JP5602405B2 - スライドドア自動開閉装置 - Google Patents
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Description
スライドドアは、車両本体の前後方向に沿って延在するガイドレールに、ローラアッシーを介してスライド移動自在に支持されている。ガイドレールの前方には、車室内側に向かって湾曲形成された湾曲部が設けられている。そして、スライドドアは、全閉状態になる際、ローラアッシーが湾曲部に案内されることにより、車両本体の側面と面一となるように車両本体の内側に引き込まれるようになっている。
図11は、従来のテンショナ機構301を備えた駆動装置300の簡略構成図であって、(a)〜(c)は、テンショナ機構301、およびスライドドア302の挙動を示している。
図11(a)に示すように、テンショナ機構301の1対のプーリ303a,303bは、それぞれ弾性部材としてのバネ304に均等に付勢された状態になっている。
このように、ドラム306によってケーブル305a,305bを引張する際、これに対応するプーリ303a,303bをバネ304の付勢力に抗して変位させた後、ケーブル305a,305bを引張することになる。
また、スライドドア302を停止させた際、弾性変形したバネ304に復元力が作用してプーリ303a,303bが変位し、この分ケーブル305a,305bがドラム306から繰出されたり、巻き取られたりしてしまう。このため、スライドドア302の動作がスムーズに行われないという課題がある。
また、ドラムを電動モータにより正/逆転させた際、ケーブルに作用する引張力によって、プーリケースがドラムにより巻き取られる側に向かって傾動する。このため、弾性部材の弾性変形を最小限に抑えつつ、ケーブルを巻き取る側のテンショナプーリ、つまり、開放側テンショナプーリ、および閉塞側テンショナプーリの何れか一方を配索経路長を短くする方向に向かって変位させることができる。また、ケーブルを繰出す側の他方のテンショナプーリを配索経路長を長くする方向に向かって変位させることができる。
よって、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルの何れかを引張する際、従来のように弾性部材の付勢力に抗してプーリを変位させる必要がないので、この分、スムーズなスライドドアの動作を確実に行うことができる。
このように構成することで、プーリケースの揺動時に各ケーブルの配索経路長が変化した場合であっても各ケーブルの撓みを確実に防止できる。
このように構成することで、ドラムの正/逆転に応じて、より確実に、かつバランスよく各テンショナプーリを揺動させることが可能になる。また、各ケーブルの配索経路長の変化に伴う張力変動をより確実に吸収することが可能になる。
このように構成することで、スライドドア自動開閉装置の小型化を図りつつ、各テンショナプーリにより、各々対応するケーブルに確実に張力を付与することが可能になる。
一方、板バネが傾動することにより、ケーブルの繰出し側に位置しているテンショナプーリがケーブルの配索経路長を長くする方向に向かって変位する。このため、板バネの付勢力を利用することなく、弛緩される側のケーブルの配索経路長を長くすることができる。
さらに、この状態でスライドドアを移動させている途中で各ケーブルの配索経路長が変化すると、板バネの付勢力に基づいてテンショナプーリを変位させることができる。
よって、各ケーブルの配索経路長が変化することによる各ケーブルの張力の変化を吸収しつつ、スムーズなスライドドアの動作を確実に行うことができる。
このように構成することで、テンショナ機構の構造を簡素化することができ、小型化、製造コストの低減化を図ることが可能になる。
また、ドラムを電動モータにより正/逆転させた際、ケーブルに作用する引張力によって、プーリケースがドラムにより巻き取られる側に向かって傾動する。このため、弾性部材の弾性変形を最小限に抑えつつ、ケーブルを巻き取る側のテンショナプーリ、つまり、開放側テンショナプーリ、および閉塞側テンショナプーリの何れか一方を配索経路長を短くする方向に向かって変位させることができる。また、ケーブルを繰出す側の他方のテンショナプーリを配索経路長を長くする方向に向かって変位させることができる。
よって、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルの何れかを引張する際、従来のように弾性部材の付勢力に抗してプーリを変位させる必要がないので、この分、スムーズなスライドドアの動作を確実に行うことができる。
一方、板バネが揺動することにより、ケーブルの繰出し側に位置しているテンショナプーリがケーブルの配索経路長を長くする方向に向かって変位する。このため、板バネの付勢力を利用することなく、弛緩される側のケーブルの配索経路長を長くすることができる。
さらに、この状態でスライドドアを移動させている途中で各ケーブルの配索経路長が変化すると、板バネの付勢力に基づいてテンショナプーリを変位させることができる。
よって、各ケーブルの配索経路長が変化することによる各ケーブルの張力の変化を吸収しつつ、スムーズなスライドドアの動作を確実に行うことができる。
(車両)
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るスライドドア自動開閉装置1が搭載された車両100の側面図、図2は、スライドドア103の車両本体101への取り付け構造を示す平面図である。なお、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両100の地面側を単に下側、車両の100の天井側を単に上側、車両100の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方などと表現して説明する。
また、センターレール106は、前後方向に延在する直線状の直線部106aと、直線部106aに対して車室内側に向かって湾曲形成された湾曲部106bとが一体成形されたものである。センターレール106は、湾曲部106bを前方側に向けた状態で車両本体101に固定されている。ここで、図2への図示を省略するが、アッパーレール104もロアーレール105と同様に形成されている。
また、スライドドア103には、上下方向略中央の後端部にセンターアーム109が設けられている。このセンターアーム109もロアーアーム107と同様にスライドドア103を支持するためのものであって、先端側にローラアッシー110が設けられている。ローラアッシー110は、センターレール106にスライド移動自在に組み込まれている。
ここで、車両100には、スライドドア103を自動開閉するためのスライドドア自動開閉装置1が搭載されており、このスライドドア自動開閉装置1を構成する駆動ユニット3がスライドドア103に内装されている。スライドドア自動開閉装置1は、所謂ケーブル式の装置であって、駆動ユニット3から延びる開放用ケーブル2a、および閉塞用ケーブル2bがそれぞれ車両本体101に接続されている。
図3は、駆動ユニット3の斜視図、図4は、駆動ユニット3の一部を取り外した状態を示し、ドライブ機構7の斜視図である。
図3、図4に示すように、駆動ユニット3は、平面視略長方形状のベースプレート4を間に挟んで一面側(図3における紙面手前側)に配置されたスライドドア駆動機構5と、他面側(図3における紙面奥側)に配置された電磁クラッチ6と、ベースプレート4とスライドドア駆動機構5との間に配置されたドライブ機構7と、電磁クラッチ6に連結されているモータユニット8とを有している。
図4に詳示するように、モータユニット8のウォームホイール(不図示)に設けられた出力軸11は、ベースプレート4の他面側から厚さ方向に沿って貫通し、ベースプレート4の一面側に突出している。この突出した出力軸11の先端には、ドライブ機構7が連結されている。
図5は、スライドドア駆動機構5の要部拡大斜視図である。
スライドドア駆動機構5は、モータユニット8の駆動に基づいて、スライドドア103(図1、図2参照)を自動でスライド移動させるためのものである。
図3、図5に示すように、スライドドア駆動機構5は、ケース23内に、ドライブ機構7の外輪歯車16に外嵌固定されたドラム24と、ドラム24のベースプレート4の長手方向他端側(図3における上側)に配置されたテンショナ機構25とを収納している。
これら配索通路30a,30bのうち、図5における左側に位置する配索通路30aには、開放用ケーブル2aが配索されている。一方、図5における右側に位置する配索通路30bには、閉塞用ケーブル2bが配索されている。
一方、テンショナ収納部27bは、ベースプレート4とは反対側に開口部29を有する箱状に形成されている。
また、閉塞用ケーブル2bの他端は、ベースプレート4の長手方向一端側から収納部27内の配索通路30bへと引き込まれ、ドラム24の外周面に複数巻回された後、ドラム24に固定されている。ドラム24の軸方向両面には、内周面と外周面との間に、それぞれ各ケーブル2a,2bの他端を固定するための切り欠き部47が形成されている。
テンショナ収納部27bに収納されたテンショナ機構25は、各ケーブル2a,2bに所定の張力を付与するためのものである。テンショナ機構25は、開放用ケーブル2a側(図3、および図5における左側)に配置された開放側テンショナプーリ31と、閉塞用ケーブル2b側(図3、および図5における右側)に配置された閉塞側テンショナプーリ32と、これらテンショナプーリ31,32を回転自在に支持するプーリケース33とを有し、このプーリケース33がコイルバネ34によって、ベースプレート4の長手方向他端側に向かって、つまり、ドラム24から離反する方向に向かって付勢されている。
各収納部35,36は、それぞれのテンショナプーリ31,32の周囲を取り囲むように形成され、かつドラム24側が大きく開口されている。また、各収納部35,36には、それぞれシャフト38,38が設けられており、ここに開放側テンショナプーリ31と閉塞側テンショナプーリ32とが回転自在に支持されている。各シャフト38,38は、ドラム24の回転軸(出力軸11)を通る直線L1(図5参照)を中心にして線対称に配置されている。
一方、閉塞側テンショナプーリ32の外周面には、閉塞用ケーブル2bを掛け回すための括れ部32aが形成されている。閉塞用ケーブル2bは、ベースプレート4の長手方向一端側から収納部27内へ引き込まれ、ドラム24を間に挟んで反対側に位置する閉塞側テンショナプーリ32を介して折り返す形でドラム24に巻回される。
コイルバネ34としては所謂引張りバネが用いられ、これにより、プーリケース33は、ドラム24から離反する方向に向かって付勢される。
これら長孔44,44は、突起40,40の移動を所定範囲に規制し、プーリケース33の揺動範囲を決定する役割を有している。各長孔44,44は、突起40,40の回動軌跡に対応するようにベースプレート4の長手方向に沿って長くなるように形成されている。
次に、図2、図4、図6、図7に基づいて、スライドドア自動開閉装置1の動作について説明する。
図6は、テンショナ機構25の動作を示す斜視図、図7は、スライドドア自動開閉装置1の簡略構成図であって、(a)〜(c)は、テンショナ機構25、およびスライドドア103の挙動を示している。
すると、テンショナ機構25の開放側テンショナプーリ31がドラム24側へと引張され、プーリケース33が支柱39を中心にして傾動する。すなわち、図6、図7(a)、図7(b)に詳示するように、支柱39を中心にしてプーリケース33が右肩上がりに傾動する。
すなわち、プーリケース33の揺動時に各ケーブル2a,2bの配索経路長が変化した場合であっても開放側テンショナプーリ31と閉塞側テンショナプーリ32の移動量が等しいため、各ケーブル2a,2bが撓むことがない。
なお、プーリケース33の傾斜角度θ(図6参照)は、各ケーブル2a,2bの配索経路長の変化量、および、ドラム24を回転させ始めてからスライドドア103がスライド移動を開始するまでの応答性を考慮して決定することが望ましい。
ここで、スライドドア103が半閉状態になると、スライドドア103の移動が停止するので、ドラム24の回転も停止する。ドラム24の回転が停止することにより、これと一体化しているドライブ機構7の外輪歯車16も停止する。この状態でモータユニット8を駆動し続けると、遊星歯車14が太陽歯車13を中心にして公転し始め、これらと一体となって遊星キャリア15が回転する。
したがって、上述の第一実施形態によれば、テンショナ機構25のプーリケース33をコイルバネ34で支持しているので、配索経路長の変化に応じて開放側テンショナプーリ31、および閉塞側テンショナプーリ32をコイルバネ34の付勢力に抗して変位させることができる。このため、テンショナ機構25によって、各ケーブル2a,2bの配索経路長の変化に伴う張力の変化を吸収することができる。
次に、この発明の第二実施形態を図8〜図10に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
図8は、駆動ユニット203の平面図、図9は、図8のA−A線に沿う断面図である。
この第二実施形態において、車両100にスライドドア103を自動開閉するためのスライドドア自動開閉装置201が搭載されており、このスライドドア自動開閉装置201を構成する駆動ユニット203がスライドドア103に内装されている点、スライドドア自動開閉装置201は、所謂ケーブル式の装置であって、駆動ユニット203から延びる開放用ケーブル2a、および閉塞用ケーブル2bがそれぞれ車両本体101に接続されている点、駆動ユニット203は、スライドドア駆動機構205と、電磁クラッチ6と、電磁クラッチ6に連結されているモータユニット8と、モータユニット8の駆動力をスライドドア駆動機構205に伝達するためのドライブ機構207とを有している点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である。
ここで、図8、図9に示すように、第二実施形態の駆動ユニット203のケース223は、ベースプレート204を有している。このベースプレート204の一面側(図9における左側)には、クラッチ収納部246が設けられていると共に、クラッチ収納部246の電動モータ9とは反対側にスライドドア機構収納部247が設けられている。クラッチ収納部246は、外側に開口部246aを有する箱状に形成されており、この開口部246aを閉塞するカバー248が設けられている。また、スライドドア機構収納部247は、開口部247aを有する箱状に形成されており、この開口部247aを閉塞するカバー249が設けられている。
また、ボス部253の内周面には出力軸11が内嵌固定されている。出力軸11は、連結プレート252からベースプレート204の他面側(図9における右側)に向かって突設されている。
ベースプレート204の他面側には、ドライブ機構収納部245が設けられ、ここにドライブ機構207が収納されている。ドライブ機構収納部245は、外側に開口部245aを有する箱状に形成されており、この開口部245aを閉塞するカバー250が設けられている。
ここで、第二実施形態のドライブ機構207は、前述の遊星歯車機構12を有さず、互いに噛合う第一平歯車213と、第二平歯車214とで構成されている。第一平歯車213は、出力軸11に外嵌固定されているボス部215と、ボス部215に一体成形された歯車本体216とを有している。
一方、歯車本体216の外周面には、外歯216aが形成されており、ここに第二平歯車214が噛合っている。
ベースプレート204の回転軸219に対応する部位には、回転軸219を回転自在に支持するための軸受け256が設けられている。回転軸219は、軸受け256を介してベースプレート204の一面側(図9における左側)に突出した状態になっており、この突出した部位に、スライドドア駆動機構205のドラム224が外嵌固定されている。
スライドドア駆動機構205は、ケース223のスライドドア機構収納部247に収納されており、回転軸219に軸支されているドラム224と、ドラム224の周囲に配置されたテンショナ機構225とを有している。
ドラム224の径方向略中央には、ベースプレート204側に小径孔257aが形成されている。一方、ベースプレート204とは反対側には、小径孔257aと比較して拡径された大径孔257bが形成され、両者257a,257bが互いに連通されている。
テンショナ機構225は、ドラム224を挟んで振り分け配置された開放側テンショナユニット261と、閉塞側テンショナユニット262と、これらテンショナユニット261,262に跨る板バネ263とを有している。
ここで、開放側テンショナユニット261は、ドラム224の開放用ケーブル2aが配索されている側に配置されている一方、閉塞側テンショナユニット262は、ドラム224の閉塞用ケーブル2bが配索されている側に配置されており、これ以外は同一の構造を有しているので、以下に開放側テンショナユニット261についてのみ説明する。
同図に示すように、開放側テンショナユニット261は、開放用ケーブル2aが掛け回されるテンショナプーリ231と、このテンショナプーリ231を回転自在に支持するプーリホルダ233とを有している。
テンショナプーリ231の外周面には、開放用ケーブル2aを掛け回すための括れ部231aが形成されている。
ここで、開放側テンショナユニット261に設けられた円柱部239と、閉塞側テンショナユニット262に設けられた円柱部239との間を跨るように、板バネ263が設けられている。板バネ263は、各テンショナユニット261,262の並列方向に沿って長くなるように帯状に形成され、かつケース223の側壁223a側に向かって膨出するように弧状に形成されている。
また、板バネ263の長手方向略中央には、ケース223の側壁223a側の面に、断面弧状の凹部242が形成されている。
基板282には、センサマグネット281に対応する位置にホールIC283が実装されている。そして、ホールIC283の検出結果を不図示の外部制御機器に出力することにより、第二平歯車214の回転位置を検出できるようになっている。第二平歯車214の回転位置を検出することにより、ドラム224の回転位置制御を行うことができる。
次に、この第二実施形態のスライドドア自動開閉装置201の動作について説明する。
例えば、操作者により不図示の車室内に設けられた操作スイッチを開操作すると、電磁クラッチ6が接続され、モータユニット8の駆動力がドライブ機構207に伝達される状態になる。そして、この状態でモータユニット8の駆動力がドライブ機構207の第一平歯車213を介して第二平歯車214に伝達される。そして、第二平歯車214と一体となってドラム224が図8における反時計回り方向(図8における矢印X2方向)に向かって回転する。すると、開放用ケーブル2aがドラム224に巻き取られると共に、閉塞用ケーブル2bがドラム224から繰出される。
このため、スライドドア103を開放移動させるとき、各ケーブル2a,2bの配索経路長が変化した場合であっても変化に応じて閉塞側テンショナユニット262がスライド移動する。
したがって、上述の第二実施形態によれば、開放側テンショナユニット261、および閉塞側テンショナユニット262の何れか一方が一方向にスライド移動したとき、これに応じて板バネ263が傾動すると共に、開放側テンショナユニット261、および閉塞側テンショナユニット262の何れか他方が他方向にスライド移動するので、各テンショナユニット261,262を板バネ263を殆ど弾性変形させることなく変位させることができる。
すなわち、板バネ263の揺動時に開放側テンショナユニット261と閉塞側テンショナユニット262の移動量がそれぞれ等しくなるので、各ケーブル2a,2bの撓みを確実に防止することが可能になる。
よって、各ケーブル2a,2bの配索経路長が変化することによる各ケーブル2a,2bの張力の変化を吸収しつつ、スムーズなスライドドア103の動作を確実に行うことができる。
また、上述の実施形態では、スライドドア自動開閉装置1,201を構成する駆動ユニット3,203をスライドドア103に内装する一方、各駆動ユニット3,203から延びる開放用ケーブル2a、および閉塞用ケーブル2bの端末部を車両本体101に接続した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、各駆動ユニット3,203を車両本体101に取り付け、各駆動ユニット3,203から延びる開放用ケーブル2a、および閉塞用ケーブル2bの端末部をスライドドア103に接続してもよい。
2a 開放用ケーブル
2b 閉塞用ケーブル
3,203 駆動ユニット
4 プレート
5,205 スライドドア駆動機構
6 電磁クラッチ
7,207 ドライブ機構
8 モータユニット
9 電動モータ
23,223 ケース(ユニットケース)
24,224 ドラム
25,225 テンショナ機構
27 収納部
27a ドラム収納部
27b テンショナ収納部
31 開放側テンショナプーリ
32 閉塞側テンショナプーリ
32a 括れ部
33 プーリケース
34 コイルバネ(弾性部材)
35,36 収納部
37 プレート
39 支柱
42a,42b 開口部(挿通孔)
100 車両
101 車両本体
103 スライドドア
231 テンショナプーリ(開放側テンショナプーリ、閉塞側テンショナプーリ)
223a 側壁
233 プーリホルダ
236 アーム
238 支軸
241 湾曲部
242 凹部
243 凸部
245 ドライブ機構収納部
246 クラッチ収納部
247 スライドドア機構収納部
261 開放側テンショナユニット
262 閉塞側テンショナユニット
263 板バネ
Claims (7)
- 車両本体、およびスライドドアの何れか一方に、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルのそれぞれ一端を接続し、
前記車両本体、および前記スライドドアの何れか他方に駆動ユニットを設け、この駆動ユニットにより前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルを操作し、前記スライドドアを自動開閉させるスライドドア自動開閉装置において、
前記駆動ユニットは、
前記開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルが巻回され、これらケーブルの繰出し、および巻取りを行うドラムと、
前記ドラムを正/逆回転駆動させる電動モータと、
前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルの張力を所定の範囲に維持するためのテンショナ機構とを備え、
前記テンショナ機構は、
前記開放用ケーブルが掛け回される開放側テンショナプーリと、
前記閉塞用ケーブルが掛け回される閉塞側テンショナプーリと、
これら開放側テンショナプーリ、および閉塞側テンショナプーリを回転自在に支持するプーリケースと、
前記プーリケースを揺動自在に支持すると共に、各ケーブルに張力を付与する方向に向かって前記プーリケースを付勢する弾性部材と、
を有していることを特徴とするスライドドア自動開閉装置。 - 車両本体、およびスライドドアの何れか一方に、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルのそれぞれ一端を接続し、
前記車両本体、および前記スライドドアの何れか他方に駆動ユニットを設け、この駆動ユニットにより前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルを操作し、前記スライドドアを自動開閉させるスライドドア自動開閉装置において、
前記駆動ユニットは、
前記開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルが巻回され、これらケーブルの繰出し、および巻取りを行うドラムと、
前記ドラムを正/逆回転駆動させる電動モータと、
前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルの張力を所定の範囲に維持するためのテンショナ機構とを備え、
前記テンショナ機構は、
前記開放用ケーブルが掛け回される開放側テンショナプーリと、
前記閉塞用ケーブルが掛け回される閉塞側テンショナプーリと、
これら開放側テンショナプーリ、および閉塞側テンショナプーリを回転自在に支持するプーリケースと、
前記プーリケースを揺動自在に支持すると共に、各ケーブルに張力を付与する方向に向かって前記プーリケースを付勢する弾性部材と、
を有し、前記プーリケースの揺動時に前記開放側テンショナプーリと前記閉塞側テンショナプーリの移動量がそれぞれ等しいことを特徴とするスライドドア自動開閉装置。 - 前記プーリケースには、前記開放側テンショナプーリと前記閉塞側テンショナプーリとの間の略中央に支柱が設けられ、この支柱が前記弾性部材により支持され、
前記支柱を中心にして前記プーリケースが揺動するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスライドドア自動開閉装置。 - 前記駆動ユニットに、少なくとも前記ドラム、および前記テンショナ機構を収納するユニットケースを設け、
このユニットケースの同一面に、前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルを挿通するための挿通孔を形成すると共に、
前記ドラムを中心にして前記挿通孔とは反対側に、前記テンショナ機構を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスライドドア自動開閉装置。 - 車両本体、およびスライドドアの何れか一方に、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルのそれぞれ一端を接続し、
前記車両本体、および前記スライドドアの何れか他方に駆動ユニットを設け、この駆動ユニットにより前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルを操作し、前記スライドドアを自動開閉させるスライドドア自動開閉装置において、
前記駆動ユニットは、
前記開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルが巻回され、これらケーブルの繰出し、および巻取りを行うドラムと、
前記ドラムを正/逆回転駆動させる電動モータと、
前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルの張力を所定の範囲に維持するためのテンショナ機構とを備え、
前記テンショナ機構は、
前記開放用ケーブルが掛け回され、前記開放用ケーブルに張力を付与可能な方向に向かってスライド移動自在に設けられた開放側テンショナプーリと、
前記閉塞用ケーブルが掛け回され、前記閉塞用ケーブルに張力を付与可能な方向に向かってスライド移動自在に設けられた閉塞側テンショナプーリと、
前記開放側テンショナプーリと前記閉塞側テンショナプーリとに跨るように設けられた板バネとを有し、
この板バネは、長手方向中央を中心にして揺動可能に支持され、
前記開放側テンショナプーリおよび前記閉塞側テンショナプーリは、それぞれ支軸によって回転可能に軸支され、
前記支軸は、前記ドラムを中心にして前記板バネとは反対側に配置されていることを特徴とするスライドドア自動開閉装置。 - 車両本体、およびスライドドアの何れか一方に、開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルのそれぞれ一端を接続し、
前記車両本体、および前記スライドドアの何れか他方に駆動ユニットを設け、この駆動ユニットにより前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルを操作し、前記スライドドアを自動開閉させるスライドドア自動開閉装置において、
前記駆動ユニットは、
前記開放用ケーブル、および閉塞用ケーブルが巻回され、これらケーブルの繰出し、および巻取りを行うドラムと、
前記ドラムを正/逆回転駆動させる電動モータと、
前記開放用ケーブル、および前記閉塞用ケーブルの張力を所定の範囲に維持するためのテンショナ機構とを備え、
前記テンショナ機構は、
前記開放用ケーブルが掛け回され、前記開放用ケーブルに張力を付与可能な方向に向かってスライド移動自在に設けられた開放側テンショナプーリと、
前記閉塞用ケーブルが掛け回され、前記閉塞用ケーブルに張力を付与可能な方向に向かってスライド移動自在に設けられた閉塞側テンショナプーリと、
前記開放側テンショナプーリと前記閉塞側テンショナプーリとに跨るように設けられた板バネとを有し、
この板バネは、長手方向中央を中心にして揺動可能に支持され、前記板バネの揺動時に前記開放側テンショナプーリと前記閉塞側テンショナプーリの移動量がそれぞれ等しく、
前記開放側テンショナプーリおよび前記閉塞側テンショナプーリは、それぞれ支軸によって回転可能に軸支され、
前記支軸は、前記ドラムを中心にして前記板バネとは反対側に配置されていることを特徴とするスライドドア自動開閉装置。 - 前記駆動ユニットに、前記ドラム、および前記テンショナ機構を収納するユニットケースを設け、
前記ユニットケースに、前記開放側プーリ、および前記閉塞側プーリをスライド移動自在に設けると共に、前記板バネの長手方向中心を揺動可能に支持することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスライドドア自動開閉装置。
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