JP5615848B2 - ボタン - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン取付部材及びボタンに関し、更に詳しくは、円筒状のポスト部を塑性変形させてボタンを生地に取り付けるタイプのボタン取付部材と、このようなボタン取付部材によって生地に取り付けられる雄スナップボタン、飾りボタン等のボタンに関する。
衣服の合わせ目等に多用されるスナップボタンの雄スナップボタンは、雌スナップボタンの突起受入部に着脱させる突起部を有し、雄スナップボタンの一タイプとして、金属板を絞り加工して成り、突起部の突端側が閉じ、基端側が開放するものが知られている。このタイプの雄スナップボタンを生地に取り付ける場合、円筒状のポスト部を有するボタン取付部材を用いて、生地を貫通したポスト部を雄スナップボタンの突起部の内側空間に挿入し、該空間内で変形させて係止するようにしている。このような雄スナップボタンとボタン取付部材の組合せは、例えば米国特許第3,351,987号明細書等に開示される。また、例えばジーンズのポケットの隅部に取り付けられる、半球状の突起部を有する飾りボタンも同様に、生地を貫通したボタン取付部材のポスト部を突起部の内側空間に受け入れ、変形させて係止することにより、生地に固定される。
上述したような突端側が閉じた突起部を有するボタンの生地への取り付け時において、ボタン取付部材のポスト部を生地に貫通させる際、生地を切断しようとするポスト部には生地からピアッシング力(切断抵抗荷重)がかかるが、生地の種類や厚さによっては、ピアッシング力が大きすぎてポスト部が生地の切断時に変形する等により、取り付け不良が生じる場合がある。そのため、従来は、ボタン取付部材が適応可能な生地の種類や厚さが制限され、また、ボタン取付部材のポスト部の厚さを一定以上確保して対処しているが、この場合、コストアップとなる。
米国特許第3,351,987号明細書
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、生地への取り付け不良を低減し、適応可能な生地の種類や厚さの範囲を拡大し、ボタン取付部材のポスト部を薄肉化してコストダウンを図ることができるボタン取付部材及びボタンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、ボタンを生地に取り付けるためのボタン取付部材であって、板状のベース部と、ベース部から突出する円筒状のポスト部とを備え、前記ポスト部の先端部に凹部及び凸部を周方向交互に多数設けたボタン取付部材が提供される。本発明において、生地には、織物、布、フェルト、不織布、皮、樹脂シート等が含まれる。また、ベース部は、一般に円板状であるが、これに限らず、三角形状、四角形状、その他の多角形状等であってもよい。
本発明では、ボタン取付部材のポスト部の先端部に多数の凹部及び凸部が周方向に交互に並ぶことにより、ボタンの取り付け時においてボタン取付部材のポスト部が生地を切断しようとする時、生地がポスト部の先端から圧縮を受けるのに加え、各凸部が生地に食い込んで集中的に生地を圧縮すると共に、生地が各凹部に入り込んで圧縮が緩和され、これに伴い、凸部と凹部間で生地が引っ張られる。このような凹部及び凸部による周方向に強弱となる圧縮及び引っ張りにより、ポスト部による生地の切断が容易なものとなる。
本発明に係るボタン取付部材の材質としては、銅合金、アルミニウム合金等の金属を好ましく挙げることができ、ボタン取付部材は、金属製の板を絞り加工等して形成され得る。
本発明の一実施形態において、前記ポスト部の先端部は、ポスト部の先端へと径が次第に拡大する傾斜内周面を有し、該傾斜内周面に前記凹部及び凸部が設けられる。このように、ポスト部の先端部における先端へと拡径する傾斜内周面に凹部及び凸部を付設することにより、ポスト部による生地の切断時に凹部及び凸部を生地により接触させ易くなる。
本発明の一実施形態において、前記ボタンは、突端側が閉じ基端側がポスト受入口として開放する突起部を備え、該突起部の内側に、生地を貫通した前記ポスト部をポスト受入口から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間が規定される。このような突起部を有するボタンとしては、雄スナップボタン、飾りボタン等を具体的に挙げることができる。
別の本発明によれば、円筒状のポスト部を有するボタン取付部材によって生地に取り付けられるボタンであって、突端側が閉じ基端側がポスト受入口として開放する突起部と、突起部から半径方向外側に延びるフランジ部とを備え、前記突起部の内側に、生地を貫通した前記ポスト部をポスト受入口から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間が規定され、前記突起部の基端部の内周面に凹部及び凸部を周方向交互に多数設けたボタンが提供される。
本発明では、ボタンの突起部の基端部の内周面に多数の凹部及び凸部が周方向に交互に並ぶことにより、ボタンの取り付け時においてボタン取付部材のポスト部が生地を切断しようとする時、生地は上方のボタンと下方のボタン取付部材のポスト部とにより挟み付けられ、下方からポスト部によって圧縮を受けるのに加え、上方において、ボタンの各凸部が生地に食い込んで集中的に生地を圧縮すると共に、生地が各凹部に入り込んで圧縮が緩和され、これに伴い、凸部と凹部間で生地が引っ張られる。このような凹部及び凸部による周方向に強弱となる圧縮及び引っ張りにより、ポスト部による生地の切断が容易なものとなる。
本発明に係るボタンの材質としては、銅合金、アルミニウム合金等の金属を好ましく挙げることができ、ボタンは、金属製の板を絞り加工等して形成され得る。
本発明の一実施形態において、前記突起部の基端部の内周面は、突起部の突端側へと径が次第に縮小する傾斜内周面であり、該傾斜内周面に前記凹部及び凸部が設けられる。このように、ボタンの基端部における突端側へと拡径する傾斜内周面に凹部及び凸部を付設することにより、ポスト部による生地の切断時に凹部及び凸部を生地により接触させ易くなる。
本発明の一実施形態において、前記ボタンは雄スナップボタン又は飾りボタンである。
本発明に係るボタン取付部材では、ポスト部の先端部に周方向交互に設けた多数の凹部及び凸部が、生地の切断時に生地と接触して生地に対し周方向に強弱となる圧縮及び引っ張りを働かせることにより、ポスト部が生地から受けるピアッシング力や荷重が減り、生地の切断が容易となる。そのため、生地へのボタンの取り付け不良が低減し、適応可能な生地の種類や厚さの範囲が拡大し、また、ボタン取付部材のポスト部を薄肉化してコストダウンを図ることができる。
別の本発明に係るボタンでは、突起部の基端部の内周面に周方向交互に設けた多数の凹部及び凸部が、生地の切断時に生地と接触して生地に対し周方向に強弱となる圧縮及び引っ張りを働かせることにより、ボタン取付部材のポスト部が生地から受けるピアッシング力や荷重が減り、生地の切断が容易となる。そのため、生地へのボタンの取り付け不良が低減し、適応可能な生地の種類や厚さの範囲が拡大し、また、ボタン取付部材のポスト部を薄肉化してコストダウンを図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るボタン取付部材の斜視図である。 図2は、図1のボタン取付部材の平面図(上面図)である。 図3は、図1のボタン取付部材の縦断面説明図である。 図4は、図3のA−A線断面説明図である。 図5は、ボタンの生地への取り付けに当たっての、ボタン、生地、及びボタン取付部材の配置状態を示す断面説明図である。 図6は、ボタン取付工程において、ボタンとボタン取付部材のポスト部との間で生地が圧縮された状態を示す断面説明図である。 図7は、ボタン取付工程において、ボタン取付部材のポスト部が生地を切断した直後の状態を示す断面説明図である。 図8は、ボタンの生地への取り付けが完了した状態を示す断面説明図である。 図9は、別の本発明の一実施形態に係るボタン(雄スナップボタン)の底面図である。 図10は、図9のボタンの縦断面説明図である。 図11は、ボタンの生地への取り付けに当たっての、ボタン、生地、及びボタン取付部材の配置状態を示す断面説明図である。 図12は、ボタン取付工程において、ボタンとボタン取付部材のポスト部との間で生地が挟み付けられた状態を示す断面説明図である。 図13は、本発明に係るボタンの他の例である飾りボタンを示す縦断面説明図である。 図14は、ボタン取付部材のポスト部の先端部に形成する凹部及び凸部の他の例を破断して示す斜視図である。 図15は、ボタンの突起部の基端部に形成する凹部及び凸部の他の例を破断して示す斜視図である。
以下、本発明に係るボタン取付部材の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本発明の一実施形態に係るボタン取付部材10の斜視図、平面図及び縦断面説明図であり、図4は、図3のA−A線断面説明図である。ボタン取付部材10は、銅合金製の板材を絞り加工して成り、円板状のベース部11と、ベース部11から上方(上下は図3等に基づく)にベース部11と同心状に突出し、上端が上端開口12’として開放する円筒状のポスト部12とを備え、ベース部11の中央にはポスト部12の下端開口12”が開放する。ポスト部12は、ベース部11から次第に立ち上がった後、内外径がほぼ一定にて上方に延びるポスト部本体12aと、ポスト部本体12aの上端からポスト部12の先端13へと内外径が半径方向外側に次第に拡大するポスト先端部12bとを含む。ポスト先端部12bは、下方から上方へと厚さが次第に薄くなり、先端13が鋭利になっている。ポスト先端部12bの内周面(傾斜内周面)12b’は先端13へと拡径して傾斜しており、傾斜内周面12b’には、軸方向に細長い溝である凹部14が周方向に所定間隔で多数形成され、これにより、傾斜内周面12b’における周方向に隣り合う二つの凹部14間の部分が相対的に半径方向内側に凸(凸部15)となる。そのため、傾斜内周面12b’には多数の凹部14及び凸部15が周方向に交互に並ぶ。凹部14は、矩形状の水平断面を有し(図4参照)、また、横幅を上方へと次第にわずかに拡げながらポスト部12の先端13に達し、先端13における凹部14に対応する部分をより一層鋭利にする。本実施形態では、凸部15の横幅が凹部14の横幅よりも大きいが、これに限らず、例えば両者がほぼ同じであってもよい。
図5は、ボタン取付部材10を用いてボタンの一例である雄スナップボタン(以下単に「ボタン」ともいう)20を生地1に取り付ける際の、ボタン20、生地1及びボタン取付部材10の上下方向における配置状態を示す。雄スナップボタン20は、銅合金製の板材を絞り加工して成り、図示しない雌スナップボタンの突起受入部に着脱させる突起部21と、突起部21の基端(下端)から半径方向外側に延びる円板状のフランジ部22とを備える。突起部21は、突端(上端)側が閉じ、基端側がポスト受入口24として開放する。突起部21はまた、突端側から基端側へと内外径が次第に拡大した後、縮小する突起部本体21aと、突起部本体21aの下端から下方へと内外径が次第に拡大する突起基端部21bとを含み、突起部本体21aと突起基端部21bとの境界は縮径して括れ部21cを成す。突起部本体21aは、その内部に、ボタン取付部材10のポスト部12をポスト受入口24から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間23を規定する。突起基端部21bの内周面(傾斜内周面)21b’は、上方へと縮径して傾斜している。
次に、ボタン取付部材10を用いてボタン20を生地1に取り付ける工程を説明する。ボタン20の生地1への取り付けに当たり、図示はしないが、ボタン20はボタン取付装置の昇降可能なボタン保持体に保持され、ボタン取付部材10はベース体上に載置される。図6は、ボタン20が降下し、ボタン20とボタン取付部材10のポスト部12との間で生地1が挟み付けられ、ポスト部12が生地1を切断する直前の状態を示す。この際、生地1は、ボタン取付部材10のポスト部12によって相対的に突き上げられ、ポスト部12の先端13がボタン20の突起基端部21bの傾斜内周面21b’に対して生地1を圧縮し、更に、生地1のポスト部12に対応する部分が上方に膨らんでポスト受入口24から突起部本体21a内のポスト係止空間23へと入り込んでいる。この時、ポスト先端部12bの傾斜内周面12b’に形成された凹部14及び凸部15の上端側部分が生地1とこれを押圧しつつ接触するため、生地1が各凹部14に入り込むと共に、各凸部15が生地1に食い込むようになる。そのため、生地1には、鋭利な先端13からの押圧に加えて、凹部14及び凸部15との係合により、周方向に強弱が連続する圧縮及び引っ張りが作用する。すなわち、生地1における凸部15に対応する部分は集中的に圧縮され、他方、凹部14に対応する部分は圧縮が緩和され、これに伴い、凸部15と凹部14間の部分は半径方向に引っ張られる。そのため、ボタン取付部材10のポスト部12による生地1の切断は、ポスト部に凹部及び凸部の無い従来のボタン取付部材に比べ容易になり、切断時にポスト部12が生地1から受けるピアッシング力や荷重が低減する。
図7は、ボタン取付部材10のポスト部12が生地1を切断した直後の状態を示す。この状態において、生地1を貫通したポスト部12の先端13は、ボタン20の突起基端部21bの傾斜内周面21b’における上端側に当接し、また、生地1のポスト部12に対応する円形部分が生地屑1’として生地1から切り離され、突起部本体21a内のポスト係止空間23に入り込んでいる。この状態からボタン20が更に降下すると、ボタン取付部材10のポスト部12がボタン20のポスト係止空間23に入り、図8に示すように、突起部本体21aの内周面に沿って塑性変形し、括れ部21cによって係止されて、ボタン20の生地1への取り付けが完了する。この際、生地屑1’は、ボタン取付部材10のポスト部12の上端開口12’からポスト部12内に取り込まれた後、下端開口12”からポスト部12外に排出される。
次に、別の本発明に係るボタンの好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図9及び10は、本発明の一実施形態に係るボタンとしての雄スナップボタン(以下単に「ボタン」ともいう)30の底面図及び縦断面説明図である。ボタン30は、後述する凹部35及び凸部36を除き、図5〜8に示した雄スナップボタン20と同じものであり、図示しない雌スナップボタンの突起受入部に着脱させる突起部31と、突起部31の基端から半径方向外側に延びる円板状のフランジ部32とを備える。突起部31は、突端側が閉じ、基端側がポスト受入口34として開放する。突起部31はまた、突端側から基端側へと内外径が次第に拡大した後、縮小する突起部本体31aと、突起部本体31aの下端から下方へと内外径が次第に拡大する突起基端部31bとを含み、突起部本体31aと突起基端部31bとの境界は縮径して括れ部31cを成す。突起部本体31aは、その内部に、ボタン取付部材40(図11参照)のポスト部42をポスト受入口34から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間33を規定する。なお、ボタン取付部材40は、凹部14及び凸部15が無い点を除き、上述したボタン取付部材10と同じもので、円板状のベース部41と、ベース41から突出する円筒状のポスト部42とを有する。
ボタン30において、突起基端部31bの内周面(傾斜内周面)31b’は、突端側へと縮径して傾斜している。傾斜内周面31b’には、軸方向に細長い溝である凹部35が周方向に所定間隔で多数形成され、これにより、傾斜内周面31b’における周方向に隣り合う二つの凹部35間の部分が相対的に半径方向内側に凸(凸部36)となる。そのため、傾斜内周面31b’には多数の凹部35及び凸部36が周方向に交互に並ぶ。凹部35は、矩形状の水平断面を有し(図9参照)、また、横幅が下方へと次第にわずかに拡がる。本実施形態では、凸部36の横幅が凹部35の横幅よりも大きいが、これに限らず、例えば両者がほぼ同じであってもよい。
図11は、ボタン30をボタン取付部材40を用いて生地1(図5等の生地と同じであるため、同じ参照番号を付す)に取り付ける際の、ボタン30、生地1及びボタン取付部材40の上下方向における配置状態を示す。図12は、ボタン30が降下し、ボタン30とボタン取付部材40のポスト部42との間で生地1が挟み付けられている状態を示す。この際、生地1は、ボタン取付部材40のポスト部42によって突き上げられ、ボタン30のフランジ部32の下面及び突起基端部31bの傾斜内周面31b’の下端側部分に押し付けられる。この時、生地1は、傾斜内周面31b’に形成された凹部35及び凸部36を押圧しつつ凹部35及び凸部36と接触するため、生地1が各凹部35に入り込むと共に、各凸部36が生地1に食い込むようになる。そのため、生地1は、下方からボタン取付部材40のポスト部42の鋭利な先端43によって押圧されるのに加え、上方において、凹部35及び凸部36との係合により、周方向に強弱が連続する圧縮及び引っ張りを受ける。すなわち、生地1における凸部36に対応する部分は集中的に圧縮され、他方、凹部35に対応する部分は圧縮が緩和され、これに伴い、凸部36と凹部35間の部分は半径方向に引っ張られる。そのため、ボタン30とボタン取付部材40のポスト部42による生地1の切断は、凹部及び凸部の無い従来のボタン及びボタン取付部材の組合せに比べ容易になり、切断時にポスト部42が生地1から受けるピアッシング力や荷重が低減する。なお、ポスト部42が生地1を切断した後は、図8と同様に、ボタン30のポスト係止空間33に入り、突起部本体31aの内周面に沿って塑性変形し、括れ部31cによって係止されて、ボタン30の生地1への取り付けが完了する。
図13は、本発明に係るボタンの別の実施形態である飾りボタン(以下単に「ボタン」ともいう)50の縦断面説明図である。ボタン50は、半球状の突起部51と、突起部51の基端から上方へと突起部51の突端を超えて立ち上がった後、半径方向外側に延びるフランジ部52とを備える。フランジ部52は、円環板状のフランジ本体52aと、突起部51を囲むようにフランジ本体52aと突起部51の基端とを連結する連結部52bとを含む。突起部51は、突端側が閉じ、基端側がポスト受入口54として開放し、その内部に、ボタン取付部材40(図11参照)のポスト部42をポスト受入口54から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間53を規定する。突起部51は更に、連結部52bの基端部を兼ねる突起基端部51bを含み、突起基端部51bの内周面(傾斜内周面)51b’は突端側へと縮径して傾斜し、傾斜内周面51b’に、上述した雄スナップボタン30の凹部35及び凸部36と同様の凹部55及び凸部56が形成される。そのため、ボタン50をボタン取付部材40を用いて生地1に取り付ける際、凹部55及び凸部56の作用により、ボタン取付部材40のポスト部42による生地1の切断が容易となる。
図14は、本発明の別の実施形態に係るボタン取付部材60のポスト部62を破断して示す斜視図である。ポスト部62は上方へと拡径する先端部(ポスト先端部)62bを含み、ポスト先端部62bの傾斜内周面62b’には、水平断面が三角形状の凹部64と凸部65が周方向交互に形成される。更に、ポスト部62の先端63は、凹部64と凸部65に対応し、三角形状の谷64’と山65’が周方向に連続してギザギザ形状となっている。これにより、ボタン取付部材60を用いてボタン20を生地1に取り付ける際、ポスト部62による生地1の切断が一層容易となる。
図15は、本発明の別の実施形態に係るボタン(雄スナップボタン)70を破断して下方から見た斜視図である。ボタン70の突起部71(内周面の一部のみ図示される)の基端部(突起基端部)71bの傾斜内周面71b’には、水平断面が三角形状の凹部75と凸部76が周方向交互に形成される。更に、フランジ部72の下面に現れるポスト受入口74の開口端は、凹部75と凸部76に対応し、三角形状の谷75’と山76’が周方向に連続してギザギザ形状となっている。これにより、ボタン70をボタン取付部材40を用いて生地1に取り付ける際、ポスト部42による生地1の切断が一層容易となる。
以上の説明では、凹部14、64及び凸15、65を有するボタン取付部材10、60と凹部及び凸部の無いボタン20の組合せと、凹部35、55、75及び凸部36、56、76を有するボタン30、50、70と凹部及び凸部の無いボタン取付部材40の組合せについて述べたが、凹部14、64及び凸15、65を有するボタン取付部材10、60を用いて、凹部35、55、75及び凸部36、56、76を有するボタン30、50、70を生地1に取り付けるようにしてもよい。
1 生地
10、40、60 ボタン取付部材
11、41 ベース部
12、42、62 ポスト部
12’ 上端開口
12” 下端開口
12b、62b ポスト先端部
12b’、62b’ (ポスト先端部の)傾斜内周面
13、43、63 (ポスト部の)先端
14、64 凹部
15、65 凸部
20、30、70 ボタン(雄スナップボタン)
50 ボタン(飾りボタン)
21、31、51、71 突起部
21a、31a 突起部本体
21b、31b、51b、71b 突起基端部
21b’、31b’、51b’、71b’ (突起基端部の)傾斜内周面
22、32、52、72 フランジ部
23、33、53、73 ポスト係止空間
24、34、54、74 ポスト受入口
35、55、75 凹部
36、56、76 凸部

Claims (2)

  1. 円筒状のポスト部(12、42、62)を有するボタン取付部材(10、40、60)によって生地に取り付けられるボタン(30、50、70)であって、
    突端側が閉じ基端側がポスト受入口(34、54、74)として開放する突起部(31、51、71)と、
    突起部(31、51、71)から半径方向外側に延びるフランジ部(32、52、72)とを備え、
    前記突起部(31、51、71)の内側に、生地(1)を貫通した前記ポスト部(12、42、62)をポスト受入口(34、54、74)から受け入れ、変形させて係止するためのポスト係止空間(33、53、73)が規定され、
    前記突起部(31、51、71)の基端部(31b、51b、71b)の内周面(31b’、51b’、71b’)に凹部(35、55、75)及び凸部(36、56、76)を周方向にそれぞれ所定間隔で交互に多数設け、
    前記突起部(31、51、71)の基端部(31b、51b、71b)の内周面(31b’、51b’、71b’)は、突起部(31、51、71)の突端側へと径が次第に縮小する傾斜内周面(31b’、51b’、71b’)であり、該傾斜内周面(31b’、51b’、71b’)に前記凹部(35、55、75)及び凸部(36、56、76)が設けられるボタン。
  2. 前記ボタン(30、50、70)は雄スナップボタン(30、70)又は飾りボタン(50)である請求項1のボタン。
JP2011549811A 2010-01-13 2010-01-13 ボタン Active JP5615848B2 (ja)

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