JP5070847B2 - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5070847B2 JP5070847B2 JP2007007818A JP2007007818A JP5070847B2 JP 5070847 B2 JP5070847 B2 JP 5070847B2 JP 2007007818 A JP2007007818 A JP 2007007818A JP 2007007818 A JP2007007818 A JP 2007007818A JP 5070847 B2 JP5070847 B2 JP 5070847B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- flow path
- communication
- fuel cell
- diffusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
を備える。
前記燃料流路の出口に接続する、前記連通部としての配管を、更に備え、
前記格納部は、前記配管に接続された筐体を備える。
前記配管は、下流側で分岐して、前記筐体に、上下に配置された接続位置において接続する、上部配管と下部配管とを備え、
前記開閉手段は、
前記上部配管に配置された上部弁と、
前記下部配管に設置された下部弁と、を含み、
前記排出時連通制御手段は、前記上部弁を開いて、前記下部弁を閉じるように制御し、
前記拡散時連通制御手段は、前記上部弁を閉じて、前記下部弁を開くように制御する。
前記セパレータは、
前記セパレータの前記アノード極に対向する面に形成された燃料流路と、
前記アノード極に対向する面内に形成され、燃料流路の下流側端部に接続する、前記格納部としての格納経路と、
を備える。
前記セパレータは、前記セパレータの前記アノード極に対向する面に形成された燃料流路と、
前記燃料流路の下流側端部に接続し、かつ、前記セパレータを積層方向に貫通して形成された格納部開口と、
を備え、
前記格納部は、前記部材と前記セパレータとが積層されることにより、隣接する前記セパレータの前記格納部開口が、積層方向に互いに連通することで構成されるマニホールドである。
前記連通部の連通状態が前記拡散時連通状態に制御されてからの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記経過時間に応じて、前記拡散時連通状態を設定する拡散時連通状態設定手段と、
を備える。
前記連通部の連通状態が前記拡散時連通状態に制御されてからの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記経過時間に応じて、前記拡散時連通状態における、前記連通部の連通を開放状態とする開放時間と閉鎖状態する閉鎖時間とを設定する拡散時連通状態設定手段と、
を備える。
前記燃料電池の始動要求を検出する始動要求検出手段を備え、
前記供給圧制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記燃料供給圧を、前記燃料電池の要求出力に応じた基準供給圧よりも大きな排出時供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記連通部の連通状態を前記排出時連通状態とする。
前記燃料電池の停止時間を検出する停止時間検出手段と、
前記停止時間に応じて、前記燃料流路から前記燃料排ガスを前記格納部に排出する排出時間と、前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路に拡散させる拡散時間と、を設定する時間設定手段と、を更に備え、
前記供給圧制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記排出時間の間、前記燃料供給圧を前記排出時供給圧に制御し、かつ前記排出時間の経過が認められた場合に、前記基準供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記排出時間の間、前記連通部の連通状態を、前記排出時連通状態に制御し、
前記拡散時連通制御手段は、前記拡散時間の間、前記連通部の連通状態を、前記拡散時連通状態に制御する。
前記燃料電池の要求出力を検出する要求出力検出手段と、
前記要求出力が基準出力より大きいか否かを判定する要求出力判定手段と、を備え、
前記供給圧制御手段は、前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された場合に、前記燃料供給圧を、要求出力に応じた基準供給圧より大きな排出時供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された場合に、前記連通部の連通状態を前記排出時連通状態に制御する。
前記燃料流路の下流側の燃料濃度を検出する濃度検出手段と、
前記燃料濃度が流路基準濃度以上であるか否かを判定する濃度判定手段と、を更に備え、
前記供給圧制御手段は、前記燃料濃度が前記流路基準濃度以上であると認められた場合に、前記燃料供給圧を前記基準供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記燃料濃度が前記流路基準濃度以上であると認められた場合に、前記連通部の連通状態を閉鎖状態とする。
前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された後、前記要求出力が前記基準出力以下に低下したか否かを判定する出力低下判定手段を、更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記要求出力が前記基準出力以下に低下したことが認められた場合に、前記連通部の連通状態を前記拡散時連通状態とする。
第13の発明は、第1から第12のいずれかの発明において、
前記格納部内の燃料濃度を検出する濃度検出手段と、
前記燃料濃度が格納部基準濃度以上となったか否かを判定する濃度判定手段と、を更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記燃料濃度が前記格納部基準濃度以上と判定された場合に、前記拡散時連通状態とする制御を終了する。
第14の発明は、第1から第12のいずれかの発明において、
前記開閉手段の上流側の圧力と、前記開閉手段の下流側の圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、
前記差圧が、基準差圧以下となったか否かを判定する差圧判定手段と、を更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記差圧が前記基準差圧以下と判定された場合に、前記拡散時連通状態とする制御を終了する。
[実施の形態1の燃料電池システムの構成]
図1は、この発明の実施の形態1における燃料電池システムについて説明するための模式図である。図1に示すように実施の形態1の燃料電池システムは燃料電池2を備えている。燃料電池2は、積層された複数のセルを有している。複数のセルは、電解質膜の両側を一対の電極、即ち、アノード極とカソード極とで挟んで構成される膜−電極接合体と、膜−電極接合体を挟む一対のセパレータを有している。
上記のように実施の形態1の燃料電池システムは、燃料電池2の水素流路の下流側に連通管20を介して取り付けられた窒素格納部24を備えている。図1に示すように、窒素格納部24は連通管20にのみ接続されている。つまり、この燃料電池システム内の水素の通路は、外部に水素オフガスを排出する経路や、あるいは下流側に排出された水素オフガスを再び上流側に循環させるような経路を有さず、水素を水素流路内に留めた状態で運転される完全デットエンド型となっている。
ところで、水素流路内には、燃料として供給される水素以外に、カソード極側から電解質膜を透過してきた窒素等の不純物が混入している。水素流路内に混入する不純物の大部分は窒素であると考えられるため、以下の実施の形態では、特に必要な場合を除き、混入した全不純物を代表させて「窒素」として記載することとする。
図3は、この発明の実施の形態1においてCPU30が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図3のルーチンは燃料電池の停止中に繰り返し実行されるルーチンである。図3のルーチンでは、まず、燃料電池2の停止中において始動要求が検出されたか否かが判定される(S102)。実施の形態1の制御は燃料電池2の始動時に行うものであるため、始動要求が認められない場合には、今回の処理が終了する。
なお、実施の形態1では、窒素格納部24内の窒素を水素流路に拡散させる際、経過時間に伴ってバルブ26を小さい開度から大きい開度に制御することで窒素が徐放されるように制御する。しかし、この発明において、窒素の徐放のためのバルブ26の開度制御はこれに限るものではない。
図5は、この発明の実施の形態2における燃料電池システムを説明するための模式図である。図5に示す燃料電池システムは、連通管20と窒素格納部40との構成が異なる点を除いて、図1の燃料電池システムと同じ構成を有している。具体的に、図5の燃料電池システムの窒素格納部40は、使用時の設置方向上下に長い柱状の形状を有している。
図6は実施の形態3の燃料電池システムの全体構成について説明するための模式図である。図6のシステムは、燃料電池4の構成と、燃料電池4の水素出口下流部の構成とが異なる点を除いて、図1の燃料電池システムと同じ構成を有している。具体的に、図6の燃料電池システムにおいて、燃料電池4は外部の連通管に接続する水素出口を有していない。また、図6の燃料電池システムは、燃料電池の水素出口に接続する図1の連通管20と窒素格納部24を有さず、従って連通管20に設置されたバルブ26と濃度センサ28とを有していない。
図8は、この発明の実施の形態4における燃料電池に用いられるセパレータについて説明するための模式図である。実施の形態4のセパレータは、窒素格納部60を構成する開口の最下流側に濃度センサ70(濃度検出手段)を有する点を除いて、図7のセパレータと同じシステム構成を有している。ここで、濃度センサ70は、20セルのセル群に1つ、即ち、20セルおきに1つの割合で設置されている。また、燃料電池システムの全体構成は、図6に示す構成と同じものである。
図10は、この発明の実施の形態5における燃料電池に用いられるセパレータについて説明するための模式図である。図10は、燃料電池の中心部に配置されるセルのセパレータを表している。実施の形態5の各セルのセパレータは、この中心部のセルのセパレータを除き、図7のセパレータと同じ構成を有している。また、燃料電池システムの全体構成は、図6に示す構成と同じものである。
実施の形態6のシステムは、実施の形態1のシステムと同様の構成を有している。実施の形態6の燃料電池システムは燃料電池の停止時間に応じて、水素流路内に拡散した窒素の量を推定し、これにより窒素排出制御時の排出時間T1や窒素拡散制御時の拡散時間T2を制御する点を除いて、実施の形態1のシステムと同様の構成を有している。
実施の形態7の燃料電池システムは、実施の形態1の燃料電池システムと同様の構成を有する。実施の形態1の燃料電池システムでは、燃料電池2の始動時に窒素排出制御と窒素拡散制御とを行う場合について説明した。実施の形態7のシステムは、同様の窒素排出制御と窒素拡散制御とを、燃料電池2に高出力が要求される場合に行う点において、実施の形態1のシステムと異なるものとなっている。
10 水素供給管
12 高圧水素タンク
14 レギュレータ
16 マスフロメータ
18 圧力センサ
20 連通管
24 窒素格納部
26 バルブ
28 濃度センサ
30 CPU
32 カウンタ
40 窒素格納部
42 上部連通管
44 下部連通管
46 上部バルブ
48 下部バルブ
50 セパレータ
52 水素流路
54 水素入口孔
56 開口
58 圧電素子
60 窒素格納部
62 大気入口孔
64 大気出口孔
66 冷却水入口孔
68 冷却水出口孔
70 水素濃度センサ
80 上流側圧力センサ
82 下流側圧力センサ
Claims (14)
- 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路の出口に接続する、前記連通部としての配管と、
前記配管に接続された筐体を備え、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
を備え、
前記配管は、下流側で分岐して、前記筐体に、上下に配置された接続位置において接続する、上部配管と下部配管とを備え、
前記開閉手段は、
前記上部配管に配置された上部弁と、
前記下部配管に設置された下部弁と、を含み、
前記排出時連通制御手段は、前記上部弁を開いて、前記下部弁を閉じるように制御し、
前記拡散時連通制御手段は、前記上部弁を閉じて、前記下部弁を開くように制御する
ることを特徴とする燃料電池システム。 - 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
を備え、
前記燃料電池は、電解質と、前記電解質を挟んで配置されたアノード極とカソード極とからなる部材が、セパレータを挟んで複数積層されて構成され、
前記セパレータは、
前記セパレータの前記アノード極に対向する面に形成された燃料流路と、
前記アノード極に対向する面内に形成され、燃料流路の下流側端部に接続する、前記格納部としての格納経路と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
を備え、
前記燃料電池は、電解質と、前記電解質を挟んで配置されたアノード極とカソード極とからなる部材が、セパレータを挟んで複数積層されて構成され、
前記セパレータは、前記セパレータの前記アノード極に対向する面に形成された燃料流路と、
前記燃料流路の下流側端部に接続し、かつ、前記セパレータを積層方向に貫通して形成された格納部開口と、
を備え、
前記格納部は、前記部材と前記セパレータとが積層されることにより、隣接する前記セパレータの前記格納部開口が、積層方向に互いに連通することで構成されるマニホールドであることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記開閉手段は、前記格納部と、前記セパレータ面における前記燃料流路の下流側の端部との間に配置された圧電素子であることを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料電池システム。
- 前記格納部は、その内部に窒素を吸着する吸着剤が充填されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
前記連通部の連通状態が前記拡散時連通状態に制御されてからの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記経過時間に応じて、前記拡散時連通状態を設定する拡散時連通状態設定手段と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させるように、前記連通部の連通状態を、開放状態と閉鎖状態とに交互に切り替える制御を行う拡散時連通制御手段と、
前記連通部の連通状態が前記拡散時連通状態に制御されてからの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記経過時間に応じて、前記拡散時連通状態における、前記連通部の連通を開放状態とする開放時間と閉鎖状態する閉鎖時間とを設定する拡散時連通状態設定手段と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
前記燃料電池の始動要求を検出する始動要求検出手段と、
を備え
前記供給圧制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記燃料供給圧を、前記燃料電池の要求出力に応じた基準供給圧よりも大きな排出時供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記連通部の連通状態を前記排出時連通状態とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料電池の停止時間を検出する停止時間検出手段と、
前記停止時間に応じて、前記燃料流路から前記燃料排ガスを前記格納部に排出する排出時間と、前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路に拡散させる拡散時間と、を設定する時間設定手段と、を更に備え、
前記供給圧制御手段は、前記始動要求が検出された場合に、前記排出時間の間、前記燃料供給圧を前記排出時供給圧に制御し、かつ前記排出時間の経過が認められた場合に、前記基準供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記排出時間の間、前記連通部の連通状態を、前記排出時連通状態に制御し、
前記拡散時連通制御手段は、前記拡散時間の間、前記連通部の連通状態を、前記拡散時連通状態に制御することを特徴とする請求項8記載の燃料電池システム。 - 燃料電池内の燃料流路に供給される燃料の供給圧力を変化させる供給圧制御手段と、
前記燃料流路に連通し、前記燃料流路から排出される燃料排ガスを、内部に格納できる格納部と、
前記燃料流路と前記格納部との連通部に設置され、前記連通部における連通状態を変化させる開閉手段と、
前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料排ガスを前記格納部に排出させる排出時連通状態に制御する排出時連通制御手段と、
前記燃料電池の運転中に、前記開閉手段により、前記連通部の連通状態を、前記燃料流路内の燃料濃度が許容濃度以上となる範囲内で前記格納部内の前記燃料排ガスを前記燃料流路内へ拡散させる、拡散時連通状態に制御する拡散時連通制御手段と、
前記燃料電池の要求出力を検出する要求出力検出手段と、
前記要求出力が基準出力より大きいか否かを判定する要求出力判定手段と、を備え、
前記供給圧制御手段は、前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された場合に、前記燃料供給圧を、要求出力に応じた基準供給圧より大きな排出時供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された場合に、前記連通部の連通状態を前記排出時連通状態に制御することを特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料流路の下流側の燃料濃度を検出する濃度検出手段と、
前記燃料濃度が流路基準濃度以上であるか否かを判定する濃度判定手段と、を更に備え、
前記供給圧制御手段は、前記燃料濃度が前記流路基準濃度以上であると認められた場合に、前記燃料供給圧を前記基準供給圧に制御し、
前記排出時連通制御手段は、前記燃料濃度が前記流路基準濃度以上であると認められた場合に、前記連通部の連通状態を閉鎖状態とすることを特徴とする請求項10に記載の燃料電池システム。 - 前記要求出力が前記基準出力より大きいと判定された後、前記要求出力が前記基準出力以下に低下したか否かを判定する出力低下判定手段を、更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記要求出力が前記基準出力以下に低下したことが認められた場合に、前記連通部の連通状態を前記拡散時連通状態とすることを特徴とする請求項10又は11に記載の燃料電池システム。 - 前記格納部内の燃料濃度を検出する濃度検出手段と、
前記燃料濃度が格納部基準濃度以上となったか否かを判定する濃度判定手段と、を更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記燃料濃度が前記格納部基準濃度以上と判定された場合に、前記拡散時連通状態とする制御を終了することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の燃料電池システム。 - 前記開閉手段の上流側の圧力と、前記開閉手段の下流側の圧力との差圧を検出する差圧検出手段と、
前記差圧が、基準差圧以下となったか否かを判定する差圧判定手段と、を更に備え、
前記拡散時連通制御手段は、前記差圧が前記基準差圧以下と判定された場合に、前記拡散時連通状態とする制御を終了することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007818A JP5070847B2 (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007818A JP5070847B2 (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008176975A JP2008176975A (ja) | 2008-07-31 |
JP5070847B2 true JP5070847B2 (ja) | 2012-11-14 |
Family
ID=39703851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007818A Expired - Fee Related JP5070847B2 (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5070847B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5350601B2 (ja) * | 2007-04-04 | 2013-11-27 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
JP5191326B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2013-05-08 | セイコーインスツル株式会社 | 燃料電池システム |
JP5549735B2 (ja) * | 2010-09-09 | 2014-07-16 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システム及びその運転方法 |
CA2851089A1 (en) * | 2011-10-04 | 2013-04-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Fuel cell system with anode gas pressure control at start-up thereof |
DE102022209602A1 (de) * | 2022-09-14 | 2024-03-14 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Brennstoffzellensystem und Spülverfahren zum Inertisieren eines Brennstoffzellensystems |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4631292B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2011-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
JP4442429B2 (ja) * | 2004-05-14 | 2010-03-31 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
JP2005340021A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Toyota Motor Corp | 可燃性ガス排出弁装置 |
JP2005353303A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 燃料電池および燃料電池システム |
JP2006236675A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
JP2008097966A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム、および、その制御方法 |
-
2007
- 2007-01-17 JP JP2007007818A patent/JP5070847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008176975A (ja) | 2008-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4644064B2 (ja) | 燃料電池システム | |
US10158132B2 (en) | Fuel cell system and method of controlling the fuel cell system | |
JP5070847B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2005203143A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2008269841A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2012156033A (ja) | 燃料電池システム | |
US8647782B2 (en) | Fuel cell system and control method thereof | |
US20150004512A1 (en) | Fuel cell system | |
JP5092335B2 (ja) | 燃料電池システム及び燃料電池システム制御方法 | |
JP4867191B2 (ja) | 燃料電池システム | |
US9853316B2 (en) | Fuel cell system | |
WO2013180080A1 (ja) | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 | |
KR101874183B1 (ko) | 연료 전지 시스템 | |
JP2013182690A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009054290A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5233126B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2013182688A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5217171B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5673846B2 (ja) | 燃料電池システム | |
US20160365587A1 (en) | Fluid control valve | |
JP2005339845A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5158407B2 (ja) | 燃料電池システム及びその制御方法 | |
JP4941641B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2013191370A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5217123B2 (ja) | 燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120724 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120806 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |