JP2014081295A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる測定装置及び測定方法を提供する。
【解決手段】互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するRF処理部20と、RF処理部20の出力信号をキャプチャする波形キャプチャ部30と、キャプチャした波形データについて測定を行う測定部11と、周波数帯域指示信号をRF処理部20に出力する周波数帯域指示装置40と、を備え、周波数帯域指示装置40は周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過したことを条件に波形データのキャプチャを波形キャプチャ部30に開始させ、測定部11は周波数帯域指示装置40が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過するまでの間に測定を行う構成を有する。
【選択図】図1
【解決手段】互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するRF処理部20と、RF処理部20の出力信号をキャプチャする波形キャプチャ部30と、キャプチャした波形データについて測定を行う測定部11と、周波数帯域指示信号をRF処理部20に出力する周波数帯域指示装置40と、を備え、周波数帯域指示装置40は周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過したことを条件に波形データのキャプチャを波形キャプチャ部30に開始させ、測定部11は周波数帯域指示装置40が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過するまでの間に測定を行う構成を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の周波数帯域を有する信号を測定する測定装置及測定方法に関する。
従来、この種の測定装置としては、特許文献1記載の信号分析装置が知られている。特許文献1記載のものは、第1の周波数範囲に亘る入力信号のパワーを測定する受信部と、測定データを元に周波数軸及び時間軸の2次元座標上にパワーの大きさの変化を認識可能に示したスペクトログラムを表示部に表示させるグラフ生成手段と、第2の周波数範囲と第2の時間範囲とで囲まれたゾーンマーカをスペクトログラム上に表示するゾーンマーカ生成手段と、を備えている。
ここで、受信部は、掃引部、ローカルオシレータ部、ミキサ部を有し、中間周波数の信号を出力するようになっている。ローカルオシレータ部は、掃引部から周波数の指示を受けて、ローカル周波数の信号を発振してミキサ部に送るようになっている。ミキサ部は、観察対象である周波数の信号とローカル周波数の信号とをミキシングして中間周波数の信号に変換して出力するようになっている。
前述の構成により、特許文献1記載のものは、解析対象とする信号の周波数を一方の座標軸、分析した時間を他方の座標軸とする座標上に各周波数の成分の大きさをパラメータとして3次元状にスペクトログラムを表示し、その表示の中に所望の領域を設定することにより、試験者に解析結果を観察させるようになっている。
しかしながら、従来のものは、ローカルオシレータ部が掃引部から周波数の指示を受けてからローカル周波数の信号が安定するまでの安定時間が経過するまでは、ミキサ部が出力する中間周波数の信号が安定しないので、その安定時間に余裕を持たせた時間だけ待機するようになっていた。そのため、従来のものは、互いに異なる複数の周波数帯域(例えば、800MHz帯域と2GHz帯域)を有する信号を測定する場合、周波数帯域を切り替える度に所定時間待機する必要があるので、測定時間の短縮化が図れないという課題があった。
具体的には、従来のものは、図5(a)に示すように、1つの周波数帯域に5つのキャリア信号1〜5が含まれている場合は、キャリア信号1〜5の各波形データをキャプチャでき、測定が可能であった。
一方、従来のものは、図5(b)に示すように、例えば、800MHz帯域の周波数帯域Aにキャリア信号1〜3が含まれ、2GHz帯域の周波数帯域Bにキャリア信号4、5が含まれているような場合は、周波数帯域A及びBの波形データを一括してキャプチャできないので、周波数帯域Aでの測定後に周波数帯域Bでの測定を行う必要がある。そのため、従来のものは、周波数帯域を切り替える度に所定時間待機する必要があるので、測定時間の短縮化が図れないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる測定装置及び測定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る測定装置は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するアナログ回路(20)と、前記アナログ回路の出力信号に含まれる波形データをデジタル値に変換してキャプチャする波形キャプチャ手段(30)と、前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定を行う測定手段(11)と、を備えた測定装置(10)であって、前記周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記アナログ回路に出力する周波数帯域指示装置(40)を備え、前記周波数帯域指示装置は、前記周波数帯域指示信号を出力してから予め定められた待機時間が経過したことを条件に前記波形データのキャプチャを前記波形キャプチャ手段に開始させるものであり、前記測定手段は、前記周波数帯域指示装置が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから前記待機時間が経過するまでの間に前記測定を行うものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係る測定装置は、測定手段が、周波数帯域指示装置が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過するまでの間に測定を行うので、待機時間と並行して測定を行うことができる。したがって、本発明の請求項1に係る測定装置は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる。
本発明の請求項2に係る測定装置は、前記アナログ回路は、指定された周波数帯域で掃引可能な局部発振周波数を有する局部発振信号を発振する局部発振器(22)と、前記局部発振器に前記局部発振周波数を掃引させる局部発振周波数掃引手段(23)と、前記被測定信号と前記局部発振器の出力信号とを混合して前記被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段(21)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係る測定装置は、被測定信号を中間周波数信号に変換するアナログ回路において、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる。
本発明の請求項3に係る測定装置は、前記周波数帯域指示装置は、前記局部発振周波数を掃引させる周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記局部発振周波数掃引手段に出力する周波数帯域指示手段(41)を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係る測定装置は、局部発振周波数を掃引させる周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を局部発振周波数掃引手段に出力し、アナログ回路に対して被測定信号を中間周波数信号に変換させることができる。
本発明の請求項4に係る測定方法は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するアナログ回路(20)と、前記アナログ回路の出力信号に含まれる波形データをデジタル値に変換してキャプチャする波形キャプチャ手段(30)と、前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定を行う測定手段(11)と、を備えた測定装置(10)を用いた測定方法であって、前記周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記アナログ回路に出力する周波数帯域指示ステップ(S11、S15)と、前記周波数帯域指示ステップにおいて前記周波数帯域指示信号が出力されてから予め定められた待機時間が経過したことを条件に前記波形データのキャプチャを前記波形キャプチャ手段に開始させるキャプチャ開始指示ステップ(S33)と、前記周波数帯域指示ステップにおいて新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号が出力されたことを条件に前記待機時間内に前記測定を行う測定ステップ(S18)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項4に係る測定方法は、測定ステップにおいて、周波数帯域指示ステップで新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過するまでの間に測定を行うので、待機時間と並行して測定を行うことができる。したがって、本発明の請求項4に係る測定方法は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる。
本発明は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができるという効果を有する測定装置及び測定方法を提供することができるものである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の測定装置をスペクトラムアナライザに適用した例を挙げて説明する。
まず、本発明に係るスペクトラムアナライザの一実施形態における構成について図1に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるスペクトラムアナライザ10は、RF(Radio Frequency)処理部20、波形キャプチャ部30、周波数帯域指示装置40、測定部11、表示部12を備えている。スペクトラムアナライザ10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、各種インタフェースが接続される入出力回路等を備えたマイクロコンピュータを含む。スペクトラムアナライザ10は、ROMに予め格納された制御プログラムを実行させることにより、マイクロコンピュータを、RF処理部20、波形キャプチャ部30、周波数帯域指示装置40、測定部11、表示部12として機能させるようになっている。このスペクトラムアナライザ10は、本発明に係る測定装置を構成する。
RF処理部20は、信号混合器21、局部発振器22、掃引制御部23、フィルタ24を備えている。このRF処理部20は、本発明に係るアナログ回路を構成する。
信号混合器21は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号と局部発振器22からの局部発振信号とを混合して出力するようになっている。この信号混合器21は、本発明に係る周波数変換手段を構成する。なお、この種の被測定信号を出力するものとしては、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)によるLTE−A(Long Term Evolution-Advanced)と呼ばれる通信規格に従ったマルチキャリア信号を送信する移動端末基地局の送信装置がある。
局部発振器22は、指定された周波数帯域で掃引可能な局部発振周波数を有する局部発振信号を発振し、局部発振信号を信号混合器21に出力するようになっている。
掃引制御部23は、局部発振器22に対して、図示しない操作部を試験者が操作することによって指定された基準周波数、掃引幅、取得サンプル数等に応じて局部発振信号の周波数を所定ステップで掃引させるようになっている。この掃引制御部23は、本発明に係る局部発振周波数掃引手段を構成する。
フィルタ24は、被測定信号と局部発振信号との差又は和の周波数成分のうち、例えば差の周波数成分を含む中間周波数信号を抽出するようになっている。
波形キャプチャ部30は、フィルタ24が出力する中間周波数信号をアナログ値の信号からデジタル値の信号に変換するADC(アナログデジタルコンバータ)31と、中間周波数信号に含まれる波形データをキャプチャ(捕捉)する波形メモリ32と、を備えている。この波形キャプチャ部30は、本発明に係る波形キャプチャ手段を構成する。
周波数帯域指示装置40は、周波数帯域指示部41、待機時間計測部42、キャプチャ開始指示部43、測定開始指示部44を備えている。
周波数帯域指示部41は、局部発振器22が局部発振周波数を掃引する周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を掃引制御部23、待機時間計測部42及び測定開始指示部44に出力するようになっている。この周波数帯域指示部41は、本発明に係る周波数帯域指示手段を構成する。
待機時間計測部42は、周波数帯域指示部41から周波数帯域指示信号を受信した時刻から予め定められた待機時間が経過したことを条件に、待機時間が経過したことを示す待機時間経過信号をキャプチャ開始指示部43に出力するようになっている。ここで、待機時間は、周波数帯域指示信号を受信した時刻からアナログ回路であるRF処理部20の動作が安定するまでの時間を予め実験やシミュレーションにより求めた時間であり、例えば数百ミリ秒である。
キャプチャ開始指示部43は、待機時間計測部42から待機時間経過信号を受信すると、波形キャプチャ部30に波形データのキャプチャを開始させるためのキャプチャ開始信号を波形キャプチャ部30に出力するようになっている。
測定開始指示部44は、周波数帯域指示部41から周波数帯域指示信号を受信したことを条件に、測定部11に測定を開始させるための測定開始信号を測定部11に出力するようになっている。
測定部11は、測定開始指示部44から測定開始信号を受信すると、キャプチャ開始指示部43がキャプチャした波形データを読み出して所定の測定を行うようになっている。例えば、測定部11は、図示しない操作部によって試験者が定めた通信規格における測定項目の測定演算処理を行うものである。この測定部11は、本発明に係る測定手段を構成する。
表示部12は、測定部11から測定結果のデータを受け取り、測定結果のデータを画面に表示するようになっている。
次に、本実施形態におけるスペクトラムアナライザ10の動作について図1〜図5を用いて説明する。図2はメインルーチンのフローチャートであり、図3はサブルーチンのフローチャートである。図4は、周波数帯域指示装置40の動作を主に説明するタイミングチャートである。なお、以下の説明では、被測定信号が、図5(b)に示した周波数帯域A(例えば800MHz帯域)の信号と、周波数帯域B(例えば2GHz帯域)の信号と、を含むものとし、測定装置10が周波数帯域をAからBに切り替えて測定する例を挙げて説明する。
周波数帯域指示部41は、周波数帯域Aを指示するための周波数帯域指示信号を示す周波数帯域指示信号AをRF処理部20、待機時間計測部42及び測定開始指示部44に出力する(ステップS11)。ここで、測定開始指示部44は、この時点では波形キャプチャ部30に測定対象のデータがないので、周波数帯域指示信号Aを受信しても無視する。
RF処理部20においては、以下に示すように、周波数帯域Aにおける中間周波数信号を出力する(ステップS12)。
すなわち、掃引制御部23は、局部発振器22に対して、図示しない操作部を試験者が操作することによって指定した周波数帯域Aの基準周波数、掃引幅、取得サンプル数等に応じて局部発振信号の周波数を所定ステップで掃引させる。
局部発振器22は、周波数帯域Aで掃引する局部発振周波数を有する局部発振信号を発振し、局部発振信号を信号混合器21に出力する。
信号混合器21は、被測定信号と局部発振器22からの局部発振信号とを混合してフィルタ24に出力する。
フィルタ24は、例えば、被測定信号と局部発振信号との差の周波数成分を含む中間周波数信号を抽出し、波形キャプチャ部30に出力する。
周波数帯域指示装置40においては、図3に示す待機時間処理を行う(ステップS30)。
すなわち、待機時間計測部42は、周波数帯域指示部41から周波数帯域指示信号Aを受信した時刻から予め定められた待機時間が経過したか否かを判断する(ステップS31)。
ステップS31において、待機時間計測部42は、待機時間が経過したと判断しなかった場合はステップS31を繰り返す。
一方、ステップS31において、待機時間計測部42は、待機時間が経過したと判断した場合は、待機時間経過信号をキャプチャ開始指示部43に出力する(ステップS32)。
キャプチャ開始指示部43は、周波数帯域Aの波形データをキャプチャするためのキャプチャ開始信号Aを波形キャプチャ部30に出力し(ステップS33)、図2に示したメインルーチンに戻る。
波形キャプチャ部30は、キャプチャ開始信号Aを受信したか否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13において、波形キャプチャ部30は、キャプチャ開始信号Aを受信したと判断しなかった場合はステップS13を繰り返す。
一方、ステップS13において、波形キャプチャ部30は、キャプチャ開始信号Aを受信したと判断した場合は、ADC31はフィルタ24が出力する中間周波数信号をアナログ値の信号からデジタル値の信号に変換し、波形メモリ32は中間周波数信号に含まれる周波数帯域Aの波形データをキャプチャする(ステップS14)。
周波数帯域指示部41は、周波数帯域Aに替えて新たに周波数帯域Bを指示するための周波数帯域指示信号を示す周波数帯域指示信号BをRF処理部20、待機時間計測部42及び測定開始指示部44に出力する(ステップS15)。
RF処理部20においては、前述のステップS12と同様に、周波数帯域Bにおける中間周波数信号を出力する(ステップS16)。
周波数帯域指示装置40においては、前述のステップS30と同様に、待機時間処理を実行する。
測定開始指示部44は、周波数帯域指示部41から周波数帯域指示信号Bを受信した場合、波形メモリ32に格納されている周波数帯域Aの波形データを測定するための測定開始信号Aを測定部11に出力する(ステップS17)。
測定部11は、波形メモリ32に格納されている周波数帯域Aの波形データについて所定の測定を行う(ステップS18)。このステップS18は、図4に示すように、待機時間と並行して待機時間内に実施される。
波形キャプチャ部30は、周波数帯域Bの波形データをキャプチャするためのキャプチャ開始信号Bを受信したか否かを判断する(ステップS19)。
ステップS19において、波形キャプチャ部30は、キャプチャ開始信号Bを受信したと判断しなかった場合はステップS19を繰り返す。
一方、ステップS19において、波形キャプチャ部30は、キャプチャ開始信号Bを受信したと判断した場合は、ADC31はフィルタ24が出力する中間周波数信号をアナログ値の信号からデジタル値の信号に変換し、波形メモリ32は中間周波数信号に含まれる周波数帯域Bの波形データをキャプチャする(ステップS20)。
測定部11は、波形メモリ32に格納されている周波数帯域Bの波形データについて所定の測定を行う(ステップS21)。
表示部12は、周波数帯域A及びBにおける測定データを測定部11から受信し、測定データを画面に表示する(ステップS22)。なお、図4では、測定ごとに測定データを表示するものとしているが、測定データを一括して表示する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態におけるスペクトラムアナライザ10は、測定部11が、周波数帯域指示部41が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから待機時間が経過するまでの間に測定を行うので、待機時間と並行して測定を行うことができる。したがって、本実施形態におけるスペクトラムアナライザ10は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができる。
なお、前述の実施形態において、本発明に係るアナログ回路としてRF処理部20を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、測定対象の周波数帯域を切り替える機能を有し、周波数帯域の切り替え時に安定時間を要するアナログ回路に適用できるものである。
以上のように、本発明に係る測定装置及び測定方法は、互いに異なる複数の周波数帯域を有する信号の測定時間を短縮することができるという効果を有し、複数の周波数帯域を有する信号を測定する測定装置及測定方法として有用である。
10 スペクトラムアナライザ(測定装置)
11 測定部(測定手段)
12 表示部
20 RF処理部(アナログ回路)
21 信号混合器(周波数変換手段)
22 局部発振器
23 掃引制御部(局部発振周波数掃引手段)
24 フィルタ
30 波形キャプチャ部(波形キャプチャ手段)
31 ADC
32 波形メモリ
40 周波数帯域指示装置
41 周波数帯域指示部(周波数帯域指示手段)
42 待機時間計測部
43 キャプチャ開始指示部
44 測定開始指示部
11 測定部(測定手段)
12 表示部
20 RF処理部(アナログ回路)
21 信号混合器(周波数変換手段)
22 局部発振器
23 掃引制御部(局部発振周波数掃引手段)
24 フィルタ
30 波形キャプチャ部(波形キャプチャ手段)
31 ADC
32 波形メモリ
40 周波数帯域指示装置
41 周波数帯域指示部(周波数帯域指示手段)
42 待機時間計測部
43 キャプチャ開始指示部
44 測定開始指示部
Claims (4)
- 互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するアナログ回路(20)と、
前記アナログ回路の出力信号に含まれる波形データをデジタル値に変換してキャプチャする波形キャプチャ手段(30)と、
前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定を行う測定手段(11)と、
を備えた測定装置(10)であって、
前記周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記アナログ回路に出力する周波数帯域指示装置(40)を備え、
前記周波数帯域指示装置は、前記周波数帯域指示信号を出力してから予め定められた待機時間が経過したことを条件に前記波形データのキャプチャを前記波形キャプチャ手段に開始させるものであり、
前記測定手段は、前記周波数帯域指示装置が新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を出力してから前記待機時間が経過するまでの間に前記測定を行うものであることを特徴とする測定装置。 - 前記アナログ回路は、
指定された周波数帯域で掃引可能な局部発振周波数を有する局部発振信号を発振する局部発振器(22)と、
前記局部発振器に前記局部発振周波数を掃引させる局部発振周波数掃引手段(23)と、
前記被測定信号と前記局部発振器の出力信号とを混合して前記被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段(21)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。 - 前記周波数帯域指示装置は、前記局部発振周波数を掃引させる周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記局部発振周波数掃引手段に出力する周波数帯域指示手段(41)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
- 互いに異なる複数の周波数帯域を有する被測定信号を処理するアナログ回路(20)と、
前記アナログ回路の出力信号に含まれる波形データをデジタル値に変換してキャプチャする波形キャプチャ手段(30)と、
前記波形キャプチャ手段がキャプチャした波形データについて所定の測定を行う測定手段(11)と、
を備えた測定装置(10)を用いた測定方法であって、
前記周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号を前記アナログ回路に出力する周波数帯域指示ステップ(S11、S15)と、
前記周波数帯域指示ステップにおいて前記周波数帯域指示信号が出力されてから予め定められた待機時間が経過したことを条件に前記波形データのキャプチャを前記波形キャプチャ手段に開始させるキャプチャ開始指示ステップ(S33)と、
前記周波数帯域指示ステップにおいて新たな周波数帯域を指示するための周波数帯域指示信号が出力されたことを条件に前記待機時間内に前記測定を行う測定ステップ(S18)と、
を含むことを特徴とする測定方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017111078A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社東芝 | 漏水検出装置 |
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JPH0763798A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | メモリ内蔵型スペクトルアナライザ |
JP2002340949A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Anritsu Corp | 半導体デバイステストシステム |
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2012
- 2012-10-17 JP JP2012229727A patent/JP2014081295A/ja active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140819 |