JP5606464B2 - データ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、データ管理システムに関する。
近年、留守電システムが広く普及している(例えば、特許文献1を参照)。留守電システムでは、発信者の電話機は、着信者の電話機に接続できない場合、留守電システムに接続される。そして、発信者は、留守電システムに、着信者宛のメッセージを録音することができる。
一方、近年、災害伝言ダイヤルシステムも普及しつつある(例えば、特許文献2を参照)。被災者は、電話機を用いて、特番(171番)、サービスの種別番号(1番)、及び本人の電話機の電話番号をダイヤルすることにより、災害伝言ダイヤルシステムにメッセージを録音することができる。そのメッセージは、被災地の番号帯に応じて、全国数か所に設置されたストレージのいずれかに格納される。
また、被災者の関係者(以下「確認者」という。)は、電話機を用いて、特番、サービスの種別番号(2番)、及び被災者の電話機の電話番号をダイヤルすることにより、災害伝言ダイヤルシステムから、被災者のメッセージを再生することができる。より詳細には、確認者が、電話機を用いて、特番、サービスの種別番号、及び被災者の電話機の電話番号をダイヤルすると、確認者側の交換機は、その電話番号から、被災者のメッセージが格納されたストレージを特定する。そして、その交換機は、特定したストレージに、確認者の電話機を接続し、被災者のメッセージを再生させる。
特開平10−336743号公報 特開2007−189393号公報
災害時には、確認者は、被災者の安否を確認するために、被災者の電話機にダイヤルするのが一般的である。しかしながら、災害時には、電話設備の損壊、電話回線の輻輳、被災者の電話機の紛失等により、確認者の電話機は、被災者の電話機に接続できない場合も多い。その場合、確認者の電話機は、一般には、留守電システムに接続されることになる。
しかしながら、留守電システムは、災害伝言ダイヤルシステムとは異なるシステムであり、それらは相互に連携していない。したがって、被災者が、災害伝言ダイヤルシステムにメッセージを録音していたとしても、確認者は、その再生を行うどころか、その存在すら知ることができない。
図10は、それらの関係を示す模式図である。被災者1001が、災害伝言ダイヤルシステム1002にメッセージを録音していたとしても、確認者1003の電話機は、交換機1004を介して、留守電システム1005に接続されてしまい、確認者1003は、被災者1001のメッセージの存在すら知ることができない。
確認者が、災害伝言ダイヤルシステムの存在及び特番を知っており、且つ機転が利けば、被災者のメッセージの存在を察し、災害伝言ダイヤルシステムにダイヤルし、その再生を行うことも可能ではある。しかしながら、そのためには、確認者は、特番、サービスの種別番号、及び被災者の電話機の電話番号を、再度ダイヤルしなければならない。
さらに、被災者のメッセージは、被災地の番号帯に応じて、全国数か所に設置されたストレージのいずれかに格納されている。したがって、災害の発生状況によっては、特定の電話回線及び/又はストレージに負荷が集中し、その再生が困難になることも考えられる。
図11は、その様子を示す模式図である。番号帯Bに属する被災者1102〜1104の数が多いため、対応するストレージ1106に格納されるメッセージの数も多くなり、確認者1108〜1110からストレージ1106への接続の数も多くなる。その結果、交換機1112、ストレージ1106等に負荷が集中することになり、割り当てられている容量によっては、ストレージ1106に格納されているメッセージの再生が困難になることも起こりうる。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、災害時に、簡便且つ確実に被災者からのメッセージ等のデータを確認者に提供することを可能とするデータ管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係るデータ管理システムは、第1の端末と、第1の端末と異なる第2の端末と、第1の端末からのデータを管理する安否確認サーバ装置と、第2の端末から送信され、第1の端末への接続が不可であるために転送された、第2の端末から第1の端末への接続要求を受信し、第1の端末へのデータを管理する留守電サーバ装置と、を有するデータ管理システムであって、安否確認サーバ装置は、第1の端末毎に第1の端末からのデータを記憶するための記憶部を有し、留守電サーバ装置は、接続要求を受信した場合、安否確認サーバ装置の記憶部にデータが記憶されているか否かを判定する判定部と、記憶部にデータが記憶されている場合、記憶部からデータを取得して第2の端末に送信する送信部と、を有する。
また、本発明に係るデータ管理システムにおいて、第1の端末への接続が不可である理由が所定の理由である場合に限り、送信部は、記憶部からデータを取得することが好ましい。
また、本発明に係るデータ管理システムにおいて、データ管理システムは、安否確認サーバ装置及び留守電サーバ装置をそれぞれ複数有し、複数の安否確認サーバ装置は、それぞれの記憶部にデータを重複して格納し、接続要求は、複数の留守電サーバ装置のうち、既定の留守電サーバ装置に転送され、送信部は、複数の安否確認サーバ装置のそれぞれの記憶部のうち、既定の記憶部からデータを取得することが好ましい。
本発明に係るデータ管理システムは、災害時に、留守電サーバ装置を介して、安否確認サーバ装置に記憶されているデータの提供を可能とし、また、いずれの留守電サーバ装置を介しても、データの提供を可能とすることにより、安否確認サーバ装置と留守電サーバ装置を相互に連携させ、データの提供を簡便に且つ確実に行うことを可能とする。
第1の実施形態による安否確認システムの概略構成図である。 携帯電話機の概略構成図である。 安否確認サーバ装置の概略構成図である。 留守電サーバ装置の概略構成図である。 携帯電話機間の接続の様子を示す模式図である。 安否確認システムの動作を示すシーケンス図である。 安否確認システムの動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態による留守電サーバ装置の概略構成図である。 安否確認システムの動作を示すシーケンス図である。 災害伝言ダイヤルシステムと留守電システムの関係を示す模式図である。 特定の交換機等への過負荷の様子を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
本実施形態では、被災者は、本人の携帯電話機を用いて、安否確認サーバ装置に安否メッセージを録音するものとする。また、確認者は、同じく携帯電話機を用いて、被災者の携帯電話機にダイヤルし、接続できない場合、転送された留守電サーバ装置を介して、安否確認サーバ装置に録音されている被災者の安否メッセージを再生するものとする。
図1は、安否確認システム1の概略構成図である。
図1に示されるように、安否確認システム1は、少なくとも1台の携帯電話機2と、安否確認サーバ装置5と、留守電サーバ装置7を有する。携帯電話機2と、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7は、回線交換網、即ち基地局3、交換機4、中継交換機9等を介して相互に接続される。
また、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7は、それぞれ外部記憶装置6、8に接続する。安否確認サーバ装置5は、一の外部記憶装置6を専有するのに対して、留守電サーバ装置7は、他の留守電サーバ装置7と、すべての外部記憶装置8を共有する。安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7と、外部記憶装置6、8は、パケット交換網を介して相互に接続される。
図2は、携帯電話機2の概略構成図である。
携帯電話機2は、他の携帯電話機2に接続し、ユーザ間の通話を可能とする。また、携帯電話機2は、安否確認サーバ装置5に接続し、安否メッセージの録音及び再生を可能とする。さらに、携帯電話機2は、留守電サーバ装置7に接続し、留守電メッセージの録音及び再生並びに安否メッセージの再生を可能とする。そのために、携帯電話機2は、通信部21と、記憶部22と、処理部23と、操作部24と、表示部25と、音声処理部26と、マイク27と、スピーカ28を有する。
通信部21は、携帯電話機2を回線交換網に接続するための通信インターフェース回路を有する。通信部21は、基地局3により割り当てられるチャネルを介して、基地局3との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局3との間で電話通信及び情報通信を行う。そして、通信部21は、他の携帯電話機2、安否確認サーバ装置5、留守電サーバ装置7等から受信したデータを、処理部23に渡す。また、通信部21は、処理部23から受け取ったデータを、他の携帯電話機2、安否確認サーバ装置5、留守電サーバ装置7等に送信する。このため、ユーザは、他のユーザとの通話が可能となる。また、通信部21は、テレビ放送を受信するアンテナ、GPS(Global Positioning System)信号を受信するアンテナ等も有する。
記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。記憶部22は、処理部23での処理に用いられるアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。記憶部22は、例えば、アプリケーションプログラムとして、発信、着信、及び通話を行うアプリケーションプログラム、通話中に文字情報の送受信を行うアプリケーションプログラム、メールの送受信を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、記憶部22は、データとして、画像データ、音声データ、文字変換のための辞書データ、アドレス帳データ等を記憶する。さらに、記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを、一時的に記憶してもよい。
処理部23は、1個または複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部23は、携帯電話機2の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPU(Central Processing Unit)である。即ち、処理部23は、携帯電話機2の各種の処理が操作部24の操作、記憶部22に記憶されているソフトウェア等に応じて適切な手順で実行されるように、通信部21、表示部25等の動作を制御する。処理部23は、記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部23は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム、ソフトウェア等)を並列で実行することができる。
操作部24は、携帯電話機2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、このデバイスを用いて、電話番号、文字等を入力することが可能となる。操作部24は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、処理部23に入力される。
表示部25も、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部25は、処理部23から供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
音声処理部26は、マイク27に入力される音声信号及びスピーカ28から出力される音声信号の処理を実行する。
図3は、安否確認サーバ装置5の概略構成図である。
安否確認サーバ装置5は、携帯電話機2と接続し、ユーザの指示に応じて、安否メッセージの録音及び再生を行う。また、安否確認サーバ装置5は、留守電サーバ装置7と接続し、その要求に応じて、安否メッセージの配信を行う。そのために、安否確認サーバ装置5は、第1通信部51と、記憶部52と、処理部53と、第2通信部54を有する。
第1通信部51は、安否確認サーバ装置5を回線交換網に接続するための通信インターフェース回路を有する。第1通信部51は、携帯電話機2から受信したデータを、処理部53に渡す。また、第1通信部51は、処理部53から受け取ったデータを、携帯電話機2に送信する。
記憶部52は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。記憶部52は、処理部53での処理に用いられるアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。記憶部52は、例えば、データとして、携帯電話機2に送信されるガイダンスに係る音声データ等を記憶する。さらに、記憶部52は、所定の処理に係る一時的なデータを、一時的に記憶してもよい。
処理部53は、1個または複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部53は、安否確認サーバ装置5の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPUである。即ち、処理部53は、安否確認サーバ装置5の各種の処理が記憶部52に記憶されているソフトウェア等に応じて適切な手順で実行されるように、第1通信部51、第2通信部54等の動作を制御する。処理部53は、記憶部52に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部53は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム、ソフトウェア等)を並列で実行することができる。
処理部53は、制御部531と、安否メッセージ録音部532と、安否メッセージ再生部533と、安否メッセージ配信部534を有する。処理部53が有するこれらの各部は、処理部53が有するプロセッサ上で実行されるアプリケーションプログラムにより実装される機能モジュールである。あるいは、処理部53が有するこれらの各部は、ファームウェアとして安否確認サーバ装置5に実装されてもよい。
制御部531は、交換機4から、サービスの種別番号(安否メッセージの録音又は再生)、携帯電話機2の電話番号等を含む接続要求を受信する。受信した接続要求に含まれる種別番号が安否メッセージの録音を示す場合、制御部531は、安否メッセージ録音部532に、安否メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。
安否メッセージ録音部532は、記憶部52に記憶されている安否メッセージを録音する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、安否メッセージ録音部532は、携帯電話機2から、安否メッセージに係る音声信号を受信する。安否メッセージ録音部532は、受信した音声信号を、音声データとして保持する。そして、安否メッセージ録音部532は、解放要求を、携帯電話機2に送信する。
安否メッセージ録音部532は、受信した接続要求に含まれる電話番号、音声データ等を含む格納要求を、外部記憶装置6に送信する。また、安否メッセージ録音部532は、その格納要求を、他の安否確認サーバ装置5に係る外部記憶装置6にも一斉送信する。さらに、安否メッセージ録音部532は、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む記録要求を、留守電サーバ装置7に送信する。
また、受信した接続要求に含まれる種別番号が安否メッセージの再生を示す場合、制御部531は、安否メッセージ再生部533に、安否メッセージの再生に係る処理の実行を指示する。
安否メッセージ再生部533は、記憶部52に記憶されている留守電メッセージを再生する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、安否メッセージ再生部533は、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む取得要求を、外部記憶装置6に送信する。そして、安否メッセージ再生部533は、外部記憶装置6から、安否メッセージに係る音声データを受信する。安否メッセージ再生部533は、受信した音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、安否メッセージ再生部533は、解放要求を、携帯電話機2に送信する。
また、制御部531は、留守電サーバ装置7から、携帯電話機2の電話番号等を含む配信要求を受信する。制御部531は、安否メッセージ配信部534に、安否メッセージの配信に係る処理の実行を指示する。
安否メッセージ配信部534は、受信した配信要求に含まれる電話番号等を含む取得要求を、外部記憶装置6に送信する。また、安否メッセージ配信部534は、外部記憶装置6から、安否メッセージに係る音声データを受信する。そして、安否メッセージ配信部534は、受信した音声データを、留守電サーバ装置7に送信する。
第2通信部54は、安否確認サーバ装置5をパケット交換網に接続するための通信インターフェース回路を有する。第2通信部54は、外部記憶装置6又は留守電サーバ装置7から受信したデータを、処理部53に渡す。また、第2通信部54は、処理部53から受け取ったデータを、外部記憶装置6又は留守電サーバ装置7に送信する。
外部記憶装置6は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。外部記憶装置6は、処理部53での処理に用いられるデータ等を記憶する。外部記憶装置6は、例えば、携帯電話機2の電話番号毎に、安否メッセージに係る音声データ等を記憶する。なお、これらのデータは、安否メッセージ録音部532の動作から明らかなように、すべての外部記憶装置6の間で同期が取られる。
外部記憶装置6は、安否確認サーバ装置5から、携帯電話機2の電話番号、音声データ等を含む格納要求を受信する。外部記憶装置6は、受信した格納要求に含まれる電話番号をキーとして、同じく含まれる音声データを、不図示の記憶部に格納する。
また、外部記憶装置6は、安否確認サーバ装置5から、携帯電話機2の電話番号等を含む取得要求を受信する。外部記憶装置6は、受信した取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部から音声データを抽出する。そして、外部記憶装置6は、抽出した音声データを、安否確認サーバ装置5に送信する。
図4は、留守電サーバ装置7の概略構成図である。
留守電サーバ装置7は、携帯電話機2と接続し、留守電メッセージの録音及び再生を行う。また、留守電サーバ装置7は、安否確認サーバ装置5に接続し、安否メッセージの配信を要求する。そのために、留守電サーバ装置7は、第1通信部71と、記憶部72と、処理部73と、第2通信部74を有する。
第1通信部71は、留守電サーバ装置7を回線交換網に接続するための通信インターフェース回路を有する。第1通信部71は、携帯電話機2から受信したデータを、処理部53に渡す。また、第1通信部51は、処理部53から受け取ったデータを、携帯電話機2に送信する。
記憶部72は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。記憶部72は、処理部73での処理に用いられるアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。記憶部72は、例えば、データとして、携帯電話機2に送信されるガイダンスに係る音声データ等を記憶する。さらに、記憶部72は、所定の処理に係る一時的なデータを、一時的に記憶してもよい。
処理部73は、1個または複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部73は、留守電サーバ装置7の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPUである。即ち、処理部73は、留守電サーバ装置7の各種の処理が記憶部72に記憶されているソフトウェア等に応じて適切な手順で実行されるように、第1通信部71、第2通信部74等の動作を制御する。処理部73は、記憶部72に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部73は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム、ソフトウェア等)を並列で実行することができる。
処理部73は、制御部731と、留守電メッセージ録音部732と、留守電メッセージ再生部733と、安否メッセージ記録部734と、プロファイル取得部735と、安否メッセージ再生部736を有する。処理部73が有するこれらの各部は、処理部73が有するプロセッサ上で実行されるアプリケーションプログラムにより実装される機能モジュールである。あるいは、処理部73が有するこれらの各部は、ファームウェアとして留守電サーバ装置7に実装されてもよい。
制御部731は、安否確認サーバ装置5から、携帯電話機2の電話番号等を含む記録要求を受信する。制御部731は、安否メッセージ記録部734に、安否メッセージの有無の記録に係る処理の実行を指示する。
安否メッセージ記録部734は、受信した記録要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、受信した記録要求に含まれる電話番号等を含む記録要求を送信する。
また、制御部731は、交換機4から、携帯電話機2の電話番号、接続不可の理由を示す理由番号等を含む接続要求を受信する。制御部731は、プロファイル取得部735に、プロファイルデータの取得に係る処理の実行を指示する。
プロファイル取得部735は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、その電話番号等を含むプロファイル取得要求を送信する。また、プロファイル取得部735は、外部記憶装置8からプロファイルデータを受信する。
受信した接続要求が転送呼である場合、制御部731は、受信した接続要求に含まれる理由番号に基づいて、記憶部72に記憶されている不図示のテーブル等を参照し、正常(例えば、携帯電話機2へのルートがない、携帯電話機2が通話中である、携帯電話機2から応答がない等)又は異常(例えば、利用可回線/チャネルがない、交換機4が輻輳している、交換機4が規制モードに移行している等)のいずれの理由による接続不可なのかを判定する。そして、異常理由による接続不可である場合、制御部731は、受信したプロファイルデータに含まれる状態番号を参照し、その状態番号が安否メッセージ有りを示す場合、制御部731は、安否メッセージ再生部736に、安否メッセージの再生に係る処理の実行を指示する。
安否メッセージ再生部736は、記憶部72に記憶されている安否メッセージを再生する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、安否メッセージ再生部736は、受信した接続要求に含まれる電話番号を含む配信要求を、安否確認サーバ装置5に送信する。そして、安否メッセージ再生部736は、安否確認サーバ装置5から、安否メッセージに係る音声データを受信する。安否メッセージ再生部736は、受信した音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。
続いて、制御部731は、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。
留守電メッセージ録音部732は、記憶部72に記憶されている留守電メッセージを録音する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、留守電メッセージ録音部732は、携帯電話機2から、留守電メッセージに係る音声信号を受信する。留守電メッセージ録音部732は、受信した音声信号を、音声データとして保持する。そして、留守電メッセージ録音部732は、解放要求を、携帯電話機2に送信する。
留守電メッセージ録音部732は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、その電話番号、音声データ等を含む格納要求を送信する。
また、受信したプロファイルデータに含まれる状態番号が安否メッセージ無しを示す場合、制御部731は、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。
また、正常理由による接続不可である場合、制御部731は、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。
また、受信した接続要求が直接呼である場合、制御部731は、留守電メッセージ再生部733に、留守電メッセージの再生に係る処理の実行を指示する。
留守電メッセージ再生部733は、記憶部72に記憶されている留守電メッセージを再生する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、留守電メッセージ再生部733は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、その電話番号を含む取得要求を送信する。そして、留守電メッセージ再生部733は、外部記憶装置8から、留守電メッセージに係る音声データを受信する。留守電メッセージ再生部733は、受信した音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、留守電メッセージ再生部733は、解放要求を、携帯電話機2に送信する。
外部記憶装置8は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも何れか一つを有する。外部記憶装置8は、処理部73での処理に用いられるデータ等を記憶する。外部記憶装置8は、例えば、携帯電話機2の電話番号毎に、安否メッセージの有無を示す状態番号等を含むプロファイルデータ、留守電メッセージに係る音声データ等を記憶する。なお、これらのデータは、携帯電話機2の電話番号、ユーザの住所等に応じて、全国数か所(例えば、東日本及び西日本)に設置された外部記憶装置8のいずれかに格納されるものとする。
外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から、携帯電話機2の電話番号、音声データ等を含む格納要求を受信する。外部記憶装置8は、受信した格納要求に含まれる電話番号をキーとして、同じく含まれる音声データを、不図示の記憶部に格納する。
また、外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から、携帯電話機2の電話番号等を含む取得要求を受信する。外部記憶装置8は、受信した取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部から音声データを抽出する。そして、外部記憶装置8は、抽出した音声データを、留守電サーバ装置7に送信する。
また、外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から、携帯電話機2の電話番号等を含む記録要求を受信する。外部記憶装置8は、受信した記録要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部からプロファイルデータを特定し、安否メッセージ有りを示す状態番号を格納する。
また、外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から、携帯電話機2の電話番号等を含むプロファイル取得要求を受信する。外部記憶装置8は、受信したプロファイル取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部からプロファイルデータを抽出する。そして、外部記憶装置8は、抽出したプロファイルデータを、留守電サーバ装置7に送信する。
図5は、携帯電話機2の間の接続の様子を示す模式図である。ここで、携帯電話機2aのユーザは、携帯電話機2b、2c、2fのいずれかに発信するものとする。また、携帯電話機2c、2d、2eは、通話中であるとする。
この場合、携帯電話機2bは接続可であるため、交換機4bからは、接続完了の接続応答が返信される。また、携帯電話機2cは通話中であり、接続不可であるため、交換機4cからは、解放要求の接続応答と、携帯電話機2cは通話中である旨を示す理由番号が返信される。また、携帯電話機2f自体は接続可であるが、携帯電話機2d、2eの通話等により、交換機4dの輻輳が検知された場合、交換機4dからは、解放要求の接続応答と、交換機4dが輻輳している旨を示す理由番号が返信される。したがって、交換機4から返信される接続応答に基づいて、被災地にある携帯電話機2への発信なのか否かを、概ね判定することができる。
なお、交換機4等の輻輳は、例えば、発呼数、着呼数、使用回線数等に基づいて自動で検知されうる。あるいは、災害時等、交換機4等の輻輳が予想される場合、運用管理システム(オペレータ)により手動で、交換機4等を規制モードに移行させてもよい。
図6は、被災者が安否メッセージの録音を行う際の、安否確認システム1の動作を示すシーケンス図である。なお、以下に説明する動作シーケンスは、予め記憶部22、52、72に記憶されているプログラムに基づき、主に処理部23、53、73により、携帯電話機2、安否確認サーバ装置5、及び留守電サーバ装置7の各要素と協働して実行される。
被災者は、本人の携帯電話機2を用いて、特番及びサービスの種別番号(安否メッセージの録音)をダイヤルする。携帯電話機2は、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部(例えば、SIM(Subscriber Identity Module)カード)等から電話番号を抽出する。そして、携帯電話機2は、その特番、種別番号、電話番号等を含む接続要求を、交換機4に送信する(ステップS601)。
交換機4は、携帯電話機2から接続要求を受信する。交換機4は、受信した接続要求に含まれる種別番号、電話番号等を含む接続要求を、既定(例えば、最寄り)の安否確認サーバ装置5に送信する(ステップS602)。
安否確認サーバ装置5は、交換機4から接続要求を受信する。制御部531は、安否メッセージ録音部532に、安否メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。安否メッセージ録音部532は、記憶部52に記憶されている安否メッセージを録音する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する(ステップS603)。
携帯電話機2は、安否確認サーバ装置5から音声信号を受信する。そして、携帯電話機2は、受信した音声信号を、音声処理部26を介してスピーカ28から出力する。被災者は、マイク27及び音声処理部26を介して、安否メッセージに係る音声信号を入力する。携帯電話機2は、その音声信号を、安否確認サーバ装置5に送信する(ステップS604)。
安否確認サーバ装置5は、携帯電話機2から音声信号を受信する。安否メッセージ録音部532は、受信した音声信号を、音声データとして保持する。そして、安否メッセージ録音部532は、解放要求を、携帯電話機2に送信する(ステップS605)。
携帯電話機2は、安否確認サーバ装置5から解放要求を受信する。そして、携帯電話機2は、回線を解放する。
安否メッセージ録音部532は、受信した接続要求に含まれる電話番号、保持する音声データ等を含む格納要求を、外部記憶装置6に送信する(ステップS606)。
また、安否メッセージ録音部532は、その格納要求を、他の安否確認サーバ装置5に係る外部記憶装置6にも一斉送信する(ステップS607)。
外部記憶装置6は、安否確認サーバ装置5から格納要求を受信する。そして、外部記憶装置6は、受信した格納要求に含まれる電話番号をキーとして、同じく含まれる音声データを、不図示の記憶部に格納する(ステップS608、609)。
安否メッセージ録音部532は、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む記録要求を、留守電サーバ装置7に送信する(ステップS610)。
留守電サーバ装置7は、安否確認サーバ装置5から記録要求を受信する。制御部731は、安否メッセージ記録部734に、安否メッセージの有無の記録に係る処理の実行を指示する。安否メッセージ記録部734は、受信した記録要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、受信した記録要求を送信する(ステップS611)。
外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から記録要求を受信する。そして、外部記憶装置8は、受信した記録要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部からプロファイルデータを特定し、安否メッセージ有りを示す状態番号を格納する(ステップS612)。
図7は、確認者が安否メッセージの再生及び留守電メッセージの録音を行う際の、安否確認システム1の動作を示すシーケンス図である。
確認者は、携帯電話機2を用いて、被災者の携帯電話機2の電話番号をダイヤルする。携帯電話機2は、その電話番号等を含む接続要求を、発交換機4に送信する(ステップS701)。
発交換機4は、携帯電話機2から接続要求を受信する。また、発交換機4は、受信した接続要求を、着交換機4に送信する(ステップS702)。
着交換機4は、発交換機4から接続要求を受信する。また、着交換機4は、受信した接続要求に含まれる電話番号の携帯電話機2に、接続を試みる。そして、着交換機4は、その接続の状況(例えば、接続の可否、接続不可の理由等)に基づいて、不図示のテーブル等を参照し、接続完了、解放要求(及び理由番号)等の接続応答を決定し、発交換機4に送信する(ステップS703)。
発交換機4は、着交換機4から接続応答を受信する。受信した接続応答が解放要求でない場合(ステップS704−No)、発交換機4は、接続不可でないと判定し、通常の接続処理を行う(ステップS705)。
また、受信した接続応答が解放要求である場合(ステップS704−Yes)、発交換機4は、接続不可であると判定し、受信した接続要求に含まれる電話番号、受信した接続応答に含まれる理由番号等を含む接続要求を、転送呼として、既定の留守電サーバ装置7に転送する(ステップS706)。
留守電サーバ装置7は、発交換機4から接続要求を受信する。制御部731は、プロファイル取得部735に、プロファイルデータの取得に係る処理の実行を指示する。プロファイル取得部735は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、その電話番号等を含むプロファイル取得要求を送信する(ステップS707)。
外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7からプロファイル取得要求を受信する。外部記憶装置8は、受信したプロファイル取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部からプロファイルデータを抽出する(ステップS708)。
そして、外部記憶装置8は、抽出したプロファイルデータを、留守電サーバ装置7に送信する(ステップS709)。
留守電サーバ装置7は、外部記憶装置8からプロファイルデータを受信する。制御部731は、受信した接続要求に含まれる理由番号に基づいて、記憶部72に記憶されている不図示のテーブル等を参照し、正常又は異常のいずれの理由による接続不可なのかを判定する。そして、異常理由による接続不可でない場合(ステップS710−No)、制御部731は、正常理由による接続不可であると判定し、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する(ステップS711)。
また、異常理由による接続不可である場合(ステップS710−Yes)、制御部731は、受信したプロファイルデータに含まれる状態番号を参照し、その状態番号が安否メッセージ有りを示さない場合(ステップS712−No)、制御部731は、その状態番号が安否メッセージ無しを示すと判定し、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する(ステップS713)。
また、その状態番号が安否メッセージ有りを示す場合(ステップS712−Yes)、制御部731は、安否メッセージ再生部736に、安否メッセージの再生に係る処理の実行を指示する。安否メッセージ再生部736は、記憶部72に記憶されている安否メッセージを再生する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する(ステップS714)。
携帯電話機2は、留守電サーバ装置7から音声信号を受信する。そして、携帯電話機2は、受信した音声信号を、音声処理部26を介してスピーカ28から出力する。
安否メッセージ再生部736は、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む配信要求を、既定の安否確認サーバ装置5に送信する(ステップS715)。
安否確認サーバ装置5は、留守電サーバ装置7から配信要求を受信する。制御部531は、安否メッセージ配信部534に、安否メッセージの配信に係る処理の実行を指示する。安否メッセージ配信部534は、受信した配信要求に含まれる電話番号等を含む取得要求を、外部記憶装置6に送信する(ステップS716)。
外部記憶装置6は、安否確認サーバ装置5から取得要求を受信する。外部記憶装置6は、受信した取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部から音声データを抽出する(ステップS717)。
そして、外部記憶装置6は、抽出した音声データを、安否確認サーバ装置5に送信する(ステップS718)。
安否確認サーバ装置5は、外部記憶装置6から音声データを受信する。安否メッセージ配信部534は、受信した音声データを、留守電サーバ装置7に送信する(ステップS719)。
留守電サーバ装置7は、安否確認サーバ装置5から音声データを受信する。安否メッセージ再生部736は、受信した音声データを再生し、携帯電話機2に送信する(ステップS720)。
続いて、制御部731は、留守電メッセージ録音部732に、留守電メッセージの録音に係る処理の実行を指示する。留守電メッセージ録音部732は、記憶部72に記憶されている留守電メッセージを録音する旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する(ステップS721)。
携帯電話機2は、留守電サーバ装置7から音声信号を受信する。そして、携帯電話機2は、受信した音声信号を、音声処理部26を介してスピーカ28から出力する。確認者は、マイク27及び音声処理部26を介して、留守電メッセージに係る音声信号を入力する。携帯電話機2は、その音声信号を、留守電サーバ装置7に送信する(ステップS722)。
留守電サーバ装置7は、携帯電話機2から音声信号を受信する。留守電メッセージ録音部732は、受信した音声信号を、音声データとして保持する。そして、留守電メッセージ録音部732は、解放要求を、携帯電話機2に送信する(ステップS723)。
留守電メッセージ録音部732は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8を特定し、その電話番号、保持する音声データ等を含む格納要求を送信する(ステップS724)。
外部記憶装置8は、留守電サーバ装置7から格納要求を受信する。そして、外部記憶装置8は、受信した格納要求に含まれる電話番号をキーとして、同じく含まれる音声データを、不図示の記憶部に格納する(ステップS725)。
以上説明してきたように、留守電サーバ装置を介して、安否確認サーバ装置に記憶されている音声データの取得を可能とし、また、いずれの留守電サーバ装置を介しても、音声データの取得を可能とすることにより、音声データの取得を簡便に且つ確実に行うことが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、被災者及び確認者は、安否メッセージの録音及び再生を行う際に、携帯電話機2を用いるとしたが、固定電話機、公衆電話機等を用いてもよい。
また、本実施形態では、被災者が安否メッセージの録音を行う際に、携帯電話機2は、不図示のインターフェース部を介して装着された外部記憶部等から電話番号を抽出するとしたが、被災者にダイヤルさせてもよい。
また、本実施形態では、被災者は、携帯電話機2を介して、安否確認サーバ装置5で安否メッセージの録音を行うとしたが、携帯電話機2で安否メッセージの録音を行い、その音声データを、安否確認サーバ装置5に送信してもよい。また、被災者は、携帯電話機2で電子メール等のテキストデータを作成し、安否確認サーバ装置5に送信し、音声データに変換してもよい。
また、本実施形態では、留守電サーバ装置7は、異常理由による接続不可である場合に限り、安否メッセージの再生を行うとしたが、接続不可の理由にかかわらず、あるいは、運用管理システム(オペレータ)からの指示により、安否メッセージの再生を行ってもよい。
また、本実施形態では、安否確認サーバ装置5は、一の外部記憶装置6を専有するとしたが、留守電サーバ装置7と同様に、他の安否確認サーバ装置5と、すべての外部記憶装置6を共有し、安否メッセージに係る音声データを、携帯電話機2の電話番号、ユーザの住所等に応じて、全国数か所(例えば、東日本及び西日本)に設置された外部記憶装置6のいずれかに格納してもよい。
また、本実施形態では、外部記憶装置6に格納されるデータは、安否メッセージ録音部532がすべての外部記憶装置6に格納することにより同期が取られるとしたが、安否メッセージ録音部532が一の外部記憶装置6に格納し、その外部記憶装置6が他の外部記憶装置6に格納することにより同期が取られるようにしてもよい。
また、本実施形態では、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7は、それぞれ図3及び4に示す各部を有するとしたが、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7の各部を、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7のいずれに設けるかは、適宜変更可能である。あるいは、安否確認サーバ装置5及び留守電サーバ装置7を、一のサーバ装置で構成してもよい。
また、本実施形態による携帯電話機2、安否確認サーバ装置5、及び留守電サーバ装置7それぞれの処理部23、53、73が有する各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、被災者は、安否メッセージの録音を行う際に、本人の携帯電話機を用いるとした。しかしながら、災害時には、紛失、電池切れ等により、本人の携帯電話機が常に利用可能であるとは限らない。本実施形態では、被災者は、安否メッセージの録音を行う際に、他人の携帯電話機を用いて、本人の携帯電話機にダイヤルするものとする。図8は、そのような安否確認システム1’の留守電サーバ装置7’の概略構成図である。
留守電サーバ装置7’は、第1通信部71と、記憶部72と、処理部73’と、第2通信部74を有する。また、処理部73’は、制御部731’と、留守電メッセージ録音部732と、留守電メッセージ再生部733と、安否メッセージ記録部734と、プロファイル取得部735と、安否メッセージ再生部736と、暗証番号照合部737を有する。
制御部731’は、第1の実施形態による制御部731に対応する。ただし、発交換機4から受信した接続要求が転送呼である場合、制御部731’は、暗証番号照合部737に、暗証番号の照合に係る処理の実行を指示する点が異なる。
暗証番号照合部737は、記憶部72に記憶されている暗証番号をダイヤルすべき旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する。また、暗証番号照合部737は、携帯電話機2から暗証番号を受信する。
受信した暗証番号が受信したプロファイルデータに含まれる暗証番号と一致する場合、制御部731’は、サービスの種別番号(安否メッセージの録音)、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む接続要求を、既定の安否確認サーバ装置5に転送する。
また、受信した暗証番号が受信したプロファイルデータに含まれる暗証番号と一致しない場合、制御部731’は、通常の処理を行う。
外部記憶装置8’は、第1の実施形態による外部記憶装置8に対応する。ただし、外部記憶装置8’は、プロファイルデータに、安否メッセージの有無を示す状態番号等に加えて、暗証番号を記憶する点が異なる。
図9は、被災者が安否メッセージの録音を行う際の、安否確認システム1’の動作を示すシーケンス図である。なお、図9には、図6に示すシーケンス図と異なる部分のみを示す。
被災者は、携帯電話機2を用いて、本人の携帯電話機2の電話番号をダイヤルする。携帯電話機2は、その電話番号等を含む接続要求を、発交換機4に送信する(ステップS701)。
発交換機4は、携帯電話機2から接続要求を受信する。また、発交換機4は、受信した接続要求を、着交換機4に送信する(ステップS702)。
着交換機4は、発交換機4から接続要求を受信する。また、着交換機4は、受信した接続要求に含まれる電話番号の携帯電話機2に、接続を試みる。そして、着交換機4は、その接続の状況(例えば、接続の可否、接続不可の理由等)に基づいて、不図示のテーブル等を参照し、接続完了、解放要求(及び理由番号)等の接続応答を決定し、発交換機4に送信する(ステップS703)。
発交換機4は、着交換機4から接続応答を受信する。受信した接続応答が解放要求でない場合(ステップS704−No)、発交換機4は、接続不可でないと判定し、通常の接続処理を行う(ステップS705)。
また、受信した接続応答が解放要求である場合(ステップS704−Yes)、発交換機4は、接続不可であると判定し、受信した接続要求に含まれる電話番号、受信した接続応答に含まれる理由番号等を含む接続要求を、転送呼として、既定の留守電サーバ装置7’に転送する(ステップS706)。
留守電サーバ装置7’は、発交換機4から接続要求を受信する。制御部731’は、プロファイル取得部735に、プロファイルデータの取得に係る処理の実行を指示する。プロファイル取得部735は、受信した接続要求に含まれる電話番号に基づいて外部記憶装置8’を特定し、その電話番号等を含むプロファイル取得要求を送信する(ステップS707)。
外部記憶装置8’は、留守電サーバ装置7’からプロファイル取得要求を受信する。外部記憶装置8’は、受信したプロファイル取得要求に含まれる電話番号をキーとして、不図示の記憶部からプロファイルデータを抽出する(ステップS708)。
そして、外部記憶装置8’は、抽出したプロファイルデータを、留守電サーバ装置7’に送信する(ステップS709)。
留守電サーバ装置7’は、外部記憶装置8’からプロファイルデータを受信する。制御部731’は、暗証番号照合部737に、暗証番号の照合に係る処理の実行を指示する。暗証番号照合部737は、記憶部72に記憶されている暗証番号をダイヤルすべき旨のガイダンスに係る音声データを再生し、携帯電話機2に送信する(ステップS901)。
携帯電話機2は、留守電サーバ装置7’から音声信号を受信する。そして、携帯電話機2は、受信した音声信号を、音声処理部26を介してスピーカ28から出力する。被災者は、操作部24を介して、暗証番号をダイヤルする。携帯電話機2は、その暗証番号を、留守電サーバ装置7’に送信する(ステップS902)。
留守電サーバ装置7’は、携帯電話機2から暗証番号を受信する。受信した暗証番号が受信したプロファイルデータに含まれる暗証番号と一致しない場合(ステップS903−No)、制御部731’は、通常の処理を行う(ステップS710)。
また、受信した暗証番号が受信したプロファイルデータに含まれる暗証番号と一致する場合(ステップS903−Yes)、制御部731’は、サービスの種別番号(安否メッセージの録音)、受信した接続要求に含まれる電話番号等を含む接続要求を、既定の安否確認サーバ装置5に転送する(ステップS602)。
以上説明してきたように、留守電サーバ装置を介して、安否確認サーバ装置への接続を可能とすることにより、音声データの格納を簡便に且つ確実に行うことが可能となる。
なお、当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1、1’ 安否確認システム
2 携帯電話機
21 通信部
22 記憶部
23 処理部
24 操作部
25 表示部
26 音声処理部
27 マイク
28 スピーカ
3 基地局
4 交換機
5 安否確認サーバ装置
51 第1通信部
52 記憶部
53 処理部
531 制御部
532 安否メッセージ録音部
533 安否メッセージ再生部
534 安否メッセージ配信部
54 第2通信部
6 外部記憶装置
7、7’ 留守電サーバ装置
71 第1通信部
72 記憶部
73、73’ 処理部
731、731’ 制御部
732 留守電メッセージ録音部
733 留守電メッセージ再生部
734 安否メッセージ記録部
735 プロファイル取得部
736 安否メッセージ再生部
737 暗証番号照合部
74 第2通信部
8 外部記憶装置
9 中継交換機

Claims (3)

  1. 第1の端末と、前記第1の端末と異なる第2の端末と、前記第1の端末に対応する音声データを管理する安否確認サーバ装置と、前記第2の端末から送信され、前記第1の端末への接続が不可であるために転送された、前記第2の端末から前記第1の端末への第1の接続要求を受信し、前記第1の端末へのデータを管理する留守電サーバ装置と、を有するデータ管理システムであって、
    前記留守電サーバ装置は、
    前記第1の端末と異なる第3の端末から受信した識別データが、前記第1の端末に対応する識別データである場合、前記第3の端末との第2の接続要求を前記安否確認サーバ装置に送信する接続要求送信部を有し、
    前記安否確認サーバ装置は、
    前記第2の接続要求に基づいて接続した前記第3の端末からのデータを、前記第1の端末に対応する前記音声データとして記憶するための記憶部を有し、
    前記留守電サーバ装置は、
    前記第1の接続要求を受信した場合、前記安否確認サーバ装置の前記記憶部に前記音声データが記憶されているか否かを判定する判定部と、
    前記記憶部に前記音声データが記憶されている場合、前記記憶部から前記音声データを取得して前記第2の端末に送信する送信部と、をさらに有する、
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  2. 前記判定部は、前記第1の接続要求を受信した場合、前記第1の端末への接続が不可である理由が、交換機が輻輳しているためか否か、及び、交換機が規制モードに移行しているためか否かをさらに判定し、
    前記送信部は、前記第1の端末への接続が不可である理由が、交換機が輻輳しているため又は交換機が規制モードに移行しているためである場合に限り、記記憶部から前記音声データを取得して前記第2の端末に送信し、
    前記留守電サーバ装置は、
    前記記憶部に前記音声データが記憶されていない場合、又は、前記第1の端末への接続が不可である理由が、交換機が輻輳しているため及び交換機が規制モードに移行しているための何れでもない場合、前記第2の端末から送信された前記第1の端末へのデータを記憶する第2の記憶部をさらに有する、請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 前記データ管理システムは、前記安否確認サーバ装置及び前記留守電サーバ装置をそれぞれ複数有し、
    複数の前記安否確認サーバ装置は、それぞれの記憶部に前記音声データを重複して格納し、
    前記第1の接続要求は、複数の前記留守電サーバ装置のうち、既定の留守電サーバ装置に転送され、
    前記送信部は、複数の前記安否確認サーバ装置のそれぞれの前記記憶部のうち、既定の記憶部から前記音声データを取得する、請求項1又は2に記載のデータ管理システム。
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