JP5605065B2 - 救命具管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、乗員を輸送する航空機等の輸送機に搭載される救命具を管理する救命具管理システムに関する。
従来、乗員を輸送する航空機等の輸送機に搭載される救命具を管理する救命具管理システムに関する技術として、下記特許文献1に示す航空機整備情報管理システムが知られている。この管理システムは、航空機管理情報をデータベース化して保有する航空機管理情報記憶部と、新たに発生する点検及び故障データの整備記録情報を記憶する整備情報記憶部と、この整備情報記憶部からの新たな整備記録情報を画面表示する表示装置と、上記航空機管理情報記憶部から各種情報を読み込んで演算処理し且つ各構成要素の動作を制御する中央処理装置とを有する整備情報管理装置を備えている。また、当該管理システムは、携帯型の整備情報入力記憶装置と、携帯型の印刷装置とを備えている。これにより、航空機の定時点検及び故障診断等の情報を機体の整備作業の現場で電子化し、この電子情報化された整備記録情報を管理し、航空機の整備業務における作業処理の省力化、迅速化を図っている。
特開2000−168696号公報
ところで、上記特許文献1にて開示されるように、航空機や船舶などの輸送機の整備業務は、人命に係わる作業であり極めて重要なものである。特に、災害時に人命を守るための救命胴衣等の救命具に関しては、例えば、航空法第62条により、航空機には救命胴衣などの救命具を装備することが義務付けられている。また、航空法72条の2により、救命胴衣などの運行に必要な準備が整っていることを出発前に確認することが義務付けられている。そのため、客室乗務員が運行前に各席の救命胴衣の有無を目視で確認する確認作業を実施している。しかしながら、このような確認作業には時間がかかり、客室乗務員にとって大きな業務負担となるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、救命具の配備状態を容易に確認可能な救命具管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の救命具管理システムでは、乗員を輸送する輸送機において各座席毎に配備される複数の救命具を管理する救命具管理システムであって、前記各救命具には、当該救命具を特定する救命具情報と所定の情報について読み書き可能なRFIDタグとが付されており、前記救命具に付された前記救命具情報とこの救命具が配備された前記座席を特定する座席情報とを座席毎に取得するための取得手段と、前記取得手段により取得された前記救命具情報および前記座席情報を関連付けてこの救命具情報に対応する前記救命具に付された前記RFIDタグに書き込むための書込手段と、前記取得手段にて取得された複数の前記救命具情報および前記座席情報をそれぞれ関連付けて救命具配備情報を生成する生成手段と、前記RFIDタグに書き込まれた前記救命具情報および前記座席情報を無線通信により読み取るための読取手段と、全ての前記救命具の前記RFIDタグについて前記読取手段により読み取られた複数の前記座席情報と、前記生成手段により生成された前記救命具配備情報とに基づいて、前記救命具が配備されていない前記座席があるか否かについて判定する判定手段と、を備え、前記RFIDタグには、前記読取手段により当該RFIDタグに書き込まれた前記救命具情報および前記座席情報が読み取られるとき、この読み取りに関する情報が書き込まれることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の救命具管理システムにおいて、前記各座席の配置が反映された座席マップを表示する表示手段であって、この座席マップに対して、前記読取手段により前記座席情報が読み取られた座席と前記読取手段により読み取られなかった座席とが区別して表示される表示手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の救命具管理システムにおいて、前記判定手段による判定結果を前記輸送機の運行の可否を判断するための情報として報知する第1報知手段を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の救命具管理システムにおいて、前記判定手段により前記救命具が配備されていない前記座席があると判定されてこの救命具が配備されていない座席に対して新たな救命具が配備されるとき、この新たな救命具の前記救命具情報と当該座席の前記座席情報とを前記取得手段により取得することで前記救命具配備情報を更新する更新手段を備え、前記更新手段による更新の際に、更新対象の前記救命具情報および前記座席情報を、前記書込手段により更新対象の前記救命具の前記RFIDタグに書き込むことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の救命具管理システムにおいて、前記救命具情報には、当該救命具の使用期限日時に関する情報が含まれ、前記読取手段により読み取られた前記救命具情報の前記使用期限日時までの残時間が所定の期間よりも短くなるとき、その旨を報知する第2報知手段を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の救命具管理システムにおいて、前記RFIDタグを自動的に検出可能であって前記輸送機から降りる前記乗員が通る通路に配置されるRFIDタグ検出手段と、前記RFIDタグ検出手段により前記RFIDタグが検出されるとき、その旨を報知する第3報知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明では、各救命具には、当該救命具を特定する救命具情報と所定の情報について読み書き可能なRFIDタグとが付されている。そして、取得手段により、救命具の救命具情報とこの救命具が配備された座席の座席情報とが座席毎に取得されると、書込手段により、これら救命具情報および座席情報が関連付けられてこの救命具情報に対応する救命具に付されたRFIDタグに書き込まれる。また、生成手段により、取得手段にて取得された複数の救命具情報および座席情報がそれぞれ関連付けられて救命具配備情報が生成される。そして、全ての救命具のRFIDタグについて読取手段により読み取られた複数の座席情報と生成手段により生成された救命具配備情報とに基づいて、救命具が配備されていない座席があるか否かについて判定手段により判定される。
上記救命具配備情報は、救命具の救命具情報とこの救命具が配備された座席の座席情報とがそれぞれ関連付けられて生成されるため、救命具の配備時等に生成手段により生成されることで、救命具が配備されていない座席があるか否かを判定する判定手段の判定基準となり得る。そして、読取手段により座席情報が読み取られた座席には救命具が配備されていると判断できるため、救命具の配備状態の確認作業時に上述のように読み取られた各座席情報と上述のように生成された救命具配備情報の各座席情報とが一致する場合には、判定手段により全ての座席に救命具が配備されていると判定することができる。一方、読取手段により読み取られた各座席情報と上述のように生成された救命具配備情報の各座席情報とが一致しない場合には、判定手段により救命具が配備されていない座席があると判定することができる。特に、RFIDタグの情報が読取手段により無線通信で読み取られるため、RFIDタグに書き込まれた座席情報の取得が容易となり、各救命具の配備状態の確認作業を容易に実施することができる。
したがって、救命具の配備状態を容易に確認することができる。
また、請求項1の発明では、RFIDタグには、読取手段により当該RFIDタグに書き込まれた救命具情報および座席情報が読み取られるとき、この読み取りに関する情報が書き込まれる。このため、読取手段によりRFIDタグの救命具情報および座席情報が読み取られるとき、すなわち、救命具の配備状態の確認作業がなされるときには、この読み取りに関する情報が作業毎にRFIDタグに書き込まれることとなる。これにより、輸送機に関する確認作業を管理する管理センター等は、その管理対象外での地域にてこの輸送機に対して上記確認作業が実施される場合であっても、当該輸送機が管理対象の地域に到着したときにでもRFIDタグに書き込まれた情報を確認することで、上記確認作業の実施を確実に把握することができる。
請求項2の発明では、表示手段により、各座席の配置が反映された座席マップに対して、読取手段により座席情報が読み取られた座席と読取手段により読み取られなかった座席とが区別して表示される。これにより、読取手段により読み取られなかった座席、すなわち、救命具が配備されていない座席を、座席マップを用いて容易に視認することができる。
請求項3の発明では、第1報知手段により、判定手段による判定結果が、輸送機の運行の可否を判断するための情報として報知される。これにより、各座席に救命具が配備されているか否かの情報に応じて輸送機の運行の可否を判断する部署等に判定手段による判定結果を第1報知手段により報知することで、救命具の配備状態に起因する輸送機の運行の可否を上記部署等にて迅速に判断することができる。
請求項4の発明では、判定手段により救命具が配備されていない座席があると判定されてこの救命具が配備されていない座席に対して新たな救命具が配備されるとき、この新たな救命具の救命具情報と当該座席の座席情報とを取得手段により取得することで、更新手段により救命具配備情報が更新される。そして、更新手段による更新の際に、更新対象の救命具情報および座席情報が、書込手段により更新対象の救命具のRFIDタグに書き込まれる。
このように、新たに配備される救命具の救命具情報と座席情報とが取得手段により取得されると救命具配備情報が更新手段により更新されるので、救命具配備情報は、救命具が新たに配備される場合でも、実際に配備された救命具の救命具情報が反映されて常に最新の情報となり得る。また、更新対象の救命具情報および座席情報が当該救命具のRFIDタグに書き込まれるので、既に配備済みの救命具に新たに配備された救命具を含めた全救命具の配備状態の確認を同一作業にて実施することができる。
請求項5の発明では、救命具情報には、当該救命具の使用期限日時に関する情報が含まれており、読取手段により読み取られた救命具情報の使用期限日時までの残時間が所定の期間よりも短くなるとき、その旨が第2報知手段により報知される。このため、第2報知手段による報知により、使用期限日時までの残時間が短くなった救命具の交換を促すことができる。
請求項の発明では、輸送機から降りる乗員が通る通路にRFIDタグ検出手段が配置されており、このRFIDタグ検出手段によりRFIDタグが検出されるとき、その旨が第3報知手段により報知される。これにより、座席に配備された救命具が乗員により不正に輸送機外に持ち出される場合に、この持ち出しが第3報知手段により報知されることとなるので、救命具の持ち出しを確実に検知して救命具の盗難を防止することができる。特に、RFIDタグ検出手段により検出されたRFIDタグの座席情報が取得されることで、不正持出者がどの座席に座っていたか分かるので、後からでもその不正持出者を特定することができる。
第1実施形態に係る救命具管理システムの構成概要を示す説明図である。 図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図である。 第1実施形態における制御部による救命具配備情報生成処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態における制御部による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第1実施形態における制御部による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 読み取られた座席番号が表示された座席マップの一例を示す説明図である。 救命胴衣が配備されていない座席の座席番号が表示された座席マップの一例を示す説明図である。 第2実施形態における制御部による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第2実施形態における制御部による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第3実施形態に係る救命具管理システムの構成概要を示す説明図である。 第3実施形態における救命具盗難防止処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の救命具管理システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る救命具管理システム10の構成概要を示す説明図である。図2(A)は、図1の携帯端末20の電気的構成を例示するブロック図であり、図2(B)は、図2(A)の情報コード読取部30の電気的構成を例示するブロック図であり、図2(C)は、図2(A)の非接触通信部40の電気的構成を例示するブロック図である。
図1に示す救命具管理システム10は、乗員を輸送する輸送機において各座席毎に配備される複数の救命具を管理するシステムである。本第1実施形態では、救命具管理システム10は、上記救命具として、航空機の各座席S毎に配備される救命胴衣50を管理対象としている。
救命具管理システム10は、救命胴衣50の配備状態を管理するための管理サーバ11と、各救命胴衣50に関する情報について読み書きするための携帯端末20とを備えている。また、各救命胴衣50には、当該救命胴衣50を特定する情報、例えば、型番やシリアル番号等の救命具情報が光学的に読み取り可能にコード化されたQRコード(登録商標)51と、所定の情報について無線通信により読み書き可能なRFIDタグ52とがそれぞれ付されている。また、救命胴衣50が座席下に配備される各座席Sには、当該座席を特定する座席番号情報が光学的に読み取り可能にコード化されたバーコードSbが付されている。なお、救命胴衣50は、特許請求の範囲に記載の「救命具」の一例に相当し、座席番号情報は、特許請求の範囲に記載の「座席情報」の一例に相当し得る。
管理サーバ11は、基地局12を介して携帯端末20と通信することで、当該携帯端末20にて生成された救命具配備情報(後述する)を取得して管理するように構成されている。上記基地局12は、航空機内にて使用される携帯端末20と無線通信可能となるように、各空港の駐機場等に配置されている。すなわち、管理サーバ11は、空港の駐機場等に停留する航空機内での携帯端末20を使用した作業状態を管理するためのサーバとして機能する。
携帯端末20は、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、RFIDタグを読み取るRFIDタグリーダとしての機能とを備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。
図2(A)に示すように、携帯端末20の筐体内には、携帯端末20全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置を構成している。また、制御部21には、LED23、表示部24、キー操作部25、スピーカ26、外部インターフェース27などが接続されている。キー操作部25は、制御部21に対して操作信号を与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED23、表示部24およびスピーカ26は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。外部インターフェース27は、管理サーバ11との間でのデータ通信を行うためのインターフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、筐体内には、電源となるバッテリ28や電源部29が設けられており、これらによって制御部21や各種電気部品に電力が供給されている。
また、制御部21には、情報コード読取部30および非接触通信部40がそれぞれ接続されている。
情報コード読取部30は、図2(B)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ33、結像レンズ37、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部31などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象に付された情報コード(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。なお、本第1実施形態では、救命胴衣50に付されたQRコード51と、各座席Sに付されたバーコードSbとが読取対象となる。
この情報コード読取部30によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部31から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが図略の読取口を通って読取対象に照射される。そして、照明光Lfが情報コードにて反射した反射光Lrは読取口を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ37を通って受光センサ33に受光される。読取口と受光センサ33との間に配される結像レンズ37は、情報コードの像を受光センサ33上に結像させる構成をなしており、受光センサ33はこの情報コードの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ33から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ22(図2(A))に記憶され、情報コードに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部30には、受光センサ33からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
非接触通信部40は、アンテナ41及び制御部21と協働して無線タグ等の非接触通信媒体との間で電磁波による通信を行ない、非接触通信媒体に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体に対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この非接触通信部40は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図2(C)にて概略的に示すように、発振器42、変調器43、復調器44などを備えてなるものである。なお、非接触通信部40には、これら以外の公知構成(例えば、増幅器、フィルタ回路、整合回路等)も設けられているが、図2(C)ではこれらについては図示を省略している。なお、本第1実施形態では、上記非接触通信媒体として、救命胴衣50に付されたRFIDタグ52が通信対象となる。
また、非接触通信部40は、所定の操作により、当該携帯端末20に対して比較的近距離に位置する非接触通信媒体のみに対して通信可能となるように通信範囲が限定される短距離モードと、上記通信範囲の限定が解除される長距離モードと、を選択可能に構成されている。
次に、各救命胴衣50の配備確認作業について説明する。図3は、第1実施形態における制御部21による救命具配備情報生成処理の流れを例示するフローチャートである。図4および図5は、第1実施形態における制御部21による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートである。図6は、読み取られた座席番号が表示された座席マップの一例を示す説明図である。図7は、救命胴衣50が配備されていない座席Sの座席番号が表示された座席マップの一例を示す説明図である。
まず、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあるか否かを判定する際の判定基準となる救命具配備情報を生成する救命具配備情報生成処理について図3を用いて説明する。
救命胴衣50が配備されていない航空機に対して、各救命胴衣50を1つずつ座席Sに配備する際には、作業者は、携帯端末20を用いて、救命胴衣50に付されているQRコード51と、当該救命胴衣50が配備される座席Sに付されるバーコードSbと、を読み取る読取作業を実施する。これにより、図3のステップS101にて取得処理がなされて、QRコード51およびバーコードSbが1つずつ光学的に読み取られて、救命具情報および座席番号情報が取得される。なお、ステップS101を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「取得手段」の一例に相当し得る。
次に、ステップS103にて書込処理がなされ、ステップS101にて取得された救命具情報および座席番号情報が関連付けられて当該救命胴衣50に付されたRFIDタグ52に書き込まれる。このとき、隣接する座席Sに配備される他の救命胴衣50のRFIDタグ52への書き込みを防止するために、上記短距離モードに設定された状態で上記書込処理がなされることとなる。なお、ステップS103を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「書込手段」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS105にて全座席に対応する情報が取得されたか否かについて判定される。ここで、各救命胴衣50が全ての座席Sに配備されて、全ての座席Sの座席番号情報とこれら全座席Sのそれぞれに配備される救命胴衣50の救命具情報とが関連付けて取得されるまで、ステップS105にてNoと判定されて、上記ステップS101からの処理が繰り返される。
そして、作業者が各救命胴衣50を全ての座席Sに配備するとともに、携帯端末20を用いて全ての座席Sの座席番号情報とこれら全座席Sに配備される救命胴衣50の救命具情報とが関連付けて取得されると、ステップS105にてYesと判定される。次に、ステップS107において、生成処理がなされる。この処理では、全座席Sの座席番号情報と当該座席Sに配備される救命胴衣50の救命具情報とがそれぞれ関連付けられて救命具配備情報が生成される。この救命具配備情報は、救命胴衣50の救命具情報とこの救命胴衣50が配備された座席Sの座席番号情報とがそれぞれ関連付けられて生成されるため、救命胴衣50の配備時等に生成されることで、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあるか否かを判定する際の判定基準となり得る。なお、ステップS107を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「生成手段」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS109において、送信処理がなされる。この処理では、ステップS107にて生成された救命具配備情報が、基地局12を介して管理サーバ11に送信される。管理サーバ11では、受信した救命具配備情報が当該航空機を特定するための機材番号に関連付けられて、携帯端末20からの要求に応じて送信可能に記憶される。
これにより、各座席Sへの救命胴衣50の配備とともに、制御部21による救命具配備情報生成処理が終了する。
次に、上述のように生成された救命具配備情報に基づいて各座席Sに救命胴衣50が配備されているか否かについて確認する救命具配備状態確認処理について、図4および図5を用いて説明する。
出発前の航空機において各座席Sに対する救命胴衣50の配備状態を確認する場合には、作業者は、確認作業対象の航空機に対応する上記救命具配備情報を取得するため、携帯端末20に対して、当該航空機の機材番号を入力する。これにより、図4のステップS201において、救命具配備情報取得処理がなさる。この処理では、上述のように入力された機材番号に応じた救命具配備情報が、基地局12を介して管理サーバ11から受信されて取得される。なお、上記救命具配備情報が携帯端末20のメモリ22に予め記憶されており、上記ステップS201では、このメモリ22に予め記憶された救命具配備情報を読み出すようにしてもよい。
次に、ステップS203において、読取処理がなされる。この処理では、作業者により各座席S近傍に携帯端末20が近づけられることで、各座席S毎に配備される救命胴衣50のRFIDタグ52に記憶された救命具情報および座席番号情報が無線通信により読み取られる。このとき、複数のRFIDタグ52を同時に読み取ることで読取作業時間を短縮するために、上記長距離モードに設定された状態で上記読取処理がなされることとなる。なお、ステップS203を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「読取手段」の一例に相当し得る。
そして、ステップS205において、ログ情報書込処理がなされる。この処理では、上記ステップS203による読み取りに関するログ情報が日時情報とともに、ステップS203にて読み取ったRFIDタグ52に書き込まれる。なお、上述のような読み取りに関する情報は、携帯端末20のメモリ22等にログ情報として記憶されてもよい。
続いて、ステップS207において、読取状態表示処理がなされる。この処理では、図6に示すように、表示部24に各座席Sの配置が反映された座席マップが表示され、この座席マップに対して、ステップS203での読み取りにより得られた座席番号が累積表示される。このように座席番号情報が読み取られた座席Sと読み取られなかった座席Sとが区別して表示されるため、作業者は、どの座席Sに配備された救命胴衣50のRFIDタグ52が読み取られたかを、容易に把握することができる。なお、表示部24は、特許請求の範囲に記載の「表示手段」の一例に相当し得る。
次に、ステップS209において、航空機内にある全ての救命胴衣50のRFIDタグ52の情報が読み取られたか否かについて判定される。ここで、全ての救命胴衣50のRFIDタグ52に記憶された情報が読み取られておらず、読み取っていないRFIDタグ52がある場合には、ステップS209にてNoと判定されて、上記ステップS203からの処理が繰り返される。
そして、作業者が長距離モードに設定された携帯端末20を全ての座席Sに近づけることで、航空機内にある全ての救命胴衣50のRFIDタグ52に記憶された情報が読み取られると、ステップS209にてYesと判定される。
次に、ステップS211において、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあるか否かについて判定される。ここで、全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報が読み取られていることから、救命胴衣50が配備されていない座席Sがないと判定されると(S211でNo)、ステップS213にて完備情報表示処理がなされる。この処理では、表示部24に、全ての座席Sに救命胴衣50が配備されている旨が表示される。これにより、作業者は、全ての座席Sに救命胴衣50がそれぞれ配備されていることを認識することができる。なお、ステップS211を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「判定手段」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS215において、完備情報送信処理がなされる。この処理では、全ての座席Sに救命胴衣50が適切に配備されている状態を示す完備情報が管理サーバ11に対して送信される。管理サーバ11では、基地局12を介して上記完備情報が受信されると、航空機の運行の可否を判断するための情報として、当該完備情報が航空機の運行の可否を判断する部署等に対して報知されて、制御部21による救命具配備状態確認処理が終了する。これにより、救命胴衣50の配備に関する情報が上記部署等に迅速に報知されることとなる。なお、ステップS215を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「第1報知手段」の一例に相当し得る。
一方、航空機内にある全ての救命胴衣50のRFIDタグ52に記憶された情報が読み取られた場合であっても(S209でYes)、座席番号情報が読み取られていない座席Sがあることから、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあると判定されると(S211でYes)、図5のステップS217にて不備情報表示処理がなされる。この処理では、表示部24に上記座席マップが表示されるとともにこの座席マップに対して救命胴衣50が配備されている座席Sの座席番号が表示される。すなわち、救命胴衣50が配備されていない座席Sの座席番号は、座席マップに表示されないこととなる。これにより、作業者は、座席番号情報が読み取られなかった座席S、すなわち、救命胴衣50が配備されていない可能性がある座席Sを、座席マップを用いて容易に視認することができる。なお、ステップS217では、図7に例示するように、表示部24に、救命胴衣50が配備されていない座席Sの座席番号のみを強調して表示するようにしてもよい。
次に、ステップS219にてRFIDタグ52の読み取りか否かについて判定されるとともに、ステップS221にて情報コード、すなわち、救命胴衣50のQRコード51と不備とみなされた座席SのバーコードSbとの読み取りか否かについて判定され、いずれかの情報が読み取られるまで、ステップS219およびステップS221にてNoと判定されて上記ステップS217からの処理が繰り返される。
ここで、不備とみなされた座席Sについて、救命胴衣50が実際に配備されているにもかかわらず、単に読み取りできていなかった場合には、作業者により当該座席Sに配備済みの救命胴衣50に付されたRFIDタグ52の座席番号情報および救命具情報が改めて読み取られると、ステップS219にてYesと判定される。
一方、不備とみなされた座席Sに救命胴衣50が配備されていない場合や配備された救命胴衣50のRFIDタグ52が損傷等により読み取りできないために、作業者が新たな救命胴衣50を用意し、この救命胴衣50のQRコード51と不備とみなされた座席SのバーコードSbとが読み取られると、ステップS221にてYesと判定される。続いて、ステップS223にて書込処理がなされ、上記ステップS103と同様に、上述のように新たに読み取られて取得された救命具情報および座席番号情報が関連付けられて当該救命胴衣50に付されたRFIDタグ52に書き込まれる。
上記ステップS219にてYesと判定されるか上記ステップS223の処理が実施されると、ステップS225にて、全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報が読み取られたか否かについて判定される。そして、座席番号情報が読み取られていない座席Sを認識した作業者により、当該座席Sに関する座席番号情報および救命具情報が読み取られるまで、ステップS225にてNoと判定されて、上述したステップS217からの処理が繰り返される。
そして、作業者により、不備とみなされた座席Sに救命胴衣50が配備された状態でRFIDタグ52の座席番号情報および救命具情報が読み取られることで、全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報が読み取られると、ステップS225にてYesと判定される。
続いて、ステップS227において、ステップS201にて取得した救命具配備情報から得られる各座席Sでの救命具情報と、実際に読み取った各座席Sでの救命具情報とが一致するか否かについて判定される。新たな救命胴衣50を用意することなく全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報が読み取られる場合には(S219でYes)、ステップS201にて取得した救命具配備情報から得られる各座席Sでの救命具情報と、実際に読み取った各座席Sでの救命具情報とが一致するので、ステップS227にてYesと判定されて、後述するステップS229以降の処理を実施することなく、上述した図4のステップS213からの処理がなされる。
一方、新たな救命胴衣50を用意することで全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報が読み取られる場合には(S221でYes)、ステップS201にて取得した救命具配備情報から得られる各座席Sでの救命具情報と、実際に読み取った各座席Sでの救命具情報とが一致しないので、ステップS227にてNoと判定される。
そして、ステップS229にて救命具配備情報更新処理がなされる。この処理では、実際に読み取った各座席Sでの救命具情報に応じて、上記ステップS201にて取得した救命具配備情報が更新される。これにより、救命具配備情報は、救命胴衣50が新たに配備される場合でも、実際に配備された救命胴衣50の救命具情報が反映された最新の情報となり得る。
続いて、ステップS231にて救命具配備情報送信処理がなされ、上述のように更新された救命具配備情報が、基地局12を介して管理サーバ11に送信される。管理サーバ11では、受信した救命具配備情報に基づいて、記憶された救命具配備情報が更新されることとなる。このように、ステップS231における処理がなされると、上述した図4のステップS213からの処理がなされることとなる。なお、ステップS231を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「更新手段」の一例に相当し得る。
以上説明したように、本第1実施形態に係る救命具管理システム10では、各救命胴衣50には、救命具情報が光学的に読み取り可能にコード化されたQRコード51と所定の情報について読み書き可能なRFIDタグ52とが付されている。そして、携帯端末20により、救命胴衣50の救命具情報とこの救命胴衣50が配備された座席Sの座席番号情報とが座席S毎に取得されると、これら救命具情報および座席情報が関連付けられてこの救命具情報に対応する救命胴衣50に付されたRFIDタグ52に書き込まれる。また、携帯端末20により、取得された複数の救命具情報および座席番号情報がそれぞれ関連付けられて救命具配備情報が生成される。そして、全ての救命胴衣50のRFIDタグ52について携帯端末20により読み取られた複数の座席番号情報と上記救命具配備情報とに基づいて、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあるか否かについて判定される。
これにより、上述のように読み取られた各座席番号情報と上述のように生成された救命具配備情報の各座席番号情報とが一致する場合には、全ての座席Sに救命胴衣50が配備されており、上述のように読み取られた各座席番号情報と上述のように生成された救命具配備情報の各座席番号情報とが一致しない場合には、救命胴衣50が配備されていない座席Sがあると判定することができる。特に、RFIDタグ52の情報が携帯端末20により無線通信で読み取られるため、RFIDタグ52に書き込まれた座席番号情報の取得が容易となり、各救命胴衣50の配備状態の確認作業を容易に実施することができる。
したがって、救命胴衣50の配備状態を容易に確認することができる。
また、本第1実施形態に係る救命具管理システム10では、表示部24により、各座席Sの配置が反映された座席マップに対して、座席番号情報が読み取られた座席Sと読み取られなかった座席Sとが区別して表示される。これにより、座席番号情報が読み取られなかった座席S、すなわち、救命胴衣50が配備されていない座席Sを、座席マップを用いて容易に視認することができる。
さらに、本第1実施形態に係る救命具管理システム10では、ステップS211における判定結果にともなう完備情報送信処理により、航空機の運行の可否を判断するための情報として、当該完備情報が航空機の運行の可否を判断する部署等に対して報知される。これにより、救命胴衣50の配備状態に起因する航空機の運行の可否を上記部署等にて迅速に判断することができる。
さらにまた、本第1実施形態に係る救命具管理システム10では、ステップS209にて救命胴衣50が配備されていない座席Sがあると判定されて、この救命胴衣50が配備されていない座席Sに対して新たな救命胴衣50が配備されるとき、この新たな救命胴衣50の救命具情報と当該座席Sの座席番号情報とを携帯端末20により取得することで、救命具配備情報が更新される。そして、この更新の際に、更新対象の救命具情報および座席情報が、携帯端末20により更新対象の救命胴衣50のRFIDタグ52に書き込まれる。
このように、新たに配備される救命胴衣50の救命具情報と座席番号情報とが取得されると救命具配備情報が更新されるので(S229)、救命具配備情報は、救命胴衣50が新たに配備される場合でも、実際に配備された救命胴衣50の救命具情報が反映されて常に最新の情報となり得る。また、更新対象の救命具情報および座席番号情報が当該救命胴衣50のRFIDタグ52に書き込まれるので(S223)、既に配備済みの救命胴衣50に新たに配備された救命胴衣50を含めた全救命胴衣50の配備状態の確認を同一作業にて実施することができる。
また、本第1実施形態に係る救命具管理システム10では、RFIDタグ52には、当該RFIDタグ52に書き込まれた救命具情報および座席情報が携帯端末20により読み取られるとき、この読み取りに関するログ情報が書き込まれる。このため、携帯端末20によりRFIDタグ52の救命具情報および座席情報が読み取られるとき、すなわち、救命胴衣50の配備状態の確認作業がなされるときには、この読み取りに関するログ情報が作業毎にRFIDタグ52に書き込まれることとなる。これにより、管理サーバ11では、その管理対象外での地域にてこの航空機に対して上記確認作業が実施される場合であっても、当該航空機が管理対象の地域に到着したときにでもRFIDタグ52に書き込まれたログ情報を携帯端末20を介して確認することで、上記確認作業の実施を確実に把握することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の救命具管理システムを具現化した第2実施形態について図8および図9を用いて説明する。図8および図9は、第2実施形態における制御部21による救命具配備状態確認処理の流れを例示するフローチャートである。
本第2実施形態に係る救命具管理システム10では、救命胴衣50の使用期限をさらに管理する点が、上記第1実施形態に係る救命具管理システムと異なる。したがって、第1実施形態の救命具管理システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本第2実施形態では、QRコード51は、上述した救命具情報が救命胴衣50の使用期限日時に関する情報(以下、使用期限情報ともいう)を含むように光学的に読み取り可能にコード化されている。このため、上記ステップS103では、ステップS101にて取得された救命具情報および座席番号情報に加えて当該救命胴衣50の使用期限情報が関連付けられて当該救命胴衣50に付されたRFIDタグ52に書き込まれることとなる。このようにRFIDタグ52に書き込まれた使用期限情報を利用することで、使用期限日時までの残時間(以下、残時間Tともいう)が短くなった救命胴衣50の交換を促すことができる。
以下、本第2実施形態における制御部21による救命具配備状態確認処理について、図8および図9のフローチャートを用いて説明する。なお、本第2実施形態における制御部21による救命具配備情報生成処理は、上述したS103における処理を除き、上記第1実施形態における制御部21による救命具配備情報生成処と同じ処理となるため、説明を省略する。
上記第1実施形態と同様に、ステップS211にてNoと判定されるか、ステップS227にてYesと判定されるか、ステップS231における処理がなされると、図8のステップS301にて、配備された全ての救命胴衣50の中で、残時間Tが所定の期間Toよりも短いものがあるか否かについて判定される。ここで、全ての救命胴衣50における残時間Tが所定の期間To以上である場合には、ステップS301にてNoと判定されて、使用期限に起因する交換が促されることなく上記ステップS213以降の処理がなされる。ここで、上述した所定の期間Toは、例えば、1週間に設定されている。
一方、全ての救命胴衣50のうち、1つ以上、残時間Tが所定の期間Toよりも短い救命胴衣50があると(S301でYes)、ステップS303にてその救命胴衣50が使用期限切れか否かについて判定される。ここで、残時間Tが所定の期間Toよりも短いとされた全ての救命胴衣50が使用期限切れでない場合には、ステップS303にてNoと判定される。
そして、ステップS305にて第1警告処理がなされる。この処理では、残時間Tが所定の期間Toよりも短い救命胴衣50の残時間Tと当該救命胴衣50が配備された座席番号とが表示されて、残時間Tが短いことを理由に交換を促す旨が表示部24に表示される。この表示を見た作業者が現時点での交換をしない場合にそのための操作をすると、ステップS307にてNoと判定されて、上述したステップS213以降の処理がなされる。また、交換を促す表示を見た作業者が交換をする場合にそのための操作をすると、ステップS307にてYesと判定される。なお、表示部24は、特許請求範囲に記載の「第2報知手段」の一例に相当し得る。
ステップS301にて残時間Tが所定の期間Toよりも短いとされた救命胴衣50のうち、1つでも使用期限切れしている救命胴衣50があると、ステップS303にてYesと判定される。そして、ステップS309にて第2警告処理がなされる。この処理では、使用期限が切れている救命胴衣50と当該救命胴衣50が配備された座席番号とが表示されて、使用期限が切れていることを理由に交換を促す旨が表示部24に表示される。また、残時間Tが所定の期間Toよりも短い救命胴衣50がある場合には、この救命胴衣50の残時間Tと当該救命胴衣50が配備された座席番号とが表示されて、残時間Tが短いことを理由に交換を促す旨が表示部24に表示される。
ステップS307にてYesと判定されるか、ステップS309における処理が実施されると、図9のステップS311にて、情報コード、すなわち、救命胴衣50のQRコード51と不備とみなされた座席SのバーコードSbとの読み取りか否かについて判定され、当該情報コードが読み取られるまで、ステップS311にてNoとの判定が繰り返される。
そして、作業者が交換用の救命胴衣50を用意し、この救命胴衣50のQRコード51と不備とみなされた座席SのバーコードSbとが読み取られると、ステップS311にてYesと判定される。続いて、ステップS313にて書込処理がなされ、上記ステップS103と同様に、上述のように新たに読み取られて取得された救命具情報および座席番号情報と当該救命胴衣50の使用期限情報とが関連付けられて当該救命胴衣50に付されたRFIDタグ52に書き込まれる。
続いて、ステップS315にて、全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報と使用期限情報とが読み取られたか否かについて判定される。そして、不備とみなされた座席Sを認識した作業者により、当該座席Sに関する座席番号情報および救命具情報が読み取られるまで、ステップS315にてNoと判定されて、上述したステップS311からの処理が繰り返される。
そして、作業者により、不備とみなされた座席Sに救命胴衣50が交換されて配備された状態でRFIDタグ52の座席番号情報および救命具情報と使用期限情報とが読み取られることで、全ての座席Sについて座席番号情報および救命具情報と使用期限情報とが読み取られると、ステップS315にてYesと判定される。
続いて、ステップS317にて救命具配備情報更新処理がなされる。この処理では、実際に読み取った各座席Sでの救命具情報に応じて、上記ステップS201にて取得した救命具配備情報が更新される。これにより、救命具配備情報は、救命胴衣50が交換される場合でも、実際に交換された救命胴衣50の救命具情報および使用期限情報や使用期限情報が反映された最新の情報となり得る。
そして、ステップS319にて救命具配備情報送信処理がなされ、上述のように更新された救命具配備情報が、基地局12を介して管理サーバ11に送信される。管理サーバ11では、受信した救命具配備情報に基づいて、記憶された救命具配備情報が更新されることとなる。このように、ステップS319における処理がなされると、図8のステップS213からの処理がなされることとなる。
以上説明したように、本第2実施形態に係る救命具管理システム10では、救命具情報には、当該救命胴衣50の使用期限情報が含まれており、携帯端末20により読み取られた救命具情報の使用期限日時までの残時間Tが所定の期間Toよりも短くなるとき、その旨が表示部24に表示されて報知される。このため、表示部24の表示による報知により、使用期限日時までの残時間Tが短くなった救命胴衣50の交換を促すことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の救命具管理システムを具現化した第3実施形態について図10および図11を用いて説明する。図10は、第3実施形態に係る救命具管理システム10aの構成概要を示す説明図である。図11は、第3実施形態における救命具盗難防止処理の流れを例示するフローチャートである。
本第3実施形態に係る救命具管理システム10aでは、各座席Sに配備された救命胴衣50の盗難防止を実施する点が、上記第1実施形態に係る救命具管理システムと異なる。したがって、第1実施形態の救命具管理システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本第3実施形態に係る救命具管理システム10aは、救命胴衣50に付されたRFIDタグ52を検出するとともにそのRFIDタグ52に記憶された情報を読み取るRFIDタグ検出手段として、RFIDタグ検出装置60を備えている。このRFIDタグ検出装置60は、図10に示すように、航空機から降りる搭乗客(乗員)が通る航空機内の通路Pに配置されており、RFIDタグ52の検出時に読み取った座席番号情報等を、基地局12を介して管理サーバ11に送信可能に構成されている。なお、RFIDタグ検出装置60は、航空機から降りる搭乗客(乗員)が通る予定の通路であれば、航空機外等に設置してもよいし、複数設置してもよい。
本第3実施形態では、管理サーバ11は、RFIDタグ検出装置60から送信される座席番号情報等に応じて救命胴衣50の盗難防止を実施するための救命具盗難防止処理を実施する。
以下、管理サーバ11による救命具盗難防止処理について図11を用いて説明する。
まず、図11のステップS401において、RFIDタグ52が検出されたか否かについて判定される。ここで、RFIDタグ検出装置60にてRFIDタグ52が検出されるまで、ステップS401にてNoとの判定が繰り返される。
そして、救命胴衣50を不正に持ち出した搭乗客(以下、不正持出者ともいう)が、RFIDタグ検出装置60が配置された通路Pを通ることで、この救命胴衣50に付されたRFIDタグ52が検出されて、このRFIDタグ52に記憶された情報が基地局12を介して受信されると、ステップS401にてYesと判定される。次に、ステップS403において、座席情報抽出処理がなされる。この処理では、基地局12を介して受信した情報から座席番号情報が抽出される。この抽出された座席番号から、当該座席番号の座席Sに座っていた者を、不正持出者として特定することができる。
続いて、ステップS405において、報知処理がなされる。この処理では、救命胴衣50の不正持ち出しがあったことが報知されるとともに、不正持出者を特定する情報が報知される。この報知情報が報知された客室乗務員等により、対象の座席Sに救命胴衣50が配備されていないことが確認されると、上記報知情報が報知された空港警備員等により、不正持出者に対して救命胴衣50に関する質問等がなされて、不正に持ち出された救命胴衣50が回収されることとなる。なお、ステップS405を実行する管理サーバ11は、特許請求の範囲に記載の「第3報知手段」の一例に相当し得る。
これにより、座席Sに配備された救命胴衣50が不正持出者により不正に航空機外または空港外に持ち出される場合に、この持ち出しが報知されることとなるので、救命胴衣50の持ち出しを確実に検知して救命胴衣50の盗難を防止することができる。特に、RFIDタグ検出装置60により検出されたRFIDタグ52の座席番号情報が取得されることで、不正持出者がどの座席Sに座っていたか分かるので、混雑しやすい時間帯を避けて後からでもその不正持出者を特定することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)上記各実施形態における救命具管理システム10は、航空機の各座席Sに配備される救命胴衣50を管理対象とすることに限らず、例えば、船舶などの輸送機の各座席に配備される救命胴衣等の救命具を管理対象としてもよい。
(2)上記各実施形態における救命具管理システム10は、救命胴衣50を管理対象とすることに限らず、例えば、酸素マスクなど各座席毎に配備される救命具を管理対象としてもよい。
(3)救命具配備情報は、携帯端末20にて生成されることに限らず、携帯端末20から必要な情報を獲た管理サーバ11にて生成されてもよい。
10,10a…救命具管理システム
11…管理サーバ(生成手段,第3報知手段)
20…携帯端末(取得手段,書込手段,生成手段,判定手段,第1報知手段)
21…制御部(取得手段,書込手段,生成手段,判定手段,第1報知手段)
24…表示部(表示手段,第2報知手段)
50…救命胴衣(救命具)
51…QRコード
52…RFIDタグ
60…RFIDタグ検出装置(RFIDタグ検出手段)
P…通路
S…座席
Sb…バーコード

Claims (6)

  1. 乗員を輸送する輸送機において各座席毎に配備される複数の救命具を管理する救命具管理システムであって、
    前記各救命具には、当該救命具を特定する救命具情報と所定の情報について読み書き可能なRFIDタグとが付されており、
    前記救命具に付された前記救命具情報とこの救命具が配備された前記座席を特定する座席情報とを座席毎に取得するための取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記救命具情報および前記座席情報を関連付けてこの救命具情報に対応する前記救命具に付された前記RFIDタグに書き込むための書込手段と、
    前記取得手段にて取得された複数の前記救命具情報および前記座席情報をそれぞれ関連付けて救命具配備情報を生成する生成手段と、
    前記RFIDタグに書き込まれた前記救命具情報および前記座席情報を無線通信により読み取るための読取手段と、
    全ての前記救命具の前記RFIDタグについて前記読取手段により読み取られた複数の前記座席情報と、前記生成手段により生成された前記救命具配備情報とに基づいて、前記救命具が配備されていない前記座席があるか否かについて判定する判定手段と、
    を備え
    前記RFIDタグには、前記読取手段により当該RFIDタグに書き込まれた前記救命具情報および前記座席情報が読み取られるとき、この読み取りに関する情報が書き込まれることを特徴とする救命具管理システム。
  2. 前記各座席の配置が反映された座席マップを表示する表示手段であって、この座席マップに対して、前記読取手段により前記座席情報が読み取られた座席と前記読取手段により読み取られなかった座席とが区別して表示される表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の救命具管理システム。
  3. 前記判定手段による判定結果を前記輸送機の運行の可否を判断するための情報として報知する第1報知手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の救命具管理システム。
  4. 前記判定手段により前記救命具が配備されていない前記座席があると判定されてこの救命具が配備されていない座席に対して新たな救命具が配備されるとき、この新たな救命具の前記救命具情報と当該座席の前記座席情報とを前記取得手段により取得することで前記救命具配備情報を更新する更新手段を備え、
    前記更新手段による更新の際に、更新対象の前記救命具情報および前記座席情報を、前記書込手段により更新対象の前記救命具の前記RFIDタグに書き込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の救命具管理システム。
  5. 前記救命具情報には、当該救命具の使用期限日時に関する情報が含まれ、
    前記読取手段により読み取られた前記救命具情報の前記使用期限日時までの残時間が所定の期間よりも短くなるとき、その旨を報知する第2報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の救命具管理システム。
  6. 前記RFIDタグを自動的に検出可能であって前記輸送機から降りる前記乗員が通る通路に配置されるRFIDタグ検出手段と、
    前記RFIDタグ検出手段により前記RFIDタグが検出されるとき、その旨を報知する第3報知手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の救命具管理システム。
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