JP2009230162A - 搭乗者管理システムおよび携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】未搭乗者の捜索をより確実に行うことができる搭乗者管理システムおよび携帯情報端末を提供する。
【解決手段】空港施設100内に設置された複数のアンテナ20と、当該複数のアンテナ20と通信可能な無線ICタグを搭載した電子搭乗券10と、複数のアンテナ20と接続された施設内サーバ60と、を有する搭乗者管理システムSYであって、電子搭乗券10は、施設内サーバ60から送信された捜索情報を、アンテナ20を介して受信し、これを電子ペーパーに表示する。一方、施設内サーバ60は、空港施設100内における電子搭乗券10の位置をトレースしてディスプレイ62上に表示すると共に、電子搭乗券10に対し捜索情報を送信する。
【選択図】図1

Description

空港施設内において、飛行機に搭乗する搭乗者の位置を監視するなどの搭乗者管理を行う搭乗者管理システムおよび携帯情報端末に関する。
従来、飛行機の搭乗者が搭乗終了時刻までに搭乗口(搭乗ゲート)を通過しない場合、場内放送によって呼出しをしたり、航空会社の係員が空港施設内を捜し回ったりするが、空港施設内は捜す範囲が広いため、捜し出すまでに長時間を要することが多い。また、長時間探し回っても未搭乗者を見つけ出せない場合は、すでに飛行機に積み込んだ荷物から、未搭乗者の荷物を探し出して飛行機から下ろす作業が必要となり、出発時刻の遅延や係員の作業負担の増大を招いている。そこで、このような問題を解決すべく、搭乗券に無線タグを付しておき、当該無線タグと空港施設内に設けられた複数のアンテナとの通信結果から搭乗者の位置を特定することにより、捜索を支援する捜索支援システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−183261号公報
ところが、上記の捜索支援システムでは、未搭乗者の居場所がある程度特定できるため、捜索時間の短縮を図ることができるものの、場内放送を行ったり係員が空港施設内を捜し回ったりする必要がある点では、従来と同様である。しかも未搭乗者が外国人の場合は、名前の発音や、アクセント等の違いから場内放送や係員の呼びかけを理解することができないことがあり、未搭乗者の居場所がある程度特定できたとしても、捜し出すのが困難な場合がある。
一方、特許文献1に記載の捜索支援システムは、従来の搭乗手続き方法と同様に、紙媒体に印刷された搭乗券を用いることが前提となっている。ところが、この搭乗券は、搭乗後不要となり、その大半はゴミとして処理しなければならない。このため、資源の無駄遣いや処理コストの負担も問題となっている。
本発明は、このような問題点に鑑み、未搭乗者の捜索を確実に行うことができる搭乗者管理システムおよび携帯情報端末を提供することを第1の目的とする。また、省資源化を図ることを第2の目的とする。
本発明の搭乗者管理システムは、空港施設内に設置された複数のアンテナと、飛行機の搭乗者が携帯するものであって、アンテナと通信を行う携帯情報端末と、複数のアンテナと接続され、空港施設内における携帯情報端末の位置表示および携帯情報端末への情報提供を行う施設内サーバと、を有する搭乗者管理システムであって、携帯情報端末は、施設内サーバから送信された情報を、アンテナを介して受信する情報受信手段と、情報を表示する端末側表示手段と、を備え、施設内サーバは、空港施設内における携帯情報端末の位置を表示するPC側表示手段と、携帯情報端末に対し、搭乗者に対して送信すべき情報を、アンテナを介して送信する情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、携帯情報端末は、施設内サーバから送信された情報を表示できるため、例えば施設内サーバから未搭乗者の携帯情報端末へメッセージ等を送信することで、未搭乗者本人が捜索対象となっていることに気づくことができる。これにより、未搭乗者が自ら係員に申し出たり、搭乗口に急いで向かったりすることが期待できる。また、未搭乗者が、場内放送や係員の呼びかけを理解することができない外国人等の場合でも、情報表示によって確実に情報を伝えることができ、結果的に未搭乗者の捜索を確実に行うことができる。さらに、施設内サーバが、携帯情報端末に対して、搭乗口の変更や出発時刻の変更などに関する情報を送信することで、搭乗者は、空港案内モニタが設置されていない場所でもそれらの情報を確認することができ、便利である。
なお、「携帯情報端末」は、通信機能および表示機能を有するものであれば、その形態は問わない。すなわち、カード型媒体であっても良いし、PDA(Personal Digital Assistant)等の小型機器であっても良い。また、会員カードのように搭乗者に対して航空会社が発行するものであっても良い。
上記に記載の搭乗者管理システムにおいて、携帯情報端末は、航空券および/または搭乗券を発行する発行装置から、当該航空券および/または当該搭乗券を電子化した電子データを取得する電子データ取得手段をさらに備え、端末側表示手段は、取得した電子データに基づき、航空券および/または搭乗券を表示することが好ましい。
この構成によれば、携帯情報端末を航空券および/または搭乗券として利用することにより、従来の紙媒体に印刷された航空券および/または搭乗券を必要としないため、紙資源の無駄を無くすことができ、処理コストも削減できる。
なお、「携帯情報端末」は、旅行代理店等による航空券発行によって「航空券」としての機能を有し、その後搭乗手続きによって「搭乗券」としての機能に切り替わる構成であっても良いし、それぞれ単独に発行されるものであっても良い。
また、「電子データ取得手段」は、旅行代理店やチェックインカウンタによる係員の操作により(ライタを用いた書き込みにより)電子データを取得しても良いし、「携帯情報端末」がインターネットと接続可能な機器の場合は、インターネットを介して電子データを取得しても良い。
また、「航空券」はAir Ticket(Airline TicketまたはPassenger Ticketとも称される)を指すものであり、「搭乗券」はBoarding Pass(通行証)を指すものである。
上記に記載の搭乗者管理システムにおいて、施設内サーバは、発行装置から、発行した航空券および/または搭乗券と、その発行先となる携帯情報端末と、を関連付けた発行情報を取得する発行情報取得手段をさらに備え、情報送信手段は、発行情報に基づいて、任意の携帯情報端末に対し、当該携帯情報端末に対して発行した航空券および/または搭乗券に関連する情報のみを送信することが好ましい。
この構成によれば、施設内サーバは、携帯情報端末に対し、その携帯情報端末に対して発行した航空券および/または搭乗券に関連する情報のみを送信するため、搭乗者は自分に必要な情報のみを得ることができる。言い換えれば、自分に必要の無い情報まで確認する必要がないため、便利である。なお、未搭乗者に対して捜索中である旨の情報を送信する場合も、個人情報保護の観点から、その本人が携帯する携帯情報端末に対してのみ情報を送信することが好ましい。
上記に記載の搭乗者管理システムにおいて、携帯情報端末は、施設内サーバから送信された情報を通信手段が受信したときに、その旨を通知する通知手段をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、施設内サーバからの情報受信時にはその旨を通知するため、搭乗者は情報を受信したことを確認することができる。なお、「通知手段」は、電子音を発生するスピーカやブザーによって実現されても良いし、振動を発生するバイブレータによって実現されても良い。また、「端末側表示手段」の一部を点灯・点滅させるなどの方法を採用しても良い。
上記に記載の搭乗者管理システムにおいて、携帯情報端末は、搭乗者が、飛行機に搭乗したこと、および飛行機から降機したことを検出する搭乗・降機検出手段と、飛行機への搭乗検出時に、電源状態を起動状態からスリープ状態またはシャットダウン状態に切り替え、飛行機からの降機検出時に、電源状態をスリープ状態またはシャットダウン状態から起動状態に切り替える状態切り替え手段と、をさらに備えたことが好ましい。
携帯情報端末は通信機能を有しているため、携帯情報端末が、搭乗後も携帯される場合は、飛行機の計器や通信機器に影響を与えることが懸念されるが、この構成によれば、飛行機への搭乗を検出した時に、電源状態をスリープ状態またはシャットダウン状態に切り替えるため、そのような問題を確実に解決できる。また、逆に飛行機からの降機を検出した時にも、起動状態に切り替えるため、電源状態を切り替えるために、搭乗者の手を煩わせることがない。
なお、「飛行機に搭乗したことを検出する」とは、搭乗口を通過したことを検出しても良いし、飛行機に実際に乗り込んだことを検出しても良い。また、「飛行機から降機したことを検出する」とは、飛行機から実際に降りたことを検出しても良いし、手荷物受け取りカウンタや手荷物無しゲート(飛行機を降りた後、手荷物預けがない搭乗者が通るゲート)を通過したことを検出しても良い。
また、携帯情報端末が、空港内でのみ使用される場合は、搭乗口で回収し、再利用することが望ましい。この場合は、携帯情報端末に表示されている座席番号などの情報は搭乗口で、小型の紙などに印刷して、搭乗者に手渡されるのが望ましい。これにより搭乗者は、搭乗後に必要な情報を何時でも確認できるとともに、空港内で発行後、回収されゴミとなる資源を最小限にすることができる。
本発明の携帯情報端末は、上記に記載の搭乗者管理システムに用いられることを特徴とする。
この携帯情報端末を用いることにより、未搭乗者の捜索をより確実に行うことができる搭乗者管理システムを実現できる。
上記に記載の携帯情報端末において、カード型媒体であって、端末側表示手段が、電子ペーパーにより構成されていることが好ましい。
この構成によれば、携帯が容易であると共に、端末コストを抑えることができる。また、電子ペーパーを用いることにより、表示内容の書き換え時のみ微小電力を必要とするだけで、表示内容を維持するための電力は不要となり、省電力で表示を行うことができる。
上記に記載の携帯情報端末において、カード型媒体は、利用航空会社あるいは提携航空会社が発行する会員カードであることが好ましい。
この構成によれば、本発明を実現するために、搭乗者が特別な装置を持ち歩く必要がなく、利便利が良い。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る搭乗者管理システムおよび携帯情報端末について説明する。図1は、搭乗者管理システムSYのシステム構成図である。同図に示すように、搭乗者管理システムSYは、空港施設100内に設けられた複数のアンテナ20(20a〜20h)と、電子搭乗券10(携帯情報端末)を発行する発行装置30と、保安検査場に設けられた第2リーダ/ライタ42と、搭乗口(搭乗ゲート)に設けられた第3リーダ/ライタ43と、搭乗口からタラップ(飛行機200)までの通路上110に設けられたゲート式リーダ/ライタ44と、搭乗カウンタに設けられた搭乗カウンタ用PC51と、空港施設100のバックヤードに設けられ、これらを統括的に制御する施設内サーバ60と、を備えている。さらに、搭乗者管理システムSYは、チェックインを終えた搭乗者が携帯する電子搭乗券10を備えている。本実施形態において、電子搭乗券10とは、搭乗券を電子化した電子データが書き込まれたものを指す。なお、図示点線矢印150は、空港施設100の入口から搭乗口までの搭乗者の経路を示すものである。また、特に図示しないが、空港施設100内には、場内放送を行うための施設内スピーカが複数配置されている。
電子搭乗券10は、チェックインカウンタで搭乗手続きを行った搭乗者に対して発行されるものであり、搭乗券として機能する。また、電子搭乗券10は、無線ICタグ(所謂RFID(Radio Frequency Identification)タグ)を内蔵しており、アンテナ20および各種リーダ/ライタ40(41〜44)と無線通信を行う。さらに、電子ペーパー12(図2参照)を搭載しており、アンテナ20を介して受信した情報を表示する。なお、電子搭乗券10には、それぞれを識別するための識別コードが割り当てられている。当該識別コードとしては、電子搭乗券10に予めタグIDが記憶されている場合は当該タグIDを用いても良いし、発行時に書き込まれた発行番号を用いても良い。
アンテナ20は、搭乗者の位置(電子搭乗券10の位置)を検出するため、空港施設100内の天井などに略所定間隔で設置されている。具体的には、電子搭乗券10と定期的に通信し、その通信結果(各アンテナ20のアンテナコードと、電子搭乗券10から読み取った識別コードとを対応付けた情報)を、ネットワークNT(有線/無線ネットワーク)で接続された施設内サーバ60に送信する。すなわち、アンテナ20は、施設内サーバ60と電子搭乗券10との間で情報の読み書きを行うためのリーダ/ライタとして機能する。
施設内サーバ60は、一般的なパーソナルコンピュータであり、複数のアンテナ20の通信結果を取得して、空港施設100内における各搭乗者の位置をトレースする。例えば、図1に示した例のように搭乗者が位置する場合、電子搭乗券10の識別コードが、一番近くに設置されたアンテナ20cによって、読み取られ、その近傍に搭乗者がいるものとして認識される。一方、各アンテナ20の読み取り範囲が広い場合は、3つのアンテナ20a,20b,20cによって読み取られる可能性がある。このとき、施設内サーバ60は、各アンテナ20a,20b,20cが読み取った識別コードと電波強度に基づいて、電子搭乗券10の位置を特定できる。つまり、各アンテナ20a,20b,20cが同一の識別コードを読み取り且つ電波強度が同一の場合、その3つのアンテナ20の検出範囲が重なる中心付近に電子搭乗券10が位置すると判断できる。なお、施設内サーバ60は、後述する発行装置30、各種リーダ/ライタ42〜44、および搭乗カウンタ用PC51とも、ネットワークNTを介して接続されており、各搭乗者の搭乗手続き状況(保安検査を終えたか、搭乗を終えたかなど)を表示したり、その表示結果を出力したりできるようになっている。また、搭乗終了時刻を過ぎても、搭乗口を通過していない搭乗者がいる場合は、その未搭乗者に対して、緊急状況を知らせるメッセージを送信すると共に、場内放送を指令する。詳細については、後述する。
発行装置30は、チェックインカウンタにおいて電子搭乗券10を発行するものであり、チェックイン用PC31と、当該チェックイン用PC31に接続された第1リーダ/ライタ41と、から成る。第1リーダ/ライタ41としては、ハンディタイプまたは卓上設置タイプのものが用いられる。
チェックイン用PC31は、オペレータの操作に基づいて、搭乗券を電子化した電子データを生成し、第1リーダ/ライタ41に出力する。第1リーダ/ライタ41は、当該電子データを取得して、電子搭乗券10の元となるカード型媒体に書き込む。これによって、カード型媒体は、電子搭乗券10として機能する。なお、当該電子搭乗券10は、搭乗者が搭乗口を通過する時点で回収され、繰り返し空港内で利用されるか、あるいは、搭乗者が所持する航空会社が発行する会員カード等の場合は、そのまま飛行機200内に携行する。
第1リーダ/ライタ41は、正常に電子データの書き込みを終えると、その旨のレスポンス信号をチェックイン用PC31に送信する。チェックイン用PC31は、このレスポンス信号を受け取り、搭乗券を発行した旨の発行情報を、施設内サーバ60に送信する。なお、発行情報には、発行した搭乗券の電子データと、その発行先となる電子搭乗券10の識別コードと、が含まれる。施設内サーバ60は、発行情報を受信すると、搭乗者データベース63a(図3参照)に登録する。
第2リーダ/ライタ42は、保安検査場において、検査を終えたことを記録するためのものであり、ハンディタイプ、卓上設置タイプまたはゲートタイプのものが用いられる。ゲートタイプの場合、身体検査を行うための検査装置に組み込んでも良い。第2リーダ/ライタ42は、保安検査場を通過した(検査を終えた)搭乗者が所持する電子搭乗券10(ICチップ10a)に対し、保安検査場を通過したことを示す情報を書き込む。当該情報は、電子ペーパー12上に表示される。
また、第2リーダ/ライタ42は、電子搭乗券10の識別コードを読み取り、その読み取り結果を施設内サーバ60に出力する。施設内サーバ60は、第2リーダ/ライタ42から識別コードを取得すると、その識別コードの電子搭乗券10を所持する搭乗者が保安検査を終えたことを、搭乗者データベース63aに記録する。また、その搭乗者の位置を保安検査場付近と判定する。つまり、施設内サーバ60は、アンテナ20の通信結果だけでなく、各種リーダ/ライタ40の読み取り結果も、電子搭乗券10の位置特定に利用する。
第3リーダ/ライタ43は、搭乗口において、搭乗を終えたことを記録するためのものであり、第2リーダ/ライタ42と同様に、ハンディタイプ、卓上設置タイプまたはゲートタイプのものが用いられる。第3リーダ/ライタ43は、搭乗口を通過した搭乗者が所持する電子搭乗券10に対し、搭乗を終えたことを示す情報を書き込む。当該情報は、電子ペーパー12上に表示される。
また、第3リーダ/ライタ43は、電子搭乗券10の識別コードを読み取り、その読み取り結果を施設内サーバ60に出力する。施設内サーバ60は、第3リーダ/ライタ43から識別コードを取得すると、その識別コードの電子搭乗券10を所持する搭乗者が搭乗を終えたことを、搭乗者データベース63aに記録する。また、その搭乗者の位置を搭乗口付近と判定する。
なお、電子搭乗券10を空港内で回収する場合は、第3リーダ/ライタ43で搭乗を終えたことが記録されたのち、オペレータにより回収される。この際、座席番号など、搭乗後確認が必要な座席番号などの情報については、搭乗口に設置されたプリンタ52によって印刷され、乗客(搭乗者)に手渡される。
ゲート式リーダ/ライタ44は、ゲートタイプのリーダ/ライタであり、搭乗口からタラップまでの通路上110において、電子搭乗券10の電源状態を切り替えるためのものである。ゲート式リーダ/ライタ44は、近接する搭乗口において搭乗手続きが行われている間、ゲート間を通過した電子搭乗券10の電源状態を起動状態からスリープ状態に切り替える。これにより、電子搭乗券10の通信機能によって、飛行機200の計器や通信機器に影響を与えるといった問題を解決できる。一方、近接する搭乗口において搭乗手続きが行われていない場合は、ゲート間を通過した電子搭乗券10の電源状態をスリープ状態から起動状態に切り替える。これにより、搭乗者の手を煩わせることなく、電源状態を切り替えることができる。
なお、ゲート式リーダ/ライタ44は、近接する搭乗口において搭乗手続きが行われているか否かに関する情報を、施設内サーバ60から取得する。また、ゲート式リーダ/ライタ44は、電子搭乗券10の識別コードを読み取り、その読み取り結果を施設内サーバ60に出力する。施設内サーバ60は、ゲート式リーダ/ライタ44から識別コードを取得すると、その識別コードの電子搭乗券10を所持する搭乗者が、飛行機200に向かっていること、または飛行機200から降りたことを、搭乗者データベース63aに記録する。また、その搭乗者の位置を通路上110上と判定する。
なお、施設内サーバ60から取得した情報(搭乗手続きが行われているか否かに関する情報)に基づいて、電子搭乗券10の電源状態を切り替えるのではなく、ゲート式リーダ/ライタ44自身が、搭乗者の進行方向を判定し、その判定結果に応じて電源状態を切り替えるようにしても良い。この場合、ゲート式リーダ/ライタ44は、進行方向に沿って所定間隔を存して配置された2つのゲート式リーダ/ライタから成り、当該2つのゲート式リーダ/ライタの読み取り順序から搭乗者の進行方向を判定し、タラップ(飛行機200)に向かっている場合は、電子搭乗券10の電源状態をスリープ状態に切り替え、飛行機200から下りてきた場合は、電子搭乗券10の電源状態を起動状態に切り替える。
また、搭乗者の進行方向を判定するのではなく、ゲート式リーダ/ライタ44を通過したときの電子搭乗券10の電源状態が起動状態の場合はスリープ状態に切り替え、逆にスリープ状態の場合は起動状態に切り替えるといった構成でも良い。
搭乗カウンタ用PC51は、搭乗者の位置をモニタリングするためのものであり、一般的なコンピュータから成る。航空会社の係員は、搭乗カウンタ用PC51に搭載されたディスプレイ(図示省略)上で、搭乗者の位置および搭乗手続き状況を確認する。モニタリングの対象となる搭乗者は、搭乗カウンタ用PC51に搭載されたキーボードやマウス等の入力部(図示省略)による操作により、便名や行き先別に抽出可能となっている。なお、搭乗カウンタ用PC51に表示される表示データは、施設内サーバ60と同期が取られている。また、特別な連絡事項がある場合や、サポートを必要とする搭乗者(年少者や高齢者など)を呼び出す場合など、その搭乗者を指定する(搭乗者データベース63aから1名を選択する)ことで、ディスプレイ上に搭乗者の詳細な位置を表示したり、場内放送およびその搭乗者への情報送信を実行させたりすることが可能となっている。なお、搭乗終了時刻になっても搭乗していない未搭乗者が存在する場合は、施設内サーバ60によって自動的に場内放送およびその未搭乗者への情報送信が実行される。詳細については、後述する。
次に、図2を参照し、電子搭乗券10の構造および表示内容について説明する。電子搭乗券10は、一般的なICカード等と略同一の大きさを有したカード型媒体であり、その周囲を周回するように、ループ式のLFアンテナ15が内蔵されている。また、電子搭乗券10には、ICチップ10aおよびブザー13が内蔵されており、ICチップ10aには、上記のLFアンテナ15が接続されている。また、電子搭乗券10は、その表面に電子ペーパー12と、操作ボタン11と、が設けられている。操作ボタン11は、プッシュ式のボタンであり、その押下によってブザー13による電子音(ブザー音)の発生を止めることができるようになっている。
電子ペーパー12は、図示のとおり、搭乗券記載事項表示部71、状況表示部72および情報表示部73を有している。搭乗券記載事項表示部71は、一般的な搭乗券に記載される事項(氏名、搭乗日(有効期間)、搭乗区間(行き先)、便名、搭乗ゲート番号、座席番号、座席等級、運賃など)を表示する。これらは、チェックインカウンタにおいて第1リーダ/ライタ41によって書き込まれる。また、状況表示部72は、搭乗者が保安検査を終えたか、および搭乗を終えたかを表示する。これらは、保安検査場および搭乗口において第2リーダ/ライタ42および第3リーダ/ライタ43によって書き込まれる。
また、情報表示部73は、施設内サーバ60から、アンテナ20を介して送信された情報を表示する。情報としては、電子搭乗券10を携帯している搭乗者が、搭乗終了時刻に遅れている旨や、呼び出しを受けている旨を表示する。また、当該搭乗者が搭乗する便の出発が遅れる、または欠航される旨、搭乗ゲートが変更された旨なども表示する。つまり、電子搭乗券10を携帯している搭乗者、または搭乗する飛行機200に直接関係する情報のみを表示する。
なお、航空会社が発行する会員カードを、電子搭乗券10として利用する場合は、図2に記載の機能が、会員カードの機能に追加されて実装されている。
次に、図3および図4を参照し、施設内サーバ60および電子搭乗券10の制御構成について説明する。図3は、施設内サーバ60の制御ブロック図である。施設内サーバ60は、制御系の構成要素として、入力部61、ディスプレイ62、ハードディスク(以下、「HDD」と記載する)63、ネットワークインターフェース(以下、「NTインターフェース」と記載する)64、CPU(Central Processing Unit)65、ROM(Read Only Memory)66、RAM(Random Access Memory)67および電源68を備えている。
入力部61は、各種情報を入力するためのものであり、キーボードおよびマウスを主要部として構成される。本実施形態では、呼び出し対象者の指定などに用いられる。なお、上記の通り、搭乗カウンタ用PC51でも、呼び出し対象者の指定が可能であり、この場合施設内サーバ60は、NTインターフェース64を介して、搭乗カウンタ用PC51から呼び出し対象者の指定情報を取得する。
ディスプレイ62は、各種情報を表示する表示手段として機能する。本実施形態では、空港施設100の施設内マップを表示して、当該マップ上に搭乗者の位置を表示する。また、搭乗者データベース63aから読み出した搭乗者リストを表示し、各搭乗者の搭乗手続き状況を表示する。HDD63は、各種情報を記憶する記憶手段として機能する。また、上記の搭乗者データベース63aを記憶している。搭乗者データベース63aには、電子搭乗券10の識別コード、搭乗券の電子データ、各種リーダ/ライタ40の読み取り・書き込み結果(搭乗者の搭乗手続き状況)が紐付けされている。
NTインターフェース64は、ネットワークNTとの接続手段として機能し、複数のアンテナ20、発行装置30(チェックイン用PC31)、第2リーダ/ライタ42、第3リーダ/ライタ43、ゲート式リーダ/ライタ44、搭乗カウンタ用PC51およびプリンタ52と接続されている。複数のアンテナ20からは、電子搭乗券10との通信結果を取得し、発行装置30(チェックイン用PC31)、第2リーダ/ライタ42、第3リーダ/ライタ43およびゲート式リーダ/ライタ44からは、電子搭乗券10との読み書き結果を取得する。また、搭乗カウンタ用PC51からは、操作結果(呼び出し対象者の指定情報など)を取得すると共に、表示データを含むCPU65の各種演算処理結果を出力する。
なお、プリンタ52は、第3リーダ/ライタ43に接続し、第3リーダ/ライタ43から送られてくるデータに従い印刷しても良い。あるいは、プリンタ52および第3リーダ/ライタ43を搭乗カウンタ用PC51に接続し、搭乗口での各種処理作業を搭乗カウンタ用PC51が担当し、処理後、施設内サーバ60にまとめてデータを送付することも可能である。
CPU65は、中央処理装置であり、制御手段として機能する。ROM66は、CPU65が各種処理を行うための制御プログラムを記憶する。制御プログラムとしては、具体的に、HDD63内の搭乗者データベース63aから、情報(呼び出し情報や緊急連絡情報)の送信先と成る電子搭乗券10の識別コードを抽出するためのプログラム、情報を生成するプログラム、識別コードを付して情報を送信するプログラム、電子搭乗券10の位置をトレースするためのプログラム等を含む。また、RAM67は、CPU65が各種処理を行うためのワークエリアとして用いられる。なお、これらROM66およびRAM67は、前者が不揮発性、後者が揮発性の記憶手段として機能する。電源68は、施設内サーバ60内の各部に電源を供給する電源供給手段として機能する。
続いて、図4を参照し、電子搭乗券10の制御構成について説明する。電子搭乗券10は、操作ボタン11、電子ペーパー12、ブザー13、送受信部14、LFアンテナ15、CPU16、ROM17、RAM18および電池19を備えている。これらのうち、送受信部14、LFアンテナ15、CPU16、ROM17、RAM18および電池19は、ICチップ10aにより構成される。
操作ボタン11は、搭乗者によって押下されるものであり、操作手段または入力手段として機能する。電子ペーパー12は、図2に示したように、各種情報を表示する表示手段として機能する。ブザー13は、搭乗者に通知を行うための通知手段として機能する。本実施形態では、施設内サーバ60から各種情報を受信したときに電子音を発生する。なお、ブザー13は、情報受信後、操作ボタン11が押下されるまで電子音を鳴らし続ける。
送受信部14およびLFアンテナ15は、複数のアンテナ20および各種リーダ/ライタ40(41〜44)と通信を行うための通信手段として機能する。LFアンテナ15は、電磁誘導方式のLF波(周波数帯:30〜130KHz)を用いるためのアンテナである。このように、LF波を用いることにより、電波遮蔽物(人体、金属など)の影響を軽減でき、空港施設100内が混雑している状況でも安定的に無線通信を行うことができる。また、人体(特にペースメーカ)に与える影響を少なくすることができる。
CPU16は、制御手段として機能する。ROM17は、CPU16が各種処理を行うための制御プログラムを記憶する。また、RAM18は、CPU16が各種処理を行うためのワークエリアとして用いられ、施設内サーバ60から受信した情報や、電子ペーパー12への表示データを一時的に記憶する。
電池19は、電子搭乗券10内の各部に電源を供給する。つまり、本実施形態の電子搭乗券10に搭載されているICチップ10aは、アクティブタイプ(自律発信,電池内蔵型)のものである。このように、アクティブタイプのICチップ10aを用いることで、数m以上の通信距離を確保することができる。なお、ICチップ10aとしては、アクティブタイプではなく、LFアンテナ15を介して、複数のアンテナ20および各種リーダ/ライタ40から電源供給を受ける仕様のパッシブタイプを用いることも可能である。
次に、図5を参照し、搭乗者管理システムSYにおける捜索処理について説明する。施設内サーバ60は、図示しない飛行機管理サーバから、搭乗時刻や運行状況などの情報を取得しており、搭乗終了時刻になっても搭乗した旨が記録されていない未搭乗者を検出した場合(S01)、搭乗者データベース63aから読みだした当該搭乗者の氏名、当該搭乗者が搭乗する飛行機200の搭乗便、出発予定時刻などの情報を含む音声情報を生成する(S02)。また、上記の通り、施設内サーバ60または搭乗カウンタ用PC51の操作によって呼び出し対象者が指定された場合も(S01)、当該呼び出し対象者の氏名、呼び出し対象者が搭乗する飛行機200の搭乗便、呼び出し先(例えば、搭乗カウンタ)などの情報を含む音声情報を生成する(S02)。なお、音声情報は、呼び出し対象者の国籍などに基づき、異なる言語で作成することも可能である。この場合、国籍に関する情報は、搭乗者データベース63aから読み出される。
ここで、施設内サーバ60は、未搭乗者の検出、または呼び出し対象者の指定があった場合、その当事者の電子搭乗券10の位置が検出可能か否かを判別する(S03)。当事者の位置検出ができない場合(S03:No)、位置検出ができない旨をディスプレイ62上に表示し(S04)、施設内全域で、これら施設内サーバ60が生成した音声情報に基づいて、場内放送を行う(S05、S06)。なお、施設内スピーカが音声情報に基づいて音声出力を行うのではなく、場内放送担当者が管理するコンピュータに音声情報を表示し、これを場内放送担当者が読み上げる構成としても良い。
なお、位置検出ができない場合とは、当事者が空港施設100外に出たか、電子搭乗券10が紛失・破損していることを意味する。この場合は、従来どおり、航空会社の係員が、最終検出位置を中心に、当事者を探し回ることとなる。また、搭乗カウンタ用PC51の操作によって呼び出し対象者が指定された場合、位置検出不能表示(S04)は、搭乗カウンタ用PC51のディスプレイにも表示される。
一方、施設内サーバ60は、当事者の電子搭乗券10の位置検出ができた場合(S03:Yes)、その当事者の位置情報を搭乗カウンタ用PC51のディスプレイに表示する(S07)とともに、その位置周辺から搭乗ゲートまでのエリアに限定して、施設内サーバ60が生成した音声情報に基づいて、場内放送を行う(S08、S09)。また、電子搭乗券10に対して、その識別コードと共に緊急情報や呼び出し情報を送信する(S10)。なお、位置検出ができた場合(S03:Yes)であっても、全域で場内放送を実施しても良いが、放送エリアを限定し、当事者となる搭乗者が居ると考えられる場所のみ場内放送を行なえば、不要な場所での場内放送を無くすことができる。
施設内サーバ60から送信された識別コードに該当する電子搭乗券10は、同時に送信された情報を、アンテナ20を介して受信する(S20)。情報を受信すると、ブザー13によって搭乗者に情報受信を通知すると共に、電子ペーパー12の情報表示部73に、受信した情報を表示する(S21)。ここで、搭乗者により操作ボタン11が押下されると(S22)、ブザー13を停止し(S23)、操作ボタン11の操作信号を、施設内サーバ60に送信する(S24)。施設内サーバ60は、アンテナ20を介して操作信号を受信すると(S11:Yes)、情報が当事者に伝わったものとして、その情報を搭乗カウンタ用PC51のディスプレイに表示(S13)した後、処理を終了する。また、情報送信(S10)後、所定時間経過後も操作信号を受信しない場合は(S12:Yes)、S01以降の処理を繰り返す。なお、その際、繰り返す回数、あるいは時間を予め設定して、呼び出し回数等が所定の値に達したら処理を停止しても良い。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、施設内サーバ60は、空港施設100内における電子搭乗券10の位置をディスプレイ62上に表示するため、これを携帯する搭乗者の位置を特定することができる。これにより、場所を絞って場内放送を行ったり未搭乗者を捜し回ったりすることができるため、捜索時間を短縮することができる。また、電子搭乗券10には、施設内サーバ60から送信された情報を表示させることができるため、搭乗者が、場内放送や係員の呼びかけに対して反応することができない聴覚障害者であっても、表示によって確実に情報を伝えることができ、結果的に未搭乗者の捜索を確実に行うことができる。
また、位置特定および情報提供を行うための媒体として、電子搭乗券10を用いるため、搭乗者は、それらを目的とした特別な媒体を持ち歩く必要が無い。また、紙媒体を用いて搭乗券を発券する必要が無いため、紙資源の無駄を無くすことができ、処理コストも削減できる。
また、電子搭乗券10には、これを携帯している搭乗者、または搭乗する飛行機200に直接関係する情報のみを表示するため、搭乗者は自分に必要の無い情報まで確認する必要がなく、便利である。また、未搭乗者に対して捜索中である旨の情報を送信する場合も、その本人に対してのみ情報が送信されるため、個人情報保護の観点からも好ましい。
なお、上記の実施形態では、電子搭乗券10には、これを携帯している搭乗者、または搭乗する飛行機200に直接関係する情報のみを表示するものとしたが、無差別に情報を送信するようにしても良い。但し、この場合は、電子搭乗券10の情報受信量が多くなるため、電子搭乗券10に画面をスクロールさせるためのスクロールキーを設けることが好ましい。また、この場合、電子搭乗券10側において、受信した情報が直接関係する情報であるか否かを判別し(情報に含まれる搭乗便名などによって判別する)、直接関係する情報である場合のみ、ブザー13を鳴らすことが好ましい。
また、電子搭乗券10は、電子ペーパー12を有するものとしたが、電子ペーパー12に代えて、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを搭載しても良い。また、カード型媒体ではなくPDA(Personal Digital Assistant)等の小型機器を、電子搭乗券10として利用しても良い。
さらに、上記の実施形態では、チェックインカウンタに発行装置30が設置されているものとしたが、自動チェックイン機で、電子搭乗券等に電子データの書き込みを受けるようにしても良い。また、カード型媒体を用いる場合は、自動チェックイン機近傍に積み重ねられた未記入のカード型媒体を、自動チェックイン機のライタ部に翳して、電子データの書き込みを受けるようにしても良いし、電子データの書き込みを受けた電子搭乗券が、自動チェックイン機から排出される構成としても良い。
また、上記の実施形態では、チェックインカウンタで電子搭乗券10が発行されるものとしたが、航空会社が発行する会員カードを用いて、旅行代理店等で、電子航空券として発行されたものを利用するようにしても良い。この場合、旅行代理店等で、航空券を電子化した電子データの書き込みを受け、それをチェックインカウンタに持っていって、座席等の情報の追加書き込みを受けることで、電子搭乗券10として利用できるようになる。この構成によれば、航空券についても紙媒体を必要としないため、より紙資源の無駄を無くすことができる。
また、上記の実施形態において、電子搭乗券10は、施設内サーバ60から情報を受信したときにブザー13を鳴らすものとしたが、ブザー13に代えて、バイブレータを搭載し、振動を発生するようにしても良い。また、電子ペーパー12の一部を点灯・点滅させるなどの方法により、情報の受信を搭乗者に通知しても良い。
また、電子搭乗券10の電源状態を切り替えるためのゲート式リーダ/ライタ44を、搭乗口からタラップまでの通路上110に設けるものとしたが、飛行機200の入口付近に設けて、実際に飛行機200に搭乗したことや降機したことを検出しても良い。また、飛行機200に搭乗したことを検出した場合に、電源状態をスリープ状態とするのではなく、シャットダウン状態としても良い。
また、上記の2つの実施形態に示した、搭乗者管理システムSY(電子搭乗券10や施設内サーバ60)の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピュータを、搭乗者管理システムSYの各手段として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
第1実施形態に係る搭乗者管理システムのシステム構成図である。 電子搭乗券の平面図である。 施設内サーバの制御ブロック図である。 電子搭乗券の制御ブロック図である。 搭乗者管理システムにおける捜索処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…電子搭乗券 10a…ICチップ 11…操作ボタン 12…電子ペーパー 15…LFアンテナ 20…アンテナ 30…発行装置 41…第1リーダ/ライタ 42…第2リーダ/ライタ 43…第3リーダ/ライタ 44…ゲート式リーダ/ライタ 51…搭乗カウンタ用PC 52…プリンタ 60…施設内サーバ 100…空港施設 200…飛行機 SY…搭乗者管理システム

Claims (8)

  1. 空港施設内に設置された複数のアンテナと、
    飛行機の搭乗者が携帯するものであって、前記アンテナと通信を行う携帯情報端末と、
    前記複数のアンテナと接続され、前記空港施設内における前記携帯情報端末の位置表示および前記携帯情報端末への情報提供を行う施設内サーバと、を有する搭乗者管理システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記施設内サーバから送信された情報を、前記アンテナを介して受信する情報受信手段と、
    前記情報を表示する端末側表示手段と、を備え、
    前記施設内サーバは、
    前記空港施設内における前記携帯情報端末の位置を表示するPC側表示手段と、
    前記携帯情報端末に対し、前記搭乗者に対して送信すべき情報を、前記アンテナを介して送信する情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする搭乗者管理システム。
  2. 前記携帯情報端末は、
    航空券および/または搭乗券を発行する発行装置から、当該航空券および/または当該搭乗券を電子化した電子データを取得する電子データ取得手段をさらに備え、
    前記端末側表示手段は、取得した前記電子データに基づき、前記航空券および/または前記搭乗券を表示することを特徴とする請求項1に記載の搭乗者管理システム。
  3. 前記施設内サーバは、
    前記発行装置から、発行した前記航空券および/または前記搭乗券と、その発行先となる前記携帯情報端末と、を関連付けた発行情報を取得する発行情報取得手段をさらに備え、
    前記情報送信手段は、前記発行情報に基づいて、任意の携帯情報端末に対し、当該携帯情報端末に対して発行した航空券および/または搭乗券に関連する情報のみを送信することを特徴とする請求項2に記載の搭乗者管理システム。
  4. 前記携帯情報端末は、
    前記施設内サーバから送信された情報を前記通信手段が受信したときに、その旨を通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の搭乗者管理システム。
  5. 前記携帯情報端末は、
    前記搭乗者が、前記飛行機に搭乗したこと、および前記飛行機から降機したことを検出する搭乗・降機検出手段と、
    前記飛行機への搭乗検出時に、電源状態を起動状態からスリープ状態またはシャットダウン状態に切り替え、前記飛行機からの降機検出時に、電源状態をスリープ状態またはシャットダウン状態から起動状態に切り替える状態切り替え手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の搭乗者管理システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の搭乗者管理システムに用いられる携帯情報端末。
  7. カード型媒体であって、
    前記端末側表示手段が、電子ペーパーにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の携帯情報端末。
  8. 前記カード型媒体は、利用航空会社あるいは提携航空会社が発行する会員カードであることを特徴とする請求項7に記載の携帯情報端末。
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