JP5604467B2 - 機能性イソブチレンポリマー−無機クレーナノコンポジット及び有機−水性エマルジョン化方法 - Google Patents
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Description
本明細書において使用する場合、周期表グループの新規なナンバーリングスキームは、ケミカル・アンド・エンジニアリング・ニュース(CHEMICAL AND ENGINEERING NEWS),63(5),27(1985)に示されているように使用される。
本発明のナノコンポジットには、C4〜C7イソオレフィン由来単位を含む少なくとも1つのハロゲン化エラストマーが含まれる。イソオレフィンは、C4〜C8化合物であってもよく、一実施形態では、イソブチレン、イソブテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−2−ブテン、及び4−メチル−1−ペンテンから選択されてもよい。エラストマーはさらに、その他のモノマー由来単位を含んでいてもよい。一実施形態では、ハロゲン化エラストマーに少なくとも1つのスチレンモノマーが含まれ、これは任意に置換されているスチレンモノマー単位であってもよく、望ましくはスチレン、α−メチルスチレン又はアルキルスチレン(オルト、メタ、又はパラ)から選択され、アルキルは、任意のC1〜C5アルキル又は分枝鎖アルキルから選択される。望ましいの実施形態において、スチレンモノマーはp−メチルスチレンである。別の実施形態において、エラストマーは少なくとも1つのマルチオレフィンを含み、これは、共役している又はしていないC4〜C14ジエンであってもよく、一実施形態では、イソプレン、ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、ミルセン、6,6−ジメチル−フルベン、ヘキサジエン、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、及びピペリレンから選択されてもよい。
上記ハロゲン化ポリマーにおけるハロゲンは、成分が高温で混合されると、マトリックスポリマー中に存在する官能基、例えば、酸、アミノ又はヒドロキシルの官能基と反応するか又は極性結合を形成することができる。本発明の一実施形態は、クレーとC4〜C7イソオレフィン由来単位を含むハロゲン化エラストマーとを含むナノコンポジットであり;エラストマー中のハロゲン部分は、ハロゲン化エラストマーが、エラストマーEにペンダントする以下の基によって表されるアミン−機能性モノマー単位をさらに含むように、アミン−機能性基と求電子的に置換されている:
2級ゴム又は「汎用ゴム」成分は、本発明の組成物類及び最終用途物品類中に存在し得る。これらのゴムには、限定されるものではないが、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリ(イソプレン−co−ブタジエン)ゴム(IBR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ポリスルフィド、ニトリルゴム、プロピレンオキシドポリマー類、星型分枝鎖状ブチルゴム及びハロゲン化星型分枝鎖状ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、星型分枝鎖状ポリイソブチレンゴム、星型分枝鎖状臭素化ブチル(ポリイソブチレン/イソプレンコポリマー)ゴム;ポリ(イソブチレン−co−p−メチルスチレン)及び、例えば、イソブチレン由来単位、p−メチルスチレン由来単位、及びp−ブロモメチルスチレン由来単位のターポリマー等のハロゲン化ポリ(イソブチレン−co−p−メチルスチレン)、及びそれらの混合物を含む。
本発明の組成物は、炭酸カルシウム、クレー、雲母、シリカ及びケイ酸塩、タルク、二酸化チタン、及びカーボンブラック等の、1つ又はそれ以上の充填剤成分を含んでも良い。本明細書中で使用されるとき、充填剤は、ナノコンポジットマトリックスの一部を形成する無機粒子、例えば、大きさがナノメートルの範囲であるクレー粒子等を含まない。しかし、より大きなクレー粒子であれば、所望によりナノコンポジット中の充填剤として使用することができる。一実施形態において、充填剤はカーボンブラック又は修飾カーボンブラックである。好ましい充填剤は、混合物に対し10〜150phrのレベルで存在する、より好ましくは30〜120phrのレベルで存在する、半補強性グレード(semi−reinforcing grade)のカーボンブラックである。ラバー・テクノロジー、59−85(1995)に記載される、有用なグレードのカーボンブラックは、N110〜N990である。より望ましくは、例えば、タイヤのトレッドにおいて有用なカーボンブラックの実施形態は、ASTM(D3037、D1510、及びD3765)規格のN229、N351、N339、N220、N234及びN110である。例えば、タイヤの側壁において有用なカーボンブラックの実施形態は、N330、N351、N550、N650、N660、及びN762である。例えば、タイヤのインナーライナーにおいて有用なカーボンブラックの実施形態は、N550、N650、N660、N762、及びN990である。
本発明のナノコンポジットは、膨潤性の無機クレーを含み得る。本発明の目的にふさわしい膨潤性の層状無機クレー素材としては、天然又は合成フィロケイ酸塩類、特に、モンモリロナイト、ノントロナイト、バイデライト、ボルコンスコアイト、ラポナイト、ヘクトライト、サポナイト、ソーコナイト、マガダイト、ケニアイト、スティーブンサイト等のスメクチッククレー、ならびにバーミキュライト、ハロイサイト、アルミネートオキシド類、ハイドロタルサイトおよびその類似物挙げられる。これらの層状クレーは、通常、4Å以下の層間空間で強固に相互結合した厚さ5〜20Å、好ましくは8〜12Åの複数のケイ酸塩プレートレットを含む粒子を含有し、層間の表面に存在するNa+、Ca+2、K+又はMg+2等の交換可能なカチオンを含む。
本発明のナノコンポジットは、エマルジョンプロセスにより製造することができる。一実施形態において、このプロセスには、無機クレーの水性スラリーをポリマー溶液(セメント)と混合することを含めることができる。エマルジョン又はミクロエマルジョンを形成するように、混合は、十分に力強いものである必要がある。いくつかの実施形態において、エマルジョンは、水性溶液又は有機溶液中の懸濁液として形成され得る。バッチプロセス及び連続プロセスを含む、ラボレベルの製造及び大規模製造の両方に対して標準的である方法及び装置を、本発明のポリマー性ナノコンポジットの製造に使用すればよい。
上述のプロセスによってナノコンポジットを形成する際に、ポリマー中の官能性にイオン性がある場合、強いイオン性相互作用が生じ、このため、導入され得る官能基の量が限定される。官能度が高くなると、ゲル形成がもたらされ、加工することができないポリマーが生じてしまう。図2に示され、本明細書中に記載されるプロセスにより、ポリマー製品中のクレーの挿入及び剥離を最大化することができる。ヘキサン又はその他の溶媒中のゴム溶液10は、ハロゲン化反応槽14中で、強力な混合の下でハロゲン12と接触し、反応槽流出物16を生じる。このハロゲン化ゴム溶液16を、次いで、水性腐食剤18により容器20中で中和する。ブチルゴム類のハロゲン化は、米国特許第4,074,035号、同第5,071,913号、同第5,286,804号、同第5,182,333号、及び同第6,228,978号、及びラバー・テクノロジー,298−300(モーリス・モートン編,チャプマン・アンド・ホール 1995)中に詳述されている。
1. 1)クレーの水性スラリーをポリマーの有機溶媒溶液と混合し、ポリマークレーナノコンポジットを含むエマルジョンを形成する工程;及び2)前記エマルジョンから前記ナノコンポジットを回収する工程、を含む、ナノコンポジットの製造プロセス。
ハロゲン化イソブチレンポリマーを有機溶媒中に溶解して水非混和性のポリマー溶液を形成する工程;
前記スラリーを、前記ポリマー溶液を用いてエマルジョン化し、ポリマークレーナノコンポジットを形成する工程;
前記ナノコンポジットを回収する工程、を含む、ナノコンポジットの製造プロセス。
以下の各実施例では、以下の方法を用いて、形成するナノコンポジットの透過性特性を分析した。特定の実施形態において、36グラムのクレー−ゴム混合物を130〜145℃にてBrabender(登録商標)ミキサーにかけ、20グラムのカーボンブラック(N660)と7分間混合した。この混合物をさらに、0.33gのステアリン酸、0.33gのZnO(Kadox 911、CP Hall社製,イリノイ州シカゴ)、及び0.33gのMBTSからなる硬化剤と、40℃にて、40rpm、3分間混合した。得られるゴム化合物を圧延し、圧縮成型して、170℃にて硬化させた。全ての試料をゆっくりと冷却しながら圧縮成型して無欠陥のパッドを得た。ゴムサンプルについては、圧縮及び硬化プレスを使用した。圧縮成型されたパッドの典型的な厚さは、15ミル(38.1ミクロン)前後であった。次いで、透過性試験用に、アーバー・プレス(Arbor press)を用いて、成型したパッドから直径2インチ(5cm)の円板を打ち抜いた。これらの円板を、測定前に、真空オーブン中で60℃にて、一晩置いて条件を整えた。酸素透過の測定は、R.A.パステルナーク(Pasternak)らによるジャーナル・オブ・ポリマーサイエンス(JOURNAL OF POLYMER SCIENCE):パート A−2 467 (1970)の原理の下、Mocon OX−TRAN 2/61透過度測定装置を用いて、40℃にて行った。このように調製された円板をテンプレートの上に載せ、真空グリースで密閉した。10psig(0.07MPa(g))の窒素を円板の片面上に保ち、もう一方の面には10psig(0.07MPa(g))の酸素を保持した。窒素を保持した側の酸素センサーを用いて、酸素濃度の増加を経時的にモニターした。酸素が円板を通って透過するために、又は、窒素保持側の酸素濃度が一定レベルに到達するために必要とされる時間を記録し、酸素透過性を決定するために使用した。透過性は、Mocon WX−TRAN 2/61での、40℃における酸素通過速度として測定した。同一の手順を用いて複数のサンプルが調製される場合、各サンプルに関し透過度の結果を求めた。
原料 I.D. 重量部
エラストマー/クレー 108.0(ゴム100部及びクレー8部)
カーボンブラックN660 60.0
ステアリン酸 1.0
ZnO Kadox 911 1.0
MBTS 1.0
実施例1〜10では、BIMS 03−1の混合物(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、シクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを60〜80℃の温度に加熱し、その後、アミンをこの溶液に添加した。クレー及び水を室温にて12時間攪拌することにより、水性クレースラリー及び水を別々に調製した。次いで、水性クレースラリーを力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを一定期間反応器中で混合し、その後、2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。次いで、乾燥させたナノコンポジットの透過性を、上述のように試験した。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、600mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.5グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(アクゾ・ノーベル(Akzo Nobel)製、Armeen DMHTD)を添加した。反応は70℃にて3時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(2g)の水性スラリー及び水(500mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを1時間反応器中で混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、600mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.5グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(アクゾ・ノーベル製、Armeen DMHTD)を添加した。反応は70℃にて1時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(サザン・クレイ(Southern Clay)製、106gの2.83wt%スラリー)の水性スラリー及び水(400mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、600mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.5グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(アクゾ・ノーベル製、Armeen DMHTD)を添加した。反応は70℃にて3時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(4g)の水性スラリー及び水(500mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、600mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.125グラムのN,N−ジメチルヘキシルアミン(アルドリッチ(Aldrich))を添加した。反応は70℃にて2時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(2g)の水性スラリー及び水(500mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
100グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを75℃に加熱し、2.0グラムのPIB−アミン(KEROCOM PIBA 03、BASF製)を添加した。反応は75℃にて1時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(5.7g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
100グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを75℃に加熱し、2.0グラムのN,N−ジメチルヘキシルアミン(アルドリッチ)を添加した。反応は75℃にて1時間保持した。CLOISITE(登録商標)Na+(5.7g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
100グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを75℃に加熱し、1.2グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(Armeen DMHTD、アクゾ・ノーベル製)を添加した。反応は75℃にて1時間保持した。SOMASIF ME−100(4g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
100グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを75℃に加熱し、1.2グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(Armeen DMHTD、アクゾ・ノーベル製)を添加した。反応は75℃にて1時間保持した。SOMASIF ME−100(8g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、600mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、1.5グラムのPIB−アミン(KEROCOM PIBA 03、BASF製)を添加した。反応は70℃にて1時間保持した。SOMASIF ME−100(8g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを反応器中で1時間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
100グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを75℃に加熱し、1.0グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(Armeen DMHTD、アクゾ・ノーベル製)を添加した。反応は75℃にて1時間保持した。ケニアイト(8g)の水性スラリー及び水(600mL)を、このスラリーを室温にて12時間攪拌することにより、別々に調製した。水性クレースラリーを、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを30分間反応器中で混合し、次いでブレンダー中で高速で2分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
手順A:BIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、室温にて800mLのシクロヘキサン中に溶解した。この溶液に、200mLの水、クレー(CLOISITE(登録商標)Na+、3.4g)及びN,Nジメチルヘキシルアミン(アルドリッチ)を、示されたように添加した。この溶液を70℃に加熱し、30分間攪拌した。室温へと冷却後、この溶液を注ぎ出して溶媒を蒸発させた。生成物を真空下100℃で、一晩乾燥させた。得られたナノコンポジットの透過性を上述のように試験した。
EXXPRO(商標)(BIMS 03−1、80g)及びPIBSA(ポリイソブチレン無水コハク酸)を、ガラス容器中で700mLのシクロヘキサン中に溶解した。この溶液を覆いのついた反応器へと移した。その容器を、100mLのシクロヘキサンで洗浄し、その洗浄溶液も、反応器へと添加した。200mLの水を適切なpH値(pH=5にするためにHCl溶液を使用し、pH=9にするためにNaOH溶液を使用した)で添加した。この混合物を70℃で攪拌後、3.4gのCLOISITE(登録商標) Na+を添加し、この混合物を30分間攪拌した。混合物を注ぎ出して溶媒を蒸発させた。サンプルを真空下100℃で、24時間乾燥させた。得られたナノコンポジットの透過性を上述のように試験した。その結果を表4に示す。
EXXPRO(商標)(BIMS 03−1、80g)及びPIBSA 48(インフィニアム(INFINEUM)、米国)を、ガラス容器中で700mLのシクロヘキサン中に溶解した。この溶液を、ガラス製の反応器へと50℃にて移した。その容器を、100mLのシクロヘキサンで洗浄し、その洗浄溶液も、反応器へと添加した。次いで、200mLの水を適切なpH値(pH=5にするためにHCl溶液を使用し、pH=9にするためにNaOH溶液を使用した)で添加した。この混合物をクレーと30分間攪拌し、イソプロパノールを用いて沈殿させた。生成物を真空下100℃で、24時間乾燥させた。得られたナノコンポジットの透過性を上述のように試験した。その結果を表5に示す。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.05gのジメチルヘキシルアミン(アルドリッチ)を添加した。反応は70℃にて30分間保持した。Cloisite Na+(145gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、30分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリー及び1.0gのPropomeen T/12(アクゾ・ノーベル)を、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを15分間反応器中で混合し、次いで、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、15分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのExxpro(商標)ポリマー(BIMS 03−1:10重量%のPMS、0.85モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.6gのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(Armeen DMHTD、アクゾ・ノーベル製)を添加した。反応は70℃にて30分間保持した。Cloisite Na+(145gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、30分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリー及び1.0gのEthomeen C/12 (アクゾ・ノーベル)を、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを15分間反応器中で混合し、次いで、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、15分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.05gのジメチルヘキシルアミン(アルドリッチ)を添加した。反応は70℃にて30分間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、30分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリー及び1.0gのEthomeen C/12(アクゾ・ノーベル)を、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを15分間反応器中で混合し、次いで、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、15分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱し、0.6グラムのジメチル水素化獣脂アルキルアミン(Armeen DMHTD、アクゾ・ノーベル製)を添加した。反応は70℃にて30分間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、30分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリー及び1.0gのEthomeen C/12(アクゾ・ノーベル)を、力強く混合しながらポリマーセメントへと添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを15分間反応器中で混合し、次いで、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、15分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、750mLのトルエン中に溶解した。ポリマーセメントを80℃に加熱した。N−メチルジエタノールアミン(0.5g、アルドリッチ製)を100mLのイソプロパノール中に溶解し、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて3時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(225mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、750mLのトルエン中に溶解した。ポリマーセメントを80℃に加熱した。N−メチルジエタノールアミン(0.25g、アルドリッチ製)を100mLのイソプロパノール中に溶解し、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて3時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(225mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、800mLのトルエン中に溶解した。ポリマーセメントを80℃に加熱した。N−メチルジエタノールアミン(0.1g、アルドリッチ製)を100mLのイソプロパノール中に溶解し、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて3時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(225mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、750mLのトルエン中に溶解した。ポリマーセメントを80℃に加熱した。N,N−ジメチルエタノールアミン(0.05g、アルドリッチ製)を100mLのイソプロパノール中に溶解し、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて3時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(225mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱した。トリエタノールアミン(2g、アルドリッチ製)を、ポリマーセメントへと添加した。反応は70℃にて2時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱した。N−メチルジエタノールアミン(2g、アルドリッチ製)を、ポリマーセメントへと添加した。反応は70℃にて2時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
50グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのシクロヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを70℃に加熱した。N,N−ジメチルエタノールアミン(2g、アルドリッチ製)を、ポリマーセメントへと添加した。反応は70℃にて2時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(350mL)を、このスラリーを高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合することにより、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加してエマルジョンとし、このエマルジョンを、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により6000RPM、20分間混合した。2000mLのイソプロピルアルコールをこのポリマー/クレーエマルジョンへと添加することにより、生成物を沈殿させた。得られたポリマー/クレーナノコンポジットを、真空オーブン中で、80℃にて、16時間乾燥させた。
ポリマー部分1:4グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを、2時間、75℃に加熱した。Cloisite Na+(2g)の水性スラリー及び水を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと高剪断混合により添加し、1gのエトキシル化(5)脂肪アルキルアミン(Ethmeen C/15、アクゾ・ノーベル製)を添加し、安定的なエマルジョンを得た。
ポリマー部分1:6グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、1000mLのヘキサン中に溶解した。ポリマーセメントを、2時間、75℃に加熱し、0.8gのジメチルエタノールアミン(アルドリッチ)を添加した。反応は75℃にて2時間保持した。Cloisite Na+(2g)の水性スラリー及び水を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと高剪断混合により添加し、1gのエトキシル化(5)脂肪アルキルアミン(Ethmeen C/15、アクゾ・ノーベル製)を添加し、安定的なエマルジョンを得た。
ポリマー部分1:6グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、800mLのトルエン中に溶解した。0.8gのジメチルエタノールアミン(アルドリッチ)を100mLのイソプロパノールに溶解して、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃に加熱し、80℃で3時間保持した。Cloisite Na+(2g)の水性スラリー及び水を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと高剪断混合により添加し、2gのエトキシル化(5)ココアルキルアミン(Ethmeen C/15、アクゾ・ノーベル製)を添加し、安定的なエマルジョンを得た。このエマルジョンを15分間混合した。
ポリマー部分1:4グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、800mLのトルエン中に溶解した。0.5gのジメチルエタノールアミン(アルドリッチ)を10mLのイソプロパノールに溶解して、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて3時間保持した。Cloisite Na+(2g)の水性スラリー及び水を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと高剪断混合により添加し、2gのエトキシル化(5)ココアルキルアミン(Ethmeen C/15、アクゾ・ノーベル製)を添加し、安定的なエマルジョンを得た。
ポリマー部分1:5グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、500mLのトルエン中に溶解した。このポリマーセメントを80℃に加熱した。N,N−ジメチルエタノールアミン(0.6mL、アルドリッチ)を200mLのイソプロパノールに溶解して、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて4時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(400mL)を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加し、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により、6000RPM、15分間にて安定的なエマルジョンを得た。
ポリマー部分1:5グラムのBIMS 03−1(10重量%のPMS、0.8モル%のBr)を、2リットル容の反応器中で、500mLのトルエン中に溶解した。このポリマーセメントを80℃に加熱した。N−メチルジエタノールアミン(0.8mL、アルドリッチ)を200mLのイソプロパノールに溶解して、ポリマーセメントへと添加した。反応は80℃にて4時間保持した。Cloisite Na+(75gの2.83wt%スラリー、サザン・クレイ製)の水性スラリー及び水(400mL)を、別々に調製した。水性クレースラリーをポリマーセメントへと添加し、高剪断ミキサー(Silverson L4RT)により、6000RPM、15分間にて安定的なエマルジョンを得た。
Claims (19)
- 1)クレーの水性スラリーをポリマーの有機溶媒溶液と力強く混合し、ポリマークレーナノコンポジットを含むエマルジョンを形成する工程において、前記有機溶媒がアルカン、アルケン、芳香族、ニトロ化アルカン、ハロゲン化アルカン、またはそれらの混合物であり、前記ポリマーがイソブチレンベースポリマーである工程;及び
2)ナノコンポジットを貧溶媒(antisolvent)を用いて沈殿させることを含む、前記エマルジョンから前記ナノコンポジットを回収する工程、を含む、ナノコンポジットの製造プロセス。 - 前記スラリーが無機クレーを含む、請求項1記載のプロセス。
- 前記スラリーが有機クレーを実質的に含有しない、請求項1又は2記載のプロセス。
- 前記イソブチレンベースポリマーがハロゲン化されている、請求項1、2又は3記載のプロセス。
- 前記回収が、前記ナノコンポジットを少なくとも1相の前記エマルジョンから濾過することを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記回収が、少なくとも1相の前記エマルジョンから液体を蒸発させることを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロセス。
- (a)無機クレーを水中でスラリー化して水性スラリーを形成する工程;
(b)ハロゲン化イソブチレンベースポリマーを前記有機溶媒がアルカン、アルケン、芳香族、ニトロ化アルカン、ハロゲン化アルカン、またはそれらの混合物である有機溶媒中に溶解して水非混和性のポリマー溶液を形成する工程;
(c)前記水性スラリーを、前記ポリマー溶液と力強く混合し、エマルジョン化し、ポリマークレーナノコンポジットを形成する工程;
(d)ナノコンポジットを貧溶媒(antisolvent)を用いて沈殿させることを含む、前記ナノコンポジットを回収する工程、を含む、ナノコンポジットの製造プロセス。 - 前記ポリマー溶液が、アンモニウム機能性基を含むポリマー鎖Eをさらに含む、請求項7記載のプロセス。
- 前記アンモニウム機能性基が、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、又はこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項9記載のプロセス。
- 前記無機クレーがケイ酸塩を含む、請求項7〜10のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記ハロゲン化イソブチレンベースポリマーが、C4〜C7イソオレフィン及びアルキルスチレンのインターポリマーを含む、請求項7記載のプロセス。
- 前記アルキルスチレンがパラ−メチルスチレンを含む、請求項12記載のプロセス。
- 前記イソブチレンベースポリマーが、臭素又は塩素によりハロゲン化されている、請求項7記載のプロセス。
- 前記溶媒が、アルカン、アルケン、芳香族、ニトロ化アルカン、ハロゲン化アルカン又はそれらの混合物を含む、請求項7〜14のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記イソブチレンベースポリマーが、 前記ポリマー溶液に1〜30重量%で含まれる、請求項7〜15のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記無機クレーが、 前記クレーの水性スラリーに0.1〜10重量%で含まれる、請求項7〜16のいずれか1項に記載のプロセス。
- 工程(c)におけるスラリー対ポリマー溶液の容積比が、0.01:1〜1:1である、請求項7〜17のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記回収が、少なくとも1相の前記エマルジョンから液体を蒸発させることまたは、前記ナノコンポジットを少なくとも1相の前記エマルジョンから濾過することを含む、請求項7〜18のいずれか1項に記載のプロセス。
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