JP5601111B2 - ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、ラベルに関する。
磁気テープカートリッジのハウジングが有する内面又は外面であって、互いに直交する2つの面に対応して、L字形に1枚又は2枚以上の盗難防止用マーカー(強磁性のニッケル合金を主材料とする低周波方式物品監視マーカー)を設けた構成は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−159522号公報
本発明は、ラベル本体の一端から他端に延びる大バルクハウゼン効果を有する磁性部材を備えたラベルにおいて、交番磁界中での磁性部材の検知性能を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のラベルは、剥離層と接着層と基体層とを備えたラベル本体と、前記接着層に設けられ、前記ラベル本体の一端から他端まで連続して延びる大バルクハウゼン効果を有する磁性ワイヤーと、前記剥離層及び前記接着層に設けられ、前記磁性ワイヤーを複数に分断する1つ又は複数の切込部と、を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載のラベルは、請求項1に記載のラベルにおいて、前記磁性ワイヤーが、前記一端から前記他端に延びる方向に対して交差する方向に隣り合って複数列設けられており、隣り合う列の前記切込部の位置が、前記磁性ワイヤーの延びる方向で互いに一致していないことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ラベル本体の一端から他端まで連続して延びる大バルクハウゼン効果を有する磁性ワイヤーを備えたラベルにおいて、磁性ワイヤーが1つ又は複数の切込部によって複数に分断されていない構成に比べて、交番磁界中での磁性ワイヤーの検知性能を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、隣り合う列の切込部の位置が、磁性ワイヤーの延びる方向で互いに一致している構成に比べて、交番磁界中での磁性ワイヤーの検知性能を向上させることができる。
切込部を有する本実施形態に係るラベルの平面図 孔部を有する本実施形態に係るラベルの平面図 交番磁界に本実施形態に係るラベルを入り込ませた状態を示す説明図 交番磁界に比較例に係るラベルを入り込ませた状態を示す説明図 図3で示す本実施形態に係るラベルのアモルファス磁性ワイヤーの出力値と図4で示す比較例に係るラベルのアモルファス磁性ワイヤーの出力値を示すグラフ 単位長さ毎のアモルファス磁性ワイヤーの出力値を示すグラフ アモルファス磁性ワイヤーが出力するために必要な交番磁界の強さを示すグラフ 比較例に係るラベルが等間隔に4枚貼付された場合を示す平面図 アモルファス磁性ワイヤーが2列配置された本実施形態に係るラベルの平面図 アモルファス磁性ワイヤーが3列配置された本実施形態に係るラベルの平面図 アモルファス磁性ワイヤーが波形状に配置された本実施形態に係るラベルの平面図
以下、本発明に係る実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各平面図において、矢印FRを前方向、矢印RIを右方向とし、紙面に垂直な方向を上下方向とするが、各方向に特に限定されるものではない。
図1、図2で示すように、本実施形態に係るラベル10は、大バルクハウゼン効果を有する磁性部材の一例としてのアモルファス磁性ワイヤー30と、そのアモルファス磁性ワイヤー30が設けられるラベル本体20と、を備えている。
なお、ラベル10は、図1(B)で示すように、使用時に供されるよりも大きなサイズで製造され、それを切断することで、図1(A)で示す使用時のサイズのラベル10としてもよい。製造の容易性から、アモルファス磁性ワイヤー30は、ラベル10の一端から他端に(図1、図2の例では、左右方向に)渡される。
アモルファス磁性ワイヤー30は、磁歪振動によりその存在が検知される、いわゆる磁歪素子とは区別されるものであり、飽和磁歪定数(Saturation Magnetostriction Coefficient)λsの絶対値が1ppm以下である公知のワイヤーであって、低強度の交番磁界に反応して、磁化反転を繰り返す性質(大バルクハウゼン効果)を有している。
したがって、この大バルクハウゼン効果によって発生した磁場の変化(磁気信号)を検知することで、図示しないセキュリティーエリアから、ラベル10が貼付された物品(図示省略)等が不正に持ち出されることが検知される。
ここで、図7を基に具体的に説明すると、セキュリティーエリアの出入口に、例えば励磁コイル26(図3、図4参照)を備えた一対のゲート(図示省略)が対向配置され、その励磁コイル26から、予め決められたレベル(閾値Hp)以上の振幅を持つ交番磁界が印加されていると、そのゲートを物品が通過したときには、その物品に貼付されているラベル10内のアモルファス磁性ワイヤー30において磁化反転が周期的に起こり、その磁化反転に伴って出力された電気的パルス(磁気信号)が、検知コイル(図示省略)で検知される(大バルクハウゼン効果が検知される)。
したがって、この検知により、そのゲート等から警報音等が発生するようなシステムとすれば、セキュリティーエリアからの物品の盗難や不用意な持ち出しが心理的に防止されることになる。
なお、飽和磁歪定数(Saturation Magnetostriction Coefficient)λsは、文献 K.Narita, J.Yamazaki, and H.Fukunaga; IEEE Trans.Magn. MAG-16, P435 (1980)に開示されるSAMR法(Small-Angle Magnetization Rotation Method)により測定される。
また、アモルファス磁性ワイヤー30は、直径が30μm〜45μm程度とされたワイヤーであり、ラベル10に埋設されるものであるが、説明の便宜上、各平面図においては、アモルファス磁性ワイヤー30の大きさを実線で、かつ太さを誇張して描いている。
ラベル本体20は、アモルファス磁性ワイヤー30の大バルクハウゼン効果が検知可能なように非磁性材料、例えば紙材等で形成されている。より具体的には、このラベル本体20は、下から順に剥離層、接着層、基体層を備えて構成されており、例えば図1、図2で示すように、左右方向に長い長方形に形成されている。
左右方向に延びる直線状のアモルファス磁性ワイヤー30は、ラベル本体20の上下方向略中央部における接着層内の前後方向略中央部に埋設されている。そして、図1で示すように、このラベル本体20のアモルファス磁性ワイヤー30上における左右方向の予め決められた位置には、アモルファス磁性ワイヤー30上を分断する1個又は複数個の切り込みが入れられている。
図1で示す例では、ラベル本体20に、列をなすアモルファス磁性ワイヤー30を等しい長さに分断(分割)する切込部22が、等間隔に複数個(図示のものは3個)形成されており、これによって、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的に複数本(図示のものは4本)配置されるようになっている。
なお、図2で示すように、ラベル本体20のアモルファス磁性ワイヤー30上における左右方向の予め決められた位置に、列をなすアモルファス磁性ワイヤー30を等しい長さに分断(分割)する孔部24を、1個又は複数個(図示のものは3個)形成することで、アモルファス磁性ワイヤー30を断続的に複数本(図示のものは4本)配置する構成にしてもよい。
また、このラベル10は、次のようにして製造される。すなわち、まず基体層の下面全体に接着層を塗布する。そして、アモルファス磁性ワイヤー30を接着層に押し込みながら接着する。これにより、アモルファス磁性ワイヤー30は、接着層に埋設された状態になる。
そして、アモルファス磁性ワイヤー30が埋設された接着層に剥離層を接着する。これにより、ラベル本体20が製造され、その後、ラベル本体20のアモルファス磁性ワイヤー30上に切込部22又は孔部24を形成する。そして、使用時のサイズに切断することで、図1(A)、図2で示すようなラベル10が製造される。
なお、アモルファス磁性ワイヤー30を分断しさえすれば良いので、切込部22又は孔部24は、剥離層側から形成しても、基体層側から形成しても構わないが、剥離層側から基体層にまで到達しない切込部22又は孔部24を形成すれば、貼付される基体層表面には切込部22又は孔部24が存在しないので、外観上望ましい。
また、ラベル本体20が製造された後にアモルファス磁性ワイヤー30上に切込部22又は孔部24を形成する方法に限らず、アモルファス磁性ワイヤー30を基体層上に固定した後であれば、どの時点で切込部22又は孔部24を形成しても構わない。また、切込部22又は孔部24を形成した後、その切込部22又は孔部24を覆う層を設けても構わない。
更に、ラベル10を使用時のサイズに切断する際には、貼付に使用される層(すなわち、剥離層など、貼付に使用されない層を除いた層)だけを切断しても良い。また、使用時のサイズに切断してから、アモルファス磁性ワイヤー30上に切込部22又は孔部24を形成しても構わない。
以上のような構成のラベル10において、次にその作用について説明する。なお、ここでは、本実施形態に係るラベル10(図3参照)及び比較例に係るラベル18(図4参照)の全長を略20cmとする。したがって、本実施形態に係るラベル10では、アモルファス磁性ワイヤー30が、略5cmずつ4本配置されることになる。
また、図3においては、切込部22又は孔部24の図示を省略し、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的に設けられている状態を模式的に示す。更に、図5においては、縦軸にアモルファス磁性ワイヤー30の磁化反転による出力値を示し、横軸にアモルファス磁性ワイヤー30の長さを示す。
図3、図4で示すように、本実施形態に係るラベル10及び比較例に係るラベル18が、それぞれ励磁コイル26による予め決められたレベル(閾値Hp)以上の交番磁界の領域28内に入ると、各ラベル10、18のアモルファス磁性ワイヤー30に磁化反転が起き、その磁化反転に伴って出力された電気的パルス(磁気信号)が検知される。つまり、各ラベル10、18におけるアモルファス磁性ワイヤー30の大バルクハウゼン効果が検知される。
ここで、切込部22又は孔部24が形成されていない図4で示す比較例に係るラベル18の場合には、図5で示すように、期待する出力値(破線で示す)とは乖離した出力値(実線で示す)が得られていた。つまり、比較例に係るラベル18では、アモルファス磁性ワイヤー30の長さに比例した出力値が得られなかった。
しかし、切込部22又は孔部24により、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的に(略5cmずつ4本)配置されている図3で示す本実施形態に係るラベル10の場合には、図5で示すように、期待する出力値に近い出力値(□で示す)が得られた。なお、アモルファス磁性ワイヤー30を略10cmずつ2本にして配置しても、図4で示す比較例に係るラベル18よりも高い出力値(△で示す)が得られた。
これは、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的に(略5cmずつ4本)配置されているラベル10であると、図3で示すように、そのうちの少なくとも1本が、励磁コイル26による予め決められたレベル(閾値Hp)以上の交番磁界の領域28内に完全に入り込む(存在する)ためと考えられる。
このように、本実施形態に係るラベル10では、交番磁界中でのアモルファス磁性ワイヤー30の検知性能が向上される。したがって、このラベル10が貼付された物品のセキュリティーエリアからの不正な持ち出しは、確実に防止される。
また、アモルファス磁性ワイヤー30の配置を直線状に2.5cm×8本、5cm×4本、10cm×2本とした各ラベル10がそれぞれ貼付された3個の物品と、ラベル18が貼付された物品とを、それぞれ励磁コイル26による予め決められたレベル(閾値Hp)以上の交番磁界の領域28内に入り込ませた実験を4回行った。その結果、図6で示すように、アモルファス磁性ワイヤー30が5cm×4本として配置されたラベル10が、最も出力値が高いことが判明した。
つまり、全長略20cmのラベル10の場合には、それに配置される分断された1本のアモルファス磁性ワイヤー30の最適長さは5cmであることが判明した。したがって、全長略20cmのラベル10の場合には、アモルファス磁性ワイヤー30を切断(分断)する切込部22又は孔部24は、等間隔に3個形成することが望ましい。なお、4回の実験で、それぞれ得られる出力値が異なっているのは、励磁コイル26による交番磁界の強度が不均一であったことによる。
また、図8で示すように、全長が5cmとされた比較例に係るラベル18を4枚、その長手方向(左右方向)に等間隔に物品に貼付しても、同等の作用効果が得られる。しかしながら、この場合、1つの物品に対して貼付するラベル18の枚数が4枚も必要であり、かつ貼付工数が増加する。これに対し、本実施形態に係るラベル10の場合では、1つの物品に対して貼付するラベル10の枚数が1枚で済み、かつ貼付工数も1回で済む。したがって、図8で示すものに比べて、コストの削減が図れる。
また、本実施形態に係るラベル10では、1本のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に切断(分断)することで、例えば5cmの長さとされたアモルファス磁性ワイヤー30を断続的に形成する。したがって、例えば5cmの長さとされたアモルファス磁性ワイヤー30を断続的に(等間隔に)ラベル本体20の接着層に並べて形成する場合に比べ、簡単に作れる利点もある。
次に、ラベル10の変形例について、図9〜図11を基に説明する。なお、図9〜図11においても、切込部22又は孔部24の図示を省略し、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的に設けられている状態を模式的に示す。
図9、図10で示す変形例に係るラベル12、14では、断続的に複数本(例えば5cmずつ4本)配置されたアモルファス磁性ワイヤー30が、複数列(図9では2列、図10では3列)配置されている。そして、その隣り合う列の切込部22又は孔部24の位置が、アモルファス磁性ワイヤー30の延びる方向で互いに一致しないようになっている。
より具体的に説明すると、図9で示すように、アモルファス磁性ワイヤー30が2列設けられているラベル12の場合には、一方(前側)のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置P1と、他方(後側)のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置P2とは、その複数本に分断された1本のアモルファス磁性ワイヤー30の長さの1/2程度の距離だけ、その延びる方向にずれるようになっている。
同様に、図10で示すように、アモルファス磁性ワイヤー30が3列設けられているラベル14の場合には、前側のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置P1と、中央のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置P2と、後側のアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置P3とは、その複数本に分断された1本のアモルファス磁性ワイヤー30の長さの1/3程度の距離だけ、その延びる方向にずれるようになっている。
つまり、アモルファス磁性ワイヤー30がN列(N:自然数)設けられている場合には、各列においてアモルファス磁性ワイヤー30を複数本に分断する切込部22又は孔部24の位置Pnは、それぞれ複数本に分断された1本のアモルファス磁性ワイヤー30の長さの1/N程度の距離だけ、その延びる方向にずれるようになっている。
アモルファス磁性ワイヤー30を、このような複数列に配置すると、励磁コイル26による交番磁界の強度が不均一になっていても、何れかのアモルファス磁性ワイヤー30が、予め決められたレベル(閾値Hp)以上の交番磁界の領域28内に入り込む確率が高くなるので、そのラベル12、14が貼付された物品のセキュリティーエリアからの不正な持ち出しは、より確実に防止されることになる。
また、ラベル10の変形例としては、例えば図11で示すような構成のラベル16としてもよい。すなわち、アモルファス磁性ワイヤー30が断続的な波形状に配置されたラベル16としてもよい。
この場合、アモルファス磁性ワイヤー30が直線状に配置されたラベル10、12、14に比べて、アモルファス磁性ワイヤー30の指向性を低減させられる利点がある。したがって、この変形例に係るラベル16が貼付された物品のセキュリティーエリアからの不正な持ち出しも、より確実に防止されることになる。
なお、図11で示すアモルファス磁性ワイヤー30は1列で配置されているが、図11で示す波形状においても、図9、図10で示したように、アモルファス磁性ワイヤー30を複数列配置してもよい。すなわち、図示は省略するが、例えば二重、三重とされた波形状にしてもよい。また、その際、隣り合う列の切込部22又は孔部24を、その延びる方向で互いに一致させないようにすることは上記と同様である。
以上、本実施形態に係るラベル10、12、14、16について説明したが、本実施形態に係るラベル10、12、14、16は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、アモルファス磁性ワイヤー30が複数列設けられる場合、各アモルファス磁性ワイヤー30列は、互いに平行になっていなくてもよい。また、アモルファス磁性ワイヤー30の列数が多ければ多いほど、検知される確率を高められるので望ましい。
また、磁性部材としては、アモルファス磁性ワイヤー30に限定されるものではなく、帯状(例えば幅が2mm以下)又は箔状(例えば厚さが15μm〜40μm)のアモルファス磁性体(図示省略)であってもよい。但し、磁性部材がアモルファス磁性ワイヤー30であると、それが埋設されたラベル本体20をロール状に連続的に製造可能となるので望ましい。また、複数本のアモルファス磁性ワイヤー30を捩って1本のワイヤーとしてもよい。
また、アモルファス磁性ワイヤー30は、ラベル10、12、14、16に埋設されずに、ラベル10、12、14、16の表面に露出されていてもよい。しかしながら、アモルファス磁性ワイヤー30がラベル10、12、14、16の接着層に埋設されていると、アモルファス磁性ワイヤー30を外部から視認し難くなるので望ましい。
つまり、アモルファス磁性ワイヤー30を外部から視認し難いラベル10、12、14、16であると、そのラベル10、12、14、16が貼付された物品にセキュリティー機能が取り付けられていることを判り難くできるので、そのセキュリティー機能(アモルファス磁性ワイヤー30)が不正に取り外されるのが抑制又は防止される。また、本実施形態に係るラベル10、12、14、16は、表面に配送票や納品書等が印字されたラベルにも適用が可能である。
10 ラベル
12 ラベル
14 ラベル
16 ラベル
18 ラベル
20 ラベル本体
22 切込部
24 孔部
26 励磁コイル
28 領域
30 アモルファス磁性ワイヤー(磁性部材の一例)

Claims (2)

  1. 剥離層と接着層と基体層とを備えたラベル本体と、
    前記接着層に設けられ、前記ラベル本体の一端から他端まで連続して延びる大バルクハウゼン効果を有する磁性ワイヤーと、
    前記剥離層及び前記接着層に設けられ、前記磁性ワイヤーを複数に分断する1つ又は複数の切込部と
    を有することを特徴とするラベル。
  2. 前記磁性ワイヤーが、前記一端から前記他端に延びる方向に対して交差する方向に隣り合って複数列設けられており、隣り合う列の前記切込部の位置が、前記磁性ワイヤーの延びる方向で互いに一致していないことを特徴とする請求項1に記載のラベル。
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