JP5861571B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、隣り合うシートを横に並ばせるとベンチシートを成すようにシートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設した車両用シートに関する。
従来、隣り合うシートである助手席を横に並ばせるとベンチシートを成すようにシートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設した運転席が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、拡大部クッションの骨格を成す拡大部フレームがワイヤから構成されており、このワイヤから構成されている拡大部フレームがシートクッションフレームに溶接によって固着されている運転席が開示されている。これにより、簡素な構造でフロントシート(運転席と助手席)をベンチシートにできる。
特許4192721号
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、拡大部フレームは、単に、シートクッションフレームに溶接によって固着されている。そのため、拡大部クッションに大きな荷重が作用した場合、シートクッションフレームに対する拡大部フレームの固着の強度が不足する恐れがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、隣り合うシートを横に並ばせるとベンチシートを成すようにシートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設していても、シートクッションに対する拡大部クッションの付設の強度を高めることができる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、隣り合うシートを横に並ばせるとベンチシートを成すようにシートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設した車両用シートであって、拡大部クッションは、その高さ方向において段差が生ずるように、第1の段差部と、第1の段差部より下側に位置する第2の段差部とが形成された張出クッションフレームを備えており、張出クッションフレームは、その第1の段差部と第2の段差部とがそれぞれクッションフレームに固着されており、第1の段差部は、クッションフレームに対して上方向から固着され、第2の段差部は、クッションフレームに対して横方向から固着されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、張出クッションフレームは、少なくとも、高さ方向が異なる2箇所の部位(高い側の部位が第1の段差部であり、低い側の部位が第2の段差部)によって、クッションフレーム10に固着されている。そのため、張出クッションフレームが、例えば、高さ方向が異なることがない2箇所の部位によってクッションフレームに固着されている場合と比較すると、クッションフレームに対する張出クッションフレームの接合の度合いを高めることができる。結果として、シートクッションに対する拡大部クッションの付設の強度を高めることができる。

また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、張出クッションフレームは、その下側が補強ブラケットを介してクッションフレームに固着されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、補強ブラケットにより、クッションフレームに対する張出クッションフレームの接合の度合いをより高めることができる。そのため、シートクッションに対する拡大部クッションの付設の強度をより高めることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートであって、第2の段差部の縁のうち、クッションフレームに固着されている側の縁は、上向きに形成されており、補強ブラケットの縁のうち、クッションフレームに固着されている側の縁は、下向きに形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、クッションフレームに対して第2の段差部を面接触させた状態で固着できる。これと同様に、クッションフレームに対して補強ブラケットを面接触させた状態で固着できる。したがって、線接触で固着させる場合と比較すると、固着の強度を高めることができる。また、第2の段差部の縁は上側を向いており、補強ブラケットの縁は下側を向いている。このように両端末が反対側を向く格好となるため、この固着の強度をより高めることができる。
図1は、本発明の実施例に係る運転席の全体斜視図である。 図2は、図1の分解斜視図である。 図3は、図2の拡大部クッションのフレーム構造を拡大した斜視図である。 図4は、図3の拡大部クッションのフレーム構造の分解状態を示す図である。 図5は、図3の拡大部クッションのフレーム構造の側面図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「車両用シート」として、「運転席1」を例に説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両(図示しない)に組み付けた状態の運転席1を基準としたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜2を参照して、本発明の実施例に係る運転席1の構成を説明する。この運転席1は、隣り合うシートである助手席4を左横に並ばせるとベンチシートを成すタイプのものであり、主として、シートクッション2と、シートバック3とから構成されている。以下に、これらシートクッション2と、シートバック3とを個別に説明していく。
はじめに、シートクッション2から説明していく。シートクッション2は、シートクッション本体2aと、このシートクッション本体2aに対して一体を成すように左横に向けて張り出す格好で組み付けられた拡大部クッション2bとから構成されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「シートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設した」に相当する。
シートクッション本体2aは、公知のものであり、その骨格を成すクッションフレーム10と、このクッションフレーム10(クッションフレーム10だけでなく、後述する張出クッションフレーム30と支持フレーム40も)を覆うように組み付けられるシートクッションパッド20と、このシートクッションパッド20の表面をカバーリングするシートクッションカバー22とから構成されている。
このクッションフレーム10は、左のサイドフレーム12と、この左のサイドフレーム12と向かい合う右のサイドフレーム14と、この両サイドフレーム12、14の前端を橋渡すように組み付けられているフロントパネル16と、この両サイドフレーム12、14の後端を橋渡すように組み付けられているリアロッド18とから略矩形枠状に構成されている。
なお、このシートクッションパッド20とシートクッションカバー22とは、後述する拡大部クッション2bのそれ(パッドとカバー)を兼ねるため、左横に向けてそれぞれ張り出した構成となっている。なお、シートクッションパッド20には、その張り出し部位に樹脂製の物入れケース90を嵌め込み可能な嵌込部20aが形成されている。このように嵌込部20aが形成されていると、物入れケース90の周りにはシートクッションパッド20が組み付けられていることとなる。
一方、拡大部クッション2bは、その骨格を成す張出クッションフレーム30と、物入れケース90を組み付け可能な支持フレーム40と、上述したようにシートクッション本体2aのパッドを兼ねたシートクッションパッド20と、上述したようにシートクッション本体2aのカバーを兼ねたシートクッションカバー22と、シートクッションパッド20の嵌込部20aに嵌め込み可能な物入れケース90とから構成されている。
図3〜6に示すように、張出クッションフレーム30は、略矩形のパネル状に形成された張出クッションフレーム本体32と、この張出クッションフレーム本体32の右後側が下に向けて窪んだ窪み部36とから一体的に形成されている。これにより、張出クッションフレーム30は、その高さ方向において段差が生ずることとなる。この窪み部36が、特許請求の範囲に記載の「第2の段差部」に相当する。
この張出クッションフレーム本体32の前縁には、下に向けて前フランジ32aが形成されている。また、この張出クッションフレーム本体32の左縁にも、下に向けて左フランジ32bが形成されている。また、この張出クッションフレーム本体32の後縁にも、下に向けて後フランジ32cが形成されている。
また、この張出クッションフレーム本体32の右前側には、上下方向に沿った縁32dを有する第1の接合片32eが形成されている。また、この張出クッションフレーム本体32の右前側には、前後方向に沿った縁32fを有する第2の接合片32gが形成されている。また、この張出クッションフレーム本体32の右前側には、下に向けて僅かに窪んだ凹部34が形成されている。また、この窪み部36の右側の縁には、上側に向けて折り曲げ片36aが形成されている。この凹部24が、特許請求の範囲に記載の「第1の段差部」に相当する。
また、支持フレーム40は、後側支持ワイヤ42と、前側支持ワイヤ44と、アウタ支持ワイヤ46と、インナ支持ワイヤ48とから構成されている。後側支持ワイヤ42は、物入れケース90の後側を支持する略U字状(アウタ側とインナ側とを有する略U字状)の支持部42aと、支持部42aを張出クッションフレーム本体32に溶接させる固着部42b、42bと、これら支持部42aと固着部42b、42bとを繋ぐ連結部42c、42cとから強固なワイヤを折り曲げて一体的に構成されている。
また、前側支持ワイヤ44は、物入れケース90の前側を支持する略U字状(アウタ側とインナ側とを有する略U字状)の支持部44aと、支持部44aを後側支持ワイヤ42の連結部42c、42cに溶接させる固着部44b、44bとから強固なワイヤを折り曲げて一体的に構成されている。なお、後側支持ワイヤ42の連結部42c、42cと前側支持ワイヤ44の固着部44b、44bとは、互いが上下方向に沿う格好と成っている。
また、アウタ支持ワイヤ46は、前側支持ワイヤ44の支持部44aのアウタ側を溶接した状態で支持するクランク状の支持部46aと、支持部46aを張出クッションフレーム本体32に溶接させる固着部46bと、これら支持部46aと固着部46bとを繋ぐ連結部46cとから強固なワイヤを折り曲げて一体的に構成されている。なお、アウタ支持ワイヤ46の固着部46bは、その先端が前側を向くように形成されている。
また、インナ支持ワイヤ48は、前側支持ワイヤ44の支持部44aのインナ側を溶接した状態で支持する支持部48aと、支持部48aを張出クッションフレーム本体32に溶接させる固着部48bと、これら支持部48aと固着部48bとを繋ぐ連結部48cとから強固なワイヤを折り曲げて一体的に構成されている。なお、インナ支持ワイヤ48の固着部48bは、その先端が後側を向くように形成されている。
また、後側支持ワイヤ42の支持部42aと前側支持ワイヤ44の支持部44aとは、平面視が略矩形を成すように、後側支持ワイヤ42の支持部42a自身と前側支持ワイヤ44の支持部44a自身が物入れケース90の引っ掛け部92の全てを引っ掛け可能に形成されている。
このようにして、張出クッションフレーム本体32に対して支持フレーム40(後側支持ワイヤ42、前側支持ワイヤ44、アウタ支持ワイヤ46、インナ支持ワイヤ48)が固着されている。そして、このように支持フレーム40が固着された張出クッションフレーム本体32は、左のサイドフレーム12に組み付けられている。
ここで、この組み付けについて詳述すると、この組み付けは、第1の組み付けと、第2の組み付けとにより行われている。第1の組み付けは、直に、左のサイドフレーム12に対して張出クッションフレーム本体32を固着させるものであるである。これに対し、第2の組み付けは、補強ブラケット50を介して、左のサイドフレーム12に対して張出クッションフレーム本体32を固着させるものである。以下に、これら第1の組み付けと第2の組み付けとを個別に説明していく。
まず、第1の組み付けから説明していく。はじめに、張出クッションフレーム本体32の第1の接合片32eの先端の縁32dとクッションフレーム10のフロントパネル16とを上下方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をα1と記す。次に、張出クッションフレーム本体32の第2の接合片32gの先端の縁32fとクッションフレーム10のフロントパネル16とを前後方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をα2と記す。
次に、張出クッションフレーム本体32の凹部34の右縁34aとクッションフレーム10のフロントパネル16とを前後方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をα3と記す。最後に、窪み部36の折り曲げ片36aの上縁とクッションフレーム10の左のサイドフレーム12とを前後方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をα4と記す。これら4箇所(α1、α2、α3、α4)の溶接によって、第1の組み付けは行われている。
次に、第2の組み付けを説明していく。この第2の組み付けでは、補強ブラケット50を使用している。そのため、この第2の組み付けを説明する前に、まず、この補強ブラケット50を説明していく。この補強ブラケット50は、その平面視において、略短冊状に形成されたブラケットであり、その前縁には、下に向けて前フランジ52が形成されている。
また、この補強ブラケット50の左縁にも、下に向けて左フランジ54が形成されている。また、この補強ブラケット50の右縁にも、下に向けて右フランジ56が形成されている。これらフランジ52、54、56により、補強ブラケット50の強度を高めることができる。
まず、このように構成された補強ブラケット50の前フランジ52と窪み部36の裏面とを左右方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をβ1と記す。次に、この補強ブラケット50の左フランジ54の前後の両縁と張出クッションフレーム本体32の左フランジ32bとを上下方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をβ2、β3と記す。
最後に、この補強ブラケット50の右フランジ56の前後の両縁とクッションフレーム10の左のサイドフレーム12とを上下方向に沿って溶接していく。この溶接箇所をβ4、β5と記す。これら5箇所(β1、β2、β3、β4、β5)の溶接によって、第2の組み付けは行われている。この第2の組み付けが、特許請求の範囲に記載の「張出クッションフレームは、その下側が補強ブラケットを介してクッションフレームに固着されている」に相当する。
このようにして支持フレーム40が固着された張出クッションフレーム本体32、すなわち、張出クッションフレーム30は、左のサイドフレーム12に組み付けられている(図3、6参照)。なお、このように組み付けられていると、図6からも明らかなように、張出クッションフレーム30は、上下方向において、3箇所の溶接箇所(α2、α4、β4)を介して、左のサイドフレーム12に組み付けられることとなる。したがって、この組み付けの度合いを高めることができる。
また、図2に戻って、物入れケース90は、上部の開口90aから小物を収納可能にボックス状に形成された部材である。この物入れケース90の開口90aの縁には、後側支持ワイヤ42の支持部42aと前側支持ワイヤ44の支持部44aとに引っ掛け可能な引っ掛け部92が形成されている。
このように形成されている物入れケース90は、物入れケース90自身をシートクッションカバー22の上からシートクッションパッド20の嵌込部20aに嵌め込むと、その縁の引っ掛け部92が後側支持ワイヤ42の支持部42aと前側支持ワイヤ44の支持部44aとに引っ掛かる構成となっている。これにより、物入れケース90をシートクッションパッド20に埋め込むことができる。シートクッション2は、このように構成されている。
一方、図1に戻って、シートバック3も、シートバック本体3aと、このシートバック本体3aに対して一体を成すように左横に向けて張り出す格好で組み付けられた拡大部背凭れ3bとから構成されている。
シートバック本体3aも、公知のものであり、図2に示すように、その骨格を成すバックフレーム60と、このバックフレーム60を覆うように組み付けられるシートバックパッド70と、このシートバックパッド70の表面をカバーリングするシートバックカバー72とから構成されている。
このバックフレーム60も、左のサイドフレーム62と、この左のサイドフレーム62と向かい合う右のサイドフレーム64と、この両サイドフレーム62、64の上端を橋渡すように組み付けられているアッパフレーム66と、この両サイドフレーム62、64の下端を橋渡すように組み付けられているロアパネル68とから略矩形枠状に構成されている。
なお、このシートバックパッド70とシートバックカバー72とは、後述する拡大部背凭れ3bのそれ(パッドとカバー)を兼ねるため、左横に向けてそれぞれ張り出した構成となっている。
一方、拡大部背凭れ3bは、その骨格を成す張出バックフレーム80と、上述したようにシートバック本体3aのパッドを兼ねたシートバックパッド70と、上述したようにシートバック本体3aのカバーを兼ねたシートバックカバー72とから構成されている。シートバック3は、このように構成されている。
本発明の実施例に係る運転席1は、上述したように構成されている。この構成によれば、張出クッションフレーム本体32の右前側には、下に向けて僅かに窪んだ凹部34(第1の段差部)が形成されている。また、張出クッションフレーム本体32の右後側が下に向けて窪んだ窪み部36(第2の段差部)とから一体的に形成されている。そして、張出クッションフレーム本体32の凹部34の右縁34aとクッションフレーム10のフロントパネル16とは前後方向に沿って溶接されている。また、窪み部36の折り曲げ片36aの上縁とクッションフレーム10の左のサイドフレーム12とは前後方向に沿って溶接されている。そのため、張出クッションフレーム本体32は、少なくとも、高さ方向が異なる2箇所の部位(高い側の部位が凹部34でありα3、低い側の部位が窪み部36でありα4)によって、クッションフレーム10に溶接されている。したがって、張出クッションフレーム本体32が、例えば、高さ方向が異なることがない2箇所の部位によってクッションフレーム10に溶接されている場合と比較すると、クッションフレーム10に対する張出クッションフレーム本体32の接合の度合いを高めることができる。結果として、シートクッション2に対する拡大部クッション2bの付設の強度を高めることができる。
また、この構成によれば、張出クッションフレーム本体32は、その下側が補強ブラケット50を介した5箇所(β1、β2、β3、β4、β5)の溶接によって、クッションフレーム10(左のサイドフレーム12)に対して固着されている。そのため、クッションフレーム10に対する張出クッションフレーム本体32の接合の度合いをより高めることができる。結果として、シートクッション2に対する拡大部クッション2bの付設の強度をより高めることができる。
また、この構成によれば、窪み部36の縁のうち、左のサイドフレーム12に溶接される側の縁(右側の縁)には、上側に向けて折り曲げ片36aが形成されている。また、補強ブラケット50の縁のうち、左のサイドフレーム12に溶接される側の縁(右縁)には、下に向けて右フランジ56が形成されている。そのため、左のサイドフレーム12に対して窪み部36を面接触させた状態で溶接できる。これと同様に、左のサイドフレーム12に対して補強ブラケット50の右フランジ56を面接触させた状態で溶接できる。したがって、線接触で固着させる場合と比較すると、溶接の強度を高めることができる。また、窪み部36側の縁は上側を向いており、補強ブラケット50の右フランジ56側の縁は下側を向いている。このように両端末が反対側を向く格好となるため、この溶接の強度をより高めることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、「車両用シート」として、「運転席1」を例に説明した。しかし、これに限定されることなく、「助手席」であっても構わない。その場合、助手席は、運転席1と左右対称な構成となり、隣り合うシートである運転席を右横に並ばせるとベンチシートを成すタイプのものとなる。また、2列目シート、3列目シートであっても構わない。
また、実施例では、後側支持ワイヤ42の支持部42aと前側支持ワイヤ44の支持部44aとは、平面視が略矩形を成すように、後側支持ワイヤ42の支持部42a自身と前側支持ワイヤ44の支持部44a自身が物入れケース90の引っ掛け部92の全てを引っ掛け可能に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、後側支持ワイヤ42の支持部42aと前側支持ワイヤ44の支持部44aとは、後側支持ワイヤ42の支持部42a自身と前側支持ワイヤ44の支持部44a自身が物入れケース90の引っ掛け部92の一部を引っ掛け可能に形成されていても構わない。
また、実施例では、シートクッションパッド20とシートクッションカバー22とは、拡大部クッション2bのそれ(パッドとカバー)を兼ねる形態(一体の形態)を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、シートクッションパッド20とシートクッションカバー22とは、拡大部クッション2bのそれ(パッドとカバー)を兼ねることなく別体の形態であっても構わない。このことは、シートバックパッド70とシートバックカバー72においても同様である。
1 運転席(車両用シート)
2 シートクッション
2b 拡大部クッション
4 助手席(隣り合うシート)
30 張出クッションフレーム
34 凹部(第1の段差部)
36 窪み部(第2の段差部)
50 補強ブラケット



Claims (3)

  1. 隣り合うシートを横に並ばせるとベンチシートを成すようにシートクッションのインナ側に拡大部クッションを付設した車両用シートであって、
    拡大部クッションは、その高さ方向において段差が生ずるように、第1の段差部と、第1の段差部より下側に位置する第2の段差部とが形成された張出クッションフレームを備えており、
    張出クッションフレームは、その第1の段差部と第2の段差部とがそれぞれクッションフレームに固着されており、
    第1の段差部は、クッションフレームに対して上方向から固着され、
    第2の段差部は、クッションフレームに対して横方向から固着されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    張出クッションフレームは、その下側が補強ブラケットを介してクッションフレームに固着されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    第2の段差部の縁のうち、クッションフレームに固着されている側の縁は、上向きに形成されており、
    補強ブラケットの縁のうち、クッションフレームに固着されている側の縁は、下向きに形成されていることを特徴とする車両用シート。



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