JP2017111078A - 漏水検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水道メータの検針員の負担の軽減を図ること。【解決手段】 水道管から供給される水の量に関する計測値を読み取り、かつ、水道管からの漏水を検出するための漏水検出装置は、撮影部、遮光部、光源、データ処理部、およびセンサを具備する。撮影部は、水道管から供給される水の量を計測する計測装置の表示部に表示される計測値を撮影する。遮光部は、撮影部を囲むように設けられ、表示部に照射される外部からの光を遮る。光源は、遮光部内に設けられ、撮影部による撮影のための光を提供する。データ処理部は、撮影部によって撮影された画像に含まれる計測値を、OCR機能により、文字情報に変換する。センサは、水道管からの漏水検出のために、水道管から生じる振動および音響のうちの少なくとも何れかを検出する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、水道管から供給された水量に関する計測値の読み取りと、水道管からの漏水検出とを行うための漏水検出装置に関する。
従来、水道管の弁及び水道メータが設置されている水道管において、漏水の有無を判定するためには、調査員が水道メータ部分等において、水道管上の振動を、音聴棒、および、電子式の音聴器を用いて自分の耳で聞くことによって判定するという手法が採用されている。
この手法により漏水の有無を正確に判定するためには、漏水時に発生する音を聞き分けられることができる、高度な熟練度が必要である。
しかしながら、このような熟練度が高い調査員は全国的に見ても少なく、非常に貴重な存在である。また、熟練度が高い調査員が調査をしても、一日で100件程度の調査しかできない。そのために、件数の多い各戸の漏水調査等を実施するには、非常に多くの時間が費やされている。
ところで、水道メータ部分で振動信号をとらえ、一定レベル以上の信号が単位時間内に占める割合を時間積分率として求め、その値が一定レベルを超えた場合に漏水が有ると判定する漏水検出装置が提案されている。この種の漏水検出装置を利用すれば、2ヶ月に一度程度実施される水道メータの検針時に、検針員が検針と同時に、各戸の漏水検出調査も行うことが可能となる。
しかしながら、現状、漏水検出装置を用いた漏水検出調査と、水道メータの検針作業とは別々に実施されている。すなわち、検針員は、水道メータの計測値を目視で読み取り、検針用ハンディターミナルにその計測値を入力することで検針作業を実施する。また、検針員は、検針作業を実施した後、漏水検出装置を水道メータに一定時間設置することで漏水検出調査を実施する。
特開平6−146346号公報 特開昭61−213647号公報 特開昭64−25025号公報
以上のように、従来は、検針員が検針時において、検針作業を実施した後、漏水検出調査を実施していたため、効率が悪く、検針員の負担となっている。
そこで目的は、検針員の負担の軽減を図ることができる漏水検出装置を提供することにある。
実施形態の漏水検出装置は、水道管から供給される水の量に関する計測値を読み取り、かつ、水道管からの漏水を検出するための漏水検出装置は、撮影部、遮光部、光源、データ処理部、およびセンサを具備する。撮影部は、水道管から供給される水の量を計測する計測装置の表示部に表示される計測値を撮影する。遮光部は、撮影部を囲むように設けられ、表示部に照射される外部からの光を遮る。光源は、遮光部内に設けられ、撮影部による撮影のための光を提供する。データ処理部は、撮影部によって撮影された画像に含まれる計測値を、OCR機能により、文字情報に変換する。センサは、水道管からの漏水検出のために、水道管から生じる振動および音響のうちの少なくとも何れかを検出する。
第1の実施形態の漏水検出装置の構成例を示す模式図である。 第1の実施形態の漏水検出装置が水道メータ上に載置された状態を示す概念図である。 第1の実施形態の漏水検出装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図2における上方向から水道メータを見た場合に観察される、表示部の一例を示す模式図である。 数値が変動途中である計測値の一例を示す概念図である。 第1の実施形態の漏水検出装置の動作例を示すタイミングチャートである。 図6におけるステップS22でなされる動作の詳細を示すフローチャートである。 時間積分率を算出するための原理を説明するための概念図である。 第2の実施形態の漏水検出装置の構成例を示す模式図である。 第3の実施形態の漏水検出装置の構成例を示す模式図である。 第3の実施形態の漏水検出装置の変形構成例を示す模式図である。 その他の実施形態の漏水検出装置の構成例を示す模式図である。
以下、本願に係る計測値読取機能付き漏水検出装置の各実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る計測値読取機能付き漏水検出装置10(以下、単に「漏水検出装置10」と称する)について、図1〜図8を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態の漏水検出装置10の構成例を示す模式図である。また、図2は、図1に示すような漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された状態を示す概念図である。
漏水検出装置10は、検針開始スイッチ11、カメラ12、LED14、センサ16、フード60、及び装置本体17を具備する。検針開始スイッチ11は、漏水検出装置10の動作開始を指示するスイッチである。
カメラ12は、撮影部の一例である。カメラ12は、漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された場合に表示部102の表面に対向する位置に設けられる。後述するOCR処理部33による文字の読み取り精度を向上させるため、カメラ12の撮像方向Fと、表示部102の表面に対する垂直方向とが一致するように配置するのが望ましい。なお、カメラ12の代わりにスキャナを用いるようにしても良い。
LED14は、カメラ12による撮影のための光源である。LED14は、フード60の内部における、カメラ12の画角から外れた位置に設けられる。フード60の内部においてLED14は、LED14から照射されて表示部102の表面(例えば、ガラス面)で反射された反射光が、カメラ12に直接的に入射しない位置に配置される。例えば、LED14は、図1の一点鎖線で示される光の照射方向が、カメラ12の撮影方向Fに対し、所定の角度以上斜めになるように配置される。なお、図1および図2では、LED14が2つ設けられる場合を例に示しているが、設けられるLED14の数は、2つに限らない。カメラ12での撮影に十分な光量を確保可能であれば、設けられるLED14の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
センサ16は、水道管110からの漏水検出のために、水道管110上を伝搬する微小な振動や音響を検出するセンサである。センサ16は、例えば、振動センサや、音響センサ(例えば、マイク)のうちの少なくとも1つを含む。センサ16は、漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された場合に、水道メータ100と接し、かつ、カメラ12による計測値104の撮影を妨害しない位置に設けられる。
フード60は、例えば、太陽光等の外部からの光を遮光する遮光部である。フード60は、略お碗型形状をしており、開口部601を有する。開口部601は、漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された場合に少なくとも水道メータ100の表面を覆うことが出来る程度の直径を有する。漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された場合に水道メータ100と接触する接触部602は、後述するOCR処理部33による文字の読み取り精度を向上させるため、カメラ12の撮影方向Fに対し垂直であることが望ましい。お碗型形状の底部の略中央部には、カメラ12が配置され、フード60がカメラ12を囲むようになっている。
本実施形態に係わる漏水検出装置10は、図2に示されるように、水道管110から供給される水の量を計測する計測装置である水道メータ100に、フード60の接触部602が水道メータ100と接触するように載置される。漏水検出装置10が水道メータ100に載置されることで、フード60が表示部102の表面を覆い、表示部102への直射日光が遮られる。また、漏水検出装置10が水道メータ100に載置されることで、カメラ12が表示部102と対向する。また、漏水検出装置10が水道メータ100に載置されることで、センサ16が水道メータ100に接触する。漏水検出装置10は、水道メータ100に載置された状態で、カメラ12により表示部102に表示される計測値104を撮影し、センサ16により水道管110からの漏水を検出する。
漏水検出装置10は、検針用ハンディターミナル200と無線通信により互いに連携的に動作する。例えば、漏水検出装置10は、検針用ハンディターミナル200からの起動信号を受け付け、動作を開始してもよい。また、漏水検出装置10は、検針結果を検針用ハンディターミナル200へ送信する。漏水検出装置10および検針用ハンディターミナル200は、検針員が各個別宅に検針を行う際に携帯して使用される。
図3は、本実施形態の漏水検出装置10の構成例を示す機能ブロック図である。
図3に例示されるように、漏水検出装置10は、カメラ12と、LED14と、センサ16と、装置本体17とを備えている。装置本体17は、増幅部18と、フィルタ部20と、A/D変換部22と、データ処理部30と、記録装置40と、データ送信部50とを備えている。
データ処理部30は、例えば、図示していないが、CPU(Central Processing Unit)、並びに、CPUが処理を実行するためのアプリケーション・プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備える。データ処理部30は、ROMに格納されたアプリケーション・プログラムを、RAMを利用してCPUに実行させることで、図3に示される制御部31、読込部32、OCR(光学文字認識)処理部33、録音部34、および時間積分率算出部35の機能を実現する。
記録装置40は、例えば、半導体メモリ等を含み、画像記録部41と、検針値記録部42と、録音結果記録部43と、時間積分率記録部44との記録領域を備えている。
図4は、図2における上方向から水道メータ100を見た場合に観察される、表示部102の一例を示す模式図である。表示部102は、図2に示すように、水道メータ100の上部に設けられる。表示部102は、水道メータ100により計測される水の量を表す計測値104を表示する。
カメラ12は、漏水検出装置10が水道メータ100上に載置された場合、対向する表示部102を撮影する。カメラ12は、計測値104を含む表示部102を撮影すると、その画像データaを、パラレルバスやシリアルバス等のインタフェース(図示せず)を経由して読込部32へ出力する。なお、画像データaには、カメラ12によって、撮影時刻情報bが付加されている。
LED14は、制御部31からの制御に従い、点灯、又は消灯する。これにより、LED14は、カメラ12による撮影前にのみ点灯され、撮影後には直ちに消灯されるようになり、電力を供給する電池(図示せず)の電力を節約することが可能となる。
読込部32は、カメラ12から出力された画像データaを受け取る。また、制御部31より、検針されている水道メータ100の識別番号等の識別情報gを受け取る。そして、画像データaおよび識別情報gを、記録のために画像記録部41へ、OCR処理のためにOCR処理部33へ、それぞれ出力する。
画像記録部41は、読込部32から出力された画像データaを、撮影時刻情報bおよび識別情報gとともに、記録する。
OCR処理部33は、OCR(光学文字認識)機能を用いて、画像データaに撮影されている計測値104を、文字情報に変換する。例えば、画像データaに、図4のように、「01843」という計測値104が撮影されている場合、「01843」という文字情報を認識する。なお、計測値104は、図5に示すように、数値が変動途中の状態もある。このような状態であっても、リールにおける数字の配置を予め記録しておけば、OCR処理部33により、どの数値とどの数値との間の状態であるかを把握することが可能である。
漏水検出装置10は、OCR処理部33によって、水道メータ100によって計測された通常4〜6桁の検針値(m)を認識する。そして、OCR処理部33は、認識した検針値hを、撮影時刻情報bおよび識別情報gとともに、記録のために検針値記録部42へ出力する。
検針値記録部42は、OCR処理部33から出力された検針値hを、撮影時刻情報bおよび識別情報gとともに、記録する。
センサ16は、水道管110から生じる振動および音を検出すると、検出した振動および音を電気信号に変換し、振動電気信号cおよび音電気信号dを取得する。なお、振動電気信号cおよび音電気信号dには、それぞれ検出時に、センサ16によって検出時刻情報e、fが付加される。なお、センサ16は、振動および音のいずれか一方を検出しても構わないが、本実施形態では、振動および音の両方が検出される場合を例に説明する。センサ16は、振動電気信号cおよび音電気信号dを、それぞれの検出時刻情報e、fとともに、増幅部18へ出力する。
増幅部18は、センサ16から出力された振動電気信号cおよび音電気信号dを、それぞれ増幅し、増幅された振動電気信号cおよび音電気信号dを得る。また、制御部31より、検針されている水道メータ100の識別番号(あるいは、顧客番号、住所)等の識別情報gを受け取る。そして、振動電気信号cおよび音電気信号dを、検出時刻情報e、fおよび識別情報gとともにフィルタ部20へ出力する。
フィルタ部20は、増幅部18から出力された振動電気信号cおよび音電気信号dに対して、車や人の通行等の低周波数の雑音除去やアンチエリアジング等のフィルタ処理を行う。フィルタ部20は、フィルタ処理された振動電気信号cおよび音電気信号dを、検出時刻情報e、fおよび識別情報gとともにA/D変換部22へ出力する。
A/D変換部22は、フィルタ部20から出力された振動電気信号cに対して、一定周期でのサンプリングを実施することにより、振動電気信号cを、デジタル信号である振動電気信号データcに変換する。A/D変換部22は、振動電気信号データcを、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに時間積分率算出部35へ出力する。A/D変換部22は、フィルタ部20から出力された音電気信号dに対して、一定周期でのサンプリングを実施することにより、音電気信号dを、デジタル信号である音電気信号データdに変換する。A/D変換部22は、デジタル信号に変換された音電気信号データdを、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに録音部34へ出力する。
録音部34は、A/D変換部22から出力された音電気信号データdを、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに、録音結果記録部43に記録させる。
時間積分率算出部35は、A/D変換部22から出力された振動電気信号データcを対象として、時間積分率を算出する。時間積分率の詳細については、後述する。そして、算出された時間積分率iを、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに、時間積分率記録部44に記録させる。
録音結果記録部43は、録音部34から出力された音電気信号データdを、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに、音声ファイルフォーマット形式で記録する。
時間積分率記録部44は、時間積分率算出部35から出力された時間積分率iを、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに、記録する。
データ送信部50は、検針用ハンディターミナル200と無線通信する機能を備えている。そして、画像記録部41に記録された画像データa、撮影時刻情報bおよび識別情報g、検針値記録部42に記録された検針値h、撮影時刻情報bおよび識別情報g、録音結果記録部43に記録された音電気信号データd、検出時刻情報fおよび識別情報g、時間積分率記録部44に記録された時間積分率i、検出時刻情報eおよび識別情報gを、検針用ハンディターミナル200へ送信する。
制御部31は、漏水検出装置10に設けられる各部位の動作を制御する。例えば、検出のために、検針員が、水道メータ100の上に漏水検出装置10を載置し、この水道メータ100の識別番号等の識別情報gを入力し、漏水検出装置10の検針開始スイッチ11をオンした場合、あるいは、図2に示すように、検針員が、漏水検出装置10と無線によって通信可能な検針用ハンディターミナル200から開始指令を入力すると、制御部31は、増幅部18、フィルタ部20、およびA/D変換部22を実現するためのアナログ回路の起動を開始させるとともに、LED14を点灯させる。制御部31は、アナログ回路の起動動作中に、カメラ12による撮影を実行させ、撮影後にLED14を消灯させる。制御部31は、アナログ回路の起動動作中に、読込部32による撮影データの読込動作を実行させる。
そして、読込部32による撮影データの読込動作が終了し、かつアナログ回路の起動動作が完了すると、制御部31は、センサ16による検出を開始させ、その後、後続する増幅部18、フィルタ部20、A/D変換部22、録音部34、時間積分率算出部35、録音結果記録部43、時間積分率記録部44による一連の処理を実行させる。
また、これら一連の処理と並行して、制御部31は、OCR処理部33、画像記録部41、および検針値記録部42による動作を実行させる。そして、制御部31は、データ送信部50から検針用ハンディターミナル200へ向けて、データjを送信させる。
検針用ハンディターミナル200は、データ送信部50から送信されたデータjに基づいて、水道水の使用水量の算出と、漏水の可能性の有無の判定とを行う。
まず、検針用ハンディターミナル200による使用水量の算出手順について説明する。検針用ハンディターミナル200は、識別情報gに対応する前回の検針値hを記録している。したがって、データ送信部50からデータjが送信されると、データjに含まれる識別情報gに基づいて、この水道メータ100の前回の検針時における検針値hを取得する。そして、データjに含まれる今回の検針値hから、前回の検針値hを減算することによって、前回の検針時からの水道水の使用水量を算出する。そして、その使用水量に基づいて、請求すべき水道料金を計算し、伝票を印刷する。
次に、検針用ハンディターミナル200による、漏水の可能性の有無の判定手順について説明する。検針用ハンディターミナル200は、データjに含まれる時間積分率iが、予め定められた判定基準時間積分率値を上回った場合は、漏水の可能性が有ると判定する。そして、漏水の可能性があると判定されると、さらに漏水の可能性を絞り込むため、音電気信号データdを元に周波数解析等の漏水音解析を行うことによって漏水の発生箇所を絞り込む。
なお、上記説明では、漏水検出装置10と、検針用ハンディターミナル200とを別個のハードウェアとして説明しているが、漏水検出装置10と、検針用ハンディターミナル200とを一体化した構成とした場合であっても、本願発明における漏水検出装置と解される。
次に、以上のように構成した本実施形態の漏水検出装置の動作例を、図6に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、本実施形態の漏水検出装置10を使用する場合には、検針員によって、水道メータ100の上に漏水検出装置10が載置される。
次に、検針員によって、この水道メータ100の識別番号等の識別情報gが、漏水検出装置10または検針用ハンディターミナル200に入力される。この入力は、例えば、水道メータ100に付された識別番号を、検針員が入力することによりなされる。また、この入力は、漏水検出装置10または検針用ハンディターミナル200がOCR認識することによりなされてもよい。また、この入力は、水道メータ100に付されたバーコード等の識別情報を、漏水検出装置10または検針用ハンディターミナル200が読み取り、識別番号を認識することによりなされてもよい。
水道メータ100上に漏水検出装置10が載置され、水道メータ100の識別番号が認識されると、漏水検出装置10による検針作業を開始することが可能となる。この検針作業の開始は、漏水検出装置10における検針開始スイッチ11が検針員によってオンされることによって、あるいは、検針用ハンディターミナル200に、検針員によって開始指令が入力されることによってなされる(S10)。
検針員によるオンの入力、又は検針員による開始指令の入力による起動指示を受けて、消費電力低減のため電源をオフされていた増幅部18、フィルタ部20、およびA/D変換部22を実現するためのアナログ回路の電源が、制御部31によって起動される。また、起動指示を受けて、制御部31によって、LED14が点灯される(S12)。
これらアナログ回路は、起動が開始されてから、一連の起動動作を完了し、安定化するまでに、例えば約1〜5秒を要する。この時間を利用して、カメラ12によって、水道メータ100の計測値104の撮影が実行される。LED14が点灯されると、制御部31によって、撮影開始指示がカメラ12へ出力される(S14)。撮影が終了すると、消費電力低減のため、制御部31によってLED14が直ちに消灯される(S16)。
その後、カメラ12から、読込部32へと、カメラ12によって撮影された画像データaが、パラレルバスやシリアルバス等のインタフェース(図示せず)を経由して、撮影時刻情報bとともに、読込部32へ出力される。また、読込部32へは、制御部31から、水道メータ100の識別番号等の識別情報gも出力される(S18)。その後、OCR処理部33、画像記録部41、および検針値記録部42による処理がなされる(S20)。
また、ステップS18の処理の完了後であって、かつ、アナログ回路の起動が完了し、安定化した後に、制御部31によって、ステップS20の処理とほぼ並行して、センサ16による検出が開始され、その後、検出された信号に対する一連の処理が実行される(S22)。このように、本実施形態の漏水検出装置10では、アナログ回路の起動動作がなされている間に、カメラ12によって画像データaが撮影され、画像データaから、OCR機能により、水道メータ100が示す計測値104が文字情報に変換される。
前述したステップS20でなされる動作は以下の通りである。
OCR処理部33において、OCR機能が用いられ、画像データaに撮影されている計測値104が、文字情報に変換される。このようにして、OCR処理部33によって、水道メータ100によって計測された通常4〜6桁の検針値(m)が認識される。そして、認識した検針値hが、撮影時刻情報bおよび識別情報gとともに、OCR処理部33から検針値記録部42へ送られ、記録される。また、画像データaおよび識別情報gが、読込部32から画像記録部41へ送られ、記録される。
また、前述したステップS22でなされる動作を、図7のフローチャートを用いて以下に説明する。
例えば、振動センサ、および音響センサのようなセンサ16によって、水道管110から生じる振動および音が検出される(S22a)。これら振動および音は、センサ16によって、電気信号である振動電気信号cおよび音電気信号dに変換される(S22b)。なお、振動電気信号cおよび音電気信号dには、それぞれ検出時に、センサ16によって検出時刻情報e、fが付加される。そして、振動電気信号cおよび音電気信号dは、それぞれの検出時刻情報e、fとともに、センサ16から増幅部18へ出力される。
増幅部18では、センサ16から出力された振動電気信号cおよび音電気信号dが、それぞれ増幅され、増幅された振動電気信号cおよび音電気信号dが得られる(S22c)。また、制御部31より、検針対象の水道メータ100の識別番号(あるいは、顧客番号、住所)等の識別情報gが出力される。これら振動電気信号cおよび音電気信号dは、検出時刻情報e、fおよび識別情報gとともに、増幅部18からフィルタ部20へ出力される。
フィルタ部20では、増幅部18から出力された振動電気信号cおよび音電気信号dに対して、車や人の通行等の低周波数の雑音除去やアンチエリアジング等のフィルタ処理が行われる(S22d)。そして、このフィルタ処理によって得られた振動電気信号cおよび音電気信号dは、検出時刻情報e、fおよび識別情報gとともに、フィルタ部20からA/D変換部22へ出力される。
A/D変換部22では、フィルタ部20から出力された振動電気信号cおよび音電気信号dに対して、一定周期でのサンプリングが実施されることにより、振動電気信号cおよび音電気信号dが、デジタル信号に変換される(S22e)。そして、このようなデジタル変換によって得られた音電気信号データdは、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに、A/D変換部22から録音部34へ出力される。また、このようなデジタル変換によって得られた振動電気信号データcは、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに、A/D変換部22から時間積分率算出部35へ出力される。
A/D変換部22から録音部34へ出力された音電気信号データdは、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに、録音部34から録音結果記録部43に出力され、検出時刻情報fおよび識別情報gとともに、音声ファイルフォーマット形式で記録される(S22f)。
また、時間積分率算出部35では、A/D変換部22から出力された振動電気信号データcを対象として、時間積分率が算出される。時間積分率の詳細を、図8を用いて説明する。時間積分率は漏水音の継続性と雑音の一過性とを利用して、漏水の可能性を判定するための1つの指標である。時間積分率算出部35では、A/D変換部22からの振動電気信号データcを対象として、検査期間T内において、予め定められた判定基準電圧Er以上となる期間t(1,2,・・・,i,・・・n)、つまり、+Er以上となる期間と、−Er以下となる期間との総和(Σt(i))を算出する。さらにこの総和(Σt(i))の、検査期間Tに対する割合(Σt(i)/T)×100)を取ることで、時間積分率(%)を算出する。判定基準電圧Erは、一例として、水道管110に漏水がない場合に得られる最大電圧付近に設定する。
そして、算出された時間積分率iは、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに、時間積分率算出部35から時間積分率記録部44へ出力され、検出時刻情報eおよび識別情報gとともに、記録される(S22g)。ステップS22fおよびステップS22gにおける処理は、並行して行われる。
このようにして画像記録部41に記録された画像データa、検針値記録部42に記録された検針値h、録音結果記録部43に記録された音電気信号データd、時間積分率記録部44に記録された時間積分率iが、付随する情報(例えば、撮影時刻情報b、検出時刻情報e、f、および識別情報g)とともに、データ送信部50から検針用ハンディターミナル200等に無線等を介して送信される(S24)。
検針用ハンディターミナル200では、画像データaおよび撮影時刻情報b、検針値hおよび撮影時刻情報b、音電気信号データdおよび検出時刻情報f、時間積分率iおよび検出時刻情報eが、識別情報gに紐付けられて記録される。
検針用ハンディターミナル200では、データjに基づいて、水道水の使用水量の算出と、漏水の可能性の有無の判定とが行われる。
上述したように、本実施形態の漏水検出装置10によれば、水道メータ100による計測値104を含む画像を撮影し、撮影された画像に対して、OCR処理を行うことによって、文字情報を認識し、この文字情報に基づいて、前回の検針時からの水道水の使用水量を算出することができる。
漏水検出装置10は、太陽光等の外部からの光を遮光する遮光部として、フード60を備えている。したがって、漏水検出装置10では、外部からの光が表示部102の表面で反射された反射光が、カメラ12に入射することはない。さらに、カメラ12の光源としてのLED14を、照射する光の照射方向がカメラ12の撮影方向Fに対し、所定の角度以上斜めになるように、フード60内に配置する。このため、LED14から照射された光により、カメラ12による撮影が妨げられることはない。したがって、カメラ12は、OCR処理が可能な静止画を確実に撮影することができる。
また、漏水検出装置10は、カメラ12による撮影後、LED14を直ちに消灯するようにしている。これにより、LED14に電力を供給するための電池(図示せず)の電力を節約することもできる。
また、本実施形態の漏水検出装置10によれば、振動センサおよび音響センサのようなセンサ16によって、水道管110上を伝搬する微小な振動および音響を検出することによって、水道管110における漏水の有無を判定することができる。
また、本実施形態の漏水検出装置10は、図6のステップS12に図示されるように、増幅部18、フィルタ部20、およびA/D変換部22を実現するためのアナログ回路の起動動作が完了し、アナログ回路が安定してから漏水有無判定を開始する。そして、アナログ回路が安定するまでの間(ステップS12)を利用して、カメラ12による撮影と、カメラ12から読込部32への画像データaの出力とがなされる。このように、アナログ回路を起動させてから、安定するまでの時間を、有効に活用することができる。
ステップS12の期間内に、カメラ12から読込部32へ画像データaを出力することによって、さらに次のような効果を奏することもできる。すなわち、カメラ12から読込部32へ画像データaを出力する際には、出力のために使用されるインタフェースであるパラレルバス、またはシリアルバス等からノイズが発せられる。したがって、もしも、カメラ12から読込部32への画像データaの出力と、アナログ回路によるデータ処理とが同時になされた場合、パラレルバス、またはシリアルバス等からのノイズが、アナログ回路によって処理されているデータと重畳し、データのS/N比を低下させる恐れがある。本実施形態の漏水検出装置10によれば、カメラ12から読込部32への画像データaの出力と、アナログ回路によるデータ処理とは、同時になされることはない。このため、カメラ12から読込部32へ画像データaを出力する際に発生するノイズがアナログ回路によって処理されているデータと重畳することを阻止することが可能となる。結果として、信頼性の高い漏水判定を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の計測値読取機能付き漏水検出装置70(以下、単に「漏水検出装置70」と称する)を図9を用いて説明する。
図9は、第2の実施形態の漏水検出装置70の構成例を示す模式図である。
第2の実施形態の漏水検出装置70は、第1の実施形態の漏水検出装置10の変形例である。したがって、ここでは、第1の実施形態と同一部位については、同一符号を付す。
図9に示される漏水検出装置70は、検針開始スイッチ11、カメラ12、LED14A、センサ16、フード60、光拡散部72、及び装置本体17を具備する。
LED14Aは、カメラ12による撮影のための光源である。第1の実施形態とは異なり、カメラ12による撮影方向Fを明るくすることが可能であれば、設置する向きについての制限はない。なお、図9では、LED14Aが2つ設けられる場合を例に示しているが、設けられるLED14Aの数は、2つに限らない。カメラ12での撮影に十分な光量を確保可能であれば、設けられるLED14Aの数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
光拡散部72は、フード60内に、カメラ12を取り囲むように設けられる。光拡散部72は、一例として、カメラ12から、水道メータ100の表示部102に向かって徐々に広がるような略半球形状、略円錐形状、又は略四角錘形状等をした拡散板によって形成される。光拡散部72の開口部721は、漏水検出装置70が水道メータ100上に載置された場合に少なくとも表示部102の表面を覆うことができる程度の大きさを有する。なお、光拡散部72は、カメラ12と、LED14Aとの間のみに所定の幅を持って設けられるようにしてもよい。
LED14Aおよびセンサ16は、フード60内の、光拡散部72の外側に配置される。すなわち、カメラ12およびセンサ16と、LED14Aとは、光拡散部72により隔てられる。
LED14Aから発せられた光は、光拡散部72によって拡散され、光拡散部72の内部側に到達する。その結果、水道メータ100の表示部102の全体が、均等に照明されるようになる。
光拡散部72は、例えば、図1に例示する漏水検出装置10においてカメラ12によって撮影された画像データaの明るさにムラがある場合等に効果的である。
このように、第2の実施形態の漏水検出装置70によれば、第1の実施形態の漏水検出装置10と同様の作用効果を奏することが出来る上に、より均等な明るさの画像データaを取得することが可能となる。これによって、OCR処理部33による認識精度を高めることが可能となるのみならず、検針用ハンディターミナル200に、より鮮明な画像データaが記録されるようになる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の計測値読取機能付き漏水検出装置80(以下、単に「漏水検出装置80」と称する)を図10〜図11を用いて説明する。
図10は、第3の実施形態の漏水検出装置80の構成例を示す模式図である。
第3の実施形態の漏水検出装置80は、第1の実施形態の漏水検出装置10の変形例である。したがって、ここでは、第1の実施形態と同一部位については、同一符号を付する。
図10に示される漏水検出装置80は、検針開始スイッチ11、カメラ12、センサ16、フード60A、及び装置本体17を具備する。
フード60Aは、例えば、太陽光等の外部からの光を遮光する遮光部である。フード60Aは、略お碗型形状をしており、開口部601を有する。フード60Aは、略お椀型形状の側面部603に1つまたは複数の光取入窓82を備える。
光取入窓82は、例えば、略お椀型形状の側面部603に設けられる孔にガラスおよび樹脂等の透明な部材がはめ込まれて成る。なお、孔の形状は、フード60A内に外部の光を取り込めるのであれば、図10に示されるような略円形に限らない。また、必ずしも透明な部材がはめ込まれなくても構わない。
光取入窓82は、略お椀型形状の側面部603において開口部601付近に設けられることが望ましい。外部からの光をより角度を付けてフード60A内に取り入れることが可能となるからである。
光取入窓82は、カメラ12による撮影のための太陽光等の外部の光を、図10における一点鎖線で示すようにフード60の内部へ斜め方向に取り入れる。このように、光を斜め方向に取り入れることによって、光取入窓82から取り入れられた光は、カメラ12と表示部102とが対向する方向Fに対して、斜め方向から表示部102を照明するようになる。したがって、表示部102の表面において反射した光が、直接的にカメラ12に入射しない。
なお、光取入窓82にはめ込まれるものは透明な部材に限られない。白濁した素材、半透明な素材、および受光した光を拡散させる光拡散素材等を適用しても良い。このように、白濁素材、半透明な素材、および光拡散素材がはめ込まれる場合、フード60Aの側面部603に光取入窓82を設置する自由度は、透明な部材がはめ込まれる場合よりも増大することになる。すなわち、フード60Aの側面部603のより底部付近に光取入窓82を設けることが可能となる。白濁素材、半透明な素材、および光拡散素材を介して取り入れられる光は、表示部102において強度な光で反射されづらいからである。
上述したように、第3の実施形態の漏水検出装置80によれば、カメラ12による撮影のための光を、フード60Aの外部から取り入れる構成としているので、LED14のような光源を設ける必要はなくなる。
したがって、第3の実施形態の漏水検出装置80によれば、第1の実施形態の漏水検出装置10および第2の実施形態の漏水検出装置70によって奏される作用効果に加えてさらに、構成の簡素化、および電力の使用量の低減化を達成することも可能となる。
なお、第3の実施形態に係る漏水検出装置80は、図11に示すように光拡散部72をさらに具備しても構わない。光拡散部72は、カメラ21と、光取入窓82とを隔てるように設けられる。このように、光拡散部72によりカメラ21と、光取入窓82とを隔てる場合、フード60Aの側面部603に光取入窓82を設置する自由度は、光拡散部72がない場合よりも増大することになる。すなわち、フード60Aの側面部603のより底部付近に光取入窓82を設けることが可能となる。光拡散部72を介して取り入れられる光は表示部102において強度な光で反射されづらいからである。
(その他の実施形態)
第1乃至第3の実施形態では、フード60が外部からの光を遮る場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。フード60Bは、白濁した素材、半透明な素材、又は光拡散素材等から成るようにしてもよい。フード60Bは、白濁した素材、半透明な素材、又は光拡散素材等から成る場合、例えば、漏水検出装置90は、例えば、図12に示されるように表される。すなわち、漏水検出装置90は、検針開始スイッチ11、カメラ12、センサ16、フード60B、及び装置本体17を具備する。このような構成にすることにより、カメラ12による撮影のための光を、フード60Bにより取り入れることが可能となるため、LED14のような光源を設ける必要はなくなる。したがって、漏水検出装置90によれば、構成の簡素化、および電力の使用量の低減化を図ることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 漏水検出装置、11 検針開始スイッチ、12 カメラ、14,14A LED、16 センサ、17 装置本体、18 増幅部、20 フィルタ部、22 A/D変換部、30 データ処理部、31 制御部、32 読込部、33 OCR処理部、34 録音部、35 時間積分率算出部、40 記録装置、41 画像記録部、42 検針値記録部、43 録音結果記録部、44 時間積分率記録部、50 データ送信部、60,60A,60B フード、70 漏水検出装置、72 光拡散部(光拡散板)、80 漏水検出装置、82 光取入窓、90 漏水検出装置、100 水道メータ、102 表示部、104 計測値、110 水道管、200 検針用ハンディターミナル、601 開口部、602 接触部、603 側面部、721 開口部

Claims (11)

  1. 水道管から供給される水の量に関する計測値を読み取り、かつ、前記水道管からの漏水を検出するための漏水検出装置であって、
    前記水道管から供給される水の量を計測する計測装置の表示部に表示される計測値を撮影する撮影部と、
    前記撮影部を囲むように設けられ、前記表示部に照射される外部からの光を遮る遮光部と、
    前記遮光部内に設けられ、前記撮影部による撮影のための光を提供する光源と、
    前記撮影部によって撮影された画像に含まれる計測値を、OCR機能により、文字情報に変換するデータ処理部と、
    前記水道管からの漏水検出のために、前記水道管から生じる振動および音響のうちの少なくとも何れかを検出するセンサと、
    を備える漏水検出装置。
  2. 前記光源は、1つまたは複数のLEDであり、前記撮影部による撮影前に点灯され、前記撮影部による撮影後に消灯される請求項1に記載の漏水検出装置。
  3. 前記遮光部は、前記計測装置と接触する接触部を有し、
    前記撮影部は、前記計測装置と前記遮光部の接触部とが接触する場合、前記表示部と対向するように設けられ、
    前記光源は、光の照射方向が、前記撮影部の撮影方向に対して予め設定される角度以上斜めになるように配置される請求項1または2に記載の漏水検出装置。
  4. 前記光源によって提供される光を拡散させる光拡散部を、前記撮影部と、前記光源との間に備える請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の漏水検出装置。
  5. 水道管から供給される水の量に関する計測値を読み取り、かつ、前記水道管からの漏水を検出するための装置であって、
    前記水道管から供給される水の量を計測する計測装置の表示部に表示される計測値を撮影する撮影部と、
    前記撮影部を囲むように設けられ、前記撮影部による撮影のための光を外部から取り入れる光取入窓と、
    前記光取入窓以外から前記表示部に照射される外部からの光を遮る遮光部と、
    前記撮影部によって撮影された画像に含まれる計測値を、OCR機能により、文字情報に変換するデータ処理部と、
    前記水道管からの漏水検出のために、前記水道管から生じる振動および音響のうちの少なくとも何れかを検出するセンサと、
    を備える漏水検出装置。
  6. 前記遮光部は、前記計測装置と接触する接触部を有し、
    前記撮影部は、前記計測装置と前記遮光部の接触部とが接触する場合、前記表示部と対向するように設けられ、
    前記光取入窓は、光の照射方向が、前記撮影部の撮影方向に対して予め設定される角度以上斜めになるように前記遮光部に設けられる請求項5に記載の漏水検出装置。
  7. 前記光取入窓から取り入れられる外部からの光を拡散させる光拡散部を、前記撮影部と、前記光取入窓との間に備える請求項5または6に記載の漏水検出装置。
  8. 前記遮光部は、受光した光を拡散させる光拡散素材から成る請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の漏水検出装置。
  9. 前記センサによってなされた検出結果を処理するアナログ回路をさらに具備し、
    前記データ処理部は、前記アナログ回路へ起動指示を与えた後、起動動作が完了するまでの間に、前記撮影部に撮影を実施させ、かつ、前記撮影により得られた画像データの出力を完了させ、前記アナログ回路の起動動作の完了後に前記センサによる検出を開始させる請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の漏水検出装置。
  10. 水道管から供給される水の量を計測する計測装置の表示部に表示される計測値を撮影する撮影部と、
    前記水道管から生じる振動及び音響、又は、これらのいずれか一方を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された検出結果を処理するアナログ回路と、
    前記アナログ回路へ起動指示を与えた後、起動動作が完了するまでの間に、前記撮影部に撮影を実施させ、かつ、前記撮影により得られた画像データの出力を完了させ、前記アナログ回路の起動動作の完了後に前記センサによる検出を開始させるデータ処理部と
    を具備する漏水検出装置。
  11. 前記撮影部による撮影のための光を提供する光源をさらに具備し、
    前記データ処理部は、前記撮影部による撮影前に前記光源を点灯し、前記撮影部による撮影の終了直後に前記光源を消灯する請求項10に記載の漏水検出装置。
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