JP5616779B2 - 竪樋支持具 - Google Patents
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Description
しかし、この種の竪樋支持具は、竪樋の外周面に環状のバンド部が露出し、外観を損なう場合があるため、近年では、外観を損なうことなく竪樋を固定支持することが可能な竪樋支持具が提案されている。
また、竪樋を住宅などの外壁に取り付けるときには、従来のバンド部を竪樋の外周に巻き回して固定する作業の代わりに、取付リブを嵌入溝に嵌入させる作業を行えばよいため、作業性がよく、効率よく竪樋を取り付けることができる。
特に、竪樋支持具が、竪樋が配される側から見て正方形状に形成されていると、更にその向きを確認しづらく、住宅などの外壁に曲がった向きに取り付けられてしまうことがある。
請求項1に記載の竪樋支持具は、筒状体と、該筒状体の外周面から外側に突出するとともに該筒状体の軸方向へ延在する取付リブとを備える竪樋を、外壁に支持固定する竪樋支持具であって、前記取付リブが嵌入される嵌入溝が形成され前記外壁に固定される固定部と、該固定部の外周面から前記嵌入溝が延びる方向へ突出する姿勢確認用突出部とを備え、該姿勢確認用突出部は、前記固定部と一体に形成されている、または前記固定部に固定されていることを特徴とする。
そして、竪樋支持具は、嵌入溝が延びる方向が取付リブの延在方向と同じ方向となるように外壁に取り付けられるため、この竪樋支持具に竪樋をスムーズに取り付けることができるとともに、竪樋支持具に支持された竪樋が歪んだり湾曲したりすることを防ぐことができる。
また、竪樋支持具は、嵌入溝に竪樋の取付リブを嵌入することによって、竪樋を支持することができるため、竪樋を外壁へ容易に取り付けることができるとともに、竪樋支持具が竪樋の背面側に隠れ、外観を損なうことがない。
図1に示すように、本実施形態による竪樋支持具1は、住宅などの外壁の壁面Tに取り付けられて、鉛直方向に延在する竪樋11を支持している。本実施形態では、鉛直方向へ互いに所定の間隔をあけるように取り付けられた複数の竪樋支持具1が、1つの竪樋11を支持している。
取付リブ13は、軸方向に直交する断面視において略T字状に形成されていて、筒状体12の外周面12aから径方向外側に突出する軸部14と、該軸部14の突出方向先端からこの突出方向に直交する方向両側へそれぞれ膨出するように形成された係止部15と、を備えている。そして、竪樋11には、筒状体12と軸部14および係止部15に囲まれた溝部16が形成されている。
なお、取付リブ13は、筒状体12の外周面から外側に突出していればよく、上記以外の形状としてもよい。
ここで、図1に示すように、竪樋支持具1が壁面Tに取り付けられたときに、上端部1aとなる側を上側、下端部1bとなる側を下側とし、壁面Tと当接する端部1c側を壁面T側、竪樋11と当接する端部1d側を竪樋11側として以下説明する。
そして、固定部2の壁面T側の面は、竪樋支持具1が壁面T(図1、図3参照)に固定されたときに、壁面Tと当接している。
一対の挟持部22,22は、その間隔が取付リブ13(図1、図3参照)の係止部15の幅寸法よりも小さい寸法に形成されていて、互いに離間するように弾性変形することで嵌入溝21に取付リブ13が挿入可能に構成されている。
図3に示すように、この一対の係止片23,23は、嵌入溝21に取付リブ13が嵌入されたときに、竪樋11の溝部16にそれぞれ挿入され、取付リブ13を係止するように構成されている。
そして、一対の係止片23,23は、竪樋11の溝部16に挿入されたときに、竪樋11側の端面が筒状体12の外周面12aと当接し、壁面T側の端面が取付リブ13の係止部15と当接するように構成されている。
これにより、取付リブ13が嵌入溝21に挿入され、嵌入溝21に嵌入可能に構成されている。
このため、図1および図2に示すように、姿勢確認用突出部3は、固定部2の上面および下面からそれぞれ鉛直方向上方および下方に突出する所定の長さの棒状や板状に形成されている。そして、この一対の姿勢確認用突出部3,3の突出方向は、嵌入溝21が延びる方向と一致するため、一対の姿勢確認用突出部3,3の突出方向を確認することで嵌入溝21が延びる方向を確認することができる。
また、一対の姿勢確認用突出部3,3は、嵌入溝21近傍で、嵌入溝21の幅方向の略中央部に、同一直線状に配されている。一対の姿勢確認用突出部3,3は、固定部2と一体に形成されていてもよく、接着剤などで固定部2に取り付けられていてもよい。
まず、竪樋支持具1を壁面Tに取り付ける。
竪樋支持具1の設置位置を確認し、姿勢確認用突出部3の突出方向が鉛直方向となるように竪樋支持具1の向きを調整する。
次に、固定部2の貫通孔24にビス41を挿通し、このビス41を外壁に螺入する。
本実施形態では、1つの竪樋11を複数の竪樋支持具1で支持しているため、複数の竪樋支持具1が、互いに鉛直方向へ所定間隔をあけて配列された状態で上記のように壁面Tへ固定される。
まず、取付リブ13を備えた竪樋11を、壁面Tに取り付けられた竪樋支持具1近傍へ運び、竪樋11の取付リブ13と竪樋支持具1とを対向させる。このとき、竪樋11が鉛直方向に延在しているか確認する際に、鉛直方向の基準として姿勢確認用突出部3を参考にしてもよい。
これにより、図4(a)および(b)に示すように、一対の挟持部22,22が取付リブ13を挟持するとともに、挟持部22の係止片23が竪樋11の溝部16に挿入されて、竪樋11が竪樋支持具1に支持されるため、竪樋11は、壁面Tに取り付けられる。
本実施形態による竪樋支持具1では、嵌入溝21が延びる方向と同じ方向に固定部2から突出する姿勢確認用突出部3を備えていることにより、固定部2が小さく嵌入溝21が延びる方向を確認しづらい場合でも、姿勢確認用突出部3の突出方向を確認すれば、嵌入溝21が延びる方向を容易に確認することができる。このため、竪樋支持具1を、その嵌入溝21が延びる方向が鉛直方向となるように壁面Tへ容易に取り付けることができる。
例えば、上述した実施形態では、一対の姿勢確認用突出部3,3は、嵌入溝21近傍に設けられていて、両方の姿勢確認用突出部3が同一直線状に配されているが、姿勢確認用突出部3が形成される位置は嵌入溝21近傍でなくてもよく、同一直線状に配されていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、固定部2に対して上側と下側の2つの姿勢確認用突出部3が形成されているが、姿勢確認用突出部3は固定部2に対して1つまたは3つ以上形成されていてもよく、また、固定部2の上側および下側のいずれか一方のみに形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、図3に示すように、取付リブ13の軸部14は、筒状体12側から係止部15側まで略一定の幅に形成されているが、筒状体12側から係止部15側に向かうに従い、漸次その幅が大きくなるように形成されていてもよい。
2 固定部
3 姿勢確認用突出部
11 竪樋
12 筒状体
13 取付リブ
21 嵌入溝
22 挟持部
T 壁面(外壁)
Claims (2)
- 筒状体と、該筒状体の外周面から外側に突出するとともに該筒状体の軸方向へ延在する取付リブとを備える竪樋を、外壁に支持固定する竪樋支持具であって、
前記取付リブが嵌入される嵌入溝が形成され前記外壁に固定される固定部と、
該固定部の外周面から前記嵌入溝が延びる方向へ突出する姿勢確認用突出部とを備え、
該姿勢確認用突出部は、前記固定部と一体に形成されている、または前記固定部に固定されていることを特徴とする竪樋支持具。 - 前記姿勢確認用突出部は、前記嵌入溝近傍に、かつ上下方向のいずれか一方または双方へ突出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の竪樋支持具。
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JP2010291123A JP5616779B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 竪樋支持具 |
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JP2010291123A JP5616779B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 竪樋支持具 |
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JP5616779B2 true JP5616779B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=46674522
Family Applications (1)
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JP2010291123A Active JP5616779B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 竪樋支持具 |
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- 2010-12-27 JP JP2010291123A patent/JP5616779B2/ja active Active
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