JP3256859B2 - 光波距離計 - Google Patents

光波距離計

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JP3256859B2
JP3256859B2 JP12269792A JP12269792A JP3256859B2 JP 3256859 B2 JP3256859 B2 JP 3256859B2 JP 12269792 A JP12269792 A JP 12269792A JP 12269792 A JP12269792 A JP 12269792A JP 3256859 B2 JP3256859 B2 JP 3256859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調光波を被測定物に
対して投射して、その反射変調光を受光することによ
り、被測定物までの距離を測定するための光波距離計に
係わり、特に、受光光量検出手段により受信パルスの受
信光量を検出し、この受光光量が、定められた複数の光
量レベルの何れかに属するかを判断し、この光量レベル
を考慮して距離データを演算する様に構成された光波距
離計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光波距離計は、特定の周波数で変
調された変調光を送光光学系から被測定物に向けて投射
し、被測定物からの反射変調光を受信光学系を介して受
光し、この反射変調光を受光素子で電気信号に変換し
て、発光時の位相と受光時の位相との位相差を時間差に
換算することにより、被測定物までの距離を測定してい
た。
【0003】更にパルス方式の光波距離計は、発光素子
から周期的なパルス光を発光させ、このパルス光を送光
光学系を介して被測定物に向けて投射し、この反射パル
ス光を受光素子で電気信号に変換して、発光時の位相と
受光時の位相との位相差を時間差に換算することによ
り、被測定物までの距離を測定していた。
【0004】ところで被測定物で反射された反射光は、
被測定物までの距離が変化すると、その反射光の光量も
変化する。従って光波距離計は、被測定物までの距離が
変化しても反射光量が一定となる様に、濃度フィルター
や網状減光部材等による光量減衰部材を、発光側や受光
側に配置して透過光量を可変させたり、発光素子の発光
光量を制御することにより、反射光の調整を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら被測定物
で反射された反射光は、大気等の外乱を受け、受光時に
は微小時間で激しく光量が変化している。特に、被測定
物までの距離が長い場合には、外乱の影響が大きくな
り、測定誤差が増大するという問題点があった。
【0006】この外乱に対応するため、ある光量値に対
して設定レベルを設け、この設定レベル内の反射光を受
光素子で電気信号に変換して測定データとする方法や、
長距離測定の場合には、反射光の限界付近において、設
定レベルの下位の限界を低めに設定する方法を採用する
方法が考えられるが、この方法では、設定レベルから外
れた場合には測定データとして取り扱われず、測定デー
タが減少することにより、測定誤差が増大するという問
題点があった。
【0007】更に受光素子により変換された電気信号を
増幅するためのアンプ等にも位相特性等による誤差が生
じており、単に測定データを増加させるために設定レベ
ルを広くすれば、累積誤差が増大する心配があった。
【0008】そして長距離測定における反射光の限界付
近では、反射光の平均光量レベルが、発光側の平均光量
レベルと異なってしまうことがあり、これらも測定誤差
を引き起こす原因となっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、パルス的に発光する光源部と、この
光源部からの光を測定対象物に対して送出するための光
学手段と、この測定対象物からの反射光を受光し、電気
信号の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光
源部の発光から受信パルスの受信までの時間差により、
測定対象物との距離を測定するための距離測定手段とか
らなる光波距離計において、前記受光手段の受信パルス
から、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、
この受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた
複数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レ
ベル判断手段と、前記距離測定手段による距離データ
と、該光量レベル判断手段の光量レベルとを入力し、最
も測定頻度の高い光量レベル時における前記距離測定手
段による距離データのみを選択するための制御手段とか
ら構成されている。
【0010】また本発明は、前記受光手段の受信パルス
から、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、
この受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた
複数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レ
ベル判断手段と、前記距離測定手段が測定した距離デー
タと、前記光量レベル判断手段の光量レベルとから補正
距離データを演算するための制御手段とからなってお
り、制御手段は、各光量レベルの測定頻度が略同一の場
合には、各光量レベルにおける前記距離データに対し
て、所定の等しい光量レベルとするための補正係数を乗
じ、これらを加算した後、適宜の補正値を加算して補正
距離データを演算することを特徴としている。
【0011】更に本発明は、前記受光手段の受信パルス
から、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、
この受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた
複数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レ
ベル判断手段と、前記距離測定手段が測定した距離デー
タと、前記光量レベル判断手段の光量レベルとから補正
距離データを演算するための制御手段とからなってお
り、制御手段は、各光量レベルにおける前記距離データ
に対して、その光量レベルの頻出度数を乗じた後、各光
量レベル毎の各乗算値を加算し、この加算値を全頻出度
数で除すことにより、加重平均された距離データである
補正距離データを演算することを特徴としている。
【0012】そして本発明は、光量レベル判断手段によ
り判断された光量レベルに基づき、受信パルスの受光光
量を減衰させるための光量減衰手段が備えられ、この減
衰された受信パルスにより、距離測定手段が距離データ
を測定する構成にすることもできる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以上の様に構成された本発明は、
光源部がパルス的に発光し、光学手段が、光源部からの
光を測定対象物に対して送出し、受光手段が、測定対象
物からの反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換
し、距離測定手段が、光源部の発光から受信パルスの受
信までの時間差により、測定対象物との距離を測定する
光波距離計であって、受光光量検出手段が、受光手段の
受信パルスから、受光光量を検出し、光量レベル判断手
段が、受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められ
た複数の光量レベルの何れかに属するかを判断し、制御
手段が、距離測定手段による距離データと、光量レベル
判断手段の光量レベルとを入力し、最も測定頻度の高い
光量レベル時における距離測定手段による距離データの
みを選択する様になっている。
【0016】また本発明は、受光光量検出手段が、受光
手段の受信パルスから、受光光量を検出し、光量レベル
判断手段が、受光光量検出手段の検出光量に基づき、定
められた複数の光量レベルの何れかに属するかを判断
し、制御手段が、距離測定手段が測定した距離データ
と、光量レベル判断手段の光量レベルとから補正距離デ
ータを演算し、制御手段は、各光量レベルの測定頻度が
略同一の場合には、各光量レベルにおける前記距離デー
タに対して、所定の等しい光量レベルとするための補正
係数を乗じ、これらを加算した後、適宜の補正値を加算
して補正距離データを演算することができる。
【0017】更に本発明は、制御手段が、各光量レベル
における前記距離データに対して、その光量レベルの頻
出度数を乗じた後、各光量レベル毎の各乗算値を加算
し、この加算値を全頻出度数で除すことにより、加重平
均された距離データである補正距離データを演算するこ
とができる。
【0018】そして本発明は、光量レベル判断手段によ
り判断された光量レベルに基づき、光量減衰手段が、受
信パルスの受光光量を減衰させる様になっており、この
減衰された受信パルスにより、距離測定手段が距離デー
タを測定する様にすることもできる。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】
【0022】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0023】第1図に示す様に本実施例の光波距離計
は、レーザダイオード1と、コンデンサレンズ2と、コ
ンデンサレンズ3と、一対の分割プリズム41、42
と、光路切り替えチョッパ5と、内部光路6と、APD
71と、光ファイバー8と、プリズム9と、対物レンズ
10から構成されている。そして、コーナキューブ11
は、光波距離計本体から離れた位置に配置される測定対
象物に該当するものであり、光パルスを反射する機能を
有している。
【0024】レーザダイオード1とコンデンサレンズ2
1、22と発光側光ファイバー81と分割プリズム41
とプリズム9と対物レンズ10とが光学手段に該当す
る。
【0025】レーザダイオード1は光源部に該当するも
ので、本実施例のレーザダイオード1はパルスレーザダ
イオードが採用されており、比較的大きなピークパワー
を持ち、デューティ比が0.01%程度のパルス波を発
生させることができる。光路切り替えチョッパ5は光束
を切り替えるものである。受光素子7は受光手段に該当
するものであり、レーザダイオード1から発射されたパ
ルス光線を受光できる素子であれば足りる。
【0026】分割プリズム41は、第1のハーフミラー
411と第2のハーフミラー412とから構成されてお
り、分割プリズム42は、第1のハーフミラー421と
第2のハーフミラー422とからなっている。光ファイ
バー8は、発光側光ファイバー81と受光側光ファイバ
ー82とから構成されている。
【0027】発光パルス列が、レーザダイオード1から
発射されると、コンデンサレンズ21、22により発光
側光ファイバー81の入力端81aに結合される。発光
側光ファイバー81の出力端81bから射出された発光
パルス列は、分割プリズム41に送られる。分割プリズ
ム41の第1のハーフミラー411を透過したパルス列
は、光路切り替えチョッパ5を介して、外部測距光路に
射出可能となっている。分割プリズム41の第1のハー
フミラー411で反射され、更に第2のハーフミラー4
12で反射されたパルス列は、光路切り替えチョッパ5
を介して、内部測距光路6に射出可能となっている。光
路切り替えチョッパ5は、内部測距光路6と外部測距光
路を切り替えるためのものである。従って、光路切り替
えチョッパ5が外部測距光路を選択した場合には、パル
ス列はプリズム9で反射された後、対物レンズ10によ
り外部に射出される。
【0028】対物レンズ10から射出されたパルス列
は、コーナキューブ11で反射され、再び対物レンズ1
0で受光されプリズム9に送られる。受光されたパルス
列は、プリズム9で反射されて分割プリズム42に送ら
れ、分割プリズム42の第1のハーフミラー421を透
過した受信パルス光は、受光側光ファイバー82の受光
端82aに結合される。
【0029】なお光路切り替えチョッパ5が内部測距光
路6を選択した場合には、発光パルス列は、内部測距光
路6を通って分割プリズム42に送られる。そして光パ
ルス列は、分割プリズム42に内蔵された第1のハーフ
ミラー421と第2のハーフミラー422で反射され、
受光側光ファイバー82の受光端82aに結合される様
になっている。
【0030】そして受光側光ファイバー82の射出端8
2bから射出された光パルス列は、コンデンサレンズ3
1、32によりAPD71に結合する様になっており、
受光素子7で電流パルスに変換される様になっている。
【0031】次に本実施例の電気回路の構成を詳細に説
明する。
【0032】図1に示す実施例は、水晶発信器100と
第1の分周器110とシンセサイザー120と第2の分
周器130とタイミング回路140とレーザダイオード
1とレーザダイオードドライバー150とAPD71と
同調アンプ160と受信タイミング検出回路170とカ
ウンタ180とピークホールド回路190とレベル判定
回路200と、バンドパスフィルタ210とサンプルホ
ールド(S/H)220と切換器230とADコンバー
タ300とメモリ400とCPU500とから構成され
ている。
【0033】水晶発振器100は、基準信号発生手段の
1つであり、15MHzの基準信号を発生させている。
この基準信号は、第1の分周器110とシンセサイザー
130とバンドパスフィルタ210とカウンタ180と
に供給されている。第1の分周器110に供給された基
準信号は、第1の分周器110で1/100に分周され
て150KHzとなりシンセサイザー130に送られ
る。シンセサイザー130は、第1の分周器110から
供給された150KHzと水晶発振器100から供給さ
れた15MHzで15.15MHzを作り、第2の分周
器130に送出する様になっている。第2の分周器13
0は、シンセサイザー130から供給された15.15
MHzを1/50に分周して303KHzを作り、タイ
ミング回路140に送る様になっている。なお、第1の
分周器110、第2の分周器130、シンセサイザ12
0の出力信号は、2値化の信号である。
【0034】タイミング回路140は、レーザダイオー
ドドライバー150に対してパルスレーザー発光タイミ
ング信号を送出し、更にタイミング回路140は、減衰
振動波形のピークホールド回路190に対してリセット
信号を送出する様になっている。なお、コンデンサチャ
ージ信号、パルスレーザー発光タイミング信号及びピー
クホールド回路190に対するリセット信号は、共に3
030Hzで繰り返される信号である。
【0035】そしてレーザダイオードドライバー150
は、タイミング回路140のパルスレーザー発光タイミ
ング信号に従って、レーザダイオード1をパルス的に駆
動するものである。
【0036】レーザーダイオード1から発射された光パ
ルスは、光学系を通過しAPD71で受光される。この
APD71は受光素子7の1つであり、pn接合に深い
バイアスを加えてナダレ増倍を誘起させ、利得を得るこ
とのできるダイオードである。APD71は、内部参照
光路を通った光パルスと、外部測距光路を通った光パル
スを受光する。APD71により光パルスは、電流パル
ス列の電気信号に変換され、同調アンプ160に送られ
る。
【0037】同調アンプ160は、APD71から入力
された電流パルス列を電圧信号に変換し、減衰振動波形
に変換すると共に、反転増幅を行うものである。同調ア
ンプ160で形成された減衰振動波形は、受信タイミン
グ検出回路170とピークポールド回路190に供給さ
れる。
【0038】受信タイミング検出回路170は図1に示
す様に、第1のコンパレータ171と第2のコンパレー
タ172とワンショトバイブレータ173と立ち上がり
エッジ検出器174と立ち下がりエッジ検出器175と
から構成されている。第1のコンパレータ171はスレ
ッシュレベルVS1 を有しており、受光を確認した後、
スレッシュレベル0Vを有する第2のコンパレータ17
2を一定時間能動状態とする様になっている。そして第
2のコンパレータ172は、減衰振動波形の0Vとのク
ロスポイントの2箇所捕らえ、受信タイミング信号を出
力する様になっている。
【0039】そして第2のコンパレータ172の出力側
には、立ち上がりエッジ検出器174と立ち下がりエッ
ジ検出器175が接続されており、立ち上がりエッジ検
出器174の出力信号は第1のサンプルホールド回路2
21に送られ、立ち下がりエッジ検出器175の出力信
号は第2のサンプルホールド回路222に送出する様に
なっている。なお減衰振動波形の0Vとのクロスポイン
トは、2箇所以上検出する構成としてもよい。
【0040】受信タイミング検出回路170は、受信タ
イミング信号をサンプルホールド(S/H)220とカ
ウンタ180に供給する様になっている。カウンタ18
0は、タインミング回路140からのリセット信号によ
りリセットされており、受信タイミング信号までの時間
を水晶発振器100からの15MHzによりカウントす
る様になっている。即ち、立ち上がりエッジ検出器17
4の出力信号が、カウンタ180に供給される様になっ
ており、カウンタ180が、立ち上がりエッジ検出器1
74からの信号が入力されるまで、水晶発振器100か
らの15MHzをカウントする様になっている。
【0041】水晶発振器100からバンドパスフィルタ
210に送られた15MHzは正弦波となり、第1のサ
ンプルホールド回路221と第2のサンプルホールド回
路222に送出される。そして第1のサンプルホールド
回路221が、立ち上がりエッジ検出器174の出力信
号によりサンプルホールドし、第2のサンプルホールド
回路222が、立ち下がりエッジ検出器175の出力信
号によりサンプルホールドを行う様になっている。サン
プルホールド回路221と第2のサンプルホールド回路
222でサンプルホールドされた波形信号は切替器23
0に送られ、切替器230はCPU500からの切替信
号に従い、切り替えられる。切替器230により切り替
えられた波形信号は、ADコンバータ300でAD変換
され、変換されたデジタルデータは予め定められたメモ
リ400に記憶される様になっている。なおAD変換が
終了すると、CPU500に対して変換終了信号を出力
する様になっている。
【0042】また同調アンプ160からピークホールド
回路190に送られた減衰振動波形は、ピークホールド
回路190にピークホールドされ、減衰振動波形の波高
値に応じたDCレベル信号となり、レベル判定回路20
0に送られる。レベル判定回路200はピークホールド
回路190からの信号を受け、受光パルス列の光量がA
PD71、同調アンプ160、受信タイミング検出回路
170が適正に動作する範囲であるか否かを判定し、そ
の結果をCPU500に送る様になっている。CPU4
31は、レベル判定回路200からの信号を受け、受光
パルス列の光量が適正値である場合のみ、カウンタ18
0からのカウンタ値、及びADコンバータ300からの
データを採用する様になっている。
【0043】更にピークホールド回路190は、タイミ
ング回路140からのリセット信号により発光パルス列
が発光される毎にリセットされるので、発光パルスの発
光毎に光量の判定を行うことができる。従って、光波距
離装置本体と測定対象物との間の空気の揺らぎ等が原因
の受光光量の変動による悪影響を最小限にすることがで
きる。
【0044】水晶発振器100から送出された15MH
zを、バンドパスフィルタ210に通して得られた正弦
波と、レーザダイオード1の発光周波数3030Hzと
は、少しずつずれている。このため、受信タイミング信
号とバンドパスフィルタ210に通して得られた正弦波
との位相関係も同様に少しずつずれている。この位相ず
れ量は、
【0045】 (1/3030Hz)/(1/15MHz) =4950+(50/101)
【0046】となり、「50/101」となる。
【0047】各発光パルス列と、バンドパスフィルタ2
10に通して得られた正弦波正弦波信号との位相関係
は、101回で1周期となる位相関係になっており、1
02回目の発光パルス列は、1回目と同じ位相関係とな
る様になっている。このため、サンプルホールド(S/
H)220の出力信号は、
【0048】f=3030Hz/101=30Hz
【0049】で1周期となり正弦波とならないが、AD
変換後にメモリ400に記憶する段階で並べ替えを実行
することにより、横軸をメモリ400上のアドレス、縦
軸をAD変換値データとした時に、正弦波状となるAD
変換データを作ることができる。更に102回目以降の
以降の発光パルス列によるサンプルホールド及びAD変
換されたデータは、30Hzの2周期目以降のデータと
なるため、レベル判定回路200の判定結果が適正であ
れば前回までの周期のデータと加算し、後にデータの平
均化処理を行ってAD変換データの精度を高めることが
できる。
【0050】なお、第1のサンプルホールド回路221
によって得られたAD変換データと、第2のサンプルホ
ールド回路222によって得られたAD変換データを用
いて、それぞれのデータにフーリエ変換を施すことによ
り位相を求め、この値を平均する演算を行い、この平均
値を用いる様に構成されている。
【0051】以上の様に実行されるレーザダイオード1
の発光から、AD変換されたデータのメモリ400への
格納までの処理を、外部測距光路と内部参照光路につい
て行う。即ち、内部参照光路によるAD変換データと外
部測距光路のAD変換データの波形の位相差φが光路差
に相当することになる。各波形にフーリエ変換を施し、
基本成分波の位相情報を求め、その位相差から10m単
位以下の精密測定距離を求めることができる。なお、粗
測定距離についても、外部測距光路と内部参照光路にお
けるカウンタ180のカウンター差から10mの精度で
求めることができる。そして粗測定距離と精密測定距離
を組み合わせることにより、光波距離計から測定対象物
までの実際の距離を求めることができる。これらの動作
を行う構成が距離測定手段に該当するものである。
【0052】レーザーダイオード1が、一定の光量レベ
ルの光パルスを発光すると、この光パルスは光学手段を
介してコーナーキューブ11に向けて射出される。そし
てコーナーキューブ11で反射された光パルスは、大気
等の外乱を受け、受信時には反射光量が変化する。即ち
APD71から入力された電流パルス列を電圧信号に変
換すれば、反射光量の変化は電圧変化として認識するこ
とができる。なお反射光量の変化は、APD71等の受
光素子により電気信号に変換されて得られた1次又は多
次信号の電圧値や電流値を使用して検出してもよく、更
にウインドコンパレータ等によって振り分ける構成にし
てもよい。
【0053】そして、光量値に対応する電圧値をA/D
コンバータ等によりデジタル信号に変換する。そしてマ
イクロコンピュータにより、光量値が、予め設定された
2段階又は3段階以上に区分されたレベル範囲に該当す
るか判断する様に構成することができる。
【0054】本実施例では、APD71から入力された
電流パルス列を同調アンプ160により電圧信号に変換
し、減衰振動波形に変換すると共に、反転増幅を行う様
になっている。
【0055】そして、同調アンプ160からピークホー
ルド回路190に送られた減衰振動波形は、ピークホー
ルド回路190にピークホールドされ、減衰振動波形の
波高値に応じたDCレベル信号となり、レベル判定回路
200に送られる。レベル判定回路200はピークホー
ルド回路190からの信号を受け、受光パルス列の光量
が、予め設定されたレベル値か否か判断するためのもの
である。本実施例では、レベル判定回路200の判断結
果をCPU500に送る様になっており、CPU500
が、光量レベルをa、b、cの3段階に設定し、入力さ
れた光量レベルがどのレベル値にあるか判断する様にな
っている。
【0056】従って本実施例では、同調アンプ160と
ピークホールド回路190が受光光量検出手段に該当す
るものであり、レベル判定回路200とCPU500と
が、光量レベル判定手段に該当している。更にCPU5
00、メモリ400等が制御手段の機能を果たす様にな
っている。
【0057】本実施例では図2に示す様に、光パルスの
光量を電圧に換算して、160mV〜240mV未満
(平均200mV)の場合をレベルaとし、95mV〜
160mV未満(平均120mV)の場合をレベルbと
し、45mV〜95mV未満(平均70mV)の場合を
レベルcとしている。従ってレベルaの場合が最も光量
が大きく、レベルcが最も低い光量レベルである。
【0058】ここで第1回目の測定が、図3(a)に示
す様に、光量設定レベルaに最もデータがあった場合に
は、光量設定レベルaに対応して決められた光量減衰部
材aを光路中に挿入して光パルスを減衰させる。そし
て、この状態で上記距離の測定を行い、光量設定レベル
aにおける距離データとしてメモリ400に記憶させ
る。
【0059】次に第2回目の測定が、図3(b)に示す
様に、光量設定レベルbに最もデータがあった場合に
は、光量設定レベルbに対応して決められた光量減衰部
材bを光路中に挿入して光パルスを減衰させる。この光
量減衰部材bは、光量減衰部材aより減衰率が小さくな
っている。そして、この状態で上記距離の測定を行い、
光量設定レベルbにおける距離データとしてメモリ40
0に記憶させる。
【0060】更に第3回目の測定が、図3(c)に示す
様に、光量設定レベルが、a、b、cの各レベルに略均
等に得られた場合には、まず、図3に示す光量設定レベ
ルeにあると仮定する。この光量設定レベルeは、同調
アンプ160から出力された減衰振動波形の最大値であ
る。
【0061】ここで補正を与えた距離をDoe とすれ
ば、
【0062】Doe = σa・Da+σb・Db+σc
・Dc+α・・
【0063】とすることができる。ここで、σa、σ
b、σcは補正値であり、Da、Db、Dcは、各レベ
ル毎の反射光による距離測定データであり、αは、その
他の要因による補正値である。
【0064】更に補正光にも他の要因を考慮する場合に
は、補正を与えた距離をDieとすれば、
【0065】Die = σi・Di+β
【0066】とすることができる。ここで、σiは補正
光に対する補正値であり、βはその他の要因による補正
値である。
【0067】そしてS/N比(シグナル/ノイズ)を考
慮する場合には、Da、Db、Dcに対して、重みを持
たせた補正値にすればよい。
【0068】従って第4回目の測定が、図3(d)に示
す様に、特定の光量レベルに偏りがある場合には、加重
平均した距離データをDosとすれば、
【0069】Dos = (Xa・Da+Xb・Db+X
c・Dc)/(Xa+Xb+Xc)
【0070】とすることができる。ここで、Xaは、光
量レベルaの度数であり、Xbは、光量レベルbの度数
であり、Xcは、光量レベルcの度数である。この加重
平均した距離データDosを用いれば極めて精度の高い
距離データを得ることができる。
【0071】なお本実施例は距離測定装置であるため、
Doe、Die、Dosは距離データとなっているが、
光パルスを用いた位相測定装置、及び時間差測定装置の
場合には、位相又は時間差データとなっている。また補
正値等は、実験により適宜決定される。
【0072】次に光量減衰部材を使用した光量調整装置
600を詳細に説明する。本実施例の光量調整装置60
0は、発光素子であるレーザーダイオード1から射出さ
れた発光パルスの光量を調整するためのものである。
【0073】光量調整装置600は、図4に示す様に、
測定光と補正光を切り替えるための光路切り替え手段6
10と、発光パルスの光量を調整するための補正光調整
手段620とから構成されている。光路切り替え手段6
10は、光路切り替えモータ611と光路切り替え板6
12とから構成されている。補正光調整手段620は、
補正光補正板制御モータ621と補正光補正板622と
からなっている。なお補正光調整手段620は、光量減
衰手段に該当するものである。
【0074】光路切り替え板612には、円弧状に形成
された補正光スリット6121、6122、6123が
間欠的に切られており、更に補正光スリット6121、
6122、6123の内側であって、補正光スリット6
121、6122、6123が形成されてない円弧部分
には、測定光スリット6124、6125、6126が
間欠的に切られている。そして、補正光スリット612
1、6122、6123と、測定光スリット6124、
6125、6126とに対向する位置には、レーザーダ
イオード1が配置されており、パルス光が通過可能に構
成されている。
【0075】補正光補正板622は、光路切り替え板6
12に形成された補正光スリット6121、6122、
6123と重ね合わせ可能に構成されており、同様に補
正光補正板622は、測定光スリット6124、612
5、6126とも重ね合わせ可能に構成されている。光
路切り替え板612に形成された補正光スリット612
1、6122、6123に対向する補正光補正板622
の位置には、同心円状に、光量減衰部材a、光量減衰部
材b、光量減衰部材cが形成されている。そして光路切
り替え板612に形成された測定光スリット6124、
6125、6126に対向する補正光補正板622の位
置の一部には、近距離用光量減衰部材dが形成されてい
る。
【0076】補正光補正板622に形成された光量減衰
部材は、同心円状に形成されており、本実施例では3分
割され、光量減衰部材a、光量減衰部材b、光量減衰部
材cがそれぞれ形成されている。これらの光量減衰部材
6211は、透過光量を減衰させるためのもので、濃度
フィルタと同様な材料から構成されている。
【0077】そして補正光補正板622に形成された光
量減衰部材の外周部の一部には、測定光用の光量減衰部
材dが形成されており、測定光用の光量減衰部材d以外
の部分は、透明に構成されている。
【0078】光路切り替えモータ611は、光路切り替
え板612を回転制御させるためのもので、本実施例で
は、ステップモータが採用されている。このステップモ
ータの駆動手段は、CPU500で制御される様に構成
されている。同様に補正光補正板制御モータ621は、
補正光補正板622を回転制御するためのもので、ステ
ップモータが採用されており、このステップモータの駆
動手段は、CPU500で制御される様になっている。
【0079】以上の様に構成された光量調整装置600
は、測定光の光量が安定している場合には、光路切り替
え手段610の光路切り替えモータ611を駆動し、光
路切り替え板612の測定光スリット6124、612
5、6126の何れかと、レーザーダイオード1とを対
向させ、パルス光を通過させる。
【0080】補正光の光量レベルを変化させる場合に
は、光路切り替え手段610の光路切り替えモータ61
1を駆動して光路切り替え板612を回転させ、補正光
スリット6121、6122、6123の何れかと、レ
ーザーダイオード1とを対向させ、パルス光を通過させ
る。そして、補正光調整手段620の補正光補正板制御
モータ621を駆動して補正光補正板622を回転さ
せ、減衰光量に対応した光量減衰部材a、光量減衰部材
b、光量減衰部材cの内、何れかがレーザーダイオード
1とを対向する様に配置する。この結果、投射されるパ
ルス光量が、所望の光量に減衰される。
【0081】なお、補正光補正板622の光量減衰部材
の外周部であって、光路切り替え板612の測定光スリ
ット6124、6125、6126のそれぞれと対向可
能な位置に、光量減衰部材dを形成することも可能であ
る。この光量減衰部材dは、最も減衰量の多い光量減衰
部材aの外周部に連設されており、補正光調整手段62
0が補正光補正板622の光量減衰部材aを選択した場
合に、測定光スリット6124、6125、6126の
何れかと、補正光補正板622の光量減衰部材dが対向
する位置となる様になっている。従って近距離測距の場
合には、補正光を減衰させると共に、測定光も光量減衰
部材dで減衰させることができる。
【0082】次に光量調整装置600の第1変形例を説
明する。本実施例は、光路切り替え手段610の光路切
り替えモータ611と、補正光調整手段620の補正光
補正板制御モータ621とをそれぞれ独立させた構成と
なっているが、第1変形例は、補正光補正板制御モータ
621を省略し、光路切り替えモータ611と補正光補
正板622とをクラッチ機構を介して連結する構成とな
っている。この場合には、光路切り替え板612を正逆
両方向回転可能に構成し、補正光補正板622は、クラ
ッチ機構により、一方向回転可能に構成される。そして
測定光の光量が安定している場合には、光路切り替え手
段610の光路切り替えモータ611を駆動し、光路切
り替え板612を回転させて補正光が変化しない様に光
路を切り替える。また補正光の光量レベルを変化させる
場合には、光路切り替え手段610の光路切り替えモー
タ611を、補正光補正板622が連動して回転する方
向に駆動し、補正光補正板622を回転させて補正光の
光量を調整させることができる。この変形例では、駆動
モータが1個で済み、制御工程も簡略化させることがで
きるという効果がある。
【0083】更に光量調整装置600の第2変形例を説
明する。この第2変形例は、図5に示す様に、光路切り
替えモータ611と光路切り替え板612とから構成さ
れている。
【0084】光路切り替え板612には、円弧状に形成
された補正光スリット6121、6122、6123が
間欠的に切られており、更に補正光スリット6121、
6122、6123の内側であって、補正光スリット6
121、6122、6123が形成されてない円弧部分
には、測定光スリット6124、6125、6126が
間欠的に切られている。そして補正光スリット612
1、6122、6123には、光量減衰部材a、光量減
衰部材b、光量減衰部材cが、それぞれ形成されてい
る。
【0085】以上の様に構成された第2変形例は、光路
切り替えモータ611を回転させることにより、補正光
の光量を変化させることができる。更に、測定光スリッ
ト6124、6125、6126の何れかに、光量減衰
部材dを形成すれば、近距離測距の場合に、測定光を減
衰させることができるという効果がある。
【0086】次に図6に基づいて、光量調整装置600
の第3変形例を説明する。この第3変形例は、第2の変
形例と同様に、光路切り替えモータ611と光路切り替
え板612とから構成されている。この第3変形例で
は、光路切り替え板612に、円弧状に形成された兼用
スリット6500、6501、6502が形成されてお
り、光路切り替え板612とレーザーダイオード1の間
に挿入された分割プリズム630により光路が分割され
る様になっている。
【0087】兼用スリット6500、6501、650
2は、補正光と測定光を兼用する構成となっており、光
量減衰部材a、光量減衰部材b、光量減衰部材cが、そ
れぞれ形成されている。従って、光路切り替え板612
の回転と、分割プリズム630とにより、第2変形例と
同様な機能を果たすことができる。
【0088】なお本実施例及び変形例は、全て円弧状に
形成されたスリットを使用しているが、円孤状に限ら
ず、直線的に間欠配置し、小型ソレノイド等で直線的に
駆動する構成としてもよい。
【0089】
【効果】以上の様に構成された本発明は、パルス的に発
光する光源部と、この光源部からの光を測定対象物に対
して送出するための光学手段と、この測定対象物からの
反射光を受光し、電気信号の受信パルスに変換するため
の受光手段と、前記光源部の発光から受信パルスの受信
までの時間差により、測定対象物との距離を測定するた
めの距離測定手段とからなる光波距離計において、前記
受光手段の受信パルスから、受光光量を検出するための
受光光量検出手段と、この受光光量検出手段の検出光量
に基づき、定められた複数の光量レベルの何れかに属す
るかを判断する光量レベル判断手段と、前記距離測定手
段による距離データと、該光量レベル判断手段の光量レ
ベルとを入力し、最も測定頻度の高い光量レベル時にお
ける前記距離測定手段による距離データのみを選択する
ための制御手段とから構成されているので、より精度の
高い距離測定データを得ることができるという卓越した
効果がある。
【0090】更に光量減衰手段が、受信パルスの受信光
量を減衰させる様に構成すれば、測定距離による受光光
量の変化を最小限にすることができるという効果があ
る。
【0091】
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の示す図である。
【図2】本実施例の光量レベルの範囲を説明する示す図
である。
【図3】測定光量及び光量レベルの測定例を説明する図
である。
【図4】本実施例の光量調整装置の構成を説明する図で
ある。
【図5】本実施例の光量調整装置の変形例を説明する図
である。
【図6】本実施例の光量調整装置の変形例を説明する図
である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 コンデンサレンズ 3 コンデンサレンズ 41 分割プリズム 42 分割プリズム 5 光路切り替えチョッパ 71 APD 8 光ファイバー 9 プリズム 10 対物レンズ 11 コーナーキューブ 160 同調アンプ 170 受信タイミング検出回路 171 第1のコンパレータ 172 第2のコンパレータ 173 ワンショットバイブレータ 174 立ち上がりエッジ検出器 175 立ち下がりエッジ検出器 180 カウンタ 190 ピークホールド回路 200 レベル判定回路 220 サンプルホールド回路 230 切換器 300 ADコンバータ 400 メモリ 500 CPU 600 光量調整装置 610 光路切り替え手段 611 光路切り替えモータ 612 光路切り替え板 6121、6122、6123 補正光スリット 6124、6125、6126 測定光スリット 620 補正光調整手段 621 補正光補正板制御モータ 622 補正光補正板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 政裕 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (72)発明者 矢部 雅明 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (72)発明者 越川 和重 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (56)参考文献 特開 昭63−81289(JP,A) 特開 昭59−122573(JP,A) 特開 昭51−70663(JP,A) 特開 平2−66484(JP,A) 実開 昭63−75880(JP,U) 実開 昭57−82319(JP,U) 実開 昭63−174097(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/48 G01S 17/00 - 17/88

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス的に発光する光源部と、この光源
    部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手
    段と、この測定対象物からの反射光を受光し、電気信号
    の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部
    の発光から受信パルスの受信までの時間差により、測定
    対象物との距離を測定するための距離測定手段とからな
    る光波距離計において、前記受光手段の受信パルスか
    ら、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、こ
    受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた複
    数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レベ
    ル判断手段と、前記距離測定手段による距離データと、
    該光量レベル判断手段の光量レベルとを入力し、最も測
    定頻度の高い光量レベル時における前記距離測定手段に
    よる距離データのみを選択するための制御手段とから構
    成されていることを特徴とする光波距離計。
  2. 【請求項2】 パルス的に発光する光源部と、この光源
    部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手
    段と、この測定対象物からの反射光を受光し、電気信号
    の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部
    の発光から受信パルスの受信までの時間差により、測定
    対象物との距離を測定するための距離測定手段とからな
    る光波距離計において、前記受光手段の受信パルスか
    ら、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、こ
    受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた複
    数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レベ
    ル判断手段と、前記距離測定手段が測定した距離データ
    と、前記光量レベル判断手段の光量レベルとから補正距
    離データを演算するための制御手段とからなっており、
    制御手段は、各光量レベルの測定頻度が略同一の場合に
    は、各光量レベルにおける前記距離データに対して、所
    定の等しい光量レベルとするための補正係数を乗じ、こ
    れらを加算した後、適宜の補正値を加算して補正距離デ
    ータを演算することを特徴とする光波距離計。
  3. 【請求項3】 パルス的に発光する光源部と、この光源
    部からの光を測定対象物に対して送出するための光学手
    段と、この測定対象物からの反射光を受光し、電気信号
    の受信パルスに変換するための受光手段と、前記光源部
    の発光から受信パルスの受信までの時間差により、測定
    対象物との距離を測定するための距離測定手段とからな
    る光波距離計において、前記受光手段の受信パルスか
    ら、受光光量を検出するための受光光量検出手段と、こ
    受光光量検出手段の検出光量に基づき、定められた複
    数の光量レベルの何れかに属するかを判断する光量レベ
    ル判断手段と、前記距離測定手段が測定した距離データ
    と、前記光量レベル判断手段の光量レベルとから補正距
    離データを演算するための制御手段とからなっており、
    制御手段、各光量レベルにおける前記距離データに対
    して、その光量レベルの頻出度数を乗じた後、各光量レ
    ベル毎の乗算値を加算し、この加算値を全頻出度数で
    除すことにより、加重平均された距離データである補正
    距離データを演算することを特徴とする光波距離計。
  4. 【請求項4】 光量レベル判断手段により判断された光
    量レベルに基づき、受信パルスの受光光量を減衰させる
    ための光量減衰手段が備えられ、この減衰された受信パ
    ルスにより、距離測定手段が距離データを測定する請求
    1〜3の何れか1項記載の光波距離計。
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