JP5616025B2 - 光波距離測定方法及び光波距離測定装置 - Google Patents

光波距離測定方法及び光波距離測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5616025B2
JP5616025B2 JP2009012099A JP2009012099A JP5616025B2 JP 5616025 B2 JP5616025 B2 JP 5616025B2 JP 2009012099 A JP2009012099 A JP 2009012099A JP 2009012099 A JP2009012099 A JP 2009012099A JP 5616025 B2 JP5616025 B2 JP 5616025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
internal
optical path
amount
correction information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009012099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010169525A (ja
Inventor
満 鹿子木
満 鹿子木
政裕 大石
政裕 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP2009012099A priority Critical patent/JP5616025B2/ja
Priority to US13/144,196 priority patent/US8781780B2/en
Priority to PCT/JP2009/071898 priority patent/WO2010084700A1/ja
Priority to CN200980155037.9A priority patent/CN102292652B/zh
Priority to EP09838889.5A priority patent/EP2333580B1/en
Publication of JP2010169525A publication Critical patent/JP2010169525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5616025B2 publication Critical patent/JP5616025B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/497Means for monitoring or calibrating
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C15/00Surveying instruments or accessories not provided for in groups G01C1/00 - G01C13/00
    • G01C15/002Active optical surveying means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/10Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

本発明は、レーザ光線を測定対象物に照射し、測定対象物からの反射光を受光して測距を行う光波距離測定方法及び光波距離測定装置に関するものである。
従来より、レーザ光線を測定対象物に照射し、測定対象物からの反射光を受光素子により受光し距離測定を行う技術がある。
一般に光波距離測定では、測定対象物からの反射光の大きさにより距離測定結果に誤差を生じることが知られている。これは受光光量が変動すると、受光素子や受光回路の電気的な位相特性が微小に変化する為である。この位相特性の変化をできるだけ小さくする為、製造工程に於いて受光回路の電気的な調整を機械毎に行っていた。
図19は、無調整での受光回路の位相特性A、調整後の位相特性Bを示している。尚、図19に於いて、横軸は光量、縦軸は位相を示している。
ここで、位相とは図20(A)に示される時間T1 を意味しており、時間T1 は発光タイミング信号が発せられ、受光素子が受光信号を出力した場合に受光信号が最初に0となる迄の時間であり、又時間T1 は受光素子が受光したと判断される点である。
図20(B)に示される様に受光光量が増大すると時間T2 は、図20(A)の時間T1 に対してΔTだけ長くなり、受光時間の遅延(位相のずれ)を生じる。
従って、図19に見られる様に、無調整(位相特性A)では、光量が変化すると共に位相が大きく変ることが分る。この為、無調整では、測距結果に誤差が含まれることとなる。
又、位相特性Bでは、受光回路の調整結果、受光光量が変動しても、位相は殆ど変ることがなくなり、広い光量範囲で安定した位相特性を持つ様になる。
又、別の調整方法としては特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示される方法は、製造工程に於いて、全受光範囲で受光光量を変化させ、全受光範囲での受光光量と電気的な位相変化の関係を測定し、受光光量と電気的な位相変化の関係(受光光量−位相変化情報)を機械内部の記憶装置に記憶させ、距離測定時には記憶させた(受光光量−位相変化情報)に基づき誤差の補正を行う。
次に、受光素子や受光回路の位相特性は、使用環境、又経年変化によっても変化する。 例えば、測定装置はロシア等の寒冷地や赤道直下の熱帯雨林といった様々な地域で使用される為、求められる動作可能な範囲は−30℃〜+60℃にも及ぶ。この時受光素子や受光回路の温度が変ってしまう為、受光光量と電気的な位相特性の関係も変化し、測定誤差として現れる。
環境の変化に基づく誤差は、製造時の受光回路の電気的な調整では対応できないので、環境が変化した場合でも、測定誤差が仕様内の変化に収る様、広い温度範囲に亘って位相変化の少ない高性能な電気部品で受光回路を構成する必要があった。従って、部品コストが増大し、ひいては製造コストの増大の原因となっていた。
又、製造後何年も時間が経過すると、電子部品の劣化等により製造時の電気的な特性が変化する。この場合、製造時に行った電気的な調整、機械内部に記憶させた補正用の情報と実際の機械の状態とが徐々にずれてしまい、測定距離の誤差として現れる。
更に、電気的な調整をするにしても、補正用の情報を記憶させるにしても、その為の設備が必要となり、又調整に掛る時間は製造コストを増加させることにつながる。
特開2004−264116号公報
特開2004−212058号公報
特開2008−82895号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、製造工程に於ける受光回路の電気的な調整を省略でき、広い温度範囲に亘って位相変化の少ない受光回路とすることなく、又経時変化に対する電子部品の劣化を考慮することなく、高精度の測距を可能とする光波距離測定方法及び光波距離測定装置を提供するものである。
本発明は、光源からの光を測定対象物に向けて照射し、該測定対象物で反射された反射光を受光部で受光し、前記光源からの光を内部光路を介して内部光として前記受光部により受光し、該受光部の反射光、前記内部光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を測定する光波距離測定方法であって、前記内部光に基づき補正情報を取得する補正情報取得ステップと、取得された前記補正情報を記憶する記憶ステップと、前記反射光と前記内部光とに基づき前記補正情報から補正値を取得し、該補正値と、前記受光部の前記反射光、前記内部光の受光結果とにより距離を演算する演算ステップとを有する光波距離測定方法に係るものである。
又本発明は、前記補正情報取得ステップは、前記内部光の光量を変更させて前記補正情報を取得する光波距離測定方法に係り、又前記演算ステップは、前記反射光と、前記内部光とに基づき補正前の距離を演算する補正前演算ステップと、前記反射光の光量と、前記内部光の光量とに基づき記憶された前記補正情報から前記補正値を取得する補正値取得ステップと、演算された補正前の距離と前記補正値に基づき補正された距離を演算する距離演算ステップとを有する光波距離測定方法に係り、又前記演算ステップは、前記内部光の光量を変化させながら複数回行われ、第1の光量で前記受光部から得られる第1受光信号と、第2の光量で前記受光部から得られる第2受光信号とに基づいて前記補正情報を更新する更新ステップを更に有する光波距離測定方法に係り、又前記第1の光量は予め設定された基準光量であり、前記第2の光量が漸次変更される光波距離測定方法に係り、又前記補正情報取得ステップは、光波距離測定を行う光波距離測定装置の電源投入時に実行される光波距離測定方法に係り、又前記内部光路が、光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを含み、前記補正情報取得ステップは、前記第1内部光路を経由した第1内部光及び前記第2内部光路を経由した第2内部光とに基づき前記補正情報を取得する光波距離測定方法に係り、又前記内部光路が、光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを含み、前記演算ステップが、前記反射光と前記第1内部光路を経由した第1内部光又は前記第2内部光路を経由した第2内部光とに基づき補正前の距離を演算する補正前演算ステップと、前記第1内部光及び前記第2内部光に基づいて前記補正情報を更新する更新ステップとを更に有する光波距離測定方法に係り、又前記第1内部光が基準光量に設定され、前記第2内部光の光量が漸次変更される光波距離測定方法に係り、又前記第2内部光路は所定長の光ファイバを有する光波距離測定方法に係り、更に又前記演算ステップは、前記反射光のみによって前記測定対象物迄の距離測定を行う予備測定ステップと、該予備測定ステップで得られた結果に基づき前記第1内部光又は前記第2内部光の何れかに基づいて距離を演算するかを選択する選択ステップとを更に有する光波距離測定方法に係るものである。
又本発明は、光源と、受光部と、前記光源からの光が測定対象物で反射され、反射光として前記受光部へ導く外部光路と、前記光源からの光を内部光として前記受光部へ導く内部光路と、前記内部光の光量を変更する内部光量変更部と、前記受光部からの受光信号に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算部を含む制御部とを有し、該制御部は前記内部光量変更部により前記内部光の光量を変更させながら該内部光を前記受光部により受光し、該受光部からの受光信号に基づき補正情報を取得する光波距離測定装置に係るものである。
又本発明は、前記制御部が前記補正情報を記憶する記憶部を有し、前記演算部が前記反射光の受光信号と、前記内部光の受光信号と、前記補正情報に基づき距離を演算する光波距離測定装置に係り、又前記内部光路が光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを有し、前記第1内部光路と前記第2内部光路の何れか一方に前記内部光量変更部が設けられ、前記制御部は前記受光部により受光された信号の内、前記第1内部光路、前記第2内部光路を経由した光の信号に基づいて前記補正情報を取得する光波距離測定装置に係り、更に又前記内部光路が光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを有し、前記第1内部光路と前記第2内部光路の何れか一方に前記内部光量変更部が設けられ、前記制御部は前記受光部により受光された信号の内、前記第1内部光路、前記第2内部光路を経由した光の信号に基づいて補正更新情報を取得し、該補正更新情報により記憶された前記補正情報を更新する光波距離測定装置に係るものである。
本発明によれば、光源からの光を測定対象物に向けて照射し、該測定対象物で反射された反射光を受光部で受光し、前記光源からの光を内部光路を介して内部光として前記受光部により受光し、該受光部の反射光、前記内部光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を測定する光波距離測定方法であって、前記内部光に基づき補正情報を取得する補正情報取得ステップと、取得された前記補正情報を記憶する記憶ステップと、前記反射光と前記内部光とに基づき前記補正情報から補正値を取得し、該補正値と、前記受光部の前記反射光、前記内部光の受光結果とにより距離を演算する演算ステップとを有するので、補正情報は内部光路のみを利用することで取得でき、補正情報を測定直前、或は距離測定中にも取得が可能であり、温度変化、経年変化の影響を受けない安定した距離測定が可能であり、又補正情報をリアルタイムで取得可能となり、温度変化等、使用環境の変化に対応して動的に補正できるので、広範囲条件下での高精度の測定が可能となる。
又本発明によれば、光源と、受光部と、前記光源からの光が測定対象物で反射され、反射光として前記受光部へ導く外部光路と、前記光源からの光を内部光として前記受光部へ導く内部光路と、前記内部光の光量を変更する内部光量変更部と、前記受光部からの受光信号に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算部を含む制御部とを有し、該制御部は前記内部光量変更部により前記内部光の光量を変更させながら該内部光を前記受光部により受光し、該受光部からの受光信号に基づき補正情報を取得するので、補正情報は内部光路のみを利用することで取得でき、補正情報を測定直前、或は距離測定中にも取得が可能であり、温度変化、経年変化の影響を受けない安定した精度を保つ製品が実現でき、温度変化の影響を受けない高価な電気特性を有する部品を使用する必要がなく、製作費を低減でき、補正情報をリアルタイムで取得し、温度変化等、使用環境の変化に対応して動的に補正でき、又、広範囲条件下での使用が可能となり、更に、光波距離測定装置自身が補正情報を取得するので、製造工程での調整が不要となると共に、調整の為の設備が不要となり、製作コストが低減する等の優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施例を示す概略構成図である。 第1の実施例に於いて、全光量レベルに亘る光量変化と位相変化に基づく受光系の補正情報を示す線図である。 第1の実施例に於ける補正情報取得についてのタイムチャートである。 第1の実施例に於ける光波距離測定装置の電源投入時の補正情報取得のフローチャートである。 該光波距離測定装置の外部光路と前記内部光路に於ける受光光量と位相の関係を示す線図である。 該光波距離測定装置の外部光路と前記内部光路に於ける受光光量と位相の関係を示す線図である。 該光波距離測定装置の補正情報更新のフローチャートである。 該光波距離測定装置測定時の測定と補正情報更新のタイムチャートである。 本発明の第2の実施例に係る光波距離測定装置を用いた測距システムの概要を示す説明図である。 該光波距離測定装置と測定対象物との関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施例を示す概略構成図である。 第2の実施例に於ける補正情報取得についてのフローチャートである。 第2の実施例に於ける内部短光路と内部長光路の受光光量と位相の関係を示す線図である。 第2の実施例に於ける補正情報の取得についてのタイムチャートである。 第2の実施例に於ける近距離測定時の発光タイミングと外部光路、内部短光路、内部長光路それぞれの受光信号との関係を示すタイムチャートであり、(A)は、内部短光路と内部長光路についての受光タイミングを示し、(B)は、外部光路と内部長光路についての受光タイミングを示している。 第2の実施例に於ける近距離測定時の外部光路と内部短光路、内部長光路の位相特性を表す線図である。 第2の実施例に於ける遠距離測定時の内部短光路、内部長光路の位相特性を表す線図である。 第2の実施例に於ける遠距離測定時の発光タイミングと外部光路、内部短光路それぞれの受光信号との関係を示すタイムチャートである。 従来の光波距離測定装置に於ける受光系の位相特性を示し、図中Aは、無調整での受光回路の位相特性、Bは調整後の位相特性を示している。 (A)(B)は、従来の光波距離測定装置に於ける補正情報を取得する場合の発光タイミングと受光信号を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明が実施される光波距離測定装置の一例を説明する。尚、本発明に係る光波距離測定装置は、レーザ光線の光パルスを照射し、光パルス毎に測距を行う光波距離測定装置である。
図1中、1は光波距離測定装置、2は測定対象物(ターゲット)、例えばプリズムを示している。
前記光波距離測定装置1は、制御演算部3、記憶部4、発光回路5、光源である発光素子6、受光回路7、受光部である受光素子8、表示部9を有する。
前記記憶部4は、データ格納領域と、プログラム格納領域とを有し、前記データ格納領域には測距データ、補正データ、補正情報等のデータが格納され、前記プログラム格納領域には、前記光波距離測定装置1の測距を実行する為のシーケンスプログラム、前記受光回路7からの受光結果及び/又は補正情報を基に距離を演算する距離演算プログラム、前記補正データに基づき補正情報を作成する補正情報作成プログラム、補正情報から補正位相差等の補正値を演算する補正プログラム等のプログラムが格納されている。
前記発光素子6はレーザ光線をパルス発光する光源であり、前記発光回路5により駆動される。発光された光パルスは、パルス測距光として測距光路(以下外部光路と称す)10を介して前記測定対象物2に照射され、該測定対象物2で反射された反射光は、前記外部光路10を介して前記受光素子8で受光される。又、前記光波距離測定装置1は内部参照光路(以下内部光路と称す)11を有し、該内部光路11は前記発光素子6で発光された光パルスを内部参照光として前記受光素子8で受光する様になっている。
前記外部光路10と前記内部光路11とは光路切替え器12によって切替えられる様になっており、該光路切替え器12によって前記外部光路10が選択された場合は、前記発光素子6から発せられたパルス測距光は前記外部光路10を介して射出され、又該外部光路10を介して前記受光素子8に入射する。
前記光路切替え器12によって前記内部光路11が選択された場合は、前記発光素子6から発せられた内部参照光は前記内部光路11を介して射出され、該内部光路11を介して前記受光素子8に入射する。
尚、前記外部光路10の復路、前記内部光路11にはそれぞれ、外部光量調整手段13、内部光量調整手段14が設けられ、前記外部光量調整手段13、前記内部光量調整手段14は独立して作動可能となっている。
前記外部光量調整手段13、前記内部光量調整手段14は、例えば絞りであり、漸次開口径が小さく、或は漸次開口径が大きくなる絞り孔が同一円周上に穿設された円板であり、該円板をモータ等のアクチュエータにより回転することで前記受光素子8に入射する光量を漸次増大、又は漸次減少させることができる。又、前記外部光量調整手段13、前記内部光量調整手段14は濃度フィルタであり、同一円周上に円周方向に沿って光透過率を漸次減少、又は漸次増大させたものとしてもよい。
前記光波距離測定装置1で測距を行う場合は、前記光路切替え器12により前記外部光路10を選択し、前記発光回路5を駆動して所定時間、パルス測距光を射出し、前記測定対象物2からの反射光を前記受光素子8で受光する。該受光素子8からの受光信号を、前記受光回路7で信号処理する等し、前記記憶部4に記憶する。
又前記光路切替え器12により前記内部光路11を選択し、該内部光路11を介して内部参照光を所定時間前記受光素子8で受光し、前記受光回路7で所要の信号処理をして前記記憶部4に記憶する。前記制御演算部3は、前記記憶部4に記憶された反射光及び内部参照光の位相差より前記測定対象物2迄の距離が演算される。
又、距離演算に於いて、前記内部光路11の内部光路長は既知であるので、演算結果から該内部光路長を引くことで正確な測距ができると共に前記発光回路5、前記受光回路7が持つ回路上の誤差が相殺される。
次に、上記した様に、受光光量が変動すると、受光素子や受光回路の電気的な位相特性が微小に変化する。又、使用環境の温度変化に対しても、受光光量と電気的な位相特性の関係も変化し、更に経年変化によっても、受光光量と電気的な位相特性の関係も変化する。従って、受光光量の増減に対する受光回路の電気的な位相特性を変化を補正する必要がある。
本発明では、測定結果を補正する為の補正情報を測定開始時、即ち前記光波距離測定装置1の電源投入時に前記内部光路11を利用して取得(自己取得)し、又測定動作中に補正情報を随時取得し、補正情報を更新する。従って、測距は、常に最新の補正情報に基づき適正に行える様にしている。又、補正情報を測定開始時、及び測定中に取得するので、得られる補正情報は、使用環境に起因する変化、経年変化、動作中の前記受光回路7の電気的な位相特性変化(動的位相変化)を含んだものとなり、測距結果は使用環境、経年変化、動的位相変化に起因する誤差が除去される。
先ず、補正情報の自己取得について図1〜図4を参照して説明する。
補正情報の自己取得は、温度変化や経年変化に対応する為、電源投入時に自動で行う。又、情報取得は前記内部光路11だけを使用して取得でき、外部にプリズム等を設置する必要がない。
前記光路切替え器12により、前記内部光路11を選択する(STEP:01)。
前記制御演算部3からの発光命令により発光回路5が発光タイミングを生成し、この発光タイミングで前記発光素子6から光パルスが射出される。光パルスは、内部参照光として前記光路切替え器12を経て前記内部光路11に射出され、前記内部光量調整手段14により光量調整された後、前記受光素子8に受光される。尚、光量調整された光量は、例えば基準光量Sa0 である(STEP:02)。
該受光素子8から受光信号(電気信号)が発せられ、該受光信号は前記受光回路7によりAD変換、サンプルホールド等の所要の信号処理が行われた後、前記制御演算部3に入力される。前記受光素子8の受光信号の位相、即ち基準光量Sa0 での位相La0 が測定され、位相La0 がSa0 に関連付けられて前記記憶部4に格納される(STEP:03)。
次に、前記内部光量調整手段14により光量を調整し、前記内部光路11の光量をSa1 に合わせた後、同様にして光量Sa1 の時の位相La1 を得る(STEP:04,STEP:05)。ここで、位相差(La1 −La0 )は、光量が基準光量Sa0 から光量Sa1 に変化した場合の電気的な位相変化に他ならない。
前記制御演算部3は、この光量Sa1 と位相差(La1 −La0 )とを関連付けて補正データとして前記記憶部4に格納する(図3参照)(STEP:06)。
以下同様にして、基準光量Sa0 と光量Sa2 、基準光量Sa0 と光量Sa3 、基準光量Sa0 と光量Sa4 、…と光量を順次変化させた場合の光量San に対する位相変化(Lan −La0 )を順番に測定し、各光量San と該光量San に位相変化(Lan −La0 )を関連付けて、それぞれ前記記憶部4に格納する(図3参照)。
以上の作動により、全光量レベルに亘る光量変化と該光量変化に対応する位相変化とを補正データとして前記記憶部4に格納し、又補正データに基づき補正情報(補正曲線15:図2参照)が作成され、該補正曲線15も前記記憶部4に格納される。
ここで、変化させた各光量毎に、毎回基準光量Sa0 の位相La0 を取得し、得られた位相La0 を位相変化Lan から減算しているのは、時間経過による前記受光回路7等の電気的な遅延時間変化を相殺する為である。前記受光回路7のドリフト等により、基準光量Sa0 に対する位相La0 が変化した場合の誤差をなくす為である。
上記した様に、前記内部光路11を利用することだけで、全光量レベルに亘る補正情報が取得できる。
ところで、前記光波距離測定装置1による測定作業は、屋外であることが一般的であり、作業環境の温度変化、機械内部の自己発熱により、前記受光回路7、前記受光素子8の電気的な位相特性は常に変動を続ける。つまり、電源投入時に取得した補正情報は測定開始から終了迄、一定な値ではなく常に更新し続けることが必要である。又、この補正情報の更新は前記光波距離測定装置1の主たる作動である距離測定を妨げることなく実行されるべきである。
本発明では、測距実行中に同時に補正情報の取得、及び補正情報の更新を行うことを可能としている。
以下、前記光波距離測定装置1に於ける測距作動、及び測距中の補正データの取得、及び補正情報の更新について図1、図5〜図8を参照して説明する。
図5、図6は、前記外部光路10と前記内部光路11に於ける受光光量と位相の関係を表している。図中、実線の曲線17,19は前記内部光路11(内部参照光路)の特性を示し、破線の曲線16,18は前記外部光路10(測距光路)の特性を示している。
又、前記受光回路7、前記受光素子8は前記外部光路10、前記内部光路11に対して共通であるので、図5、図6で示される曲線16〜19は、補正情報(前記補正曲線15)と同じ形状となっており、該補正曲線15を位相軸方向に平行移動した関係である。
上記した様に、前記光波距離測定装置1に於ける測距作動は、前記光路切替え器12によって前記外部光路10と前記内部光路11とが交互に切替えられ、前記外部光路10を介して前記測定対象物2に所定時間パルス測距光が射出され、又、前記内部光路11を介して所定時間、内部参照光が射出される(STEP:21)。
先ず、前記内部光路11に射出された内部参照光(以下内部光と称す)は、起動時の補正情報の取得と同様、前記内部光量調整手段14により内部光が基準光量Sb0 に調整され、基準光量Sb0 での前記内部光路11の位相Lb0 が測定される(STEP:22,STEP:23)。
前記光路切替え器12により光路が前記外部光路10に切替えられ、外部にパルス測距光(以下外部光と称す)が射出される(STEP:24)。該外部光は、前記測定対象物2により反射され、前記外部光量調整手段13を介して前記受光素子8に入射する。前記外部光量調整手段13は、入射する外部光の光量を測定可能な光量に調整する(STEP:25)。調整された外部光が前記受光素子8に受光される。該受光素子8から発せられる受光信号は前記内部光と同様の処理が行われ、受光光量Sb1 と、この受光光量Sb1 に対応する位相Lb1 が測定される(STEP:26)。
もし、基準光量Sb0 と反射光の光量Sb1 とで光量差がなければ、単純に位相差(Lb1 −Lb0 )が、ターゲットを往復した際に発生する位相差(時間)であり、この位相差に光速と電気回路の基準周波数から求められる係数を乗算することで、前記測定対象物2迄の距離が求められる。
然し乍ら、多くの場合、外部光は陽炎等により光量変動を続けており、外部光光量を内部光光量と同じ光量に固定することは難しい。又、光量差に起因する誤差を含まない距離を求める為には、前記外部光路10と前記内部光路11の光量が等しい必要がある。
そこで、基準光量Sb0 と外部光の光量Sb1 とで光量差がある場合、既に取得した補正情報を利用して、光量Sb1 で取得した位相Lb1 に対する補正量を決定し、測定値の補正を行う。
前記外部光路10について取得した位相Lb1 は光量Sb1 の時に測定したものである。図5に於いて、外部光光量がSb0 である時に測定したとすると、位相Lb1 を含む曲線16(前記補正曲線15を平行移動位して得られる曲線)から、測定値はLb1 より位相Lb3 だけ小さくなる筈である。
光量をx、位相をyとし、補正情報を関数y=f(x)と表せば、
補正量(位相差)Lb3 は、Lb3 =[f(Sb1 )−f(Sb0 )]…(式1)
で求められる。
従って、補正情報に基づき補正した前記測定対象物2迄の距離Dは、下記の式で表される(STEP:27)。又、求められた距離Dは、モニタ等の前記表示部9に表示される。
D=[(Lb1 −Lb0 )−Lb3 ]×k
=[(Lb1 −Lb0 )−(f(Sb1 )−f(Sb0 ))]×k…(式2)
ここで、k:位相を距離に変換する定数
次に、補正データを取得し、更新する作動について説明する。
前記光路切替え器12により前記内部光路11に切替える(STEP:28)。前記内部光量調整手段14により内部光光量を変更し、又内部光光量を光量Sc0 に合わせ(STEP:29)、光量Sc0 に対応する位相Lc0 を測定する(STEP:30)。又、前記光路切替え器12により前記外部光路10を選択し(STEP:31)、前記外部光量調整手段13の調整により、外部光光量をSc1 とする(STEP:32)。外部光光量Sc1 の光量を測定し、外部光光量Sc1 に対応した位相Lc1 及びSc1 を測定する(STEP:33)。
上記したのと同様の方法で、内部光路11のLc0 、外部光路10のLc1 を取得し、前記内部光路11に基づきLc3 を求め、更に位相差[(Lc1 −Lc0 )−Lc3 ]を求める(STEP:34)。
この時の距離Dは下記式3より上記したのと同様にして得られる。
D=[(Lc1 −Lc0 )−(f(Sc1 )−f(Sc0 ))]×k…(式3)
ところで、図6中での、光量Sc0 での前記内部光路11での位相Lc0 と、図5の基準光Sb0 での内部光路11の位相Lb0 によって表せる位相変化(Lc0 −Lb0 )は、光量Sc0 での位相変化に他ならない。よって、位相変化(Lc0 −Lb0 )と光量Sc0 とを1組(1つの補正データ)にして前記記憶部4に書込む。書込むことで、前記記憶部4に格納されている補正情報を1データ分更新できる(STEP:35)。
尚、書込みは前記記憶部4に格納されている補正データの一番古いものから順次上書きされ、古い補正データから順次更新されることになる。
以上の測距と、補正データの更新を同時に進行させることで、又、全光量レベルに亘って内部光光量を変化させながら、繰返し、補正データを取得し、又書込むことで、補正情報を常に更新していくことができる。即ち、補正情報の更新と距離測定を同時に行うことが可能である。
本発明の第2の実施例について図9〜図18に於いて説明する。
先ず、第2の実施例に係る光波距離測定装置が用いられた測距システムについて図9、図10に於いて概略を説明する。
図9、図10に示される光波距離測定装置21では、水平基準面を形成すると共に測定対象物22迄の距離測定が可能である。
前記光波距離測定装置21は、基準面形成部23と測距部24とを具備している。前記光波距離測定装置21は、既知点に設置され、連続光である基準面形成用レーザ光線25を定速で回転照射すると共に、光パルスである測距光26を回転照射可能であり、前記測定対象物22から反射される測距光26を受光することで複数箇所の前記測定対象物22迄の距離を測定可能としている。尚、前記基準面形成用レーザ光線25と前記測距光26とは独立して回転照射可能であり、又は前記基準面形成用レーザ光線25が前記測距光26に対して先行して回転照射される様になっている。
前記基準面形成部23は、少なくとも1つが傾斜した2以上の扇状レーザ光線からなる前記基準面形成用レーザ光線25(図中では3の扇状レーザ光線で構成され光束断面がN字状となっている)を定速で回転照射して水平基準面を形成する。尚、1つが傾斜した3以上の扇状レーザ光線を回転照射する光波距離測定装置については、特開2004−212058号公報(特許文献2)に於いて開示されている。
前記基準面形成用レーザ光線25を回転照射し、前記測定対象物22が受光装置27、プリズム28を具備し、前記受光装置27が2以上の扇状レーザ光線を受光した場合の受光時の時間差を求めることで、該時間差と前記傾斜した扇状レーザ光線の傾斜角より前記光波距離測定装置21を中心とした前記水平基準面に対する仰角を求めることができる。又、仰角を基に傾斜基準面の設定が可能である。
又、前記基準面形成部23は、前記基準面形成用レーザ光線25の照射方向の回転角を検出する照射方向検出器(図示せず)を具備しており、前記基準面形成用レーザ光線25が前記測定対象物22を通過した際に、前記プリズム28から反射される前記基準面形成用レーザ光線25を受光し、受光した時点の照射方向検出器が検出する回転角から、前記測定対象物22の方向を検出可能となっている。
尚、N字状の基準面形成用レーザ光線25を回転照射すると共に測距光26を回転照射する測量装置についは、特開2008−82895号公報(特許文献3)に於いて開示されている。
前記測距部24が前記測距光26を回転し、又複数の前記測定対象物22を通過する範囲のみ前記測距光26を照射することで、複数の測定対象物22についての距離測定も同時に行うことができる。従って、測定された仰角と測定された距離とで前記測定対象物22について高さ方向の位置も測定できる。
図11は、前記光波距離測定装置21の概略構成を示している。尚、図11中、図1中で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
発光素子6から発せられた外部光は外部光路10上に射出され、該外部光路10を経て測定対象物22に照射され、該測定対象物22で反射された反射光は前記外部光路10を介して受光素子8に入射する。前記外部光路10の復路には、光路調整手段であり、光路開閉手段である高速絞り30が設けられ、該高速絞り30は入射された反射光の光量調整を行い、光路を開放、或は遮断する様になっている。
前記外部光路10の往路側には光路分割手段である第1ハーフミラー31が設けられ、前記外部光路10の復路側には光路併合手段である第2ハーフミラー32が設けられている。前記外部光路10は前記第1ハーフミラー31によって内部光路11に分割され、又前記第2ハーフミラー32によって前記外部光路10の復路に併合されている。
又、前記内部光路11には光路分割手段である第3ハーフミラー33及び光路併合手段である第4ハーフミラー34が設けられ、前記第3ハーフミラー33によって内部短光路11aと内部長光路11bに分割され、前記内部短光路11aには該内部短光路11aを開放、遮断可能な第1遮光器36が設けられている。
前記内部長光路11bには第2遮光器37、光路調整手段である低速絞り38、オプティカルファイバ39が設けられており、前記第2遮光器37は該内部長光路11bの開放、或は遮断を行い、前記低速絞り38は光量調整を行い、前記オプティカルファイバ39は前記内部短光路11aと前記内部長光路11bとの間で所定の光学長差を持つ様に設けられ、例えば、前記オプティカルファイバ39の長さは130mとなっている。ここで、前記高速絞り30は前記低速絞り38よりも高速で作動するが、分解能は粗くなっている。
以下、前記光波距離測定装置21による補正情報の取得、測距について説明する。
第2の実施例に於いても、電源投入時に、位相特性を取得する為、補正情報の取得を行う。その後、補正情報の更新を行った後、測距の動作に入る。
先ず、前記基準面形成用レーザ光線25を全周(1回転)照射し、反射光を受光することで、前記測定対象物22がどの方向に、又いくつ存在するかを検出する。続いて、前記測距光26を回転させ、前記測定対象物22から反射光が得られる様に測定対象物22の存在範囲に前記測距光26を照射して、概略測距を実行する。概略測距は、測定対象物22迄の概略距離、例えば測定対象物22迄の距離が50mより遠いか、近いかが分ればよく、単純に反射光の位相に基づき距離を演算する。
前記測定対象物22の概略測定が完了すると、得られた概略測定の結果に基づき、各測定対象物22毎に、近距離測定、遠距離測定の切替えが行われつつ距離測定が行われ、同時に補正データが取得され、該補正データにより補正情報が更新され、距離測定を最新の補正情報によって補正し、高精度の測距を行う。
以下、補正情報の取得、補正情報の更新、概略測定、近距離測定、遠距離測定について、順次説明していく。
図11〜図14を参照して、補正情報の取得について説明する。
補正情報の取得は、上述した様に、温度変化や経年変化に対応する為に、電源投入時に自動で行われる。又、補正情報取得作動は、前記内部光路11のみが使用される。
前記第1遮光器36、前記第2遮光器37は開状態であり、前記高速絞り30は光路を遮断した状態に設定される(STEP:41、STEP:42)。
制御演算部3からの発光命令により発光回路5が発光タイミングを発生し、この発光タイミングに従い、パルスレーザダイオードである前記発光素子6を駆動し、該発光素子6から光パルスが射出される。この時の、光パルスの光量は所定値に設定されたものである。
光パルスは、前記第1ハーフミラー31により分割され、一部は外部光として前記外部光路10上に射出され、又残部は内部光として前記内部光路11上に射出される。内部光は更に、前記第3ハーフミラー33により分割され、一部が前記内部短光路11a上に射出され、残部は前記内部長光路11bに射出される。
前記内部短光路11aに射出された光パルスは開放状態の前記第1遮光器36を通過し、前記第4ハーフミラー34、前記第2ハーフミラー32を経由し前記受光素子8に入射する。該受光素子8は、受光した光パルスを電気信号に変化して前記受光回路7に出力する。該受光回路7は、電気信号をAD変換、サンプルホールド等の所要の信号処理を行った後、前記制御演算部3に入力する。尚、前記内部短光路11aに照射された光パルスの光量は、製造工程で調整されている為、基準光量Sd2 となる。
又、前記第3ハーフミラー33によって分割され、前記内部長光路11bに進んだ光パルスは、開放状態の前記第2遮光器37を通過し、前記低速絞り38によって光量Sd0 に調整される(STEP:43)。
調整された光パルスは、前記オプティカルファイバ39、前記第4ハーフミラー34、前記第2ハーフミラー32を経由し、前記受光素子8に入射する。該受光素子8は、受光した光パルスを電気信号に変化して前記受光回路7に出力する。該受光回路7は、電気信号をAD変換、サンプルホールド等の所要の信号処理を行った後、前記制御演算部3に入力する。
前記測定対象物22で反射された測距光は、前記高速絞り30によって遮断される。又、太陽光、或は外部にある反射体の影響を受けたくない為である。
上記作動によって、前記内部短光路11aと前記内部長光路11bの受光データが取得でき、前記制御演算部3は前記内部短光路11aと前記内部長光路11bの位相差Ld0 を計算し(STEP:44)、前記内部長光路11bの光量Sd0 と位相差Ld0 を組にして前記記憶部4に書込む(STEP:45)。
前記低速絞り38の開度を変え、前記受光素子8が受光する光量をSd1 ,Sd2 ,Sd3 ,Sd4 に変更し、各光量Sd1 ,Sd2 ,Sd3 ,Sd4 についても、同様に位相差Ld1 ,Ld2 ,Ld3 ,Ld4 を取得し、それぞれ組にして前記記憶部4に書込む(STEP:45)。
この作動で得られた値は、前記内部短光路11aの光量を基準光量Sd2 に固定した状態で、内部長光路11bの光量を変化させた場合の2光路間の位相変化を意味する。つまり、これは光量と位相変化特性の関係に他ならない。従って、光量の変化範囲を全光量とすれば、全光量レベルに対応する補正情報を前記記憶部4に格納することができる。
更に、第2の実施例では、内部の2光路を同時に位相測定しているので、電気的な状態変化が極めて少なく、精度の高い補正情報が得られる。
次に、補正情報の更新について説明する。
位相特性は、環境の温度変化や機械内部の自己発熱等により、常に変化している。それ故、測定中も補正情報を更新し続けることが必要である。
図11に於いて、前記高速絞り30を遮光、前記第1遮光器36、前記第2遮光器37を開放する。同時に、前記低速絞り38を僅かに動作させ、前記内部長光路11bの光量を変化させる。その後、前記発光素子6から光パルスが射出される。
該光パルスは、前記外部光路10、前記内部短光路11a、前記内部長光路11bの3つの光路に分割されるが、前記外部光路10は前記高速絞り30によって遮断されるので、前記受光素子8には前記内部短光路11a、前記内部長光路11bを経由した内部光のみが入射する。
前記制御演算部3は、受光結果に基づき前記内部長光路11bと前記内部短光路11aの位相差を計算し、この時の前記内部長光路11bの光路と組にして前記記憶部4に格納されている補正情報を1補正データ分更新する。
この更新動作を本体が一周する間に、一度だけ行う。次の周で、更に前記低速絞り38を動作させ、前記内部長光路11bの光量を変化させ、補正データを更に1補正データ分更新する。以上の作動を繰返すことで、補正情報を更新し続けることができる。
第2の実施例に係る光波距離測定装置21の測距作動について説明する。
該光波距離測定装置21では、1回の発光で前記外部光路10を経て入射する外部光と前記内部短光路11a及び前記内部長光路11bを経て入射する2つの内部光による受光信号が得られる。又、2つの内部光は前記第1遮光器36、前記第2遮光器37の遮蔽作動により、択一的に選択され、いずれか一方が測距離に利用される。
ところが、前記受光素子8が外部光と内部光とを受光するタイミングが近いと、2つの信号をうまく分離できなかったり、或は信号同士で影響を受けて誤差となったりする。そこで、第2の実施例では、先ず、前記測定対象物22迄の概略距離を測定し、得られた概略距離に従って前記内部短光路11aと前記内部長光路11bのどちらかを使用するかを選択し、選択された内部光路11と前記外部光路10とを用いて測距を実行している。
先ず、概略距離測定について図11を参照して説明する。
距離測定に先立って、前記基準面形成用レーザ光線25を回転照射して、前記測定対象物22からの反射光を受光し、該測定対象物22の位置情報を取得する。得られた位置情報に基づき、前記測距光26が前記測定対象物22を視準する位置で、前記発光素子6から光パルスを発する。
或は、前記基準面形成用レーザ光線25の照射方向を前記測距光26に対して水平方向に先行させて回転し、前記基準面形成用レーザ光線25の反射光を受光して、前記測定対象物22を検出し、該測定対象物22の位置で前記発光素子6から光パルスを発する。
光パルスは前記第1ハーフミラー31によって前記外部光路10と前記内部光路11とに分割される。尚、概略距離測定を行う場合、前記第1遮光器36、前記第2遮光器37により、前記内部短光路11a、前記内部長光路11bをそれぞれ遮蔽する。又、前記高速絞り30は、全開状態とする。
前記外部光路10に射出された外部光は、前記測定対象物22によって反射され、前記高速絞り30、前記第2ハーフミラー32を経由して前記受光素子8に到達する。ここで、前記高速絞り30を全開状態としているのは、前記測定対象物22からの反射光が微弱であるかもしれないからである。
前記内部光路11に射出された内部光は、前記第3ハーフミラー33により前記内部短光路11a、前記内部長光路11bに分割されるが、前記内部短光路11a、前記内部長光路11b共に前記第1遮光器36、前記第2遮光器37によって遮光されているので、内部光は前記受光素子8には到達しない。
従って、前記制御演算部3は、外部光のみによって測距を行い、該測定対象物22迄の概略距離が測定される。
前記測定対象物22迄の概略距離が測定されると、測定結果に基づき前記内部短光路11a、前記内部長光路11bの何れかが選択され、精密測定が実行される。
以下、前記測定対象物22の概略距離が近距離の場合を説明する。
図15(A)は、前記第1遮光器36、前記第2遮光器37が共に開状態で、前記発光素子6より光パルスが発せられた場合に、前記内部光路11を経由して前記受光素子8が受光した場合の受光信号を示している。前記内部短光路11aと前記内部長光路11bとでは前記オプティカルファイバ39分だけ光路長が異なり、前記内部長光路11bを経た場合の受光信号は前記内部長光路11b分に相当する時間、即ち位相Lf1 の遅れが生じる。
前記測定対象物22が近距離である場合は、前記第1遮光器36により前記内部短光路11aを遮蔽する。
図15(B)は、前記内部短光路11aを遮蔽した場合の、前記測定対象物22からの反射光による受光信号と前記内部長光路11bを経由した内部光の受光信号の発生状態を示している。
前記測定対象物22が近い場合は、先ず該測定対象物22からの反射光が受光され、次に前記内部長光路11bを経た内部光が受光され、両受光信号は分離される。
図16は光量と位相の関係を示した図であり、図には、前記外部光路10、前記内部短光路11a、前記内部長光路11bの位相特性を表す曲線が描かれている。尚、全ての光路に対して受光系は共通である為、これらの曲線は既に取得した補正情報と同じ形をしている。従って、それぞれの曲線は、補正情報を位相方向に平行移動することで得られる。
同じ周回の補正情報の更新で、前記内部短光路11aの光量がSf0 、内部長光路11bの光量がSf2 、それらの位相差がLf1 であったとして以下説明する。
近距離測定を行う場合、先ず、同じ測定対象物22を測定した時の情報を基に前記高速絞り30の開度を変え、測定可能な光量レベルに大まかに合わせる。
前記第1遮光器36を閉じ、前記第2遮光器37を開放する。この時、前記低速絞り38は動かさない。これらの動作が完了した後、前記発光素子6から光パルスが射出される。
この光パルスは、前記第1ハーフミラー31より前記外部光路10、前記内部光路11に分割され、該内部光路11は更に、前記第3ハーフミラー33によって前記内部短光路11a、前記内部長光路11bに分割される。一方、前記内部短光路11aは前記第1遮光器36によって遮光される為、前記受光素子8には前記外部光路10、前記内部長光路11bを経た光パルスのみが到着する。前記内部長光路11bの光量は、前記低速絞り38を動作させていないので、補正情報の更新ステップと同じ光量Sf2 と合致している。
ここで、前記外部光路10の光量が光量Sf1 だったとすれば、前記外部光路10と前記内部光路11の位相差は、位相差Lf2 に相当する。
前記外部光路10を経た外部光と前記内部長光路11bを経た内部光との間で光量差がなければ、単純に位相差(Lf1 −Lf2 )が前記測定対象物22迄の位相差になり、この位相差に光速と、前記受光回路7の基準周波数から求められる係数kを乗算することで、距離が求められる。
然し、多くの場合、外部光は陽炎等により、光量変動を続けており、内部光光量と外部光光量とを同一に固定することは難しい。又、前記高速絞り30は、高速に動かす必要から、分解能は粗くなっている。斯かる前記高速絞り30の特性からも、外部光光量と内部光光量との差が生じ易い様になっている。
本発明では、以下の様に補正量を決定し、補正を行っている。
光量差による誤差を含まない距離を求めるには、外部光と内部光の光量が等しい必要がある。前記内部長光路11bと前記外部光路10の位相差Lf2 は前記外部光路10の光量がSf1 の時に測定したものであるが、この光量が前記内部短光路11aと同じ基準光量Sf0 の時に測定したとすれば、その位相差はLf3 だけ大きくなる筈である。何故なら、光量を変化させた時の位相特性変化は、先程取得した補正情報と、同じであるからである。
xを光量、yを位相として、補正情報を関数y=f(x)と表せば、補正量Lf3 は、以下に求められる。
Lf3 =f(Sf1 )−f(Sf0 )
依って、測定対象物22迄の距離Dは、以下に表される。
D=[Lf1 −(Lf2 +Lf3 )]×k
=[(Lf1 −(Lf2 +(f(Sf1 )−f(Sf0 )))]×k
以上の作動により、近距離に位置する測定対象物22の測距が実現できる。
次に、図17、図18を参照して前記測定対象物22迄の概略距離が遠距離の場合を説明する。
遠距離測定を行う場合、先ず、同じ測定対象物22を測定した時の情報を基に前記高速絞り30の開度を変え、測定可能な光量レベルに大まかに合わせる。
前記第2遮光器37を閉じ、前記第1遮光器36を開放する。この時、前記低速絞り38は動かさない。これらの動作が完了した後、前記発光素子6から光パルスが射出される。
この光パルスは、前記第1ハーフミラー31より前記外部光路10、前記内部光路11に分割され、該内部光路11は更に、前記第3ハーフミラー33によって前記内部短光路11a、前記内部長光路11bに分割される。
該内部長光路11bは前記第2遮光器37によって遮断されているので、前記受光素子8には前記外部光路10、前記内部短光路11aを経た光パルスのみが到着する。前記内部短光路11aの光量は、製造工程で調整されているので、基準光量Se0 である。
ここで、外部光の光量が光量Se1 だったとすると、前記外部光路10と前記内部短光路11aの位相差は、位相差Le1 に相当する。
もしここで、前記外部光路10と前記内部光路11との光量差がなければ、単純にLe1 がターゲット迄の位相差になり、この位相差Le1 に光速と前記受光回路7の基準周波数から求められる係数kを乗算することで、距離が求められる。
然し、上述した様に外部光は常時光量が変動しており、内部光に対して光量差を生じる。従って、外部光と内部光の光量が等しくなる様、以下の補正を行う。
前記外部光路10と前記内部短光路11aとの位相差Le1 は前記外部光路10の光量がSe1 の時に測定したものであるが、この光量が前記内部短光路11aと同じ基準光量Se0 の時に測定したとすれば、その位相差はLe2 だけ小さくなる筈である。何故なら、光量を変化させた時の位相特性変化は、先程取得した補正情報と、同じであるからである。
xを光量、yを位相、補正情報を関数y=f(x)として、補正量Le2 は、以下に求められる。
Le2 =f(Se1 )−f(Se0 )
依って、測定対象物22迄の距離Dは、以下に表される。
D=(Le1 −Le2 )×k
=[Le1 −(f(Se1 )−f(Se0 ))]×k
以上の作動により、遠距離に位置する測定対象物22の測距が実現できる。
上述した様に、本発明では、測距を行う直前に、測距環境、測定装置自体についての補正情報を取得し、又測距と平行して補正情報を取得し、得られた補正情報に基づき測距結果を補正するので以下の優れた効果を有する。
温度変化、経年変化の影響を受けない安定した精度を保つ製品が実現できる。
温度変化の影響を受けない高価な電気特性を有する部品を使用しないので、製作費を低減できる。
従来、温度変化等、使用環境の変化を考慮し、光波距離測定装置の使用条件が限定されたが、補正情報をリアルタイムで取得し、温度変化等、使用環境の変化に対応して動的に補正できるので、広範囲条件下での使用が可能となる。
電源投入時に、光波距離測定装置自身が補正情報を取得するので、製造工程での調整が不要となると共に、調整の為の設備が不要となり、製作コストが低減する。
1 光波距離測定装置
2 測定対象物
3 制御演算部
5 発光回路
7 受光回路
8 受光素子
10 外部光路
11 内部光路
11a 内部短光路
11b 内部長光路
12 光路切替え器
13 外部光量調整手段
14 内部光量調整手段
21 光波距離測定装置
22 測定対象物
23 基準面形成部
24 測距部
25 基準面形成用レーザ光線
26 測距光
27 受光装置
28 プリズム
30 高速絞り
31 第1ハーフミラー
32 第2ハーフミラー
33 第3ハーフミラー
36 第1遮光器
37 第2遮光器
38 低速絞り
39 オプティカルファイバ

Claims (12)

  1. 光源からの光を測定対象物に向けて照射し、該測定対象物で反射された反射光を受光部で受光し、前記光源からの光を内部光路を介して内部光として前記受光部により受光し、該受光部の反射光、前記内部光の受光結果に基づき前記測定対象物迄の距離を測定する光波距離測定方法であって、
    電源投入時に前記内部光の光量を全光量レベルに亘り変更させながら全光量レベルに亘る補正情報を取得すると共に
    内部光光量について基準光量が設定され、前記内部光光量を変更させた場合の前記受光部からの受光信号の変化を検出し、光量変化と位相変化との関係を補正情報として取得する補正情報取得ステップと、
    取得された前記補正情報を記憶する記憶ステップと、
    前記反射光の光量と前記基準光量との光量差に基づき前記補正情報より位相の偏差を求め、該偏差を補正値とし、該補正値と、前記受光部の前記反射光、前記内部光の受光結果とにより距離を演算する演算ステップと、距離測定時に前記受光部が前記内部光を受光し、距離測定時の前記受光部からの受光信号に基づき前記補正情報を更新するステップとを有することを特徴とする光波距離測定方法。
  2. 前記演算ステップは、前記内部光の光量を変化させながら複数回行われ、第1の光量で前記受光部から得られる第1受光信号と、第2の光量で前記受光部から得られる第2受光信号とに基づいて前記補正情報を更新する更新ステップを更に有する請求項の光波距離測定方法。
  3. 前記第1の光量は予め設定された基準光量であり、前記第2の光量が漸次変更される請求項の光波距離測定方法。
  4. 前記内部光路が、光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを含み、前記補正情報取得ステップは、前記第1内部光路を経由した第1内部光及び前記第2内部光路を経由した第2内部光とに基づき前記補正情報を取得する請求項1の光波距離測定方法。
  5. 前記内部光路が、光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを含み、前記演算ステップが、前記反射光と前記第1内部光路を経由した第1内部光又は前記第2内部光路を経由した第2内部光とに基づき補正前の距離を演算する補正前演算ステップと、前記第1内部光及び前記第2内部光に基づいて前記補正情報を更新する更新ステップとを更に有する請求項1の光波距離測定方法。
  6. 前記第1内部光が基準光量に設定され、前記第2内部光の光量が漸次変更される請求項又は請求項の光波距離測定方法。
  7. 前記第2内部光路は所定長の光ファイバを有する請求項又は請求項の光波距離測定方法。
  8. 前記演算ステップは、前記反射光のみによって前記測定対象物迄の距離測定を行う予備測定ステップと、該予備測定ステップで得られた結果に基づき前記第1内部光又は前記第2内部光の何れかに基づいて距離を演算するかを選択する選択ステップとを更に有する請求項の光波距離測定方法。
  9. 光源と、受光部と、前記光源からの光が測定対象物で反射され、反射光として前記受光部へ導く外部光路と、前記光源からの光を内部光として前記受光部へ導く内部光路と、前記内部光の光量を変更する内部光量変更部と、前記受光部からの受光信号に基づき前記測定対象物迄の距離を演算する演算部を含む制御部とを有し、
    該制御部は、電源投入時に前記内部光量変更部により前記内部光の光量を全光量レベルに亘り変更させながら該内部光を前記受光部により受光し、該受光部からの受光信号に基づき補正情報を取得すると共に
    内部光光量について基準光量を設定し、前記内部光光量を変更させた場合の前記受光部からの受光信号の変化を検出し、光量変化と位相変化との関係を補正情報として取得し、
    更に距離測定時に前記受光部が所定光量に設定された前記内部光を受光した前記受光部からの受光信号、距離測定時の前記反射光を受光した前記受光部からの受光信号に基づき前記補正情報を更新することを特徴とする光波距離測定装置。
  10. 前記制御部が前記補正情報を記憶する記憶部を有し、前記演算部が
    前記反射光の光量と前記基準光量との光量差に基づき前記補正情報より位相の偏差を求め、該偏差を補正値とし、該補正値と、前記反射光の受光信号と、前記内部光の受光信号とに基づき距離を演算する請求項の光波距離測定装置。
  11. 前記内部光路が光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを有し、前記第1内部光路と前記第2内部光路の何れか一方に前記内部光量変更部が設けられ、前記制御部は前記受光部により受光された信号の内、前記第1内部光路、前記第2内部光路を経由した光の信号に基づいて前記補正情報を取得する請求項の光波距離測定装置。
  12. 前記内部光路が光学長の異なる第1内部光路と第2内部光路とを有し、前記第1内部光路と前記第2内部光路の何れか一方に前記内部光量変更部が設けられ、前記制御部は前記受光部により受光された信号の内、前記第1内部光路、前記第2内部光路を経由した光の信号に基づいて補正更新情報を取得し、該補正更新情報により記憶された前記補正情報を更新する請求項10の光波距離測定装置。
JP2009012099A 2009-01-22 2009-01-22 光波距離測定方法及び光波距離測定装置 Active JP5616025B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012099A JP5616025B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 光波距離測定方法及び光波距離測定装置
US13/144,196 US8781780B2 (en) 2009-01-22 2009-12-25 Electro-optical distance measuring method and electro-optical distance measuring device
PCT/JP2009/071898 WO2010084700A1 (ja) 2009-01-22 2009-12-25 光波距離測定方法及び光波距離測定装置
CN200980155037.9A CN102292652B (zh) 2009-01-22 2009-12-25 光波距离测定方法和光波距离测定装置
EP09838889.5A EP2333580B1 (en) 2009-01-22 2009-12-25 Electronic distance measuring method and electronic distance measuring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012099A JP5616025B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 光波距離測定方法及び光波距離測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010169525A JP2010169525A (ja) 2010-08-05
JP5616025B2 true JP5616025B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=42355762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009012099A Active JP5616025B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 光波距離測定方法及び光波距離測定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8781780B2 (ja)
EP (1) EP2333580B1 (ja)
JP (1) JP5616025B2 (ja)
CN (1) CN102292652B (ja)
WO (1) WO2010084700A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5740858B2 (ja) * 2010-07-12 2015-07-01 竹中電子工業株式会社 光位相差検出式の物体検知センサ
EP2990821A1 (en) 2014-08-26 2016-03-02 Kabushiki Kaisha TOPCON Laser surveying device
JP6788396B2 (ja) 2016-07-05 2020-11-25 株式会社トプコン 光波距離計
US10557965B2 (en) 2016-12-02 2020-02-11 Stmicroelectronics (Grenoble 2) Sas Device, system, and method for detecting human presence
CN110006463B (zh) * 2019-05-23 2021-07-27 中国科学院合肥物质科学研究院 一种光学遥感卫星的在轨绝对辐射定标方法及系统
JP7416647B2 (ja) * 2020-03-12 2024-01-17 株式会社トプコン 測量装置
DE102021107194A1 (de) * 2021-03-23 2022-09-29 Sick Ag Optoelektronischer Sensor und Verfahren zur Erfassung von Objekten

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3540157A1 (de) * 1985-11-13 1987-05-21 Messerschmitt Boelkow Blohm Verfahren und vorrichtung zur entfernungsmessung
JP2717408B2 (ja) 1988-03-16 1998-02-18 株式会社トプコン 直線性誤差補正機能を有する光波測距装置
US5317375A (en) * 1991-02-28 1994-05-31 Stanley Electric Co., Ltd. Optical distance measuring apparatus
JP3141143B2 (ja) 1992-02-21 2001-03-05 株式会社トプコン 光学的遅延手段を有する光波距離計
JP3256859B2 (ja) * 1992-04-15 2002-02-18 株式会社トプコン 光波距離計
JP3563817B2 (ja) * 1995-03-24 2004-09-08 ペンタックス株式会社 光波測距装置および光波測距装置における光量制御方法
JP3826504B2 (ja) * 1997-07-24 2006-09-27 株式会社ニコン 光波測距装置
JP4332255B2 (ja) * 1999-05-14 2009-09-16 株式会社トプコン 距離測定装置
JP2000329517A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Topcon Corp 距離測定装置
JP2000346643A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Hamamatsu Photonics Kk 光位置検出装置および距離センサ
JP2000356677A (ja) * 1999-06-15 2000-12-26 Topcon Corp 距離の測定装置と距離測定方法
WO2001011870A1 (fr) * 1999-08-05 2001-02-15 Hamamatsu Photonics K.K. Dispositif d'imagerie a semi-conducteur et dispositif de telemetrie
EP1314969B1 (en) * 2000-08-03 2006-03-22 Hamamatsu Photonics K. K. Optical sensor
JP2003149341A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Nikon Geotecs Co Ltd 距離測定装置
JP3902986B2 (ja) 2002-06-26 2007-04-11 キヤノン株式会社 シート給送装置
JP2004212058A (ja) 2002-12-26 2004-07-29 Topcon Corp 作業位置測定装置
JP4002199B2 (ja) * 2003-02-28 2007-10-31 株式会社ソキア 光波距離計
JP4996043B2 (ja) * 2004-06-15 2012-08-08 株式会社トプコン 光波距離測定方法及び光波距離測定装置
JP4819403B2 (ja) 2005-06-06 2011-11-24 株式会社トプコン 距離測定装置
JP4851737B2 (ja) * 2005-06-23 2012-01-11 株式会社トプコン 距離測定装置
JP4851754B2 (ja) * 2005-09-05 2012-01-11 株式会社トプコン 距離測定装置
EP1923722A4 (en) 2005-09-05 2011-07-13 Topcon Corp MIXING DEVICE AND L-DISTANCE MEASURING DEVICE USING THE SAME
JP4855749B2 (ja) * 2005-09-30 2012-01-18 株式会社トプコン 距離測定装置
JP4796834B2 (ja) * 2005-12-20 2011-10-19 株式会社トプコン 距離測定方法及び距離測定装置
JP5020585B2 (ja) * 2006-09-27 2012-09-05 株式会社トプコン 測定システム
JP2009097872A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Sharp Corp 光学式測距センサ、物体検出装置、洗浄便座、および光学式測距センサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2333580B1 (en) 2016-04-13
WO2010084700A1 (ja) 2010-07-29
EP2333580A1 (en) 2011-06-15
US20110270563A1 (en) 2011-11-03
EP2333580A4 (en) 2012-05-09
JP2010169525A (ja) 2010-08-05
CN102292652B (zh) 2014-04-02
US8781780B2 (en) 2014-07-15
CN102292652A (zh) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5616025B2 (ja) 光波距離測定方法及び光波距離測定装置
US9897697B2 (en) Distance measuring method using dynamic pulse width adaptation
KR102231727B1 (ko) 레이저 펄스 에너지 제어 시스템 및 방법
JP5716719B2 (ja) 光レーダ装置
US11675080B2 (en) Method and apparatus for determining at least one spatial position and orientation of at least one object
JP6303026B2 (ja) 計測方法および装置
CN104635207A (zh) 使用合成波激光测距的位置确定
JPWO2014024508A1 (ja) レーダ装置
US10446369B1 (en) Systems and methods for interferometric end point detection for a focused ion beam fabrication tool
JP2010203820A (ja) レーザ距離測定装置
US9329027B2 (en) Measuring unit, measuring system and method for determining a relative position and relative orientation
US10310086B2 (en) Method and device for local stabilization of a radiation spot on a remote target object
US9726462B2 (en) Method and device for local stabilization of a radiation spot on a remote target object
US20210270568A1 (en) Laser irradiation apparatus and laser irradiation method
JP2014185956A (ja) 距離測定装置
JP4851737B2 (ja) 距離測定装置
JP6331587B2 (ja) 3次元座標測定装置及び方法、並びに校正装置
JP2007147336A (ja) 光学式測距方法
KR101640348B1 (ko) 초정밀 광 스캐닝 장치
US11921216B2 (en) Electronic apparatus and method for controlling thereof
KR101499642B1 (ko) 바람장측정용 도플러 라이다의 측정오차보정 방법
JP2017044565A (ja) 距離測定装置及びその方法
CN104848782B (zh) 一种对比式抗干扰微动级联阶梯角反射镜激光干涉仪及标定方法和测量方法
US20110128551A1 (en) Interferometric system and method for adjusting a path difference
JP5927805B2 (ja) エンコーダ装置、及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5616025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250