JP5608900B2 - スロットマシン - Google Patents
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具体的には、遊技者により、所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(メダルや遊技球)の投入操作又はクレジット内での賭けボタン操作(以下、賭操作)に基づいて賭数の入力(以下、賭入力)が行われた後、スタートレバーが操作されると、リールが回転して図柄を変動表示させる。このとき、ゲームの実行に関連して入賞に当選するか否かの抽選(内部抽選)が行われ、内部抽選の結果、入賞に当選(内部当選)した場合に限り、内部当選した入賞に対応する図柄組合せ態様を有効ライン(賭数の入力に応じて有効化されたライン)上に停止表示させることが許可される。
そして、各リールに対応して設けられたリールストップボタンが遊技者により操作されると、各リールの回転が順次停止される。リールが停止した際に有効ライン上に導出された図柄組合せ態様が予め定められた所定の図柄組合せ態様となった場合に、入賞が成立し、入賞種類に対応した数の遊技媒体が遊技者に付与される。
なお、内部抽選の結果、入賞に内部当選した場合には、極力入賞に対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に停止表示されるようにリール制御が行われ(引込み停止制御)、入賞に内部当選しなかった場合には、遊技者がいかなるタイミングでリールの停止操作を行っても、入賞に対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に停止表示されないようにリール制御が行われる(蹴飛ばし停止制御)。
また、小役入賞として、内部当選していれば図柄配列上必ず成立する通常小役入賞の他、内部当選していてもリールストップボタンを押す順序や押すタイミングによっては成立しない特殊小役入賞を備えている場合もある。
特許文献1には、特殊遊技状態として、内部抽選におけるリプレイ入賞の当選確率を通常遊技状態よりも高めたリプレイタイム(以下、RT)状態を所定期間発生させる機能(RT機能)を備えたスロットマシンが開示されている。このように、RT機能を備えたスロットマシンでは、RT状態においてリプレイ入賞の当選確率が飛躍的に上昇するので、通常遊技状態よりも遊技媒体の消費量を軽減しつつ遊技を進行できる。また、RT状態においてもBB入賞やRB入賞の抽選は行われているので、遊技者はさらなる遊技媒体の獲得を期待できる。すなわち、RT状態が発生した場合には、遊技者は通常遊技状態に比較して有利な状態となる。
前記内部抽選の結果には、賭入力をすることなく再度ゲームを実行する再遊技が可能となる再遊技入賞が含まれ、
前記特別遊技状態とは異なる特殊遊技状態の発生及び実行を制御する特殊遊技制御手段を備え、
前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態を発生させる特殊遊技発生条件の成立に基づいて、前記内部抽選における前記特別入賞の当選確率、前記特殊遊技状態を終了させる特殊遊技終了条件の成立確率、および前記ゲームの実行に必要となる必要賭数が異なる複数の特殊遊技状態の中から何れかを選択して発生させ、
前記特殊遊技発生条件となる特殊入賞が成立した場合に再遊技を付与し、該特殊入賞の成立に基づいて開始された再遊技が途切れた時以降から、特殊遊技状態における必要賭数にてゲームを実行可能とすることを特徴とする。
[第1実施形態]
まず、図1〜6に基づいて、第1実施形態に係るスロットマシン1の概要について示す。図1は、第1実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。
スロットマシン1は、前面が開放した箱形の筐体の内部に各種の機器が設けられるとともに、この筐体の前面に、前面枠2が片開き形式に開閉可能に設けられることで概略構成されている。
図柄表示窓5の右下方には、賭操作によって設定された賭数(最高3枚)を表示するベット数表示器17が設けられており、ランプの点灯状態によりメダルの賭数を表示する。
遊技状態表示器19は、例えば賭操作が行われスタートレバー21によるゲームのスタート操作が有効であることを示すスタート表示部、遊技者がスタートレバー21を操作してからリールが回転するまでに待ち時間がある(前回のゲーム開始から一定時間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)ことを示すウェイト表示部、再遊技入賞(リプレイ入賞)が成立してリプレイゲームが付与されたことを示すリプレイ表示部、スロットマシン1が遊技可能な待機状態であることを示し賭操作を促すインサートメダル表示部、で構成される。
メダル投入口15は、前面棚14におけるスロットマシン1の前面側から見て右側(前面枠2の開放端側)に配設されている。遊技者がこのメダル投入口15にメダルを投入して賭操作を行うことにより、ゲームが実行可能となる。このメダル投入口15から投入されたメダルが通過する経路には、メダルの通過を検出するメダル投入検出センサ51(図2参照)が設けられており、このメダル投入検出センサ51による検出情報をもとにメダルの投入枚数がカウントされる。
1ベットボタン及びマックスベットボタン16は、前面棚14におけるスロットマシン1の前面側から見て左側に配設されている。1ベットボタンは、押圧操作を一度行う毎にクレジットから1枚ずつ賭数を入力でき、マックスベットボタン16は、押圧操作を一度行うことでクレジットから賭数の上限数(例えば3枚)まで入力できる。
クレジット選択ボタン20は、メダル投入口15から投入されたメダル又は入賞が成立することにより払い出されるメダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と、記憶不能な非クレジット状態を切り換える。例えば、クレジット状態において、メダル投入口15から最大賭数(例えば3枚)を超えるメダルが投入された場合は、最大賭数を超えた分のメダルが所定数(例えば50枚)までクレジットとしてスロットマシン1に記憶され、以降のゲームで使用できるようになる。また、クレジットとして記憶可能な所定数を超えるメダルが投入された場合は、受け皿27に返却される。一方、非クレジット状態では、最大賭数を超えた分のメダルは受け皿27に返却される。
図2に示すように、スロットマシン1の制御系は、遊技を統括的に制御する遊技制御装置(メイン制御装置)50と、この遊技制御装置50の制御下で遊技の演出に関する制御を統括的に行う演出制御装置(サブ制御装置)70とを備えて構成されている。この制御系の構成要素は、それぞれスロットマシン1の筐体内部に配設されている。
CPU50aは、制御部、演算部を備え、遊技制御装置50の演算処理装置として各種演算制御を行う他、内部抽選に用いられる入賞判定用乱数などの各種乱数値などを生成する。
ROM50bには、各種処理を実行するための制御プログラムや制御データの他、内部抽選用の判定値(判定テーブル)などが格納されている。また、ROM50bには、各ゲームにおいてリール6の停止制御を行う際に参照される停止テーブルが格納されている。例えば、内部当選した各種入賞に対応する停止テーブルや、はずれに対応する停止テーブル等である。停止テーブルには、内部当選状態(セットされている当選フラグの状態)に対応する図柄組合せ態様を有効ライン上に最大限に形成させるリールの停止制御を行うためのデータ(滑りコマ数など)が格納されており、リール6の操作停止順、操作タイミングに応じて停止位置が予め設定されている。
I/F50dは、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、メダル投入検出センサ51、スタートレバーセンサ52、左リール停止センサ53a、中リール停止センサ53b、右リール停止センサ53c、左リール位置検出センサ54a、中リール位置検出センサ54b、右リール位置検出センサ54c、1ベットセンサ56、マックスベットセンサ57、クレジット選択センサ58、払出メダル検出センサ59、設定装置60、リセットセンサ61、又は前面枠開放センサ62から出力された各種信号を、CPU50aに対して出力する。
左リール停止センサ53a、中リール停止センサ53b、右リール停止センサ53cは、それぞれに対応するリールストップボタン24a,24b,24cが操作されたことを検出するためのセンサである。左リール位置検出センサ54a、中リール位置検出センサ54b、右リール位置検出センサ54cは、それぞれに対応するリール6a,6b,6cの回動位相を検出するためのセンサである。
クレジット選択センサ58は、クレジット選択ボタン20が操作されたことを検出するためのセンサである。払出メダル検出センサ59は、メダル払出装置63から払い出されたメダルを検出するものであり、この検出情報をもとにメダルの払出枚数がカウントされる。
リセットセンサ61は、例えば、鍵穴23に差し込まれた鍵が前面枠2を開放する時とは逆に回動されたことを検出し、この検出に基づきスロットマシン1をリセットするためのセンサである。なお、遊技制御装置50は、リセットセンサ61からの検出信号に基づき、例えば、当該スロットマシン1のエラー状態を解除する。前面枠開放センサ62は、前面枠2の開放状態を検出するためのセンサである。
なお、外部出力端子65に出力される制御信号としては、例えば、スタートレバー21の操作時に出力される賭数を示す信号(遊技メダル投入信号)、メダルの払い出し時に出力される払い出されたメダル数を示す信号(遊技メダル払出信号)、ビッグボーナス状態中であることを示す信号(BB信号)、レギュラーボーナス状態中であることを示す信号(RB信号)、リプレイタイム状態中であることを示す信号(RT信号)、前面枠2が開放されたとき又は設定変更時に出力される信号(セキュリティ信号)等がある。
例えば、内部当選した入賞に対応する図柄組合せ態様を構成する図柄が、有効ラインに到達する前に停止操作が行われた場合には、リール6a,6b,6cを停止させるタイミングを遅らせて当該図柄が有効ライン上に停止表示されるようにする、いわゆる引込み停止制御を行う。
また例えば、内部当選していない入賞に対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に形成されるタイミングで停止操作が行われた場合に、リール6a,6b,6cを停止させるタイミングを遅らせて、有効ライン上に形成されうる図柄組合せ態様を構成する図柄が有効ラインを通り過ぎるようにする、いわゆる蹴飛ばし停止制御を行う。
なお、遊技制御装置50による引込み停止制御、蹴飛ばし停止制御において、停止タイミングを変化可能な範囲は、停止操作が行われた位置から所定の図柄数以内(例えば4コマ以内)とされている。
ここで、遊技に関する情報とは、スタートレバー21が操作されてゲームが開始された時点で出力される賭数情報(例えば、賭数に応じたパルス数を出力し、賭数とゲーム数を伝達する情報)、内部抽選による抽選結果を示す内部当選情報、現在の遊技状態(通常遊技状態、BB状態、RB状態、RT状態等)を示す遊技状態情報を含む。
また、演出制御装置70は、演出装置72を制御して演出部材72aを動作させる。また、演出制御装置70は、発光装置71での発光による装飾や、スピーカ4での音声による演出を行う。
以上で一区切りのゲームが終了し、以降、この操作を繰り返すことによってゲームを進行させるようになっている。
図3に示すように、リール6a,6b,6cの外周面には、「黒7」(左リール6aの配列番号2等)、「白7」(左リール6aの配列番号9等)、「BAR」(左リール6aの配列番号16)、「ベル」(左リール6aの配列番号0等)、「スイカ」(左リール6aの配列番号20等)、「チェリー」(左リール6aの配列番号6等)、「リプレイ」(左リール6aの配列番号1等)の識別可能な7種類の図柄と、何れの図柄も配置されていない「ブランク」(左リール6aの配列番号5等)が、所定の順序で配置されている。
一方、その他の入賞は、連続する5コマ以内に必ずしも配置されていない図柄で構成されているため、4コマの引込み停止制御を行っても有効ライン上に停止表示できない場合がある。つまり、これらの図柄を有効ライン上に停止表示させるためには、所望の図柄を狙ってリールストップボタン24a,24b,24cを停止操作(目押し)する必要がある。
第1実施形態のスロットマシン1では、特別入賞としてビッグボーナス入賞(BB入賞)及びレギュラーボーナス入賞(RB入賞)が定められている。また、BB入賞として黒7BB入賞と白7BB入賞が設けられている。黒7BB入賞と白7BB入賞の当選フラグ(内部抽選に当選したときにセットされるフラグ)、及び状態フラグ(現在の遊技状態を示すフラグ)は区別して扱われる。以下の説明において、黒7BB入賞と白7BB入賞を区別しない場合は単にBB入賞と称する。
特別入賞に内部当選した場合は、内部当選したゲームで当該特別入賞を成立できなくても、当選フラグは次ゲームに持ち越され、以降のゲームにおいて特別入賞を成立させることができる。
小役入賞に内部当選した場合は、内部当選したゲームでのみ当該小役入賞を成立させることができる。例えば、停止操作のタイミングによって小役入賞(例えばスイカ入賞)を成立させることができなかった場合(いわゆる取りこぼし)、この小役入賞の当選フラグはクリアされ、次ゲームには持ち越されない。
黒7BB状態では、例えば、通常遊技状態よりも小役入賞の内部当選確率が高確率となるゲームが実行される。そして、図5に示すように、黒7BB状態において遊技者に払い出したメダルの総数が350枚を超えたときに終了となる。なお、黒7BB状態においては、メダルの総払出数が規定数となるまでJACゲーム(JACイン入賞が成立すると所定の入賞役の内部当選確率が高確率となるゲーム)を繰り返し実行するようにしてもよく、また、JACゲームと小役入賞の内部当選確率が高確率となるゲームとを組み合わせて実行するようにしてもよい。
また、黒7BB状態の終了後には、特殊遊技状態としてのリプレイタイム状態(RT状態)が発生する。つまり、黒7BB入賞の内部当選がRT状態を発生させる特殊遊技発生条件の一つとなる。詳細については後述するが、RT状態では、例えば、通常遊技状態よりもリプレイ入賞の内部当選確率が飛躍的に高確率となる。そして、図5に示すように、実行したゲーム数が100ゲームに到達したとき、BB入賞に内部当選したとき、又はRB入賞に内部当選したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立したときに終了となる。
スイカ入賞は、「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄組合せ態様が有効ライン上に形成された場合に成立する入賞で、通常遊技状態又は特殊遊技状態において6枚、特別遊技状態において15枚のメダルが払い出される。図3に示す図柄配列により、スイカ入賞に内部当選しても、目押し操作を行わなければスイカ入賞を取りこぼす場合がある。
つまり、特殊リプレイ入賞に内部当選すると、「黒7−リプレイ−リプレイ」の図柄組合せ態様が有効ライン状に形成されるか否かに関わらず、当該ゲームの終了後に特殊リプレイ入賞が成立するようになっている。特殊リプレイ入賞が成立したときに発生させるRT状態は、複数のRT状態の中から抽選により決定してもよいし、特定のRT状態(例えば遊技者に最も有利なRT状態)に固定してもよい。
また、特殊リプレイ入賞に対応する図柄組合せ態様を複数種類設け、特殊リプレイ入賞に内部当選した場合に何れかの図柄組合せ態様が必ず導出されるようにしてもよい。
通常遊技状態では、BB入賞及びRB入賞を含めた上記すべての入賞が内部抽選の対象となり、RT状態では、特殊リプレイ入賞を除く入賞が内部抽選の対象となる。また、BB状態又はRB状態では、ベル入賞、スイカ入賞、及びチェリー入賞が内部抽選の対象となる。
通常遊技状態ST10では、RB入賞に内部当選し、対応する図柄組合せ態様が導出されて入賞が成立すると、RB状態ST11に移行する。BB入賞に内部当選し、対応する図柄組合せ態様が導出されて入賞が成立すると、BB状態ST12に移行する。特殊リプレイ入賞に内部当選し、当該ゲームが終了すると、対応する図柄組み合わせた態様が導出されたか否かに関わらず、RT状態ST13に移行する。
BB状態ST12では、例えば、通常遊技状態よりも小役入賞の内部当選確率が高確率となるゲームが実行される。遊技者に払い出したメダルの総数が350枚を超えるとBB状態ST12は終了する。そして、BB入賞の種類が黒7BB入賞であった場合はRT状態ST13に移行し、白7BB入賞であった場合は通常遊技状態ST10に移行する。
RB状態ST11又はBB状態ST12におけるベル入賞、スイカ入賞及びチェリー入賞の内部当選確率については図示しないが、合成確率がほぼ1となるように設定されている。
RT1状態ST131,RT2状態ST132、RT3状態ST133のそれぞれに対応して状態フラグ(RT1状態フラグ、RT2状態フラグ、RT3状態フラグ)が設けられており、この状態フラグに基づいて、内部抽選で参照する入賞判定テーブルが切り替えられる。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT1状態ST131の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST132中に特別入賞が成立する可能性が高くなる。
また、リプレイ入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT1状態ST131の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST132中に小役入賞が成立する可能性が高くなる。さらに、必要賭数が2なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT2状態ST132では、RT1状態ST131に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
なお、RT2状態ST132では、賭数に応じて有効ラインを設定すると、有効ラインが減少してしまい小役入賞の取りこぼしが生じやすくなるため、賭数2ですべての有効可能化ラインを有効化するものとする。以下の説明において、RT状態(ART状態を含む)における必要賭数を1又は2とする場合は、同様にすべての有効可能化ラインを有効化するものとする。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT2状態ST132の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST133中に特別入賞が成立する可能性がさらに高くなる。
また、リプレイ入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT2状態ST132の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST133中に小役入賞が成立する可能性がさらに高くなる。さらに、必要賭数が1なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT3状態ST133では、RT1状態ST131、RT2状態ST132に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
図11のステップS1では、プログラム開始時の初期化処理として、遊技制御装置50のRAM50cに記憶されている遊技データの初期化などを行う。
ステップS2では、ベット受付処理を行う。このベット受付処理では、リプレイ入賞成立に伴う自動投入、遊技メダル投入口15からのメダル投入又はクレジットからの入力が監視される。
ステップS3では、スタートレバー21が操作されたか否かを判定し、スタートレバー21が操作されたと判定した場合にステップS4に移行する。
図12のステップS101では内部抽選用乱数を抽出し、ステップS102ではベット受付処理(図11のステップS2)において入力された賭数に応じて有効ライン数を取得する。
ここで、遊技状態を示す状態フラグは、ステップS9の遊技終了処理においてセットされるフラグであり、RB状態又はBB状態であることを示すボーナス状態フラグ、及びRT状態であることを示すRT状態フラグ(RT1状態フラグ、RT2状態フラグ、RT3状態フラグ)がある。ボーナス状態フラグ又はRT状態フラグがセットされていない場合は、通常遊技状態ということになる。
ステップS105では、遊技状態を示す状態フラグに基づいて、現在の遊技状態がRT状態(RT1状態、RT2状態、RT3状態の何れか)であるか否かを判定する。そして、現在の遊技状態がRT状態であると判定した場合はステップS106に移行し、RT状態でないと判定した場合はステップS107に移行する。
ステップS106では、発生しているRT状態に対応する入賞判定テーブルを取得し、ステップS107では、通常遊技状態に対応する入賞判定テーブルを取得する。
ステップS109では、ステップS108における比較結果に基づいて、何れかの入賞に内部当選したか否かを判定する。そして、何れかの入賞に内部当選したと判定した場合はステップS111に移行し、何れの入賞にも内部当選していないと判定した場合はステップS110に移行する。
ステップS110では、はずれフラグをセットし、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS112では、内部当選した小役入賞の当選フラグ(小役当選フラグ、例えば特殊リプレイ入賞に内部当選した場合は特殊リプレイ当選フラグ)をセットし、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS113では、内部当選した特別入賞(黒7BB入賞、白7BB入賞又はRB入賞の何れか)の当選フラグ(ボーナス当選フラグ)をセットする。
ステップS114では、RT状態を終了させるためのRT終了フラグをセットし、図11のメイン処理に復帰する。なお、現在の遊技状態がRT状態でない場合、すなわち、通常遊技状態において特別入賞に内部当選した場合は、この処理は行われない。
ステップS6では、遊技者によるリール停止操作に応じてリール6a,6b,6cの停止位置を決定し、所定の位置でリール6a,6b,6cを停止させる(リール変動停止処理)。
ステップS8では、ステップS7の入賞判定処理入賞によりセットされた払出枚数に基づいて、クレジットの加算又は遊技メダル払出装置63におけるメダルの払い出しを制御する(払出処理)。
図13のステップS121では、遊技状態を示す状態フラグに基づいて、現在の遊技状態がRB状態又はBB状態であるか否かを判定する。そして、現在の遊技状態がRB状態又はBB状態であると判定した場合はステップS129に移行し、RB状態又はBB状態でないと判定した場合はステップS122に移行する。
ステップS123では成立した特別入賞に対応する状態フラグ(ボーナス状態フラグ)をセットし、ステップS124ではボーナス当選フラグをクリアする。
ステップS126ではRT状態フラグをセットし、ステップS127ではRT回数カウンタに初期値として「100」をセットする。特殊リプレイ入賞の成立によりRT状態を発生させる場合は、RT1状態フラグ、RT2状態フラグ、又はRT3状態フラグの中から抽選によりセットするRT状態フラグを決定してもよいし、何れかのRT状態フラグを固定して発生させてもよい。
ステップS130では、ステップS129で取得された総払出枚数と、発生しているRB状態又はBB状態における規定枚数(RB状態では50枚、BB状態では350枚)を比較する。
ステップS131では、ステップS130の比較結果に基づいて、総払出枚数が規定枚数を超えているか否かを判定する。そして、総払出枚数が規定枚数を超えていると判定した場合はステップS132に移行する。一方、総払出枚数が規定枚数を超えていないと判定した場合は、ステップS128に移行して小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS133では、特殊遊技発生条件となる黒7BB入賞が内部当選したときの遊技状態や、RT状態が継続している回数(連続して黒7BB入賞に内部当選した回数)を示す連続RTカウンタ値等に応じて、RT状態フラグをセットし(RT状態フラグ設定処理)、ステップS134ではRT回数カウンタに初期値として「100」をセットする。
ステップS135では、ボーナス状態フラグをクリアして特別遊技状態を終了させ、ステップS128で小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
図14のステップS141では、遊技状態を示す状態フラグに基づいて、現在の遊技状態がRT状態であるか否かを判定する。そして、現在の遊技状態がRT状態であると判定した場合はステップS142に移行し、RT状態でないと判定した場合は図11のメイン処理に復帰する。
ステップS142では、図12のステップS114において、RB入賞又はBB入賞に内部当選したことに伴い、RT終了フラグがセットされたか否かを判定する。そして、RT終了フラグがセットされていると判定した場合はステップS149に移行し、RT終了フラグがセットされていないと判定した場合はステップS143に移行する。
ステップS145では、RT回数カウンタ値が0より小さくなっているか否かを判定する。そして、RT回数カウンタ値が0より小さいと判定した場合、すなわちRT状態において実行されたゲーム数が規定ゲーム数(ここでは100ゲーム)に到達した場合にステップS146に移行し、RT回数カウンタ値が0以上であると判定した場合は図11のメイン処理に復帰する。
また、ステップS147ではRT回数カウンタ値をリセットし、ステップS148ではRT状態が継続した回数を示す連続RTカウンタ値をリセットする。そして、図11のメイン処理に復帰する。
ここで、連続RTカウンタ値は、RT状態中に黒7BB入賞が成立してRT状態が継続される回数を示すものであり、特殊リプレイ入賞の成立により発生するRT状態については継続回数に含めないものとして扱う。
ステップS150では連続RTカウンタ値をリセットし、ステップS151ではRT状態フラグをクリアし、ステップS152ではRT回数カウンタをリセットする。そして、図11のメイン処理に復帰する。
このようにして一連の遊技制御処理(メイン処理)が実行される。
また、特別遊技状態とは異なる特殊遊技状態(RT状態)の発生及び実行を制御する特殊遊技制御手段(遊技制御装置50)を備えている。そして、この特殊遊技制御手段は、特殊遊技状態を発生させる特殊遊技発生条件の成立(特殊リプレイ入賞又は黒7BB入賞の内部当選)に基づいて、内部抽選における特別入賞の当選確率が異なる複数の特殊遊技状態(RT1状態、RT2状態、RT3状態)の中からいずれかを選択して発生させる(RT状態フラグ設定処理、図13のステップS133)。
したがって、特殊遊技状態の発生により遊技者を長時間拘束することなく、短時間でも気軽に遊技を楽しむことができる新たな遊技性を有するスロットマシンが実現される。
これにより、発生する特殊遊技状態の種類によって、特殊遊技状態においてリプレイ入賞以外の小役入賞が成立したときの純増枚数が変化するという新たな遊技性が実現されるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、特別入賞の成立に伴い大量の遊技媒体を獲得できる上、遊技者にとって有利な特殊遊技状態が発生することとなり、遊技者の射幸心が適度に煽られるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
[RT発生パターン1]
図15は、RT状態の発生パターンの一例を示す図である。図15に示す例では、通常遊技状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態を発生させる。次いで、RT1状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態よりも有利なRT2状態を発生させる。さらに、RT2状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT2状態よりも有利なRT3状態を発生させる。RT3状態において黒7BB入賞が成立した場合は、最も有利なRT3状態を継続して発生させる。
つまり、RT発生パターン1では、RT状態において黒7BB入賞が成立するたびに、遊技者に対して有利なRT状態が選択されて発生するようになっている。
図16のステップS201では、連続RTカウンタ値を取得する。
ステップS202では、連続RTカウンタ値を1加算する。通常遊技状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が1となり、1回目のRT状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が2となる。このように、RT状態中に黒7BB入賞が成立するたびに連続RTカウンタ値は1ずつ増加する。
ステップS203において連続RTカウンタ値が1でないと判定した場合は、ステップS205に移行する。ステップS205では、連続RTカウンタ値が2であるか否かを判定する。そして、連続RTカウンタ値が2である、すなわち発生させるRT状態が2回目のRT状態であると判定した場合は、ステップS206に移行してRT2状態フラグをセットする。
ステップS205において連続RTカウンタ値が2でない、すなわち発生させるRT状態が3回目以降のRT状態であると判定した場合は、ステップS207に移行してRT3状態フラグをセットする。
これにより、特殊遊技状態中に特殊遊技発生条件となる特別入賞が成立するたびに遊技者にとって有利な遊技状態に昇格するので、遊技者の特殊遊技状態に対する期待感をさらに高めることができる。
図17は、RT状態の発生パターンの他の一例を示す図である。図17に示す例では、通常遊技状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態を発生させる。次いで、RT1状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態よりも有利なRT2状態を発生させる。さらに、RT2状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT2状態よりも有利なRT3状態を発生させる。そして、RT3状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態を発生させる。
つまり、RT発生パターン2では、RT状態において黒7BB入賞が成立するたびに、遊技者に対して有利なRT状態が選択されて発生する一方、最も有利なRT3状態の次はRT1状態に戻り、RT1状態→RT2状態→RT3状態がループするようになっている。
図18のステップS221では、連続RTカウンタ値を取得する。
ステップS222では、連続RTカウンタ値が3であるか否かを判定する。そして、連続RTカウンタ値が3であると判定した場合はステップS223に移行して連続カウンタ値をリセットする。一方、連続RTカウンタ値が3でない(連続カウンタ値=0,1,2)と判定した場合はステップS224に移行する。
ステップS224では、連続RTカウンタ値を1加算する。3n(nは整数)回目のRT状態(n=0のときは通常遊技状態)において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が1となり、(3n+1)回目のRT状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が2となり、(3n+2)回目のRT状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が3となる。
ステップS225において連続RTカウンタ値が1でないと判定した場合は、ステップS227に移行する。ステップS227では、連続RTカウンタ値が2であるか否かを判定する。そして、連続RTカウンタ値が2であると判定した場合は、ステップS228に移行してRT2状態フラグをセットする。
ステップS227において連続RTカウンタ値が2でない(連続RTカウンタ値=3)と判定した場合は、ステップS229に移行してRT3状態フラグをセットする。
これにより、遊技者にとって最も有利な特殊遊技状態が連続して発生することはなくなるので、遊技機の射幸性が抑制され、出メダルが偏ることにより遊技者の射幸心が過度に煽られるのを防止できる。
図19は、RT状態の発生パターンの他の一例を示す図である。図19に示す例では、通常遊技状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT2状態又はRT3状態を発生させる(1回目のRT状態)。1〜3回目のRT状態において黒7BB入賞が成立した場合も同様に、BB状態の終了後にRT2状態又はRT3状態を発生させる(2〜4回目のRT状態)。そして、4回目以降のRT状態において黒7BB入賞が成立すると、BB状態の終了後にRT1状態を発生させる。
つまり、RT発生パターン3では、1〜4回目のRT状態を発生させる場合はRT2状態又はRT3状態とし、5回目のRT状態を発生させる場合にRT1状態とするようになっている。
図20のステップS241では、連続RTカウンタ値を取得する。
ステップS242では、連続RTカウンタ値を1加算する。通常遊技状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が1となり、1回目のRT状態において黒7BB入賞が成立した場合は連続RTカウンタ値が2となる。このように、RT状態中に黒7BB入賞が成立するたびに連続RTカウンタ値は1ずつ増加する。
ステップS243において連続RTカウンタ値が5未満でない(4回目以降のRT状態で黒7BB入賞が成立)と判定した場合は、ステップS245に移行してRT1状態フラグをセットする。
これにより、特殊遊技状態が多数回継続して発生したときの出メダルを抑制することができるので、遊技機の射幸性が抑制され、遊技者の射幸心が過度に煽られるのを防止できる。
第1実施形態のスロットマシン1において適用できるRT発生パターンは、上述したRT発生パターン1〜3に限定されない。例えば、RT発生パターン1〜3を組み合わせて適用することもできるし、特殊遊技発生条件となる特別入賞(黒7BB入賞)が成立したときに、RT1〜RT3状態の何れを発生させるか毎回抽選により決定してもよい。
また、RT状態の内部抽選において特殊リプレイ入賞を抽選対象とし、RT状態中に特殊リプレイ入賞が成立した場合には、実行中のRT状態が特殊遊技終了条件の成立により終了した後、特殊リプレイ入賞の成立に伴う新たなRT状態を発生させるようにしてもよい(いわゆるRT状態のストック)。
第2実施形態のスロットマシンは、第1実施形態のスロットマシン1とほぼ同様の構成を備えている。ここでは、第1実施形態のスロットマシン1と相違する点を重点的に説明する。
第2実施形態のスロットマシンでは、特殊遊技発生条件となる複数種類の特別入賞が用意されており、特殊遊技制御手段は、内部抽選において当選した特別入賞の種類に応じて、発生させる特殊遊技状態を決定するようになっている。
黒7BB状態又は白7BB状態の終了後には、いずれの場合も特殊遊技状態としてのRT状態が発生する。ただし、発生するRT状態が異なる。黒7BB状態の終了後には特別入賞の内部当選確率が通常遊技状態に比較して高いRT2状態が発生し、白7BB状態の終了後には特別入賞の内部当選確率がRT2状態に比較して低いRT1状態が発生するようになっている。
通常遊技状態ST20、RB状態ST21について第1実施形態と同様であるので説明を省略する。通常遊技状態ST20では、図7に示す内部当選確率となる入賞判定テーブルに従って内部抽選が行われることとなる。
RT1状態ST231は、図22に示すように、実行したゲーム数が100ゲームに到達したとき、BB入賞に内部当選したとき、又はRB入賞に内部当選したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立したときに終了となり、通常遊技状態ST20に移行する。
また、リプレイ入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、通常遊技状態ST20の場合に比較して高確率となっているので、RT1状態ST231中に小役入賞が成立する可能性が高くなる。さらに、必要賭数が2なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT1状態ST231では、通常遊技状態に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
RT2状態は、図22に示すように、BB入賞に内部当選したとき、又はRB入賞に内部当選したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立したときに終了となる。つまり、RT2状態は特別入賞に内部当選するまで継続される。なお、特殊リプレイ入賞に内部当選した場合は、RT2状態が発生するものとする。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT1状態ST231の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST232中に特別入賞が成立する可能性が高くなる。さらに、必要賭数が1なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)が多くなる。したがって、RT2状態ST232では、RT1状態ST231に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
ステップS303では成立した特別入賞に対応する状態フラグ(ボーナス状態フラグ)をセットし、ステップS304ではボーナス当選フラグをクリアする。
ステップS306ではRT2状態フラグをセットし、ステップS307ではRT回数カウンタに初期値として「10000」をセットする。RT回数カウンタの初期値を「10000」とすることで、次回特別入賞が成立するまでRT2状態は確実に継続される。
ステップS310では、ステップS309で取得された総払出枚数と、発生しているRB状態又はBB状態における規定枚数(RB状態では50枚、BB状態では350枚)を比較する。
ステップS311では、ステップS310の比較結果に基づいて、総払出枚数が規定枚数を超えているか否かを判定する。そして、総払出枚数が規定枚数を超えていると判定した場合はステップS312に移行する。一方、総払出枚数が規定枚数を超えていないと判定した場合は、ステップS308に移行して小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS313ではRT1状態フラグをセットし、ステップS314ではRT回数カウンタに初期値として「100」をセットする。
ステップS315では、ボーナス状態フラグに基づいて、発生している特別遊技状態が、黒7BB状態であったか否かを判定する。そして、黒7BB状態であったと判定した場合はステップS316に移行し、黒7BB状態でなかったと判定した場合はステップS318に移行する。
ステップS316ではRT2状態フラグをセットし、ステップS317ではRT回数カウンタに初期値として「10000」をセットする。
ステップS318では、ボーナス状態フラグをクリアして特別遊技状態を終了させ、ステップS308で小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
これにより、内部当選した特別入賞の種類にも遊技者が興味を持つようになるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
また、RT2状態は次回特別入賞が成立するまで継続するようになっているが、所定ゲーム数(例えば100ゲーム)で終了するようにしてもよい。
第3実施形態のスロットマシンは、第1実施形態のスロットマシン1とほぼ同様の構成を備えている。ここでは、第1実施形態のスロットマシン1と相違する点を重点的に説明する。
第3実施形態では、特殊遊技発生条件となる複数種類の特別入賞が用意されており、特殊遊技制御手段は、内部抽選において当選した特別入賞の種類に応じて、発生させる特殊遊技状態を決定するようになっている。
また、特殊遊技終了条件となるRT終了役(RT終了リプレイ入賞)が設けられており、RT状態中にこのRT終了リプレイ入賞が成立すると、RT状態が終了するようになっている。
演出制御装置70が、遊技制御装置50から送信された内部当選状態(3択ベル当選フラグ)に基づいて、アシスト情報を表示させるための制御信号を画像表示装置3に送信することにより、ART機能が実現される。
BB1〜BB4入賞は、それぞれ「黒7−白7−白7」、「白7−白7−黒7」、「黒7−黒7−黒7」、「白7−白7−白7」のボーナス図柄組合せ態様が有効ライン上に形成された場合に成立する入賞である。BB入賞が成立すると、特別遊技状態としてのBB状態が発生する。BB入賞の成立に伴うメダルの払出しは0枚である。
BB状態では、例えば、通常遊技状態よりも小役入賞の内部当選確率が高確率となるゲームが実行される。そして、図28に示すように、BB1状態において遊技者に払い出したメダルの総数が350枚を超えたときに終了となる。
また、BB1〜BB3状態の終了後には、特殊遊技状態としてのリプレイタイム状態(RT状態)が発生する。つまり、BB1〜BB3入賞の内部当選がRT状態を発生させる特殊遊技発生条件の一つとなる。
通常遊技状態ST30及びRB状態ST31について第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ただし、通常遊技状態ST30では、図32に示す内部当選確率となる入賞判定テーブルに従って内部抽選が行われる。すなわち、特別入賞の内部当選確率は、BB1〜BB3入賞がそれぞれ「1/1350」、BB4入賞が「1/550」、RB入賞が「1/700」に設定されている。BB入賞に内部当選する合成確率は「1/247.5」、特別入賞に内部当選する合成確率は「1/182.8」となる。また、小役入賞の内部当選確率は、3択ベル入賞がそれぞれ「1/15」(合成確率は1/5)、ベル入賞が「1/10」、スイカ入賞が「1/10」、チェリー入賞が「1/150」、リプレイ入賞が「1/7」、特殊リプレイ入賞が「1/1500」に設定されている。なお、図32に示す各種入賞の内部当選確率は賭数3のときのもので、賭数2の場合の内部当選確率は図32に示す内部当選確率よりも低くなり、賭数1の場合は内部当選確率がさらに低くなる。
なお、BB1〜BB3状態では、BB状態の終了後に発生するRT状態ST33において、RT終了リプレイ入賞の成立を回避するための押し順、及びART開始リプレイ入賞を成立させるための押し順を報知するか否かを抽選する補助ゲームを行うようにしてもよい。
ART1状態ST341において、図28に示すように、実行されたゲーム数が30ゲームに到達すると、ART1状態ST341は終了となり、RT1状態ST331に移行する。一方、BB入賞に内部当選したとき、RB入賞に内部当選したとき、又はRT終了リプレイ入賞が成立したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立した場合はART1状態ST341が終了となり、通常遊技状態ST30に移行する。ただし、報知された押し順に遊技者が従う限り、RT終了リプレイ入賞の成立により、ART1状態ST341が終了することはない。
また、ART1状態ST341では、内部当選した3択ベル入賞の種類が報知されるので、RT1状態ST331よりも多くの遊技媒体を獲得することができる。
ART2状態ST342において、図28に示すように、実行されたゲーム数が30ゲームに到達すると、ART2状態ST342は終了となり、RT2状態ST332に移行する。一方、BB入賞に内部当選したとき、RB入賞に内部当選したとき、又はRT終了リプレイ入賞が成立したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立した場合はART2状態ST342が終了となり、通常遊技状態ST30に移行する。ただし、報知された押し順に遊技者が従う限り、RT終了リプレイ入賞の成立により、ART2状態ST342が終了することはない。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT1状態ST331、ART1状態ST341の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST332又はART2状態ST342中に特別入賞が成立する可能性が高くなる。また、特定遊技終了条件となるRT終了リプレイ入賞の当選確率が、RT1状態ST331、ART1状態ST341に比較して低確率となっているので、RT状態が継続する可能性が高くなる。
また、リプレイ入賞、3択ベル入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT1状態ST331、ART1状態ST341の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST332又はART2状態342中に小役入賞が成立する可能性が高くなる。さらに、必要賭数が2なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT2状態ST332、ART2状態ST342では、RT1状態ST331、ART1状態ST341に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
また、ART2状態ST342では、内部当選した3択ベル入賞の種類が報知されるので、RT2状態ST331よりも多くの遊技媒体を獲得することができる。
ART3状態ST343において、図28に示すように、実行されたゲーム数が30ゲームに到達すると、ART3状態ST343は終了となり、RT3状態ST333に移行する。一方、BB入賞に内部当選したとき、RB入賞に内部当選したとき、又はRT終了リプレイ入賞が成立したときの何れかの特殊遊技終了条件が成立した場合はART3状態ST343が終了となり、通常遊技状態ST30に移行する。ただし、報知された押し順に遊技者が従う限り、RT終了リプレイ入賞の成立により、ART3状態ST343が終了することはない。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT2状態ST332、ART2状態ST342の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST333又はART3状態ST343中に特別入賞が成立する可能性が高くなる。また、特定遊技終了条件となるRT終了リプレイ入賞の当選確率が、RT2状態ST332、ART2状態ST342に比較して低確率となっているので、RT状態が継続する可能性もさらに高くなる。
また、リプレイ入賞、3択ベル入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT2状態ST332、ART2状態ST342の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST333又はART3状態343中に小役入賞が成立する可能性がさらに高くなる。さらに、必要賭数が1なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT3状態ST333、ART3状態ST343では、RT2状態ST332、ART2状態ST342に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
また、ART3状態ST343では、内部当選した3択ベル入賞の種類が報知されるので、RT3状態ST333よりも多くの遊技媒体を獲得することができる。
ステップS403では成立した特別入賞に対応する状態フラグ(ボーナス状態フラグ)をセットし、ステップS404ではボーナス当選フラグをクリアする。
ステップS407では、入賞判定処理(図11のステップS7)における判定結果に基づいて、RT終了リプレイ入賞が成立しているか否かを判定する。そして、RT終了リプレイ入賞が成立していると判定した場合は、ステップS408に移行してRT状態フラグをクリアする。一方、RT終了リプレイ入賞が成立していないと判定した場合はステップS409に移行する。
ステップS410では、ART状態フラグをセットする。このとき、RT状態フラグに基づいて、現在のRT状態に対応するART状態フラグをセットする。例えば、RT1状態フラグがセットされている場合はART1状態フラグをセットし、RT2状態フラグがセットされている場合はART2状態フラグをセットする。
ステップS422では、ステップS421で取得された総払出枚数と、発生しているRB状態又はBB状態における規定枚数(RB状態では50枚、BB状態では350枚)を比較する。
ステップS423では、ステップS422の比較結果に基づいて、総払出枚数が規定枚数を超えているか否かを判定する。そして、総払出枚数が規定枚数を超えていると判定した場合はステップS424に移行する。一方、総払出枚数が規定枚数を超えていないと判定した場合は、図39のステップS411に移行して小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS426では、ボーナス状態フラグに基づいて、発生している特別遊技状態が、BB2状態であったか否かを判定する。そして、BB2状態であったと判定した場合は、ステップS427に移行してRT2状態フラグをセットする。一方、BB2状態でなかったと判定した場合はステップS428に移行する。
ステップS428では、ボーナス状態フラグに基づいて、発生している特別遊技状態が、BB3状態であったか否かを判定する。そして、BB3状態であったと判定した場合は、ステップS429に移行してRT3状態フラグをセットする。一方、BB3状態でなかったと判定した場合はステップS430に移行する。
ステップS430では、ボーナス状態フラグをクリアして特別遊技状態を終了させ、図39のステップS411で小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
また、複数の特殊遊技状態では、この特殊遊技状態を終了させる特殊遊技終了条件の成立確率(RT終了リプレイ入賞の内部当選確率)が異なっている。
したがって、特殊遊技状態の発生により遊技者を長時間拘束することなく、短時間でも気軽に遊技を楽しむことができる新たな遊技性を有するスロットマシンが実現される。
また、BB状態の種類に応じて、その後発生するRT状態におけるRT終了リプレイ入賞の内部当選確率が異なるので、遊技者の技量によって獲得枚数が偏ってしまうのを防止でき、公平な遊技性を提供することができる。
これにより、発生する特殊遊技状態の種類によって、特殊遊技状態の継続率が変化するという新たな遊技性が実現されるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、発生する特殊遊技状態の種類によって、特殊遊技状態においてリプレイ入賞以外の小役入賞が成立したときの純増枚数が変化するという新たな遊技性が実現されるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、内部当選した特別入賞の種類にも遊技者が興味を持つようになるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、特別入賞の成立に伴い大量の遊技媒体を獲得できる上、遊技者にとって有利な特殊遊技状態が発生することとなり、遊技者の射幸心が適度に煽られるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、特殊遊技状態中に特殊遊技発生条件となる特別入賞が成立するたびに遊技者にとって有利な遊技状態に昇格するので、遊技者の特殊遊技状態に対する期待感をさらに高めることができる。
これにより、遊技者にとって最も有利な特殊遊技状態が連続して発生することはなくなるので、遊技機の射幸性が抑制され、出メダルが偏ることにより遊技者の射幸心が過度に煽られるのを防止できる。
これにより、特殊遊技状態が多数回継続して発生したときの出メダルを抑制することができるので、遊技機の射幸性が抑制され、遊技者の射幸心が過度に煽られるのを防止できる。
第4実施形態のスロットマシンは、第1実施形態のスロットマシン1とほぼ同様の構成を備えている。ここでは、第1実施形態のスロットマシン1と相違する点を重点的に説明する。第4実施形態では、RT状態中に特殊遊技発生条件となる特殊入賞が成立した場合に、遊技者にとって有利なRT状態に移行するようになっている。
なお、黒7BB入賞が成立したとき、又は特殊リプレイ入賞が成立したときに発生させるRT状態は、RT1状態に固定ではなく、複数のRT状態の中から抽選により決定してもよい。
通常遊技状態ST40及びRB状態ST41について第1実施形態と同様であるので説明を省略する。通常遊技状態ST40では、図44に示す内部当選確率となる入賞判定テーブルに従って内部抽選が行われる。ただし、通常遊技状態ST40においては、RT2開始リプレイ入賞とRT3開始リプレイ入賞は内部抽選の対象となっていないので、実質的に第1実施形態と同じである(図7参照)。
なお、RT1状態ST43において、黒7BB入賞が成立した場合は、黒7BB状態後に、改めてRT1状態が発生することとなる。RT2状態ST44、RT3状態ST45においても同様である。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT1状態ST43の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST44中に特別入賞が成立する可能性が高くなる。
また、リプレイ入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT1状態ST43の場合に比較して高確率となっているので、RT2状態ST44中に小役入賞が成立する可能性が高くなる。さらに、必要賭数が2なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT2状態ST44では、RT1状態ST43に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
また、特別入賞の内部当選確率が、RT2状態ST44の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST45中に特別入賞が成立する可能性がさらに高くなる。
また、リプレイ入賞以外の小役入賞の内部当選確率が、RT2状態ST44の場合に比較して高確率となっているので、RT3状態ST45中に小役入賞が成立する可能性がさらに高くなる。さらに、必要賭数が1なので、小役入賞が成立したときの純増枚数(払出枚数−賭数)も多くなる。したがって、RT3状態ST45では、RT1状態ST43、RT2状態ST44に比較して、高い遊技価値が得られることを期待できる。
ステップS503では成立した特別入賞に対応する状態フラグ(ボーナス状態フラグ)をセットし、ステップS504ではボーナス当選フラグをクリアする。
ステップS506ではRT1状態フラグをセットし、ステップS507ではRT回数カウンタに初期値として「50」をセットする。
ステップS508では、セットされている当選フラグに基づいて、RT2開始リプレイ入賞が成立したか否かを判定する。そして、RT2開始リプレイ入賞が成立したと判定した場合は、ステップS509に移行し、RT2開始リプレイ入賞が成立していないと判定した場合はステップS511に移行する。
ステップS509ではRT2状態フラグをセットし、ステップS510ではRT回数カウンタに初期値として「50」をセットする。
ステップS511では、セットされている当選フラグに基づいて、RT3開始リプレイ入賞が成立したか否かを判定する。そして、RT3開始リプレイ入賞が成立したと判定した場合は、ステップS512に移行し、RT3開始リプレイ入賞が成立していないと判定した場合はステップS514に移行する。
ステップS512ではRT3状態フラグをセットし、ステップS513ではRT回数カウンタに初期値として「50」をセットする。
ステップS522では、ステップS521で取得された総払出枚数と、発生しているRB状態又はBB状態における規定枚数(RB状態では50枚、BB状態では350枚)を比較する。
ステップS523では、ステップS522の比較結果に基づいて、総払出枚数が規定枚数を超えているか否かを判定する。そして、総払出枚数が規定枚数を超えていると判定した場合はステップS524に移行する。一方、総払出枚数が規定枚数を超えていないと判定した場合は、図48のステップS514に移行して小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
ステップS525ではRT1状態フラグをセットし、ステップS526ではRT回数カウンタに初期値として「50」をセットする。
ステップS527では、ボーナス状態フラグをクリアして特別遊技状態を終了させ、図49のステップS514で小役当選フラグをクリアした後、図11のメイン処理に復帰する。
したがって、特殊遊技状態の発生により遊技者を長時間拘束することなく、短時間でも気軽に遊技を楽しむことができる新たな遊技性を有するスロットマシンが実現される。
これにより、発生する特殊遊技状態の種類によって、特殊遊技状態においてリプレイ入賞以外の小役入賞が成立したときの純増枚数が変化するという新たな遊技性が実現されるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
これにより、特殊遊技状態中に特殊遊技発生条件となる特殊入賞(RT2開始リプレイ入賞又はRT3開始リプレイ入賞)が成立するたびに遊技者にとって有利な遊技状態に昇格するので、遊技者の特殊遊技状態に対する期待感をさらに高めることができる。
例えば、第1実施形態から第4実施形態において、特殊リプレイ入賞の成立によりRT状態が発生する場合に、リール6の変動開始を所定期間遅延させる演出(いわゆるフリーズ演出)を行うようにしてもよい。
この場合、図50に示すように、スターとレバー21の操作に基づいて特殊リプレイ入賞に内部当選すると、リール6の変動開始が所定期間遅延され、この期間はリールストップボタン24の操作も不能となる。また、画像表示装置3においては、特殊リプレイ入賞に内部当選したことを示唆する派手な演出表示が行われる。そして、当該ゲームが終了すると、特殊リプレイ入賞の成立となり、次ゲームからRT状態が発生する。また、特殊リプレイ入賞の成立に伴い、画像表示装置3では、RT状態が発生することを示唆する演出表示が行われる。
なお、第4実施形態においては、特殊リプレイ入賞に内部当選した場合だけでなく、RT2開始リプレイ入賞又はRT3開始リプレイ入賞に内部当選した場合に、上述したフリーズ演出を行うようにしてもよい。
さらに、第1実施形態から第4実施形態に記載の内容を適宜組み合わせて適用することができる。
また、特許請求の範囲に記載した以外の発明の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)遊技者によるゲーム開始操作に伴い入賞に当選したか否かを決定する内部抽選手段と、前記ゲーム開始操作に伴い複数のリールを変動表示させてゲームを実行するとともに、遊技者による停止操作に伴い前記内部抽選手段による内部抽選の結果に基づいて前記複数のリールの停止制御を行う変動表示制御手段と、前記内部抽選において特別入賞に当選し、前記複数のリールに配列された図柄により予め定められた特別図柄組合せ態様が導出された場合に、遊技者に多量の遊技媒体を付与可能な特別遊技状態を発生させる特別遊技制御手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
前記特別遊技状態とは異なる特殊遊技状態の発生及び実行を制御する特殊遊技制御手段を備え、
前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態を発生させる特殊遊技発生条件の成立に基づいて、前記内部抽選における前記特別入賞の当選確率が異なり、かつ、前記特殊遊技状態を終了させる特殊遊技終了条件の成立確率が異なる複数の特殊遊技状態の中から何れかを選択して発生させることを特徴とするスロットマシン。
(2)(1)に記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記内部抽選における前記特別入賞の当選確率が高い特殊遊技状態ほど、前記特殊遊技終了条件の成立確率を低く設定することを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記複数の特殊遊技状態ごとにゲームの実行に必要な必要賭数を異ならせて設定することを特徴とする。
(4)(3)に記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記特別入賞の当選確率が高い特殊遊技状態ほど、前記必要賭数を少なく設定することを特徴とする。
(5)(1)から(4)の何れかに記載のスロットマシンにおいて、前記内部抽選手段は、前記特殊遊技発生条件となる特別入賞に当選したか否かを抽選し、
前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技発生条件となる前記特別入賞が成立した場合に、前記複数の特殊遊技状態の中から何れかを選択して発生させることを特徴とする。
(6)(5)に記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態中に前記特殊遊技発生条件となる前記特別入賞が成立した場合に、前記特別入賞の当選確率が当該特殊遊技状態における当選確率よりも高い特殊遊技状態を発生させることを特徴とする。
(7)(5)又は(6)に記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記特別入賞の当選確率が最も高い特殊遊技状態中に前記特殊遊技発生条件となる前記特別入賞が成立した場合に、前記特別入賞の当選確率が最も低い特殊遊技状態を発生させることを特徴とする。
(8)(5)から(7)の何れかに記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態中に前記特殊遊技発生条件となる前記特別入賞が成立し、前記特殊遊技状態の継続回数が所定数に到達した場合に、前記特別入賞の当選確率が最も低い特殊遊技状態を発生させることを特徴とする。
(9)(1)から(4)の何れかに記載のスロットマシンにおいて、前記内部抽選手段は、前記特殊遊技発生条件となる複数種類の特別入賞の何れかに当選したか否かを抽選し、
前記特殊遊技制御手段は、前記内部抽選において当選した特別入賞の種類に応じて、発生させる特殊遊技状態を決定することを特徴とする。
(10)(1)から(9)の何れかに記載のスロットマシンにおいて、前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態中の前記内部抽選におけるリプレイ入賞の当選確率を通常遊技状態よりも高く設定することを特徴とする。
(11)(1)から(10)の何れかに記載のスロットマシンにおいて、前記内部抽選手段は、通常遊技状態中に前記特殊遊技発生条件となる特殊入賞に当選したか否かを抽選し、
前記変動表示制御手段は、前記内部抽選において前記特殊入賞に当選した場合に、前記複数のリールの変動開始を所定期間遅延させることを特徴とする。
(12)(11)に記載のスロットマシンにおいて、前記複数のリールによる変動表示ゲームに対応して演出表示を行う演出表示装置と、前記演出表示装置における演出表示を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記変動表示制御手段による遅延期間の経過後、前記特殊遊技状態の発生を報知する演出表示を前記演出表示装置に行わせることを特徴とする。
3 画像表示装置(演出表示装置)
6 リール
50 遊技制御装置(内部抽選手段、変動表示制御手段、特別遊技制御手段、特殊遊技制御手段)
70 演出制御手段
Claims (1)
- 遊技者によるゲーム開始操作に伴い入賞に当選したか否かを決定する内部抽選手段と、前記ゲーム開始操作に伴い複数のリールを変動表示させてゲームを実行するとともに、遊技者による停止操作に伴い前記内部抽選手段による内部抽選の結果に基づいて前記複数のリールの停止制御を行う変動表示制御手段と、前記内部抽選において特別入賞に当選し、前記複数のリールに配列された図柄により予め定められた特別図柄組合せ態様が導出された場合に、遊技者に多量の遊技媒体を付与可能な特別遊技状態を発生させる特別遊技制御手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
前記内部抽選の結果には、賭入力をすることなく再度ゲームを実行する再遊技が可能となる再遊技入賞が含まれ、
前記特別遊技状態とは異なる特殊遊技状態の発生及び実行を制御する特殊遊技制御手段を備え、
前記特殊遊技制御手段は、前記特殊遊技状態を発生させる特殊遊技発生条件の成立に基づいて、前記内部抽選における前記特別入賞の当選確率、前記特殊遊技状態を終了させる特殊遊技終了条件の成立確率、および前記ゲームの実行に必要となる必要賭数が異なる複数の特殊遊技状態の中から何れかを選択して発生させ、
前記特殊遊技発生条件となる特殊入賞が成立した場合に再遊技を付与し、該特殊入賞の成立に基づいて開始された再遊技が途切れた時以降から、特殊遊技状態における必要賭数にてゲームを実行可能とすることを特徴とするスロットマシン。
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