JPWO2009001408A1 - Rfidリーダ、電子タグシステム、およびサーバへの通知データの送信方法 - Google Patents
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Abstract
移動体識別システムに用いられるRFIDリーダ(RR)に、そのRFIDリーダ(RR)が属するグループのグループ番号を保存するグループ設定保存部(102)と、そのRFIDリーダ(RR)の識別情報であるリーダ番号を保存するリーダ番号保存部(101)と、RFIDタグ(TG)が発信するRFIDタグ(TG)の識別情報であるタグ番号を受信するタグ信号受信部(103)と、RFIDタグ(TG)からタグ番号を受信した同じグループ内の他のRFIDリーダ(RR)から、そのタグ番号、当該他のRFIDリーダ(RR)のリーダ番号、および当該他のRFIDリーダ(RR)が属するグループのグループ番号を含むグループ内データ(DG)を受け付けるグループ内通信処理部(104)と、RFIDタグ(TG)から受信したタグ番号、自らのリーダ番号、および受け付けたグループ内データ(DG)に基づいて、そのRFIDタグ(TG)についての移動体管理に用いるグループ内処理結果データ(DS)を生成する検知データ処理部(105)と、を設けておく。
Description
本発明は、RFIDリーダおよびRFIDリーダを含む電子タグシステムなどに関する。
現在、無線交信が可能な微小なICチップを用いて人または物を識別し管理するRFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる仕組みが様々な場面で利用されている。この仕組みを適用したコンピュータシステムは、「移動体識別システム」または「電子タグシステム」などと呼ばれることがある。
移動体識別システムでは、ICチップとそのリーダ(RFIDリーダ)との無線による通信によって、そのICチップが付された人または物を認識する。それによって、人または物の位置の特定、移動方向の特定、または動線管理などを行う。
ICチップは、通常、数センチメートル程度の大きさのタグに埋め込まれて使用される。ICチップが埋め込まれたこのようなタグは、一般に、「RFIDタグ」または「非接触型ICタグ」などと呼ばれている。このRFIDタグには、ラベル型、カード型、コイン型、またはスティック型など、様々な形状のものがある。また、自らに電池を内蔵し信号を自ら発信することによって10数メートル程度の距離での通信が可能なアクティブ型と電池を内蔵せず1メートル程度の近距離範囲内での通信が可能なパッシブ型との2つのタイプがある。用途に応じて、これらの形状およびタイプが使い分けられる。
パッシブ型を利用した移動体識別システムとしては、駅の自動改札システムが一般によく知られている。これによると、自動改札機に設けられたRFIDリーダによってそこを通過するカード型のRFIDタグを認識し、そのRFIDタグに予め記憶されている入金金額を読み取って運賃を徴収する。これによって、乗客は、RIFDタグのカードを自動改札機にかざすだけで改札を通過でき、スムーズに入退場できる。
特許文献1には、このような自動改札システムに関して、設備の設置費用および保守費用の増大、設置スペースの制限などの問題に対処することを目的とした方法が提案されている。
その方法によると、ICカードのリーダライタに入口側アンテナと出口側アンテナとを設けておき、その両方で、非接触型ICカードから送信される通信電波を受信する。そして、各アンテナが受信した通信電波の強度の違いによって非接触型ICカードがかざされた方向を検出し、同非接触型ICカードがかざされた側のアンテナにて受信された通信電波に基づく送信信号だけを受信データとして検知する。このように非接触型ICカードが接近してきた方向を検知できるようにすることによって、リーダライタを入口用と出口用とで二種類設置する無駄をなくし、上述の問題に対処する。
また、その他、パッシブ型のRFIDタグの技術に関連するものとして、特許文献2に示されるような提案がなされている。特許文献2には、リーダライタから非接触ICカードへの電力供給の効率低下のを防止し、信号送受信の誤りの発生を抑制し、ユーザの通過方向の識別を可能にすることを目的とする、複数枚の非接触ICカードを読み取ることを前提としたリーダライタが示されている。
一方、アクティブ型のRFIDタグは、比較的長い距離の自律発信が可能であることに加え、GPS(Global Positioning System)が届かないエリアでも使用が可能であることから、最近では、特に屋内または地下街などで、物品の持ち出し管理、人または物などの移動体の動線管理への適用が検討されている。
ここで、図19を参照してアクティブ型のRFIDタグを用いた従来の移動体識別システムについて説明する。
図19の移動体識別システムMJは、RFIDリーダJR1、JR2、JR3、…、およびサーバJSなどによって構成されており、アクティブ型のRFIDタグJTを持って各RFIDリーダJR間を移動する人(移動体)JHの移動を管理するためシステムである。以下、RFIDリーダJR1、JR2、JR3、…を「RFIDリーダJR」のように総称して記載することがある。
RFIDタグJTは、1秒程度またはそれより短い周期で自らの識別番号を示す信号を発する。このRFIDタグJTを持った人JHが、RFIDリーダJR1との通信圏内に移動すると、そのRFIDタグJTから発信された識別番号がRFIDリーダJR1によって受信される。すると、RFIDリーダJR1は、受信した識別番号および自らの識別番号をサーバJSに送信する。
この後、人JHがRFIDリーダJR2およびJR3の通信圏内に順に移動すると、同様にして、RFIDタグJTから発信される識別番号を受信したRFIDリーダJR2およびJR3から、順に、その識別番号がサーバJSに送信される。サーバJSは、各RFIDリーダJRがRFIDタグJTの識別番号を送信して来た順番または時刻、および自らが保持する、各RFIDリーダJRの配置位置に関するデ−タなどから人JHの位置または移動方向などを計算し、認識する。
このような移動体識別システムは、例えば図20のように構成することによって、1つのフロア全体などの広範囲における人の移動または入退室の管理に応用することができる。
ところで、近年、このような移動体識別システムにおいて、移動体の位置などを精度よく求めることが課題としてあげられている。
精度を向上させるための方法としては、RFIDタグの発信の頻度を上げ、さらに、設置するRFIDリーダの個数を増やすことが考えられる。RFIDタグの発信の頻度を上げることによって移動体の動きを細かく検知できるとともに、RFIDリーダを密に配置することによってより正確な位置を検出することが可能となる。
特開平11−120304号公報
特開2001−92930号公報
ところが、RFIDタグの発信の頻度を上げ、さらにRFIDリーダの数を増やした場合、RFIDリーダからサーバに送信されるデータ量が極端に増加し、トラヒックを上昇させてしまうことが考えられる。そうすると、通信または処理の遅延によって、かえって精度を下げてしまうことがある。このような問題は、図20に示すような規模の大きな移動体識別システムにおいては特に顕著に現れる。
本発明はこのような問題点に鑑み、移動体識別システムにおいて、従来よりもトラヒックの軽減を図ることを目的とする。
本発明の一実施形態に係るRFIDリーダは、移動体に付けられたRFIDタグからの信号を受信する複数のRFIDリーダおよびサーバを有し前記移動体を管理する電子タグシステムに用いられるRFIDリーダであって、当該RFIDリーダのグループを識別するためのグループ識別データを保存するグループ識別データ保存手段と、当該RFIDリーダを識別するためのリーダ識別データを保存するリーダ識別データ保存手段と、RFIDタグが発信する、RFIDタグを識別するためのタグ識別データを受信するタグ識別データ受信手段と、RFIDタグからタグ識別データを受信した他のRFIDリーダが、当該タグ識別データ、当該他のRFIDリーダのリーダ識別データ、および当該他のRFIDリーダが属するグループのグループ識別データを含むグループ内データを送信したときに、前記グループ識別データ保存手段に保存されているグループ識別データに基づいて、同じグループに属するRFIDリーダからのグループ内データを受信するグループ内データ受信手段と、前記タグ識別データ受信手段が受信したRFIDタグのタグ識別データ、前記リーダ識別データ保存手段に保存されている自らのリーダ識別データ、および前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データに基づいて、当該RFIDタグについての移動体管理に用いる移動体管理支援データを生成する生成手段と、前記生成手段が生成した前記移動体管理支援データを前記サーバに送信する送信手段と、を有する。
これによって、電子タグシステムにおいて、サーバに送信されるデータ量を削減できる。また、サーバにおいてグループ内で処理された結果のデータを用いるので、サーバの処理の負荷を軽減できる。
本発明の一実施形態に係る移動体識別システム1は、RFID(Radio Frequency Identification)のタグ(RFIDタグ)を用いて移動体の位置または移動方向などを検知するための電子タグシステムである。
図1に示すように、移動体識別システム1は、管理サーバKS、リーダRR1、RR2、…、タグTG1、TG2、…、および通信回線NTなどによって構成されている。以下、リーダRR1、RR2、…、を「リーダRR」のように総称して記載することがある。他の符号についても同様である。
なお、本実施形態のリーダRRは、本発明におけるRFIDリーダに相当する。RFIDリーダとは、電磁界または電波を利用して、ICタグ(RFIDタグ)との間で、非接触でデータを送受信する装置である。
管理サーバKS、リーダRR1、RR2、…、タグTG1、TG2、…、は、それぞれ、通信回線NTを介して互いに通信可能である。通信回線NTとして、LANまたはWANなどが用いられる。通信回線NTは、有線であってもよいし、無線であってもよい。または、それらを組み合わせて構成されるものであってもよい。
タグTGは、内部にセットされた電池によって自ら信号を発することができる公知のアクティブ型のRFIDタグである。「非接触ICタグ」などと呼ばれることもある。
各タグTGには、タグTGを識別するためのユニークなIDである「タグ番号」が予め割り振られている。発信する信号には、このタグ番号が含まれる。タグTGは、移動体識別システム1によって管理される人または物などの移動体に付けられて使用される。すなわち、人が手に持ったり、首からぶら下げたり、ポケットに入れたりする。または、物に貼り付けられたり、ねじで止められたり、その物の中に入れられたりする。
リーダRRは、タグTGからの信号を受信するRFIDのリーダである。リーダRRには、リーダRRを識別するためのユニークなIDである「リーダ番号」が予め割り振られている。なお、このリーダ番号は、例えば、リーダRR内のRAMまたはROMなどの半導体メモリに記憶されている。
本実施形態では、リーダRRの動作モードとして、「個別モード」および「グループモード」が設けられている。個別モードは、従来どおりのRFIDリーダとして動作するモードである。すなわち、タグTGからタグ番号を受信したときに、そのタグ番号および自らのリーダ番号を管理サーバKSに対して通知する。
グループモードは、リーダRRをそのリーダRRが属するグループ(検知グループ)のメンバとして動作させるためのモードである。本実施形態では、1つまたは複数のリーダRRをメンバとするグループを定義することができる。グループモードで動作するリーダRRは、定義されたいずれかのグループに属する。グループモードにおける処理の詳細については後に詳しく説明する。
なお、定義された各グループには、そのグループを代表して管理サーバKSとの通信を行うリーダRRが1つ設定される。以下、このリーダRRのことを「親リーダRRp」と記載することがある。また、そのグループ内における親リーダRRp以外のリーダRRのことを「子リーダRRc」と記載することがある。
リーダRRには、例えば、図2に示すようなDIPスイッチ(ディップスイッチ)が設けられており、これによって、それぞれのリーダRRに対して、個別に、グループの設定、および親リーダRRpまたは子リーダRRcの設定を行うことができる。
図2の例では、1番目のスイッチがグループモードまたは個別モードを切り替えるためのスイッチである。このスイッチがONに設定されると、そのリーダRRは、グループモードとして動作する。
2番目のスイッチが親リーダRRpまたは子リーダRRcの設定を行うためのスイッチである。このスイッチがONに設定されると、そのリーダRRは、親リーダRRpとして動作する。
3〜6番目のスイッチは、グループモードを設定した場合において、グループを識別するためのユニークなIDである「グループ番号」を設定するためのスイッチである。このグループ番号は、ONを「1」、OFFを「0」として、4ビットで表される。ここで設定されたグループ番号が同じであるリーダRR同士が、同じグループに属するリーダRRとなる。
管理サーバKSは、親リーダRRpから送られてくるデータに基づいて、移動体の移動方向または位置などを求める移動体管理のためのサーバである。管理サーバKSは、例えば、移動体識別システム1が設置されるフロアなどの地図および各リーダRRの配置位置に関するデータを保持しており、そのデータを用いて移動体の位置などを計算する。これについては、従来の移動体識別システムと同様である。
なお、管理サーバKSとして、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
次に、図3を参照しながらリーダRRの各部の処理について説明する。図3に示すようにリーダRRは、リーダ番号保存部101、グループ設定保存部102、タグ信号受信部103、グループ内通信処理部104、検知データ処理部105、上位通信部106、タイマ107、および制御処理部108などによって構成される。
リーダ番号保存部101は、そのリーダRRのリーダ番号を保存する。グループ設定保存部102は、そのリーダRRにグループモードが設定されているか否かを示すフラグデータを保存する。また、グループモードが設定されている場合には、そのリーダRRが属するグループのグループ番号およびそのリーダRRが親リーダRRpであるか否かを示すフラグデータを保存する。
タグ信号受信部103は、タグTGから発信されたタグ番号を受信する。それによって、タグTGが通信圏内に入ってきたことを検知し、それを後に説明する制御処理部108に通知する。また、タグ番号を受信した際のタグTGからの信号の強度(電界強度)を表すRSSI(Received Signal Strength Indicator)を公知の方法によって求める。
グループ内通信処理部104は、グループモードが設定されている場合に、同じグループに属する他のリーダRRとのデータの送受信のための処理を行う。この処理は、そのリーダRRが、親リーダRRpまたは子リーダRRcのいずれに設定されているかに基づいて、以下のようにして行う。
子リーダRRcに設定されている場合は、タグ信号受信部103がタグTGからタグ番号を受信したときに、リーダ番号保存部101のリーダ番号、グループ設定保存部102のグループ番号、およびそのタグ番号を含むグループ内データDGを生成し、送信する。これによって、グループ内データDGがその子リーダRRcからブロードキャストされる。または、各子リーダRRcに同じグループの親リーダRRpのIPアドレスなどの宛先を予め記憶させておき、その宛先を指定して、親リーダRRpに対して送信するようにしてもよい。
親リーダRRpが設定されている場合は、グループ内データDGの送信は行わず、送信されてくるグループ内データDGを受け付けるための処理を行う。具体的には、送られて来たグループ内データDGに示されるグループ番号を参照し、それが同じグループを示すものである場合に、そのグループ内データDGを受け付ける。違うグループを示すものである場合は、そのまま破棄する。受け付けたグループ内データDGは、後に説明する制御処理部108に送る。
これによって、子リーダRRcによって検知されたタグTGのタグ番号が同じグループ内の親リーダRRpに集められる。
なお、グループ内通信処理部104は、後に説明する上位通信部106と共通の通信メディア(ハードウェア)を使用して実現してもよいし、グループ内通信処理部104の専用の通信メディアを別に設けることによって実現してもよい。専用の通信メディアを別に設ける場合は、移動体識別システム1を、例えば、図4のように構成することも可能である。
すなわち、同じグループに属するリーダRR同士(図4においては、リーダRR1、RR5、およびRR6)を、通信回線NTとは別の通信回線SNT1を介して接続する。そして、管理サーバKSと通信する親リーダRRp(図4では、リーダRR1)のみを通信回線NTに接続しておく。これによって、その個々のグループごとのネットワーク(検知グループネットワーク)を構築する。なお、通信回線SNT1は、有線であってもよいし、無線であってもよい。無線の場合は、無線LANまたはブルートゥース(Bluetooth)などを用いることができる。
検知データ処理部105は、そのリーダRRが親リーダRRpに設定されている場合に、同じグループに属する子リーダRRcから受信したグループ内データDGを用いて計算処理し、その結果を管理サーバKSに対して通知するためのグループ内処理結果データDSを生成する。グループ内処理結果データDSは、管理サーバKSにおいて移動体の移動方向または位置などを求めるために用いるデータである。請求項1の発明の「移動体管理支援データ」に相当する。なお、これについては、後に詳しく説明する。
上位通信部106は、管理サーバKSなどの上位システムに対して、グループ内処理結果データDSおよびそのリーダRRが検知したタグTGのタグ番号などを送信するための処理を行う。
タイマ107は、起動されてから、予め設定されている所定の時間の経過した際にそれを検知し、制御処理部108に通知する。
制御処理部108は、そのリーダRRがグループモードに設定されているか否か、親リーダRRpに設定されているか否か、および受信したタグ番号またはグループ内データDGなどに基づいて、各部に適切な処理を実行させる。
また、前述のDIPスイッチなどによってモードを切り替える操作が行われた際に、グループ設定保存部102に保存されているデータを更新するなどして、適宜、そのリーダRR自身のモードを切り替えるための処理を行う。
以下、移動体識別システム1を、実施例1および2の具体例に基づいて更に詳しく説明する。
〔実施例1〕
実施例1では、移動体識別システム1を用いて、ある部屋HYの入退出管理を行う場合の例を示す。なお、本実施例では、移動体識別システム1を、特に「移動体識別システム1C」と記載する。
〔実施例1〕
実施例1では、移動体識別システム1を用いて、ある部屋HYの入退出管理を行う場合の例を示す。なお、本実施例では、移動体識別システム1を、特に「移動体識別システム1C」と記載する。
図5に示すように、移動体識別システム1Cには、管理サーバKS、リーダRR1、およびリーダRR2が含まれる。
図5において、リーダRR1は、部屋HYの外側の入口ER付近に設置されている。リーダRR2は、部屋HYの内側の入口ER付近に設置されている。両リーダRR1およびRR2は、グループモードに設定されておりかつ同じグループ番号が設定されている。すなわち、これらリーダRR1およびRR2によって検知グループネットワークが構成される。また、リーダRR1が子リーダRRcとして設定されており、リーダRR2が親リーダRRpとして設定されている。リーダRR1およびRR2は、ブルートゥースなどの方式によって無線での通信が可能である。
管理サーバKSは、部屋HYの外側に設置されており、親リーダRRpであるリーダRR2と無線のLANによって互いに接続されている。有線のLANによって接続してもよいし、ブルートゥースなどの方式で接続してもよい。
なお、リーダRR1およびリーダRR2のリーダ番号は、それぞれ、「001」および「002」とし、グループ番号は、「1001」とする。また、タグTG1のタグ番号は、「100」とする。
また、図5において、点線は、無線によるデータの流れを示す。一点鎖線は、リーダRR1およびRR2のそれぞれがタグTGを検知可能な範囲であるエリアAR1およびAR2を示す。この範囲は、実際には、タグTGごとに、それぞれのタグTGが発する電波の強度によって変化するものである。ここでは、この範囲をタグTG1に対するものとして考える。
以下、人HTが部屋HYに入室する場合、退室する場合、部屋HYの外側のリーダRR1のみがタグTG1を検知した場合、部屋HYの内側のリーダRR2のみがタグTG1を検知した場合のそれぞれにおける、図3の各部の処理について、図6〜11を参照して説明する。
図6において、部屋HYに入室しようとする人HTが入口ERに近づきエリアAR1に入ると、リーダRR1のタグ信号受信部103は、タグTG1から定期的に発信されているタグ番号を受信する(#101)。すると、リーダRR1の制御処理部108は、グループ設定保存部102を参照することによってリーダRR1が子リーダRRcであることを認識し、子リーダRRcの処理を各部に実行させる。
これに際して、グループ内通信処理部104は、図7(a)に示すフォーマット(グループ内フレームフォーマット)に対応したグループ内データDGを生成する。
図7(a)に示すように、このグループ内データDGには、そのリーダRRに設定されているグループ番号、リーダ番号、およびそのリーダRRが受信したタグ番号が含まれる。この例の場合は、図7(b)のような、グループ番号である「1001」、リーダRR1のリーダ番号である「001」、およびタグTG1のタグ番号である「100」を示すグループ内データDGを生成する。そして、生成したグループ内データDGを送信する(#102)。
リーダRR2の制御処理部108は、グループ設定保存部102を参照することによってリーダRR2自身が親リーダRRpであることを認識し、親リーダRRpの処理を各部に実行させる。
この処理において、リーダRR2のグループ内通信処理部104は、送信されてくるグループ内データDGのグループ番号を参照することによって、同じグループ内のリーダRRからのグループ内データDGのみを受け付ける。
リーダRR1から送信されて来たグループ内データDGには、同じグループのグループ番号が示されているので、グループ内通信処理部104はそれを受け付ける。すると、制御処理部108は、タイマ107を起動する(#103)。また、この際に、グループ内データDGを受信した時刻を保持しておく。
この後、人HTがエリアAR2内に移動してくると、リーダRR2のタグ信号受信部103は、タグTG1から発信されるタグ番号を受信する(#104)。
タイマ107が、設定された所定の時間が経過したことを検知する(以下、「タイマ107が満了する」と表現することがある。)までの間に、タグ信号受信部103がタグTG1のタグ番号を受信すると、制御処理部108は、まず、そのときの時刻を保持する。さらに、検知データ処理部105は、そのタグ番号およびリーダRR1から受信したグループ内データDGを用いて、グループ内処理結果データDSを生成する。なお、タイマ107が満了するまでにタグTG1のタグ番号を受信しなかった場合については、後に図11において説明する。
本実施例では、図8(a)または(b)のフォーマットに対応したグループ内処理結果データDSを生成する。
図8(a)において、グループ内処理結果データDSには、「送信元リーダ番号」、「タグ番号」、「フレームタイプ」、および「処理結果」の項目が含まれる。
「送信元リーダ番号」には、そのグループ内処理結果データDSを送信する親リーダRRpのリーダ番号が示される。「タグ番号」には、検知されたタグTGのタグ番号が示される。「処理結果」には、そのタグTGを持って移動する人HTの部屋HYへの入室または退室を示す値が示される。この値が「0」である場合は入室を意味し、「1」である場合は退室を意味する。
「フレームタイプ」には、グループ内処理結果データDSの種別に対応した値が示される。この値が「1」である場合は、そのグループ内処理結果データDSが図8(a)のフォーマットであることを意味する。「2」である場合は、図8(b)のフォーマットであることを意味する。
図8(b)は、タグTGの検知を管理サーバKSに通知する場合のフォーマットである。このフォーマットには、図8(a)に示す「処理結果」の変わりに、「検知リーダ」の項目が含まれる。「検知リーダ」には、タグTGを検知したリーダRRのリーダ番号が示される。
図6に戻って、グループ内通信処理部104は、まず、リーダRR1からグループ内データDGを受信した時刻とリーダRR2自身がタグ番号を受信した時刻とを比較する。この例では、グループ内データDGを受信した時刻の方が早いので、タグTG1からの信号を、リーダRR1が受信した後にリーダRR2が受信したと分かる。従って、タグTG1がリーダRR1からリーダRR2の方向、すなわち部屋HYに入室する方向に移動したと判断できる。
よって、グループ内通信処理部104は、タグTG1の入室を意味する、図8(c)に示すグループ内処理結果データDSを生成する(#105)。
図8(c)に示すように、このグループ内処理結果データDSには、それを送信するリーダRR2のリーダ番号である「002」、タグTG1のタグ番号である「100」、フレームタイプの「1」、および入室を意味する「0」が示される。
上位通信部106は、生成されたグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する(#106)。
管理サーバKSは、そのグループ内処理結果データDSを受信すると、タグTG1を持った人HTが部屋HYに入室したことを認識する(#107)。
次に、人HTが部屋HYから退室する場合の各装置の処理について図9を参照して説明する。
図9において、部屋HYに入室した人HTが入口ERに近づきエリアAR2に入ると、リーダRR2は、タグTG1から発信されるタグ番号を受信する(#201)。親リーダRRpとして動作するリーダRR2の制御処理部108は、タイマ107を起動する(#202)。この際に、タグ番号を受信した時刻を保持しておく。
この後、人HTが退室に際してエリアAR1に移動してくると、リーダRR1は、タグTG1から発信されるタグ番号を受信する(#203)。すると、子リーダRRcとして動作するリーダRR1のグループ内通信処理部104は、図7(a)に示すフォーマットのグループ内データDGを生成する。このグループ内データDGには、グループ番号の「1001」、リーダ番号の「001」、およびタグ番号の「100」が示される。そして、生成したグループ内データDGを送信する(#204)。
リーダRR2のグループ内通信処理部104は、ステップ#202において起動したタイマ107が満了するまでの間にそのグループ内データDGを受け付けると、それを用いて、グループ内処理結果データDSを生成する。ここでは、リーダRR2自身がタグ番号を受信した後にリーダRR1からのグループ内データDGを受信したので、タグTG1を持った人HTがリーダRR2からリーダRR1の方向、すなわち退室する方向に移動したと判断できる。
よって、グループ内通信処理部104は、タグTG1の退室を意味するグループ内処理結果データDSを生成する(#205)。すなわち、リーダRR2のリーダ番号である「002」、タグTG1のタグ番号である「100」、フレームタイプの「1」、および処理結果として退室を意味する「1」を示すグループ内処理結果データDSを生成する。
上位通信部106は、生成されたグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する(#206)。
管理サーバKSは、そのグループ内処理結果データDSを受信すると、タグTG1を持った人HTが部屋HYから退室したことを認識する(#207)。
次に、リーダRR2のみがタグTG1を検知した場合の各装置の処理について図10を参照して説明する。
図10おいて、部屋HYの中にいる人HTが入口ERに接近しエリアAR2に入ると、リーダRR2のタグ信号受信部103は、タグTG1から発信されるタグ番号を受信する(#301)。すると、リーダRR2の制御処理部108は、タイマ107を起動する(#302)。リーダRR2は、タイマ107が満了するまでの間、同じグループの子リーダRRc(リーダRR1)からのグループ内データDGを待受ける。
タイマ107が満了するまでにタグTG1についてのグループ内データDGが送られてこない場合(#303)、グループ内通信処理部104は、リーダRR2がタグTG1を検知したことを通知するためのグループ内処理結果データDSを生成する(図8(b)参照)。
すなわち、そのグループ内処理結果データDSを送信するリーダRR2自身のリーダ番号の「002」、タグTG1のタグ番号の「100」、フレームタイプの「2」、およびタグTG1を検知したリーダRRであるリーダRR2のリーダ番号の「002」を示すグループ内処理結果データDSを生成する。そして、生成したグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する(#304)。
管理サーバKSは、送信されて来たグループ内処理結果データDSによって、タグTG1がリーダRR2によって検知されたことを認識する。フレームタイプが「2」のグループ内処理結果データDSを受信した場合の管理サーバKSの処理は、RFIDリーダがRFIDタグを検知したことを通知して来た際の従来の処理と同様である。
次に、リーダRR1のみがタグTG1を検知した場合の各装置の処理について図11を参照して説明する。
図11において、部屋HYの外にいる人HTが入口ERに接近しエリアAR1に入ると、リーダRR1のタグ信号受信部103は、タグTG1から発信されるタグ番号を受信する(#401)。すると、グループ内通信処理部104は、既に説明した方法でそのタグについてのグループ内データDGを生成して送信する(#402)。
リーダRR2のグループ内通信処理部104がそのグループ内データDGを受信すると、制御処理部108は、タイマ107を起動する(#403)。リーダRR2は、タイマ107が満了するまでの間、タグTG1が送信するタグ番号を待受ける。
タイマ107が満了するまでにタグTG1からのタグ番号を受信しない場合(#404)、グループ内通信処理部104は、リーダRR1がタグTG1を検知したことを通知するためのグループ内処理結果データDSを生成する(図8(b)参照)
すなわち、そのグループ内処理結果データDSを送信するリーダRR2自身のリーダ番号の「002」、タグTG1のタグ番号の「100」、フレームタイプの「2」、およびタグTG1を検知したリーダRR1のリーダ番号の「001」を示すグループ内処理結果データDSを生成する。そして、生成したグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する(#405)。
すなわち、そのグループ内処理結果データDSを送信するリーダRR2自身のリーダ番号の「002」、タグTG1のタグ番号の「100」、フレームタイプの「2」、およびタグTG1を検知したリーダRR1のリーダ番号の「001」を示すグループ内処理結果データDSを生成する。そして、生成したグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する(#405)。
フレームタイプが「2」のグループ内処理結果データDSを受信すると、管理サーバKSは、タグTG1がリーダ1によって検知されたことを認識する。この場合の管理サーバKSの処理は従来と同様である。
管理サーバKSは、送信されて来たグループ内処理結果データDSによって、タグTG1がリーダRR2によって検知されたことを認識する。
本実施例では、2個のリーダRRを用いることによって入退室管理を行う場合を示したが、リーダRRを増やすことによって例えば動線管理を行うこともできる。ここで、図12を参照して、3個のリーダRRを用いて動線管理を行う場合について簡単に説明する。
図12には、3個のリーダRR1、RR2、RR3、および管理サーバKSなどによって構成される移動体識別システム1(ここでは、「移動体識別システム1D」と記載する。)が示される。
この移動体識別システム1Dにおいて、管理サーバKSには、予め、各リーダRR1、RR2、およびRR3の配置位置(座標)のデータが記憶されている。リーダRR1、RR2、およびRR3には、それぞれ、同じグループ番号の「1001」が設定されている。また、リーダRR1およびリーダRR2が子リーダRRcとして設定されており、リーダRR3が親リーダRRpとして設定されている。なお、リーダRR3のリーダ番号は「003」とする。
ここにおいて、タグTG1を持った人HTがリーダRR1からリーダRR2を経てリーダRR3の場所に移動したとすると、まず、リーダRR1およびRR2が、順に、タグTG1から発信されるタグ番号を受信し、そのタグ番号を含むグループ内データDGを親リーダRRpであるリーダRR3に送信する。グループ内データDGに示される内容は、図7において既に説明したとおりである。
親リーダRRpであるリーダRR3は、それらリーダRR1およびリーダRR2から送信されてくるグループ内データDGを受信する。その際に、各リーダRRからどの順番で受信したのかまたは各リーダRRから受信した時刻を記憶しておく。
リーダRR3自身がタグ番号を受信すると、既に受信しているリーダRR1およびRR2からのグループ内データDGおよびそれらを受信した順番または時刻に基づいて、グループ内処理結果データDS(図8参照)を生成する。ここでは、図8(a)に示す処理結果の内容として、タグTG1が各リーダRR間をどの順番で移動したのかを求めることが可能な内容を示すグループ内処理結果データDSを生成する。その内容として、例えば、タグ番号を受信した順番どおりにリーダ番号を示すようにする。または、各グループ内データDGを受信した時刻および自らがタグ番号を受信した時刻を、それぞれに対応するリーダ番号とともに示すようにしてもよい。
そして、生成したグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに送信する。管理サーバKSは、自らが保持する配置位置のデータとそのグループ内処理結果データDSとに基づいて、タグTGの動線を認識する。
本実施例では、グループ内処理結果データDSの処理結果の項目の内容として入室または退室を示す値を用い、それによって管理サーバKSが入退室を認識できるようにしたが、これを例えば次のようにしてもよい。
まず、親リーダRRpから子リーダRRcの方向を退室、子リーダRRcから親リーダRRpの方向を入室として意味付けしておき、その意味付けを管理サーバKSに予め登録しておく。親リーダRRpは、人HTが、親リーダRRpから子リーダRRcまたは子リーダRRcから親リーダRRpのいずれの方向に移動したのかを示すグループ内処理結果データDSを生成し管理サーバKSに送信する。管理サーバKSは、そのグループ内処理結果データDSと登録されている意味付けのデータとに基づいて入退室を判定する。なお、この方法を用いる場合は、親リーダRRpを必ず室内に配置しておく。
〔実施例2〕
実施例2では、移動体識別システム1を用いて、タグTG1を持つ人HTの位置を求める場合の例を示す。なお、本実施例では、移動体識別システム1を、特に、「移動体識別システム1E」と記載する。
実施例2では、移動体識別システム1を用いて、タグTG1を持つ人HTの位置を求める場合の例を示す。なお、本実施例では、移動体識別システム1を、特に、「移動体識別システム1E」と記載する。
図13に示すように、移動体識別システム1Eには、管理サーバKS、リーダRR3、RR4、およびRR5が含まれる。
図13において、各リーダRR3、RR4、およびRR5には、同じグループ番号が設定されている。また、リーダRR3が親リーダRRpとして設定されており、リーダRR4およびRR5が子リーダRRcとして設定されている。
なお、リーダRR4およびRR5のリーダ番号は、それぞれ、「004」および「005」とし、グループ番号は、「1002」とする。
管理サーバKSは、部屋HYの外側に設置されており、リーダRR1と無線LANによって互いに接続されている。なお、有線のLANによって接続してもよいし、ブルートゥースなどの方式で接続してもよい。
なお、図13において、点線は、無線によるデータの流れを示す。一点鎖線は、リーダRR3、RR4、およびRR5のそれぞれがタグTGを検知可能な範囲であるエリアAR3、AR4、およびAR5を示す。
以下、タグTG1を持つ人HTの位置を特定する際の図3の各部の処理について説明する。なお、ここでは、図14を参照しながら説明する。
図13において、人HTがエリアAR3、AR4、およびAR5の内側に移動してくると、タグTG1から発信されるタグ番号がリーダRR3、RR4、およびRR5に受信される。ここでは、リーダRR4、RR5、RR3の順番でタグ番号を受信したものとする。
図14において、リーダRR4のタグ信号受信部103は、タグTG1が発信したタグ番号を受信する(#501)。この際、タグTG1からの発せられる信号のRSSI(RSSI値)を求める(#502)。さらに、求めたRSSIおよび受信したタグ番号を制御処理部108に通知する。なお、リーダRR4において求められたRSSIは、「50dB(デシベル)」であったものとする。以下、RSSIの単位(dB)は省略する。
リーダRR4の制御処理部108は、グループ設定保存部102を参照することによってリーダRR4が子リーダRRcであることを認識し、子リーダRRcの処理を各部に実行させる。
この処理において、グループ内通信処理部104は、リーダRR4に設定されているグループ番号、リーダ番号、受信したタグ番号、および求めたRSSIを用いて、図15(a)に示すフォーマットに対応したグループ内データDG(ここでは、「グループ内データDG2」と記載する。)を生成する。すなわち、グループ番号の「1002」、リーダ番号の「004」、タグ番号の「100」、およびRSSIの「50」を示すグループ内データDG2を生成する(図13(b)参照)。そして、生成したグループ内データDG2を送信する(#503)。
親リーダRRpとして動作するリーダRR3のグループ内通信処理部104は、送られてくるグループ内データDGのグループ番号を参照することによって、同じグループからのグループ内データDGのみを受け付ける。
リーダRR3において、グループ内通信処理部104がリーダRR4から送信されたグループ内データDGを受け付けると、制御処理部108は、タイマ107を起動する(#504)。
この後、リーダRR5およびRR3も、タグTG1が発信するタグ番号を受信する(#505および#508)。すると、リーダRR4の場合と同様にして、それぞれ、RSSIを求める(#506および#509)。リーダRR3は、求めたRSSIを親リーダRRpに通知するためのグループ内データDGを生成し送信する(#507)。なお、リーダRR5およびRR3において求められたRSSIは、それぞれ、「20」および「10」であったものとする。
親リーダRRpであるリーダRR3は、タイマ107が満了するまでに受信したグループ内データDGのRSSIおよび自らが求めたRSSIを管理サーバKSに通知するためのグループ内処理結果データDS(ここでは、「グループ内処理結果データDS2」と記載する。)を生成する(#510)。本実施例では、図16(a)に示すフォーマットのグループ内処理結果データDS2を生成する。
図16(a)に示すように、グループ内処理結果データDS2には、送信元リーダ番号、タグ番号、フレームタイプに加えて、「リーダ数」および「位置特定情報」などの項目が含まれる。
「リーダ数」は、そのグループ内処理結果データDS2に係るタグTGを検知したリーダRRの個数である。
「位置特定情報」は、管理サーバKSにおいてタグTGの位置を特定するための計算に用いる情報である。位置特定情報には、さらに、図16(b)に示すように、リーダ番号とそのリーダ番号のリーダRRが求めたRSSIとが互いに対応付けられて示される。このリーダ番号とRSSIとの組合せは、リーダ数の項目に示される個数分含まれる。
この例では、図16(c)に示すようなグループ内処理結果データDS2が生成される。なお、フレームタイプの「3」は、そのグループ内処理結果データDSが、この図16(a)に示すフォーマットのグループ内処理結果データDS2であることを意味する。
図14に戻って、リーダRR3は、生成したグループ内処理結果データDS2を管理サーバKSに送信する(#511)。
管理サーバKSは、送信されて来たグループ内処理結果データDS2に示されるRSSIに基づいて計算を行い、タグTG1の位置を特定する(#512)。
位置の特定は、RSSIおよびそのRSSIを求めた各リーダの配置位置または配置間隔などから相対的に求めることができる。例えば、以下のようにして求める。
まず、予め、各リーダRRの配置位置(座標)のデータを管理サーバKSに記憶させておく。
さらに、RSSIとリーダRRおよびタグTG間の距離との関係を求めておき、その関係を示すデータを管理サーバKSに記憶させておく。この関係は、例えば、図17に示すような、リーダRRを中心とした同心円によって表すことができる。
図17において、各円E10、E9、…は、それぞれ、RSSIの「100」、「90」、…に対応しており、その円Eの半径が、その対応するRSSIが求められた場合の、リーダRRとタグTGとの距離の最大値を表す。つまり、例えば、RSSIが「70」であった場合、タグTGの位置は、円E8と円E7との間、すなわち円E8と円E7によって囲まれる環状のエリアHN7内であると特定できる。なお、図17の例では、RSSIの最大値を「100」とした。
本実施例では、管理サーバKSに送信されて来たグループ内処理結果データDS2には、リーダRR3、RR4、およびRR5のRSSIとして、それぞれ、「10」、「20」、および「50」が示される。各リーダRRの配置位置を中心としてそれぞれの値に対応するエリアHN1、HN2、およびHN5を描くことによって、図18に示すような位置関係を表す図を得ることができる。ここにおいて、それぞれのエリアHNが交わる部分KBをタグTG1の位置として特定する。
上述の例では、タイマ107が満了するまでにリーダRR3がグループ内の全てリーダRRからのRSSIを取得する場合を示したが、全てから取得できない場合もある。
例えば、タイマ107が満了するまでに、リーダRR5からのグループ内データDG2が送信されて来ない場合、リーダRR3は、タイマ107の満了時点で取得しているRSSI、すなわちリーダRR4から取得したRSSIおよび自らが求めたRSSIを用いて、図16(d)のようなグループ内処理結果データDS2を生成し、管理サーバKSに送信する。または、このような場合には、グループ内処理結果データDS2を送信しないようにし、グループ内の全てのリーダRRのRSSIが揃った場合にのみグループ内処理結果データDS2を生成し、送信するようにしてもよい。
また、上述の例とは別の順番でリーダRRがタグ番号を受信してよい。どのような順番であっても、タイマ107が満了するまでに取得したRSSIを用いてグループ内処理結果データDSを生成する。なお、親リーダRRpであるリーダRR3がグループ内で最初にタグTGを受信した場合は、その時点でタイマ107を起動する。
本実施形態によると、複数のリーダRRをグループ化し、グループ内において1つの親リーダRRpを定めておく。グループ内の各リーダRRが検知したタグTGについてのデータを、一旦、そのグループの親リーダRRpに集め、それに基づいて、親リーダRRpが計算処理などを行い、そのタグTGの移動方向または位置などを求めることが可能なグループ内処理結果データDSを生成する。そして、生成したグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに送信する。すなわち、タグTGを検知したリーダRRが個々に管理サーバKSへの通知を行うのではなく、移動方向または位置の特定を支援するためにグループ内において処理した結果のデータであるグループ内処理結果データDSを管理サーバKSに対して送信する。管理サーバKSは、そのグループ内処理結果データDSを用いて、タグTGの移動方向または位置などを求める。
これによって、RFIDタグを検知したRFIDリーダが個々に管理サーバへの通信を行う従来の移動体識別システムよりも、管理サーバに送信されるデータ量を大幅に低減できる。
また、グループ内において処理した結果のデータが管理サーバに送信されるので、管理サーバにおいてタグTGの移動方向および位置などを求める際の処理の負荷を軽減できる。
移動体識別システムの処理は、数ミリ秒程度の短い時間差を扱うものでありリアルタイム性が要求されるため、トラヒックの上昇などによって処理に遅延が生じると、測定した結果の信頼性が極端に低下し、それが致命的な問題になることがある。本実施形態によると、送信されるデータ量を軽減することによってトラヒックの上昇を抑えるとともに、管理サーバ自体の処理負荷をも軽減できるので、このような問題が発生する危険性を大幅に低減できる。
無線による通信では、送信されるデータ量の増加によって、データの送信待ち、再送による遅延、およびコリジョンによるパケットロスなどの悪影響を受け易い。よって、管理サーバへの接続方法が無線である場合には、本実施形態の方法は、特に効果的である。
また、リアルタイム性が求められることから、従来は、トラヒックを低減するために高い通信性能および処理能力を持った装置が必要であり高いコストを要していた。しかし、本実施形態によると、従来ほど高い通信性能および処理能力を必要ではないので、コストを抑えることができる。
本実施形態では、実施例1および2の方法を個別に説明したが、これらを組み合わせることによって、図20のように、全体として移動方向の特定、入退室管理、および位置の特定などを行う移動体識別システムを構築してもよい。このように規模の大きなシステムを構築した場合には、本実施形態による上述の効果はより顕著に現れる。
なお、図20の移動体識別システムMJ2に本実施形態の方法を適用する場合には、例えば、移動方向特定および入退室管理を行うリーダJR1、JR2、JR6、およびJR7を実施例1で説明したリーダRRのモード(移動方向特定モード)で動作させ、位置特定を行うリーダJR3、JR4、およびJR5を実施例2で説明したリーダRRのモード(位置特定モード)で動作させる。また、リーダJR8およびJR9は、従来どおりのRFIDリーダとして動作させる。いずれの動作を行わせるかは、例えば、DIPスイッチによって切替えられるようにしておけばよい。
また、この場合において、リーダJR1およびJR2を1つのグループとして設定し、リーダJR3、JR4、およびJR5を1つのグループとして設定し、さらに、リーダJR6およびJR7を1つのグループとして設定する。また、リーダJR1、JR5、およびJR7を各グループの親リーダRRpとして設定する。
各リーダJRは、自らに移動方向特定モードまたは位置特定モードのいずれが設定されているかに基づいて処理を行う。各モードの処理については、既に説明したとおりである。
本実施形態では、一つのタグTG1に着目した場合の処理について説明したが、管理の対象である人などの移動体が複数ある場合は、複数のタグTGが用いられる。リーダRRがこれら複数のタグTGを検知した場合は、それらの複数のタグTGのそれぞれに対して、平行してまたは順次、上に説明した処理を実行する。また、その場合において、各タグTGのそれぞれに対してタイマ107を起動する。
また、本実施形態では、グループについての情報(グループ番号)を、それぞれのリーダRRに記憶させておく場合を示したが、これを、そのグループの親リーダRRpにまとめて記憶させておくようにしてもよい。すなわち、親リーダRRpに、そのグループに属する各子リーダRRのリーダ番号を格納したテーブルを予め記憶させておく。そして、そのリーダ番号に基づいて、同じグループ内の子リーダRRcからグループ内データDGを受け付けるようにする。
この場合は、グループ内データDGにグループ番号を含める必要はない。よって、グループ内データDGのデータ量を減らすことができる。また、子リーダRRcとして従来のRFIDリーダを用いることができる。
また、グループ内のネットワークを他のグループおよび通信回線NTのネットワークとは別個の独立したネットワークとして構成するようにしてもよい。例えば、ネットワークアドレスの異なるネットワークとする。または、グループ内のみを有線で接続することによって他のネットワークと独立させるようにしてもよい。この場合も、グループ内データDGにグループ番号を含める必要はない。
なお、リーダRRの動作モードとして個別モードが設定されている場合には、図8(b)のフォーマットで、タグTGの検知を管理サーバKSに通知するようにしてもよい。
その他、移動体識別システム1およびリーダRRの構成、機能、各データが示す内容、処理の内容または順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
Claims (8)
- 移動体に付けられたRFIDタグからの信号を受信する複数のRFIDリーダおよびサーバを有し前記移動体を管理する電子タグシステムに用いられるRFIDリーダであって、
当該RFIDリーダのグループを識別するためのグループ識別データを保存するグループ識別データ保存手段と、
当該RFIDリーダを識別するためのリーダ識別データを保存するリーダ識別データ保存手段と、
RFIDタグが発信する、RFIDタグを識別するためのタグ識別データを受信するタグ識別データ受信手段と、
RFIDタグからタグ識別データを受信した他のRFIDリーダが、当該タグ識別データ、当該他のRFIDリーダのリーダ識別データ、および当該他のRFIDリーダが属するグループのグループ識別データを含むグループ内データを送信したときに、前記グループ識別データ保存手段に保存されているグループ識別データに基づいて、同じグループに属するRFIDリーダからのグループ内データを受信するグループ内データ受信手段と、
前記タグ識別データ受信手段が受信したRFIDタグのタグ識別データ、前記リーダ識別データ保存手段に保存されている自らのリーダ識別データ、および前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データに基づいて、当該RFIDタグについての移動体管理に用いる移動体管理支援データを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した前記移動体管理支援データを前記サーバに送信する送信手段と、
を有することを特徴とするRFIDリーダ。 - 前記生成手段は、RFIDタグが各RFIDリーダ間をどの順番で移動したのかを求めることが可能な内容を示す前記移動体管理支援データを生成する、
請求項1記載のRFIDリーダ。 - 当該RFIDリーダのモードを切り替えるモード切替手段を有し、
前記生成手段は、前記移動体管理支援データとして、前記モードに応じて、RFIDタグが各RFIDリーダ間をどの順番で移動したのかを求めることが可能な内容を示すデータまたは当該RFIDタグの位置を求めることが可能な内容を示すデータを生成する、
請求項2記載のRFIDリーダ。 - RFIDタグからの信号の強度を示す強度値を求める信号強度測定手段を有し、
前記グループ内データ受信手段は、他のRFIDリーダから、当該他のRFIDリーダが受信したRFIDタグのタグ識別データ、当該他のRFIDリーダが求めた当該RFIDタグについての前記強度値、当該他のRFIDリーダのリーダ識別データ、および当該他のRFIDリーダが属するグループのグループ識別データを含む第2グループ内データを受信し、
前記生成手段は、前記タグ識別データ受信手段が受信したRFIDタグのタグ識別データ、前記強度測定手段が求めた当該RFIDタグについての前記強度値、および前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記第2グループ内データに基づいて、当該RFIDタグの位置を求めることが可能な内容を示す前記移動体管理支援データを生成する、
請求項3記載のRFIDリーダ。 - 前記生成手段は、当該RFIDリーダが、同じグループ内のいずれかのRFIDリーダがタグ識別データを受信したことを最初に検知してから、所定の時間が経過したときに、当該所定の時間内に前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データを用いて前記移動体管理支援データを生成する、
請求項4記載のRFIDリーダ。 - 移動体に付けられたRFIDタグからの信号を受信する複数のRFIDリーダおよびサーバを有し前記移動体を管理する電子タグシステムに用いられるRFIDリーダであって、
当該RFIDリーダを識別するためのリーダ識別データを保存するリーダ識別データ保存手段と、
同じグループに属する他のRFIDリーダのリーダ識別データを保存するグループメンバデータ保存手段と、
RFIDタグが発信する、RFIDタグを識別するためのタグ識別データを受信するタグ識別データ受信手段と、
RFIDタグからタグ識別データを受信した他のRFIDリーダが、当該タグ識別データおよび当該他のRFIDリーダのリーダ識別データを含むグループ内データを送信したときに、前記グループメンバデータ保存手段に保存されているリーダ識別データに基づいて、同じグループに属するRFIDリーダからの前記グループ内データを受信するグループ内データ受信手段と、
前記タグ識別データ受信手段が受信したRFIDタグのタグ識別データ、前記リーダ識別データ保存手段に保存されている自らのリーダ識別データ、および前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データに基づいて、当該RFIDタグについての移動体管理に用いる移動体管理支援データを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した前記移動体管理支援データを前記サーバに送信する送信手段と、
を有することを特徴とするRFIDリーダ。 - 移動体に付けられたRFIDタグからの信号を受信する複数のRFIDリーダおよびサーバを有し前記移動体を管理する電子タグシステムであって、
当該電子タグシステムは、1つの親RFIDリーダおよび当該親RFIDリーダ以外のRFIDリーダである子RFIDリーダを含むRFIDリーダのグループを有し、
前記子RFIDリーダは、
自らが属するグループを識別するためのグループ識別データを保存する第1グループ識別データ保存手段と、
自らに付与されている、RFIDリーダを識別するためのリーダ識別データを保存する第1リーダ識別データ保存手段と、
RFIDタグが発信する、RFIDタグを識別するためのタグ識別データを受信する第1タグ識別データ受信手段と、
前記第1タグ識別データ受信手段がタグ識別データを受信した際に、当該タグ識別データ、前記第1リーダ識別データ保存手段に保存されている自らのリーダ識別データ、および前記第1グループ識別データ保存手段に保存されているグループ識別データを含むグループ内データを送信するグループ内データ送信手段と、を有し、
前記親RFIDリーダは、
自らが属するグループについてのグループ識別データを保存する第2グループ識別データ保存手段と、
自らに付与されているリーダ識別データを保存する第2リーダ識別データ保存手段と、
RFIDタグが発信するタグ識別データを受信する第2タグ識別データ受信手段と、
前記第2グループ識別データ保存手段に保存されているグループ識別データに基づいて、同じグループに属する前記子RFIDリーダからの前記グループ内データを受信するグループ内データ受信手段と、
前記第2タグ識別データ受信手段が受信したRFIDタグのタグ識別データ、前記第2リーダ識別データ保存手段に保存されている自らのリーダ識別データ、および前記グループ内データ受信手段が受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データに基づいて、当該RFIDタグについての移動体管理に用いる移動体管理支援データを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した前記移動体管理支援データを前記サーバに送信する送信手段と、
を有することを特徴とする電子タグシステム。 - 移動体に付けられたRFIDタグからの信号を受信する複数のRFIDリーダおよびサーバを有し前記移動体を管理する電子タグシステムに用いられるRFIDリーダにおける、当該サーバへの通知データの送信方法であって、
当該RFIDリーダが属するグループのグループ識別データを記憶するとともに、当該RFIDリーダを識別するためのリーダ識別データを記憶しておき、
RFIDタグが発信する、RFIDタグを識別するためのタグ識別データを受信する第1ステップと、
RFIDタグからタグ識別データを受信した他のRFIDリーダが、当該タグ識別データ、当該他のRFIDリーダのリーダ識別データ、および当該他のRFIDリーダが属するグループのグループ識別データを含むグループ内データを送信したときに、記憶している自らのグループ識別データに基づいて、同じグループに属するRFIDリーダからの前記グループ内データを受信する第2ステップと、
前記第1ステップで受信したRFIDタグのタグ識別データ、自らのリーダ識別データ、および前記第2ステップで受信した当該RFIDタグについての前記グループ内データに基づいて、当該RFIDタグについての移動体管理に用いる通知データを生成する第3ステップと、
生成した前記通知データを前記サーバに送信する第4ステップと、
を有することを特徴とする通知データの送信方法。
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2007
- 2007-06-27 JP JP2009520160A patent/JPWO2009001408A1/ja not_active Withdrawn
- 2007-06-27 WO PCT/JP2007/000707 patent/WO2009001408A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009001408A1 (ja) | 2008-12-31 |
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