JP5595246B2 - 光電変換素子および光電変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は光電変換素子およびその製造方法並びに光電変換装置に関する。
光電変換素子は年々さらに光電変換効率の高いものが求められてきており、このような光電変換素子の光吸収層としてCIS膜あるいはCIGS膜が用いられ、それらの光吸収層上に積層する最適なバッファ層の開発が進められている。
このようなバッファ層としては、例えば特許文献1においては、Cd−S結合を有する有機化合物を熱分解法により形成したCdS膜をバッファ層として用いることなどが記載されている。
また、特許文献2においては、CBD法により形成したCdS膜をバッファ層として用いることが記載されている。
特開2001−308353号公報 米国特許第4611091号明細書
CIGSでは、Cuの欠損による再結合が見られることが分かっており、この欠損は、CIGS内部で発生した電流が再結合してしまい、変換効率を低下させるが、CdS成膜時のCdを拡散させることで抑制できることが分かっている。
しかし近年では、Cdフリーとする必要が高まり、Cdの拡散を使用しないことが求められている。
またCdSを成膜してCdを拡散させる代わりに、CIGS上にCuをスパッタしてアニールすれば、Cuの欠損は補えることになるが、近年ではさらに高い光電変換効率が求められるようになった。
上記に鑑みて本発明の光電変換素子は、下部電極層上に設けられた、Cu、III−B族
元素およびVI−B族元素を含む光吸収層と、該光吸収層上に設けられた、II−VI族化合物またはIII−VI族化合物元素を含む半導体層とを有する光電変換素子であって、前記光吸
収層は、前記半導体層側にAgを含むAgドープ層を有しており、該Agドープ層のバンドギャップは、前記光吸収層のうち前記Agドープ層を除いた部分のバンドギャップよりも大きい
また、本発明の光電変換装置は、前記光電変換素子を用いたものである。
本発明によれば、AgでCuの欠損を補償する作用によって、再結合を低減して光電変換効率を向上することができる。さらに、光吸収層の表面が例えばAg、Cu、III−B族元素およびVI−B族元素化合物となることで、表面のバンドギャップが残部より大きい光吸収層とすることができ 、光吸収層と半導体層との接合を良好にして 光電変換効率を向上することができる。
本実施形態の光電変換素子の全体構成の斜視断面図である。 (a)、(b)、(c)は、光電変換素子の製造方法における第1実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。 (d)、(e)、(f)は、光電変換素子の製造方法における第1実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。 (a)、(b)、(c)は、光電変換素子の製造方法における第2実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。 (d)、(e)、(f)は、光電変換素子の製造方法における第2実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。 (a)、(b)、(c)は、光電変換素子の製造方法における第3実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。 (d)、(e)は、光電変換素子の製造方法における第3実施形態の光電変換素子の製造プロセスおよび層構成の断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
<光電変換素子>
図1のように光電変換装置は、基板の上に複数の光電変換素子を並設した構成を有する。
各光電変換素子20は、下部電極9と、光吸収層3と、第1半導体層1と、第2半導体層2と、上部電極層5、7と、グリッド電極8とを主として備える。
光電変換装置21においては、上部電極層5、7およびグリッド電極8が設けられた側の主面が受光面側となっている。
<基板>
基板1は、複数の光電変換素子20を支持するためのものである。基板1に用いられる材料としては、ガラス、セラミックス、樹脂、および金属などが挙げられる。ここでは、基板1として、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)が用いられているものとする。
<下部電極>
下部電極層2は、基板1の一主面上に設けられた、Mo、Al、Ti、Ta、またはAuなどの金属、あるいはこれらの金属の積層構造体からなる導体である。
下部電極層2は、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成方法を用いて、0.2〜1μm程度の厚みに形成される。
<光吸収層>
光吸収層3は、下部電極層9の上に設けられた、カルコパライト系(以下CIS系とも言う)のCu、III−B族元素およびVI−B族元素を含む化合物からなる、p型の導電型を有する半導体層である。この光吸収層4は、1〜3μm程度の厚みを有している。
このような光吸収層3については、スパッタ法、蒸着法などのいわゆる真空プロセスによって形成可能であるほか、光吸収層4の構成元素を含む溶液を下部電極層9の上に塗布し、その後、乾燥・熱処理を行う、いわゆる塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスによって形成することもできる。
<Agドープ層>
Agドープ層3aは、前記した光吸収層3の表面側に配置され、光吸収層3内においてAgの組成比率が相対的に多い層である。このようなAgドープ層3aは後述するように、光吸収層3上にAgをスパッタリング法で成膜しながら打ち込むか、Agをイオン注入法で注入するか、あるいはAgを蒸着後にアニールして拡散することで得られる。
なお、この際に光吸収層3上に形成されたAg膜6は、半導体層4を形成する前に除去される。
<半導体層>
半導体層4は、光吸収層上に設けられ、光吸収層3の導電型とは異なるn型の導電型を有する、II−B族元素とVI−B族元素、または、III−B族元素とVI−B族元素を含む半導体層である。
半導体層4は、前記Agドープ層を介して光吸収層3とヘテロ接合する態様で設けられ、
光電変換素子20では、このヘテロ接合を構成する光吸収層3または半導体層4とにおいて光電変換が生じる。
また、本実施形態においては、半導体層4はCBD法(ケミカルバス成膜法)によって、1〜30nmの厚みに形成されることが好ましい。
<上部電極層>
上部電極層7は、第1半導体層4a、第2半導体層4bの上に設けられた、n型の導電型を有する透明導電膜である。
上部電極層7は、光電変換層において生じた電荷を第1半導体層4aまたは第2半導体層4bを介して取り出す電極として設けられており、上部電極層7は第1半導体層4aおよび第2半導体層4bよりも低い抵抗率を有する物質、例えば錫を含んだ酸化インジウム(ITO)などによって構成され、スパッタ法、蒸着法などによって形成される。
なお、第1半導体層4a、第2半導体層4b、上部電極層7は、光吸収層3が吸収する光の波長領域に対して光透過性を有する物質によって構成されることが好ましく、また、
第1半導体層4a、第2半導体層4b、上部電極層7は、絶対屈折率が略同一であることが好ましい。これにより、光吸収層3での光の吸収効率の低下が抑制される。
<グリッド電極>
グリッド電極8はAgなどの金属からなる集電部8aと連結部8b(不図示)とからなり、光電変換素子20において発生して上部電極層7において取り出された電荷を集電する役割を担う。これにより上部電極層7の薄層化が可能となる。
グリッド電極8は、導電性と、光吸収層3への光透過性とを考慮すると、50〜400μmの幅を有することが好ましい。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
(光電変換素子)
本実施形態は、下部電極層上に設けられた、Cu、III−B族元素およびVI−B族元素を含む光吸収層と、該光吸収層上に設けられた、II−VI族化合物またはIII−VI族化合物元素を含む半導体層とを有する光電変換素子であって、前記光吸収層の前記半導体層側にAgを含むAgドープ層を有する。
下部電極層2の上に形成された光吸収層3、そして光吸収層3の表面にAgがドープされたAgドープ層3a、さらに積層された半導体層4および上部電極層5を有している。
例えば、図3(f)、図5(f)、図7(e)は、それぞれ製造プロセスは異なるが、最終的には同じものであり、本実施形態を示すものである。
これにより、AgでCuの欠損を補償できるので、再結合を低減することができる。
また、光吸収層3の表面のAgドープ層3aのバンドギャップが残部よりも大きくなる構造となり、さらに光電変換効率を向上できる。Agドープ層3aが、例えばAg、Cu、III−B族元素およびVI−B族元素化合物となることによって、光吸収層3がCu−In−Ga−Se化合物(バンドギャップが1.1eV)の場合、光吸収層3の表面のAgドープ層3aが例えばAg−Cu―In−Ga−Se化合物となることによって、バンドギャップが1.2eV以上に広がる構造となり、さらに光電変換効率を向上できる。
さらに本実施形態は、前記Agドープ層の厚さは100〜200nmである。
この範囲であれば、Agドープ層3aは電流を十分通すことができるので、光吸収層3とAgドープ層3aとの電位差による障壁が生じることなく、さらに光電変換効率を向上できる。
さらに本実施形態は、前記Agドープ層におけるAgの平均組成は、0.01〜30原子%である。
この範囲であれば、Agドープ層3aのバンドギャップが良好に広がる構造となり、さらに光電変換効率を向上できる。
以下、本発明の一実施形態の製造方法について詳細に説明する。
(光電変換素子の製造方法)
(第一の製造方法)
第一の製造方法は、前記下部電極層上にCu、III−B族元素およびVI−B族元素を含
む前記光吸収層を形成する第1工程と、スパッタリング法によって前記光吸収層上にAg含有膜を形成するとともに、前記光吸収層へ前記Agを注入する第2工程と前記Ag含有膜を除去する第3工程とを有する。
図2および3を用いて説明すると、(a)は下部電極層2上に光吸収層3を形成した状態、(b)は光吸収層3上にスパッタリング法でAg膜6を形成するとともに、Ag膜6の一部が光吸収層3内部に打ち込まれた状態、(c)は光吸収層3内部に打ち込まれたAgが拡散しAgドープ層3aができた状態、(d)はAgドープ層3a上のAg膜6を除去した状態、(e)はAgドープ層3a上に半導体層4を形成した状態、(f)は半導体層4上に上部電極層5を形成した状態を示す。
この製造方法によれば、(b)でAg膜6の一部が光吸収層3内部に打ち込まれ、(c)の光吸収層3内部にAgが拡散することを促してAgドープ層3aを速やかに形成する点で好ましい。なお、(c)のスパッタリングと同時または後に熱処理工程を加えると、Cuの欠損した部位に安定してAgが補償される点でより好ましい。
(第二の製造方法)
第二の製造方法は、前記下部電極層上にCu、III−B族元素およびVI−B族元素を含
む前記光吸収層を形成する第1工程と、蒸着法によって前記光吸収層上にAg含有膜を形成する第2工程と、アニールによって前記Ag含有膜から前記光吸収層へAgを熱拡散させる第3工程と、前記Ag含有膜を除去する第4工程とを有する。
図4および5を用いて説明すると、(a)は下部電極層2上に光吸収層3を形成した状態、(b)は光吸収層3上に蒸着でAg膜6を形成される状態、(c)は光吸収層3内部にAgが熱拡散してAgドープ層3aができた状態、(d)はAgドープ層3a上のAg膜6を除去した状態、(e)はAgドープ層3a上に半導体層4を形成した状態、(f)は半導体層4上に上部電極層5を形成した状態を示す。
この製造方法によれば、(b)にて光吸収層3上にAg膜6を光吸収層3への損傷を低減して形成することができる点で好ましい。
(第三の実施方法)
第三の製造方法は、前記下部電極層上にCu、III−B族元素およびVI−B族元素を含
む前記光吸収層を形成する第1工程と、イオン注入法によって前記光吸収層へAgを注入する第2工程とを有する。
図6および7を用いて説明すると、(a)は下部電極層2上に光吸収層3を形成した状態、(b)は光吸収層3上にイオン注入法でAgが光吸収層3内部に打ち込まれた状態、(c)は光吸収層3内部に打ち込まれたAgが拡散しAgドープ層3aができた状態、(d)はAgドープ層3a上に半導体層4を形成した状態、(f)は半導体層4上に上部電極層5を形成した状態を示す。
この製造方法によれば(b)にて光吸収層3上に直接Agが注入され、(c)の光吸収層3内部にAgが拡散することを促してAgドープ層3aを速やかに形成される点で好ましい。またAg膜6を除去する工程が不要である点でも好ましい。なお、(b)のイオン注入と同時または後に熱処理工程を加えると、Cuの欠損した部位に安定してAgが補償される点でより好ましい。
(試料作製)
基板1として、厚さ2mmの青板ガラス(ソーダライムガラス)を用いて、下部電極層2として、Moからなる導体をスパッタリング法を用いて0.5μm形成し、光吸収層3として、Cu−In−Ga−Se化合物を含む溶液を下部電極層9の上に塗布し、その後、乾燥、熱処理を行い2μmの厚みに形成した。
次に、Agドープ層3aとして、前記した第一の製造方法、第二の製造方法、第三の製造方法のそれぞれによって試料を作製した。
第一の製造方法では、光吸収層3上にスパッタリング法(2kW、1Pa、0.1nm/秒)でAg膜6を2nm形成するとともに、Ag膜6の一部が光吸収層3内部に打ち込みAgドープ層3aを形成し、その後Agドープ層3a上のAg膜6をpH12のアンモニア水溶液で30分間浸漬することでエッチングして除去した。
第二の製造方法では、光吸収層3上に蒸着(2kW、1Pa、0.1nm/秒)でAg膜6を2nm形成し、蒸着後のアニールは、窒素雰囲気中250℃、30分の熱処理することで、光吸収層3内部にAgを熱拡散してAgドープ層3aを形成し、その後Ag膜6をpH12のアンモニア水溶液で30分間浸漬することでエッチングして除去した。
第三の製造方法では、光吸収層3上にイオン注入法(4kW、0.1Pa)でAgを光吸収層3内部に打ち込み、光吸収層3内部にAgを拡散しAgドープ層3aを形成した。
次に、半導体層4として、ZnSをCBD法(ケミカルバス成膜法)によって20nm、上部電極層7として、酸化インジウム(ITO)をスパッタ法、蒸着法などによって20nm形成した後、グリッド電極8を形成した。
(評価方法)
前記した製造方法による光電変換素子を用いて図1の態様とし、光電変換効率を評価した。
(評価結果)
以下、第一の製造方法による結果を表1に示す。
Figure 0005595246
実施例である試料1−12では、従来のAgドープ層3aが無い試料13に比べて、高い光電変換効率を得た。
Agドープ層3aの厚さおよびAgドープ層3aのAgの平均組成が最適な場合(試料2−4、7−11)であれば、特に高い変換効率を得ることができている。
次に、第二の製造方法による結果を表2に示す。
Figure 0005595246
実施例である試料14−25では、従来のAgドープ層3aが無い試料26に比べて、高い光電変換効率を得た。
Agドープ層3aの厚さおよびAgドープ層3aのAgの平均組成が最適な場合(試料15−17、20−24)であれば、特に高い変換効率を得ることができている。
全体的に試料1−12よりも1%程度変換効率が高くなっているのは、アニールによりAgを光吸収層3に拡散させているため、光吸収層3に与える損傷が少ないためであると考えられる。そのため、製造プロセスとしては比較的時間がかかるが問題のない範囲である。
次に、第三の製造方法による結果を表3に示す。
Figure 0005595246
実施例である試料27−38では、従来のAgドープ層3aが無い試料39に比べて、高い光電変換効率を得た。
Agドープ層3aの厚さおよびAgドープ層3aのAgの平均組成が最適な場合(試料28−30、33−37)であれば、特に高い変換効率を得ることができている。
全体的に試料1−12よりも1%程度変換効率が低くなっているのは、イオン注入でAgを光吸収層3に拡散させているため、光吸収層3に与える損傷が多いためと考えられるが、使用上問題のない範囲であり、また、製造プロセスとしては比較的時間を短縮することができる。
1:基板
2:下部電極層
3:光吸収層
3a:Agドープ層
4:半導体層
5、7:上部電極層
6:Ag膜
20:光電変換素子
21:光電変換装置

Claims (4)

  1. 下部電極層上に設けられた、Cu、III−B族元素およびVI−B族元素を含む光吸収層
    と、該光吸収層上に設けられた、II−VI族化合物またはIII−VI族化合物元素を含む半導
    体層とを有する光電変換素子であって、
    前記光吸収層は、前記半導体層側にAgを含むAgドープ層を有しており、
    該Agドープ層のバンドギャップは、前記光吸収層のうち前記Agドープ層を除いた部分のバンドギャップよりも大きい光電変換素子。
  2. 前記Agドープ層の厚さは100〜200nmである請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記Agドープ層におけるAgの平均組成は、0.01〜30原子%である請求項1または2に記載の光電変換素子。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光電変換素子を用いた光電変換装置。
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