JP5612152B1 - 改質澱粉の製造方法および改質澱粉 - Google Patents

改質澱粉の製造方法および改質澱粉 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の膨潤性および保水性を有する改質澱粉を可及的に簡易な手段によって、できるだけ効率よく安価に製造できるようにすることである。【解決手段】原料澱粉を湿潤状態として膨潤性および保水性を改良する改質澱粉の製造方法において、前記湿潤状態にする際、(A)原料澱粉に加水して水分量を26〜59質量%にする調湿工程と、(B)この調湿工程を経た原料澱粉の粒子に水蒸気もしくは熱水またはこれらの両方を接触させて水分量を1〜15%上昇させる改質工程を必須とする改質澱粉の製造方法とする。特定の水分量を持つ澱粉に対し、水蒸気およびまたは熱水を一定量添加することで、所望の膨潤性および保水性を有する改質澱粉を、簡便に効率よく、従って安価に製造することができる。【選択図】なし

Description

この発明は、改良された膨潤性および保水性を有する改質澱粉の製造方法に関し、さらにこの製造方法により得られる改質澱粉およびその改質澱粉を含む食品や医薬品製剤並びに工業製品に関する。
澱粉は、ほとんどの植物細胞内において顆粒の形で生成される天然高分子化合物であり、その構造は非常に規則正しい結晶領域および不規則な非晶質領域からなる。植物原料に由来して、澱粉の構造および組成は幅広く異なっているが、どの顆粒も2種類の多糖類であるアミロース(通常は20〜30%)およびアミロペクチン(通常は70〜80%)からなる混合物であり、これらは両方ともα−D−グルコースの重合体である。
しかし、澱粉には固有の欠点があり、そのために適合しない用途が数多くある。そのため、これらの欠点を解消するための化学的および物理的変性方法が開発されてきた。
特に幅広く利用されている物理的変性方法は、澱粉のアルファー化である。
澱粉のアルファー化とは、澱粉顆粒内部の分子配列を崩壊させることであり、顆粒の膨潤、複屈折性の喪失、天然の微結晶の融解、澱粉の可溶化など、性状の不可逆変化として現れる。
アルファー化澱粉は、澱粉原料に水を加えて加熱糊化した状態で乾燥したものであり、加熱処理を施さなくても冷水中に実質的に可溶であり、天然澱粉と違って即座に粘性が発現する。
このようなアルファー化澱粉は、水やお湯を加えて容易に糊の状態に戻る特性を利用して食品や工業用途など幅広く用いられており、特に、冷水で澱粉質糊液の特性を利用する用途、例えば養鰻用飼料や線香などの粘結成分、充分な加熱が望めない即席スープや即席中華あん等のインスタント食品用成分に用いられている。これらの用途には、所望の膨潤性や吸水性が求められ、特に食品用途にはそれらの性質が求められる場合が多い。
アルファー化澱粉の製造方法としては、澱粉のスラリーをドラムドライヤーで糊化・乾燥する方法、澱粉に加水してエクストリューダーで加圧・加熱糊化する方法、澱粉のスラリーを加熱糊化してスプレードライヤーで乾燥する方法などが知られている。
特許文献1には、澱粉に対し、必要に応じて15%以下の水を加えながらエクストルーダーを用いて80〜180℃で混練・加熱してアルファー化した後、80℃〜150℃に冷却し、非膨化でダイ孔より大気中に射出してカッターによりペレット状とする酒造用のアルファー化澱粉の製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、澱粉または澱粉質原料を糊化、造粒してなる粒状物であって、アルファー化度70%以上、吸水率200〜350%、水分8〜16重量%であることを特徴とする糊化澱粉粒状物が、特許文献3には、アミロース含量が40〜70%であるハイアミロース澱粉またはアミロース含量40〜70%となるように調整した澱粉質を、澱粉質の固形分含量に対して水分含量が20〜30%となるように加水し、アルファー化の程度が20〜80%となるようにアルファー化処理してなる保水性および保油性を併せて有する澱粉由来の食品素材が記載されている。
また、特許文献4には、加圧押出して糊化及び膨化させた加熱造粒小麦粉の粉砕物を1〜10重量%有する即席麺用穀粉組成物において、加熱造粒小麦粉の粉砕物の粒度が200〜1600μmの範囲であり、アルファー化度が80%以上であり、且つ粒度500〜700μmのときの見かけ比重が55〜75g/100mlであることを特徴とする即席麺用穀粉組成物が記載されている。
特許文献5には、成型食品の製造方法であって、1)澱粉混合物の全質量に対してすくなくとも5質量%の耐性澱粉を含む澱粉混合物に水又は温水を加えて混合する工程、2)工程1)で得られた混合物を攪拌しながら65〜90℃まで過熱して糊化する工程、3)工程2)で得られた糊化物を加熱温度65〜90℃で、成型時圧力40〜70kgf/cmで押出し成型する工程、4)工程3)で得られた成型物を乾燥する工程、を含む前記製造方法が記載されている。
特許文献6には、生澱粉粒の外殻薄膜構造を実質的に温存し、全粒子の20〜80%が非複屈折の澱粉粉末で、該粉末は目開き250μm以上の留分が5%以下で、かつ、見掛け密度が0.35〜0.80g/ml、冷水可溶分が4重量%以下、膨潤容積が2〜9ml/g、保水力が2〜6の性質を有する改質澱粉が記載されており、また特許文献7には、澱粉粒の外殻薄膜構造を実質的に温存した澱粉誘導体粉末で、該粉末は実質的に目開き250μm以上の留分を有さず、かつ、見掛け密度が0.35〜0.80g/ml、冷水可溶分が4重量%以下、膨潤容積が2〜9ml/g、保水力が2〜6の性質を有する改質された澱粉誘導体が記載されている。
また、特許文献8には、水分6〜25重量%の澱粉質原料を、20mm以下の厚みの薄膜状となし、この状態で所望のアルファー化度が得られるまで蒸煮することを特徴とするアルファー化澱粉質の製造方法が記載されている。
また、特許文献9には、澱粉を水分52〜43重量%に調節したのち、混練及び加圧することにより、そのアルファー化度を40〜80%の範囲にするとともに、シート状に圧着し、次いでこのものをロール表面に所要の形状のくぼみを刻設したロール型造粒機により粒状に成形し、所望に応じさらにこれを蒸きょうしたのち、水分20重量%以下に乾燥することを特徴とする澱粉の粒状成型物の製造方法が記載されている。
特開昭62−151170 特開昭64−71474 特開平8−9907 特開2010−4822 特開2011−182664 特開平6−73101 特開平7−41503 特開2001−213903 特開昭61−278501
しかし、特許文献4、5に記載されるエクストリューダー等を使用して加熱加圧してアルファー化澱粉を製造する場合、澱粉は、高圧下で混練され強いシェアーを受けるため、糊化の進んだ製品しか得ることができず、膨潤性および吸水性を調整することは困難である。
また、特許文献6、7に記載されているものは、水分が60%以上と澱粉がアルファー化するのには十分すぎるほどの水の存在下で、加熱温度を調整することによって得られる加工澱粉であり、このような方法で膨潤度を所望の程度にコントロールすることは至難である。さらに瞬時に乾燥できるフラッシュ乾燥や噴霧乾燥が好ましいとしているが、膨潤させたアルファー化澱粉をフラッシュ乾燥することは実際上困難であり、また噴霧乾燥は澱粉濃度を低くする必要があり、経済性にも問題がある。
また、特許文献8に記載された方法によると、たとえ薄膜状にしても、蒸気の触れる部分と触れない部分でアルファー化度は異なるし、均一な薄膜状とするのは技術的に非常に困難である。また、産業利用可能な程度に製造しようとすると広大な面積が必要となるという問題がある。さらに、含水率の比較的低い澱粉質を原料としているため、アルファー化するには蒸気にさらす時間が長く必要となるという問題点もある。
また、特許文献9に記載されている方法では、混練と加圧によりアルファー化度を調整した後工程での成形時にもアルファー化が進むという問題点がある。
このように上記した従来の技術では、比較的簡易な装置または工程によって品質の安定した改質澱粉を得ることが困難であり、予想外のアルファー化度の進行によって、改質澱粉の品質が安定せず、または大掛かりな装置や煩雑な作業を要するため、簡易な手法で安価に改質澱粉を製造することは容易でなかった。
そこで、この発明の課題は、上記した問題点を解決して所望の膨潤性および保水性を有する改質澱粉を可及的に簡易な手段によって、できるだけ効率よく安価に製造できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明では、原料澱粉を湿潤状態として膨潤性および保水性を改良する改質澱粉の製造方法において、前記湿潤状態にする際、(A)原料澱粉に加水して水分量を26〜59質量%にする調湿工程と、(B)この調湿工程を経た原料澱粉の粒子に水蒸気もしくは熱水またはこれらの両方を接触させて水分量を1〜15%上昇させる改質工程を必須とする改質澱粉の製造方法としたのである。
上記したように構成されるこの発明の改質澱粉の製造方法では、特定の水分量を持つ澱粉に対し、水蒸気およびまたは熱水を一定量添加することで、所望の膨潤性および保水性を有する改質澱粉を、簡便に効率よく、従って安価に製造することができる。
より効率よく改質澱粉を製造するために、上記(B)の改質工程は、原料澱粉を攪拌しながら行なうことが好ましく、また上記(B)の改質工程における原料澱粉の攪拌が、縦型の筒状攪拌槽を有する攪拌装置を用いて行なわれる攪拌であることが好ましい。
また、上記(B)の改質工程で用いる水蒸気は、蒸気圧0.1〜0.6MPaの飽和水蒸気であることが好ましく、特に上記(B)の改質工程が、大気圧条件下で行なわれる工程であることが、できるだけ簡易な装置を用いて製造するために好ましい。
この発明では、以上のような製造方法によって得られる改質澱粉を様々な用途に用いることができる。
すなわち、以上のような製造方法によって得られる改質澱粉を含有する食品、同改質澱粉を添加剤として含有する医薬品製剤、同改質澱粉を含有する接着剤、香料または化粧品からなる工業製品を挙げることができる。
この発明は、特定の水分量を持つ澱粉に対し、水蒸気もしくは熱水または両方を一定量添加することで、所望の膨潤性および保水性を有する改質澱粉を製造するため、所望の膨潤性と保水性を有する改質澱粉を、容易かつ効率よく安価に製造することができる利点がある。
また、この発明によって製造された改質澱粉は、食品、医薬品、工業製品などに好適に使用できるものになる。
この発明の改質澱粉の製造方法は、原料澱粉に含水させる工程を経て膨潤性および保水性を改良する際、前記含水させる工程で、原料澱粉に含水させて水分量を所定の質量%の湿潤状態に調湿し、さらにこの調湿工程を経た原料澱粉に対して水蒸気もしくは熱水またはこれらの両方を接触させて水分量を所定%上昇させる改質工程を有している。
この発明に使用できる澱粉はどのようなものでもよく、コメ、モチゴメ、トウモロコシ、モチトウモロコシ、アミロトウモロコシ、モロコシ、コムギ、オオムギ、サトイモ、リョクトウ、バレイショ、ユリ、カタクリ、チューリップ、カンナ、エンドウ、シワエンドウ、クリ、クズ、ヤマノイモ、カンショ、ソラマメ、インゲンマメ、サゴ、タピオカ(キャッサバ)、ワラビ、ハス、ヒシ、バナナ等の天然澱粉、及びこれらに何らかの処理を施した澱粉、例えば焙焼、酸処理、湿熱処理、酸化、エステル化、エーテル化、架橋、老化処理等が例示される。澱粉原料は、上記のうち1種を使用してもよいし、2種以上を混合したものを使用することもできる。
また、原料澱粉は、水分含量が26〜59%、好ましくは34〜50%となるように湿潤状態に調整する。水分が26%よりも低いと、澱粉を改質するのに必要な水分量が不足して、膨潤性・保水性をコントロールするのが困難となるからである。また、水分が59%よりも大きいと澱粉が速やかにアルファー化してしまい膨潤性と保水性をコントロールするのが困難となる。
原料澱粉の水分含量を調整する調湿方法としては、乾燥した澱粉(通常、水分含量18%以下)に水を添加してニーダー、リボンミキサー、ナウターミキサー、回転型混合機、プラネタリーミキサー等を用いて混合する方法、乾燥した澱粉を浮遊させながら水を噴霧する方法、澱粉スラリーを固液分離する方法などが挙げられる。
この調湿工程を経た原料澱粉の粒子に、水蒸気もしくは熱水または両方により添加される水分量は、澱粉の水分含量が1〜15%上昇する量とする。ここで熱水とは80℃以上、好ましくは85℃以上に加熱された水のことをいう。
水分含量の上昇が1%より小さいと澱粉を改質するのに必要なエネルギーおよび水分量が不足して、膨潤性・保水性をコントロールするのが困難となるので好ましくない。水分含量の上昇が15%より大きいと澱粉が速やかにアルファー化してしまい膨潤性・保水性をコントロールすることが困難になるし、澱粉の水分含量が高くなりすぎて乾燥コストが高くなってしまうので好ましくない。
水蒸気もしくは熱水または両方を添加する際には、原料の澱粉は攪拌されていることが好ましい。澱粉を攪拌しておくことで、水蒸気もしくは熱水または両方と均一に混合されるため、膨潤性・保水性のコントロールが容易になる。
水蒸気は飽和蒸気で圧力が0.1〜0.6MPa、好ましくは0.1〜0.5MPa、さらに好ましくは0.1〜0.45MPaが望ましい。圧力が0.1MPaより低いと澱粉を改質するのに必要なエネルギーが不足して、膨潤性・保水性をコントロールするのが困難となる。圧力が0.6MPaより高いと澱粉が速やかにアルファー化してしまい膨潤性・保水性をコントロールすることが困難になる。
澱粉と水蒸気もしくは熱水または両方は、大気圧条件下で混合されるのが好ましい。澱粉の水分含量と水蒸気もしくは熱水または両方の添加量を容易にコントロールすることができるためである。
水蒸気もしくは熱水または両方を添加する際の澱粉の攪拌方法は、澱粉を流動できればどのような方法でもよく、例えばニーダー、リボンミキサー、ナウターミキサー、攪拌造粒機、転動造粒機、流動層造粒機等を使用することができ、好ましくは縦型の筒状攪拌槽を有する攪拌装置を用いる。
調湿工程を経た原料澱粉の粒子に水蒸気もしくは熱水またはこれらの両方を接触させた後、乾燥、粉砕、分級を適宜に行ってもよい。
乾燥方法は、澱粉を乾燥できればどのような方法でもよく、真空凍結乾燥、スプレー乾燥、気流乾燥、伝熱乾燥、マイクロウェーブ乾燥、輻射熱乾燥、真空乾燥、などが挙げられる。粉砕方法は、機械式粉砕(ボールミル、ハンマーミル、圧延ロール、など)、衝突式粉砕(ジェットミル、など)、などが挙げられる。
分級方法としては、重力分級(自動沈降式分級、など)、慣性分級(エアーセパレーター、など)、遠心分級(サイクロン、ミクロンセパレーター、など)、ふるい分け分級(ジャイロシフター、超音波シフター、など)などが挙げられる。
本発明の製造方法で得られる改質澱粉は、膨潤性、保水性に優れることが特徴である。膨潤性は、3〜12ml/g、好ましくは3〜11ml/gが望ましい。保水性は、120〜800%、好ましくは150〜700%、さらに好ましくは160〜600%が望ましい。
膨潤性は、澱粉5gを75mlの蒸留水に懸濁後、100mlにメスアップして、室温にて3時間静置した後、沈殿物の容積を測定して、下記式(1)の計算により求める。
膨潤性(ml/g)=沈殿物の容積(ml)/5(g)・・・(1)
保水性は、澱粉1g(固形分量)を50ml遠心チューブに入れ、そこに30mlの蒸留水を添加し、スパテラでよく分散した後、35mlにメスアップして、3,500rpmにて10分間遠心分離した沈殿物の重量を測定し、下記式(2)の計算により求める。
保水性(%)=(沈殿物の重量(g)−1(g))/1(g)・・・(2)
さらに、本発明の製造方法で得られた改質澱粉は、水溶性成分が低いことが特徴である。水溶性成分は、10%以下、好ましくは8%以下、さらに好ましくは7%以下であることが望ましい。
水溶性成分は、澱粉1g(固形分量)を50ml遠心チューブに入れ、そこに30mlの蒸留水を添加し、スパテラでよく分散した後、35gにメスアップして、3,500rpmにて10分間遠心分離した上澄みの15gを105℃で一晩蒸発乾固した乾固重量を測定して、下記式(3)の計算により求める。
水溶性成分(%)=(乾固重量(g)×35(g)/15(g))/1(g)・・・(3)
さらに、発明の製造方法で得られる改質澱粉は、改質処理の前後で一次粒子の形状が変化しない特徴を有する。一次粒子の形状は、改質処理前後の澱粉を走査型電子顕微鏡で観察することにより確認できる。澱粉は、一次粒子が複数凝集して複粒を形成していることが多いが、本発明では一次粒子の形状について観察し、複粒の形状や発生割合がどのようであってもよい。
この発明の製造方法で得られる改質澱粉を含む食品は、どのような形態でもよく、特に穀粉(小麦粉、米粉、大豆粉、トウモロコシ粉、ライ麦粉、大麦粉、ポテトフレーク、など)や澱粉を全部または一部含む食品が好ましい。その中でも水産練製品(ちくわ、笹かまぼこ、伊達巻、かまぼこ、カニカマ、魚肉ソーセージ、はんぺん、つみれ、鳴門巻き、さつま揚げ、えび天、じゃこ天、フィッシュカツ、など)、畜肉練製品(ハム、ソーセージ、ウインナー、ハンバーグ、ミートボール、など)、パン(食パン、菓子パン、揚げパン、蒸しパン、マフィン、ラスク、ハンバーガーバンズ、バゲット、ブレーチヒェン、ピザクラスト、デニッシュペストリー、クロワッサン、ドーナツ、など)、麺・麺帯(うどん、そば、中華そば、そうめん、春雨、パスタ、ギョウザの皮、春巻きの皮、ワンタン、など)、フライ食品(トンカツ、メンチカツ、チキンカツ、コロッケ、エビフライ、イカフライ、カキフライ、天ぷら、かき揚げ、ポテトフライ、など)がより好ましい。
この発明の製造方法で得られた改質澱粉は、膨潤性、保水性が優れていることにより、食品の歩留まり向上、老化防止、食感改良、強度改良、ドリップ防止、保存安定性向上、などに寄与する。
この発明の製造方法で得られた改質澱粉を含む医薬品は、どのような形態でもよく、特に経口摂取する形態が好ましい。その中でも顆粒、錠剤であることが好ましい。顆粒や錠剤に含まれる医薬品薬効成分としては、解熱鎮痛消炎薬、催眠鎮静薬、眠気防止薬、鎮暈薬、小児鎮痛薬、健胃薬、制酸薬、消化薬、強心薬、不整脈用薬、降圧薬、血管拡張薬、利尿薬、抗潰瘍薬、整腸薬、骨粗症治療薬、鎮咳去痰薬、抗喘息薬、抗菌剤、頻尿改善剤、滋養強壮剤、ビタミン剤、などが挙げられる。
また、必要に応じて結合剤(白糖、ブドウ糖、乳糖、果糖、トレハロース、マンニトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ソルビトール、ゼラチン、プルラン、カラギーナン、ローカストビーンガム、寒天、グルコナンナン、キサンタンガム、タマリンドガム、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、結晶セルロース、粉末セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、アルファー化デンプン、デンプン糊、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、など)、流動化剤(含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、など)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、など)、矯味剤(グルタミン酸、フマル酸、コハク酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、塩化ナトリウム、1−メントール、など)、香料(オレンジ、バニラ、ストロベリー、ヨーグルト、メントール、ウイキョウ油、ケイヒ油、トウヒ油、ハッカ油、緑茶末、など)、着色剤(食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号等の食用色素、銅クロロフィンナトリウム、酸化チタン、リボフラビン、など)、甘味剤(アスパルテーム、サッカリン、ギリチルリチン酸二カリウム、ステビア、マルトース、マルチトール、水飴、アマチャ末、など)などの他の成分を含有しても構わない。
この発明の製造方法で得られた改質澱粉は、膨潤性、保水性が優れていることにより、顆粒や錠剤の硬度向上、錠剤の崩壊性や溶出性の向上、顆粒や錠剤の吸湿性の改良、などに寄与する。
この発明の製造方法で得られた改質澱粉を含む工業製品は、どのような形態でもよく、特に澱粉を接着剤として使用する製品(製紙、段ボール、肥料、飼料、鉄粉バインダー、ガラス繊維、線香、蚊取り線香、鋳物の型、接着剤、など)、香料、化粧品が好ましい。
この発明の製造方法で得られた改質澱粉は、膨潤性、保水性が優れていることにより、接着性の向上、接着強度の向上、香料や化粧品のフレーバーリリースの改良、化粧品の質感の向上、などに寄与する。
[実施例1〜13、比較例1〜5]
ビニル袋中でコーンスターチと水をよく混合し、表1に示すように水分を12〜60%に調製した。そして、ステンレスバットに水分調製した澱粉を100g入れ、表1に示す各圧力の水蒸気に5分間さらした。
その後、50℃の熱風乾燥機にバットを移して乾燥し、ブレンダーで粉砕したものを42メッシュの標準篩で篩がけして改質澱粉を得た。得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって、膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、これらの結果を表1中に併記した。
Figure 0005612152
表1に示す分析結果からも明らかなように、湿潤状態にする際、原料澱粉の水分量、原料澱粉の粒子に接触させる水蒸気圧と、その後の水分量の上昇率(%)所定条件にした実施例では、得られた改質澱粉の膨潤性、保水性に優れ、水溶性成分量は低いという所期した結果が得られた。一方、前記した所定条件を満足しない比較例では、得られた改質澱粉の膨潤性と保水性のいずれかは低く、水溶性成分量は高い場合があった。
[実施例14、15]
ビニル袋中でコーンスターチと水をよく混合し、表2に示すように水分を35%に調製した。ステンレスバットに水分調製した澱粉を100g入れ、表2に示すように0.3MPaの水蒸気と85℃の熱水に5分間さらした。
その後、50℃の熱風乾燥機にバットを移して乾燥し、ブレンダーで粉砕したものを42メッシュの標準篩で篩がけして改質澱粉を得た。得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、結果を表2中に併記した。
Figure 0005612152
表2に示す分析結果からも明らかなように、湿潤状態にする際、原料澱粉の水分量、原料澱粉の粒子に接触させる所定温度の熱水と、その後の水分量の上昇率(%)所定条件にした実施例では、得られた改質澱粉の膨潤性および保水性は優れ、水溶性成分量は低いという所期した結果が得られた。
[実施例16〜22、比較例6、7]
ビニル袋中で各種の原料澱粉と水をよく混合し、水分を35、40%に調製した。ステンレスバットに水分調製した澱粉を100g入れ、表3中に示す各種圧力の水蒸気に5分間さらした。その後、50℃の熱風乾燥機にバットを移して乾燥し、ブレンダーで粉砕したものを42メッシュの標準篩で篩がけして改質澱粉を得た。得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、これらの結果を表3中に併記した。
Figure 0005612152
表3に示す結果からも明らかなように、湿潤状態にする際、原料澱粉の水分量、原料澱粉の粒子に接触させる水蒸気圧と、その後の水分量の上昇率(%)所定条件にした実施例では、得られた改質澱粉の膨潤性、保水性に優れ、水溶性成分量は低いという所期した結果が得られた。一方、前記した所定条件を満足しない比較例では、得られた改質澱粉の膨潤性と保水性のいずれかは低く、水溶性成分量は高い場合があった。
[実施例23〜26]
表4に示す条件において、混合機にて、コーンスターチと水を混合し水分を調整した。その後、縦型の筒状攪拌槽を有する攪拌装置を用いて、連続的にコーンスターチへ水蒸気を噴きつけながら攪拌を行なった。
その後、気流乾燥機にて乾燥し、粉砕、分級を行って改質澱粉を得た。
得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、結果を表4中に示した。
Figure 0005612152
[実施例27、28]
実施例4と同様の方法でワキシーコーンスターチの改質澱粉を得た。得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、結果を表5中に併記した。
Figure 0005612152
[実施例29]
実施例4と同様の方法で、水蒸気と85℃の熱水を同時に添加して、コーンスターチの改質澱粉を得た。得られた改質澱粉について、前述の試験方法によって膨潤性、保水性、水溶性成分を分析し、結果を表6中に示した。
Figure 0005612152
[実施例30、31、比較例8、9]
サンプル5、33を表7の配合の通りに、コロッケバッターへ使用した。比較例として、サンプル17、18を使用した。作製したバッターを冷凍済みのポテトコロッケ中種20gに4g付け、微粉パン粉を付けた後、さらにバッターを6g付けた上に、生パン粉を付けて、175℃の油で3分間揚げた。6名の熟練したパネラーによってフライ10分後と2時間後、および冷凍後に電子レンジ加熱して食感評価を行ない、その結果を表7中に併記した。
改質澱粉を使用すると、コロッケの衣のサクサク感があり、冷凍後も引きのない食感となり、非常に好ましい評価となった。
Figure 0005612152
[実施例32、33、比較例10、11]
サンプル5、33を表8の配合の通りに食パンへ使用した。比較例として、サンプル17、18を使用した。角型食パンを作製して、焼成3日後の食感評価を8名の熟練したパネラーによって行った。
評価は、◎:非常に良い、○:良い、△:悪い、×:非常に悪い の4段階にて行った。また、焼成1日後(D+1)、3日後(D+3)の食パンクラムの硬さをクリープメーターにて測定し、結果を表8中に併記した。
クリープメーターにRHEONERII(山電)を使用し、直径4cmの円盤プランジャーで50%圧縮した時の最大荷重を硬さとした。硬さの値が小さいほど柔らかく好ましい食パンであるといえる。
表8の結果からも明らかなように、実施例32、33のように、この発明に係る改質澱粉を使用すると、食感が非常に良く、クリープメーターでの硬さも小さく、非常に好ましい食パンが得られることが分かった。
Figure 0005612152
[実施例34、35、比較例12、13]
サンプル22、34を表9の配合の通りにギョウザの皮へ使用したものを実施例34、35とした。また、比較例12、13として、サンプル21、23を使用した。
捏ね上げ時の生地状態が同等となるように水の量を調節した。作製したギョウザの皮を使用して、焼ギョウザを作り、8名の熟練したパネラーによって食感評価を行った。
評価は、◎:非常に良い、○:良い、△:悪い、×:非常に悪い の4段階にて行った。また、ギョウザの皮を1週間冷蔵保管した際の硬さと伸展性をクリープメーターにて測定し、これらの結果は表9中に併記した。
なお、クリープメーターにRHEONERII(山電)を使用し、球状プランジャーで10mm/秒で押し伸ばした際の最大荷重を硬さ、破断距離を伸展性とした。硬さの値が小さく、伸展性が大きいほど型抜き後の再利用が可能で、食感も硬くなりにくい皮であるといえる。
表9に示した結果からも明らかなように、実施例34、35のようにこの発明に係る改質澱粉を使用すると、食感が非常に良く、クリープメーターでの硬さも小さく、非常に好ましい食パンが得られることが分かった。
Figure 0005612152
[実施例36、37、比較例14、15]
実施例36、37としてサンプル5、33を表10の配合の通りに蒲鉾へ使用した。
比較例14、15として、サンプル17、18を使用した。
ケーシング蒲鉾を作製して、冷蔵7日後の食感評価を8名の熟練したパネラーによって行った。評価は、弾力および歯応えについて行ない、◎:非常に良い、○:良い、△:悪い、×:非常に悪い の4段階で評価した。
また、冷蔵2日後(D+2)、7日後(D+7)の蒲鉾の硬さと弾力をクリープメーターにて測定し、結果を表10中に併記した。クリープメーターにRHEONERII(山電)を使用し、1mm×10mmの楔型プランジャーで貫通させたときの破断荷重を硬さ、破断歪率を弾力とした。硬さの値が大きく、弾力が大きいほど好ましい蒲鉾であるといえる。
表10の結果からも明らかなように、実施例36、37のように、この発明の改質澱粉を使用すると、弾力と歯応えがあり、クリープメーターでの硬さと弾力が大きい、非常に好ましい蒲鉾が得られることが分かった。
Figure 0005612152
[実施例38、39、比較例16、17]
実施例38、39のサンプル5、33を表11の配合の通りに錠剤へ使用した。比較例16、17として、サンプル17、18を使用した。
粉末をよく混合し、打錠機にて5kNの圧力で直径8mm、250mgの錠剤を作製した。作製した錠剤について、木屋式硬度計による硬度測定、第十六改正日本薬局方の崩壊試験法による崩壊性測定、溶出試験パドル法第1液による溶出率測定を行ない、結果を表11中に併記した。
表11の結果からも明らかなように、この発明の改質澱粉を使用した実施例38、39は、錠剤硬度があり、崩壊性と溶出率に優れた錠剤を得られることが分かった。
Figure 0005612152
[実施例40、41、比較例18、19]
実施例40、41としてサンプル5、33および比較例18、19としてサンプル17、18を使用して、繊維シート状物の層間接着剤としての評価を行った。
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)100%、濾水度(CSF)340mlからなる1%パルプスラリー375mlに、硫酸バンドを対パルプ1.0%添加し、実験用角型抄紙機(25cm×25cm)内で0.03%になるまで希釈した。次に脱水を開始しマットが生成し始め、パルプスラリーの水面が金網より2cm上に到達したところで一旦停止し、パルプスラリー水面に澱粉を乾物ベースで2g/cmスプレーした。
その後、再び脱水を開始し、第一層目の湿紙(坪量60g/m)を得た。次に、第一層目の湿紙と同様にして得た第二層目の湿紙(但し、NBKP/LBKP/段ボール古紙=50/20/30、CSF390ml、澱粉無塗布)を、第一層目の澱粉を塗布した面に重ね合わせ、吸引脱水、プレス脱水をして、シリンダー乾燥機で75℃、60秒加熱乾燥し、評価試料とした。
評価試料から、試験片(10cm×1cm)を取り、試験片の片面を金属プレートに接着固定し、層間を2cmあらかじめ剥離紙、引っ張り試験機を用いて90°方向に引張り剥離を行い、抵抗力を測定し、この抵抗力を剥離強度とした。さらに、スプレーした澱粉量に対する評価試料に含有される澱粉量の割合を求め、歩留とし、これらの結果を表12に示した。
表12の結果からも明らかなように、この発明の改質澱粉を使用すると、澱粉歩留が高く、剥離強度の大きい多層紙を得られることが分かった。
Figure 0005612152
この発明によれば、所望の膨潤性・保水性を持つ改質澱粉を容易に、かつ安価に製造することができる。本発明により製造された改質澱粉は、食品、医薬品、工業製品などの分野で好適に使用することができる。

Claims (8)

  1. 原料澱粉を湿潤状態として膨潤性および保水性を改良する改質澱粉の製造方法において、
    前記湿潤状態にする際、(A)原料澱粉に加水して水分量を26〜59質量%にする調湿工程と、(B)この調湿工程を経た原料澱粉の粒子に蒸気圧0.1〜0.6MPaの飽和水蒸気もしくは熱水またはこれらの両方を接触させて水分量を1〜15%上昇させる改質工程を必須とすることを特徴とする改質澱粉の製造方法。
  2. 上記(B)の改質工程が、原料澱粉を攪拌しながら行なう改質工程である請求項1に記載の改質澱粉の製造方法。
  3. 上記(B)の改質工程における原料澱粉の攪拌が、縦型の筒状攪拌槽を有する攪拌装置を用いて行なわれる攪拌である請求項2に記載の改質澱粉の製造方法。
  4. 上記(B)の改質工程が、大気圧条件下で行なわれる工程である請求項1〜3のいずれかに記載の改質澱粉の製造方法。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の改質澱粉の製造方法によって得られる改質澱粉。
  6. 請求項に記載の改質澱粉を含有する食品。
  7. 請求項に記載の改質澱粉を添加剤として含有する医薬品製剤。
  8. 請求項に記載の改質澱粉を含有する接着剤、香料または化粧品からなる工業製品。
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