JP2015186991A - タイヤ位置登録システム - Google Patents

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巨樹 渡部
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勝秀 熊谷
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由宇太 土川
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L17/00Devices or apparatus for measuring tyre pressure or the pressure in other inflated bodies

Abstract

【課題】タイヤ位置の登録を短時間で完了することができるタイヤ位置登録システムを提供する。
【解決手段】TPMS受信機は、各バルブIDにおいて、車軸回転情報Dcの母集団Eを推定し、母集団Eから母平均μを算出する。TPMS受信機は、算出した母平均μに基づき同期輪許容域Rを設定し、バルブIDの受信時に取得した車軸回転情報Dcが同期輪許容域Rに入るか否かを確認して、各バルブIDにおける4輪の車軸を絞り込んでいくことにより、4輪のタイヤ位置を特定する。同期輪許容域Rは、バルブIDの受信に伴って新たな車軸回転情報Dcを取得する度に更新される。
【選択図】図4

Description

本発明は、各タイヤの位置を受信機に登録するタイヤ位置登録システムに関する。
従来、タイヤ空気圧監視システムの1機能として、イニシエータ等のトリガ発生器を使用せずに、タイヤバルブのID(バルブID)を受信機に自動で登録するタイヤ位置登録システムが周知である(特許文献1等参照)。バルブIDを受信機に登録するにあたり、イニシエータが不要となれば、車両に搭載される部品点数を少なく抑えることが可能になる。
特表2011−527971号公報
この種のタイヤ位置登録システムでは、例えばタイヤをローテーションしたり、タイヤを新規タイヤに交換したりした後に、走行開始後、直ぐに新たなタイヤ位置を車内のインストルメントパネル等に表示することができないと、ユーザにとっては違和感がある。よって、変更後のタイヤ位置を、短時間かつ正しく判定を完了して受信機に登録することができる技術の開発ニーズがあった。
本発明の目的は、タイヤ位置の登録を短時間で完了することができるタイヤ位置登録システムを提供することにある。
前記問題点を解決するタイヤ位置登録システムは、タイヤの空気圧を監視するにあたり、前記タイヤに取り付けられたタイヤバルブのIDとタイヤ位置とを紐付けて受信機に登録する構成において、前記タイヤが回転の特定位置をとったこと及びバルブIDが分かる電波を前記タイヤバルブから受信すると、前記タイヤが特定位置をとるときの車軸回転情報を車軸ごとに取得し、この動作を、取得する前記特定位置ごとに繰り返し、どのバルブIDがどの車軸回転情報と同期するのかを確認することにより、タイヤ位置を判定する位置判定機能部を備え、当該位置判定機能部は、前記バルブIDごとに求まる各車軸の車軸回転情報の群からその母集団を推定し、当該母集団の平均である母平均を基に、各母集団において車軸回転情報の正当性を判定するときの指標となる同期輪許容域を設定する許容域設定部と、前記バルブIDごとに前記同期輪許容域にどの車軸の車軸回転情報が残るのか否かを確認して車軸を絞り込んでいくことにより、タイヤ位置を特定する位置特定部とを備えた。
本構成によれば、各バルブIDにおいて車軸回転情報の母集団を推定し、母集団から母平均を算出する。そして、母平均に基づき同期輪許容域を設定し、取得した車軸回転情報が同期輪許容域に入るか否かを確認して車軸を絞り込んでいくことにより、タイヤ位置を特定する。このように、本構成においては、母平均から求まる最適化された同期輪許容域を基に、車軸回転情報の候補としての取り込み及び排除を行うので、車軸の絞り込みを、より正しく行うのに有利となる。このため、バルブIDと車軸回転情報との同期判定を、より正しく行うことが可能となる。よって、タイヤ位置の登録を短時間で完了することが可能となる。
前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記許容域設定部は、電波受信に伴って新たな前記車軸回転情報を取得する度に、当該車軸回転情報を用いて前記同期輪許容域を更新することが好ましい。この構成によれば、同期輪許容域の更新により、同期輪許容域の最適化が可能となるので、タイヤ位置をより正しく判定するのに一層有利となる。
前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記同期輪許容域は、前記車軸回転情報の総数、それらの平均値、既知として設定された母分散、及び棄却域の定数から設定されていることが好ましい。この構成によれば、車軸回転情報の総数、それらの平均値、母分散、棄却域の定数から、同期輪許容域をより正しく設定することが可能となる。
前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記許容域設定部は、前記母分散を走行条件に応じた値に設定することが好ましい。この構成によれば、母分散の最適化が可能となるので、同期輪許容域の最適設定、ひいてはタイヤ位置をより正しく判定するのに有利となる。
前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記許容域設定部は、前記車軸回転情報が前記同期輪許容域に収まる確率が、当該車軸回転情報を収集していっても一定の狙い値をとるように、当該車軸回転情報のデータ数が増加していくに連れて当該同期輪許容域を拡げていくことが好ましい。この構成によれば、タイヤ位置の判定において正解輪の判定確率を一定に保つことが可能となるので、タイヤ位置を正しく、かつ早期に判定し終えるのに一層有利となる。
本発明によれば、タイヤ位置の登録を短時間で完了することができる。
第1実施形態のタイヤ位置登録システム。 タイヤバルブで検出される重力分力の成分を示す説明図。 タイヤバルブの通信シーケンス図。 (a)は母集団の概要図、(b)は車軸回転情報の度数分布に基づくヒストグラム。 (a)〜(d)は各タイヤバルブが特定位置で電波送信するときの概要図。 (a)〜(d)は各バルブIDにおいて推定される母集団の概要図。 (a)〜(c)は同期輪許容域が更新される様子を示す説明図。 (a)〜(d)はタイヤ位置判定の具体例を示す説明図。 (a)〜(d)は各バルブIDにおいて他輪の車軸回転情報が母集団から外れる様子を示す説明図。 第2実施形態において、同期輪許容域が一定のときの判定ロジックを示す説明図。 第2実施形態のタイヤ位置判定の考え方を示す説明図。 同期輪許容域を可変させる判定ロジックを示す説明図。 車軸回転情報が増えていったときの同期輪許容域の変化を示すグラフ。
(第1実施形態)
以下、タイヤ位置登録システムの第1実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、各タイヤ2(2a〜2d)の空気圧等を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)3を備える。タイヤ空気圧監視システム3は、各タイヤ2a〜2dに取り付けられたタイヤバルブ4(4a〜4d)を備える。タイヤバルブ4は、タイヤ栓にセンサ及び通信機能を設けたタイヤバルブセンサである。タイヤ空気圧監視システム3は、これらタイヤバルブ4a〜4dから、少なくとも圧力データ及びIDが紐付けされた電波Svaとしてタイヤ空気圧電波Sva1を車体に送信し、車体5において各タイヤ2a〜2dの空気圧を監視する。
タイヤバルブ4は、タイヤバルブ4の動作を制御するコントローラ6と、タイヤ空気圧を検出する圧力検出部7と、タイヤ2の温度を検出する温度検出部8と、タイヤバルブ4に発生する重力を検出する重力検出部9と、タイヤバルブ4において電波送信を可能とする送信アンテナ10とを備える。コントローラ6のメモリ11には、各タイヤバルブ4の固有のIDとしてバルブIDが書き込み保存されている。圧力検出部7は、例えば圧力センサであることが好ましい。温度検出部8は、例えば温度センサであることが好ましい。重力検出部9は、例えば加速度センサ(Gセンサ)であることが好ましい。送信アンテナ10は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を送信可能であることが好ましい。
車体5は、タイヤバルブ4a〜4dから送信された電波Svaとしてのタイヤ空気圧電波を受信することにより、各タイヤ2a〜2dの空気圧を監視する受信機(以降、TPMS受信機12と記す)を備える。TPMS受信機12は、TPMS受信機12の動作を制御するタイヤ空気圧監視ECU(Electronic Control Unit)13と、TPMS受信機12において電波受信を可能とする受信アンテナ14とを備える。タイヤ空気圧監視ECU13のメモリ15には、各タイヤバルブ4a〜4dから取得したバルブIDが、タイヤ位置を対応付けて書き込み保存されている。TPMS受信機12は、タイヤ空気圧の監視結果を表示する表示部16に接続されている。表示部16は、例えば車内のインストルメントパネルに設置されることが好ましい。
TPMS受信機12は、あるタイミングにおいてタイヤバルブ4a〜4dから送信された電波Sva、すなわちタイヤ空気圧電波Sva1を受信アンテナ14で受信すると、タイヤ空気圧電波Sva1内のバルブIDを照合し、バルブID照合が成立すれば、同一電波内の圧力データ(空気圧データ)を確認する。TPMS受信機12は、空気圧が低圧閾値以下であれば、タイヤ空気圧が低圧である旨を表示部16に表示する。TPMS受信機12は、このタイヤ空気圧判定を、受信するタイヤ空気圧電波Sva1ごとに行って、タイヤ2a〜2dの空気圧を監視する。
タイヤ空気圧監視システム3は、各タイヤバルブ4a〜4dのバルブIDを、車体5の前後左右のどの位置に取り付けられたタイヤ2a〜2dのIDであるのかを対応付けてTPMS受信機12に自動で登録するタイヤ位置登録機能、いわゆるオートロケーション機能(タイヤ位置登録システム17)を備える。タイヤ位置登録システム17は、タイヤバルブ4a〜4dがタイヤ回転方向において特定のある位置(特定位置)をとるときの4輪の各車軸18(18a〜18d)の回転位置(回転量)を取得する作業を複数回行い、どのバルブIDが各車軸18a〜18dの回転位置(回転量)のどれと同期しているのかを確認することにより、バルブIDと車軸18a〜18dとの紐付けを行って、タイヤ2a〜2dの位置を判定する。
図2に、重力検出部9が検出する重力成分を図示する。重力検出部9は、タイヤバルブ4に発生する重力として、重力Gに対する車軸方向(タイヤ半径方向)の重力分力Grを検出することが好ましい。重力分力Grは、例えば遠心力を考慮しなければ、タイヤ回転方向においてピーク(紙面の「12時」又は「6時」の位置)に位置するとき、「−1G」又は「+1G」をとる。なお、検出する重力分力Grは、タイヤ回転方向における接線方向の分力でもよい。
図3に、タイヤバルブ4の電波送信のシーケンスを図示する。タイヤバルブ4は、電波が送信可能な短い時間の第1時間帯T1と、電波を送信しない長い時間の第2時間帯T2とを交互にとることが好ましい。第1時間帯T1は、例えば「1秒」であることが好ましい。第2時間帯T2は、例えば「15秒」であることが好ましい。このように、タイヤバルブ4は、1秒という制約された時間の間に電波を送信する動作を、約15秒の間隔を空けて繰り返す。
図1に示すように、タイヤバルブ4は、タイヤバルブ4がタイヤ回転方向の特定位置に位置したことを検出可能な特定位置検出部19と、タイヤ2が特定位置に位置したことが分かる電波Svaとして特定位置情報電波Sva2をタイヤバルブ4から送信させる送信処理部20とを備えることが好ましい。特定位置検出部19及び送信処理部20は、例えばコントローラ6に設けられることが好ましい。
特定位置検出部19は、例えば電波送信が可能な第1時間帯T1のときに起動して、特定位置の検出を実行することが好ましい。特定位置は、例えばタイヤ回転方向のピーク位置(一例は「12時」の位置)であることが好ましい。
送信処理部20は、特定位置検出部19により特定位置が検出されたときに、特定位置情報電波Sva2の送信を実行することが好ましい。特定位置情報電波Sva2は、タイヤ2が回転の特定位置をとったことが分かる特定位置情報DgrとバルブIDとを少なくとも含む電波である。特定位置情報Dgrは、タイヤバルブ4がいつピーク位置をとったのかを認識することができるピーク情報であることが好ましい。
タイヤ位置登録システム17は、タイヤ位置登録システム17においてタイヤ位置の判定動作を実行する位置判定機能部21を備える。位置判定機能部21は、例えばタイヤ空気圧監視ECU13に設けられることが好ましい。位置判定機能部21は、タイヤ2が回転の特定位置をとったこと及びバルブIDが分かる電波(一例は特定位置情報電波Sva2)をタイヤバルブ4から受信すると、タイヤ2が特定位置をとるときの車軸回転情報Dcを車軸18a〜18dごとに取得し、この動作を、取得する特定位置ごとに繰り返し、どのバルブIDがどの車軸回転情報Dcと同期するのかを確認することにより、タイヤ位置を判定する。
車両1は、車軸18a〜18dごとに車軸回転検出部22(22a〜22d)を備えることが好ましい。車軸回転検出部22a〜22dは、各車軸18a〜18dに設けられたABS(Antilock Brake System)センサであることが好ましい。この場合、車軸回転情報Dcは、例えばABSセンサで検出されるパルス数、すなわちパルス計数値であることが好ましい。車軸回転検出部22a〜22dは、例えば各車軸18a〜18dに設けられた複数(例えば48個)の歯を、車体5側のセンシング部で検出することにより、矩形波形状のパルス信号SplをTPMS受信機12に出力する。位置判定機能部21は、入力したパルス信号Splの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの両方を検出するのであれば、タイヤ1回転あたり96パルス(カウント値:0〜95)を検出する。
図1,図4(a)及び図4(b)に示すように、位置判定機能部21は、バルブIDごとに求まる各車軸18a〜18dの車軸回転情報Dcを含む多数のデータ群を母集団Eとすると、母集団Eの平均である母平均μを基に、各母集団Eにおいて車軸回転情報Dcの正当性を判定するときの指標となる同期輪許容域Rを設定する許容域設定部23を備える。本例は、多数のデータ数Nを持つ母集団Eを有限のデータ数から推定する。許容域設定部23は、電波受信に伴って新たな車軸回転情報Dcを取得する度に、その車軸回転情報Dcを用いて同期輪許容域Rを更新することが好ましい。
位置判定機能部21は、バルブIDごとに同期輪許容域Rにどの車軸回転情報Dcが残るのか否かを確認して車軸18a〜18dを絞り込んでいくことにより、タイヤ位置を特定する位置特定部24を備える。具体的にいうと、位置特定部24は、ID1においてどの車軸18a〜18dが同期輪許容域R内に車軸回転情報Dcが残るか否かを判定することによりタイヤ位置を特定し、同様の手法により、ID2〜ID4についてもタイヤ位置を特定する。
次に、図5〜図9を用いて、タイヤ位置登録システム17の動作を説明する。
図5(a)に示すように、例えば右前タイヤバルブ4aにおいて第1時間帯T1となったとき、右前タイヤバルブ4aは、タイヤ回転方向において特定位置をとったタイミングで特定位置情報電波Sva2(図中はID1と記す)を送信アンテナ10から送信する。特定位置情報電波Sva2の送信回数は、第1時間帯T1において1回でもよいし、特定位置をとる度に電波送信を行う複数回でもよい。いずれにせよ、右前タイヤバルブ4aは、第1時間帯T1のときにタイヤ2aが特定位置をとるタイミングで、ID1及び特定位置情報Dgrを含む特定位置情報電波Sva2を、少なくとも1回、送信アンテナ10から送信する。
TPMS受信機12は、ID1及び特定位置情報Dgrを含む特定位置情報電波Sva2を受信すると、各車軸回転検出部22a〜22dから車軸回転情報Dcを読み込む。具体的にいうと、TPMS受信機12においてID1を受信したときには、右前車軸回転検出部22aの出力を基に車軸回転情報Dc−11を読み込み、左前車軸回転検出部22bの出力を基に車軸回転情報Dc−12を読み込み、右後車軸回転検出部22cの出力を基に車軸回転情報Dc−13を読み込み、左後車軸回転検出部22dの出力を基に車軸回転情報Dc−14を読み込む。
図5(b)〜(d)に示すように、左前タイヤバルブ4b、右後タイヤバルブ4c及び左後タイヤバルブ4dも、第1時間帯T1においてタイヤ回転方向の特定位置をとったとき、特定位置情報電波Sva2(図中はID2、ID3、ID4と記す)を送信する。TPMS受信機12は、タイヤバルブ4b〜4dから特定位置情報電波Sva2を受信する度、各車軸回転検出部22a〜22dの出力を基に車軸回転情報Dcを読み込む。具体的にいうと、ID2を受信したときには、各車軸回転検出部22a〜22dの出力を基に車軸回転情報Dc−21,Dc−22,Dc−23,Dc−24を読み込み、ID3を受信したときには、各車軸回転検出部22a〜22dの出力を基に車軸回転情報Dc−31,Dc−32,Dc−33,Dc−34を読み込み、ID4を受信したときには、各車軸回転検出部22a〜22dの出力を基に車軸回転情報Dc−41,Dc−42,Dc−43,Dc−44を読み込む。
各タイヤバルブ4a〜4dは、第1時間帯T1において特定位置をとるときに特定位置情報電波Sva2を送信する動作を、第1時間帯T1が到来する度に繰り返す。TPMS受信機12は、タイヤバルブ4a〜4dから特定位置情報電波Sva2を受信する度、車軸回転情報Dcの読み込みを実行し、車軸回転情報Dcを蓄積する。
図6に示すように、位置判定機能部21は、バルブIDごとに各車軸回転検出部22a〜22dから取得した車軸回転情報Dc、すなわちバラツキを含む限定的なデータ群から、各バルブIDの母集団Eを推定し、どのタイヤ2a〜2dとどの車軸18a〜18dとが同期するのかを確認する。母集団Eは、各バルブIDにおいて4つずつ、すなわちID1〜ID4の4つのバルブIDと、前後左右の4つの車軸回転情報Dcとを掛けた計16個が存在する。本例の場合、ID1には、母集団E1−a,E1−b,E1−c,E1−dがあり、ID2には、母集団E2−a,E2−b,E2−c,E2−dがあり、ID3には、母集団E3−a,E3−b,E3−c,E3−dがあり、ID4には、母集団E4−a,E4−b,E4−c,E4−dがある。
ここで、n個の車軸回転情報Dcにおいて、車軸回転情報Dcの平均値を「m」、分散を「s」としたときの母集団Eについて考える。なお、ここでは、母平均を「μ」とし、母分散を「σ」とする。このとき、次式(1)の値は、標準化された正規分布(0.1)に従う。
よって、式(1)の値が正規分布の95%(又は99%)の選択域に入るためには、次式(2)が成立する。そして、次式(2)から次式(3)を得ることができる。なお、定数kは、棄却域が5%の場合、「1.96」となり、棄却域が1%の場合、「2.58」となる。
ところで、式(3)を用いれば母平均μの区間を求めることができると考えられるが、通常のタイヤ位置判定(オートロケーション)においては、車軸回転情報Dc(ABSセンサのパルス数)に絶対位置は存在せず、車両1のイグニッションスイッチがオンされたときにイニシャライズされるため、通常、母平均μは特定できない。しかし、式(3)において仮に母分散σが既知であると仮定するならば、現有データの値から母平均μの推定区間を得ることができる。そこで、母分散σを既知とし、母平均μの区間を推定する。
ちなみに、母分散σの値は、各種走行条件によって異なるように設定されることが好ましい。走行条件は、例えば許容域設定部23によって判定されるとよい。ここでは、バックデータとして各種走行条件における母分散σの値を記憶しているものとする。例えば、母分散σは、通常走行時には値が小さく、悪路走行時には値が大きい値をとるように設定されるとよい。
走行条件の判定は、例えば、(I)電波Sva(特定位置情報電波Sva2)に含まれる特定位置の検出結果を表す情報を基に行う方式と、(II)実際の車軸回転情報Dcのデータばらつきを確認する方式とがある。(I)の場合、特定位置情報電波Svaには、特定位置を検出できたか否かを表すビットフラグが含まれていることから、このビットフラグの成立度が高ければ通常走行とみなし、逆に成立度が低ければ悪路走行とみなす。また、(II)の場合、全ての車軸回転情報Dcのデータ(有限個の「n」の分布)において、ばらつき指標が小さければ通常走行とみなし、逆にばらつき指標が大きければ悪路走行とみなす。ばらつき指標には、例えば「偏差の平均」や「標準偏差」などがある。このように、通常走行時には、データばらつきが小さいことを踏まえ、母分散σを小さい値に設定し、悪路走行時には、データばらつきが大きいことを踏まえ、母分散σを大きい値に設定するとよい。
図7に示すように、同期輪許容域Rは、母平均μの前後に、ある±の許容値(一例は3σ)を持たせた範囲に設定されている。すなわち、同期輪許容域Rは、母平均μの最小値に−3σを足し、母平均μの最大値に+3σを加えた範囲に設定されている。位置特定部24は、バルブIDの受信に伴って新たな車軸回転情報Dcを取得したとき、これが同期輪許容域Rに入っているかを確認することにより、受信したバルブIDがどの車軸18a〜18dと同期するのかを判定する。
また、許容域設定部23は、バルブIDの受信に伴って新たな車軸回転情報Dcを入力する度、同期輪許容域Rを更新する。本例の場合、同期輪許容域Rは、車軸回転情報Dcの増加に伴い、同図で示すR1>R2>R3のように範囲が段々と小さく切り替えられる(R1>R2>R3)。このように、同期輪許容域Rは、同期輪許容域Rの更新により、範囲が徐々に狭められていく。すなわち、データ数「n」が増えるに伴い、母平均μの推定精度が上がるため、バルブIDと車軸18a〜18dとの同期判断の範囲が徐々に狭められていく。
図8に、タイヤ位置判定の具体例を図示する。例えば、TPMS受信機12がID1を受信し、nが「1」のときの右前車軸回転検出部22aの車軸回転情報Dcが「1」をとったとすると、母集団E1−aの平均値m1は「1」となり、母集団E1−aの母平均μはμmin1〜μmax1をとる。これにより、許容域設定部23は、母集団E1−aの同期輪許容域RとしてR−A1を設定する。同様に、母集団E1−b,E1−c,E1−dにおいても、各同期輪許容域R−B1,R−C1,R−D1が設定される。
一定時間後、TPMS受信機12がID1を再受信したとする。許容域設定部23は、複数揃った車軸回転情報Dcを基に、まずは同期輪許容域Rを更新する。すなわち、nが「2」のときには、まだタイヤ位置の判定は実施せず、同期輪許容域Rの最適化を図る。ここで、nが「2」のときの右前車軸回転検出部22aの車軸回転情報Dcが「25」をとったとすると、母集団E1−aの平均値m2は「13」となり、母集団E1−aの母平均μはμmin2〜μmax2とる。これにより、許容域設定部23は、母集団E1−aの同期輪許容域RとしてR−A2を設定する。
一定時間後、TPMS受信機12が再びID1を再受信したとする。位置特定部24は、新たなID1を受信したとき、このときに入力する各車軸回転検出部22a〜22dの車軸回転情報Dcが、車軸18a〜18dごとに設定された同期輪許容域R(ここではR−A2)に収まるか否かを確認することにより、タイヤ位置を特定する。位置特定部24は、各車軸18a〜18dの車軸回転情報Dcにおいて、同期輪許容域R内に収まっていれば、これを候補IDとして残し、同期輪許容域Rから外れていれば、これを候補IDから除外する。
図9に示すように、車両1は例えばカーブ走行等することを踏まえ、各タイヤ2a〜2dは独立して回転する構造をとるので、各タイヤ2a〜2dは特定位置をとるタイミングがカーブ走行前後で変化する。すなわち、バルブIDに同期する車軸回転情報Dcであれば、母集団Eの集団内、すなわち同期輪許容域R内に収まるものの、バルブIDに同期しない車軸回転情報Dcであれば、母分散σの正規分布には従わない。よって、データが同期輪許容域Rから外れることがあり得る。本例は、この原理を用いてタイヤ位置を特定する。
図8に戻り、許容域設定部23は、バルブID及び車軸18の同期判定において、バルブID及び車軸18を一対一まで絞り込めていなければ、同期輪許容域Rを更新する。ここで、例えばID1を再受信したとき、すなわちnが「3」のとき、車軸回転情報Dcが「30」をとったとする。このとき、母集団E1−aの平均値m3は「約18.7」となり、母集団E1−aの母平均μはμmin3〜μmax3をとる。これにより、母集団E1−aの同期輪許容域RがR−A3に更新される。同様に、母集団E1−b,E1−c,E1−dにおいても、各同期輪許容域R−B3,R−C3,R−D3に更新される。
そして、ID1を受信する度、車軸回転情報Dcが同期輪許容域Rに収まるか否かの判定と、同期輪許容域Rの更新とが繰り返され、ID1がどの車軸18a〜18dと紐付けられるのかを確認する。同様に、ID2〜ID4においても、この作業が繰り返され、ID2〜ID4のタイヤ位置が判定される。位置特定部24は、4輪全てにおいて位置判定を完了すると、その判定結果をメモリ15に書き込み、タイヤ位置を更新する。なお、タイヤ位置の判定処理は、例えば車両1のイグニッションスイッチがオンされる度に実行されるとよい。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)各タイヤバルブ4a〜4dのバルブIDと車軸18a〜18dの車軸回転情報Dcとの同期判定によりタイヤ位置を特定する方式(オートロケーション)をとるにあたり、各バルブIDにおいて車軸回転情報Dcの母集団Eを推定し、母集団Eから母平均μを算出する。そして、母平均μに基づき同期輪許容域Rを設定し、バルブIDの受信時に取得した車軸回転情報Dcが同期輪許容域Rに入るか否かを確認して車軸18a〜18dを絞り込んでいくことにより、4輪のタイヤ位置を特定する。このように、本例においては、母平均μから求まる最適化された同期輪許容域Rを基に、車軸回転情報Dcの候補としての取り込み及び排除を行うので、車軸18a〜18dの絞り込みを、より正しく行うのに有利となる。このため、ID1〜ID4と車軸18a〜18dとの同期判定を、より正しく行うことが可能となる。よって、タイヤ位置の登録を短時間で完了することができる。
(2)同期輪許容域Rは、バルブIDの受信に伴って新たな車軸回転情報Dcを取得する度に更新される。よって、同期輪許容域Rの最適化が可能となるので、タイヤ位置をより正しく判定するのに一層有利となる。
(3)同期輪許容域Rは、車軸回転情報Dcの総数「n」と、車軸回転情報Dcの平均値「m」と、母分散「σ」と、棄却域の定数「k」とから求まる。よって、これらパラメータから同期輪許容域Rを正しく設定することができる。
(4)母分散σは、その時々の走行条件に応じた値に適宜設定される。よって、母分散σの最適化が可能となるので、同期輪許容域Rの最適設定、ひいてはタイヤ位置をより正しく判定するのに有利となる。
(5)タイヤバルブ4は、電波送信が可能な短時間の第1時間帯T1と、電波送信を実行しない長時間の第2時間帯T2とを交互にとる。よって、タイヤバルブ4は電波送信のために起動する時間が短く済むので、タイヤバルブ4の電池寿命を延ばすことができる。
(6)同期輪許容域Rは、母平均μの前後に、ある±の許容値(一例は「3σ」)を持たせた範囲に設定されている。よって、同期輪許容域Rを好適な範囲に設定するのに一層有利となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図10〜図13に従って説明する。なお、第2実施形態は、同期輪許容域Rの決め方を変更した実施例である。よって、第1実施形態と同じ箇所には同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図10に示すように、本例の同期輪許容域Rは、母平均「μ」を中心とした「±3σ」の範囲に設定されている。ところで、同期輪許容域Rを「±3σ」に設定した場合には、一般的に、正規分布(μ,σ)に従う車軸回転情報Dc(ABSセンサのパルスデータ)は、99.7%の確率で「±3σ」の範囲に含まれることになり、理想としては、車軸回転情報Dcの個数の「n」が増加していっても、車軸回転情報Dcが同期輪許容域Rに含まれる確率が、「99.7%」を維持しなくてはならない。
しかし、「n」が1つずつ増えていくにあたり、仮に一定の同期輪許容域Rで判定を継続していくと、同期輪許容域Rに車軸回転情報Dcが含まれる確率は、「n」が1つずつ増えていく度に、(99.7%)、(99.7%)、…というように、徐々に下がっていってしまうことになる。ちなみに、同図の例においては、ある一定の同期輪許容域Rに正規分布(μ,σ)に従うデータが収まる確率を「90%」とした場合を例示している。いずれの確率にせよ、同期輪許容域Rが一定であると、車軸回転情報Dcのデータ数の「n」が増加するに連れて、判定の確率が「99.7%」から徐々に下がっていってしまい、タイヤ位置の正しい判定結果を得るのに支障を来すことになる。
そこで、図11に示すように、本例の場合には、車軸回転情報Dcのデータ数の「n」が増えていくに連れて同期輪許容域Rを徐々に拡げていき、車軸回転情報Dcの全データが同期輪許容域Rに収まる確率が、ここで狙いとしている「99.7%(=±3σ)」となるように適宜設定するのである。具体的には、±3σ=99.7%の関係を前提として、「n=1」のときには、同期輪許容域Rは(99.7%)から決まる範囲に設定され、「n=2」のときには、同期輪許容域Rは(99.7%)1/2から決まる範囲に設定され、「n=k’」のときには、同期輪許容域Rは(99.7%)1/k’から決まる範囲に設定される。
図12に、本例の位置判定ロジックの具体的な動作例を図示する。同図からも分かるように、同期輪許容域Rが徐々に拡げられていくようにすれば、バルブID及び車軸18が紐付いた組の場合、車軸回転情報Dcの全データが、狙いの確率で同期輪許容域Rの範囲内に収まるようになる。よって、バルブID及び車軸18の紐付けを、より正しく判定するのに有利となる。
図13に、横軸を車軸回転情報Dcのデータ数「n」とし、縦軸を同期輪許容域Rとして、第1実施形態の同期輪許容域Rの変化と本例の同期輪許容域Rの変化とを図示する。ところで、第1実施形態の場合は、従来技術と比較して早くタイヤ位置を判定することができる利点がある。一方、第2実施形態では、同図からも分かるように、同期輪許容域Rを徐々に拡げていくので、タイヤ位置を正しく判定できる確率「99.7%」を確保できることが分かる。また、データ数「n」が少ないときは、第1実施形態の方が余裕を持った同期輪許容域Rを設定していることも分かる。すなわち、第2実施形態では、第1実施形態と比較してタイヤ位置を更に早く判定することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1),(2),(4),(5)に加え、以下の効果を得ることができる。
(7)車軸回転情報Dc(正規分布(μ,σ)に従うABSセンサのパルス数)が同期輪許容域Rに収まる確率が、車軸回転情報Dcを収集していっても一定の狙い値(具体的には99.7%)をとるように、車軸回転情報Dcのデータ数が増加していくに連れて同期輪許容域Rを拡げていく。よって、タイヤ位置の判定において正解輪の判定確率を一定に保つことが可能となるので、タイヤ位置を正しく、かつ早期に判定し終えることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・各実施形態において、第1時間帯T1に到達する前に予め特定位置の検出を行い、いつ特定位置が検出されたのかの情報を含めてバルブIDをTPMS受信機12に送信することにより、特定位置に関する情報をタイヤバルブ4からTPMS受信機12に通知してもよい。
・各実施形態において、タイヤバルブ4には、例えば一定周期(18秒ごと)の重力サンプリングタイミングが決まっていて、その重力サンプリングタイミングの所定回数分が、タイヤバルブ4の電波送信周期に設定されてもよい。
・第1実施形態において、同期輪許容域Rは、少なくとも母平均μを用いて設定される範囲であればよい。
・各実施形態において、同期輪許容域Rを設定するにあたり、許容値は「±3σ」に限定されず、種々の値に変更可能である。
・各実施形態において、電波Svaは、タイヤ空気圧の通知とオートロケーションとで電波内容が各々異なることに限らず、同一の電波内容であってもよい。
・各実施形態において、車軸回転検出部22は、出力を有線でTPMS受信機12に送ることに限らず、例えば無線によって出力を送信してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記タイヤバルブは、電波送信が可能な時間帯である短時間の第1時間帯と、電波送信を実行しない長時間の第2時間帯とを交互にとり、前記第1時間帯のときに、タイヤ位置を判定するための前記電波の送信を実行する。この構成によれば、タイヤバルブは電波送信のために起動する時間が短く済むので、タイヤバルブの電池寿命を延ばすのに有利となる。
(ロ)前記タイヤ位置登録システムにおいて、前記同期輪許容域は、前記母平均の前後に、あるアの許容値を持たせた範囲に設定されている。この構成によれば、同期輪許容域を好適な範囲に設定するのに一層有利となる。
1…車両、2(2a〜2d)…タイヤ、4(4a〜4d)…タイヤバルブ、12…受信機(TPMS受信機)、17…タイヤ位置登録システム、18(18a〜18d)…車軸、21…位置判定機能部、23…許容域設定部、24…位置特定部、ID1〜ID4…バルブID、Sva…電波、Sva1…タイヤ空気圧電波、Sva2…特定位置情報電波、Dc(Dc−11〜Dc−14、Dc−21〜Dc−24、Dc−31〜Dc−34、Dc−41〜Dc−44)…車軸回転情報、E(E1〜E4、E1−a〜E1−d、E2−a〜E2−d、E3−a〜E3ッd、E4−a〜E4−d)…母集団、μ…母平均、R(R1〜R3、R−A1〜R−A3、R−B1〜R−B3、R−C1〜R−C3、R−D1〜R−D3)…同期輪許容域、n…車軸回転情報の総数、m…車軸回転情報の平均値、σ…母分散、k…棄却域の定数。

Claims (5)

  1. タイヤの空気圧を監視するにあたり、前記タイヤに取り付けられたタイヤバルブのIDとタイヤ位置とを紐付けて受信機に登録するタイヤ位置登録システムにおいて、
    前記タイヤが回転の特定位置をとったこと及びバルブIDが分かる電波を前記タイヤバルブから受信すると、前記タイヤが特定位置をとるときの車軸回転情報を車軸ごとに取得し、この動作を、取得する前記特定位置ごとに繰り返し、どのバルブIDがどの車軸回転情報と同期するのかを確認することにより、タイヤ位置を判定する位置判定機能部を備え、
    当該位置判定機能部は、
    前記バルブIDごとに求まる各車軸の車軸回転情報の群からその母集団を推定し、当該母集団の平均である母平均を基に、各母集団において車軸回転情報の正当性を判定するときの指標となる同期輪許容域を設定する許容域設定部と、
    前記バルブIDごとに前記同期輪許容域にどの車軸の車軸回転情報が残るのか否かを確認して車軸を絞り込んでいくことにより、タイヤ位置を特定する位置特定部と
    を備えたことを特徴とするタイヤ位置登録システム。
  2. 前記許容域設定部は、電波受信に伴って新たな前記車軸回転情報を取得する度に、当該車軸回転情報を用いて前記同期輪許容域を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ位置登録システム。
  3. 前記同期輪許容域は、前記車軸回転情報の総数、それらの平均値、既知として設定された母分散、及び棄却域の定数から設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ位置登録システム。
  4. 前記許容域設定部は、前記母分散を走行条件に応じた値に設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ位置登録システム。
  5. 前記許容域設定部は、前記車軸回転情報が前記同期輪許容域に収まる確率が、当該車軸回転情報を収集していっても一定の狙い値をとるように、当該車軸回転情報のデータ数が増加していくに連れて当該同期輪許容域を拡げていく
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のタイヤ位置登録システム。
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