JP5622031B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、操作部材に加えられる操舵トルクに基づいてモータを制御することによって、操舵トルクに応じた操舵補助力をモータによって発生させる電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置として、下記特許文献1の図4に記載されたものがある。この従来の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール(操作部材)に加えられる操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トルク検出手段によって検出された操舵トルクに基づいてモータを制御する電動機制御手段とを備えている。電動機制御手段は、不感帯領域生成手段、飽和領域生成手段および偏差演算手段および制御信号発生手段を備えている。
操舵トルク検出手段から出力される操舵トルク信号は、不感帯領域生成手段に供給される。不感帯領域生成手段は、操舵トルク信号が零付近の領域においては、操舵トルク信号が零となる非線形の不感帯領域を生成する。これにより、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流を流さない不感帯を設けることができる。不感帯領域生成手段によって不感帯領域が生成された操舵トルク信号は、飽和領域生成手段に供給される。
飽和領域生成手段は、操舵トルク信号の絶対値が所定値以上の領域においては、操舵トルク信号が一定値となる非線形の飽和領域を生成する。飽和領域生成手段によって飽和領域が生成された操舵トルク信号は、目標電流信号として偏差演算手段に供給される。偏差演算手段は、目標電流信号とモータ電流信号との偏差を演算する。制御信号発生手段は、この偏差に対するPID演算を行なうことにより、指示電圧を生成し、指示電圧に応じたデューティ比を有するPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。このPWM信号がモータ駆動手段に供給されることにより、モータがPWM駆動される。
前記従来の電動パワーステアリング装置では、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けるためには、不感帯領域生成手段が必要となる。特に、制御手段をアナログ回路で構成する場合には、専用の回路が必要となるため、装置が大型化するとともにコストが高くなる。
そこで、下記特許文献1の図1〜図3には、不感帯領域生成手段が不要となる電動パワーステアリング装置が示されている。この従来の電動パワーステアリング装置では、操舵トルク検出手段として、特殊な操舵トルクセンサが用いられる。具体的には、操舵トルクセンサは、操舵トルクに対応して線形の操舵トルク信号を出力する線形領域と、非線形の操舵トルク信号を出力する非線形領域とを備えるように構成されている。非線形領域には、操舵トルクが零付近の場合に操舵トルク信号を零に保持する不感帯領域がある。この従来の電動パワーステアリング装置では、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けるためには、不感帯領域生成手段等の専用の回路を付加する必要はなくなるが、特殊な操舵トルクセンサが必要となるため、コストが高くなる。
特開平10-76960号公報
この発明の目的は、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けることができ、しかも構成が簡単でコストが低い電動パワーステアリング装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、操舵補助力を発生するためのモータ(3)と、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段(1)と、前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに基づいて、前記モータをオープンループ制御する制御手段(2)とを含み、前記制御手段は、前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに応じた電圧指令値であって、前記操舵トルクの絶対値が零より大きな第1の所定値(T1)未満である領域に対して電圧指令値が零となる不感帯が設定されていない電圧指令値を生成する電圧指令値生成手段(21)と、予め設定された一定の周波数を有し、前記電圧指令値生成手段によって生成される電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号を生成するPWM信号生成手段(22,23)と、PWM信号生成手段によって生成されたPWM信号に応じてオンオフされる複数のスイッチング素子を含むモータ駆動回路(24)とを含み、前記操舵トルクの前記第1の所定値に対応する前記PWM信号のデューティ比を第2の所定値(A)とすると、前記PWM信号のデューティ比が前記第2の所定値未満であるときの前記PWM信号のパルス幅が、当該パルスによってオンされる前記スイッチング素子を介して前記モータに流れるモータ電流の立ち上がり時間(T )よりも短くなるように、前記PWM信号の周波数が設定されている、電動パワーステアリング装置である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
PWM信号のデューティ比が同じ場合には、PWM信号の周波数が高いほど、PWM信号のパルス幅は短くなる。一方、モータ電流が立ち上がる際には、モータの内部インダクタンス等によって時間遅れ(以下、「電流立ち上がり時間」という)が生じる。PWM信号のパルス幅が電流立ち上がり時間より短いときには、PWM信号のパルス幅内でモータ電流が立ち上がらないため、モータ電流がほぼ零となる。
この発明では、操舵トルクの第1の所定値に対応するPWM信号のデューティ比を第2の所定値とすると、PWM信号のデューティ比が第2の所定値未満であるときのPWM信号のパルス幅が、当該パルスによってオンされるスイッチング素子を介してモータに流れるモータ電流の立ち上がり時間よりも短くなるように、PWM信号の周波数が設定されている。これにより、PWM信号のデューティ比が第2の所定値未満のときにモータ電流をほぼ零にすることができる。
れにより、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けることができる。このような不感帯を設けるために、専用の回路を付加したり、特別な操舵トルク検出手段を使用したりする必要がないので、構成が簡単でコストが低い電動パワーステアリング装置を実現できる。
前記PWM信号生成手段は、請求項2に記載されているように、三角波発生手段(22)と、前記三角波発生手段によって発生される三角波と前記電圧指令値生成手段によって生成される電圧指令値とに基づいて、前記電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号を生成するPWM手段(23)とを含むものであってもよい。この場合には、前記PWM信号の周波数は、前記三角波発生手段によって発生される三角波の周波数によって決定される。したがって、この場合には、PWM信号のデューティ比が第2の所定値未満であるときのPWM信号のパルス幅が、当該パルスによってオンされるスイッチング素子を介してモータに流れるモータ電流の立ち上がり時間よりも短くなるように、三角波発生手段によって発生される三角波の周波数が設定されることになる。
この発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 操舵トルクセンサによって検出される検出操舵トルクと、電圧指令値制生成回路によって生成される電圧指令値との関係を説明するためのグラフである。 電圧指令値制生成回路によって生成される電圧指令値と、PWM回路によって生成されるPWM信号のデューティ比との関係を説明するためのグラフである。 図4(a)はPWM信号のデューティ比がしきい値未満である場合の、PWM信号とモータ電流とを示すタイムチャートであり、図4(a)はPWM信号のデューティ比がしきい値以上である場合の、PWM信号とモータ電流とを示すタイムチャートである。 操舵トルクセンサによって検出される検出操舵トルクと、モータ電流との関係を説明するためのグラフである。
以下では、この発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置は、車両を操向するための操作部材としてのステアリングホイールに加えられる操舵トルクTを検出する操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)1と、車両の舵取機構に減速機構を介して操舵補助力を与えるモータ(ブラシ付直流モータ)3と、操舵トルクセンサ1によって検出される操舵トルクTに基づいて、モータ3をオープンループ制御する制御回路(制御手段)2とを備えている。
操舵トルクセンサ1の出力信号は、ステアリングホイールが右方向(正転方向)に操舵される場合には零以上の値となり、ステアリングホイールに加えられる操舵トルクが大きいほど大きくなるように変化する。また、操舵トルクセンサ1の出力信号は、ステアリングホイールが左方向(逆転方向)に操舵される場合には零未満の値となり、ステアリングホイールに加えられる操舵トルクが大きいほど小さくなるように変化する。
制御回路2は、電圧指令値生成回路(電圧指令値生成手段)21、三角波発生回路(三角波発生手段)22、PWM回路(PWM手段)23および駆動回路(駆動手段)24を備えている。三角波発生回路22およびPWM回路23によって、PWM信号生成回路(PWM信号生成手段)が構成されている。この実施形態では、制御回路2内の各回路21〜24は、アナログ回路で構成されている。
電圧指令値制生成回路21は、操舵トルクセンサ1によって検出される操舵トルクTに基づいて、目標モータ電流に応じた電圧指令値を生成する。電圧指令値制生成回路21は、たとえば、増幅回路で構成され、図2に示すように、検出操舵トルクTに比例した電圧指令値を生成する。
三角波発生回路22は、三角波を発生する。PWM回路23は、三角波発生回路22によって発生される三角波と、電圧指令値制生成回路21によって生成される電圧指令値とに基づいて、電圧指令値に応じたデューティ比を有するPWM信号を生成する。具体的には、PWM回路23は、たとえば、正転用PWM信号および逆転用PWM信号を生成して、駆動回路24に供給する。正転用のPWM信号のデューティ比は、図3に折れ線daで示すように、電圧指令値が零以上であるときには電圧指令値が大きいほど大きくなり、電圧指令値が零未満であるときに零となる。一方、逆転用PWM信号のデューティ比は、図3に折れ線dbで示すように、電圧指令値が零未満であるときには電圧指令値が小さいほど大きくなり、電圧指令値が零以上であるときには零となる。
駆動回路24は、たとえば、2つの正転用スイッチング素子および2つの逆転用スイッチング素子を含むHブリッジ回路からなる。具体的には、駆動回路24は、ハイサイドの正転用スイッチング素子とローサイドの逆転用スイッチング素子とからなる直列回路と、ハイサイドの逆転用スイッチング素子とローサイドの正転用スイッチング素子とからなる直列回路とを含んでいる。これらの直列回路は、電源に対して並列に接続されている。そして、ハイサイドの正転用スイッチング素子とローサイドの逆転用スイッチング素子との接続点と、ハイサイドの逆転用スイッチング素子とローサイドの正転用スイッチング素子との接続点との間にモータ3が接続されている。各スイッチング素子は、たとえば、FET(Field Effect Transistor)である。このHブリッジ回路を構成するスイッチング素子がPWM回路23から与えられる正転用PWM制御信号および逆転用PWM制御信号によって制御されることにより、電圧指令値に応じた方向および大きさのモータ電流がモータ3に流れるようになる。
具体的には、正転用スイッチング素子は正転用PWM制御信号に基づいて制御され、逆転用スイッチング素子は逆転用PWM制御信号に基づいて制御される。これにより、電圧指令値が零以上の場合には、逆転用スイッチング素子はオフとされ、正転用のスイッチング素子が正転用PWM制御信号に基づいて制御される。具体的には、ローサイドの正転用スイッチング素子がオン状態とされ、ハイサイドの正転用スイッチング素子が正転用PWM制御信号に応じてオンオフされる。これにより、モータ3が正転される。この場合には、電圧指令値が大きいほど(検出操舵トルクの絶対値が大きいほど)、モータ電流の絶対値が大きくなる。
一方、電圧指令値が零未満の場合には、正転用スイッチング素子はオフとなり、逆転用のスイッチング素子が逆転用PWM制御信号に基づいて制御される。具体的には、ローサイドの逆転用スイッチング素子がオン状態とされ、ハイサイドの逆転用スイッチング素子が逆転用PWM制御信号に応じてオンオフされる。これにより、モータ3が逆転される。この場合には、電圧指令値が小さいほど(検出操舵トルクの絶対値が大きいほど)、モータ電流の絶対値が大きくなる。こうして、検出操舵トルクの方向および大きさに応じた操舵補助力がモータ3によって発生される。
この実施形態では、PWM信号のデューティ比が所定のしきい値A未満のときにモータ電流がほぼ零となるように、PWM信号の周波数が設定されている。PWM信号の周波数は三角波発生回路22から発生される三角波の周波数によって決まるので、PWM信号のデューティ比が所定のしきい値A以下のときにモータ電流がほぼ零となるように、三角波発生回路22から発生される三角波の周波数が設定されている。しきい値Aは、たとえば、5%程度に設定される。
図4(a)は、PWM信号のデューティ比dが所定のしきい値A未満のときのPWM信号(破線p)およびモータ電流iを示している。図4(b)は、PWM信号のデューティ比dがしきい値A以上のときのPWM信号(破線p)およびモータ電流iを示している。
デューティ比dは、PWM信号pの周期をa、パルス幅をbとすると、次式(1)で表される。
d=b/a …(1)
モータ電流iが立ち上がる際には、モータ3の内部インダクタンス等によって、時間遅れ(以下、「電流立ち上がり時間T」という。)が生じる。たとえば、図4(b)に示すように、PWM信号pがLレベルからHレベルになったとしても、モータ電流iは直ちに立ち上がらない。つまり、PWM信号pがLレベルからHレベルになってから、所定時間(電流立ち上がり時間T)の経過後に、モータ電流iが立ち上がる。電流立ち上がり時間Tは、モータ3等の特性によって決まる。
PWM信号の周波数が高いほどPWM信号の周期aは短くなるため、デューティ比が同じ場合には、PWM信号の周波数が高いほどパルス幅bは短くなる。この実施形態では、PWM信号pのデューティ比が所定のしきい値A未満のときには、パルス幅bが電流立ち上がり時間T未満となり、PWM信号pのデューティ比がしきい値A以上のときには、パルス幅bが電流立ち上がり時間T以上となるように、PWM信号pの周波数(三角波の周波数)が設定されている。
図4(b)に示すように、PWM信号pのデューティ比dがしきい値A以上である場合には、パルス幅bが電流立ち上がり時間T以上となるため、PWM信号のHレベル期間(パルス幅)内にモータ電流iが立ち上がる。このため、PWM信号のデューティ比dが所定のしきい値A以上である場合には、モータ電流の平均値は電圧指令値に応じた電流値となる。
一方、図4(a)に示すように、PWM信号pのデューティ比がしきい値A未満である場合には、パルス幅bが立ち上がり時間T未満となるため、PWM信号のHレベル期間(パルス幅)内に電流が立ち上がらない。このため、PWM信号のデューティ比dが所定のしきい値A未満である場合には、モータ電流の平均値はほぼ零となる。これにより、操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けることができる。
図3に示すように、逆転用PWM信号および正転用PWM信号のデューティ比db,daがしきい値Aとなる電圧指令値を、それぞれ−V1,V1とする。また、図2に示すように、電圧指令値−V1,V1にそれぞれ対応する検出操舵トルクを−T1,T1とする。そうすると、検出操舵トルクTに対するモータ電流(平均値)は、図5に示すようになる。具体的には、検出操舵トルクTが零付近の領域(−T1〜T1)にある場合には、モータ電流はほぼ零となる。つまり、検出操舵トルクTが零付近の領域(−T1〜T1)に、不感帯が設定される。検出操舵トルクがT1より大きい場合には、モータ電流の方向はモータ3を正転させる方向となり、検出操舵トルクTの絶対値が大きくなるほど、モータ電流の絶対値が大きくなる。一方、検出操舵トルクが−T1より小さい場合には、モータ電流の方向はモータ3を逆転させる方向となり、検出操舵トルクTの絶対値が大きくなるほど、モータ電流の絶対値が大きくなる。
なお、PWM信号の周波数(三角波の周波数)は、次のようにして変更することができる。たとえば、三角波発生回路22が、矩形波を発生する波形整形回路(たとえば、シュミット回路、マルチバイブレータ等)と、積分回路とで構成されている場合には、積分回路の構成要素であるコンデンサの容量を変更することによって、三角波の周波数を変更することができる。また、波形整形回路に含まれる分圧抵抗の比を変更することによって、三角波の周波数を変更することができる。
この実施形態によれば、専用の回路を付加したり、特別な操舵トルクセンサを使用したりすることなく、検出操舵トルクが零付近である場合にモータ電流が流れない不感帯を設けることができる。このため、構成が簡単となるとともに、コストを低減させることができる。また、PWM信号の周波数を変更することによって、不感帯の広いアシスト特性や、不感帯の狭いアシスト特性を得ることができる。具体的には、PWM信号の周波数を高くすると不感帯の広いアシスト特性が得られ、PWM信号の周波数を低くすると不感帯の広いアシスト特性が得られる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、PWM信号の周波数を変更できるような構成にしてもよい。たとえば、三角波発生回路22は、発生される三角波の周波数を変更できるものであってもよい。このようにすると、必要に応じて不感帯の幅やモータ電流(平均値)の制御範囲を変更することが可能となる。
また、操舵トルクセンサは、その出力信号値が0V以上の値しかとらないものであってもよい。このような操舵トルクセンサの出力信号は、たとえば、ステアリングホイールが右方向に操舵される場合には基準電圧以上の値となり、ステアリングホイールに加えられる操舵トルクが大きいほど小さくなる。また、ステアリングホイールが左方向に操舵される場合には、操舵トルクセンサの出力信号は、0V以上でかつ基準電圧未満の値となり、ステアリングホイールに加えられる操舵トルクが大きいほど小さくなる。
また、前記実施形態では、制御回路2内の電圧指示値生成回路21、三角波発生回路22およびPWM演算回路23はアナログ回路で構成されているが、これらの各回路21,22,23をソフトウエアによって実現してもよい。
また、この発明は、操舵補助力を発生するモータがブラシレスモータである場合でも、適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…操舵トルクセンサ、2…制御回路、3…モータ、21…電圧指令値生成回路、22…三角波発生回路、23…PWM回路、24…駆動回路

Claims (2)

  1. 操舵補助力を発生するためのモータと、
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに基づいて、前記モータをオープンループ制御する制御手段とを含み、
    前記制御手段は、
    前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに応じた電圧指令値であって、前記操舵トルクの絶対値が零より大きな第1の所定値未満である領域に対して電圧指令値が零となる不感帯が設定されていない電圧指令値を生成する電圧指令値生成手段と、
    予め設定された一定の周波数を有し、前記電圧指令値生成手段によって生成される電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、
    PWM信号生成手段によって生成されたPWM信号に応じてオンオフされる複数のスイッチング素子を含むモータ駆動回路とを含み、
    前記操舵トルクの前記第1の所定値に対応する前記PWM信号のデューティ比を第2の所定値とすると、前記PWM信号のデューティ比が前記第2の所定値未満であるときの前記PWM信号のパルス幅が、当該パルスによってオンされる前記スイッチング素子を介して前記モータに流れるモータ電流の立ち上がり時間よりも短くなるように、前記PWM信号の周波数が設定されている、電動パワーステアリング装置。
  2. 前記PWM信号生成手段は、
    三角波発生手段と、
    前記三角波発生手段によって発生される三角波と前記電圧指令値生成手段によって生成される電圧指令値とに基づいて、前記電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号を生成するPWM手段とを含み、
    前記PWM信号の周波数が前記三角波発生手段によって発生される三角波の周波数によって決定される、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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