JP5608340B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子に関し、詳しくは、赤色よりも短波長側に発光ピークを持つ化合物半導体発光素子の素子構造に関するものである。
従来から、酸化あるいは窒化物系化合物半導体素子から光取り出し効率を上げる方策として、化合物半導体発光素子に反射率の高い電極を形成する方法が用いられている。例えば、窒化ガリウム系化合物半導体素子において半導体発光層にて発生する光は四方八方に向かう性質があり、光取り出し方向とは逆に向かう光は窒化ガリウム系化合物半導体層の表面に形成された電極にて吸収されて、素子の外部に取り出すことができない。これらの課題を解決する方法として、例えば、特許文献1や特許文献2や特許文献3が知られている。
特許文献1には、多層反射膜層を有する酸化物半導体発光素子の1例が開示されている。この酸化物半導体発光素子は、サファイア基板上に、多層反射膜、n型ZnOコンタクト層、n型Mg0.1Zn0.9Oクラッド層、ノンドープ量子井戸発光層、p型Mg0.1Zn0.9Oクラッド層およびp型ZnOコンタクト層が積層されている。
また、多層反射膜層は絶縁体酸化物LiGaO層と酸化物半導体ZnO層とを交互に積層することで構成されていて、n型ZnOクラッド層とサファイア基板上間に形成されている。また、n型ZnOコンタクト層とp型ZnOコンタクト層にはそれぞれ電圧を印加する電極パッドを有する構成となっている。
また、特許文献2には、フリップチップ型のIII族窒化物系化合物半導体発光素子が開示されている。この発光素子は、p型コンタクト層上にITOから成る透明導電膜が形成され、その上に絶縁性保護膜が形成され、その上に、銀(Ag)、アルミニウム(Al)から成る、光をサファイア基板側へ反射する反射膜が形成され、その上に、金(Au)から成る金属層が形成されている。
透明導電膜と反射膜との間には、誘電体から成る多重反射膜が介在しているので、多重反射膜により光が反射され、さらに多重反射膜を透過した光が反射膜により反射されるので、透明導電膜と多重反射膜との界面位置における多重反射を考慮した反射率が向上する。この結果、外部量子効率の高い発光素子を得ることができる構造となっている。
特許文献3に開示されている発光素子では、III−V族化合物半導体基板上に多層反射膜が配置され、さらにその上にIII−V族化合物半導体のpn接合を含む発光構造が載置され、発光構造の一部にオーミック電極が設置されている。また、多層反射膜と発光構造部の間に透明電流拡散層が配置される例が示されており、第1導電型半導体と第2導電型半導体の一部にそれぞれ第1電極と第2電極とを設けた構成となっている。
これら従来例に係る半導体発光素子は、成長基板上には、第一導電型の半導体層と、この層の上に発光層(活性層)を有する発光半導体層、第二導電型の半導体層が順次積層された構造を有している。また、それぞれの半導体層においては、電気的な導通が可能なようにn型電極とp型電極が設けられている。そして、前記発光半導体層に順方向バイアスを印加(前記p型コンタクト層の電極にプラス電圧を印加)することにより、前記p型窒化物半導体層に設けた電極からn型窒化物半導体層に設けた電極に向かって電流が流れ、前記発光半導体層中の発光接合層にてホールと電子が結合し所定の波長の光を発生させ、多層反射膜にて光取り出し方向へ反射させようとするものである。
特開2004−235532号公報 特開2006−120913号公報 特開平8−222761号公報
ところで、上述のような従来の半導体発光素子においては、前記電極間に順方向バイアスを印加したときに前記発光半導体層から発生する光は、任意の方向に向かうため、発光半導体層から多層反射膜に対して垂直に入射する光は、多層反射膜にて反射されるが、多層反射膜に対する光の入射角度が大きくなると多層反射膜の反射率が低下するため多層反射膜だけでは、充分な発光強度が得られないという問題があった。
そこで、特許文献2に記載の発光素子では、多重反射膜の上に銀やアルミニウムの反射膜を形成することで、反射率を向上している。
しかしながら、反射膜の材料にAgなどの金属を使用した場合、金属と誘電体材料とは密着性が悪いため、金属の反射膜(金属反射層)と誘電体の多層反射膜(誘電体層)とが良好に密着せず、発光素子の製造プロセス中や、パッケージ実装時に反射層と誘電層とが剥離するおそれがあるという課題がある。
本発明の目的は、誘電体層に対する入射角度が大きい光に対する反射率を向上し、発光層にて発生する光を所望の方向に反射させ、発光素子内部で発生する光を効率よく素子外部に取り出すことができるとともに、金属反射層と誘電体層とが剥離するおそれを低減し、金属反射層と誘電体層との接合信頼性を向上することができる半導体発光素子を提供することである。
本発明に係る半導体発光素子は、透光性及び導電性を持つ基板上に、n型の窒化ガリウム系化合物半導体からなるn層と、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層と、p型の窒化ガリウム系化合物半導体からなるp層とが順次積層された半導体発光素子であって、前記p層上に、当該p層とオーミックコンタクトできる材料からなる第一電極層と、光を反射させる材料からなる反射層とが順次積層されて、一方の電極が形成され、前記反射層は、誘電体材料からなる誘電体層と、金属材料からなる金属反射層と、前記金属反射層と誘電体層との間に設けられた第一透明密着層とを含む。
この構成によれば、透光性及び導電性を持つ基板上に、n層、発光層、p層、第一電極層、及び反射層が順次積層されている。また、反射層が、誘電体材料からなる誘電体層と、金属材料からなる金属反射層とを含む。そうすると、誘電体層は入射角度が小さい光に対する反射率が高く、金属反射層は入射角度が大きい光に対する反射率が高いので、発光層から任意の入射角度を有して反射層に到達する光を基板方向に反射する反射率を、総合的に向上させることができる。さらに、金属反射層と誘電体層との間に第一透明密着層が設けられているので、金属反射層と誘電体層との密着性が向上する結果、基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
また、前記誘電体層は、屈折率が前記p層よりも低い材料からなり、前記発光層の発光ピーク波長λに対して、厚みが3/4λ以上の単層膜であることが好ましい。
本発明者らは、誘電体層を、屈折率がp層よりも低い材料からなり、発光層の発光ピーク波長λに対して、厚みが3/4λ以上の単層膜によって構成することにより、良好な反射率が得られることを見出した。さらに単層膜とすることで、誘電体層の形成プロセスを簡素化することができる。
また、前記誘電体層は、2種類以上の異なる材料が1ペア以上交互に積層されていることが好ましい。
この構成によれば、2種類以上の異なる材料が1ペア以上交互に積層されて誘電体層が構成されているので、誘電体層における反射率を向上できる。また、2種類以上の異なる材料を積層させた場合、誘電体層間にて、互いに膜の応力が相殺されるので、反射層と誘電体層間に働く応力が緩和されて、金属反射層と誘電体層と密着性が向上する結果、基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
また、前記第一透明密着層は、Ti系の酸化物を用いて構成されていることが好ましい。
第一透明密着層を、Ti系の酸化物を用いて構成すると、EB(イオンビーム蒸着方やスパッタ)などにより、容易に形成することができ、かつ金属反射層と誘電体層との密着性を向上させて基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
また、前記第一透明密着層には、Nbがドープされていることが好ましい。
Ti系の酸化物を用いて構成された第一透明密着層にNbをドープすると、第一透明密着層が電気導電性を示すようになるので、半導体発光素子の動作電圧が低下して消費電力が低下する結果、半導体発光素子の発光効率を向上することができる。
また、前記第一透明密着層にドープされているNbの濃度は、2〜8%であることが好ましい。
本願発明者らは、第一透明密着層にドープされるNbの濃度を2〜8%とすることで、電気伝導度が向上するので、半導体発光素子の動作電圧が低下して消費電力が低下する結果、半導体発光素子の発光効率を向上することができる。
また、前記第一透明密着層は、Alを含む酸化物、Y、及びZnSのうちのいずれか一つを用いて構成してもよい。
第一透明密着層を、Alを含む酸化物、Y、及びZnSのうちのいずれか一つを用いて構成すると、p型の窒化ガリウム系化合物半導体からなるp層に与えるダメージが低減され、かつ金属反射層と誘電体層との密着性を向上させて基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
また、前記第一透明密着層の厚みは、0.1nm〜10nmであることが好ましい。
本願発明者らは、第一透明密着層の厚みを0.1nm〜10nmとすれば、金属反射層と誘電体層との密着強度が増大し、かつ反射率が増大することを見出した。
また、前記反射層は、前記第一電極層と前記誘電体層との間に形成された、前記第一透明密着層と同じ組成の第二透明密着層を含むことが好ましい。
この構成によれば、第一電極層と誘電体層との密着性を向上させて基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
また、前記反射層は、複数のアイランド状に形成されており、前記p層の表面積に占める占有率が10〜60%であると共に、前記アイランド状に形成された複数のアイランドの相互間に、光を反射させる材料が充填されて構成されていることが好ましい。
本願発明者らは、反射層を複数のアイランド状に形成し、p層の表面積に占めるアイランドの占有率を10〜60%とすると共に、前記アイランド状に形成された複数のアイランドの相互間に光を反射させる材料を充填すれば、良好な反射率が得られることを見出した。
また、前記光を反射させる材料は、金属であることが好ましい。
この構成によれば、複数のアイランドの相互間に充填された金属によって、誘電体層を含む反射層を貫通する方向に導通する。そうすると、半導体発光素子を発光させるための電流を通電するために必要となる電圧を低下させることができるため、消費電力を減少させて発光効率を向上することが容易となる。
また、前記発光層は、前記n層の一部を除いた表面上に積層されており、前記n層における前記発光層が積層されていない部分に、他方の電極が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数のアイランドの相互間に充填された金属によって、誘電体層を含む反射層を貫通する方向に電流が流れるので、n層の一部を除いた表面上に発光層を積層し、n層における発光層が積層されていない部分に他方の電極を形成することで、一方の電極を構成する反射層から、第一電極層、p層、発光層、n層を介して他方の電極に至る電流経路が得られる。この場合、誘電体層を除去して導通を確保する必要がないので、誘電体層の面積を増大させて反射率を向上することが容易である。また、光が取り出される経路を避けて二つの電極が形成されるので、電極によって光が遮られることがなく、発光効率を向上することが容易である。
また、前記基板の前記n層が積層された面とは反対側の面に、他方の電極が形成されているようにしてもよい。
この構成によれば、複数のアイランドの相互間に充填された金属によって、誘電体層を含む反射層を貫通する方向に電流が流れるので、基板のn層が積層された面とは反対側の面に、他方の電極を形成することで、一方の電極を構成する反射層から、第一電極層、p層、発光層、n層、及び基板を介して他方の電極に至る電流経路が得られる。この場合、誘電体層を除去して導通を確保する必要がないので、誘電体層の面積を増大させて反射率を向上することが容易である。また、他方の電極を形成するために、n層及びその上に形成される発光層を除去する必要がないので、発光層の面積を増大させて発光量を増大させることが容易である。
このような構成の半導体発光素子は、透光性及び導電性を持つ基板上に、n層、発光層、p層、第一電極層、及び反射層が順次積層されている。また、反射層が、誘電体材料からなる誘電体層と、金属材料からなる金属反射層とを含む。そうすると、誘電体層は入射角度が小さい光に対する反射率が高く、金属反射層は入射角度が大きい光に対する反射率が高いので、発光層から任意の入射角度を有して反射層に到達する光を基板方向に反射する反射率を向上させることができる。さらに、金属反射層と誘電体層との間に第一透明密着層が設けられているので、金属反射層と誘電体層との密着性が向上する結果、基板と電極との接合信頼性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の構成の一例を示す断面図である。 図1に示す半導体発光素子の平面図である。 図2に示す半導体発光素子から、金属反射層、Ti層、Ni層,及びAu層を取り除いた状態で、アイランド状に形成された透明密着層、誘電体膜、及び透明密着層のレイアウトの一例を示す平面図である。 図2に示す半導体発光素子から、金属反射層、Ti層、Ni層,及びAu層を取り除いた状態で、アイランド状に形成された透明密着層、誘電体膜、及び透明密着層のレイアウトの一例を示す平面図である。 図2に示す半導体発光素子から、金属反射層、Ti層、Ni層,及びAu層を取り除いた状態で、アイランド状に形成された透明密着層、誘電体膜、及び透明密着層のレイアウトの一例を示す平面図である。 光の入射角と、誘電体膜7、金属反射層8a,8bの光の反射率との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の構成の一例を示す断面図である。 誘電体膜がp型窒化物半導体層の表面積に占める割合をパラメータとして、半導体発光素子の動作電圧と、p型電極の反射率とを計測した結果を示すグラフである。 透明密着層に、Nbをドープをした場合とドープしない場合とで発光素子の動作電圧を比較測定した結果を示すグラフである。 誘電体層と金属層とで構成された反射層における、誘電体膜厚と、全方向反射率との関係をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 誘電体層(SiO)と、透明密着層(TiO)と、金属層(Ag)とを積層して構成したサンプルを用いて、透明密着層(TiO)の厚さを変化させた場合に剥離が生じたときの引っ張り力を測定した実験結果を示すグラフである。 図11で用いたサンプルの説明図である。 透明密着層の厚さを変化させた場合の反射率を測定した結果を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の構成の一例を示す断面図である。また、図2は、図1に示す半導体発光素子の平面図(上から見た表面の図)である。図1は、図2における補助線aで示した箇所の断面構造を図示している。
図1に示す半導体発光素子は、透光性及び導電性を持つ基板を支持基板1として用いている。この支持基板1上にはn型の窒化物半導体が積層されてn型窒化物半導体層2(n層)が形成されている。そして、n型窒化物半導体層2の一部を除いた大部分の表面上に、発光半導体層3(発光層)が積層形成され、さらに発光半導体層3の上に、p型電気伝導を示すp型窒化物半導体層4(p層)が積層されている。
そして、n型窒化物半導体層2における発光半導体層3が形成されていない部分に、n型電極Aが形成され、p型窒化物半導体層4の上にp型電極Bが形成されている。図2においては、半導体発光素子の表面におけるp型電極Bとn型電極Aのレイアウトを示している。
発光半導体層3は、3族窒化物半導体を用いて形成されたものである。発光半導体層3をn型InGaNやAlInGaNやAlGaNで形成する場合、この発光半導体層3における発光色は、InとAlの組成比を適宜調整したり、或いはSi、Ge、S等のn型不純物やZn、Mg等のp型不純物を適宜ドープしたりすることにより、紫外〜青色の範囲で所望の色に調節可能である。
図1においては、発光半導体層3やp型窒化物半導体層4を除去して露出したn型窒化物半導体層2上にはn型電極Aが形成されており、p型窒化物半導体層4上には、p型電極Bが形成された構造となっている。
p型電極Bは、p型窒化物半導体層4の上に、厚みが5ÅのPt電極層5(第一電極層)が形成されている。そして、Pt電極層5上に、p型窒化物半導体層4の約50%の面積を覆うようにアイランド状にされた厚みが5nmのTiOからなる透明密着層6(第二透明密着層)が形成され、透明密着層6上に、それぞれ厚み31.1nmのSiOと厚み159.1nmのZrOとを交互に積層した誘電体材料からなる誘電体膜7(誘電体層)が形成されている。
さらに、誘電体膜7上に厚みが5nmのTiOからなる透明密着層9(第一透明密着層)が設けられている。
そして、透明密着層6、誘電体膜7、及び透明密着層9が積層された各アイランドとPt電極層5とを覆うようにAgが充填されて、透明密着層9上に厚さ300nmのAgからなる金属反射層8aが形成されている。また、各アイランドの相互間には、Agが充填されて金属反射層8bが形成されている。
そして、透明密着層6、誘電体膜7、透明密着層9、及び金属反射層8a,8bによって、反射層Cが形成されて、Pt電極層5と反射層Cとで電極が形成されている。
さらに、反射層Cの上に、パッケージ実装用の電極として、厚みが30nmのTi層10と、厚みが50nmのNi層11と、厚みが1.5μmのAu層12とが積層されて、p型電極Bが形成されている。
n型電極Aは、n型窒化物半導体層2上に、厚みが30nmのTi層10と、厚みが50nmのNi層11と、厚みが1.5μmのAu層12とが積層されて、パッケージ実装用の電極として形成されている。
なお、誘電体膜7として、SiOとZrOとを積層させた事例を示したが、厚みが380nmのSiOの単層膜としてもよい。また、TiOからなる透明密着層6,9を誘電体膜の上下に形成した場合を示しているが、透明密着層9のみ備える構成としてもよい。
また、金属反射層8a,8bとしてAgを用いているが、Ag系の材料やAg合金としてもよい。詳しくは、金属反射層8a,8bの材料は、半導体発光素子の発光ピーク波長に対して材料を適時選定するのが望ましく、例えば発光ピーク波長が400nm以下の場合には、Alとするのがよい。
さらに、透明密着層6,9の材料としてTiOを記載したが、Alを含む酸化物、Y、ZnSなどとしてもよい。また、第一電極層としてPtを用いた例を記載したが、例えばp型の窒化物半導体層とオーミックコンタクトが良好な材料で反射率が比較的高いRh(ロジウム)やPd(パラジウム)としてもよい。
また、透明密着層6、誘電体膜7、透明密着層9をアイランド状に形成する例を示したが、アイランド状にせず、面状に形成してもよい。
そして、p型電極Bにプラス電圧を、n型電極Aにマイナス電圧を加えると、発光半導体層3内で、電子とホールが結合して、青色若しくは紫外の光が発生する。そして、光取り出し方向の反対側(p型電極B方向、図1の紙面上向き)に向かう光は、誘電体膜7や金属反射層8a,8bにより光取り出し方向(支持基板1方向、図1の紙面下向き)へ反射され発光素子外部に伝わる。
図3、図4、図5は、図2に示す半導体発光素子から、金属反射層8a、Ti層10、Ni層11,及びAu層12を取り除いた状態で、アイランド状に形成された透明密着層6、誘電体膜7、及び透明密着層9のレイアウトの一例を示す平面図である。
図3は、p型窒化物半導体層4上に形成したPt電極層5の領域に、透明密着層6、誘電体膜7、透明密着層9が、p型窒化物半導体層4の約40%を覆うようにしてメッシュ状の方形の目にアイランドが形成される一例を示している。
図4は、p型窒化物半導体層4上に形成されたPt電極層5の領域に、透明密着層6、誘電体膜7、透明密着層9が、p型窒化物半導体層4の約40%を覆うようにした略6角形のアイランドが形成される一例を示している。
図5は、p型窒化物半導体層4上に形成されたPt電極層5の領域に、透明密着層6、誘電体膜7、透明密着層9が、p型窒化物半導体層4の約20%を覆うようにした略6角形のアイランドが形成される一例を示している。
なお、本実施形態では、アイランドのレイアウトをメッシュ状の方形、略6角形とした場合を示しているが、任意の多角形としてもよく、また、略円形としても差し支えない。
図6は、光の入射角と、誘電体膜7、金属反射層8a,8bの光の反射率との関係を示すグラフである。図6に示すように、入射角が大きくなると、誘電体膜7の反射率が低下するのに対し、金属反射層8a,8bの反射率は増大する。
従って、図1に示す半導体発光素子は、誘電体膜7と金属反射層8a,8bとを備えることによって、誘電体膜7のみを用いる場合よりも反射層Cにおける反射率を増大し、発光半導体層3にて発生する光を光取り出し方向(支持基板1方向、図1の紙面下向き)へ取り出す効率を向上することができる。
また、誘電体膜7と金属反射層8aとの間に透明密着層9が設けられ、誘電体膜7とPt電極層5との間に透明密着層6が設けられているので、誘電体層と金属反射層との密着性が向上する。これにより、金属反射層と誘電体層とが剥離するおそれを低減し、金属反射層と誘電体層との接合信頼性を向上することができる。
また、誘電体は基本的に絶縁体であるから、背景技術に記載されている誘電体の多層反射膜には、電流が流れない。そこで、特許文献2に記載の発光素子は、多層反射膜を取り除いた箇所に電極41を取り付けているため、多層反射膜の面積が小さくなって、反射率が低下するという不都合がある。
また、特許文献1、3に記載の発光素子は、光取り出し方向に電極を設けることで、多層反射膜に電流を流さずに済むようにしている。このため、発光素子から取り出される光は、電極部分で遮蔽されて、光取り出し効率が低下するという不都合がある。
一方、図1に示す半導体発光素子は、誘電体膜7がアイランド状にされており、金属反射層8bを介して反射層Cを貫通する方向に電流が流れる。これにより、誘電体膜7を取り除くことなくp型電極Bを設けることができるので、特許文献2に記載の発光素子より反射層Cの面積を増大させて反射率を向上することが容易である。
また、光取り出し方向に電極を設ける必要がないので、特許文献1、3に記載の発光素子より光取り出し効率を向上させることが容易である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の構成の一例を示す断面図である。図7に示す半導体発光素子と図1に示す半導体発光素子とでは、n型電極Aの取り付け構造と、反射層C’との構成とが異なる。
その他の構成は図1に示す半導体発光素子と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の特徴的な点について説明する。
図7に示す半導体発光素子は、n型電極Aが、支持基板1のn型窒化物半導体層2が積層された面とは反対側の面に、形成されている。そして、n型窒化物半導体層2の略全面を覆うように、発光半導体層3、p型窒化物半導体層4、及びp型電極B’が形成されている。
これにより、図1に示す半導体発光素子よりも発光半導体層3の面積が増大するので、発光量を増大させることが容易である。
また、反射層C’は、透明密着層6を備えておらず、誘電体膜7’が、Pt電極層5上に、厚さ380nmのSiOの単層構造とされている例を示している。
この構成によれば、構造が簡素化されるので、製造コストを低減することが容易である。
図1に示す半導体発光素子と同様に、各電極に外部よりバイアス電圧を供給することにより、図7に示す半導体発光素子が動作する。
図8は、厚みを5ÅとしたPtからなるPt電極層5上に、厚さ380nmのSiOの単層構造の誘電体膜7’を形成した図7の半導体発光素子において、誘電体膜7’がp型窒化物半導体層4の表面積に占める割合をパラメータとして、発光素子に40mAの電流を流して発光させるために外部から加える電圧と、p型電極B’の反射率を計測した結果を示すグラフである。
図8に示すグラフより、SiOからなる誘電体膜7’をp型のPtからなるPt電極層5の60%を超える占有率の領域に形成すると、動作電圧が急激に増大して3.2V以上となり、占有率が10%以下では、反射率が、Agにおける波長460nmの光に対する反射率である95%を下回り、発光効率が低下することが確認できている。
図8において、誘電体膜7’の面積がp型窒化物半導体層4の面積に占める割合を、10%〜60%にした範囲では、p型電極B’の反射率が高く(Agを上回る)、半導体発光素子の動作電圧が低く(3.2V以下、通電電流40mA)となるので有効である。その一方で、誘電体膜7’の面積がp型窒化物半導体層4の面積に占める割合を10%未満にした場合は、p型電極B’の反射率が低く(Agを下回る)、誘電体膜7’の面積がp型窒化物半導体層4の面積に占める割合が、60%を超える場合は、半導体発光素子の動作電圧が高く(3.4V以上、通電電流40mA)なるので有効ではない(実使用に耐えない)。
このことから、誘電体膜7’の面積がp型窒化物半導体層4の面積に占める割合は、10%〜60%が好適であることが確認できた。なお、この実験結果は、誘電体膜の面積がp型窒化物半導体層の面積に占める割合と、反射率及び動作電圧との関係を示すものであり、図1に示す半導体発光素子の構造に対しても同様に適用できる。
図9は、図1に示す半導体発光素子において、厚みが5nmでTiOからなる透明密着層6、9に、Nbのドープをした場合とドープしない場合、すなわち、Nbドープ濃度が0%の場合と5%の場合とで発光素子の動作電圧を比較測定した結果を示している。
図9に示す実験結果から、Nbをドープした場合の方が、ドープしない場合と比較して、発光素子の動作電圧が約0.2V(40mA通電時)低いことが確認できた。
なお、Nbドープ濃度が2〜8%の範囲では、5%の場合と同様の効果が得られると推定される。
従って、Nbドープ濃度が2〜8%の範囲、特に5%の場合には、半導体発光素子の動作電圧を低減する効果が得られることが確認できた。
図10は、誘電体層と金属層とで構成された反射層における、誘電体膜厚と、全方向反射率との関係をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。なお、シミュレーションは、オプト社製optasfilmを用いた。
図10において、グラフG1は、誘電体層をSiOの単層膜、金属層をAlとした場合のグラフであり、グラフG2は、誘電体層をAlの単層膜、金属層をAgとした場合のグラフである。また、反射率は、波長λ=470nmの場合を示している。
図10に示すグラフから、誘電体層がSiO、Alのいずれであっても、誘電体の厚さが350nm以上の範囲では、反射率が98%以上の高いレベルでほぼ一定になることが確認できた。350nmは、ほぼ3/4λに相当する。
従って、誘電体層の厚さを、発光層のピーク波長λに対して3/4λ以上とすれば、良好な反射率が得られることが確認できた。
図11は、図12に示す誘電体層(SiO)と、透明密着層(TiO)と、金属層(Ag)とを積層して構成したサンプルを用いて、透明密着層(TiO)の厚さを変化させた場合に剥離が生じたときの引っ張り力を測定した実験結果を示すグラフである。
図11に示すように、透明密着層の厚さを0.1nm以上とすることで、引っ張り力、すなわち密着強度が急激に増大することが確認できた。
図13は、図7に示す半導体発光素子において、透明密着層9の厚さを変化させた場合の反射率を測定した結果を示すグラフである。反射率は、波長λ=470nmの場合を示している。
図13から、透明密着層9の厚さを10nm以下にすると、反射率が95%以上となり、Agの単層膜の反射率以上になることが確認できた。
以上の結果から、透明密着層9(第一透明密着層)の厚さを、0.1nm〜10nmとすることで、金属反射層と誘電体層との密着強度が増大し、かつ反射率が増大することが確認できた。
1 支持基板
2 n型窒化物半導体層
3 発光半導体層
4 p型窒化物半導体層
5 Pt電極層
6 透明密着層
7 誘電体膜
8a,8b 金属反射層
9 透明密着層
10 Ti層
11 Ni層
12 Au層
A n型電極
B,B’ p型電極
C,C’ 反射層

Claims (11)

  1. 透光性及び導電性を持つ基板上に、n型の窒化ガリウム系化合物半導体からなるn層と、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層と、p型の窒化ガリウム系化合物半導体からなるp層とが順次積層された半導体発光素子であって、
    前記p層上に、当該p層とオーミックコンタクトできる材料からなる第一電極層と、光を反射させる材料からなる反射層とが順次積層されて、一方の電極が形成され、
    前記反射層は、
    誘電体材料からなる誘電体層と、
    金属材料からなる金属反射層と、
    前記金属反射層と誘電体層との間に設けられた第一透明密着層とを含み、
    前記第一透明密着層の厚みは、0.1nm〜10nmであり、
    前記誘電体層は複数のアイランド状に形成されており、前記p層の表面積に占める占有率が10〜60%であると共に、前記アイランド状に形成された複数のアイランドの相互間に、光を反射させる材料が充填されて構成されていること
    を特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記誘電体層は、
    屈折率が前記p層よりも低い材料からなり、前記発光層の発光ピーク波長λに対して、厚みが3/4λ以上の単層膜であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記誘電体層は、
    2種類以上の異なる材料が1ペア以上交互に積層されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  4. 前記第一透明密着層は、
    Ti系の酸化物を用いて構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  5. 前記第一透明密着層には、
    Nbがドープされていること
    を特徴とする請求項4記載の半導体発光素子。
  6. 前記第一透明密着層にドープされているNbの濃度は、2〜8%であること
    を特徴とする請求項5記載の半導体発光素子。
  7. 前記第一透明密着層は、
    Alを含む酸化物、Y、及びZnSのうちのいずれか一つを用いて構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  8. 前記反射層は、
    前記第一電極層と前記誘電体層との間に形成された、前記第一透明密着層と同じ組成の第二透明密着層を含むこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  9. 前記光を反射させる材料は、金属であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  10. 前記発光層は、
    前記n層の一部を除いた表面上に積層されており、
    前記n層における前記発光層が積層されていない部分に、他方の電極が形成されていること
    を特徴とする請求項記載の半導体発光素子。
  11. 前記基板の前記n層が積層された面とは反対側の面に、他方の電極が形成されていること
    を特徴とする請求項記載の半導体発光素子。
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