JP5598347B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
上記連結ロッド(61)を介して前端操作部材(6)と連動動作する引寄アーム(62)に張圧スプリング(63a)を備える連結部材(63)を連結したことにより、前端操作部材(6)を操作することによりローリングガイド(71)が機体前側に向かって張圧保持される。
上記により、機体が傾斜した状態で圃場の出入口に斜めから進入しようとすると、旋回時の前後傾斜の検出により警報装置(83)が作動する。
上記苗タンク(4)に積載されている苗の量に差異が生じ、苗タンク(4)の左右バランスが崩れて所定角度以上傾斜すると、警報装置(83)が作動する。
上記操縦席(31)の搭乗検知部材(93)と移植部(4)の上昇検知部材(94)が検知状態で、且つ前端操作部材(6)の回動検知部材(95)が前端操作部材(6)の所定角度以上の回動を検知していないと、警報装置(83)が作動する。
上記前端操作部材(6)を構成する棒状の支持フレーム(6f)を機体前側の左右中央部に設けたことにより、ボンネット(104)に設ける照明(103)を前端操作部材(6)が遮ることが防止でき、また、前端操作部材(6)の基部側後部の第2停止スイッチ(102a)で走行車体が停止する。
上記前端操作部材(6)の上部にガイド部材(101)を設けたことにより、このガイド部材(101)が照明(103)を遮ることが防止され、また、ガイド部材(101)の基部の後側の第1停止スイッチ(102)で走行車体が停止する。
また、警報装置(83)で圃場の出入口に斜め方向から侵入すると大きく傾斜することを作業者に知らせることにより、機体のバランスの崩れにくい、圃場の出入口の正面からの出入りを作業者に促すことができるので、作業能率が向上する。
また、前端操作部材(6)の基部側後部に走行車体(2)を停止させる第2停止スイッチ(102a)を設けたことにより、機体の前に立ち前端操作部材(6)を握る作業者は、機体に何らかの問題が生じた際にすぐに第2停止スイッチ(102a)を操作することができるので、機体の故障や破損が防止される。
また、ガイド部材(101)を前後傾動自在に構成し、このガイド部材(101)の基部の後側に第1停止スイッチ(102)を設けたことにより、機体の前側に立ってグリップバー(6g)を握っている作業者は、機体に何らかの問題が生じた際にすぐに第1停止スイッチ(102)を操作することができるので、機体の故障や破損が防止される。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明を適用した乗用型田植機の側面図と平面図である。この乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して移植部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられ、走行車体の前端には操作部材であるフロントグリップ6を設けて後輪支持部と連係するローリング制御機構を構成するほか、機体下部に大型の下部カバー7が設けられている。なお、搭乗オペレータが苗移植機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
ローリング制御機構は、フロントグリップ6と後輪支持部と連係して構成する。
詳細には、フロントグリップ6は、その取付部の拡大側面図を図3に示す通り、機体前端のフロントグリップフレームFの中央部に設けた支軸6aによって前後方向に傾動可能に軸支され、その基部側に連結ロッド61を介して支軸62a回りに動作変換する中継リンクである引寄アーム62の一端62bに連結し、この引寄アーム62の他端62cから連結部材であるガイドワイヤ63を介して次に述べる左右の後輪支持部と連結する。ガイドワイヤ63の一端には、フロントグリップ6の傾動操作に基づく一定の弾発力を発生させるスプリング63aを介設する。
次に、警報システムについて説明する。
警報システムは、構成のブロック図を図5に示すとおり、機体の前後傾斜を検出する傾斜センサ81と、左右の前輪10,10の回転数を検出する左右の回転検出部材82と、左右の回転検出部材82の回転数を記録し、ブザー等の警報装置83を作動制御する制御装置80とから構成され、この制御装置80により、傾斜センサ81の検出値が所定角度(例えば、10度)以上であって、左右の回転検出部材82の検出値の差が所定値以上(例えば、L−R≒±3〜)の場合に、回転差が無くなるまで警報装置83を作動する構成とする。
また、警報装置83で圃場の出入口に斜め方向から侵入すると大きく傾斜することを作業者に知らせることにより、機体のバランスの崩れにくい、圃場の出入口の正面からの出入りを作業者に促すことができるので、作業能率が向上する。
また、作業者に機体から降りてフロントグリップ6を持ち、機外から機体を圃場外に移動させることを促すことにより、機体を速やかに圃場外に移動させられるため、作業能率の向上が図られる。
この場合において、必要により、N条植えの場合の条別の苗感知センサ91の半数の条の苗検知を警報条件に加重してもよい。
次に、緊急停止機構の構成例について説明する。
苗移植機の正面図(a)と側面図(b)を図9に示すとおり、機体前側に照明103を有するボンネット104を設け、機体前側の左右中央部に回動自在に配置した上下方向に長い棒状の支持フレーム6fとこの支持フレーム6fの上部で且つ照明の上側に左右方向のグリップバー6gを設けてフロントグリップ6を構成し、このフロントグリップ6の上部に機体直進の目印となるガイド部材であるセンターマスコット101を前後傾動自在に配置し、このセンターマスコット101の基部側後部に走行車体を停止させる第1停止スイッチ102を設ける。
また、ガイド部材101を前後傾動自在に構成し、このガイド部材101の基部の後側に第1停止スイッチ102を設けたことにより、機体の前側に立ってグリップバー6gを握っている作業者は、機体に何らかの問題が生じた際にすぐに第1停止スイッチ102を操作することができるので、機体の故障や破損が防止される。
次に、泥除け用の下部カバー7について説明する。
下部カバー7は、その分解斜視図を図10に示すとおり、圃場の泥水を掻き分けて直進方向の抵抗を減らすように先端7aを絞るとともに、深い湿田では機体を浮かせつつ進めるように船底型のプレート7bによって形成し、苗移植機の下部を覆わせて装着する。
上記下部カバー7により、深い湿田や機体が重量で沈み込みやすい軟質圃場において、ミッションケース12や突起部が泥の抵抗を受けて進めなくなるという事態を防止し、また、機体を沈みにくくすることができる。
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 移植部
6 フロントグリップ(前端操作部材)
6a 支軸
6f 支持フレーム
6g グリップバー
10 前輪
11 後輪
11a 車軸
18 後輪ギヤケース(ローリングアーム)
18a 個別ローリング軸
18b 作用部
25 メインフレーム
31 作業座席
34 ハンドル
40 上リンク
41 下リンク
51 苗タンク
52 苗植付装置
61 連結ロッド
62 引寄アーム
62a 支軸
62b 一端
62c 他端
63 ガイドワイヤ(連結部材)
63a 張圧スプリング
71 ローリングガイド
71b 支点
71a 支軸
72 縦案内溝
73 横案内溝
74 トルクスプリング
80 制御装置
81 傾斜センサ
82 回転検出部材
83 警報装置
91 上側苗検知スイッチ(上側苗検知部材)
92 苗減少センサ
93 搭乗検知部材
94 上昇スイッチ(上昇検知部材)
95 グリップスイッチ(回動検知部材)
101 センターマスコット(ガイド部材)
102 第1停止スイッチ
102a 第2停止スイッチ
103 照明
104 ボンネット
F フロントグリップフレーム
Claims (7)
- 圃場を走行する左右の前輪(10)と後輪(11)を備えた走行車体(2)と、該走行車体(2)の後部に昇降可能に設けられて複数条の苗を圃場に植え付ける移植部(4)と、走行車体(2)の前端に機体操作用に起設したレバー状の前端操作部材(6)と、前記左右の後輪(11)を機体支持点(18a)よりも後方に上下動可能に連結して左右の支持レベルをそれぞれ調整するローリングアーム(18)を備える苗移植機において、
前記ローリングアーム(18)の上下回動を許容する縦案内溝(72)と、該ローリングアーム(18)を支持レベルの上限位置に固定する横案内溝(73)を形成したローリングガイド(71)を左右にそれぞれ設け、前記前端操作部材(6)を傾斜動作可能に構成し、前端操作部材(6)の傾斜動作に連動してローリングガイド(71)が付勢される構成とし、上限支持位置に達したローリングアーム(18)を前記横案内溝(73)に移動させる連結部材(63)を設けたことを特徴とする苗移植機。 - 前記前端操作部材(6)の基部側に連結ロッド(61)を介して引寄アーム(62)を回動自在に配置し、該引寄アーム(62)の機体前側に張圧力を有する張圧スプリング(63a)を設け、該張圧スプリング(63a)とローリングガイド(71)を連結部材(63)を介して連結し、前端操作部材(6)を回動操作するとローリングガイド(71)が引張り側に保持される構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
- 機体の前後傾斜を検出する傾斜センサ(81)と、左右の前輪(10)の回転数を検出する左右の回転検出部材(82)と、該左右の回転検出部材(82)の回転数を記録し、警報装置(83)を作動制御する制御装置(80)を備え、該制御装置(80)による傾斜センサ(81)の検出値が所定角度以上であり、前記左右の回転検出部材(82)の検出値の差が所定値以上になると警報装置(83)を作動させる構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の苗移植機。
- 前記移植部(4)の苗供給側を構成する苗タンク(51)の上部側に苗が所定量以上載っているか否かを判断する上側苗検知部材(91)を設け、前記傾斜センサ(81)の検出値が所定角度以上であり、移植部(4)の左右中央部よりも右側の上側苗検知部材の検知数(91)と移植部の左右中央部よりも左側の上側苗検知部材(91)の検知数に差が生じたとき、または移植部の左右中央部よりも右側または左側のどちらか一側の上側苗検知部材(91)の検知数が0になったとき、前記警報装置(83)を作動させる構成としたことを特徴とする請求項3に記載の苗移植機。
- 前記走行車体(2)に設けた作業座席(31)の作業者を検知する搭乗検知部材(93)と、前記移植部(4)が非作業高さ位置まで上昇したことを検知する上昇検知部材(94)と、前端操作部材(6)を所定角度以上回動させたことを検知する回動検知部材(95)を設け、該搭乗検知部材(93)が作業者の搭乗を検知し、上昇検知部材(94)が移植部(4)の非作業高さ位置までの移動を検知し、且つ回動検知部材(95)が前端操作部材(6)の所定角度以上の回動を検知していないと警報装置(83)を作動させる構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の苗移植機。
- 機体前側に照明(103)を有するボンネット(104)を設け、機体前側の左右中央部に回動自在に配置した上下方向に長い棒状の支持フレーム(6f)と該支持フレーム(6f)の上部で且つ照明(103)の上側に設けた左右方向のグリップバー(6g)により前記前端操作部材(6)を構成し、この前端操作部材(6)の基部を走行車体(2)の下部に設けるとともに、基部側後部に走行車体(2)を停止させる第2停止スイッチ(102a)を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の苗移植機。
- 機体前側に照明(103)を有するボンネット(104)を設け、機体前側の左右中央部に回動自在に配置した上下方向に長い棒状の支持フレーム(6f)と該支持フレーム(6f)の上部で且つ照明の上側に左右方向のグリップバー(6g)を設けて前端操作部材(6)を構成し、この前端操作部材(6)の上部に機体直進の目印となるガイド部材(101)を前後傾動自在に配置し、該ガイド部材(101)の基部側後部に走行車体(2)を停止させる第1停止スイッチ(102)を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の苗移植機。
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