JP2004046285A - 搭乗予定者管理システム及び搭乗予定者管理方法及び搭乗予定者管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】航空機に搭乗するのは,電車やバスなどの交通機関と違って,実際に搭乗するまでに手荷物検査,搭乗ゲート通過等の手続が必要で,搭乗予定者は,航空機の出発時刻より所定の時間前に,以上の手続を行わなければ航空機に搭乗できない。それゆえ,航空機をあまり利用しない人,高齢者にとっては航空機の出発時刻に合わせて行動することは難しいといえる。
【解決手段】電話番号記憶手段と,航空機抽出手段と,電話番号抽出手段と,メッセージ送信手段とを具備した航空会社サーバ200と,該航空会社サーバ200より送信されるメッセージを受信する携帯電話100とで構成される搭乗予定者管理システム。
【選択図】図1
【解決手段】電話番号記憶手段と,航空機抽出手段と,電話番号抽出手段と,メッセージ送信手段とを具備した航空会社サーバ200と,該航空会社サーバ200より送信されるメッセージを受信する携帯電話100とで構成される搭乗予定者管理システム。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付するといった管理業務を行うための搭乗予定者管理システム,方法,及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の特開平11−232355号公報記載の航空座席予約搭乗サービスシステムは,航空機の運行計画,予約情報を管理するホスト装置と,ユーザが利用する航空機の便名,座席,及び利用者氏名等の情報を公衆通信回線を用いて上記ホスト装置に送信して予約し,該予約した上記情報の内容を携帯型カードに記憶するための利用者通信端末と,上記携帯型カードに記憶されている内容を読み取って,該読み取った内容を上記ホスト装置に送信して搭乗改札を行う搭乗改札機とを備えた構成の発明である。
上記従来公知の発明は,上述のように構成されているので,ユーザは利用者通信端末装置を用いて航空チケットの予約が可能となった。更に上記利用者通信端末を用いて予約した内容を記憶した上記携帯カードを所持して空港へ行くことで,搭乗口に設置された搭乗改札機を通過して,航空機に搭乗することが可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなシステムでは,搭乗予定者が搭乗する航空機の時間を確実に把握し,行動し,搭乗できるのであれば問題ない。
しかし,航空機に搭乗するのは,電車やバスなどの交通機関と違って,実際に搭乗するまでに手荷物検査,搭乗ゲート通過等の手続が必要で,搭乗予定者は,航空機の出発時刻より所定の時間前に,以上の手続を行わなければ航空機には搭乗できない。
更に,航空機の出発時刻は,天候,他の航空機の離発着状況等の様々な要因で,変更されることが他の交通機関に比べて多いといえる。そのため,搭乗しようとする航空機の出発時刻を正確に把握し,行動することが必要であるが,これは航空機をあまり利用しない人,例えば,高齢者等にとっては難しいとも言える。
したがって,本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することを可能とする搭乗予定者管理システム,方法,及びそのためのプログラムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理システムであって,
上記サーバが,
搭乗者が所持する携帯電話の番号を搭乗者本人のアイデンティティと関連付けて記憶する電話番号記憶手段と,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,出発時刻の迫っている航空機を抽出する航空機抽出手段と,
上記航空機抽出手段により抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記電話番号記憶手段に記憶された情報から抽出する電話番号抽出手段と,
上記電話番号抽出手段により抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを具備することを特徴とする搭乗予定者管理システムとして構成されている。
このように構成されているので,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することができる。
【0005】
また,前記携帯電話が,前記航空機の電子搭乗券を記憶するための記憶手段を具備するように構成されても良い。
このように構成されることで,航空機の搭乗券を電子情報として携帯電話に記憶することができ,ペーパーレス化が図れる。
【0006】
また,前記サーバが,最新の前記運行計画情報を発信するための情報発信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,携帯電話が最新の運行計画情報を取得し,搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することで,搭乗予定者が航空機の出発時刻に合わせて行動することができる。
【0007】
本発明にかかるシステムは,前記携帯電話と接触することなく通信するための第1の非接触通信手段と,
前記携帯電話より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する電子搭乗券情報取得手段とを備え,
上記電子搭乗券情報取得手段により取得した電子搭乗券に関する情報を前記サーバに蓄積された電子搭乗券に関する情報と照合して搭乗予定者の改札を行う搭乗者改札装置を具備してなるように構成されても良い。
このような構成においては,電子搭乗券を所有している搭乗予定者が,上記搭乗者改札装置を通過することによって,前記サーバが搭乗予定者の手続の進み具合を把握することができる。
【0008】
また,前記搭乗者改札装置が,前記サーバより取得した最新の前記運行計画情報を,搭乗予定者が前記搭乗者改札装置付近を通過した際に,前記携帯電話へ送信する送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者が搭乗者改札装置を通過する際に,搭乗者改札装置が最新の運行計画情報を携帯電話へ送信することで,航空機に搭乗する直前の搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することができ,例えば,搭乗予定者はより正確な航空機の出発時刻と到着時刻等を知ることが可能となる。
【0009】
本発明の前記携帯電話が,前記搭乗者改札装置と接触することなく通信する第2の非接触通信手段を具備してなるように構成されることが望ましい。
このように構成されることで,前記携帯電話が前記搭乗者改札装置を通過する際の手続が容易となる。
【0010】
更に,前記携帯電話が,最新の前記運行計画情報を受信した場合に,上記携帯電話中の電子搭乗券の情報を更新する更新手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者は,携帯電話に表示される電子搭乗券を見ることで最新の運行計画情報を把握することができ,その最新の運行計画情報に基づいて行動することができる。
【0011】
また,前記携帯電話が,前記電子搭乗券に含まれる航空機の出発時刻の情報に基づいて,上記電子搭乗券の航空機が出発するまでの時間を算出し,該航空機への搭乗を促すメッセージを前記搭乗予定者へ通知する自己判断手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,電波の届かない場所に居る等の理由で,搭乗者の携帯電話が前記サーバからメッセージを受信できない場合でも,携帯電話自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知することができる。
【0012】
更に,前記携帯電話が,前記サーバより搭乗を促すメッセージを受信した場合に,搭乗をキャンセルするか否かの情報を前記サーバに送信するためのキャンセル情報送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,前記サーバが,搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0013】
本発明において,前記キャンセル情報送信手段が搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,上記キャンセルする前記携帯電話中の電子搭乗券を無効化する無効化手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,前記キャンセルの際に確実に携帯電話内の電子搭乗券を無効化することによって,電子搭乗券の不正な利用を防止することができる。
【0014】
また,前記キャンセル情報送信手段が,搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,自動的に前記サーバへキャンセルする旨を送信する自動送信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,例えば,携帯電話が前記サーバへ接続されること無く,携帯電話自身の判断によって搭乗を促すメッセージを通知する場合にも,搭乗予定者がキャンセルする旨を携帯電話が自動的に前記サーバへ送信することで,前記サーバが搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0015】
また,前記メッセージが,電子メールであるように構成されても良い。
この場合,電子メールで搭乗を促すメッセージを送付することで,メッセージが着信した時点で搭乗予定者が手が離せないような場合でも,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを確実に通知することができる。
【0016】
前記携帯電話が,所定の条件に応じて音,光,振動を発する通知手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されていることで,例えば,通常の電話の着信音と,最新の運行計画情報を受信したときの着信音とを識別できるようにすることで,搭乗予定者の注意を喚起することができる。
【0017】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理方法であって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1工程と,
上記第2手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2工程と,
上記第2工程で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3工程とを備えた搭乗予定者管理方法として構成されている。
このように各工程が構成されることで,航空会社のサーバが上記工程の順に作動することで,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付し,搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0018】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理プログラムであって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1手順と,
上記第1手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2手順と,
上記第2手順で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3手順とをコンピュータに実行させるための搭乗予定者管理プログラムとして構成されている。
このように各手順が構成されたプログラムによって,航空会社のサーバが,前記運行計画等に基づいて,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを自動的に送付することが可能となって,搭乗予定者へ搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概念説明図,図2は本発明の実施の形態に係るサーバの概略構成図,図3は本発明の実施の形態に係る携帯電話の概略構成図,図4前記サーバの搭乗情報データベースの概略構成図,図5は搭乗予定者と搭乗予定者管理システムとの関わりの詳細説明図,図6は本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,図7は航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,図8は航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,図9は図7,8のフローチャート中の処理である搭乗確認コール処理の処理手順を示したフローチャート,図10は図8のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内コール処理の処理手順を示したフローチャート,図11は電子搭乗券の内容を携帯電話で表示させた画面例,図12は本発明の実施例に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,図13は前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,図14は前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,図15は図13,14のフローチャート中の処理である搭乗確認アラーム処理の処理手順を示したフローチャート,図16は図14のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内アラーム処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0020】
本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムについて図1を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概要は,電話番号記憶手段と,後記する航空機抽出手段と,後記する電話番号抽出手段と,後記するメッセージ送信手段とを具備した航空会社サーバ200が,出発時刻が迫っている航空機の搭乗予定者の携帯電話100に搭乗を促すメッセージを送信し,搭乗予定者に通知するシステムである。
【0021】
上記メッセージを携帯電話100に送信するルートとしては,航空会社サーバ200に接続されている電話回線301と携帯電話回線中継所302とを介するルートと,航空会社サーバ200に接続されている空港内ネットワーク303と空港内の手荷物検査場や搭乗ゲートに取り付けられる搭乗者改札装置304とを介するルートとの2つのルートがある。
また,点線範囲305は空港内に設置される設備の範囲を示したものである。
以下に,航空会社サーバ200,携帯電話100,搭乗者改札装置304の説明をする。
【0022】
航空会社サーバ200の概略構成を図2を用いて説明する。
航空会社サーバ200は,後述する,フライト情報DB210(以下,「DB」とは「データベース」を意味する。),予約情報DB220,搭乗情報DB230,及び販売情報DB240を具備している。
搭乗予定者の携帯電話の電話番号は,電話番号記憶手段の一例である上記予約情報DB220に記憶されている。該予約情報DB220とは,予約された搭乗券に関する情報を記憶しているDBのことであり,搭乗予定者のアイデンティティである氏名,年齢などと関連付けて上記電話番号が記憶されている。
また,上記搭乗券は有体物ではなく,携帯電話100に記憶可能な電子的な搭乗券,即ち電子搭乗券でも良く,電子搭乗券が携帯電話100の表示部に表示した画面例は,図11のようになる。
また,フライト情報DB210とは,航空機の出発時刻等の運行計画情報を記憶しているDBである。搭乗情報DB230とは,搭乗予定者が搭乗するための手続の進行状況を記憶しているDBである。
搭乗情報DBの内容としては,図4に示すように,搭乗予定者が手荷物検査を実施した時間,搭乗した時間等で構成されている。
販売情報DBとは,航空会社の各種商品(航空券,搭乗券)や各種サービスに関連する情報を記憶しているDBである。
【0023】
航空会社サーバ200は,次の各種手段の機能を有して処理を行うコンピュータであり,その手段とは航空機抽出手段,電話番号抽出手段,メッセージ送信手段,情報発信手段である。上記手段は,下記機能を実現するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
上記航空機抽出手段は,例えば,上記フライト情報DB210の運行計画情報と現在時刻とを比較することで出発時刻が迫っている航空機を抽出する。
上記電話番号抽出手段は,例えば,上記航空機抽出手段で抽出された航空機の便名や出発日と,搭乗情報DBより得られる搭乗予定者の搭乗状況とに基づいて,上記航空機に搭乗するための手続が遅れている搭乗予定者の携帯電話の電話番号を抽出する。
上記メッセージ送信手段は,例えば,上記電話番号抽出手段で抽出された電話番号の携帯電話に音声によるメッセージ,或いは電子メール等によるメッセージで搭乗を促すメッセージを送信し,搭乗予定者に通知する。
上記情報発信手段は,例えば,フライト情報DB210中の航空機の運行計画情報が変更になった場合に,その変更された航空機の最新の運行計画情報を,図1に示すような前記2つのルートを介して携帯電話100に発信して,搭乗予定者に通知する。
これらの手段の詳細は後記される。
【0024】
次に,図1の搭乗者改札装置304について説明する。
例えば図5に示すように,搭乗予定者が,出発ロビー305a→手荷物検査ゲート306→搭乗待合ロビー305b→搭乗ゲート307→コンコース305cと進んで航空機Aに搭乗する場合に,上記手荷物検査ゲート306と搭乗ゲート307とに取り付け又は内蔵される搭乗予定者改札装置304a,304bは搭乗予定者が通過したことを検知する。
このように,上記両ゲートに取り付けられた搭乗者改札装置304によって検知された情報が航空会社サーバ200へ送信され,上記搭乗情報DB等に上記送信された情報が記憶されることで,航空会社サーバ200が搭乗予定者の搭乗の手続の進行状況を把握することが可能となる。
上記搭乗者改札装置304は,次の各種手段の機能を有して処理を行う装置であり,その手段とは第1の非接触通信手段,電子搭乗券情報取得手段,送信手段である。これら手段は,下記機能を達成するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
第1の非接触通信手段は,例えば,前記携帯電話と接触することなく比較的近距離で通信を行うものであって,「BlueTooth」のようなものである。
電子搭乗券情報取得手段は,携帯電話100より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する。
送信手段は,航空会社サーバ200より取得した最新の運行計画情報を,上記第1の非接触通信手段を介して携帯電話100へ送信する。
【0025】
次に,携帯電話100の構成について,図3を用いて説明する。
携帯電話100は,該携帯電話100に内蔵され且つ電子搭乗券を記憶する記憶手段の一例であるICカード130と,携帯電話100を図1の電話回線301に接続するための回路である無線電話回路110と,前記搭乗者改札装置の第1の非接触通信手段と通信するための第2の非接触通信手段の一例である無線通信部140と,下記の各種手段が実行するプログラム等を記憶しているメモリ120と,携帯電話100に所定の操作入力するための操作部160と,通話を行うための送受話部112と,携帯電話100の操作状況等を表示する表示部170と,携帯電話間等でデータの送受信等が行なわれる際にデータを一時的に記憶するRAM151に接続され上記各部を制御するための制御部150とを具備して概略構成されている。
【0026】
ここで,携帯電話100が有する各種手段について説明する。
まず更新手段,キャンセル情報送信手段,無効化手段について説明する。これら手段は,下記機能を達成するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
更新手段は,例えば,上記無線電話回路110,或いは無線通信部140で,航空会社サーバ200より発信される航空機の最新の運行計画情報を受信した場合に,ICカード130に記憶されている電子搭乗券の航空機の出発時刻等に関する情報を更新する。
キャンセル情報送信手段は,例えば,航空会社サーバ200から搭乗を促すメッセージを受信した時に搭乗予定者が搭乗をキャンセルする場合に,搭乗予定者が携帯電話100の操作部160を操作して上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する処理を容易にする。
無効化手段は,例えば,上記キャンセル情報送信手段でキャンセルを行なった際に,携帯電話100のICカード130に記憶されている電子搭乗券を無効にする。
【0027】
上記システムを作動させる搭乗予定者管理プログラムの処理手順について説明する。
まず,搭乗予定者管理システムが行う処理手順概要の一例について,図6を用いて説明する。
航空会社サーバ200は,常時現在時刻を計時し,チェックしている(S11)。
航空会社サーバ200は,搭乗情報DB230の情報に基づいて,搭乗予定者の搭乗状況を更新しながら管理している(S12)。
そして,航空会社サーバ200は,出発時刻30分前の航空機の搭乗予定者に対して1回目の搭乗を促すメッセージ送信のルーチンを実行する(S13)。
更に,航空会社サーバ200は,出発時刻15分前の航空機の搭乗予定者に対して2回目の搭乗を促すメッセージ送信のルーチンを実行する(S14)。
上記ステップS13,ステップS14のサブルーチンの具体的処理手順について以下に述べる。
【0028】
まず,ステップS13の「30分前ルーチン」は,図7のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS21より開始される。
航空会社サーバ200は,出発時刻30分前に迫った航空機が存在するかをフライト情報DB210の情報に基づいて判断する(S21)。
航空会社サーバ200は,ステップS21で出発時刻30分前に迫っていると判断された航空機の航空機便名,出発時刻に基づいて,搭乗情報DB230にアクセスして,該航空機の搭乗予定者に関する情報を抽出する(S22)。
航空会社サーバ200は,ステップS22の処理で抽出した搭乗予定者が手荷物検査ゲート306で既に手荷物検査を済ましたかを,搭乗情報DB230の情報に基づいて判断する(S23)。
ステップS23の処理で「Y」の判断,即ち搭乗予定者が既に手荷物検査を済ましている場合は,航空会社サーバ200は特に何もしない。しかし,「N」の判断,即ち搭乗予定者が未だに手荷物検査を済ましていない場合は,その搭乗予定者に対して航空会社サーバ200は「搭乗確認コール」の処理を行う(S24)。
【0029】
ステップS24の「搭乗確認コール」の処理は,図9のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS30より開始する。
航空会社サーバ200は,前記ステップS23で「N」の判断をした搭乗予定者の携帯電話の電話番号をステップS22で抽出した搭乗予定者に関する情報より得る。(S30)
航空会社サーバ200は,前記ステップS23で「N」の判断をした搭乗予定者の携帯電話100へ電話をかける(S31)。
そして,航空会社サーバ200は,上記携帯電話100と接続して通話可能な状態かを判断する(S32)。
ステップS32で「Y」の判断,即ち通話可能であればステップS33aへ処理が移行する。
一方,携帯電話100は着信音が鳴り,搭乗予定者が操作部160を操作して着信に応じる(S41)。
ここで,上記着信音は,航空会社サーバ200からの呼出であることを識別できるように通常の着信音とは異なるように設定されても良い。更に,音の設定だけでなく,携帯電話100の振動(バイブレータ)や携帯電話100表示部の発光の具合が通常とは異なるパターンで動作するようにしても良い。
ステップS33aへ処理が移行した場合は,航空会社サーバ200は,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを音声の情報として携帯電話100に送信して,搭乗予定者に通知する(S33a,S42)
【0030】
次に,航空会社サーバ200は,例えば「搭乗する場合は「1」を,予約便をキャンセルする場合は「3」を押してください」のようなメッセージを携帯電話100へ送信し,搭乗予定者に対して搭乗する意思があるのかを確認する(S34)。
一方,携帯電話100は上記メッセージを受信する。そして,搭乗予定者によって操作部160を操作され,「1」又は「3」を選択されることによって,携帯電話100はキャンセルの有無の情報を航空会社サーバ200へ送信する(S43→S44)。
そして,携帯電話100中の電子搭乗券を使用できないように,電子搭乗券に無効のフラグを立てて無効化する(S45)。
もちろん,ステップS45で電子搭乗券を無効化するのに電子搭乗券そのものを消去することによって行っても良い。
【0031】
航空会社サーバ200は,携帯電話100より送信されるキャンセルの有無の情報を受信し,「1」を検出できるか判断する(S35)。
検出できた場合は,搭乗予定者が搭乗する意思があるものとして判断する。
しかし,ステップS35で,「1」を検出できない場合は,処理はステップS36へ移行する。
航空会社サーバ200は,「3」を検出できるかを判断する(S36)。
ここで,「3」が検出された場合は,搭乗予定者は搭乗する意思が無いものとして,航空会社サーバ200は搭乗予定者が予約していた航空機への搭乗の記録を無効にする(S37)。
また,ステップS32で「N」の判断,即ち通話不可能であればステップS33bへ処理が移行する。
ステップS33bへ処理が移行した場合は,航空会社サーバ200は,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを電子メールの形式で携帯電話100へ送信する(S33b)。
【0032】
次に,図6のステップS14「15分前ルーチン」は,図8のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS61より開始される。
航空会社サーバ200は,出発時刻15分前に迫った航空機が存在するかをフライト情報DBの情報に基づいて判断する(S61)。
次の処理,ステップS62からステップS63までの処理と,ステップS65の処理は上述した「30分前ルーチン」の内容と同様の処理を行なっている。
ステップS63の処理で,搭乗予定者が手荷物検査を済ましていると航空会社サーバ200判断した場合は,処理はステップS64へ移行する。
【0033】
ステップS64において,航空会社サーバ200は,搭乗予定者が搭乗ゲート306を未だに通過していないか,即ち未搭乗であるかを搭乗情報DB230の情報に基づいて判断する(S64)。
航空会社サーバ200が,ステップS64で搭乗予定者が未搭乗であると判断した場合は,「搭乗ゲート案内コール」の処理を行う(S66)。
また,航空会社サーバ200が,ステップS23で搭乗予定者が未搭乗でないと判断した場合,即ち既に搭乗予定者が搭乗している場合には,搭乗を促す必要がないので航空会社サーバ200は特に何もしない。
【0034】
ステップS66の「搭乗ゲート案内コール」の処理は,図10のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS70より開始する。
航空会社サーバ200は,前記ステップS64で「Y」の判断をした搭乗予定者の携帯電話の電話番号を前記ステップS22で抽出した搭乗予定者に関する情報より得る(S70)。
航空会社サーバ200は,前記ステップS66で「Y」の判断をした未搭乗の搭乗予定者の携帯電話100へ電話をかける(S71)。
そして,航空会社サーバ200は,上記携帯電話100と接続して通話可能な状態かを判断する(S72)。
ステップS72で「Y」の判断,即ち通話可能であればステップS73へ処理が移行する。
また,ステップS72で「N」の判断,即ち通話不可能であればステップS74へ処理が移行する。
【0035】
ステップS73へ処理が移行した場合に,航空会社サーバ200は,例えば「XX行きYY便はZZゲートにて搭乗中です。」のような搭乗ゲートへ搭乗予定者を案内するようなメッセージを音声の情報として携帯電話100に送信して,搭乗予定者に通知する(S73,S52)。
【0036】
ステップS74へ処理が移行した場合に,航空会社サーバ200は,例えば「XX行きYY便はZZゲートにて搭乗中です。」のような搭乗ゲートへ搭乗予定者を案内するようなメッセージを電子メールの形式で携帯電話100へ送信する(S74)。
以上,上記のようにして航空会社サーバ200が携帯電話100へ搭乗を促すようなメッセージを送信して,搭乗予定者に搭乗を促す。
【0037】
【実施例】
本発明の1実施例に係る搭乗予定者管理システムにおいて,航空会社サーバ200から搭乗を促すメッセージを受信しなくとも,携帯電話100自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知する場合について以下に説明する。
上記内容を実現は,上述してきた携帯電話100に更に自己判断手段と自動送信手段とを有することで可能となり,上記自己判断手段,上記自動送信手段はプログラム或いは回路構成により達成される。
上記自己判断手段は,例えば,携帯電話100自身が,電子搭乗券に記載されている航空機の出発時刻と現在時刻とに基づいて,上記制御部150が航空機が出発するまでの時間を算出し,搭乗予定者に対してメモリ120に記憶しているメッセージ等を表示部170で表示,或いは送受話部112より音声によって通知する。
自動送信手段は,例えば,上記自己判断手段によって搭乗を促すメッセージが搭乗予定者に通知され,搭乗予定者が航空機に搭乗するのをキャンセルする場合に,携帯電話100を自動的に航空会社サーバ200に接続し,上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する。
【0038】
次に,本実施例の搭乗予定者管理システムを実行するプログラムの処理手順概要の一例について図12を用いて説明する。
携帯電話100の制御部150は,現在時刻と電子搭乗券に記載されている航空機の出発時刻とに基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出する(S101)。
そして,ステップS101で算出した時間が,例えば,航空機の出発時刻30分前になれば,携帯電話100は1回目の搭乗を促すメッセージを表示部170に表示して搭乗予定者に通知する。(S102)
更に,ステップS101で算出した時間が,例えば,航空機の出発時刻の15分前になれば,携帯電話100は2回目の搭乗を促すメッセージを表示部170に表示して搭乗予定者に通知する。
上記ステップS102,ステップS103のサブルーチンの具体的処理手順について以下に述べる。
【0039】
まずステップS102の「30分前ルーチン」は,図13のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS111より開始される。
携帯電話100は,現在時刻と電子搭乗券に含まれる出発時刻の情報に基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出し,該算出した時間が30分になるとステップS112へ処理が移行する(S111)。
そして,携帯電話100は,搭乗予定者が手荷物検査ゲート306で既に手荷物検査を済ましたかを,電子搭乗券に記載された内容に基づいて判断する(S112)。
ここで,上記ステップS112の判断の方法は,携帯電話100が手荷物検査ゲート306に設置されてある搭乗者改札装置304aと通信を行なった際に,携帯電話100中の電子搭乗券に手荷物検査ゲート306を通過したという情報が書き込まれるのである。したがって,上記情報に基づいて携帯電話100が手荷物検査ゲート306を通過したかどうかを判断できる。
【0040】
ステップS112の処理で「Y」の判断,即ち搭乗予定者が既に手荷物検査を済ましている場合は,携帯電話100は特に何もしない。しかし,「N」の判断,即ち搭乗予定者が未だに手荷物検査を済ましていない場合は,その搭乗予定者に対して携帯電話100は「搭乗確認アラーム」の処理を行う(S113)。
【0041】
ステップS113の「搭乗確認アラーム」の処理は,図15のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS151より開始する。
携帯電話100は,前記ステップS112で「N」の判断をした場合に,自身の着信音を発する(S151)。
搭乗予定者によって操作部160が操作されて着信音が停止し,携帯電話100はメッセージを搭乗予定者に通知する(S152)。
ここで,上記メッセージは,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを音声で搭乗予定者に通知する。
もちろん,携帯電話100の表示部170に上記メッセージを表示させても良い。
【0042】
次に,携帯電話100は,例えば「搭乗する場合は「1」を,予約便をキャンセルする場合は「3」を押してください」のようなメッセージを音声,又は表示によって搭乗予定者に対して搭乗する意思があるのかを確認する(S153)。
携帯電話100は,搭乗予定者によって入力された数字のうち「1」を検出したかを判断する(S154)。
ステップS154で「1」を検出した場合は,制御部150は何もしない。
しかし,ステップS154で,「1」を検出できない場合は,処理はステップS155へ移行する。
制御部150は「3」を検出したか判断する(S155)。
ここで,「3」が検出された場合は,ステップS156へ処理が移行する。
【0043】
ステップS156では,制御部150は自動的に航空会社サーバ200へ接続し,上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する(S156)。
そして,携帯電話100中の電子搭乗券を使用できないように,電子搭乗券に無効のフラグを立てて無効化する(S157)。
もちろん,ステップS157で電子搭乗券を無効化するのに電子搭乗券そのものを消去することによって行っても良い。
【0044】
一方,航空会社サーバ200は,ステップS156で上記キャンセルする旨の情報を携帯電話100より受信して,搭乗予定者が予約していた航空機への搭乗の記録を無効にする。
【0045】
次に,図12のステップS103「15分前ルーチン」は,図14のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS121より開始される。
携帯電話100は,現在時刻と電子搭乗券に含まれる出発時刻の情報に基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出し,該算出した時間が15分になるとステップS122へ処理が移行する(S121)。
ステップS122,S124の処理は上述した,「30分前ルーチン」の内容と同様の処理を行なっている。
ステップS122の処理で,搭乗予定者が手荷物検査を済ましていると携帯電話100が判断した場合は,処理はステップS123へ移行する。
【0046】
そして,携帯電話100は,搭乗予定者が搭乗ゲート307を未だに通過していないか,即ち未搭乗であるかを電子搭乗券に記載された内容に基づいて判断する(S123)。
携帯電話100が,ステップS123で搭乗予定者が未搭乗であると判断した場合は,「搭乗ゲート案内アラーム」の処理を行う(S125)。
【0047】
ステップS125の「搭乗ゲート案内アラーム」の処理は,図16のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS171より開始する。
携帯電話100は,ステップS123で「Y」の判断をした場合に,自身の着信音を発する(S171)。
そして,搭乗予定者によって操作部160が操作されて着信音が停止し,携帯電話100はメッセージを搭乗予定者に通知する(S172)。
ここで,上記メッセージは,例えば「XX行きYYはZZ番ゲートにて搭乗中です」のように搭乗予定者を搭乗ゲートへ案内するようなメッセージを音声,又は表示によって,搭乗予定者に通知する。
このようにして,携帯電話100単体で搭乗予定者に搭乗を促すようなメッセージを通知することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明より,本発明において,以下に示すような効果がある。
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理システムであって,
上記サーバが,
搭乗者が所持する携帯電話の番号を搭乗者本人のアイデンティティと関連付けて記憶する電話番号記憶手段と,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,出発時刻の迫っている航空機を抽出する航空機抽出手段と,
上記航空機抽出手段により抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記電話番号記憶手段に記憶された情報から抽出する電話番号抽出手段と,
上記電話番号抽出手段により抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを具備することを特徴とする搭乗予定者管理システムとして構成されている。
このように構成されているので,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することができる。
【0049】
また,前記携帯電話が,前記航空機の電子搭乗券を記憶するための記憶手段を具備するように構成されても良い。
このように構成されることで,航空機の搭乗券を電子情報として携帯電話に記憶することができ,ペーパーレス化が図れる。
【0050】
また,前記サーバが,最新の前記運行計画情報を発信するための情報発信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,携帯電話が最新の運行計画情報を取得し,搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することで,搭乗予定者が航空機の出発時刻に合わせて行動することができる。
【0051】
本発明にかかるシステムは,前記携帯電話と接触することなく通信するための第1の非接触通信手段と,
前記携帯電話より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する電子搭乗券情報取得手段とを備え,
上記電子搭乗券情報取得手段により取得した電子搭乗券に関する情報を前記サーバに蓄積された電子搭乗券に関する情報と照合して搭乗予定者の改札を行う搭乗者改札装置を具備してなるように構成されても良い。
このような構成においては,電子搭乗券を所有している搭乗予定者が,上記搭乗者改札装置を通過することによって,前記サーバが搭乗予定者の手続の進み具合を把握することができる。
【0052】
また,前記搭乗者改札装置が,前記サーバより取得した最新の前記運行計画情報を,搭乗予定者が前記搭乗者改札装置付近を通過した際に,前記携帯電話へ送信する送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者が搭乗者改札装置を通過する際に,搭乗者改札装置が最新の運行計画情報を携帯電話へ送信することで,航空機に搭乗する直前の搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することができ,例えば,搭乗予定者はより正確な航空機の出発時刻と到着時刻等を知ることが可能となる。
【0053】
本発明の前記携帯電話が,前記搭乗者改札装置と接触することなく通信する第2の非接触通信手段を具備してなるように構成されることが望ましい。
このように構成されることで,前記携帯電話が前記搭乗者改札装置を通過する際の手続が容易となる。
【0054】
更に,前記携帯電話が,最新の前記運行計画情報を受信した場合に,上記携帯電話中の電子搭乗券の情報を更新する更新手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者は,携帯電話に表示される電子搭乗券を見ることで最新の運行計画情報を把握することができ,その最新の運行計画情報に基づいて行動することができる。
【0055】
また,前記携帯電話が,前記電子搭乗券に含まれる航空機の出発時刻の情報に基づいて,上記電子搭乗券の航空機が出発するまでの時間を算出し,該航空機への搭乗を促すメッセージを前記搭乗予定者へ通知する自己判断手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,電波の届かない場所に居る等の理由で,搭乗者の携帯電話が前記サーバからメッセージを受信できない場合でも,携帯電話自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知することができる。
【0056】
更に,前記携帯電話が,前記サーバより搭乗を促すメッセージを受信した場合に,搭乗をキャンセルするか否かの情報を前記サーバに送信するためのキャンセル情報送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,前記サーバが,搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0057】
本発明において,前記キャンセル情報送信手段が搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,上記キャンセルする前記携帯電話中の電子搭乗券を無効化する無効化手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,前記キャンセルの際に確実に携帯電話内の電子搭乗券を無効化することによって,電子搭乗券の不正な利用を防止することができる。
【0058】
また,前記キャンセル情報送信手段が,搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,自動的に前記サーバへキャンセルする旨を送信する自動送信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,例えば,携帯電話が前記サーバへ接続されること無く,携帯電話自身の判断によって搭乗を促すメッセージを通知する場合にも,搭乗予定者がキャンセルする旨を携帯電話が自動的に前記サーバへ送信することで,前記サーバが搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0059】
また,前記メッセージが,電子メールであるように構成されても良い。
この場合,電子メールで搭乗を促すメッセージを送付することで,メッセージが着信した時点で搭乗予定者が手が離せないような場合でも,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを確実に通知することができる。
【0060】
前記携帯電話が,所定の条件に応じて音,光,振動を発する通知手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されていることで,例えば,通常の電話の着信音と,最新の運行計画情報を受信したときの着信音とを識別できるようにすることで,搭乗予定者の注意を喚起することができる。
【0061】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理方法であって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1工程と,
上記第2手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2工程と,
上記第2工程で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3工程とを備えた搭乗予定者管理方法として構成されている。
このように各工程が構成されることで,航空会社のサーバが上記工程の順に作動することで,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付し,搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0062】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理プログラムであって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1手順と,
上記第1手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2手順と,
上記第2手順で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3手順とをコンピュータに実行させるための搭乗予定者管理プログラムとして構成されている。
このように各手順が構成されたプログラムによって,航空会社のサーバが,前記運行計画等に基づいて,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを自動的に送付することが可能となって,搭乗予定者へ搭乗に対する注意を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概念説明図
【図2】本発明の実施の形態に係るサーバの概略構成図,
【図3】本発明の実施の形態に係る携帯電話の概略構成図,
【図4】前記サーバの搭乗情報データベースの概略構成図,
【図5】搭乗予定者と搭乗予定者管理システムとの関わりの詳細説明図,
【図6】本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,
【図7】航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,
【図8】航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,
【図9】図7,8のフローチャート中の処理である搭乗確認コール処理の処理手順を示したフローチャート,
【図10】図8のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内コール処理の処理手順を示したフローチャート,
【図11】電子搭乗券の内容を携帯電話で表示させた画面例,
【図12】本発明の実施例に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,
【図13】前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,
【図14】前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,
【図15】図13,14のフローチャート中の処理である搭乗確認アラーム処理の処理手順を示したフローチャート,
【図16】図14のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内アラーム処理の処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
100………携帯電話
200………航空会社サーバ
210………フライト情報DB
220………予約情報DB
230………搭乗情報DB
240………販売情報DB
304………搭乗者改札装置
305a……出発ロビー
305b……搭乗待合ロビー
305c……コンコース
306………手荷物検査ゲート
307………搭乗ゲート
【発明の属する技術分野】
本発明は,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付するといった管理業務を行うための搭乗予定者管理システム,方法,及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の特開平11−232355号公報記載の航空座席予約搭乗サービスシステムは,航空機の運行計画,予約情報を管理するホスト装置と,ユーザが利用する航空機の便名,座席,及び利用者氏名等の情報を公衆通信回線を用いて上記ホスト装置に送信して予約し,該予約した上記情報の内容を携帯型カードに記憶するための利用者通信端末と,上記携帯型カードに記憶されている内容を読み取って,該読み取った内容を上記ホスト装置に送信して搭乗改札を行う搭乗改札機とを備えた構成の発明である。
上記従来公知の発明は,上述のように構成されているので,ユーザは利用者通信端末装置を用いて航空チケットの予約が可能となった。更に上記利用者通信端末を用いて予約した内容を記憶した上記携帯カードを所持して空港へ行くことで,搭乗口に設置された搭乗改札機を通過して,航空機に搭乗することが可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなシステムでは,搭乗予定者が搭乗する航空機の時間を確実に把握し,行動し,搭乗できるのであれば問題ない。
しかし,航空機に搭乗するのは,電車やバスなどの交通機関と違って,実際に搭乗するまでに手荷物検査,搭乗ゲート通過等の手続が必要で,搭乗予定者は,航空機の出発時刻より所定の時間前に,以上の手続を行わなければ航空機には搭乗できない。
更に,航空機の出発時刻は,天候,他の航空機の離発着状況等の様々な要因で,変更されることが他の交通機関に比べて多いといえる。そのため,搭乗しようとする航空機の出発時刻を正確に把握し,行動することが必要であるが,これは航空機をあまり利用しない人,例えば,高齢者等にとっては難しいとも言える。
したがって,本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することを可能とする搭乗予定者管理システム,方法,及びそのためのプログラムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理システムであって,
上記サーバが,
搭乗者が所持する携帯電話の番号を搭乗者本人のアイデンティティと関連付けて記憶する電話番号記憶手段と,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,出発時刻の迫っている航空機を抽出する航空機抽出手段と,
上記航空機抽出手段により抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記電話番号記憶手段に記憶された情報から抽出する電話番号抽出手段と,
上記電話番号抽出手段により抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを具備することを特徴とする搭乗予定者管理システムとして構成されている。
このように構成されているので,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することができる。
【0005】
また,前記携帯電話が,前記航空機の電子搭乗券を記憶するための記憶手段を具備するように構成されても良い。
このように構成されることで,航空機の搭乗券を電子情報として携帯電話に記憶することができ,ペーパーレス化が図れる。
【0006】
また,前記サーバが,最新の前記運行計画情報を発信するための情報発信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,携帯電話が最新の運行計画情報を取得し,搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することで,搭乗予定者が航空機の出発時刻に合わせて行動することができる。
【0007】
本発明にかかるシステムは,前記携帯電話と接触することなく通信するための第1の非接触通信手段と,
前記携帯電話より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する電子搭乗券情報取得手段とを備え,
上記電子搭乗券情報取得手段により取得した電子搭乗券に関する情報を前記サーバに蓄積された電子搭乗券に関する情報と照合して搭乗予定者の改札を行う搭乗者改札装置を具備してなるように構成されても良い。
このような構成においては,電子搭乗券を所有している搭乗予定者が,上記搭乗者改札装置を通過することによって,前記サーバが搭乗予定者の手続の進み具合を把握することができる。
【0008】
また,前記搭乗者改札装置が,前記サーバより取得した最新の前記運行計画情報を,搭乗予定者が前記搭乗者改札装置付近を通過した際に,前記携帯電話へ送信する送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者が搭乗者改札装置を通過する際に,搭乗者改札装置が最新の運行計画情報を携帯電話へ送信することで,航空機に搭乗する直前の搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することができ,例えば,搭乗予定者はより正確な航空機の出発時刻と到着時刻等を知ることが可能となる。
【0009】
本発明の前記携帯電話が,前記搭乗者改札装置と接触することなく通信する第2の非接触通信手段を具備してなるように構成されることが望ましい。
このように構成されることで,前記携帯電話が前記搭乗者改札装置を通過する際の手続が容易となる。
【0010】
更に,前記携帯電話が,最新の前記運行計画情報を受信した場合に,上記携帯電話中の電子搭乗券の情報を更新する更新手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者は,携帯電話に表示される電子搭乗券を見ることで最新の運行計画情報を把握することができ,その最新の運行計画情報に基づいて行動することができる。
【0011】
また,前記携帯電話が,前記電子搭乗券に含まれる航空機の出発時刻の情報に基づいて,上記電子搭乗券の航空機が出発するまでの時間を算出し,該航空機への搭乗を促すメッセージを前記搭乗予定者へ通知する自己判断手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,電波の届かない場所に居る等の理由で,搭乗者の携帯電話が前記サーバからメッセージを受信できない場合でも,携帯電話自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知することができる。
【0012】
更に,前記携帯電話が,前記サーバより搭乗を促すメッセージを受信した場合に,搭乗をキャンセルするか否かの情報を前記サーバに送信するためのキャンセル情報送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,前記サーバが,搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0013】
本発明において,前記キャンセル情報送信手段が搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,上記キャンセルする前記携帯電話中の電子搭乗券を無効化する無効化手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,前記キャンセルの際に確実に携帯電話内の電子搭乗券を無効化することによって,電子搭乗券の不正な利用を防止することができる。
【0014】
また,前記キャンセル情報送信手段が,搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,自動的に前記サーバへキャンセルする旨を送信する自動送信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,例えば,携帯電話が前記サーバへ接続されること無く,携帯電話自身の判断によって搭乗を促すメッセージを通知する場合にも,搭乗予定者がキャンセルする旨を携帯電話が自動的に前記サーバへ送信することで,前記サーバが搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0015】
また,前記メッセージが,電子メールであるように構成されても良い。
この場合,電子メールで搭乗を促すメッセージを送付することで,メッセージが着信した時点で搭乗予定者が手が離せないような場合でも,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを確実に通知することができる。
【0016】
前記携帯電話が,所定の条件に応じて音,光,振動を発する通知手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されていることで,例えば,通常の電話の着信音と,最新の運行計画情報を受信したときの着信音とを識別できるようにすることで,搭乗予定者の注意を喚起することができる。
【0017】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理方法であって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1工程と,
上記第2手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2工程と,
上記第2工程で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3工程とを備えた搭乗予定者管理方法として構成されている。
このように各工程が構成されることで,航空会社のサーバが上記工程の順に作動することで,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付し,搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0018】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理プログラムであって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1手順と,
上記第1手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2手順と,
上記第2手順で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3手順とをコンピュータに実行させるための搭乗予定者管理プログラムとして構成されている。
このように各手順が構成されたプログラムによって,航空会社のサーバが,前記運行計画等に基づいて,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを自動的に送付することが可能となって,搭乗予定者へ搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概念説明図,図2は本発明の実施の形態に係るサーバの概略構成図,図3は本発明の実施の形態に係る携帯電話の概略構成図,図4前記サーバの搭乗情報データベースの概略構成図,図5は搭乗予定者と搭乗予定者管理システムとの関わりの詳細説明図,図6は本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,図7は航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,図8は航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,図9は図7,8のフローチャート中の処理である搭乗確認コール処理の処理手順を示したフローチャート,図10は図8のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内コール処理の処理手順を示したフローチャート,図11は電子搭乗券の内容を携帯電話で表示させた画面例,図12は本発明の実施例に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,図13は前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,図14は前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,図15は図13,14のフローチャート中の処理である搭乗確認アラーム処理の処理手順を示したフローチャート,図16は図14のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内アラーム処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0020】
本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムについて図1を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概要は,電話番号記憶手段と,後記する航空機抽出手段と,後記する電話番号抽出手段と,後記するメッセージ送信手段とを具備した航空会社サーバ200が,出発時刻が迫っている航空機の搭乗予定者の携帯電話100に搭乗を促すメッセージを送信し,搭乗予定者に通知するシステムである。
【0021】
上記メッセージを携帯電話100に送信するルートとしては,航空会社サーバ200に接続されている電話回線301と携帯電話回線中継所302とを介するルートと,航空会社サーバ200に接続されている空港内ネットワーク303と空港内の手荷物検査場や搭乗ゲートに取り付けられる搭乗者改札装置304とを介するルートとの2つのルートがある。
また,点線範囲305は空港内に設置される設備の範囲を示したものである。
以下に,航空会社サーバ200,携帯電話100,搭乗者改札装置304の説明をする。
【0022】
航空会社サーバ200の概略構成を図2を用いて説明する。
航空会社サーバ200は,後述する,フライト情報DB210(以下,「DB」とは「データベース」を意味する。),予約情報DB220,搭乗情報DB230,及び販売情報DB240を具備している。
搭乗予定者の携帯電話の電話番号は,電話番号記憶手段の一例である上記予約情報DB220に記憶されている。該予約情報DB220とは,予約された搭乗券に関する情報を記憶しているDBのことであり,搭乗予定者のアイデンティティである氏名,年齢などと関連付けて上記電話番号が記憶されている。
また,上記搭乗券は有体物ではなく,携帯電話100に記憶可能な電子的な搭乗券,即ち電子搭乗券でも良く,電子搭乗券が携帯電話100の表示部に表示した画面例は,図11のようになる。
また,フライト情報DB210とは,航空機の出発時刻等の運行計画情報を記憶しているDBである。搭乗情報DB230とは,搭乗予定者が搭乗するための手続の進行状況を記憶しているDBである。
搭乗情報DBの内容としては,図4に示すように,搭乗予定者が手荷物検査を実施した時間,搭乗した時間等で構成されている。
販売情報DBとは,航空会社の各種商品(航空券,搭乗券)や各種サービスに関連する情報を記憶しているDBである。
【0023】
航空会社サーバ200は,次の各種手段の機能を有して処理を行うコンピュータであり,その手段とは航空機抽出手段,電話番号抽出手段,メッセージ送信手段,情報発信手段である。上記手段は,下記機能を実現するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
上記航空機抽出手段は,例えば,上記フライト情報DB210の運行計画情報と現在時刻とを比較することで出発時刻が迫っている航空機を抽出する。
上記電話番号抽出手段は,例えば,上記航空機抽出手段で抽出された航空機の便名や出発日と,搭乗情報DBより得られる搭乗予定者の搭乗状況とに基づいて,上記航空機に搭乗するための手続が遅れている搭乗予定者の携帯電話の電話番号を抽出する。
上記メッセージ送信手段は,例えば,上記電話番号抽出手段で抽出された電話番号の携帯電話に音声によるメッセージ,或いは電子メール等によるメッセージで搭乗を促すメッセージを送信し,搭乗予定者に通知する。
上記情報発信手段は,例えば,フライト情報DB210中の航空機の運行計画情報が変更になった場合に,その変更された航空機の最新の運行計画情報を,図1に示すような前記2つのルートを介して携帯電話100に発信して,搭乗予定者に通知する。
これらの手段の詳細は後記される。
【0024】
次に,図1の搭乗者改札装置304について説明する。
例えば図5に示すように,搭乗予定者が,出発ロビー305a→手荷物検査ゲート306→搭乗待合ロビー305b→搭乗ゲート307→コンコース305cと進んで航空機Aに搭乗する場合に,上記手荷物検査ゲート306と搭乗ゲート307とに取り付け又は内蔵される搭乗予定者改札装置304a,304bは搭乗予定者が通過したことを検知する。
このように,上記両ゲートに取り付けられた搭乗者改札装置304によって検知された情報が航空会社サーバ200へ送信され,上記搭乗情報DB等に上記送信された情報が記憶されることで,航空会社サーバ200が搭乗予定者の搭乗の手続の進行状況を把握することが可能となる。
上記搭乗者改札装置304は,次の各種手段の機能を有して処理を行う装置であり,その手段とは第1の非接触通信手段,電子搭乗券情報取得手段,送信手段である。これら手段は,下記機能を達成するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
第1の非接触通信手段は,例えば,前記携帯電話と接触することなく比較的近距離で通信を行うものであって,「BlueTooth」のようなものである。
電子搭乗券情報取得手段は,携帯電話100より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する。
送信手段は,航空会社サーバ200より取得した最新の運行計画情報を,上記第1の非接触通信手段を介して携帯電話100へ送信する。
【0025】
次に,携帯電話100の構成について,図3を用いて説明する。
携帯電話100は,該携帯電話100に内蔵され且つ電子搭乗券を記憶する記憶手段の一例であるICカード130と,携帯電話100を図1の電話回線301に接続するための回路である無線電話回路110と,前記搭乗者改札装置の第1の非接触通信手段と通信するための第2の非接触通信手段の一例である無線通信部140と,下記の各種手段が実行するプログラム等を記憶しているメモリ120と,携帯電話100に所定の操作入力するための操作部160と,通話を行うための送受話部112と,携帯電話100の操作状況等を表示する表示部170と,携帯電話間等でデータの送受信等が行なわれる際にデータを一時的に記憶するRAM151に接続され上記各部を制御するための制御部150とを具備して概略構成されている。
【0026】
ここで,携帯電話100が有する各種手段について説明する。
まず更新手段,キャンセル情報送信手段,無効化手段について説明する。これら手段は,下記機能を達成するためのプログラム或いは回路構成により実現されるものである。
更新手段は,例えば,上記無線電話回路110,或いは無線通信部140で,航空会社サーバ200より発信される航空機の最新の運行計画情報を受信した場合に,ICカード130に記憶されている電子搭乗券の航空機の出発時刻等に関する情報を更新する。
キャンセル情報送信手段は,例えば,航空会社サーバ200から搭乗を促すメッセージを受信した時に搭乗予定者が搭乗をキャンセルする場合に,搭乗予定者が携帯電話100の操作部160を操作して上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する処理を容易にする。
無効化手段は,例えば,上記キャンセル情報送信手段でキャンセルを行なった際に,携帯電話100のICカード130に記憶されている電子搭乗券を無効にする。
【0027】
上記システムを作動させる搭乗予定者管理プログラムの処理手順について説明する。
まず,搭乗予定者管理システムが行う処理手順概要の一例について,図6を用いて説明する。
航空会社サーバ200は,常時現在時刻を計時し,チェックしている(S11)。
航空会社サーバ200は,搭乗情報DB230の情報に基づいて,搭乗予定者の搭乗状況を更新しながら管理している(S12)。
そして,航空会社サーバ200は,出発時刻30分前の航空機の搭乗予定者に対して1回目の搭乗を促すメッセージ送信のルーチンを実行する(S13)。
更に,航空会社サーバ200は,出発時刻15分前の航空機の搭乗予定者に対して2回目の搭乗を促すメッセージ送信のルーチンを実行する(S14)。
上記ステップS13,ステップS14のサブルーチンの具体的処理手順について以下に述べる。
【0028】
まず,ステップS13の「30分前ルーチン」は,図7のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS21より開始される。
航空会社サーバ200は,出発時刻30分前に迫った航空機が存在するかをフライト情報DB210の情報に基づいて判断する(S21)。
航空会社サーバ200は,ステップS21で出発時刻30分前に迫っていると判断された航空機の航空機便名,出発時刻に基づいて,搭乗情報DB230にアクセスして,該航空機の搭乗予定者に関する情報を抽出する(S22)。
航空会社サーバ200は,ステップS22の処理で抽出した搭乗予定者が手荷物検査ゲート306で既に手荷物検査を済ましたかを,搭乗情報DB230の情報に基づいて判断する(S23)。
ステップS23の処理で「Y」の判断,即ち搭乗予定者が既に手荷物検査を済ましている場合は,航空会社サーバ200は特に何もしない。しかし,「N」の判断,即ち搭乗予定者が未だに手荷物検査を済ましていない場合は,その搭乗予定者に対して航空会社サーバ200は「搭乗確認コール」の処理を行う(S24)。
【0029】
ステップS24の「搭乗確認コール」の処理は,図9のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS30より開始する。
航空会社サーバ200は,前記ステップS23で「N」の判断をした搭乗予定者の携帯電話の電話番号をステップS22で抽出した搭乗予定者に関する情報より得る。(S30)
航空会社サーバ200は,前記ステップS23で「N」の判断をした搭乗予定者の携帯電話100へ電話をかける(S31)。
そして,航空会社サーバ200は,上記携帯電話100と接続して通話可能な状態かを判断する(S32)。
ステップS32で「Y」の判断,即ち通話可能であればステップS33aへ処理が移行する。
一方,携帯電話100は着信音が鳴り,搭乗予定者が操作部160を操作して着信に応じる(S41)。
ここで,上記着信音は,航空会社サーバ200からの呼出であることを識別できるように通常の着信音とは異なるように設定されても良い。更に,音の設定だけでなく,携帯電話100の振動(バイブレータ)や携帯電話100表示部の発光の具合が通常とは異なるパターンで動作するようにしても良い。
ステップS33aへ処理が移行した場合は,航空会社サーバ200は,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを音声の情報として携帯電話100に送信して,搭乗予定者に通知する(S33a,S42)
【0030】
次に,航空会社サーバ200は,例えば「搭乗する場合は「1」を,予約便をキャンセルする場合は「3」を押してください」のようなメッセージを携帯電話100へ送信し,搭乗予定者に対して搭乗する意思があるのかを確認する(S34)。
一方,携帯電話100は上記メッセージを受信する。そして,搭乗予定者によって操作部160を操作され,「1」又は「3」を選択されることによって,携帯電話100はキャンセルの有無の情報を航空会社サーバ200へ送信する(S43→S44)。
そして,携帯電話100中の電子搭乗券を使用できないように,電子搭乗券に無効のフラグを立てて無効化する(S45)。
もちろん,ステップS45で電子搭乗券を無効化するのに電子搭乗券そのものを消去することによって行っても良い。
【0031】
航空会社サーバ200は,携帯電話100より送信されるキャンセルの有無の情報を受信し,「1」を検出できるか判断する(S35)。
検出できた場合は,搭乗予定者が搭乗する意思があるものとして判断する。
しかし,ステップS35で,「1」を検出できない場合は,処理はステップS36へ移行する。
航空会社サーバ200は,「3」を検出できるかを判断する(S36)。
ここで,「3」が検出された場合は,搭乗予定者は搭乗する意思が無いものとして,航空会社サーバ200は搭乗予定者が予約していた航空機への搭乗の記録を無効にする(S37)。
また,ステップS32で「N」の判断,即ち通話不可能であればステップS33bへ処理が移行する。
ステップS33bへ処理が移行した場合は,航空会社サーバ200は,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを電子メールの形式で携帯電話100へ送信する(S33b)。
【0032】
次に,図6のステップS14「15分前ルーチン」は,図8のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS61より開始される。
航空会社サーバ200は,出発時刻15分前に迫った航空機が存在するかをフライト情報DBの情報に基づいて判断する(S61)。
次の処理,ステップS62からステップS63までの処理と,ステップS65の処理は上述した「30分前ルーチン」の内容と同様の処理を行なっている。
ステップS63の処理で,搭乗予定者が手荷物検査を済ましていると航空会社サーバ200判断した場合は,処理はステップS64へ移行する。
【0033】
ステップS64において,航空会社サーバ200は,搭乗予定者が搭乗ゲート306を未だに通過していないか,即ち未搭乗であるかを搭乗情報DB230の情報に基づいて判断する(S64)。
航空会社サーバ200が,ステップS64で搭乗予定者が未搭乗であると判断した場合は,「搭乗ゲート案内コール」の処理を行う(S66)。
また,航空会社サーバ200が,ステップS23で搭乗予定者が未搭乗でないと判断した場合,即ち既に搭乗予定者が搭乗している場合には,搭乗を促す必要がないので航空会社サーバ200は特に何もしない。
【0034】
ステップS66の「搭乗ゲート案内コール」の処理は,図10のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS70より開始する。
航空会社サーバ200は,前記ステップS64で「Y」の判断をした搭乗予定者の携帯電話の電話番号を前記ステップS22で抽出した搭乗予定者に関する情報より得る(S70)。
航空会社サーバ200は,前記ステップS66で「Y」の判断をした未搭乗の搭乗予定者の携帯電話100へ電話をかける(S71)。
そして,航空会社サーバ200は,上記携帯電話100と接続して通話可能な状態かを判断する(S72)。
ステップS72で「Y」の判断,即ち通話可能であればステップS73へ処理が移行する。
また,ステップS72で「N」の判断,即ち通話不可能であればステップS74へ処理が移行する。
【0035】
ステップS73へ処理が移行した場合に,航空会社サーバ200は,例えば「XX行きYY便はZZゲートにて搭乗中です。」のような搭乗ゲートへ搭乗予定者を案内するようなメッセージを音声の情報として携帯電話100に送信して,搭乗予定者に通知する(S73,S52)。
【0036】
ステップS74へ処理が移行した場合に,航空会社サーバ200は,例えば「XX行きYY便はZZゲートにて搭乗中です。」のような搭乗ゲートへ搭乗予定者を案内するようなメッセージを電子メールの形式で携帯電話100へ送信する(S74)。
以上,上記のようにして航空会社サーバ200が携帯電話100へ搭乗を促すようなメッセージを送信して,搭乗予定者に搭乗を促す。
【0037】
【実施例】
本発明の1実施例に係る搭乗予定者管理システムにおいて,航空会社サーバ200から搭乗を促すメッセージを受信しなくとも,携帯電話100自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知する場合について以下に説明する。
上記内容を実現は,上述してきた携帯電話100に更に自己判断手段と自動送信手段とを有することで可能となり,上記自己判断手段,上記自動送信手段はプログラム或いは回路構成により達成される。
上記自己判断手段は,例えば,携帯電話100自身が,電子搭乗券に記載されている航空機の出発時刻と現在時刻とに基づいて,上記制御部150が航空機が出発するまでの時間を算出し,搭乗予定者に対してメモリ120に記憶しているメッセージ等を表示部170で表示,或いは送受話部112より音声によって通知する。
自動送信手段は,例えば,上記自己判断手段によって搭乗を促すメッセージが搭乗予定者に通知され,搭乗予定者が航空機に搭乗するのをキャンセルする場合に,携帯電話100を自動的に航空会社サーバ200に接続し,上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する。
【0038】
次に,本実施例の搭乗予定者管理システムを実行するプログラムの処理手順概要の一例について図12を用いて説明する。
携帯電話100の制御部150は,現在時刻と電子搭乗券に記載されている航空機の出発時刻とに基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出する(S101)。
そして,ステップS101で算出した時間が,例えば,航空機の出発時刻30分前になれば,携帯電話100は1回目の搭乗を促すメッセージを表示部170に表示して搭乗予定者に通知する。(S102)
更に,ステップS101で算出した時間が,例えば,航空機の出発時刻の15分前になれば,携帯電話100は2回目の搭乗を促すメッセージを表示部170に表示して搭乗予定者に通知する。
上記ステップS102,ステップS103のサブルーチンの具体的処理手順について以下に述べる。
【0039】
まずステップS102の「30分前ルーチン」は,図13のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS111より開始される。
携帯電話100は,現在時刻と電子搭乗券に含まれる出発時刻の情報に基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出し,該算出した時間が30分になるとステップS112へ処理が移行する(S111)。
そして,携帯電話100は,搭乗予定者が手荷物検査ゲート306で既に手荷物検査を済ましたかを,電子搭乗券に記載された内容に基づいて判断する(S112)。
ここで,上記ステップS112の判断の方法は,携帯電話100が手荷物検査ゲート306に設置されてある搭乗者改札装置304aと通信を行なった際に,携帯電話100中の電子搭乗券に手荷物検査ゲート306を通過したという情報が書き込まれるのである。したがって,上記情報に基づいて携帯電話100が手荷物検査ゲート306を通過したかどうかを判断できる。
【0040】
ステップS112の処理で「Y」の判断,即ち搭乗予定者が既に手荷物検査を済ましている場合は,携帯電話100は特に何もしない。しかし,「N」の判断,即ち搭乗予定者が未だに手荷物検査を済ましていない場合は,その搭乗予定者に対して携帯電話100は「搭乗確認アラーム」の処理を行う(S113)。
【0041】
ステップS113の「搭乗確認アラーム」の処理は,図15のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS151より開始する。
携帯電話100は,前記ステップS112で「N」の判断をした場合に,自身の着信音を発する(S151)。
搭乗予定者によって操作部160が操作されて着信音が停止し,携帯電話100はメッセージを搭乗予定者に通知する(S152)。
ここで,上記メッセージは,例えば「出発時刻10分前に搭乗しない場合は自動的にキャンセルになります。」のような搭乗を促すメッセージを音声で搭乗予定者に通知する。
もちろん,携帯電話100の表示部170に上記メッセージを表示させても良い。
【0042】
次に,携帯電話100は,例えば「搭乗する場合は「1」を,予約便をキャンセルする場合は「3」を押してください」のようなメッセージを音声,又は表示によって搭乗予定者に対して搭乗する意思があるのかを確認する(S153)。
携帯電話100は,搭乗予定者によって入力された数字のうち「1」を検出したかを判断する(S154)。
ステップS154で「1」を検出した場合は,制御部150は何もしない。
しかし,ステップS154で,「1」を検出できない場合は,処理はステップS155へ移行する。
制御部150は「3」を検出したか判断する(S155)。
ここで,「3」が検出された場合は,ステップS156へ処理が移行する。
【0043】
ステップS156では,制御部150は自動的に航空会社サーバ200へ接続し,上記キャンセルする旨を航空会社サーバ200へ送信する(S156)。
そして,携帯電話100中の電子搭乗券を使用できないように,電子搭乗券に無効のフラグを立てて無効化する(S157)。
もちろん,ステップS157で電子搭乗券を無効化するのに電子搭乗券そのものを消去することによって行っても良い。
【0044】
一方,航空会社サーバ200は,ステップS156で上記キャンセルする旨の情報を携帯電話100より受信して,搭乗予定者が予約していた航空機への搭乗の記録を無効にする。
【0045】
次に,図12のステップS103「15分前ルーチン」は,図14のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS121より開始される。
携帯電話100は,現在時刻と電子搭乗券に含まれる出発時刻の情報に基づいて,航空機が出発するまでの時間を算出し,該算出した時間が15分になるとステップS122へ処理が移行する(S121)。
ステップS122,S124の処理は上述した,「30分前ルーチン」の内容と同様の処理を行なっている。
ステップS122の処理で,搭乗予定者が手荷物検査を済ましていると携帯電話100が判断した場合は,処理はステップS123へ移行する。
【0046】
そして,携帯電話100は,搭乗予定者が搭乗ゲート307を未だに通過していないか,即ち未搭乗であるかを電子搭乗券に記載された内容に基づいて判断する(S123)。
携帯電話100が,ステップS123で搭乗予定者が未搭乗であると判断した場合は,「搭乗ゲート案内アラーム」の処理を行う(S125)。
【0047】
ステップS125の「搭乗ゲート案内アラーム」の処理は,図16のようなフローチャートで示す処理である。
処理はステップS171より開始する。
携帯電話100は,ステップS123で「Y」の判断をした場合に,自身の着信音を発する(S171)。
そして,搭乗予定者によって操作部160が操作されて着信音が停止し,携帯電話100はメッセージを搭乗予定者に通知する(S172)。
ここで,上記メッセージは,例えば「XX行きYYはZZ番ゲートにて搭乗中です」のように搭乗予定者を搭乗ゲートへ案内するようなメッセージを音声,又は表示によって,搭乗予定者に通知する。
このようにして,携帯電話100単体で搭乗予定者に搭乗を促すようなメッセージを通知することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明より,本発明において,以下に示すような効果がある。
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理システムであって,
上記サーバが,
搭乗者が所持する携帯電話の番号を搭乗者本人のアイデンティティと関連付けて記憶する電話番号記憶手段と,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,出発時刻の迫っている航空機を抽出する航空機抽出手段と,
上記航空機抽出手段により抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記電話番号記憶手段に記憶された情報から抽出する電話番号抽出手段と,
上記電話番号抽出手段により抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを具備することを特徴とする搭乗予定者管理システムとして構成されている。
このように構成されているので,航空会社のサーバが,航空機の運行計画等に基づいて,航空機の搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付することができる。
【0049】
また,前記携帯電話が,前記航空機の電子搭乗券を記憶するための記憶手段を具備するように構成されても良い。
このように構成されることで,航空機の搭乗券を電子情報として携帯電話に記憶することができ,ペーパーレス化が図れる。
【0050】
また,前記サーバが,最新の前記運行計画情報を発信するための情報発信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,携帯電話が最新の運行計画情報を取得し,搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することで,搭乗予定者が航空機の出発時刻に合わせて行動することができる。
【0051】
本発明にかかるシステムは,前記携帯電話と接触することなく通信するための第1の非接触通信手段と,
前記携帯電話より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する電子搭乗券情報取得手段とを備え,
上記電子搭乗券情報取得手段により取得した電子搭乗券に関する情報を前記サーバに蓄積された電子搭乗券に関する情報と照合して搭乗予定者の改札を行う搭乗者改札装置を具備してなるように構成されても良い。
このような構成においては,電子搭乗券を所有している搭乗予定者が,上記搭乗者改札装置を通過することによって,前記サーバが搭乗予定者の手続の進み具合を把握することができる。
【0052】
また,前記搭乗者改札装置が,前記サーバより取得した最新の前記運行計画情報を,搭乗予定者が前記搭乗者改札装置付近を通過した際に,前記携帯電話へ送信する送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者が搭乗者改札装置を通過する際に,搭乗者改札装置が最新の運行計画情報を携帯電話へ送信することで,航空機に搭乗する直前の搭乗予定者に最新の運行計画情報を通知することができ,例えば,搭乗予定者はより正確な航空機の出発時刻と到着時刻等を知ることが可能となる。
【0053】
本発明の前記携帯電話が,前記搭乗者改札装置と接触することなく通信する第2の非接触通信手段を具備してなるように構成されることが望ましい。
このように構成されることで,前記携帯電話が前記搭乗者改札装置を通過する際の手続が容易となる。
【0054】
更に,前記携帯電話が,最新の前記運行計画情報を受信した場合に,上記携帯電話中の電子搭乗券の情報を更新する更新手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,搭乗予定者は,携帯電話に表示される電子搭乗券を見ることで最新の運行計画情報を把握することができ,その最新の運行計画情報に基づいて行動することができる。
【0055】
また,前記携帯電話が,前記電子搭乗券に含まれる航空機の出発時刻の情報に基づいて,上記電子搭乗券の航空機が出発するまでの時間を算出し,該航空機への搭乗を促すメッセージを前記搭乗予定者へ通知する自己判断手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,電波の届かない場所に居る等の理由で,搭乗者の携帯電話が前記サーバからメッセージを受信できない場合でも,携帯電話自身が判断して,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを通知することができる。
【0056】
更に,前記携帯電話が,前記サーバより搭乗を促すメッセージを受信した場合に,搭乗をキャンセルするか否かの情報を前記サーバに送信するためのキャンセル情報送信手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されることで,前記サーバが,搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0057】
本発明において,前記キャンセル情報送信手段が搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,上記キャンセルする前記携帯電話中の電子搭乗券を無効化する無効化手段を具備してなるように構成されても良い。
このような構成により,前記キャンセルの際に確実に携帯電話内の電子搭乗券を無効化することによって,電子搭乗券の不正な利用を防止することができる。
【0058】
また,前記キャンセル情報送信手段が,搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,自動的に前記サーバへキャンセルする旨を送信する自動送信手段を具備してなるように構成されても良い。
この場合,例えば,携帯電話が前記サーバへ接続されること無く,携帯電話自身の判断によって搭乗を促すメッセージを通知する場合にも,搭乗予定者がキャンセルする旨を携帯電話が自動的に前記サーバへ送信することで,前記サーバが搭乗予定者の搭乗の意思を確認することできる。
【0059】
また,前記メッセージが,電子メールであるように構成されても良い。
この場合,電子メールで搭乗を促すメッセージを送付することで,メッセージが着信した時点で搭乗予定者が手が離せないような場合でも,搭乗予定者に搭乗を促すメッセージを確実に通知することができる。
【0060】
前記携帯電話が,所定の条件に応じて音,光,振動を発する通知手段を具備してなるように構成されても良い。
このように構成されていることで,例えば,通常の電話の着信音と,最新の運行計画情報を受信したときの着信音とを識別できるようにすることで,搭乗予定者の注意を喚起することができる。
【0061】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理方法であって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1工程と,
上記第2手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2工程と,
上記第2工程で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3工程とを備えた搭乗予定者管理方法として構成されている。
このように各工程が構成されることで,航空会社のサーバが上記工程の順に作動することで,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを送付し,搭乗に対する注意を喚起することができる。
【0062】
航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理プログラムであって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1手順と,
上記第1手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2手順と,
上記第2手順で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3手順とをコンピュータに実行させるための搭乗予定者管理プログラムとして構成されている。
このように各手順が構成されたプログラムによって,航空会社のサーバが,前記運行計画等に基づいて,搭乗予定者の携帯電話へ搭乗を促すメッセージを自動的に送付することが可能となって,搭乗予定者へ搭乗に対する注意を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの概念説明図
【図2】本発明の実施の形態に係るサーバの概略構成図,
【図3】本発明の実施の形態に係る携帯電話の概略構成図,
【図4】前記サーバの搭乗情報データベースの概略構成図,
【図5】搭乗予定者と搭乗予定者管理システムとの関わりの詳細説明図,
【図6】本発明の実施の形態に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,
【図7】航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,
【図8】航空会社サーバが行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,
【図9】図7,8のフローチャート中の処理である搭乗確認コール処理の処理手順を示したフローチャート,
【図10】図8のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内コール処理の処理手順を示したフローチャート,
【図11】電子搭乗券の内容を携帯電話で表示させた画面例,
【図12】本発明の実施例に係る搭乗予定者管理システムの手順概要を示すフローチャート,
【図13】前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発30分前)の一例を示すフローチャート,
【図14】前記携帯電話が行う処理手順(航空機出発15分前)の一例を示すフローチャート,
【図15】図13,14のフローチャート中の処理である搭乗確認アラーム処理の処理手順を示したフローチャート,
【図16】図14のフローチャート中の処理である搭乗ゲート案内アラーム処理の処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
100………携帯電話
200………航空会社サーバ
210………フライト情報DB
220………予約情報DB
230………搭乗情報DB
240………販売情報DB
304………搭乗者改札装置
305a……出発ロビー
305b……搭乗待合ロビー
305c……コンコース
306………手荷物検査ゲート
307………搭乗ゲート
Claims (15)
- 航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理システムであって,
上記サーバが,
搭乗者が所持する携帯電話の番号を搭乗者本人のアイデンティティと関連付けて記憶する電話番号記憶手段と,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,出発時刻の迫っている航空機を抽出する航空機抽出手段と,
上記航空機抽出手段により抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記電話番号記憶手段に記憶された情報から抽出する電話番号抽出手段と,
上記電話番号抽出手段により抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを具備することを特徴とする搭乗予定者管理システム。 - 前記携帯電話が,前記航空機の電子搭乗券を記憶する記憶手段を具備してなる請求項1記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記サーバが,前記携帯電話に最新の前記運行計画情報を発信する情報発信手段を具備してなる請求項1から請求項2のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話と接触することなく通信するための第1の非接触通信手段と,
前記携帯電話より送信される電子搭乗券に関する情報を上記第1の非接触通信手段を介して取得する電子搭乗券情報取得手段とを備え,
上記電子搭乗券情報取得手段により取得した電子搭乗券に関する情報を前記サーバに蓄積された電子搭乗券に関する情報と照合して搭乗予定者の改札を行う搭乗者改札装置を具備してなる請求項2から請求項3のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。 - 前記搭乗者改札装置が,前記サーバより取得した最新の前記運行計画情報を,搭乗予定者が前記搭乗者改札装置付近を通過した際に,前記携帯電話へ送信する送信手段を具備してなる請求項4記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話が,前記搭乗者改札装置と接触することなく通信する第2の非接触通信手段を具備してなる請求項4,又は請求項5のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話が,最新の前記運行計画情報を受信した場合に,上記携帯電話中の電子搭乗券の情報を更新する更新手段を具備してなる請求項3から請求項6のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話が,前記電子搭乗券に含まれる航空機の出発時刻の情報に基づいて,上記電子搭乗券の航空機が出発するまでの時間を算出し,該航空機への搭乗を促すメッセージを前記搭乗予定者へ通知する自己判断手段を具備してなる請求項2から請求項7記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話が,前記サーバより搭乗を促すメッセージを受信した場合に,搭乗をキャンセルするか否かの情報を前記サーバに送信するためのキャンセル情報送信手段を具備してなる請求項1から請求項8のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記キャンセル情報送信手段が搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,上記キャンセルする前記携帯電話中の電子搭乗券を無効化する無効化手段を具備してなる請求項9記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記キャンセル情報送信手段が,搭乗をキャンセルする旨を前記サーバへ送信した場合に,前記携帯電話が,自動的に前記サーバへキャンセルする旨を送信する自動送信手段を具備してなる請求項9,又は請求項10のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記メッセージが,電子メールである請求項1から請求項11のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 前記携帯電話が,所定の条件に応じて音,光,振動を発する通知手段を具備してなる請求項1から請求項12のいずれかに記載の搭乗予定者管理システム。
- 航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理方法であって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1工程と,
上記第2手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2工程と,
上記第2工程で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3工程とを備えた搭乗予定者管理方法。 - 航空機の出発時刻等の運行計画情報と,該航空機に搭乗する搭乗者のアイデンティティを含む搭乗者情報とを管理するサーバから事前に搭乗手続を済ませた搭乗者に,上記航空機への搭乗を促すメッセージを通知する搭乗予定者管理プログラムであって,
上記航空機の運行計画情報に基づいて,上記サーバが出発時刻の迫っている航空機を抽出するための第1手順と,
上記第1手順で抽出された航空機への搭乗手続を済ませた搭乗者の携帯電話番号を上記サーバより抽出するための第2手順と,
上記第2手順で抽出された電話番号を持つ携帯電話に上記メッセージを送信するための第3手順とをコンピュータに実行させるための搭乗予定者管理プログラム。
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- 2000-11-30 JP JP2000366060A patent/JP2004046285A/ja active Pending
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