JP5600721B2 - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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本発明は、複数の周波数帯域を有する信号を測定する測定装置及び測定方法に関する。
従来、この種の測定装置としては、特許文献1記載の信号分析装置が知られている。特許文献1記載のものは、第1の周波数範囲に亘る入力信号のパワーを測定する受信部と、測定データを元に周波数軸及び時間軸の2次元座標上にパワーの大きさの変化を認識可能に示したスペクトログラムを表示部に表示させるグラフ生成手段と、第2の周波数範囲と第2の時間範囲とで囲まれたゾーンマーカをスペクトログラム上に表示するゾーンマーカ生成手段と、を備えている。
前述の構成により、特許文献1記載のものは、解析対象とする信号の周波数を一方の座標軸、分析した時間を他方の座標軸とする座標上に各周波数の成分の大きさをパラメータとして3次元状にスペクトログラムを表示し、その表示の中に所望の領域を設定することにより、試験者に解析結果を観察させるようになっている。
特開2009−250717号公報
ところで、被測定信号を出力する被試験デバイス(以下「DUT(Device Under Test)」という。)には、例えば図6に示すようなマルチキャリア信号を出力するものがある。図示の例では、マルチキャリア信号は、キャリア信号C1〜C3を含む周波数帯域Aの信号と、キャリア信号C4及びC5を含む周波数帯域Bの信号と、を含む。この場合、DUTは、周波数帯域Aの信号を生成して出力するアナログ信号出力部と、周波数帯域Bの信号を生成して出力するアナログ信号出力部と、を有する。そのため、例えば、この種のDUTの検査工程においては、どのアナログ信号出力部に不具合があるかを特定することが求められる。
しかしながら、従来のものでは、各周波数帯域に複数のキャリア信号が含まれる被測定信号を入力し、キャリア信号ごとに測定を行って、キャリア信号ごとに測定値を表示する構成となっているので、検査工程において、周波数帯域やキャリア信号の数が増えるに従って確認すべき測定値が増大してしまい、規格外の測定値が得られても、どのアナログ信号出力部に不具合があるのかを容易に特定することが困難であるという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができる測定装置及び測定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る測定装置は、複数のキャリア信号をそれぞれ含み互いに異なる複数の周波数帯域を有するアナログ信号をそれぞれ出力する複数のアナログ信号出力部(52、53)を有する被測定装置(50)から被測定信号を入力して測定し、測定結果が規格外であるアナログ信号を出力したアナログ信号出力部を特定可能な測定装置(10)であって、前記被測定信号に含まれる波形データを前記周波数帯域ごとにキャプチャする波形キャプチャ手段(11、12)と、前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定項目の測定値を前記キャリア信号ごとに求める複数の測定手段(13〜17)と、前記各測定手段が求めた前記測定値の平均値を前記周波数帯域ごとに算出する複数の平均値算出手段(18、19)と、前記平均値算出手段が算出した前記周波数帯域ごとの前記キャリア信号の前記測定値の平均値を測定項目の規格値とともに前記測定項目ごとに表示する表示手段(20)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係る測定装置は、表示手段が、平均値算出手段が算出した周波数帯域ごとのキャリア信号の測定値の平均値を測定項目の規格値とともに測定項目ごとに表示することとなる。その結果、本発明の請求項1に係る測定装置は、周波数帯域やキャリア信号の数が増えたとしても、測定項目ごとの平均値のみを各測定項目の規格値と比較して不具合かどうかを確認すればよいので、不具合が発生しているアナログ信号出力部の特定が容易となる。したがって、本発明の請求項1に係る測定装置は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができる。
本発明の請求項2に係る測定装置は、前記測定手段が求めた前記キャリア信号ごとの測定値のうち最大値及び最小値の少なくとも一方を検出する最大最小値検出手段(31a、32a)をさらに備え、前記表示手段は、前記最大最小値検出手段が検出した前記最大値及び前記最小値の少なくとも一方を表示するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係る測定装置は、測定値の最大値及び最小値の少なくとも一方を表示するので、測定値が規格内か否かを試験者に容易に判定させることができる。
本発明の請求項3に係る測定装置は、前記表示手段は、前記キャリア信号の前記測定値の平均値とともに、前記キャリア信号ごとの測定値を表示する構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係る測定装置は、キャリア信号の測定値の平均値とともに、キャリア信号ごとの測定値も確認することができる。
本発明の請求項に係る測定方法は、請求項1に記載の測定装置(10)を用いた測定方法であって、前記被測定信号に含まれる波形データを前記周波数帯域ごとにキャプチャする波形キャプチャステップ(S12、S15)と、前記波形キャプチャステップにおいてキャプチャした波形データについて所定の測定項目の測定値を前記キャリア信号ごとに求める測定ステップ(S13、S16)と、前記各測定手段が求めた前記測定値の平均値を前記周波数帯域ごとに算出する平均値算出ステップ(S14、S17)と、前記平均値算出ステップにおいて算出した前記周波数帯域ごとの前記キャリア信号の前記測定値の平均値を測定項目の規格値とともに前記測定項目ごとに表示する表示ステップ(S18)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項に係る測定方法は、表示ステップにおいて、平均値算出ステップで算出した周波数帯域ごとのキャリア信号の測定値の平均値を測定項目の規格値とともに測定項目ごとに表示することとなる。その結果、本発明の請求項に係る測定方法は、周波数帯域やキャリア信号の数が増えたとしても、測定項目ごとの平均値のみを各測定項目の規格値と比較して不具合かどうかを確認すればよいので、不具合が発生しているアナログ信号出力部の特定が容易となる。したがって、本発明の請求項3に係る測定方法は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができる。
本発明の請求項5に係る測定方法は、前記表示ステップにおいて、前記キャリア信号の前記測定値の平均値とともに、前記キャリア信号ごとの測定値を表示する構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る測定方法においては、キャリア信号の測定値の平均値とともに、キャリア信号ごとの測定値も確認することができる。
本発明は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができるという効果を有する測定装置及び測定方法を提供することができるものである。
本発明に係る測定装置の第1実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係る測定装置の第1実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係る測定装置の第1実施形態における表示部が表示する測定結果の一例を示す図である。 本発明に係る測定装置の第2実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係る測定装置の第2実施形態における表示部が表示する測定結果の一例を示す図である。 複数の周波数帯域を有する被測定信号の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る測定装置の第1実施形態における構成について図1に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態における測定装置10は、DUT50の電気的特性を測定する装置であって、例えばスペクトラムアナライザである。DUT50は、図6に示したような複数の周波数帯域(例えば、800MHz帯域と2GHz帯域)を有するマルチキャリア信号を送信する公知の送信装置であり、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)によるLTE−A(Long Term Evolution-Advanced)と呼ばれる通信規格に従って通信する移動端末基地局の送信装置である。このDUT50は、本発明に係る被測定装置に対応する。
DUT50は、デジタル信号処理部51、アナログ信号出力部52及び53を備えている。
デジタル信号処理部51は、所定の通信規格に従って変調した複数のデジタルのキャリア信号C1〜C5を生成して出力するようになっている。このうち、キャリア信号C1〜C3はアナログ信号出力部52に、キャリア信号C4及びC5はアナログ信号出力部53に出力される。
アナログ信号出力部52は、入力したキャリア信号C1〜C3をデジタル値の信号からアナログ値の信号に変換し、図6に示した周波数帯域A(例えば800MHz帯)のRF(Radio Frequency:無線周波数)信号にアップコンバートするようになっている。
アナログ信号出力部53は、入力したキャリア信号C4及びC5をデジタル値の信号からアナログ値の信号に変換し、図6に示した周波数帯域B(例えば2GHz帯)のRF信号にアップコンバートするようになっている。
本実施形態における測定装置10は、波形キャプチャ部11及び12、測定部13〜17、平均値算出部18及び19、表示部20を備えている。測定装置10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、各種インタフェースが接続される入出力回路等を備えたマイクロコンピュータを含む。測定装置10は、ROMに予め格納された制御プログラムを実行させることにより、マイクロコンピュータを、波形キャプチャ部11及び12、測定部13〜17、平均値算出部18及び19、表示部20として機能させるようになっている。
波形キャプチャ部11及び12は、図示を省略したが、それぞれ、DUT50から入力する周波数帯域A及びBのRF信号をダウンコンバートするRF処理部、所定周波数のアナログ信号を通過させるアナログフィルタ、アナログ信号をデジタル信号に変換するコンバータ、所定の周波数帯域の信号のみを通過させるデジタルフィルタ、各信号に含まれる波形データをキャプチャする波形メモリ等を備えている。なお、波形キャプチャ部11及び12は、本発明に係る波形キャプチャ手段を構成する。
波形キャプチャ部11は、アナログ信号出力部52からキャリア信号C1〜C3を含む周波数帯域Aの信号を入力し、所定周波数の信号にダウンコンバートした後にデジタル信号に変換して波形メモリに格納するようになっている。波形メモリに格納されたキャリア信号C1は測定部13に、キャリア信号C2は測定部14に、キャリア信号C3は測定部15によって読み出される。
波形キャプチャ部12は、アナログ信号出力部53からキャリア信号C4及びC5を含む周波数帯域Bの信号を入力し、所定周波数の信号にダウンコンバートした後にデジタル信号に変換して波形メモリに格納するようになっている。波形メモリに格納されたキャリア信号C4は測定部16に、キャリア信号C5は測定部17によって読み出される。
測定部13〜15は、それぞれ、周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3について所定の測定を行うようになっている。測定部16及び17は、それぞれ、周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5について所定の測定を行うようになっている。例えば、測定部13〜17は、変調解析や占有帯域幅、隣接チャネル漏洩電力比、不要放射等の測定を行うものである。なお、測定部13〜17は、本発明に係る測定手段を構成する。
平均値算出部18は、測定部13〜15が周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3についてそれぞれ測定した測定値の平均値を測定項目ごとに算出するようになっている。この平均値算出部18は、本発明に係る平均値算出手段を構成する。
平均値算出部19は、測定部16及び17が周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5についてそれぞれ測定した測定値の平均値を測定項目ごとに算出するようになっている。この平均値算出部19は、本発明に係る平均値算出手段を構成する。
表示部20は、平均値算出部18及び19から平均値のデータを受け取り、平均値のデータを測定項目ごとに画面に表示するようになっている。この表示部20は、本発明に係る表示手段を構成する。なお、表示部20は、キャリア信号ごとの測定値も表示するのが好ましい。
次に、本実施形態における測定装置10の動作について図2に示すフローチャートを中心に説明する。
測定装置10は、DUT50から互いに異なる複数の周波数帯域を有するマルチキャリア信号を入力する(ステップS11)。このマルチキャリア信号は、図6に示したように、周波数帯域A(例えば800MHz)と、周波数帯域B(例えば2GHz)の信号を含む。周波数帯域Aは、キャリア信号C1〜C3を含む。周波数帯域Bは、キャリア信号C4及びC5を含む。
波形キャプチャ部11は、入力したマルチキャリア信号を所定周波数の信号にダウンコンバートした後にデジタル信号に変換して波形メモリに格納することにより、周波数帯域A(F)の波形データをキャプチャする(ステップS12)。
測定部13〜15は、それぞれ、波形キャプチャ部11がキャプチャした波形データを読み出して、周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3について所定の測定を行う(ステップS13)。
平均値算出部18は、測定部13〜15が周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3についてそれぞれ測定した測定値の平均値を測定項目ごとに算出する(ステップS14)。
波形キャプチャ部12は、入力したマルチキャリア信号を所定周波数の信号にダウンコンバートした後にデジタル信号に変換して波形メモリに格納することにより、周波数帯域B(F)の波形データをキャプチャする(ステップS15)。
測定部16及び17は、それぞれ、周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5について所定の測定を行う(ステップS16)。
平均値算出部19は、測定部16及び17が周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5についてそれぞれ測定した測定値の平均値を測定項目ごとに算出する(ステップS17)。
表示部20は、平均値算出部18及び19から平均値のデータを受け取り、平均値のデータを測定項目ごとに画面に表示する(ステップS18)。なお、表示部20は、平均値のデータとともに、キャリア信号ごとの測定値のデータも表示してもよい。
図3は、例えばDUT50の出荷検査において、表示部20が画面に表示する測定結果の表示例を示している。
図3において、「Band」は周波数帯域、「Modulation Analysis」は変調解析、「OBW」は占有帯域幅、「ACLR」は隣接チャネル漏洩電力比、「OB Unwanted Emission」は運用周波数帯域での不要発射を示している。また、「Modulation Analysis」において、「Freq. Error」は周波数誤差、「PDSCH EVM」はダウンリンクの物理層チャネルでのベクトル誤差、「Band Power」は周波数帯域電力、「RS Power」は基準シンボル電力、「OSTP」はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)シンボルの受信電力を示している。
図3(a)は、表示部20が、周波数帯域A及びBにおける各測定項目の平均値を表示した例を示している。周波数帯域Aでの各平均値は、平均値算出部18によって算出されたものである。周波数帯域Bでの各平均値は、平均値算出部19によって算出されたものである。
図3(b)は、表示部20が、キャリア信号C1〜C5について、測定結果をキャリア信号ごとに表示した例であって、説明を簡単にするため変調解析における測定値のみ示している。すなわち、図3(b)は、[発明が解決しようとする課題]欄で述べたように、キャリア信号ごとに測定値を表示した例である。この例では、周波数帯域Bで周波数誤差(Freq. Error)について規格外の測定値15.6及び15.4が発生したものとしている。
しかしながら、図3(b)に示したような測定結果を試験者がキャリア信号ごとに規格値と比較して、周波数帯域A及びBのいずれの測定値に異常があるのかを特定するのは容易ではない。すなわち、図3(b)の結果表示では、アナログ信号出力部52及び53のいずれに不具合があるかを特定するのは困難である。特に、周波数帯域やキャリア信号の数が増えるに従って確認すべき測定値が増大するので、不具合箇所の特定が困難となる。
これに対し、例えばアナログ信号出力部53の周波数誤差に関連する部分に不具合がある場合は、周波数帯域Bの信号を測定する測定部16及び17の測定値がともに異常となるので、図3(a)に示したように、測定装置10は、測定値の平均値を求めて表示部20に表示することにより、平均値と規格値との比較ですむこととなり、アナログ信号出力部52及び53のいずれに不具合があるかを試験者に容易に特定させることができる。
以上のように、本実施形態における測定装置10は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができる。
なお、前述の実施形態において、測定装置10が測定するマルチキャリア信号には2つの周波数帯域の信号が含まれる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3つ以上の周波数帯域の信号を含むマルチキャリア信号を測定する場合でも同様の効果が得られる。例えば、5つの周波数帯域の信号を含むマルチキャリア信号を測定する場合は、測定装置10は、波形キャプチャ部から平均値算出部までの構成が5系統となる。
(第2実施形態)
図4に示すように、本実施形態における測定装置30は、第1実施形態における測定装置10(図1参照)の一部を変更したものである。したがって、第1実施形態と同様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、図4では、図1に示したDUT50の図示は省略している。
測定装置30は、周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3について所定の測定を行う測定部13〜15の測定結果に対して演算する演算部31と、周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5について所定の測定を行う測定部16及び17の測定結果に対して演算する演算部32と、を備えている。
演算部31は、平均値算出部18と、測定部13〜15が周波数帯域Aのキャリア信号C1〜C3についてそれぞれ測定した測定値の最悪値を測定項目ごとに検出する最悪値検出部31aと、を備えている。ここで、最悪値とは、キャリア信号ごとの測定値のうち最大値及び最小値の少なくとも一方をいう。この最悪値検出部31aは、本発明に係る最大最小値検出手段を構成する。
演算部32は、平均値算出部19と、測定部16及び17が周波数帯域Bのキャリア信号C4及びC5についてそれぞれ測定した測定値の最悪値を測定項目ごとに検出する最悪値検出部32aと、を備えている。この最悪値検出部32aは、本発明に係る最大最小値検出手段を構成する。
表示部20は、演算部31及び32から平均値、最悪値のデータを入力し、各測定値とともに、測定値の平均値及び最悪値を画面に表示するようになっている。例えば、表示部20は、図5に示すように測定結果を表示する。なお、図5では、説明を簡単にするため、変調解析に関する測定結果のみを示している。
図5(a)において、「Worst min/max」欄は、キャリア信号ごとの測定結果のうちの最悪値を表示する最悪値表示欄であり、最小値(min)及び最大値(max)が表示される。例えば、図5(b)に示したキャリアごとの測定結果において、周波数帯域Aでのキャリア信号C1〜C3の周波数誤差(Freq. Error)においては、キャリア信号C2の14.8[MHz]が最小値、キャリア信号C3の15.0[MHz]が最大値である。この場合、図5(a)に示した周波数誤差の最悪値表示欄には、14.8/15.0と表示される。この最悪値は、測定項目ごとに表示する構成とするのが好ましい。また、各測定項目の規格値も測定項目ごとに表示する構成とするのが好ましい。
前述のように、本実施形態における測定装置30は、表示部20が、測定値の平均値に加えて最悪値を周波数帯域ごとに表示することにより、アナログ信号出力部52及び53のいずれに不具合があるかを試験者に容易に特定させることができるとともに、測定値の最悪値が規格内にあるか否かを試験者に容易に提示することができる。
したがって、本実施形態における測定装置30は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができる。
以上のように、本発明に係る測定装置及び測定方法は、複数のキャリア信号を発生して出力する複数のアナログ信号出力部を備えたDUTの測定において、不具合が発生しているアナログ信号出力部を容易に特定することができるという効果を有し、複数の周波数帯域を有する信号を測定する測定装置及び測定方法として有用である。
10、30 測定装置
11、12 波形キャプチャ部(波形キャプチャ手段)
13〜17 測定部(測定手段)
18、19 平均値算出部(平均値算出手段)
20 表示部(表示手段)
31、32 演算部
31a、32a 最悪値検出部(最大最小値検出手段)
50 DUT(被測定装置)
51 デジタル信号処理部
52、53 アナログ信号出力部

Claims (5)

  1. 複数のキャリア信号をそれぞれ含み互いに異なる複数の周波数帯域を有するアナログ信号をそれぞれ出力する複数のアナログ信号出力部(52、53)を有する被測定装置(50)から被測定信号を入力して測定し、測定結果が規格外であるアナログ信号を出力したアナログ信号出力部を特定可能な測定装置(10)であって、
    前記被測定信号に含まれる波形データを前記周波数帯域ごとにキャプチャする波形キャプチャ手段(11、12)と、
    前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定項目の測定値を前記キャリア信号ごとに求める複数の測定手段(13〜17)と、
    前記各測定手段が求めた前記測定値の平均値を前記周波数帯域ごとに算出する複数の平均値算出手段(18、19)と、
    前記平均値算出手段が算出した前記周波数帯域ごとの前記キャリア信号の前記測定値の平均値を測定項目の規格値とともに前記測定項目ごとに表示する表示手段(20)と、
    を備えたことを特徴とする測定装置。
  2. 前記測定手段が求めた前記キャリア信号ごとの測定値のうち最大値及び最小値の少なくとも一方を検出する最大最小値検出手段(31a、32a)をさらに備え、
    前記表示手段は、前記最大最小値検出手段が検出した前記最大値及び前記最小値の少なくとも一方を表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記表示手段は、前記キャリア信号の前記測定値の平均値とともに、前記キャリア信号ごとの測定値を表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  4. 請求項1に記載の測定装置(10)を用いた測定方法であって、
    前記被測定信号に含まれる波形データを前記周波数帯域ごとにキャプチャする波形キャプチャステップ(S12、S15)と、
    前記波形キャプチャステップにおいてキャプチャした波形データについて所定の測定項目の測定値を前記キャリア信号ごとに求める測定ステップ(S13、S16)と、
    前記測定ステップにおいて求めた前記測定値の平均値を前記周波数帯域ごとに算出する平均値算出ステップ(S14、S17)と、
    前記平均値算出ステップにおいて算出した前記周波数帯域ごとの前記キャリア信号の前記測定値の平均値を測定項目の規格値とともに前記測定項目ごとに表示する表示ステップ(S18)と、
    を含むことを特徴とする測定方法。
  5. 前記表示ステップにおいて、前記キャリア信号の前記測定値の平均値とともに、前記キャリア信号ごとの測定値を表示することを特徴とする請求項4に記載の測定方法。
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