JP5609054B2 - 高分子分散型液晶素子用液晶組成物、及びそれを用いた液晶素子 - Google Patents

高分子分散型液晶素子用液晶組成物、及びそれを用いた液晶素子 Download PDF

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本発明は高分子分散型液晶素子に有用な液晶組成物、及びこれを用いた高分子分散型液晶素子に関する。
高分子分散型液晶素子は、偏光板を必要としないため、従来の偏光板を用いた、TN、STN、IPS又はVAモードの液晶素子に比べ、明るい表示が実現できるメリットがあり、素子の構成も単純であることから、調光ガラス等の光シャッター用途、時計等セグメント表示用途に応用されている。
この高分子分散型液晶素子には、いくつかの種類があり、例えば、NCAPと呼ばれるタイプ(特許文献1)、PDLC(Polymer Dispersed LC)と呼ばれるタイプ(特許文献2、特許文献3)、PNLC(Polymer Network LC)と呼ばれるタイプ(特許文献4)等が提案されている。
ここで、高分子分散型液晶素子の中でも、PDLCやPNLCと呼ばれるタイプについて簡単に説明する。これらの液晶組成物は、通常非重合性のネマチック液晶組成物と重合性化合物又は組成物、及び光重合開始剤から構成され、これらの混合物(高分子分散型液晶素子用液晶組成物)を均一な状態にして、ガラスセルやプラスチックフィルムで挟み、紫外線を照射することによって、重合性化合物又は組成物を重合させると同時に、非重合性液晶組成物と相分離をさせ、ポリマーの3次元ネットワーク構造中に非重合性液晶組成物が連続層をなす構造、非重合性液晶組成物のドロップレットがポリマー中に分散している構造、又は両者が混在する構造を形成させる。この高分子分散型液晶素子用液晶組成物は、Tnm(高分子分散型液晶素子用液晶組成物のネマチック−アイソトロピック転移点)以下では液晶リッチ相とモノマーリッチ相に分かれており、均一な状態にするにはTnm以上の温度にしなければならない。実験的には加熱をすればよいが、実用的にはTnmを室温以下にして、加熱することなしに取り扱えることが求められることになる。この高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmは、非重合性液晶組成物自身のTni(非重合性液晶組成物のネマチック−アイソトロピック転移点)から、重合性化合物又は組成物を添加するに従い比例的に低下する傾向を示すので、高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmを室温以下にするためには、非重合性液晶組成物自身のTni、及び重合性化合物又は組成物の構造、及び添加量を適切にコントロールする必要がる。
この高分子分散型液晶素子用液晶組成物をガラス、又はフィルムに挟み、紫外線を照射すること等によって得られる、高分子分散型液晶素子は、電圧無印加状態では、非重合性液晶組成物はランダムな配向状態をとり、硬化したポリマーと非重合性液晶組成物との屈折率差や、非重合性液晶組成物自身のランダム配向より光を散乱する状態、すなわち白濁した状態となる。この白濁性は、用途によって違いはあるが、一般的には白濁性の高い方が好まれる傾向にある。高い白濁性を得るには、非重合性液晶組成物のΔn(屈折率異方性)は大きい方が良く、更にポリマーのネットワーク構造、又は液晶ドロップレットの粒径サイズにも最適な大きさが存在する。一方十分に高い電圧をかけた場合、非重合性液晶組成物は電界方向に配向し、非重合性液晶組成物自身の散乱性はなくなる。ここでポリマーの屈折率と非重合性液晶組成物のno(常光屈折率)との差が十分小さければ、光散乱は起きず、透明状態となる。そのため、高い透明性を得るにはポリマーの屈折率と非重合性液晶組成物のnoとを合わせる必要がある。
駆動電圧については、非重合性液晶組成物のΔε(誘電率異方性)、非重合性液晶組成物とポリマー界面とのアンカリング力、ポリマーのネットワーク構造の大きさ、又は液晶ドロップレットの粒径サイズが支配的な因子となる。当然非重合性液晶組成物のΔεは大きい方が駆動電圧は低くなり、非重合性液晶組成物とポリマー界面とのアンカリング力は小さい方が低駆動電圧となる。また、ポリマーのネットワーク構造の大きさ、又は液晶ドロップレットの粒径サイズは大きく均一である方が低駆動電圧となる。
この高分子分散型液晶素子を調光ガラスのような大面積を必要とする用途に用いる場合は、一般的に初めからガラス基板で挟むのではなく、一端プラスチックフィルム間に挟んだ調光フィルムを作製し、その調光フィルムを合わせガラスで挟む方法を用いる場合が多い。また、このような大面積の調光フィルムを作製する場合は、これまでは塗布、乾燥、張り合わせ工程のみで作製でき、UV照射工程を必要としないNCAPタイプのもので作製されていた。しかし、NCAPタイプでは、均一な粒径を有する液晶ドロップレットを、均一な状態に塗布することが難しく、歩留まりが悪い状態が続いていた。
一方、PDLC、及びPNLCタイプのものは、これまでは表示素子や光学シャッター等の光学部材への応用が中心であったが、近年、非特許文献1に見られるように、大面積の調光フィルムの作製が実現されている。NCAP方式と異なり、均一な状態に作製することが容易であり、低コストでの作製が可能である。
しかしながら、従来の高分子分散型液晶素子用液晶組成物を用いると、フィルム基板との密着性が悪く、すぐ剥がれてしまう問題があった。この問題は古くからの課題であり、リン系の添加剤添加、カルボキシル基を有するアクリレートモノマー、又はオリゴマーを使用するという改善策が開発された(特許文献5及び特許文献6)が、これだけでは十分ではなかった。
また、ウレタン系ジアクリレートソフトオリゴマー等を用いた方法も試みられているが(特許文献7)、これでも不十分であり、更なる密着性の向上、低電圧化が求められている。
US4435047号 US4688900号 US4834509号 US5304323号 特開平2−310520号公報 特開平2−309320号公報 特開2008−292571号公報
月刊ディスプレイ 2004年3月号(P78)
本発明の目的は、フィルム基板との密着性に優れ、低電圧で駆動可能な高分子分散型液晶素子、及びそれに用いる液晶組成物を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、種々のモノマー、オリゴマー化合物と非重合性液晶組成物との組み合わせを検討した結果、課題を解決するに至った。
すなわち、第1成分として、一般式(I−1)
Figure 0005609054
(式中、Rは、炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
は、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF基、OCF基、OCHF基、NCS基、又は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
環A、環A、環A、及び環Aは、それぞれ独立して、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF、OCF又はCHを有することができ、
、Z、及びZは、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CF−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表す。)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、
第2成分として、一般式(II−1)
Figure 0005609054
(式中、Xは水素原子、又はメチル基を表し、Zは単結合、炭素数1〜4までのアルキレン基を表し、該アルキレン基中1つ以上のメチレン基は、お互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、Aは、一般式(II−2)から(II−11)
Figure 0005609054
(式中、一つ以上の−CH−CH−基は−CH=CH−によって置き換えられていてもよく、一つ以上の−CH−基は、互いに独立して酸素原子、硫黄原子、−CO−で置換されていてもよく、式(II−2)から(II−11)中の水素原子は、炭素原子数1〜8までのアルキル基で置換されていてもよく、該アルキル基中の一つ以上の−CH−基は酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、且つ直鎖であっても分岐していてもよい。)
で表される、非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、
第3成分として、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し、
第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する高分子分散型液晶素子用液晶組成物を提供し、該高分子分散型液晶表示素子用組成物を用いた調光用フィルム及び該調光用フィルムを2枚のガラス基板で挟んだ調光ガラスを提供する。
本発明の高分子分散型液晶素子用組成物、及び高分子分散型液晶素子により、フィルム基板との密着性に優れ、且つ低電圧動作が可能である高分子分散型液晶素子を得ることができた。特に、調光用フィルムに有用な組成物、及び素子である。
以下に本発明の一例について説明する。
本発明の高分子分散型液晶表示素子用液晶組成物は、第1成分として、一般式(I−1)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、第2成分として、一般式(II−1)で表される、非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、第3成分として、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有することに特徴を有する。
この中でも、特に特徴的なことは、第1成分と第2成分を含有することである。高分子分散型液晶表示素子は、一般的に紫外線硬化によって、液晶とポリマーの相分離を引き起こし、ポリマーの3次元ネットワーク構造中に非重合性液晶組成物が連続層をなす構造、非重合性液晶組成物のドロップレットがポリマー中に分散している構造、又は両者が混在する構造を形成する。第3成分である、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーに加えて、第2成分である一般式(II−1)の化合物を加えることで、環状構造基の存在により、基板への密着性が向上すると共に、低電圧化も実現する。
また、第1成分である一般式(I−1)で表される化合物は、分子長が長く、極性も低いため、第3成分である、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、第2成分である一般式(II−1)の化合物を含有する重合性組成物との相溶性が悪い。事実、第3成分である、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、第2成分である一般式(II−1)の化合物を含有する組成物に、第1成分である一般式(I−1)の化合物を含む非重合性液晶組成物と、含まない非重合性液晶組成物を混合した場合を比較すると、第1成分である一般式(I−1)の化合物を含む非重合性液晶組成物を混合した方が高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmは高くなる。
ここで、高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmが高めになるということは、非重合性液晶組成物自身のTniが低めのものを用いないと、高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmを室温以下にできないと言うことになり、動作温度範囲も低めになってしまうと考えられるが、実際にはそうはならない。第1成分である一般式(I−1)の化合物を含まない非重合性液晶組成物を用いた高分子分散型液晶素子用液晶組成物の場合、紫外線を照射して得られた高分子分散型液晶素子のTnp(高分子分散型液晶素子用液晶組成物のネマチック−アイソトロピック転移点)は、用いている非重合性液晶組成物自身のTniより少し低めになる。これは、非重合性液晶組成物中の液晶化合物がポリマー中に取り込まれてしまうため起こる現象である。一方、第1成分である一般式(I−1)の化合物を含む高分子分散型液晶素子用液晶組成物の場合は、紫外線を照射して得られた高分子分散型液晶素子のTnpは、用いている非重合性液晶組成物自身のTniよりも高くなる。高くなる度合いは、第1成分である一般式(I−1)の化合物の極性や添加量に左右され、極性が低く、添加量が多い場合は、約20℃以上も元の非重合性液晶組成物のTniよりも高くなる。これは第1成分である一般式(I−1)の化合物を含む非重合性液晶組成物と、第3成分である多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、第2成分である一般式(II−1)の化合物を含有する組成物との相溶性が悪いため、紫外線照射による重合相分離過程で、一般式(I−1)の化合物が優先的に相分離を起こし、ポリマー中に取り込まれる非重合性液晶化合物がより低分子量の化合物に限定されるため、残った非重合性液晶組成物は結果として、一般式(I−1)の化合物がリッチな非重合性液晶組成物となるためである。さらに、この一般式(I−1)の化合物が優先的に相分離を起こすという効果により、相分離速度が速くなり、ネットワーク構造、又は液晶ドロップレット粒径の大きな構造が得られることとなり、更に駆動電圧を低下させることが可能となる。
上述のことから、第1成分である一般式(I−1)の化合物中のRは、低極性化合物となるよう、炭素原子数1〜10のアルキル基(該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上のCH基は酸素原子、及び/又は−CH=CH−によって置き換えられていてもよい)が好ましく、炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基であることがより好ましく、より低極性化合物とするため炭素原子数4〜10のアルキル基であることが更により好ましい。
としては、炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基であることが好ましく、環A〜環Aとしては、それぞれ独立して、1−4フェニレン基、又は1−4シクロへキシレン基(該1−4フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、メチル基を有することができる)であることが好ましく、Z、Z、及びZとしては、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−であることが好ましい。
また、高分子分散型液晶素子用液晶組成物に用いられる非重合性液晶組成物のΔnは高い方が好ましく、Δεも高い方が好ましいことから、非重合性液晶組成物中に一般式(I−1)の化合物に加えて、一般式(III−1)
Figure 0005609054
(式中、Rは、炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
環Aは、1,4−フェニレン基、1,4−-シクロヘキシレン基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基を表し、該1,4−フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF、OCF、又はメチル基を有することができ、
、Y、Y、及びYは、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、CF、OCFを表し、
、Zは、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表し、
nは0又は1を表す。ただしnが0の場合、Y又はYの少なくともどちらか一方は水素原子である。)
で表される液晶性化合物を含有することが好ましく、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基であることがより好ましく、環A6は、1,4フェニレン基、1,4シクロへキシレン基(該1,4フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子を有することができる)であることがより好ましく、Y〜Yは、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子であることがより好ましく、Z、Zは、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−であることがより好ましい。
具体的には以下の(VI−11)〜(VI−28)の化合物が好ましい。
Figure 0005609054
(式中R41は炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基を表し、Y11〜Y50は、それぞれ独立して水素原子、又はフッ素原子を表す。)
第1成分である一般式(I−1)の化合物を用いた組成物は、非重合性液晶組成物自身のTniが高めになり、前述の高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTnmを室温以下にするためには、非重合性液晶組成物自身のTniを低めにする必要がある、この様な場合には、一般式(IV−1)
Figure 0005609054
(式中、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上のCH基は酸素原子、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、1つ以上のメチレン基は−CH=CH−によって置き換えられていてもよく、
はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF基、OCF基、OCHF基、NCS基を表し
は、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表し、
環Aは、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、2,6−ナフチレン基を表し、(該1,4−フェニレン基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、2,6−ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF基、OCF基、メチル基を有することができる。)
で表される、外挿Tniが低い液晶性化合物を添加し、非重合性液晶組成物自身のTniを調整することが好ましい。
一般式(VII−1)の中でも、Yがシアノ基、又はフッ素原子であることが好ましく、高Δεが必要であればシアノ基がより好ましい。R4としては炭素原子数1〜10のアルキル基、又はアルコキシ基であることが好ましく、低Tniとするため炭素原子数2〜5のアルキル基、又はアルコキシ基であることがより好ましい。Z8は、単結合、又は−COO−であることが好ましく、環A7としては、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基((該1,4−フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子を有することができる)であることが好ましい。具体的には下記(VII−11)〜(VII−26)の化合物が好ましい。
Figure 0005609054
(式中R31は炭素原子数2〜5までのアルキル基、又はアルコキシ基を表す。)
高分子分散型液晶素子に用いる非重合性液晶組成物の屈折率異方性(Δn)は一般に高い方が好ましく、Δnは0.16以上が好ましく、0.18以上がより好ましく、0.20以上が更により好ましく、0.22以上が最も好ましい。これらのΔnを持つ非重合性液晶組成物の常光屈折率(no)は通常1.50〜1.54程度である。高分子分散型液晶素子に電圧を印加し、透明状態とした場合、この非重合性液晶組成物のnoとネットワーク構造を形成しているポリマーの屈折率(np)がほぼ一致していると、高い透明性を得ることができる。しかし、モノマー及びオリゴマーがUV照射等によってポリマー化する際に、一部の非重合性液晶組成物を抱き込んだ形で硬化するため、実際のポリマーの屈折率は純粋なものよりも高くなる。そのため、モノマー及びオリゴマーの屈折率は1.5より低い方が好ましく、1.48以下がより好ましく、1.47以下が更により好ましい。
第2成分である一般式(II−1)は、
Figure 0005609054
(式中、Xは水素原子、又はメチル基を表し、Zは単結合、炭素数1〜4までのアルキレン基を表し、該アルキレン基中1つ以上のメチレン基は、お互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、Aは、一般式(II−2)から(II−11)
Figure 0005609054
(式中、一つ以上の−CH−CH−基は−CH=CH−によって置き換えられていてもよく、一つ以上の−CH−基は、互いに独立して酸素原子、硫黄原子、−CO−で置換されていてもよく、式(II−2)から(II−11)中の水素原子は、炭素原子数1〜8までのアルキル基で置換されていてもよく、該アルキル基中の一つ以上の−CH−基は酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、且つ直鎖であっても分岐していてもよい。)
で表される、非液晶性の重合性化合物であり、この化合物を加えることで、密着性と低電圧化が両立できる。
前述の通り、モノマーの屈折率は低い方が好ましいことから、一般式(II−2)から(II−7)の構造中には2重結合を含まない構造の方が好ましい。
具体的には、下記の(II−31)から(II−51)の化合物が好ましい。
Figure 0005609054
(式中Xは水素原子、又はメチル基を表す。)
構造式(II−31)から(II−51)の中でも、(II−36)から(II−51)が好ましく、(II−36)、(II−38)、(II−39)、(II−43)、(II−45)、(II−47)がより好ましい。
第3成分の多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、ポリマーのネットワーク構造中に架橋構造を導入するために必要な化合物である。多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーにはポリエステル系、ポリエーテル系などがあるが、ポリエーテル系の方が好ましい。多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは1種類でも2種類以上でも良いが、1種類、又は2種類以上であっても、用いる化合物又は組成物の平均分子量としては2000〜30000が好ましく、5000〜20000がより好ましく、7000〜15000が更により好ましい。これは、あまり分子量が小さいと硬化収縮のため密着性が悪化してしまい、逆にあまり分子量が大きいと架橋間距離が長くなるため、隙間が大きくなり、液晶を取り込みやすくなる。すなわち高温下での環境に放置すると、ポリマーが液晶を吸収してしまい、特性が大きく変化してしまうためである。また、分子量が大きいと重合性化合物添加による高分子分散型液晶の転移点Tnmの低下度合いが小さくなり、Tnmを室温以下にするには、液晶組成物自身のTniが低い材料を用いなければならなくなるため、結果的に動作温度範囲が狭くなってしまう問題も生じてしまう。
多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、水酸基含有アクリレートと、ポリオール、ポリイソシアネートを反応させて得られる。ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール等があげられ、ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等があげられる。ポリイソシアネートとしては、2、4−および2、6−トリレンジイソシアネート(TDI)、オルトトルイジンジイソシアネート(TODI)、ナフチレンジイソシアネート(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、イソホロンジイソシアネート、およびカルボジイミド変成MDI、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、ポリメリックポリイソシアネート等があげられる。水酸基含有アクリレートとしては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート等があげられる。
具体的には、以下の一般式(VIII−1)の化合物が好ましい。
Figure 0005609054
(式中、Xは水素原子、又はメチル基を表し、Bは炭素原子数1〜4までのアルキル基を表し、該アルキル基中の一つ以上の−CH−基は酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、Bは、下記(VIII−2)、又は(VIII−3)
Figure 0005609054
を表し、Bは下記(VIII−4)
Figure 0005609054
(式中、X10は水素原子、又はメチル基を表し、tは20〜300を表す)
を表す。)
第4成分である、光重合開始剤としては、330nm以上に光吸収域を有する化合物が好ましく、具体的には以下の化合物が好ましい。
ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキシド、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシーシクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、ベンゾフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、ベンゾフェノン、メチルベンゾイルフォーメート、オリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン、2,4,6トリメチルベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2−エトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−(1−メチルエトキシ)−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−イソブトキシ−2−フェニルアセトフェノン。
特にこの中でも、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンがより好ましい。
より密着性を重視した組成のためには、一般式(V−1)
Figure 0005609054
で表される基を有する化合物を添加することが好ましい。具体的には下記の化合物を添加することが好ましい。
Figure 0005609054
(式中X、X、及びXはそれぞれ独立して水素原子、又はメチル基を表し、q、r、及びsは1から4を表す。)
一般式(V−1)で表される基を有する化合物の添加量としては、0.005〜2質量%であることが好ましく、0.01〜0.5質量%であることがより好ましく、0.01〜0.2質量%でることが更により好ましい。
本発明の高分子分散型液晶素子用液晶組成物中の非重合性液晶組成物濃度としては、ポリマーネットワーク構造、又は液晶ドロップレット構造の大きさの観点、及び高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTniの観点から、55〜90質量%であることが好ましく、70〜80質量%がより好ましく、重合性化合物からなる組成物の濃度は10〜45質量%が好ましく、20〜30質量%であることがより好ましい。これは、あまり液晶組成物濃度が高いと、高分子分散型液晶素子用液晶組成物のTniを室温以下にするためには、非重合性液晶組成物のTniを低めに設定しなければならず、結果として動作温度範囲が狭くなってしまうためであり、更に非重合性液晶組成物濃度があまりに高いと、ポリマーネットワーク構造、又は液晶ドロップレット構造の大きさ大きくなり、結果として光散乱性能が低下してしまうためである。また、あまりに非重合性液晶組成物濃度が低いと、ポリマーネットワーク構造、又は液晶ドロップレット構造の大きさが小さくなりすぎて、駆動電圧が高くなってしまうためである。
非重合性液晶組成物中の一般式(I−1)の濃度としては、1〜20質量%であることが好ましく、2〜10質量%であることがより好ましい。重合性化合物からなる組成物中の一般式(II−1)の濃度としては、30〜90質量%であることが好ましく、50〜80質量%であることがより好ましい。
また、第1〜第7成分以外にも必要であれば、他の成分を含有することも当然可能であり、着色のため色素等を入れることもできる。
次に、この高分子分散型液晶素子用液晶組成物を用いた調光フィルムについて説明する。
少なくとも一方が透明の2枚の基板間に、本発明の高分子分散型液晶素子用液晶組成物を狭持した後、熱、又は活性エネルギー線を照射することによって重合性化合物を重合させ、非重合性液晶組成物との相分離を誘発させることにより、非重合性液晶組成物と透明性高分子物質からなる調光層が形成されることによって調光フィルムが得られる。2枚の基板としては、ガラスであっても良いが、プラスチックフィルムであることが好ましく、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PES(芳香族ポリエーテルスルフォン)、PMMA(アクリル樹脂)、PC(ポリカーボネート)、脂環式ポリオレフィン樹脂、環状オレフィン系樹脂、PAR(ポリアリレート)、PEEK(芳香族ポリエーテルケトン)等が好ましい。一般的に駆動のため基板表面には透明電極が付いている。また、重合する手段としては、紫外線照射で行うことが好ましい。またガラス基板表面にはポリイミド、SiO等によるコーティングを施すこともできる。
2枚の基板間には、周知の液晶デバイスと同様、間隔保持用のスペーサーを介在させることができる。基板間の厚み、すなわち調光層の厚みは、2から50μmが好ましく、5から20μmがより好ましい。スペーサーは事前に基板上に散布しても良いが、高分子分散型液晶素子用液晶組成物中にあらかじめ混入しておき、高分子分散型液晶素子用液晶組成物と同時に基板上に塗布しても良い。
2枚の基板間に高分子分散型液晶素子用液晶組成物を狭持させるに方法は、通常の真空注入法でも良いが、ODF法等滴下又は塗布で行うことが好ましい。この滴下又は塗布から重合性組成物が重合するまで間、高分子分散型液晶素子用液晶組成物は均一なアイソトロピック状態であることが好ましい。
滴下又は塗布を行い場合、2枚の基板で高分子分散型液晶素子用液晶組成物を挟みこむ方法としては、2枚の基板をラミネーター等で挟み込む方法で行うことができる。
重合性組成物を重合させる方法としては、紫外線照射が好適である。紫外線を発生させるランプとしては、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を用いることができる。また、照射する紫外線の波長としては、高分子分散型液晶組成物に含有されている光重合開始剤の吸収波長領域であり、且つ含有されている非重合性液晶組成物の吸収波長域でない又は吸光度が小さい波長領域の紫外線を照射することが好ましく、具体的には、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプを使用して330nm以下の紫外線をカットして使用することが好ましい。また、単一波長を照射できるUV−LEDランプを用いることも好ましい。
照射する紫外線の強度は、目的とする調光層を得るため適宜調整することができるが、1から200mw/cmが好ましく、5から50mw/cmがより好ましい。紫外線を照射する時間は照射する紫外線強度により適宜選択されるが、10から300秒が好ましい。
また、紫外線照射の時の温度は、調光層の特性を決める重要な要素となるが、高分子分散型液晶素子用液晶組成物のアイソトロピック−ネマティック転移点よりわずかに高い温度が好ましく、具体的には転移点+0.1から3.0℃が好ましい。
上述の手法、又はそれ以外の手法で作製された、高分子分散型液晶素子用液晶素子内の調光層は、非重合性液晶組成物が透明性高分子物質でカプセル状に閉じ込められた構造、非重合性液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造、又は両者が混在した構造等を有しているが、非重合性液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造であることが好ましく、紫外線照射によって、非重合性液晶組成物の連続相中に透明性高分子物質の3次元ネットワーク構造が形成された構造がより好ましい。
ネットワーク構造の平均空隙間隔は高分子分散型液晶素子用液晶表示素子の特性に大きく影響し、平均空隙間隔としては、0.2から2μmが好ましく、0.2から1μmがより好ましく、0.3から0.7μmが最も好ましい。
このようにして作製された調光用フィルムは、この状態のままで、プロジェクターのスクリーン用途等に用いることもできるが、2枚のガラス基板ではさんで、調光ガラスとして用いることもできる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
実施例中の高分子分散型液晶表示素子は以下の方法で作製した。
液晶組成物、重合性化合物、光重合開始剤からなる高分子分散型液晶素子用液晶組成物に15μmのスペーサーを入れ、ITO付きPETフィルムに塗布し、もう一枚のフィルムと張り合わせた。この時、高分子分散型液晶素子用液晶組成物が常に均一状態となるよう、温度をコントロールした。高分子分散型液晶素子用液晶組成物のアイソトロピック−ネマチック転移点より1から2℃高い温度にコントロールし、紫外線カットフィルターとして、10mm厚の青板ガラスを用いて照射強度が10mw/cmとなるように調整された高圧水銀ランプを60秒間照射して、高分子分散型液晶素子を得た。
実施例中に示される非重合性液晶組成物、高分子分散型液晶素子用液晶組成物の特性の略号、及び意味は以下の通りである。
Tni(LC) :液晶組成物のネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
Δn :非重合性液晶組成物の25℃における屈折率異方性
Tnm(PNM) :高分子分散型液晶素子用液晶組成物のネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
Tnp :高分子分散型液晶素子のネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
T0:セル厚15μm、25℃において、何もない(空気)の時の光量を100%とした場合の高分子分散型液晶素子の電圧OFF時の透過率(%)
T100:セル厚15μm、25℃において、何もない(空気)の時の光量を100%とした場合、高分子分散型液晶素子に印加する電圧を増加させていき光透過率がほとんど変化しなくなった時の光透過率(%)
V90 :セル厚15μm、25℃において、電圧無印加時の高分子分散型液晶素子の光透過率(T0)を0%とし、印加電圧を増加させていき光透過率がほとんど変化しなくなった時の光透過率(T100)を100%とした時、光透過率が90%となる印加電圧値。(V)
評価方法は以下の通りである。
転移点測定には、メトラートレド社製の温度コントロールシステムFP−80、及びホットステージFP82を用いた。
V90、及びT0測定には、大塚電子社製のLCD評価システムLCD−5200を用い、Bレンズ、アパーチャーSの条件にて測定した。
密着性評価には、エーアンドディー社製の引張試験機テンシロンRTG−1210を用い、サンプルの幅25mm、引張速度300mm/分、23℃雰囲気下、ITO付きPETフィルムで挟んだ片側を180°方向に引き剥がした時の平均強度を求めた。
(実施例1)
第1成分を3%、第5成分を97%含有する液晶組成物(A)が76%、第3成分のウレタンアクリレートオリゴマーであるUN−6300(根上工業社製、分子量13000)が7.05%、第2成分のオキセタンアクリレートであるOXE−10(大阪有機社製)が16.45%、第4成分の光重合開始剤イルガキュア651(チバジャパン社製)が0.47%、第7成分である2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートであるライトエステルP−2M(共栄社製)が0.03%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた非重合性液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
Figure 0005609054
(実施例2)
第1成分を9%、第5成分を73%、第6成分を18%含有する液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.65%、第2成分であるOXE−10が17.84%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
Figure 0005609054
(実施例3)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるOXE−10が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例4)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるフェノキシエチルアクリレートPHE(第一工業製薬社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例5)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分である3,3,5−トリメチルシクロヘキサンアクリレートCD420(サートマー社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例6)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分である環状トリメチロールプロパンフォルマルアクリレートSR531(サートマー社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例7)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるMEDOL10(大阪有機社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表1に示す。
(実施例8)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるCHDOL10(大阪有機社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例9)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるテトラヒドロフルフリルアクリレートSR285(サートマー社製)が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
(実施例10)
第1成分を20%、第5成分を60%、第6成分を20%含有する液晶組成物(C)が74%、第3成分であるUN−6300が7.64%、第2成分であるOXE−10が17.83%、第4成分であるイルガキュア651が0.51%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.02%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
Figure 0005609054
(比較例1)
第5成分のみで構成される液晶組成物(D)が76%、第3成分であるUN−6300が7.05%、第2成分であるOXE−10が16.45%、第4成分であるイルガキュア651が0.47%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.03%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
Figure 0005609054
(比較例2)
液晶組成物(B)が74%、第3成分であるUN−6300が25.47%、第4成分であるイルガキュア651が0.50%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.03%からなる高分子分散型液晶組成物を調合したところ、相溶しなかった。
(比較例3)
第5成分のみで構成される液晶組成物(D)が74%、第3成分であるUN−6300が7.05%、第2成分のかわりにイソオクチルアクリレートであるSR440(サートマー社製)が16.45%、第4成分であるイルガキュア651が0.47%、第7成分であるライトエステルP−2Mが0.03%からなる高分子分散型液晶組成物を調合し、前述の手法で高分子分散型液晶素子である調光フィルムを得た。用いた液晶組成物の転移点とΔn、高分子分散型液晶組成物の転移点、及び得られた調光フィルムの特性を表2に示す。
Figure 0005609054
Figure 0005609054

実施例1〜10と比較例1を比較すると、第1成分の存在で駆動電圧V90が低下していることがわかり、実施例1に比べ実施例3の方が第1成分の量が多いのでより低駆動電圧になっていることがわかる。高分子分散型液晶素子の転移点(Tnp)を比較すると、比較例1では液晶組成物のTniに比べ僅かに低下しているが、実施例2〜10では液晶組成物のTniより高くなっていることがわかる。また第2成分を含有しない重合性組成物で構成された比較例2は液晶組成物と相溶しなかった。実施例1〜10と比較例3を比べると、第2成分の変わりに他の重合性化合物を用いた比較例3より実施例1〜10の方が密着性は向上していることがわかる。さらに、実施例2に第7成分を加えた実施例3は密着性が向上していることもわかる。

Claims (11)

  1. 第1成分として、一般式(I−1)
    Figure 0005609054
    (式中、Rは、炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
    は、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF基、OCF基、OCHF基、NCS基、又は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
    環A、環A、環A、及び環Aは、それぞれ独立して、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF、OCF又はCHを有することができ、
    、Z、及びZは、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CF−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表す。)で表される液晶化合物を少なくとも1種含有し、
    第2成分として、一般式(II−1)
    Figure 0005609054
    (式中、Xは水素原子、又はメチル基を表し、Zは単結合、炭素数1〜4までのアルキレン基を表し、該アルキレン基中1つ以上のメチレン基は、お互いに独立して酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、Aは、一般式(II−2)から(II−11)
    Figure 0005609054
    (式中、一つ以上の−CH−CH−基は−CH=CH−によって置き換えられていてもよく、一つ以上の−CH−基は、互いに独立して酸素原子、硫黄原子、−CO−で置換されていてもよく、式(II−2)から(II−11)中の水素原子は、炭素原子数1〜8までのアルキル基で置換されていてもよく、該アルキル基中の一つ以上の−CH−基は酸素原子、−CO−、−COO−、−OCO−で置換されていても良く、且つ直鎖であっても分岐していてもよい。)
    で表される、非液晶性の重合性化合物を少なくとも1種含有し、
    第3成分として、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを少なくとも1種含有し、
    第4成分として、光重合開始剤を少なくとも1種含有する高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  2. 請求項1記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物に加えて、第5成分として、一般式(III−1)
    Figure 0005609054
    (式中、Rは、炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上の−CH−基は酸素原子、−CH=CH−、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、
    環Aは、1,4−フェニレン基、1,4−-シクロヘキシレン基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基を表し、該1,4−フェニレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF、OCF、又はメチル基を有することができ、
    、Y、Y、及びYは、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、CF、OCFを表し、
    、Zは、それぞれ独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表し、
    nは0又は1を表す。ただしnが0の場合、Y又はYの少なくともどちらか一方は水素原子である。)
    で表される液晶性化合物を少なくとも1種含有する、高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  3. 請求項1又は2記載の高分子分散型素子用液晶組成物に加えて、第6成分として、一般式(IV−1)
    Figure 0005609054
    (式中、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上のCH基は酸素原子、−COO−、−OCO−で置き換えられていてもよく、1つ以上のメチレン基は−CH=CH−によって置き換えられていてもよく、
    はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、CF基、OCF基、OCHF基、NCS基を表し
    は、単結合、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−CFO−、−OCF−、又は−C≡C−を表し、
    環Aは、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、2,6−ナフチレン基を表し、(該1,4−フェニレン基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、2,6−ナフチレン基は非置換であるか又は置換基として1個又は2個以上のフッ素原子、塩素原子、CF基、OCF基、メチル基を有することができる。)
    で表される、液晶性化合物を少なくとも1種含有する、高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  4. 一般式(I−1)のRが、炭素原子数1〜10のアルキル基(該アルキル基中の非隣接の1つ又は2つ以上のCH基は酸素原子、及び/又は−CH=CH−によって置き換えられていてもよい)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  5. 一般式(IV−1)中のYがシアノ基であることを特徴とする、請求項3、又は4記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶組成物に加えて、第7成分として一般式(V−1)
    Figure 0005609054
    で表される基を持つ、(メタ)アクリレート化合物を0.001〜0.5質量%含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  7. 液晶組成物がネマチック液晶組成物であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶組成物において、液晶組成物を55〜90質量%含有し、非液晶性化合物を10〜45質量%含有することを特徴とする高分子分散型液晶素子用液晶組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の高分子分散型液晶表示素子用組成物を用いた高分子分散型液晶素子。
  10. 電極層を有する少なくとも一方が透明な2枚の基板と、この基板間に支持された調光層を有し、該調光層が請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物に紫外線を照射することによって得られた調光用フィルム。
  11. 電極層を有する透明な2枚のプラスチック基板と、この基板間に支持された調光層を有し、該調光層が請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物に紫外線を照射することによって得られた調光用フィルムであり、該調光用フィルムを2枚のガラス基板で挟んだ調光ガラス。
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