JP5596284B2 - 便座 - Google Patents

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本発明は便座に関する。
特許文献1には、従来の便座が開示されている。この便座は、座表部材の縁部の下面と座裏部材の縁部の上面との間に導電性発熱体を配置している。この導電性発熱体に電圧を加えることにより、座表部材の縁部の下面と座裏部材の縁部の上面とを溶融し、溶着することができる。また、溶着後に再度、導電性発熱体に電圧を加えることにより、溶着部が溶融し、座表部材と座裏部材とを分解することができる。
特開2000−37323号公報
しかし、従来の便座では、座表部材と座裏部材とを分解するためには、導電性発熱体に電圧を加えるための設備が必要となる。また、その設備に便座を取り付けなければならない等の手間を要する。さらに、座表部材と座裏部材とを分解する際にも電力を要する。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、容易に分解することができる便座を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便座は、座表部材の縁部の下面と座裏部材の縁部の上面とが溶着され、該座表部材と該座裏部材とにより空洞部が形成された便座において、
前記座表部材の外周側の縁部には、前記空洞部側に沿って下方に突出し、下面が前記座裏部材の縁部の上面に溶着し、下端部に外周側に開口する凹部を有する第1凸部と、この第1凸部との間に空隙部を形成し、該座表部材の外側面に沿って垂下しており、弾性変形する垂下片とが設けられていることを特徴とする。
この便座では、便座の外部からマイナスドライバー等の工具の先端部を凹部に挿入し、こじることにより、凹部周辺の溶着部を破断させ、座表部材の縁部と座裏部材の縁部との間に隙間を生じさせることができる。このようにして生じた隙間を拡大するようにマイナスドライバー等の工具を隙間に挿入しながら、座表部材及び座裏部材を引き離す方向に力を加えることにより、溶着部の全体を破断させ、座表部材と座裏部材とを分解することができる。
したがって、本発明の便座は容易に分解することができる。
凹部は複数個設けられていると良い。この場合、複数の凹部に先端部を同時に挿入することができる専用治工具を用意し、複数の凹部を同時にこじることにより、広い範囲で同時に溶着部を破断させることができる。このため、座表部材と座裏部材とをより容易に分解することができる。
前記座表部材の外周側の縁部には、前記空洞部側に沿って下方に突出する第1凸部が設けられ、該第1凸部の下端部に前記凹部が設けられる。この場合、第1凸部の下面が座裏部材の縁部の上面に溶着される。第1凸部の下面の面積を溶着強度を有する必要最小限にすることにより、少ないエネルギーで第1凸部の下面を確実に溶融させ、溶着させることができる。また、溶着部が必要最小限の面積で形成されることにより、溶着部を容易に破断させることができ、座表部材と座裏部材とを容易に分解することができる。
前記座表部材の外周側の縁部には、前記第1凸部との間に空隙部を形成し、該座表部材の外側面に沿って垂下する垂下片が設けられる。この場合、座表部材の縁部(第1凸部)の下面が溶融した溶融樹脂(以下、「溶着ビード」という。)は、溶着部の端から空隙部内にはみ出す。このため、溶着部の端からはみ出した溶着ビードを垂下片により外部から隠蔽することができる。よって、溶着ビードの除去作業を不要にすることができると共に、便座の外観をすっきりとしたものにすることができる。
また、マイナスドライバー等の工具の先端部を凹部に挿入した際、垂下片が弾性変形し、マイナスドライバー等の工具の軸部を座裏部材の上面との間で挟み、保持することができる。これにより、座表部材と座裏部材とを分解する際、マイナスドライバー等の工具の先端が凹部から外れ難くなり、分解作業を容易に行うことができる。
前記凹部は、後方に面して延びる前記座表部材の外周側の縁部のみに設けられ得る。この場合、便座の使用者から凹部が視認されにくく、見栄えの良い便座を提供することができる。
以下、本発明の便座を具体化した実施例1及び参考例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
実施例1の便座は、図1及び図2に示すように、平面視において、前端部と後端部が略平行であり、前端部が後端部よりも短い略台形状に形成されている。この便座の中央部には、前後方向に長い略長円形状の開口が形成されている。便座の後端部には、左右の2個所に後方に延びた一対のヒンジ部11が形成されている。ヒンジ部11は、左右方向に貫通孔12が形成されている。貫通孔12には、図示しない便器本体の上面に取り付けられる便座装置のケース本体から延出する軸部材が挿通される。便座装置が便器本体の上面に取り付けられることにより、便器本体に対して便座が回動自在に取り付けられる。
この便座は、図3に示すように、座表部材10及び座裏部材20を有し、座表部材10と座裏部材20とにより空洞部30を形成している(図3は、図1におけるX−X矢視断面図である。)。便座の後部において、座表部材10は、後部上端から前方に向けて斜め下方に延びた上板部(着座部)13と後部上端から垂直下方に延びた後側板部14とを有している。上板部13は、後部上面が下方に凹むように湾曲している。上板部13の前端部は下方に湾曲し、座表部材10の内周側の縁部15を形成している。また、後側板部14の下端部は、座表部材10の外周側の縁部16を形成している。上板部13の空洞部30側の内面には、通電により発熱する図示しないニクロム線とアルミシートからなる発熱体が貼着されている。
座表部材10の内周側の縁部15には、座表部材10の内周面に沿って下方に向けて垂下する内周片15Aが設けられている。座表部材10の外周側の縁部16には、空洞部30側に沿って下方に突出する第1凸部17が設けられている。第1凸部17の下端部には、外周側に開口する凹部17Aが設けられている。凹部17Aは、マイナスドライバーDの先端部が後方から挿入可能である。また、凹部17Aは、図1に示すように、便座の後端部であり、後方に面して延びる座表部材10の外周側の縁部16の3か所のみに等間隔を有して設けられている。このため、便座の使用者から凹部17Aが視認され難く、見栄えの良い便座を提供することができる。
座表部材10の外周側の縁部16には、図3及び図4に示すように、第1凸部17との間に空隙部31を形成し、座表部材10の外側面に沿って垂下する垂下片18が設けられている。第1凸部17は、垂下片18よりも下方に突出して形成される。このため、第1凸部17の下面が、後述する座裏部材20の外周側の縁部22の上面に溶着されている。第1凸部17の下面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされている。このため、少ないエネルギーで第1凸部17の下面を確実に溶融させ、溶着させることができる。また、溶着ビード42は、溶着部41の端から空隙部31内にはみ出す。このため、溶着部41の端からはみ出した溶着ビード42を垂下片18により外部から隠蔽することができる。よって、溶着ビード42の除去作業を不要にすることができると共に、便座の外観をすっきりとしたものにすることができる。垂下片18の下端と座裏部材20の外周側の縁部22の上面とは隙間18Aを有している。
座裏部材20は、便座の後部において、後方から前方に向けて斜め下方に延びている。座裏部材20の下面は平坦に形成されている。座裏部材20の前端部は座裏部材20の内周側の縁部21を形成している。また、座裏部材20の後端部は上方に立ち上がり、座裏部材20の外周側の縁部22を形成している。座裏部材20の外周側の縁部22の上面は平坦に形成されている。
座裏部材20の内周側の縁部21には、空洞部30側に沿って上方に突出する第3凸部23が設けられている。また、座裏部材20の内周側の縁部21の先端部には、第3凸部23との間に溝部51を形成し、上方に立ち上がる先端片24が設けられている。第3凸部23は、先端片24よりも上方に突出している。このため、第3凸部23の上面が座表部材10の縁部15に設けられた内周片15Aよりも内側の下面に溶着されている。座裏部材20の先端片24の上面は、座表部材10の内周片15Aの下面に当接している。
このように形成された実施例1の便座を座表部材10と座裏部材20とに分解する際には、図4に示すように、マイナスドライバーDの先端を便座の後方から隙間18Aに挿入する。垂下片18は弾性変形するため、マイナスドライバーDの先端を空隙部31を介して各凹部17Aに挿入することができる。この際、垂下片18が座裏部材20の縁部22の上面との間でマイナスドライバーDの軸部を挟み、保持することができる。このため、マイナスドライバーDの先端が凹部17Aから外れ難く、分解作業を容易に行うことができる。
マイナスドライバーDの先端を凹部17Aに挿入した後、座裏部材20の後端上角部F1を支点にして、ドライバーDの後方を下方に押し下げるようにして凹部17Aをこじる。これにより、座表部材10の外周側の縁部16が座裏部材20の外周側の縁部22から離れる方向に力が働き、溶着部41が破断され、隙間を生じる。凹部17Aが形成されている溶着部41は、他の溶着箇所より溶着幅が狭くなっているため、容易に破断することが、隙間を生じさせることができる。
このようにして、各凹部17Aの周辺の溶着部41を破断させて隙間を生じさせる。その後、生じた隙間を拡大するようにマイナスドライバーDを隙間に挿入しながら、座表部材10及び座裏部材20を引き離す方向に力を加える。これにより、外周側の溶着部41及び内周側の溶着部41の全体が破断され、座表部材10と座裏部材20とを分離する。この際、第1凸部17の下面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされているため、溶着部41を容易に破断することができ、座表部材10と座裏部材20とを容易に分解することができる。
したがって、実施例1の便座は容易に分解することができる。
<参考例1>
参考例1の便座は、図5に示すように、座表部材10の外周側の縁部16及び座裏部材20の外周側の縁部22の構成を上記実施例1とは異なる形状としたものである。その他の構成については、上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
参考例1の座表部材10の外周側の縁部16の下面は平坦に形成されている。座裏部材20の外周側の縁部22には、空洞部30側に沿って上方に突出する第2凸部25が設けられている。第2凸部25の上端部には、外周側に開口する凹部25Aが設けられている。凹部25Aは、便座の後端部であり、後方に面して延びる座裏部材20の外周側の縁部22の3か所のみに等間隔を有して設けられている。このため、便座の使用者から凹部25Aが視認され難く、見栄えの良い便座を提供することができる。
座裏部材20の外周側の縁部22には、第2凸部25との間に空隙部32を形成し、座裏部材20の外側面に沿って立ち上がる立上片26が設けられている。第2凸部25は、立上片26よりも上方に突出して形成される。このため、第2凸部25の上面が、座表部材10の外周側の縁部16の下面に溶着されている。第2凸部25の上面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされている。このため、少ないエネルギーで第2凸部25の上面を確実に溶融させ、溶着することができる。また、溶着ビード42は、溶着部41の端から空隙部32内にはみ出す。このため、溶着部41の端からはみ出した溶着ビード42を立上片26により外部から隠蔽することができる。よって、溶着ビード42の除去作業を不要にすることができると共に、便座の外観をすっきりとしたものにすることができる。立上片26と座表部材10の外周側の縁部16の下面とは隙間26Aを有している。
このように形成された参考例1の便座を座表部材10と座裏部材20とに分解する際には、マイナスドライバーの先端を便座の後方から隙間26Aに挿入する。立上片26は弾性変形するため、マイナスドライバーの先端を空隙部32を介して凹部25Aに挿入することができる。この際、立上片26が座表部材10の外周側の縁部16の下面との間でマイナスドライバーの軸部を挟み、保持することができる。このため、マイナスドライバーの先端が凹部25Aから外れ難く、分解作業を容易に行うことができる。
マイナスドライバーの先端を凹部25Aに挿入した後、座表部材10の後端下角部F2を支点にして、ドライバーの後方を上方に引き上げるようにして凹部25Aをこじる。これにより、座裏部材20の外周側の縁部22が座表部材10の外周側の縁部16から離れる方向に力が働き、溶着部41が破断され、隙間を生じる。凹部25Aが形成されている溶着部41は、他の溶着箇所より溶着幅が狭くなっているため、容易に破断することが、隙間を生じさせることができる。
このようにして、各凹部25Aの周辺の溶着部41を破断させて隙間を生じさせる。その後、生じた隙間を拡大するようにマイナスドライバーを隙間に挿入しながら、座表部材10及び座裏部材20を引き離す方向に力を加える。これにより、外周側の溶着部41及び内周側の溶着部41の全体が破断され、座表部材10と座裏部材20とを分離することができる。この際、第2凸部の上面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされているため、溶着部41を容易に破断することができ、座表部材10と座裏部材20とを容易に分解することができる。
したがって、参考例1の便座も容易に分解することができる。
<参考例2>
参考例2の便座は、図6に示すように、座表部材10の外周側の縁部16及び座裏部材20の外周側の縁部22の構成を上記実施例1及び参考例1とは異なる形状としたものである。その他の構成については、上記実施例1及び参考例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
参考例2の座表部材10の外周側の縁部16には、空洞部30側に沿って下方に突出する第1凸部17と、第1凸部17との間に空隙部33を形成し、座表部材10の外側面に沿って垂下する垂下片18が設けられている。座裏部材20の外周側の縁部22には、空洞部30側に沿って上方に突出する第2凸部25が設けられている。第2凸部25の上端部には、外周側に開口する凹部25Aが設けられている。第1凸部17の下面と、第2凸部25の上面とが溶着されている。溶着される第1凸部17の下面及び第2凸部25の上面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされている。このため、少ないエネルギーで溶着することができる。溶着ビード42は、溶着部41の端から空隙部33内にはみ出す。このため、溶着部41の端からはみ出した溶着ビード42を垂下片18により外部から隠蔽することができる。よって、溶着ビード42の除去作業を不要にすることができると共に、便座の外観をすっきりとしたものにすることができる。垂下片18は第1凸部17よりも下方に伸び、垂下片18の下面と座裏部材20の外周側の縁部22の上面とは隙間18Aを有している。
このように形成された参考例2の便座を座表部材10と座裏部材20とに分解する際には、マイナスドライバーの先端を便座の後方から隙間18Aに挿入する。垂下片18は弾性変形するため、マイナスドライバーの先端を空隙部33を介して凹部25Aに挿入することができる。この際、垂下片18が座裏部材20の外周側の縁部22の上面との間でマイナスドライバーの軸部を挟み、保持することができる。このため、マイナスドライバーの先端が凹部25Aから外れ難く、分解作業を容易に行うことができる。
マイナスドライバーの先端を凹部25Aに挿入した後、座裏部材20の後端上角部F1を支点にして、ドライバーの後方を下方に押し下げるようにして凹部25Aをこじる。これにより、座表部材10の外周側の縁部16が座裏部材20の外周側の縁部22から離れる方向に力が働き、溶着部41が破断され、隙間を生じる。凹部25Aが形成されている溶着部41は、他の溶着箇所より溶着幅が狭くなっているため、容易に破断することが、隙間を生じさせることができる。
このようにして、各凹部25Aの周辺の溶着部41を破断させて隙間を生じさせる。その後、生じた隙間を拡大するようにマイナスドライバーを隙間に挿入しながら、座表部材10及び座裏部材20を引き離す方向に力を加える。これにより、外周側の溶着部41及び内周側の溶着部41の全体が破断され、座表部材10と座裏部材20とを分離することができる。この際、溶着された第1凸部17の下面及び第2凸部25の上面の面積は、溶着強度を有する必要最小限にされているため、溶着部41を容易に破断することができ、座表部材10と座裏部材20とを容易に分解することができる。
したがって、参考例2の便座も容易に分解することができる。
<参考例3>
参考例3の便座は、図7に示すように、座表部材10の外周側の縁部16及び座裏部材20の外周側の縁部22の構成を上記実施例1及び参考例1,2とは異なる形状としたものである。その他の構成については、上記実施例1及び参考例1,2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
参考例3の座表部材10の外周側の縁部16の下端部には、外周側に開口する凹部19が設けられている。凹部19は、マイナスドライバーの先端部が後方から挿入可能である。また、凹部19は、便座の後端部であり、後方に面して延びる座表部座10の外周側の縁部16の3か所のみに等間隔を有して設けられている。このため、便座の使用者から凹部19が視認され難く、見栄えの良い便座を提供することができる。座裏部材20の外周側の縁部22の上面は平坦に形成されている。座表部材10の外周側の縁部16の下面と座裏部材20の外周側の縁部22の上面とが溶着されている。座表部材10及び座裏部材20の外側面にはみ出した溶着ビード42は切削されている。
このように形成された参考例3の便座を座表部材10と座裏部材20とに分解する際には、マイナスドライバーの先端を便座の後方から凹部19に挿入する。その後、座裏部材20の後端上角部F1を支点にして、ドライバーの後方を下方に押し下げるようにして凹部19をこじる。これにより、座表部材10の外周側の縁部16が座裏部材20の外周側の縁部22から離れる方向に力が働き、溶着部41が破断され、隙間を生じる。凹部19が形成されている溶着部41は、他の溶着箇所より溶着幅が狭くなっているため、容易に破断することができ、隙間を生じさせることができる。
このようにして、各凹部19の周辺の溶着部41を破断させて隙間を生じさせる。その後、生じた隙間を拡大するようにマイナスドライバーを隙間に挿入しながら、座表部材10及び座裏部材20を引き離す方向に力を加える。これにより、外周側の溶着部41及び内周側の溶着部41の全体が破断され、座表部材10と座裏部材20とを分離することができる。
したがって、参考例3の便座も容易に分解することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、マイナスドライバーを凹部に挿入してこじることにより、溶着部を破断させたが、複数の凹部に先端部を同時に挿入することができる専用治工具を用意して、複数の凹部を同時にこじることにより、広い範囲で同時に溶着部を破断させてもよい。
(2)上記実施例1では、凹部は便座の後端部であり、後方に面して延びる座表部材又は座裏部材の外周側の縁部のみに設けられているが、凹部は便座の左右又は前方に面して延びる座表部材又は座裏部材の外周側の縁部に設けてもよい。
(3)上記実施例1では、凹部は3か所に設けられているが、1か所のみでもよく、2か所以上設けられていてもよい。
実施例1の便座をあらわす平面図である。 実施例1の便座をあらわす側面図である。 実施例1の便座をあらわす図1のX−X矢視断面図である。 実施例1の便座をあらわす一部拡大断面図である。 参考例1の便座をあらわす断面図である。 参考例2の便座をあらわす要部断面図である。 参考例3の便座をあらわす要部断面図である。
符号の説明
10…座表部材
16…(座表部材の)外周側の縁部
17…第1凸部
18…垂下片
17A、19、25A…凹部
20…座裏部材
22…(座裏部材の)外周側の縁部
25…第2凸部
26…立上片
30…空洞部
31、32、33…空隙部

Claims (2)

  1. 座表部材の縁部の下面と座裏部材の縁部の上面とが溶着され、該座表部材と該座裏部材とにより空洞部が形成された便座において、
    前記座表部材の外周側の縁部には、前記空洞部側に沿って下方に突出し、下面が前記座裏部材の縁部の上面に溶着し、下端部に外周側に開口する凹部を有する第1凸部と、この第1凸部との間に空隙部を形成し、該座表部材の外側面に沿って垂下しており、弾性変形する垂下片とが設けられていることを特徴とする便座。
  2. 前記凹部は、後方に面して延びる前記座表部材の外周側の縁部に設けられた前記第1凸部のみに設けられていることを特徴とする請求項1記載の便座。
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