JP5594162B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池システム、特に燃料ガスの供給配管系に関する。
燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池において、燃料ガスと酸化ガスを供給するための配管系をコンパクトな構成とする技術が提案されている。
例えば、下記の特許文献1には、第1及び第2燃料電池スタックが互いに平行に配列されるとともに、第1及び第2燃料電池スタックに集合マニホールドが一体的に装着される構成が開示されている。集合マニホールドの中央部に設けられる連結ブロックは、燃料ガス供給口及び燃料ガス排出口と、酸化ガス供給口及び酸化ガス排出口とが表裏に配置され、第1及び第2燃料電池スタックに対して燃料ガス及び酸化ガスを均等に供給するとしている。
特開2010−34082号公報
ところで、燃料ガスとしての水素ガスは、水素タンクからインジェクタを用いて燃料電池に供給されるが、燃料ガスを安定的にかつ低コストで供給するためには複数のインジェクタを並列に設けることが有効である。
その一方で、インジェクタの上流側の圧力とインジェクタの下流側の圧力を圧力センサで検出しながら水素ガスの流れを制御する必要があるところ、これら複数のインジェクタと圧力センサをどのように配置するかが問題となる。特に、燃料電池システムを車両の床下に搭載する場合には、床下の高さ寸法が制限されていることから、これら複数のインジェクタ及び圧力センサを効果的に配置することが要求される。
さらに、インジェクタの異常時等において水素ガスの圧力が過大となることを防止するために、配管系にリリーフ弁を設けることが有効であるが、このリリーフ弁をどのように配置するかも重要な課題となる。
本発明の目的は、燃料電池システムの燃料ガス供給配管系をコンパクトに構築することができる技術を提供することにある。
本発明は、燃料ガスと酸化ガスの電気化学反応により発電を行う車両用燃料電池システムであって、燃料ガスが供給される入口側マニホールドと、前記入口側マニホールドに設けられ、燃料ガスの流量及び圧力を制御する複数のインジェクタと、前記インジェクタの射出側に設けられる出口側マニホールドと、前記入口側マニホールドに設けられる第1圧力センサと、前記出口側マニホールドに設けられる第2圧力センサとを備え、前記第1圧力センサは前記入口側マニホールドの上方に設けられ、前記第2圧力センサは前出口側マニホールドの上方に設けられることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、数の前記インジェクタは、前記入口側マニホールドの上下方向に沿い、その軸方向が水平方向となるように設けられる。

また、本発明の他の実施形態では、前記出口側マニホールドに設けられるリリーフ弁を備え、前記リリーフ弁は、その軸方向が水平方向となるように設けられる。
また、本発明の他の実施形態では、複数の前記インジェクタは、前記入口側マニホールドの軸中心に対して千鳥状に設けられる。
また、本発明の他の実施形態では、前記入口側マニホールドに前記燃料ガスを供給する配管を備え、前記配管及び前記出口側マニホールドは、燃料電池端部のエンドプレート内に組み込まれる。
また、本発明の他の実施形態では、前記配管と前記入口側マニホールドとの接続部は、複数の前記インジェクタの間に配置される。
また、本発明の他の実施形態では、前記配管の一部に設けられるバッファ部を備える。
また、本発明の他の実施形態では、前記インジェクタに接続される分圧抵抗を備え、前記分圧抵抗は前記入口側マニホールドに当接配置される。
本発明によれば、燃料電池システムの燃料ガス供給配管系をコンパクトに構築することができる。また、圧力センサの結露、凍結を防止できる。
燃料電池システムの全体構成図である。 出口側マニホールドの配置説明図である。 入口側マニホールド及びインジェクタの配置説明図である。 燃料ガス配管系の外観斜視図である。 中圧配管及びバッファの配置説明図である。 インジェクタの駆動回路図である。 インジェクタの通電電流の時間変化を示すグラフ図である。 分圧抵抗の配置説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
1.システム構成
図1に、本実施形態の燃料電池システムの全体構成を示す。なお、図において、燃料電池に燃料ガスを供給するアノード側の配管系のみを示し、燃料電池に酸化ガス、例えば空気を供給するカソード側の配管系については従来と同様であるためその説明は省略する。
燃料電池(FC)10は、反応ガスの供給を受けて電気化学反応により発電する単セルを複数積層して構成される燃料電池スタックと、この燃料電池スタックを積層方向端部から挟持する一対のエンドプレート(EP)と、一対のエンドプレートを互いに連結するテンションプレートを備える。
水素タンク12からの水素ガスは、レギュレータ14を介して入口側マニホールド16に供給される。入口側マニホールド16には、3個のインジェクタ18a、18b、18cが並列に設けられる。また、インジェクタ18a、18b、18cの出口には、出口側マニホールド20が接続される。出口側マニホールド20は、燃料電池10に接続され、インジェクタ18a、18b、18cから射出された水素ガスを燃料電池10に供給する。
インジェクタ18a、18b、18cの上流側、具体的にはレギュレータ14と入口側マニホールド16との間に圧力センサ24が設けられる。また、インジェクタ18a、18b、18cの下流側、具体的には出口側マニホールド20と燃料電池10との間に圧力センサ26が設けられる。水素タンク12の圧力を基準とすると、インジェクタ18a、18b、18cの上流側は相対的に中圧、下流側は相対的に低圧であるため、圧力センサ24を中圧センサ、圧力センサ26を低圧センサと称する。
インジェクタ18a、18b、18cの下流側、具体的には出口側マニホールド20には、水素ガスの圧力を開放するためのリリーフ弁22が設けられる。
一方、燃料電池10からのオフガスは、気液分離器28に供給される、気液分離器28は、オフガスから水分を分離し、オフガスの一部を水素ポンプ32に供給して循環させる。水分及び不純物を含むオフガスはパージ弁30を介して排気管に排出される。
なお、図1では出口側マニホールド20は、燃料電池10とは別個なものとして示されているが、出口側マニホールド20を燃料電池10端部のエンドプレート内に組み込むことも可能である。
2.出口側マニホールドの構成
次に、出口側マニホールド20の構成について説明する。
図2に、燃料電池10のエンドプレート11の断面を示す。インジェクタ18a、18b、18cの射出口は出口側マニホールド20に水平方向から接続され、出口側マニホールド20はエンドプレート11内に設けられる。出口側マニホールド20からは低圧水素ガスが燃料電池10に供給されるところ、このように出口側マニホールド20をエンドプレート11内に組み込むことで、出口側マニホールド20と燃料電池10との間の配管系を省略することができる。
なお、図示していないが、出口側マニホールド20には低圧センサ26が設けられるとともに、リリーフ弁22も設けられる。低圧センサ26は、出口側マニホールド20の上方に設けられる。また、リリーフ弁22は、出口側マニホールド20の下方に設けられる。インジェクタ18a、18b、18cは水平方向に配置されるが、リリーフ弁22もインジェクタ18a、18b、18cと同様に水平方向に配置される。
3.入口側マニホールドの構成
図3に、入口側マニホールド16に設けられるインジェクタ18a、18b、18cの配置を示す。入口側マニホールド16は、鉛直方向に延在して配置され、インジェクタ18a、18b、18cは、入口側マニホールド16の延在方向に沿って、それぞれ水平方向に設けられる。但し、入口側マニホールド16の縦中心線に対し、千鳥状に設けられる。すなわち、インジェクタ18aは縦中心線に対して図中右方向に偏って設けられ、インジェクタ18bも縦中心線に対して右方向に偏って設けられるものの、インジェクタ18cは縦中心線に対して図中左方向に偏って設けられる。入口側マニホールド16の径はインジェクタ18a、18b、18cの径よりも大きく、千鳥状に配置することでトータルの高さを抑制できる。また、入口側マニホールド16には、レギュレータ14からの中圧水素ガスを供給するための接続部15が設けられるが、この接続部15は、インジェクタ18aとインジェクタ18bとの間に配置される。しかも、接続部15は、入口側マニホールド16の縦中心線上に配置される。インジェクタ18aとインジェクタ18bは同一方向に設けられているため、インジェクタ18a、18bのコネクタを考慮すると、インジェクタ18aとインジェクタ18bとの間にはコネクタ用の間隔を確保する必要があるが、インジェクタ18aとインジェクタ18bの間に中圧水素ガス用の接続部15を配置することで、間隔を確保しつつ、無駄なスペースを排除することができる。
さらに、入口側マニホールド16の上部には、中圧センサ24が設けられる。中圧センサ24を入口側マニホールド16の上部に配置することで、下方に配置する場合の結露、凍結による圧力センサの腐食を効果的に防止できる。
4.アノード側配管系の全体構成
図4に、中圧水素ガスの配管、入口側マニホールド16、インジェクタ18a、18b、18c、出口側マニホールド20、リリーフ弁22、中圧センサ24、低圧センサ26の構成を具体的に示す。
レギュレータ14からの中圧水素ガスは、開口部17aから中圧配管17内に導入される。開口部17aはエンドプレート11の端部に設けられ、中圧配管17はエンドプレート11内に配置される。中圧配管17は入口側マニホールド16に面シールで接続される。
入口側マニホールド16は、鉛直方向(図中z方向)に延在しており、入口側マニホールド16の上部には中圧センサ24が設けられる。また、入口側マニホールド16には、上から順にインジェクタ18a、インジェクタ18b、インジェクタ18cが水平方向に設けられる。中圧配管17と入口側マニホールド16との接続部15(図3参照)は、インジェクタ18aとインジェクタ18bの間に配置される。中圧配管17からの中圧水素ガスが、接続部15を介して入口側マニホールド16に供給され、中圧センサ24で圧力が検出されるとともに、インジェクタ18a、18b、18cで流量等が調整される。
インジェクタ18a、18b、18cの基本構成及び機能は公知であるが、簡単に説明すると、インジェクタ18a、18b、18cのそれぞれには弁体が設けられ、ソレノイドへの通電により弁体が駆動され内部流路の開口状態が変更される。ソレノイドが非通電状態では、弁体はスプリングによる付勢力により弁体に対向する弁座に当接して内部流路を閉塞する。ソレノイドが通常状態となると、弁体はスプリングによる付勢力に抗して移動して弁座から離間し、内部流路が開状態となる。ソレノイドは制御装置からの制御信号により通電され、インジェクタ18a、18b、18cのガス噴射時間及びガス噴射時期が制御されることにより、水素ガスの流量及び圧力が高精度に制御される。インジェクタ18a、18b、18cの下流側は、上流側に比べて減圧されるため、インジェクタ18a、18b、18cを調圧弁ということもできる。
インジェクタ18a、18b、18cの射出口は、出口側マニホールド20にそれぞれ接続される。出口側マニホールド20は、入口側マニホールド16から見て中圧配管17と同じ側(図中y方向)に配置される。出口側マニホールド20も、中圧配管17と同様にエンドプレート11内に配置される。すなわち、図4において、開口部17a、中圧配管17、出口側マニホールド20は全てエンドプレート11に一体化される。
出口側マニホールド20は、その平面形状(y方向から見た平面形状)が屈曲形状ないし湾曲形状をなし、これにより中圧配管17との干渉が防止される。また、インジェクタ18a、18b、18cは、図3に示すように入口側マニホールド16に千鳥状に配置されているところ、出口側マニホールド20がこのように屈曲形状をなすことで、インジェクタ18a、18b、18cと出口側マニホールド20との接続も容易化される。すなわち、入口側マニホールド16に千鳥状に配置されたインジェクタ18a、18b、18cは、水平方向の配置を維持したまま、かつ、中圧配管17と干渉することなく、屈曲形状の出口側マニホールド20に接続することができる。
また、出口側マニホールド20の上端には、低圧センサ26が設けられ、下端にはリリーフ弁22が水平方向に設けられる。低圧センサ26及びリリーフ弁22ともに、入口側マニホールド16によりセンサ本体及びリリーフ弁本体が支持される。低圧センサ26を中圧センサ24と同様に上方に配置することで、中圧センサ24と同様に結露、凍結による圧力センサの腐食を防止できる。なお、中圧センサ24は入口側マニホールド16の上部に設けられるため、入口側マニホールド16の封止栓としても同時に機能し得る。低圧センサ26も同様であり、出口側マニホールド20の封止栓として機能し得る。
リリーフ弁22は、インジェクタ18a、18bよりも下方であり、インジェクタ18cと略同じ高さ、あるいはインジェクタ18cよりも下方の位置に設けられる。また、インジェクタ18a、18b、18cを水平方向に設けるとともに、リリーフ弁22も同様に水平方向に設けることで、高さ寸法が縮小される。また、インジェクタ18a、18b、18c及びリリーフ弁22の軸方向が互いに平行であるため、これらの取り付け作業が効率化される。
また、入口側マニホールド16は、エンドプレート11から見て遠い側に位置しているので、インジェクタ18a、18b、18cのコネクタをエンドプレート11の反対側から挿入できる利点もあり、組立作業性が向上する。
また、図中x方向を車両の前後方向、y方向を車両の幅方向とすると、中圧配管17は車両前後方向に延在する構成となり、このため車両側面からの衝突事故が発生して燃料電池10が移動しても、エンドプレート11で衝撃を受けることとなり、中圧配管17に圧力が印加されない構成となる。
さらに、低圧センサ26とリリーフ弁22に着目すると、リリーフ弁22の方が、低圧センサ26よりもインジェクタ18a、18b、18cに近い。すなわち、低圧センサ26はインジェクタ18a、18b、18cから離れているため、水素ガスの脈動の影響を受けにくい構成である。
出口側マニホールド20に供給された低圧水素ガスは、燃料電池10に供給される。
5.バッファの構成
中圧配管17から中圧水素ガスが入口側マニホールド16に供給されてインジェクタ18a、18b、18cでガス流量、ガス圧力が調整されるが、中圧水素ガスに一定値以上の脈動があるとインジェクタ18a、18b、18cで制御することが困難となる。このような場合、中圧配管17の流路の一部に中圧水素ガスの脈動を吸収するバッファ(あるいはバッファ空間)を設けることが好適である。
そこで、次に、中圧配管17に形成されるバッファについて説明する。
図5に、中圧配管17とエンドプレート11との関係を示す。エンドプレート11の端部には、既述したように開口部17aが設けられ、この開口部17aから中圧水素ガスが中圧配管17に導入される。中圧配管17は、エンドプレート11内に配置され、入口側マニホールド16との接続部15に面シールで接続される。
中圧配管17の容積は相対的に小さく、このため中圧水素ガスの脈動が大きくなり易い。そこで、中圧配管17の一部、具体的には開口部17aと接続部15との間に、バッファ19を形成する。中圧配管17はエンドプレート11内に配置されるから、中圧配管17のバッファ19もエンドプレート11内に配置される。図においては、中圧配管17の延在方向に沿って、流路と垂直な方向に2つのバッファ19が形成される。中圧配管17にこのようなバッファ19を形成することで、水素ガスの脈動がバッファ19の空間により吸収され、中圧水素ガスの流量を安定化できる。
なお、図5ではバッファ19を中圧配管17の延在方向に沿って複数形成しているが、単一のバッファ19のみを形成してもよい。但し、バッファ19エンドプレート11内に形成されるため、バッファ19によりエンドプレート11の剛性が問題となる。図5に示すように、エンドプレート11の厚さ方向に複数のバッファ19を形成することで、エンドプレート11の面剛性を確保することが容易化される。
6.インジェクタの分圧抵抗
次に、インジェクタ18a、18b、18cの駆動回路について説明する。
図6に、インジェクタ18a、18b、18cを駆動する駆動回路を示す。インジェクタ18a、18b、18cには、所定電圧(例えば14V)の電源が接続され、スイッチ34、36を切り替えることで突入電流と保持電流を通電する。すなわち、まずスイッチ34をオンにし、スイッチ36をオフにしてインジェクタ18a、18b、18cに突入電流を流す。その後、スイッチ34をオフにしてスイッチ36をオンにする。インジェクタ18a、インジェクタ18b、インジェクタ18cとスイッチ36との間にはそれぞれ分圧抵抗32a、32b、32cが接続されており、インジェクタ18a、18b、18cに印加される電圧を下げて保持電流を流す。ここで、(突入電流)>(保持電流)である。
図7に、インジェクタ18a、18b、18cの通電電流の変化を示す。まず、スイッチ34がオンし、パルス状の突入電流100が流れてインジェクタ18a、18b、18cが動作し、水素ガスの流量を調整する。その後、スイッチ36がオンし、一定値の保持電流200が流れてインジェクタ18a、18b、18cの動作状態を保持して水素ガスの流量及び圧力を一定に維持する。突入電流から保持電流と電流を切り替えることで、インジェクタ18a、18b、18cの通電電流が減少し、インジェクタ18a、18b、18cの発熱量を抑制できるものの、インジェクタ18a、18b、18cが動作している間は分圧抵抗32a、32b、32cにも通電されるから分圧抵抗32a、32b、32cでジュール熱が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、インジェクタ18a、18b、18c毎にそれぞれ設けられる分圧抵抗32を入口側マニホールド16に配置する。
図8に、入口側マニホールド16を上方から見た模式的平面図を示す。説明の都合上、入口側マニホールド16とインジェクタ18a、18b及び分圧抵抗32a、32bのみ示す。分圧抵抗32aはインジェクタ18aに接続される分圧抵抗であり、入口側マニホールド16の一つの面に当接して配置される。また、分圧抵抗32bはインジェクタ18bに接続される分圧抵抗であり、入口側マニホールド16の他の面に当接して配置される。図では、入口側マニホールド16の断面形状が矩形状として示されているが、もちろんこれに限定されるものではなく、断面形状が円または楕円状であってもよく、この場合においても分圧抵抗32a、32bは入口側マニホールド16の異なる面に当接して配置される。他のインジェクタ18cに接続される分圧抵抗32cについても、分圧抵抗32a、32bと同様に入口側マニホールド16の外面に当接して配置し得る。
入口側マニホールド16には、中圧配管17から中圧水素ガスが導入される。従って、このように、分圧抵抗32a、32b、32cを入口側マニホールドの外面に当接して配置することで、分圧抵抗32a、32b、32cは入口側マニホールド16を通流する水素ガスにより冷却されることとなり、熱の発生を抑制することができる。
7.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、水素ガスの脈動を抑制するためのバッファ19を中圧配管17に設けているが、低圧配管、具体的には出口側マニホールド20から燃料電池10への配管のいずれかにもバッファを設けてもよい。
また、本実施形態では、複数のインジェクタ18a、18b、18cを設ける構成を示したが、インジェクタの数は任意であり、1個又は4個以上であってもよい。1個のみ設ける場合においても、入口側マニホールド16の上方に中圧センサ、その下方にインジェクタを設けることが望ましい。また、リリーフ弁22もインジェクタと平行に設けることが望ましい。
10 燃料電池、12 水素タンク、14 レギュレータ、16 入口側マニホールド、17 中圧配管、18a、18b、18c インジェクタ、19 バッファ、20 出口側マニホールド、22 リリーフ弁、24 圧力センサ(中圧センサ)、26 圧力センサ(低圧センサ)、28 気液分離器、30 パージ弁、32a、32b、32c 分圧抵抗。

Claims (8)

  1. 燃料ガスと酸化ガスの電気化学反応により発電を行う車両用燃料電池システムであって、
    燃料ガスが供給される入口側マニホールドと、
    前記入口側マニホールドに設けられ、燃料ガスの流量及び圧力を制御する複数のインジェクタと、
    前記インジェクタの射出側に設けられる出口側マニホールドと、
    前記入口側マニホールドに設けられる第1圧力センサと、
    前記出口側マニホールドに設けられる第2圧力センサと、
    を備え、
    前記第1圧力センサは前記入口側マニホールドの上方に設けられ、前記第2圧力センサは前出口側マニホールドの上方に設けられる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    数の前記インジェクタは、前記入口側マニホールドの上下方向に沿い、その軸方向が水平方向となるように設けられる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、さらに、
    前記出口側マニホールドに設けられるリリーフ弁
    を備え、
    前記リリーフ弁は、その軸方向が水平方向となるように設けられる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、さらに、
    複数の前記インジェクタは、前記入口側マニホールドの軸中心に対して千鳥状に設けられることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、さらに、
    前記入口側マニホールドに前記燃料ガスを供給する配管
    を備え、
    前記配管及び前記出口側マニホールドは、燃料電池端部のエンドプレート内に組み込まれることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項5記載の燃料電池システムにおいて、
    前記配管と前記入口側マニホールドとの接続部は、複数の前記インジェクタの間に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項5記載の燃料電池システムにおいて、さらに、
    前記配管の一部に設けられるバッファ部
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池システムにおいて、さらに、
    前記インジェクタに接続される分圧抵抗
    を備え、
    前記分圧抵抗は前記入口側マニホールドに当接配置されることを特徴とする燃料電池システム。
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