状吐水610は、粒化水流(ミスト流)620へ遷移する。
図5は、本実施形態の便器洗浄噴出穴から噴出した水の噴出範囲を表す模式的断面図である。
図5は、図1に表した切断面C−Cにおける模式的断面図であって、便器洗浄噴出穴475の近傍を拡大した模式的拡大図である。
便器洗浄噴出穴475から噴出した水の噴出範囲630は、図5に表した通りである。すなわち、便器洗浄噴出穴475から噴出した水の噴出範囲630には、遮蔽板410は存在しない。言い換えれば、遮蔽板410は、便器洗浄噴出穴475から噴出した水の噴出範囲630の外側に存在する。
これにより、遮蔽板410は、便器洗浄噴出穴475から噴出した水を遮ることがない。そのため、本実施形態の人体洗浄ノズル470は、便器800のボウル801の表面を効率的に濡らすことができる。また、便器洗浄噴出穴475から噴出した水は、便器800のボウル801の表面を濡らすことに有効に利用される。そのため、節水という点において、エコロジーに対して弊害となることを抑えることができる。
図5に表したように、遮蔽板410は、本体400の内部に格納された状態の人体洗浄ノズル470よりも前方に設けられている。これにより、例えば便器洗浄噴出穴475の詰まりなどにより噴出範囲630が変わり、水が使用者の局部へ向かって噴出した場合でも、水が使用者の局部にかかったり、水が便器800の外側に飛び出すことを抑制することができる。また、遮蔽板410は、本体400の内部に格納された状態の人体洗浄ノズル470が汚れることを抑制することができる。
図1に関して前述したように、遮蔽板410は、外部から力を受けていない状態では、自重により垂下している。そのため、例えば、水が遮蔽板410の裏面411に当たった場合でも、遮蔽板410は、水から力を受けて押し上げられる。一方で、遮蔽板410の裏面411に当たった水は、便器800のボウル801の表面に向かって落下する。これにより、水が本体400の内部に入り込むことを抑制することができる。また、本体400の内部に湿気が溜まり、本体400の内部に設置された電子機器に不良が生ずることを抑制することができる。
便器洗浄噴出穴475は、人体洗浄ノズル470の先端部470a(本実施形態では前方の端部)に設けられている。これにより、人体洗浄ノズル470は、便器800のボウル801の前側部分にまで水を噴出させ、ボウル801の表面の略全体を濡らすことができる。また、遮蔽板410は、本体400の内部に格納された状態の人体洗浄ノズル470よりも前方に設けられているため、便器洗浄噴出穴475が例えば汚物などにより詰まることを抑制することができる。
また、便器洗浄噴出穴475は、人体洗浄ノズル470の先端部470aの下部に設けられている。これにより、人体洗浄ノズル470が使用者の局部を洗浄するために本体400の内部から便器800のボウル801へ進出する際に、便器洗浄噴出穴475の部分が遮蔽板410と接触することを抑制することができる。そのため、便器洗浄噴出穴475の部分が変形したり破損することで水の噴出範囲630が変わることを抑制することができる。
図5に表したように、ノズルカバー477の先端部477aは、湾曲した形状を有する。ノズルカバー477の先端部477aにおける中心部は、ノズルカバー477の先端部477aにおける外周部よりも進出方向の位置に存在する。つまり、ノズルカバー477の先端部477aにおける中心部は、ノズルカバー477の先端部477aにおける外周部よりも進出方向へ突出している。前述したように、便器洗浄噴出穴475は、人体洗浄ノズル470の先端部470aの下部に設けられている。これにより、便器洗浄噴出穴475から噴出した水は、ノズルカバー477の先端部477aにより、上側へ浮遊することを抑制される。また、局部洗浄中の汚れが便器洗浄噴出穴475に付着することを抑制することができる。さらに、便器洗浄噴出穴475から上側の気流の影響を抑制することができるため、使用者の着座時あるいは着座中に水が便器洗浄噴出穴475から噴出しても、使用者が気流を感じたりあるいは冷たさを感ずることを抑制することができる。
図6は、図2に表した領域A31を拡大して眺めた模式的拡大図である。
図6に表したように、便器洗浄噴出穴475の軸A2と水平面810との間のなす角度θ2は、人体洗浄ノズル470の軸A1と水平面810との間のなす角度θ1よりも大きい。このとき、角度θ1、θ2は、0度以上90度以下の範囲で規定されるものとする。人体洗浄ノズル470の軸A1は、人体洗浄ノズル470の進退方向と平行である。水平面810は、例えば便器800の上面803(図1参照)やトイレ室の床面などであり、上下方向に対して略垂直な面をいう。
これにより、水は、便器洗浄噴出穴475から便器800のボウル801の表面へ向かってより確実に噴出される。そのため、人体洗浄ノズル470は、比較的広い範囲のボウル801の表面を濡らすことができる。また、便座200あるいはトイレ室の床などが水で濡れることを抑制することができる。
図7は、本実施形態のノズルユニットを下方から眺めた模式的平面図である。
図7(a)は、本実施形態のノズルユニットを下方から眺めた模式的平面図である。図7(b)は、図7(a)に表した領域A32を拡大して眺めた模式的平面図である。
図6、図7(a)、および図7(b)に表したように、便器洗浄噴出穴475の軸A2(図6参照)に対して垂直な方向における便器洗浄噴出穴475の断面形状は、略円形である。一方で、図7(a)および図7(b)に表したように、便器洗浄噴出穴475の軸A2にみたときの便器洗浄切り欠き部479の形状は、非円形である。例えば、便器洗浄噴出穴475の軸A2にみたときの便器洗浄切り欠き部479の形状は、扁平な円形である。例えば、便器洗浄噴出穴475の軸A2にみたときの便器洗浄切り欠き部479の形状は、略楕円形である。この略楕円形状は、便器洗浄噴出穴475からの円錐状の噴霧範囲に相当する形状である。
これによれば、図5に関して前述したようにノズルカバー477の先端部477aが湾曲した形状を有する場合でも、便器洗浄噴出穴475から噴出した水がノズルカバー477に当たることを抑制することができる。そのため、水は、便器800のボウル801の表面の所望の範囲に効率よく噴出する。
図8は、本実施形態の人体洗浄ノズルの動作の一例を例示するタイミングチャート図である。
着座検知センサ404が便座200に着座した使用者あるいは便座200の上方に存在する使用者を検知すると、人体洗浄ノズル470は、本体400の内部に格納されている状態で、便器洗浄噴出穴475から便器800のボウル801の表面へ向かって水を噴出させる(タイミングt1)。続いて、予め設定された所定の時間が経過すると、人体洗浄ノズル470は、便器洗浄噴出穴475からの水の噴出を停止させる(タイミングt2)。続いて、使用者が便座200から離れると、着座検知センサ404は、使用者を検知しなくなる(タイミングt3)。
本実施形態によれば、便器800のボウル801の表面への水の噴出は、使用者が便座200に着座したときに実行される。そのため、使用者が便器800を使用する直前に、人体洗浄ノズル470は、便器800のボウル801の表面を水で濡らすことができる。そのため、ボウル801の表面に噴出された水が乾燥しボウル801の表面を濡らした効果が軽減することを抑制することができる。
例えば、遮蔽板410が設けられていない場合において、使用者が便座200に着座しているときにボウル801の表面への水の噴出が実行されると、便座200に着座中の使用者は、水の噴出による気流の影響で、気流を感じたりあるいは冷たさを感ずることがある。
これに対して、本実施形態では、遮蔽板410が、本体400に格納された状態の人体洗浄ノズル470の前方に設けられている。これにより、便器洗浄噴出穴475から上側の気流の影響を抑制することができる。そのため、便座200に着座中の使用者が水の噴出による気流の影響で気流を感じたりあるいは冷たさを感ずることを抑制することができる。
また、図5に関して前述したように、便器洗浄噴出穴475は、人体洗浄ノズル470の先端部470aの下部に設けられている。これにより、人体洗浄ノズル470は、比較的広い範囲のボウル801の表面を濡らすことができる。そのため、使用者が便器800を使用する前に、人体洗浄ノズル470が便器洗浄噴出穴475から便器800のボウル801の表面へ向かって水を噴出させることで、汚物が便器800のボウル801の表面に付着することを効率的に抑制することができる。
また、便器洗浄噴出穴475が人体洗浄ノズル470の先端部470aの下部に設けられているため、便器800のボウル801の表面と便器洗浄噴出穴475が設けられた部分との間の距離は、比較的短い。そのため、便器洗浄噴出穴475から噴出した水がミスト状になり浮遊することを抑制することができる。そのため、便座200あるいはトイレ室の床などが水で濡れることを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ノズルユニット460および人体洗浄ノズル470などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや第1のノズルヘッド481および第2のノズルヘッド483の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ装置、 100 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 400 本体、 404 着座検知センサ、 410 遮蔽板、 411 裏面、 460 ノズルユニット、 461 取付台、 463 ノズル駆動部、 465 ノズル洗浄室、 465a 洗浄室噴出口、 467 伝動部材、 469 流路切替弁、 470 人体洗浄ノズル、 470a 先端部、 471 ノズル本体、 473 人体局部噴出穴、 473a 第1の噴出穴、 473b 第2の噴出穴、 473c 第3の噴出穴、 475 便器洗浄噴出穴、 475a 便器洗浄噴出口、 477 ノズルカバー、 477a 先端部、 478 人体洗浄切り欠き部、 478a 第1の切り欠き部、 478b 第2の切り欠き部、 478c 第3の切り欠き部、 479 便器洗浄切り欠き部、 481 第1のノズルヘッド、 481b 連通路、 481c 大径部内周壁、 481d 傾斜内周壁、 483 第2のノズルヘッド、483a ノズルヘッド流路、 483b テーパ部、 610 中空円錐状吐水、 620 粒化水流、 630 噴出範囲、 800 便器、 801 ボウル、 803 上面、810 水平面

Claims (3)

  1. 人体の局部を洗浄する人体洗浄ノズルであって、
    前記人体洗浄ノズルの上部に設けられ前記局部を洗浄する水を噴出する人体局部噴出穴と、
    前記人体洗浄ノズルの先端部の下部に設けられ便器のボウルの表面へ向かって水を噴出する便器洗浄噴出穴と、
    を有する前記人体洗浄ノズルを備え
    前記人体洗浄ノズルは、
    前記便器洗浄噴出穴を有するノズル本体と、
    前記ノズル本体を覆い前記便器洗浄噴出穴と連通した切り欠き部を有するノズルカバーと、
    を有し、
    前記ノズルカバーの先端部は、湾曲した形状を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記人体洗浄ノズルは、本体の内部に設けられ前記本体から前記ボウルへ向かって進出可能とされ、
    前記便器洗浄噴出穴の軸と水平面との間のなす角度は、前記人体洗浄ノズルの出の方向と平行な軸と前記水平面との間のなす角度よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記便器洗浄噴出穴の軸に対して垂直な方向における前記便器洗浄噴出穴の断面形状は、円形であり、
    前記便器洗浄噴出穴の軸の方向にみたときの前記切り欠き部の形状は、非円形であることを特徴とする請求項記載の衛生洗浄装置。
JP2013245925A 2013-11-28 2013-11-28 衛生洗浄装置 Active JP5896171B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013245925A JP5896171B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 衛生洗浄装置
CN201410584795.5A CN104674925B (zh) 2013-11-28 2014-10-27 卫生洗净装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013245925A JP5896171B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 衛生洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015101942A JP2015101942A (ja) 2015-06-04
JP5896171B2 true JP5896171B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=53310470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013245925A Active JP5896171B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 衛生洗浄装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5896171B2 (ja)
CN (1) CN104674925B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190114132A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 권동혁 대소변 분석을 이용한 건강상태 모니터링 시스템
US10487488B2 (en) 2017-02-14 2019-11-26 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Sanitary washing device

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6828490B2 (ja) * 2017-02-14 2021-02-10 アイシン精機株式会社 噴霧器の固定構造
CN107574896B (zh) * 2017-09-16 2023-07-25 魏正才 一种智械马桶的机械喷头
JP6765644B1 (ja) 2019-06-14 2020-10-07 Toto株式会社 衛生洗浄装置
JP6741219B1 (ja) 2019-06-14 2020-08-19 Toto株式会社 衛生洗浄装置
CN114222845A (zh) * 2020-05-28 2022-03-22 松下知识产权经营株式会社 卫生清洗装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05118076A (ja) * 1991-10-28 1993-05-14 Matsushita Electric Works Ltd 便器洗浄機能付き局部洗浄装置
JPH06322806A (ja) * 1993-05-12 1994-11-22 Inax Corp 局部洗浄装置付便器
JP3447352B2 (ja) * 1993-12-27 2003-09-16 東陶機器株式会社 衛生洗浄装置
CN2262058Y (zh) * 1996-10-17 1997-09-10 西安市四达电子研究所 坐便池的洁身冲洗器
JP4356425B2 (ja) * 2003-10-31 2009-11-04 パナソニック株式会社 衛生洗浄装置
JP2007315110A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Toto Ltd 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP2008308861A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Panasonic Electric Works Co Ltd 水洗便器装置
JP4858483B2 (ja) * 2008-04-30 2012-01-18 パナソニック電工株式会社 便器装置
JP2011127320A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Panasonic Corp 衛生洗浄装置
JP2012224999A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Toto Ltd 洗浄装置
JP5903655B2 (ja) * 2011-08-22 2016-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 衛生洗浄装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10487488B2 (en) 2017-02-14 2019-11-26 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Sanitary washing device
KR20190114132A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 권동혁 대소변 분석을 이용한 건강상태 모니터링 시스템
KR102072467B1 (ko) * 2018-03-29 2020-02-03 권동혁 대소변 분석을 이용한 건강상태 모니터링 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015101942A (ja) 2015-06-04
CN104674925B (zh) 2016-08-24
CN104674925A (zh) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5896171B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5928440B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP6428991B2 (ja) 小便器
JP4939983B2 (ja) ノズル装置及びそれを備えた衛生洗浄装置
TWI724848B (zh) 衛生洗淨裝置
JP5459343B2 (ja) トイレ装置
KR102580579B1 (ko) 위생 세정 장치
JP2007315110A (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP2013072241A (ja) 衛生洗浄装置
JP2010255316A (ja) 便器装置
JP2010196375A (ja) 水洗大便器
JP4882858B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5467528B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP6469172B2 (ja) 洋式大便器装置
JP2007315060A (ja) 水洗便器
JP2009150160A (ja) 便器構造
JP2009046835A (ja) 水洗便器のリム吐水口構造
JP5682834B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5605579B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2019170522A (ja) トイレ装置
JP2008038535A5 (ja)
JP2008308861A (ja) 水洗便器装置
JP4816190B2 (ja) トイレ装置
JP2019173540A (ja) トイレ装置及び便座装置
JP2019173538A (ja) トイレ装置及び便座装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150924

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150924

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5896171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150