JP5607507B2 - ゲート装置 - Google Patents

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Description

この発明は、入出口における人や車両等の通行を制限するゲート装置に関し、特に、駅ホームにおいて列車に乗降する乗降客の通行を制限するゲート装置に関する。
従来、鉄道会社では、乗降客が駅ホームから線路内に落ちるのを防止するために、駅ホームの側端部に沿って落下防止柵を設置することを進めている。この落下防止柵は、駅ホームから線路内への乗客の転落を防止するだけでなく、駅ホームに停車している列車に乗降する乗降客の通路を確保しなければならない。例えば、駅ホームに停車した列車のドア(車両ドア)に対向する位置に、水平方向にスライドして開閉するスライドドアを設けた落下防止柵がある(特許文献1参照)。この落下防止柵は、通常、スライドドアを閉しており、駅ホームに停車した列車に対する乗降客の乗降を許可するときに開する構成である。スライドドアを開することにより、乗降客の通路を確保する。
また、上記スライドドアに換えて、駅ホームの側端部に立設した隣接する2本の支柱間に、この支柱に沿って上下方向にスライドする可動柵を掛け渡した落下防止柵も提案されている(特許文献2参照)。この落下防止柵は、駅ホームに停車した列車のドア(車両ドア)に対向する位置に、可動柵を設けている。落下防止柵は、通常、可動柵を数十cm〜1m程度の高さに位置しており、乗降客が駅ホームから線路内に落ちるのを防止している。また、駅ホームに停車した列車に対する乗降客の乗降を許可するときに、可動柵を数m(2〜3m)程度の高さまで引き上げ、当該列車に乗降する乗降客の通路を確保する。
特開2000− 16280号公報 特開2004−322823号公報
しかしながら、列車の種類によって、1つの車両(1車両)に設けられている車両ドアの個数が異なっている。また、車両の長さも、種類によって異なる。すなわち、列車の種類によって、車両ドアの間隔が異なっている。
落下防止柵は、上述したように、駅ホームに停車した列車に乗降する乗降客の通路を確保できなければならない。言い換えれば、落下防止柵は、設置した駅ホームに停車する全ての列車について、車両ドアに対向する位置がスライドドア、または可動柵によって開閉されなければならない。
特許文献1の落下防止柵は、スライドドアを開したときに、このスライドドアを収納する戸袋が必用である。この戸袋を設けるスペースが、スライドドアの幅や、スライドドアの間隔等を制限する。このため、停車する列車の種類が多い駅ホームの場合、全ての種類の列車について、スライドドアを、各種列車の車両ドアに対向させることが困難であった。また、ダイヤ改正等によって、新たに別の種類の列車が駅ホームに停車することになった場合、この列車の車両ドアと、スライドドアと、が対向しないこともある。
このように、駅ホームに停車する列車によって、適用可能な範囲が制限されたり、設置している落下防止柵によって停車可能な列車の種類が制限される(ダイヤ改正等を制限する。)等の問題があった。
また、特許文献2の構成では、可動柵を上下方向にスライドさせるので、特許文献1の構成のように戸袋を必用としない。したがって、この可動柵の幅の長さがある程度自由に設定できる。このため、上述した特許文献1のような問題は抑えられる。しかし、この可動柵を上下方向にスライドさせるために2〜3m程度の高さの支柱を駅ホームに立設しなければならない。一方で、地下鉄の駅ホームの場合には、天井の高さによって、立設できる支柱の高さが制限されるという問題がある。
この発明の目的は、適用可能な範囲が、設置する場所や、その環境による影響が抑えられ、且つ、可動支柱を上下方向にスライドしているときに、周辺にいる人の安全性を向上させたゲート装置を提供することにある。
この発明のゲート装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために以下の構成を備えている。
固定支柱は、入出口の両側のそれぞれに立設している。可動支柱は、固定支柱毎に、この固定支柱に対して上下方向にスライド自在に取り付けている。さらに、制止部材は、隣接する可動支柱間に掛け渡している。
このため、可動支柱、および制止バーを下限に下げているときに、制止部材が数十cm〜1m程度の高さに位置し、可動支柱、および制止部材を上限まで上げているときに、制止部材が2m程度の高さに達するようにしても、固定支柱、および可動支柱の高さが抑えられる。したがって、適用可能な範囲が、設置する場所や、その環境による影響が抑えられる。特に、駅ホームに適用する場合に、停車する列車の種類による制限や、駅ホームの天井高さ等の環境による影響が十分に抑えられる。
また、可動支柱は、固定支柱に対向する面側に、上端部から下方に延びる溝を形成している。これに対し、固定支柱は、可動支柱の溝に挿入する案内部材を取り付けている。したがって、可動支柱が上下方向にスライドするときに、この可動支柱が左右にぶれるのを抑えられる。
可動支柱は、溝にかかる天面側の開口面、および固定支柱に対向する開口面の上端を覆う被覆部材を貼付している。この被覆部材は、弾性性質をもつ素材であり、弾性ゴム、スポンジ、シリコン等の変形率が比較的大きい高分子素材で形成するのが好ましい。このため、可動支柱が下方向にスライドしているときに、この開口面から可動支柱内部に指や異物が入れられていても、被覆部材が指にあたって変形する。したがって、可動支柱を下方向にスライドしているときに、周辺にいる人がいたずら等で、可動支柱内部に指や異物を入れていても、その指や異物に対してほとんど衝撃を与えない。これにより、可動支柱を上下方向にスライドしているときにおける、周辺にいる人の安全性を向上させることができる。
また、被覆部材は、より変形しやすいように、その厚みが数mm程度のシート状に形成するのが好ましい。
また、被覆部材は、天面に貼付し、固定支柱に対向する面側を貼付しないで、フリーにしているのが、より好ましい。このようにすれば、被覆部材は上方に捲り上がるので、指や異物を挟んだときに与える衝撃を一層緩和できる。
この発明によれば、適用可能な範囲が、設置する場所や、その環境による影響が抑えられ、且つ、可動支柱を上下方向にスライドしているときにおける、周辺にいる人の安全性を向上させることができる。
落下防止柵の設置例を示す概略図である。 列車の車両ドアに対向する駅ホーム側から見た可動柵の概略の平面図である。 可動柵の主要部の構成を示すブロック図である。 可動柵の閉状態から、開状態への状態変化を説明する図である。 可動柵の開状態から、閉状態への状態変化を説明する図である。 閉状態である可動柵における固定支柱、および可動支柱の上端部付近を示す図である。 可動支柱が固定支柱に対して少し上方にスライドしている状態における固定支柱、および可動支柱の上端部付近を示す図である。 可動柵の水平方向の概略の断面図である。 固定支柱の上面とゴムシートの下端とが、指を挟んだ状態を示す図である。
以下、この発明にかかるゲート装置の実施形態について説明する。ここでは、駅ホームで列車を待っている乗客が駅ホームから線路内に落下するのを防止する落下防止柵を例にして説明する。
図1は、駅ホームにおける落下防止柵の設置例を示す概略図である。図1(A)は、駅ホームを上方から見た平面図であり、図1(B)は、駅ホームの側端部を対向する側から見た平面図である。この落下防止柵は、図1に示すように、駅ホームの側端部に沿って、適当な間隔(2m〜3m間隔)で設置した複数の可動柵1を有している。各可動柵1が、この発明で言うゲート装置に相当する。
上述したように、列車は、その種類によって車両ドアの間隔が異なる。この落下防止柵は、設置した駅ホームに停車する列車の種類に関係なく、可動柵1をこれらの列車の車両ドアに対向させるため、駅ホームに停車する列車の車両ドアの幅よりも広くしている。可動柵1を開することにより、列車に乗降する乗降客の通路を確保する。また、可動柵1を閉することにより、駅ホームにいる乗降客等が線路内に落ちるのを防止する。また、駅ホームにいる乗降客等が、隣接する可動柵1間から線路内に落ちるのを防止するために、固定バー2を隣接する可動柵1間に掛け渡している。図1では、隣接する可動柵1間に、2本の固定バー2を上下に並べて掛け渡した例を示しているが、固定バー2の本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
なお、可動柵1は、駅ホームに停車する列車の種類毎に、その列車の車両ドアの全体が対向すればよく、列車ドアでない部分と対向する部分があっても、特に問題はない。
図2は、列車の車両ドアに対向する駅ホーム側から見た平面図である。図2は、可動柵が閉している状態(閉状態)である。
この可動柵1は、2本の固定支柱11と、2本の可動支柱12と、2本の制止バー13、14と、を備えている。固定支柱11は、駅ホームの側端部に立設している。駅ホームには、固定支柱11の設置位置に台座が取り付けられている。2本の固定支柱11の間が、列車に乗降する乗降客の通路になる。言い換えれば、2本の固定支柱11は、駅ホームに停車する列車の種類に関係なく、各列車の車両ドアが対向する位置をカバーするように設置している。固定支柱11は、その高さが130〜150cm程度である。また、固定支柱11は、100kgf程度のもたれ荷重に耐える鋼材である。
2本の可動支柱12は、固定支柱11毎に、その固定支柱11に対して上下方向にスライド自在に取り付けている。可動支柱12は、固定支柱11の背面(線路側)に取り付けている。可動支柱12は、その高さが130cm程度の鋼材である。制止バー13、14は、2本の可動支柱12間に上下に並べて掛け渡している。上側に位置する制止バー13(以下、上側制止バー13と言うこともある。)は、可動支柱12の上端部付近に固定している。一方、下側に位置する制止バー14(以下、下側制止バー14と言うこともある。)は、可動支柱12に対して上下方向にスライド自在に取り付けている。
可動柵1が図2に示す閉状態であるとき、上側制止バー13は駅ホームの上面から130cm程度の高さであり、下側制止バー14は駅ホームの上面から65cm程度の高さである。制止バー13、14は、例えばその径が48mm、厚さ3.5mmのPC管である。下側制止バー14は、可動柵1が閉状態であるときに、幼児(2歳児の身長80〜90cm)や、車椅子利用者(車椅子の肘掛け高さ60cm程度)が、駅ホーム上面と、下側制止バー14との間を通って、線路に落ちるのを防止する高さである。また、下側制止バー14は、駅ホームにいる乗降客等が足を掛けにくい高さでもある。
なお、制止バー13、14は、乗降客等の通行を制限することができればよく、ロープや、プレート等におきかえて構成してもよい。
また、隣接する可動柵1間には、上述した2本の固定バー2を上下に並べて、固定支柱11に掛け渡している。下側の固定バー2は、駅ホームの上面から65cm程度の高さであり、上側の固定バー2は駅ホームの上面から130cm程度の高さである。固定バー2は、例えばその径が50mm、厚さ2mmのSUS管である。このように、固定バー2を固定支柱11に取り付けているので、固定バー2を取り付ける支柱を別途用意する必要がなく、駅ホームの美観を損なうことがないとともに、落下防止柵の設置コストを抑えることができる。
図3は、この可動柵の主要部の構成を示すブロック図である。この可動柵1は、制御部50と、可動支柱駆動制御部51と、可動支柱駆動モータ52と、制止バー駆動制御部53と、制止バー駆動モータ54と、通信部55と、報知部56と、を備えている。
制御部50は、可動柵1各部の動作を制御する。上述したように、可動柵1は、乗降客の通路の両側に固定支柱11を、設置しているとともに、この固定支柱11に対して上下方向にスライド自在に可動支柱12を取り付けている。可動柵1は、固定支柱11毎に可動支柱駆動モータ52を設けている。可動支柱駆動制御部51は、制御部50からの指示にしたがって、2本の可動支柱12が略同じ高さで変位するように、2本の固定支柱11に設けている可動支柱駆動モータ52を連動して制御する。
固定支柱11は、上下方向に回転駆動される無端ベルトをその内部に張架している。可動支柱12は、固定支柱11の内部に設けた、無端ベルトに結合している。この無端ベルトは、可動支柱駆動モータ52の駆動力により回転駆動される。可動支柱12は、無端ベルトの回転にともない、固定支柱11に対して上下方向にスライドする。可動支柱駆動モータ52は、正方向(可動支柱12が上昇する方向)、および逆方向(可動支柱12が下降する方向)に回転できる。
なお、可動支柱駆動制御部51は、固定支柱11に対する可動支柱12の位置が下限位置にあること、および、固定支柱11に対する可動支柱12の位置が上限位置にあることを検出するセンサ(不図示)を有している。また、可動支柱駆動モータ52に設けたエンコーダにより、可動支柱駆動モータ52の駆動量にともなう可動支柱12の変位量が得られる構成である。
また、可動柵1は、2本の固定支柱11に対して上下方向にスライド自在に取り付けた可動支柱12間に、2本の制止バー13、14を掛け渡している。上側制止バー13は、上述したように、可動支柱12の上端部付近に固定している。また、下側制止バー14は、可動支柱12に対して上下方向にスライド自在に取り付けている。可動柵1は、可動支柱12毎に制止バー駆動モータ54を設けている。制止バー駆動制御部53は、制御部50からの指示にしたがって、下側制止バー14の両端が可動支柱12に対して略同じ高さで変位するように、2本の可動支柱12に設けている制止バー駆動モータ54を連動して制御する。
可動支柱12は、上下方向に回転駆動される無端ベルトをその内部に張架している。下側制止バー14は、この無端ベルトに連結している。この無端ベルトは、制止バー駆動モータ54の駆動力により回転駆動される。下側制止バー14は、無端ベルトの回転にともない、可動支柱12に対して上下方向にスライドする。制止バー駆動モータ54は、正方向(下側制止バー14が上昇する方向)、および逆方向(下側制止バー14が下降する方向)に回転できる。
なお、上側制止バー13は、無端ベルトを張架する軸として利用している。また、制止バー駆動制御部53は、可動支柱12に対する下側制止バー14の位置が下限位置にあること、および、可動支柱12に対する下側制止バー14の位置が上限位置にあることを検出するセンサ(不図示)を有している。また、制止バー駆動モータ54に設けたエンコーダにより、制止バー駆動モータ54の駆動量にともなう下側制止バー14の変位量が得られる構成である。
通信部55は、駅ホームに停車した列車や、駅務室に設置された管理装置等の上位装置との間における通信を制御する。列車との通信は、公知のトランスポンダを経由して行う。報知部56は、乗降客や、駅係員等に対して、音声等による警告報知を行う。
次に、この可動柵1の開閉動作について簡単に説明しておく。図4は、この可動柵の閉状態から、開状態状への変化を説明する図である。
可動柵1は、通常、閉状態であり、駅ホームに列車が到着すると、開状態に移行する。そして、列車に対する乗降客の乗降が完了すると、閉状態に移行する。
可動柵1は、通信部55において開指示を受信すると、可動支柱駆動制御部51が可動支柱駆動モータ52を駆動し、可動支柱12を上方にスライドする。図4(A)は、可動柵1の閉状態を示している。このとき、可動支柱駆動制御部51は、可動支柱駆動モータ52の回転速度を予め定めた通常速度にする定電力制御を行い、可動支柱12を上方にスライドする。例えば、可動支柱12を、40cm/sで上方にスライドする。このとき、可動支柱駆動モータ52は正回転されている。可動支柱駆動制御部51は、可動支柱12が上限位置に達すると、可動支柱駆動モータ52を停止する(図4(B)参照)。
その後、制止バー駆動制御部53が制止バー駆動モータ54を駆動し、下側制止バー14を上方にスライドする。このとき、制止バー駆動制御部53は、制止バー駆動モータ54の回転速度を予め定めた通常速度にする定電力制御を行い、下側制止バー14を上方にスライドする。例えば、下側制止バー14を、40cm/sで上方にスライドする。このとき、制止バー駆動モータ54は正回転されている。制止バー駆動制御部53は、下側制止バー14が上限位置に達すると、制止バー駆動モータ54を停止する(図4(C)参照)。この状態が、開状態である。この開状態であるとき、下側制止バー14は、駅ホームの上面から、2m程度の高さに位置する。
次に、可動柵1の開状態から閉状態への状態変化について説明する。図5は、可動柵の開状態から、閉状態への状態変化を説明する図である。図5(A)は、図4(C)と同様に、可動柵1の開状態を示している。
可動柵1は、通信部55において閉指示を受信すると、可動支柱駆動制御部51が可動支柱駆動モータ52を駆動し、可動支柱12を下方にスライドする。このとき、可動支柱駆動制御部51は、可動支柱駆動モータ52の回転速度を予め定めた通常速度にする定電力制御を行い、可動支柱12を下方にスライドする。例えば、可動支柱12を、40cm/sで下方にスライドする。このとき、可動支柱駆動モータ52は逆回転されている。可動支柱駆動制御部51は、可動支柱12が下限位置に達すると、可動支柱駆動モータ52を停止する(図5(B)参照)。
その後、制止バー駆動制御部53が制止バー駆動モータ54を駆動し、下側制止バー14を下方にスライドする。このとき、制止バー駆動制御部53は、制止バー駆動モータ54の回転速度を予め定めた通常速度にする定電力制御を行い、下側制止バー14を下方にスライドする。例えば、下側制止バー14を、40cm/sで下方にスライドする。このとき、制止バー駆動モータ54は逆回転されている。制止バー駆動制御部53は、下側制止バー14が下限位置に達すると、制止バー駆動モータ54を停止する(図5(C)参照)。この状態が、閉状態である。図5(C)は、図4(A)と同じ閉状態である。
図6は、閉状態である可動柵における固定支柱、および可動支柱の上端部付近を示す図である。また、図7は、可動支柱が固定支柱に対して少し上方にスライドしている状態における固定支柱、および可動支柱の上端部付近を示す図である。図6に示すように、閉状態であるとき、可動支柱12は、固定支柱11の上端より少し上方に突出している。また、可動支柱12は、固定支柱11の対向面に上端から、下端に延びる略直線上の開口面21を形成している。可動支柱12は、開口面21に連通する内部に、この開口面21に沿って上端から、下端に延びる略直線上の案内溝22を形成している。
この案内溝22は、図8に示すように、水平方向の断面がT字形状である。図8は、可動柵の水平方向の概略の断面図である。また、可動支柱12は、天面に、この案内溝22に連通する開口面(不図示)を形成している。
さらに、可動支柱12は、この天面の開口面を覆うゴムシート30を貼付している。このゴムシート30は、図6、および図7において太線で示す、可動支柱12の天面に位置する周囲を接着剤で貼付しているが、固定支柱11に対向する面側における周囲については、接着剤で貼付しておらず、フリーである。すなわち、ゴムシート30は、その下端を可動支柱12の天面側に捲り上げることができる。
また、固定支柱11は、可動支柱12の案内溝22に挿入される案内部材23を上端部に取り付けている。また、この案内部材23は、案内溝22の壁面に周接するローラ24、25を取り付けいている。このローラ24、25は、案内部材23の端部を固定軸とし、ここにベアリングを取り付けた構造である。ローラ24、25は、可動支柱12が上下方向にスライドするときに、案内溝22の壁面に周接し回転する。
なお、上述したように、固定支柱11は、上下方向に回転駆動される無端ベルトをその内部に張架している。また、可動支柱12は、固定支柱11の内部に設けた、無端ベルトに結合している。そして、この無端ベルトを可動支柱駆動モータ52の駆動力により回転駆動することにより、可動支柱12を固定支柱11に対して上下方向にスライドする構成である。したがって、固定支柱11に対する可動支柱12の上下方向のスライドがスムーズに行える。
可動支柱12は、案内溝22に連通する開口面(不図示)を天面に形成しているが、この天面の開口面については、上述したようにゴムシート30で覆っている。したがって、この開口面から可動支柱12内部に、異物が入るのを防止できる。このため、案内部材23や、この案内部材23に取り付けているローラ24、25等に異物が絡み付くのを抑えられる。
また、図6に示すように、可動支柱12が固定支柱11に対する下限位置に位置している状態では、可動支柱12の案内溝22に連通する開口面21は、その前方に位置する固定支柱11によって覆われている。一方、図7に示すように、可動支柱12が固定支柱11に対する下限位置よりも上方に位置している状態では、可動支柱12の案内溝22に連通する開口面21は、固定支柱11の上端よりも上側に位置する部分で露出する。この開口面21は、案内溝22に連通している。このため、可動支柱12が固定支柱11に対する下限位置よりも上方に位置している状態では、駅ホームにいる乗降客が、指や異物を開口面21を通して案内溝22に入れることができる。
可動支柱12を固定支柱11に対して下方にスライドしているときに、駅ホームにいる乗降客が、指や異物を開口面21を通して案内溝22に入れていると、可動支柱12が下限位置付近まで下がったときに、この指や異物を、固定支柱11の天面とゴムシート30の下端とで挟むことになる。例えば、図9は、指が固定支柱11の天面とゴムシート30の下端との間に挟まれた状態を示す概略図である。
しかし、開口面21を通して案内溝22に入れられている指や異物を挟んだときに、ゴムシート30は変形する。しかも、ゴムシート30は下端を貼付していないので、可動支柱の天面側に捲り上がる。このため、開口面21を通して案内溝22に入れられている乗降客の指を怪我させたり、異物を破損させたりするのを防止できる。したがって、可動支柱12を上下方向にスライドしているときにおける、周辺にいる人の安全性を向上させることができる。
なお、ゴムシート30は、変形率が比較的大きい他の高分子素材(例えば、スポンジやシリコン)で形成したものに置き換えてもよい。また、ゴムシート30は、開口面21を通して案内溝22に入れられている指や異物を挟んだときに、十分な変形が生じるのであれば、シート形状でなくてもよい。
また、上記の例では、本願発明を駅ホームに設置される可動柵1に適用した場合を例にして説明したが、工事現場等において車両が出入りする出入口等に設けるゲート装置としても利用できる。
1…可動柵
2…固定バー
11…固定支柱
12…可動支柱
13…上側制止バー
14…下側制止バー
21…開口面
22…案内溝
23…案内部材
24、25…ローラ
30…ゴムシート

Claims (5)

  1. 入出口の両側に立設した2本の固定支柱のそれぞれに、可動支柱を上下方向にスライド自在に取り付け、制止部材を前記可動支柱間に掛け渡したゲート装置であって、
    前記可動支柱は、前記固定支柱に対向する面側に、上端から下方に延びる溝を形成し、
    前記固定支柱は、前記可動支柱の前記溝に挿入する案内部材を取り付け、
    さらに、前記可動支柱は、前記溝にかかる天面側の開口面、および前記固定支柱に対向する開口面の上端部を覆う被覆部材を貼付し、
    前記被覆部材は、弾性性質をもつ素材である、ゲート装置。
  2. 前記被覆部材は、シート状に形成している、請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記被覆部材は、天面に貼付し、前記固定支柱に対向する面側を貼付していない、請求項1、または2に記載のゲート装置。
  4. 前記溝、および前記案内部材は、水平方向の断面がT字形状である、請求項1〜3のいずれかに記載のゲート装置。
  5. 前記案内部材は、前記溝の壁面に当接するローラを端部に取り付けている、請求項1〜4のいずれかに記載のゲート装置。
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