JP5609393B2 - タイヤ空気圧モニター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ空気圧モニター装置に関するものである。
車両に装着されたタイヤの空気圧を空気圧センサで検出し、この検出された空気圧情報を送信機から受信機に対して送信している。車両には複数のタイヤが設けられているために、複数の送信機が同時に空気圧情報を送信すると、送信信号(受信信号)が衝突してしまい、受信機で複数のタイヤ空気圧情報を正確に受信することができない。このような受信信号の衝突を低減するために、特許文献1に記載された技術では、送信機が擬似乱数を発生させることで、複数の送信機からの送信タイミングを調整する技術が開示されている。
特開2000−62420号
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、送信機が擬似乱数を発生させることで送信タイミングを調整しているため、擬似乱数を発生する機器が必要となり、構成が複雑になってしまうという問題点があった。本発明は、上記課題に対してなされたもので、専用の機器を設けることなく、複数の送信機からの送信信号が衝突することを、低減することを目的をする。
以上の課題を解決するため、本発明に係るタイヤ空気圧モニター装置は、タイヤの回転周期の乱れを検出した場合に、送信機からタイヤの空気圧情報を送信するようにした。
本発明によれば、例えば段差を乗り越えることによって発生する回転周期の乱れの発生時刻は、前後のタイヤあるいは左右のタイヤで異なることになるために、この乱れの発生に基づいて、送信される複数のタイヤの空気圧情報は時刻が異なることになる。従って、これらの送信機から送信される空気圧情報を、受信機が受信する時刻は異なる時刻になるので、従来技術のように送信機の送信時刻を異ならせるために、専用の機器を設けることが必要とならず、構成を簡素化することができる。
第1実施形態のタイヤ空気圧モニター装置の概略構成 第1実施形態における送信用ユニットの構成 第1実施形態の送信用ユニット内の制御ブロック 第1実施形態における加速度センサ203が検出する重力成分の変化を示すタイムチャート 第1実施形態の制御フローチャート 第1実施形態における送信のタイムチャート(送受信状態) 第2実施形態における加速度センサ203が検出する重力成分の変化を示すタイムチャート 第2実施形態の制御フローチャート 第2実施形態における送信のタイムチャート(送受信状態) 第2実施形態の変形例における送信のタイムチャート(送受信状態) 第2実施形態のタイヤ状態に対する第2の所定時間t3の設定図 第2実施形態の変形例における送信のタイムチャート(送受信状態)
以下、図を参照して本発明を適用した実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、自動車1Aに備えられたタイヤ空気圧モニター装置1の概略構成図である。図1において、自動車1Aの4つのタイヤTに送信用ユニット2がそれぞれ設けられている。左前のタイヤTには送信ユニット2FL、右前のタイヤTには送信ユニット2FR、左後のタイヤTには送信ユニット2RL、右後のタイヤTには送信ユニット2RRが設けられている。なお、以下で送信ユニット2FL、2FR、2RL、2RRを区別することなく、総称で述べる場合には単に送信ユニット2と記述する。これら送信ユニット2にはそれぞれ、圧力センサ201と、送信機202と、加速度センサ203と、周期検出部204と、周期乱れ検出部205と、送信時期調整部206と、電源207と、記憶部208と、温度センサ209から構成されている。図1に示す送信ユニット2では、周期検出部204と、周期乱れ検出部205と、送信時期調整部206とを集積回路20Aとして一体化している。
タイヤ空気圧モニター装置1は、車体Bに設置されると共に、送信機202が送信した信号を受信する受信装置3−1と、受信した信号を複号した後、閾値と比較し、所定の空気圧未満であると判断した場合、警告指令を発生する警告装置3−2と、この警告指令に基づいて、インストルメントパネルに設けられると共に、空気圧が低い状態であることをドライバーなどに対して表示する表示器4とを備えている。
図2は、送信用ユニット2の内部の構成図である。
圧力センサ201は、タイヤ内の空気圧を検出する。この圧力センサ201は、タイヤTの空気圧に従って受圧部が変形し(歪み)、その歪量を静電容量の変化や抵抗値の変化として検出する。
送信機202は、圧力センサ201で検出した空気圧と、識別番号(以後IDと記す)の情報を合わせて無線で送信する。ID番号は送信用ユニット2の製造時に記憶部208が記憶した固有の番号に基づく。これらを一定の規則に基づいて符号化し、AM波やFM波に変換して送信する。以降、送信機202が送信する信号を圧力情報と明記する。
加速度センサ203は、タイヤの回転に伴い発生する加速度を検出している。
周期検出部204は、加速度センサ203で検出した加速度から、バンドパスフィルタを通して重力成分のみを抽出する。この重力成分はタイヤの回転と同期して−1Gから1Gの間を周期的に変化するので、加速度センサ203の検知部を鉛直方向下向きにすれば、送信機の位置は、1Gがタイヤの最上端、0Gはタイヤの水平位置、−1Gはタイヤの最下端と算出することができる。更に周期検出部204は、算出した重力成分から、−1Gから1G間の所定値(例えば0.5G)を通過する時間を検出して、周期T(N)(Nは今回検出時のカウント、N−1は前回検出時のカウント)とする。
周期乱れ検出部205は、周期検出部204で算出した周期を用いて、タイヤが回転中に路上の突起等を乗り越したときに発生する過渡的な周期の変化を、周期変化量ΔTの大きさで表し、周期変化量ΔTの変化が生じたとき周期乱れと判断する。尚、周期変化量ΔTは、検出対象の周期T(N)と、その直前の周期T(N−1)の変化量(差)として算出する。
ここで、周期乱れの判断の基準は、車両の加減速で発生する周期変化量以上を閾値とする。
送信時期調整部206は、前述の周期乱れの判断結果に基づいて、これを送信時期の調整開始時刻として送信指令を行う。
電源207は、送信用ユニット2内の各装置を駆動させるための電源である。
記憶部208は、送信用ユニット2のID番号を記憶する。このID番号は製造時に書き込まれる。
温度センサ209はタイヤ内の温度を検出する。温度によって抵抗体の電気抵抗値が変化するのを電圧として検出する。
図3は、周期検出部204と、周期乱れ検出部205と、送信時期調整部206とが実行する制御ブロックである。当該制御ブロックは、S10からS60で成り、タイヤ回転位置から求めた周期に基づいて送信時期を調整する。ここで、ブロックS10、S20は周期検出部204が行い、ブロックS30は周期乱れ検出部205が行い、ブロックS40、S50は送信時期調整部206が行う。
図4は、タイヤが回転した際に、加速度センサ203が検出する重力成分の変化を示すタイムチャートである。縦軸は加速度センサ203が検出する重力成分、横軸は時間を示す。
ここで図3、4を用いて、制御ブロックと共に作動を説明する。
図3において、ブロックS10は、加速度センサ203が検出した加速度に基づいて回転位置を算出するための処理である。ここでは、周期検出部204が、加速度センサ203で検出した加速度をバンドパスフィルタを通してタイヤが回転した際にかかる重力成分を抽出する。この重力成分は、タイヤの回転と同期して−1Gから1Gの間を周期的に変化する。加速度センサ203の検知部を、図4のタイヤ側面図に示すように、aの位置で鉛直下向きに設置すれば、重力成分の正弦波形と送信用ユニット2の位置の対比は、1Gがa点(最上端)、0Gはb点およびb、c点(水平位置)、−1Gはd点(最下端)となる。
ブロックS20は、ブロックS10で抽出した重力成分の正弦波形に基づいてタイヤの回転に同期した周期を算出するための処理である。図4と対比して説明すると、周期検出部204が、ブロックS10で抽出した重力成分の正弦波形から、−1Gから1G間の所定値G1(例えば0.5G)を通過する時期t(n)を検出する。タイヤが回転して所定値G1を通過する時期t(n)が更新されることにより、t(n)がt(n−1)に、t(n−1)がt(n−2)になる。これに伴い、時期t(n)とt(n−1)の差T(n)、時期t(n−1)とt(n−2)の差T(n−1)も同様に更新される。周期検出部204は、時期t(n)、t(n−1)、t(n−2)と周期T(n)、T(n−1)を更新しながら記憶する。周期T(n)、T(n−1)の算出式は以下の式(1)、(2)で表す。
T(n)=t(n)− t(n−1) (今回の周期) ・・・(1)
T(n−1)=t(n−1)−t(n−2) (前回の周期) ・・・(2)
ブロックS30は、周期の変化量を算出するための処理である。周期乱れ検出部205が、周期T(n−1)とT(n)の変化量(差)ΔTを算出し、この変化量が車両の加減速で発生する周期変化量Td以上、且つノイズレベルとしての周期変化量Tx未満の範囲を周期乱れとして判別する。ノイズは制御に使用せず除外する。周期変化量ΔTは以下の式(3)、周期乱れの判別式は式(4)で表す。
ΔT=T(n−1)−T(n)・・・(3)
Td<ΔT<Tx ・・・(4)
ブロックS40は、ブロックS30で算出した周期乱れの判断に基づいて送信時期を調整する。送信時期調整部206は、ブロックS30の周期乱れの判断結果に基づき、判断時期を送信時期の調整開始時刻にして、第1の所定時間を経過したら送信指令を出力する。尚、本実施形態では、第1の所定時間を0とし、周期乱れが判断されると即時送信指令を出力する。
ブロックS50は、圧力情報を送信するために予め決められた情報順に整理する処理である。送信時期調整部206がブロックS40における送信指令を受けたら、圧力センサ201が検出した圧力値と、記憶部208で記憶しているID番号を、予め決めた順序(プロトコル)に則り、送信機202に送る情報を生成する。
ブロックS60では、送信機202が、ブロックS50で生成された情報をAMもしくはFM波形に変調して発信する。
図5は、図3で説明した制御ブロックが実行する制御のフローチャートである。各制御ブロックは、電源207によって処理を繰り返し実行する。
ステップS100とステップS110は図3のブロックS10に示す回転位置を検出するフローである。
ステップS100では、車両が走行か停車かによって発信間隔を決定するために、加速度センサ203が、タイヤに掛かる力の代用特性としての加速度(G)を検出する。
ステップS110において、この加速度の検出値と閾値Gdとを比較する。閾値Gd以上であって走行状態と判別すると(S110のYES)、ステップS120に移行して定期送信タイマーTtのカウントを開始する。定期送信タイマーTtをカウントする目的は、送信用ユニット2の送信間隔に上限を設けるためであり、定期送信タイマーTtが定期送信時間t0内に送信ユニット2が周期乱れを検出しなければ、送信時期調整部206が定期送信時間t0後に送信指令を出す。
一方、加速度の検出値が閾値Gd未満(S110のNO)のときは、ステップS190に移行し、定期送信タイマーTtのカウントをリセットして再びステップS100で加速度の検出を行う。
ステップS130は、図3のブロックS20に示す周期検出のフローである。周期検出部204が加速度センサ203で検出した重力成分の変動(正弦波形)を抽出し、この波形から所定値G1を通過する時間を検出して周期T(n)を算出し、今回算出した周期T(n)と前回算出した周期T(n−1)を記憶する。周期の算出が更新されて、T(n−2)になった周期は消去する。
ステップS140は、図3のブロックS30に示す周期乱れ開始を判断するための制御フローである。周期検出部204は、前回の周期T(n−1)と今回の周期T(n)の差としての周期変化量ΔTを算出し、当該ΔTが車両の加減速で発生する周期変化量の最大値Td以上であれば周期乱れと判断する。尚、本実施形態では、ノイズ除去のためにノイズレベルに対応する最小の周期変化量Txを設定し、Tx以上であればノイズと判断する。すなわち周期乱れはTdとTxの間で設定する。この設定値の範囲内の周期変化量としての乱れ周期変化量ΔT´であれば周期乱れ開始と判断し(S141のYES)、ステップS150に移行する。
ステップS150では、送信時期調整部206が、送信時期を調整時間0として即時送信するようにし(図3のブロックS40に相当)、ステップS180で圧力情報の生成を行う(図3のブロックS50に相当)。
一方、図5のステップS140でΔTがTd未満、またはΔTがTx以上であれば(S140のNO)、周期乱れ開始ではないと判断し、ステップS200へ移行する。
ステップS200では、前回送信後から周期乱れが定期送信時間t0内に一度も発生していないかどうかを監視するため、前述のステップS120でカウントしている定期送信タイマーが定期送信時間t0に達したかを送信時期調整部206が確認する。前回送信後から周期乱れが定期送信時間t0内に一度も発生していない場合は(ステップS200のYES)、定期送信時間t0内に送信さなかったとして、ステップS180に移行し、圧力情報を発信する。尚、ステップS180は図3のブロックS60に対応している。
ステップS200において、定期送信時間t0に達していなければ(ステップS200のNO)、ステップS100に戻り、加速度の検出から開始して、次の周期の算出を行う。
以上、図5では、制御ブロックS10からブロックS60が実行する制御フロー処理を説明したが、再び図4に戻り、1つのタイヤに着目して周期乱れを検出されたことを送信時期の調整開始時刻にして、送信時期を調整後に圧力情報を発信する状態を説明する。
図4において、ポイント4−1からポイント4−2の間、タイヤは路面の突起や溝による入力は無く定常に回転している。この回転状態を、加速度センサ203が重力成分の変動(正弦波形)とし検出し、周期検出部204が周期T1として算出する。次に、ポイント4−2とポイント4−3の間では、タイヤが路面の突起等を乗り越えて、過渡的な力がタイヤの鉛直方向に入ったため、周期検出部204は、周期T1´として定常状態の周期T1よりも短い値で算出する(ポイント4−2からポイント4−3)。次いで周期乱れ検出部205は、周期T1´を前述の式(4)で示した範囲に合致するかどうかの判別を行い、合致したら周期乱れ開始と判断する。送信時期調整部206は、この判断結果を送信時期の調整開始時刻にして周期乱れタイマーTsのカウントを開始する。本実施形態では、周期乱れタイマーTsのカウント時間は0とし、周期乱れを判断直後に圧力情報を送信指令する。この作動は、図5のフローチャートのS100→S110(YES)→S140(YES)→S150→S180に対応する。
以上、図4において、1つのタイヤに着目した送信時期調整の方法を説明した。続いて図6では車両に搭載された前後左右のタイヤで送信される圧力情報(ID1〜ID4)を、1つの受信装置3−1が受信する様子をタイムチャートで示す。横軸は時間、縦軸には、送信用ユニットは加速度の重力成分、受信装置は受信時期を表す。図6では、車両の直進状態を示し、各タイヤの回転周期T1〜T4はほぼ同じ値である。周期T1´〜T4´は周期乱れ検出時の周期を表す。車両が走行中は、前後右左のタイヤが異なる路面上を回転しているから、タイヤが乗り越える突起形状や乗り越え時期が異なる。したがって、この路面の突起乗り越し等で発生した周期乱れを送信時期の調整開始時刻にして送信時期調整部206が送信指令するので、受信装置3−1は、各タイヤの圧力情報(ID1〜ID4)を受信する時期(受信送信時期の調整開始ONの時期)がずれて確実に受信することができる。
(第1実施形態の効果)
以上、説明したように第1実施形態では、以下に示す効果が得られる。
(1)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、周期乱れを送信時期の調整開始時刻にして送信時期を調整する送信時期調整部206を備えているので、車両が走行中に前後、左右に装着されたタイヤには、異なる時期に入力される過渡的な路面入力を周期乱れと判断して、これを基にして送信時期を決定している。この結果、前後、左右に装着されたタイヤが異なる時期に入力される路面入力を送信時期の調整開始時刻にして発信した信号は、1つの受信機で受信時期が異なって受信されることになるので、信号が混信せず確実に受信することができる。このため、送信時刻を調整する擬似乱数発生器のような専用の機器を必要とせず、構成を簡素化できる。
(2)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、タイヤに掛かる力(G)の重力成分を検出することで回転位置を検出する加速度センサー203を備えているので、タイヤ内部に固定された送信ユニット2内の加速度センサ203の検知方向がタイヤの回転と共に変化し、加速度センサ203が検出する重力成分もこれに伴い変化する。この結果、タイヤの回転位置を正確に検出することができる。
(3)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、加速度センサ203による出力信号波形(重力成分の正弦波形)を基に周期を検出する周期検出部204を備えているので、路面からタイヤに入る過渡的な力を、走行中のタイヤ回転に伴う重力成分の変化と異なるタイヤの回転周期の過渡的な変化として抽出することができる。この結果、周期乱れ検出部205が精度よく周期乱れを検出することができる。
(4)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、タイヤの回転を重力成分の周期的な変化で捉え、現在と過去の周期の差を算出し、所定値の範囲の周期変化を周期乱れと判断する周期乱れ検出部205を備えているので、タイヤに入力される過渡的な力が、タイヤ回転に伴う重力成分の変動の周期性を乱すことを周期乱れと捉えることができる。この結果、前後左右のタイヤに入力される路面からのランダムな入力に伴って送信用ユニット2が発信できて、受信装置3−1の受信時期を効果的にずらすことができる。
(5)本発明のタイヤ空気圧モニターは、周期乱れを送信時期の調整開始時刻にして、即時送信指令を出力することを特徴とする送信時期調整部206を備えるので、走行中に前後左右のタイヤが受ける異なる時期の路面入力を、受信装置3−1が時間遅れなく各輪の圧力情報を受信することができる。
尚、第1実施形態において、圧力情報の送信回数は周期乱れを検出後1回としているが、複数回送信して受信装置の受信確率を向上させることもできる。
また、周期乱れ判断部205の処理は、図5のフローチャートの1サイクル毎に周期乱れをチェックしているが、これを複数サイクルで算出した周期を積算して平均化したもので周期乱れを判断することができる。
(第2実施形態)
続いて第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、周期乱れが終了したことを送信時期の調整開始時刻にして圧力情報を送信するものである。さらに、周期乱れの時間が極端に長い場合に、これに伴って送信が遅延しないようタイムアウト時間を設定し、タイムアウトになるまで周期乱れが終了しなければ強制的に圧力情報を発信するようにしている。
図7では、周期乱れがタイムアウト時間t2以内で終了した状態bと、周期乱れがタイムアウト時間t2で終了しなかった状態cをタイムチャートで表す。まず状態bを時系列に説明する。はじめにポイント7−1からポイント7−2まで、タイヤは定常状態で回転している。これを加速度センサ203が重力成分の変動として検出し、周期検出部204が周期T1として算出する。ここで、タイヤが路面の突起や溝を乗り越えると、過渡的な力が鉛直方向に入る。ポイント7−2からポイント7−3において、周期検出部204は、この過渡的な入力を、回転周期T1よりも短い周期T1´で算出する。周期乱れ検出部205は、周期T1と周期T1´の差から周期変化量ΔTを算出し、前述の式(4)の最小値Tdの絶対値|Td|、最大値Txの絶対値|Tx|の範囲に合致するかどうかの判別を行い、合致したら周期乱れ開始と判断する。合致したら、周期乱れ開始として検出して、送信時期調整部206に検出結果を伝達する。送信時期調整部206は、この結果を送信時期の調整開始時刻にして周期乱れの終了を判断するためのタイマー(周期乱れタイマー)のカウントを開始する。ポイント7−4において、タイムアウト時間t2内に、式(4)の最小値Tdの絶対値|Td|、最大値Txの絶対値|Tx|の範囲に合致したので、周期乱れが終了したとして、この時点を送信時期の調整開始時刻にして送信時期調整部206は圧力情報を生成する。次いで送信機202が、この圧力情報をAMもしくはFM波形に変調して発信する。
次に状態cを説明する。タイヤが路面の突起や溝を乗り越えると、ポイント7−5で、加速度センサ203で検出した重力成分の変動を、周期検出部204が回転周期T1よりも短い周期T1”として算出する。周期乱れ検出部205は、周期T1と周期T1”の差から周期変化量ΔTを算出し、|Td|以上と判断すると周期乱れ開始として検出し、送信時期調整部206に判断結果を伝達する。送信時期調整部206は、この結果を送信時期の調整開始時刻にして、周期乱れタイマーのカウントを開始する。次いでポイント7−6では、タイムアウト時間t2内に周期乱れが終了しなかったと判断し、この時点で圧力情報を発信する。
図8は、本実施形態が実行する制御のフローチャートである。ここでは、図5に対して異なるステップ(ステップS141以降)について説明する。
ステップS141は、周期の長さから周期乱れの有無を判断するステップである。周期検出部204が、前回の周期T(n−1)と今回の周期T(n)の差として周期変化量ΔTを算出し、周期変化量ΔTが車両の加減速で発生する周期変化量の最大値の絶対値|Td|以上を周期乱れと判断する。尚、本実施形態では、ノイズ除去のためにノイズレベルに対応する最小の周期変化の絶対値|Tx|を設定し、|Tx|以上であればノイズと判断している。すなわち周期乱れは|Td|と|Tx|の間で設定している。この設定値の範囲内の周期変化量としての乱れ周期変化量ΔT´であれば、ステップS100に戻り、再びステップS141で乱れ周期変化量ΔT´を算出したら周期乱れ開始、または終了と判断し(S141のYES)、ステップS2145へ移行する。
一方、ΔTが|Td|未満、またはΔTが|Tx|以上であれば(S140NO)、周期乱れ開始または終了ではないと判断し、ステップS2200へ移行する。
ここからは、ステップS2145以降の、周期乱れ開始または終了を検出した場合の制御フローを説明する。ステップS2145は、受信装置3−1の受信確率を確保するため、定期送信時間t0以内に圧力情報を送信したかを確認するものである。ステップS2145において、前述のステップS120でカウントしている定期送信タイマーTtがカウントt0に達していない(S2145のNO)と判断したらステップS2150に移行する。ステップS2150は、周期乱れの継続状態を監視するためのものであり、周期乱れタイマーTsを既にカウント中である場合、すなわち前回の周期検出時に周期乱れを検出している場合は(S2150のYES)、ステップS2170に移行して、タイムアウト時間t2に達したかを確認する。タイムアウトになった(S2170のYES)場合は、ステップS2180に移行し、送信時期調整部206が異常角度判定フラグ1(異常)として設定する。ここで、異常角度判定フラグを1(異常)とするのは、周期乱れが終了しないことを示すためである。
ステップS2170で、未だタイムアウト時間t2を経過していない場合は、(S2170のNO)ステップS100に戻り、加速度の検出から開始して、次の周期の算出を行う。以上で説明したステップS2145〜S2180のフローは、図7の状態cに該当する。
一方、ステップS2150において、周期乱れタイマーTsを未だカウントしていない場合、つまり周期乱れを開始した場合は(S2150のNO)、ステップS2160に移行して、この時期を送信時期の調整開始時刻にして周期乱れタイマーTsのカウントを開始する。以後、ステップS100に戻り、加速度の検出から再開して周期乱れの有無を監視する。 もし、周期乱れを検出した時点で、定期送信時期t0に達した場合は(S145のYES)、定期送信を優先し、ステップS2180に移行して、周期乱れが継続していることを示す異常角度判定フラグを1(異常)として圧力情報を設定する。
次に、前述のステップS141からステップS2200に移行した状態を説明する。ステップS2200は、前述のステップS2150と同様に周期乱れタイマーTsをカウント中である状態、すなわち周期乱れが継続中であることを確認後(S2200のYES)、ステップS2220に移行する。ステップS2220では、ΔTが|Td|未満なら周期乱れタイマーTsのカウントをリセットし、ΔTが|Tx|以上ならノイズと判断して制御から周期を除外する。
続いてステップS2230では、送信時期調整部206が、周期乱れが終了したとして、送信時期調整用の待機タイマーTwのカウントを開始し、第2の所定時間t3が経過したら、ステップS2210に移行して圧力情報を異常角度判定フラグを0(正常)として設定する。
尚、実施形態2では、待機タイマーTwの第2所定時間をゼロ0とし、周期乱れ終了直後に発信する例である。ここで異常角度判定フラグを0(正常)とするのは、周期乱れがない状態であることを示す。以上で説明したステップS2200〜S2210のフローは、図7の状態bに該当する。
一方、ステップS2200でNOの場合、ステップS2205に移行し、定期送信タイマーTtが定期送信時期t0に達したか確認し、t0に達していたら(S2205のYES)、ステップS2210に移行して、異常角度判定フラグを0(正常)に設定する。一方、ステップS2205でt0に達していなければ、ステップS100に戻り、加速度の検出から開始して、次の周期の算出を行う。
前回の送信から定期送信時間t0内に一度も周期乱れを検出しなかった場合は、ステップS141のNOを経て、周期乱れタイマをリセットしてステップS2205のYESを経て異常角度判定フラグを0(正常)として設定する。
以上、図7、8において、1つのタイヤに着目して周期乱れが検出されたときに、送信時期を調整する方法をタイムチャートと処理フローで説明した。続いて図9では、第2実施形態の車両としての動作をタイムチャートで示す。図9の軸は図6と同様であるが、図6との違いは、周期乱れの終了を判断したことを送信時期の調整開始時刻にして送信時期調整部206が送信することである。受信装置3−1は、周期乱れが終了した時点で送信を開始するため、各輪の送信時期がずれるので、送信用ユニット2のID1からID4を、ずれた受信時期で確実に受信することができる。
尚、第2実施形態の変形例として、当該待機時間を0でない第2の所定時間t3に設定することができる。この作動を図10を用いて説明する。
図10は図9と同様に、第2の実施形態の変形例での車両としての動作を示す。図10の最上段に示した右前タイヤ2FRに注目すると、ポイント10−1からポイント10−2ではタイヤが定常状態(周期T1)で回転している。ポイント10−2からポイント10−3で、タイヤに路面の突起等による入力があると、加速度の重力成分は過渡的な周期となり、周期乱れ検出部205は、ポイント10−3で周期乱れT1´として検出する。 ポイント10−4において、周期乱れが終了した時点で、送信時期調整部206が、送信時期調整用の待機タイマーTwをのカウントを開始し、第2の所定時間t3が経過したら圧力情報を生成する。これを他のタイヤ(2FL、2RR、2RL)でも同様に行う。
以上の作動により、車両が走行中は、前後右左のタイヤが異なる路面上を回転しているから、タイヤが乗り越える突起形状や乗り越え時期が異なる。したがって、この路面の突起乗り越し等で発生した周期乱れが終了したことを送信時期の調整開始時刻にして送信時期調整手段206が送信指令するので、受信装置3−1は、各タイヤの圧力情報を受信する時期(受信送信時期の調整開始時刻ONの時期)がずれて確実に受信することができる。
別の変形例として、第2の所定時間t3を所定の回転周期c3と設定することができる。これによれば、例えば高速時に回転周期が短くなると待機時間も短くでき、送信頻度を上げることが可能となる。この結果、受信装置3−1の受信頻度を高速走行時ほど向上させ、信頼性を確保することができる。
更なる変形例として、第2の所定時間t3を、図11に示すようにタイヤの状態に合わせて変更可能にすることができる。
図11では、前記した送信時期調整用の待機時間とタイヤの状態量との関係を示す。図11−1は、圧力センサ201で検出したタイヤ空気圧と所定時間の関係を示す。横軸はタイヤ空気圧(絶対圧)、縦軸は第2の所定時間を示す。図11−1はタイヤ空気圧(絶対圧)が高いほど第2の所定時間t3を長くしている。図11−2は、車両が走行を開始後、一定の遠心力(例えば2G)が送信用ユニット2に掛かった時点でのタイヤ空気圧を基点にした空気圧の相対変化量ΔPを横軸にしたものである。ここでも図11−1と同様にΔPが高いほど第2の所定時間t3を長くしている。図11−3は、温度センサ209で検出したタイヤ温度を横軸にとったものであり、タイヤ温度が高いほど第2の所定時間t3を長くしている。前後左右のタイヤは、接地する路面形状などの状態が異なるため、路面とタイヤの摩擦によって発生するタイヤ温度が異なる。これを利用することで各タイヤに装着された送信用ユニット2の発信時期を変えることが可能となる。
続いて、図11−4は、タイヤの回転周期と所定時間の関係を示す。当図では、タイヤの回転周期が長いほど第2の所定時間t3を長くしている。左右のタイヤは、旋回中は外輪側が内輪側よりも高くなり、前後のタイヤは、駆動輪が従動輪の周期より高くなるので、回転周期の相違に基づいて第2の所定時間t3を決定すれば、総合的に発信時期をずらすことが可能となる。
以上で説明したタイヤ状態に応じた送信時期の調整による車両での動作を、図12のタイムチャートで説明する。
ここで図12の最上段に示した右前タイヤ2FRに注目すると、ポイント12−1からポイント12−2は定常状態でタイヤが回転しており、ポイント12−2でタイヤに路面から入力が入ると、ポイント12−3で周期乱れとして検出する。ポイント12−4で周期乱れが終了後、タイヤ空気圧態を検出して、第2の所定時間t3frを設定した後、当該時間に達したポイント12−5で送信する。これを他のタイヤ(2FL、2RR、2RL)でも同様に処理する。
車両に搭載されたタイヤは装着位置が前後左右で異なることから、各タイヤが受ける路面の突起形状やタイヤの乗り越し時期が異なる。また、車両が走行中、加減速や旋回によって、前後左右にかかる路面との摩擦力が異なるため、タイヤ空気圧や温度も異なる。送信時期調整用の第2の所定時間(t3fr、t3fl、t3rr、t3rl)は、タイヤ状態量(温度、圧力)によって異なる値に設定することができる。以上より、送信用ユニット2は、各タイヤの周期乱れ終了時期、及び送信時期調整時期を異ならせて発信できるので、受信装置3−1は受信時期がずれて1つの受信装置でも複数の圧力情報を受信可能となる。
以上、図11、12おいて、周期乱れが終了した時点を送信時期の調整開始時刻にして送信時期を各タイヤで可変にして調整する応用例を説明した。尚、本更なる変形例を第1実施形態に適用してもよい。
(第2実施形態の効果)
以上、説明したように第2実施形態では、以下に示す効果が得られる。
(1)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、周期乱れが終了したことを送信時期の調整開始時刻として送信指令を出力する送信時期調整部206を備えているので、周期乱れが継続している間は送信せずに待機し、周期乱れが終了したら送信指令を出力している。その結果、走行中の前後、左右のタイヤの過渡的な入力が終了した時点で送信した信号は、1つの受信機で受信時期が異なって受信されることになるので、信号が混信せずに確実に受信することができる。このため、送信時刻を調整する擬似乱数発生器のような専用の機器を必要とせず、構成を簡素化できる。
(2)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、周期乱れを送信時期の調整開始時刻として、周期乱れが終了したことを検出したら、第2の所定時間t3を経過後に送信指令を出力する送信時期調整部206を備えているので、確実に周期乱れが終了してから圧力情報を生成することが出来る。
(3)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、周期乱れが終了後、所定周期に達したら送信指令を出力する送信時期調整部206を備えるので、受信精度がより必要となる高速走行時ほど回転周期が短くなるため送信間隔を短くすることができ、送信頻度を上げることができて、高速時の受信信頼性が向上する。
(4)本発明のタイヤ空気圧モニター装置は、周期乱れが終了したら、タイヤ空気圧、タイヤ温度、回転周期の各状態量の少なくとも1つに基づいて第2の所定時間t3を設定して、送信時期を調整する送信時期調整部206を備えているので、車両に搭載された前後、左右のタイヤの走行中での状態量がそれぞれ異なることから、第2の所定時間t3が、各輪で送信時期をずらすことが出来る。更にタイヤ状態による送信時期を予め記憶部に設定し、送信時期調整部206がこれを基に送信時期を可変にできるので、この結果、送信時期をずらすための新たな機器が必要なく、構造を簡素化できる。
尚、本実施形態では、周期乱れ開始の判定は、最初の乱れ周期変化量ΔT´は周期乱れと判定していない。これは周期乱れの判断の確実性を向上させるために行ったものである。本発明は、これに限らず最初の乱れ周期変化量ΔT´から周期乱れ開始と判断してもよい。
また、本実施形態では、周期変化量ΔTを式(3)に示すように周期T(n−1 )とT(n)の変化量(差)で算出しているが、これをT(n−1)とT(n)の比で算出してもよい。
尚、実施形態1及び2で説明した、異常角度判定フラグで設定された圧力情報を用いる目的は、周期乱れがない状態である圧力情報を用いることでID登録精度が向上させることである。尚、この目的を好適に実施可能な装置は、一定のタイヤ回転角度と車両側の車速センサの角度を対合させて送信用ユニット2のID番号をタイヤ位置に登録する機能が付加されたタイヤ空気圧モニター装置である。なお、特許請求の範囲の構成要件と実施の形態の構成要素との対応関係は以下の通りである。タイヤTがタイヤを、圧力センサ201が空気圧検出手段を、送信機202が送信手段を、受信装置3−1が受信手段を、周期検出部204が回転位置検出手段および回転周期検出手段を、周期乱れ検出部205が回転周期乱れ発生検出手段を、送信時期調整部206が送信制御手段をそれぞれ構成する。
1タイヤ空気圧モニター装置、1A自動車、B車体、Tタイヤ、2送信用ユニット(2FL左前、2FR右前、2RR右後、2RL左後)、3−1受信装置、3−2警報装置、4表示器、201圧力センサ、202送信機、203加速度センサ、204周期検出部、205周期乱れ検出部、206送信時期調整部、207電源、208記憶部、209温度センサ、20A集積回路



















Claims (7)

  1. 車両に装着された複数のタイヤと、
    前記各々のタイヤの所定位置に前記タイヤと同期して回転する位置に設けられると共に、各々のタイヤの空気圧情報を検出する空気圧検出手段と、
    前記空気圧検出手段で検出された空気圧情報を送信する複数の送信手段と、
    前記送信手段により送信された空気圧情報を受信する受信手段と、
    前記空気圧検出手段の前記タイヤに対する回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された回転位置に基づいて、前記タイヤの回転周期を検出する回転周期検出手段と、
    前記回転周期検出手段により検出された回転周期の変化に基づいて、回転周期の乱れの発生を検出する回転周期乱れ発生検出手段と、
    前記回転周期乱れ発生検出手段により検出された回転周期の乱れの発生に基づいて、前記送信手段に空気圧情報を送信する指令を出力する送信制御手段と、
    を備えたタイヤ空気圧モニター装置。
  2. 前記回転位置検出手段は、加速度を検出する加速度センサを有し、検出した加速度に基づいて、前記回転位置を検出する請求項1に記載のタイヤ空気圧モニター装置。
  3. 前記回転周期乱れ発生検出手段は、現在の周期と過去の周期とを比較し、予め定めた周期以上の変化が発生している場合に、回転周期に乱れが発生していると判断する請求項1または2に記載のタイヤ空気圧モニター装置。
  4. 前記送信制御手段は、回転周期の乱れの発生を検出した時点で、前記送信手段に空気圧情報を送信する指令を出力する請求項1乃至3に記載のタイヤ空気圧モニター装置。
  5. 前記送信制御手段は、回転周期の乱れの発生が終了した時点で、前記送信手段に空気圧情報を送信する指令を出力する請求項1乃至3に記載のタイヤ空気圧モニター装置。
  6. 前記送信制御手段は、回転周期の乱れの発生が検出された後、所定時間経過した時点で、前記送信手段に空気圧情報を送信する指令を出力する請求項1乃至3に記載のタイヤ空気圧モニター装置。
  7. 前記送信制御手段は、前記所定時間をタイヤ空気圧、タイヤ温度、周期の少なくとも1つに基づいて決定することを特徴とする請求項6記載のタイヤ空気圧モニター装置。
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