JP5092335B2 - 燃料電池システム及び燃料電池システム制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システム制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、アノードに燃料ガスが供給されカソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池を備える燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法に関する。
燃料電池システムを高地で運転する場合においては、高地では空気の密度が平地よりも低いので、平地と同量の空気量を燃料電池に供給するためには、燃料電池に空気を供給するエアーコンプレッサの回転数を平地よりも上昇させる必要がある。かかる場合において、燃料電池から負荷に供給する発電電流の目標値が大きくなると、それに応じて燃料電池に供給すべき空気の量も大きくなり、その結果エアーコンプレッサの回転数が許容回転数を超えてしまい、エアーコンプレッサ過負荷状態を招く場合がある。
エアーコンプレッサが過負荷状態にならないように大気圧と気温の検出値に応じて許容発電電流値を求め、発電電流目標値が該許容発電電流値を越えるときは、発電電流目標値は該許容発電電流値に設定することとし、高地において安定した発電を行うようにする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−165087号公報
しかし、燃料電池システムを高地で運転する場合において、エアーコンプレッサの過負荷状態を防止するために発電電流を制限すると、その制限された発電電流値よりも大きい値の発電電流が必要であっても、その必要な発電電流を得ることはできず、燃料電池システムの出力を高く設定することができないことになる。例えば燃料電池システムを搭載した車両においては、高地走行時に発電電流値を制限してしまうと、走行に必要な出力を十分に得ることができないという課題があった。
本発明は、アノードに燃料ガスが供給され、カソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池を備えた燃料電池システムであって、前記カソードに酸化剤ガスを供給するエアーコンプレッサと、前記燃料電池から取り出そうとする目標発電電流を得るために理論上必要とされる理論酸化剤ガス量と、前記目標発電電流を前記燃料電池から取り出すために前記カソードに実際に供給すべき酸化剤ガス供給量との割合を表すガス過剰率α=酸化剤ガス供給量/理論酸化剤ガス量が1より大きくなるように前記エアーコンプレッサを制御する制御手段と、前記エアーコンプレッサが過負荷状態であるか否かを検出する負荷検出手段と、前記燃料電池の温度を調整する温度調整手段と、を備え、前記負荷検出手段において前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断された場合に、前記温度調整手段は前記燃料電池の温度を上昇させるとともに、前記制御手段は前記ガス過剰率αをシステム通常運転時よりも小さいが1より大きい値に減少させて前記エアーコンプレッサから前記カソードへ供給される酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする。
本発明によれば、例えば燃料電池システムを搭載した車両が高地を走行している場合において、燃料電池に酸化剤である空気を供給するエアーコンプレッサが過負荷状態となったときでも、燃料電池車両の出力を低下することなくエアーコンプレッサの過負荷状態を解消することが可能となる。
本発明において、負荷検出手段によってエアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、制御手段は前記燃料電池の温度をその判断時点における前記燃料電池の温度の1.07倍〜1.3倍に上昇させることが好適である。
本発明において、負荷検出手段によってエアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、制御手段はガス過剰率αをその判断時点におけるガス過剰率αの0.8倍〜0.94倍として酸化剤ガス供給量を減少させることが好適である。
本発明において、負荷検出手段は、外気の圧力を検出する外気圧検出手段又は車両用ナビゲーションシステムによって燃料電池システムが高地で使用されていると判断されたときは、エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することが好適である。
かかる構成によれば、例えば燃料電池システムを搭載した車両が高地を走行中であるときは、高地では空気の密度が平地よりも低く、酸化剤である空気を燃料電池に供給するエアーコンプレッサは過負荷状態となる可能性が高いため、車両が高地走行中であると判断されたときは、エアーコンプレッサは過負荷状態であるとみなして空気量制御を行うことでエアーコンプレッサが過負荷状態となるのを未然に防止することができる。
本発明において、負荷検出手段は、エアーコンプレッサを駆動させる駆動手段の温度を検出する温度検出手段又はエアーコンプレッサの出口の酸化剤ガス温度を検出する酸化剤ガス温度検出手段によって検出された温度が、所定基準値を超えているときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することが好適である。
本発明において、燃料電池を冷却する冷却媒体を前記燃料電池に供給する燃料電池冷却手段を更に備え、負荷検出手段によってエアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、燃料電池冷却手段は冷却媒体をシステム通常運転時よりも増量してエアーコンプレッサ用駆動手段に供給するように制御手段によって制御されることが好適である。
かかる構成によれば、エアーコンプレッサが過負荷状態であるときに、燃料電池を冷却する冷却媒体をシステム通常運転時よりも増量してエアーコンプレッサ用駆動手段に供給することにより、過負荷状態を解消させることができる。
本発明は、アノードに燃料ガスが供給されカソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池を備える燃料電池システムの制御方法であって、燃料電池から取り出そうとする目標発電電流を得るために理論上必要とされる理論酸化剤ガス量と、前記目標発電電流を前記燃料電池から取り出すために前記カソードに実際に供給すべき酸化剤ガス供給量との割合を表すガス過剰率α=酸化剤ガス供給量/理論酸化剤ガス量が1より大きくなるように前記カソードに酸化剤ガスを供給するエアーコンプレッサを制御し、エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、燃料電池温度を所定温度上昇させるとともに、ガス過剰率αをシステム通常運転時よりも小さいが1より大きい値に減少させてエアーコンプレッサからカソードに供給される酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする。
本発明において、エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、制御手段は燃料電池温度をその判断時点における燃料電池温度の1.07倍〜1.3倍に上昇させることが好適である。
本発明において、エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、ガス過剰率αをその判断時点におけるガス過剰率αの0.8倍〜0.94倍として酸化剤ガス供給量を減少させることが好適である。
本発明において、外気の圧力を検出する外気圧検出手段又は車両用ナビゲーションシステムによって燃料電池システムが高地で使用されていると判断されたときは、エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することが好適である。
本発明において、エアーコンプレッサを駆動させる駆動手段の温度を検出する温度検出手段又はエアーコンプレッサの出口の酸化剤ガス温度を検出する酸化剤ガス温度検出手段によって検出された温度が、所定基準値を超えているときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することが好適である。
本発明において、エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記燃料電池を冷却するための冷却媒体をシステム通常運転時よりも増量してエアーコンプレッサ用駆動手段に供給することが好適である。
本発明によれば、酸化剤ガスを燃料電池に供給するエアーコンプレッサが過負荷状態のときに、燃料電池の発電電流を低下させることなく過負荷状態の解消を図ることができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の燃料電池システムの構成の概略を示す図である。本発明の燃料電池システムは、燃料電池10、エアーコンプレッサ(以下、「ACP」という)18、制御部30、冷却装置80を備えている。本実施形態においては、本発明の燃料電池システムは燃料電池車両に搭載されている。
燃料電池10は、単セルを複数積層して構成されている。個々の単セルは、電解質膜(例えば高分子膜)が、アノード電極とカソード電極で挟持され、さらにその両側をセパレータで挟み込む構造となっている。上記単セルの構造は、従来より広く知られている燃料電池の単セル構造と同様である。
燃料電池10は、燃料である水素ガス及び酸化剤である空気の供給を受けて電力を発電する。本実施形態においては、水素ガス及び空気の循環経路は図1によって示される構成としたが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論である。
燃料ガスである水素ガスは、図示しない水素タンクから燃料電池10を構成する複数の各セルの燃料極(アノード)に供給される。
酸化剤である空気はACP18によって燃料電池10に供給され、燃料電池10を構成する複数の各セルの空気極(カソード)に供給される。そして、空気極での反応(2H++1/2O2→H2O)によって生成される水は、空気極からの排気ガスと共に排出される。ACP18の入口は、ACP入口側空気ライン26に接続されている。ACP18の出口は、ACP出口側空気ライン28に接続されている。ACP出口側空気ライン28は燃料電池10に接続されている。
ACP18はACP駆動用モータ20によって駆動される。ACP駆動用モータ20は制御部30に接続されている。ACP駆動用モータ20には該ACP駆動用モータ20の温度を検出するためのACP駆動用モータ温度センサ52が設けられている。ACP駆動用モータ温度センサ52は制御部30と接続されている。ACP入口側空気ライン26にはACP18に取り込まれる空気量を検出するためのエアーフローメータ22が設けられている。エアーフローメータ22は制御部30と接続されている。ACP出口側空気ライン28にはACPから圧送される空気の温度を検出するためのACP出口空気温度センサ50が設けられている。ACP出口空気温度センサ50は制御部30と接続されている。
冷却装置80は、放熱器12、流量調整用三方弁14、冷却水循環ポンプ16、燃料電池出口流路62、冷却水バイパス流路64、放熱器入口流路66、放熱器出口流路68、冷却水循環ポンプ入口流路70、冷却水循環ポンプ出口流路72を備える。冷却装置80は、燃料電池10を冷却するための冷却媒体を燃料電池10と放熱器12との間で循環させて燃料電池10を冷却し、その排熱を外気に放出させるための装置である。なお、本実施形態においては、冷却媒体は水としているが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論である。
冷却水循環ポンプ16の出口は冷却水循環ポンプ出口流路72に接続されている。冷却水循環ポンプ出口流路72は燃料電池10に接続されている。燃料電池10を冷却した後の冷却水は、燃料電池10に接続されている燃料電池出口流路62を通り、放熱器12へと流れる。燃料電池出口流路62は、放熱器12の入口の上流側で冷却水バイパス流路64と放熱器入口流路66とに分岐する。放熱器12の入口は、放熱器入口流路66に接続されている。放熱器12の出口は放熱器出口流路68に接続されている。放熱器出口流路68と冷却水バイパス流路64との合流地点には、流量調整用三方弁14が配置されている。また、流量調整用三方弁14は、冷却水循環ポンプ入口流路70と接続されている。
冷却水循環ポンプ16は、冷却水を燃料電池10に供給する。冷却水循環ポンプ16は、制御部30に接続されている。放熱器12は、冷却水を外気と熱交換させ、冷却水が保有する熱を外部に放出させる。流量調整用三方弁14は、弁の開度を調整して、放熱器12を通過する冷却水流量と冷却水バイパス流路64を流れる冷却水量とを任意の割合で調整する。流量調整用三方弁14は、制御部30と接続されている。また、冷却水循環ポンプ出口流路72から分岐しているACP冷却水供給流路74は、ACP冷却水流量調整弁24を介してACP駆動用モータ20と接続されている。ACP駆動用モータ20を冷却した後の冷却水が通るACP冷却水出口流路76は、燃料電池出口流路62に接続されている。ACP冷却水流量調整弁24は制御部30と接続されている。
また、冷却装置80は、燃料電池入口側温度センサ42、燃料電池出口側温度センサ44、バイパス温度センサ46、放熱器出口温度センサ48を備えている。上記センサ42〜48は制御部30に接続されている。
また、制御部30にはアクセル開度センサ32、大気圧センサ34、車両用ナビゲーションシステム36がそれぞれ接続されている。アクセル開度センサ32は車両のアクセル開度を検出するためのセンサである。大気圧センサ34は外気の圧力を検出するためのセンサである。車両用ナビゲーションシステム36はGPS(全地球測位システム)等を利用して車両の走行時に運転者に対してディスプレイ画面上に現在位置や目的地への走行経路案内を行うためのシステムである。これらのアクセル開度センサ32、大気圧センサ34、車両用ナビゲーションシステム36は、制御に不要な場合には備えていなくとも良い。
ここで、本発明に係る燃料電池システムを搭載した燃料電池車両の高地走行時において、ACP18が過負荷状態となった場合のACP空気量制御について説明する。以下の説明では、最初にACP18によってカソードに実際に供給されるACP空気量の算出方法について説明し、次にACP空気量制御について詳細に説明する。
先ず、ACP空気量の算出方法について説明する。図2は、アクセル開度Aと目標発電電流Iaとの対応関係を示すものである。上記対応関係を示す第1のマップは制御部30に予め記憶されている。
図3は、目標発電電流Iaと該目標発電電流Iaを得るために理論上必要な理論空気量との対応関係を示すものである。上記対応関係を示す第2のマップは制御部30に予め記憶されている。
図4は、目標発電電流Iaと、その目標発電電流Iaを得るために理論上必要とされる理論空気量とその目標発電電流Iaを燃料電池10から取り出すためにカソードに実際に供給すべき空気量との割合を示す空気過剰率α=空気供給量/理論空気量との対応関係を示すものである。理論的には、目標発電電流Iaを得るためにはその目標発電電流Iaに対応した理論空気量分の空気を燃料電池10のカソードに供給すれば足りるが、本実施形態においては、制御部30は、カソードで発生する水を排気側に押し出すために、ACP18からカソードへ実際に供給されるACP空気量はそのときの目標発電電流Iaに対応した理論空気量よりも大きくなるように設定している。すなわち、制御部30は、空気過剰率αが1よりも大きくなるようにACP駆動用モータ20を制御している。
燃料電池システムが通常の運転を行っているときは、目標発電電流Iaと空気過剰率αとの対応関係は図4の実線に示される対応関係となるように設定されている。図4の実線で示される対応関係は第3のマップとして予め制御部30に記憶されている。また、後述するACP空気量制御が実行されたときの目標発電電流Iaと空気過剰率αとの対応関係は、図4の点線に示されるような対応関係となるように設定されている。図4の点線で示される対応関係は第4のマップとして予め制御部30に記憶されている。
制御部30は、上記説明したそれぞれのマップから、燃料電池車両の運転中のアクセル開度Aに対応した目標発電電流Iaと、該目標発電電流Iaを得るために必要な理論空気量と、該目標発電電流Iaに対応した空気過剰率αとを求める。そして、制御部30は、上記理論空気量と上記空気過剰率αとを乗算して、該目標発電電流Iaを燃料電池10から取り出すためのACP空気量を求める。そして、制御部30は、上記のようにして求められたACP空気量を制御目標値に設定し、エアーフローメータ22からの検出信号をフィードバックしながらACP駆動用モータ20を制御する。
本実施形態においては、上記第1〜第4のマップは制御部30に予め記憶されている態様としたが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論であり、例えば制御部30とは別の装置のメモリ等に上記第1〜第4のマップを記憶させておく態様であっても良い。
次に、本発明に係るACP空気量制御について説明する。ACP空気量制御は、制御部30がACP18は過負荷状態であると判断したときに開始される。本実施形態においては、ACP駆動用モータ温度センサ52によって検出されるACP駆動用モータ20の温度が所定基準値を超えている否かによって、ACP18が過負荷状態であるか否かが判断される。
本実施形態においては駆動用モータ20の温度を検出してACP18が過負荷状態であるか否かを判断する態様としているが、例えばACP出口空気温度センサ50によって検出されるACP出口空気温度が所定基準値を越えているときにACP18は過負荷状態であると判断する態様であっても良い。また、大気圧センサ34によって検出される大気圧の値や車両用ナビゲーションシステム36からの車両の位置情報によって、燃料電池車両が高地を走行していると判断されたときは、ACP18が過負荷状態に至る可能性が高いため、かかる場合にはACP18は過負荷状態であるとみなしてACP空気量制御を開始する態様であっても良く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であることは勿論である。
制御部30は、ACP18は過負荷状態であると判断すると、冷却水の燃料電池入口温度の制御目標値をその判断時点における温度の1.07倍〜1.3倍の温度に設定して、燃料電池10の温度を上昇させる。そして、制御部30は、燃料電池出口側温度センサ44、バイパス温度センサ46、放熱器出口側温度センサ48からの検出信号に基づき、流量調整用三方弁14の開度を決定する。また、燃料電池入口側温度センサ42からの検出信号をフィードバックしながら、流量調整用三方弁14の開度を制御する。
冷却水の燃料電池入口温度が制御目標値に到達すると、制御部30は、図4の点線で示される第4のマップから、上記判断時点における目標発電電流Iaに対応する空気過剰率αを求める。該空気過剰率αは、図4の実線で示される第3のマップから求められる空気過剰率αの0.8倍〜0.94倍に減少される。燃料電池10の温度を上昇させると、燃料電池10の内部が乾燥状態となり、カソードで発生する水の量が低減される。そうすると、カソードで発生する水を排気側に押し出すために必要な過剰空気量を低減することができるという原理に基づくものである。また、上記減少の程度は上記判断時点における目標発電電流Iaの値によって異なる。なお、本実施形態においては、冷却水の燃料電池入口温度が制御目標値に到達するまでは、制御部30は、図4の実線で示される第3のマップから空気過剰率を求めてACP空気量を決定する態様としているが、例えば図4の実線と点線で囲まれた領域内で、冷却水の燃料電池入口温度毎に目標発電電流Iaと空気過剰率との対応関係を予め求めておき、上記温度上昇中のある時点での冷却水温度における目標発電電流Iaと空気過剰率との対応関係から空気過剰率αを求める態様であっても良く、種々の変更が可能であることは勿論である。
制御部30は、第2のマップから上記判断時点における目標発電電流Iaに対応する理論空気量を求め、該理論空気量に図4の点線で示される第4のマップから求められた空気過剰率αを乗算して、ACP空気量を決定する。制御部30は、該決定されたACP空気量を制御目標値としてACP駆動用モータ20を制御する。該決定されたACP空気量は、燃料電池システムが通常の運転を行っていた上記判断時点におけるACP空気量よりも少なくなるので、ACP18の過負荷状態を解消することができる。また、図4の点線で示される第4のマップから求められる空気過剰率αは1より大きい値となるように設定されているため、目標発電電流Iaは低下せず、本実施形態における燃料電池車両の出力が低下することもない。
また、制御部30は、上記ACP空気量制御の実行に併せて、ACP冷却水流量調整弁24の弁開度を開方向に制御し、冷却水循環ポンプ16から供給されるACP駆動用モータ20の冷却水量を増大させる。ACP18が過負荷状態となることで、ACP駆動用モータ20の温度が上昇し、モータ巻線の焼結等を引き起こす恐れがあるため、それを防止するためである。
次に、制御部30で実行されるACP空気量制御について説明する。図5は、制御部30によって実行されるACP空気量制御の一例を示すフローチャートである。
ステップS101においては、ACP18が過負荷状態であるか否かが判断され、ACPが過負荷状態であると判断されたときは次のステップS102に進み、ACP18が過負荷状態ではないと判断されたときはACP空気量制御は開始されない。上述したように制御部30は、ACP駆動用モータ20の温度が所定基準値を超えている否かによって、ACP18が過負荷状態であるか否かを判断する。
ステップS102においては、上述したように燃料電池冷却水の燃料電池入口温度の制御目標値をその判断時点における温度の1.07倍〜1.3倍の温度に設定することにより、燃料電池10の温度を上昇させ、次のステップS103に進む。ここで、燃料電池冷却水の燃料電池入口温度の制御目標値をその判断時点における温度の1.07倍〜1.3倍の温度に設定しているのは、上記温度範囲は燃料電池10の温度上昇によるセルの劣化防止とACP空気量の減少との両立を達成することができる温度範囲だからである。
ステップS103においては、上述したように燃料電池10の温度上昇に伴い、空気過剰率αは減少され、次のステップS104に進む。空気過剰率αが減少されることによって、ACP空気量も減少し、ACP18の過負荷状態を解消することができる。
ステップS104においては、ACP18の過負荷状態が解消されたか否かが判断され、ACP18の過負荷状態が解消されたと判断されたときは、次のステップS105に進み、ACP18の過負荷状態が解消されていないと判断されたときは、ステップS107に進む。ACP18の過負荷状態が解消されたか否かを判断する方法としては、例えばACP駆動用モータ温度センサ52によって検出されるACP駆動用モータ20の温度が所定基準値を超えている否かによって判断することができるが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論である。
ステップS105においては、例えば車両運転中のアクセル開度Aが変わり、燃料電池10の目標発電電流Iaの値が減少したか否かが判断され、目標発電電流Iaの値が減少したと判断されたときは、次のステップS106に進む。目標発電電流Iaの値が減少していないと判断されたときは、燃料電池10は温度上昇された状態を維持し、空気過剰率αの値は減少された値を維持することによって、継続してACP18の過負荷状態を防止するとともに車両の出力低下防止を図る。
ステップS106においては、ACP空気量制御をリセットする。すなわち上昇させていた燃料電池10の温度を元に戻すとともに、減少させていた空気過剰率αも元に戻す。目標発電電流Iaが減少したときは、それに応じてACP空気量も減少するため、上記ACP空気量制御を行わなくとも、ACP18の過負荷状態を解消することができるからである。
ステップS107においては、目標発電電流Iaの値を、ACP18が過負荷状態であると判断された時点における目標発電電流Iaの値よりも低い値に変更する。目標発電電流Iaの設定値を強制的に下げることにより、ACP空気量を減少させてACP18の過負荷状態を解消させるためである。
上記本発明に係るACP空気量制御は、燃料電池システム運転中において繰り返し実行される。
本実施形態においては、本発明に係る燃料電池システムを車両に搭載した例を中心に説明したが、例えば自家発電用の燃料電池発電システムを高地において使用する態様であっても良い。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの構成概略図である。 本発明の実施形態に係るアクセル開度Aと目標発電電流Iaとの対応関係を 示す図である。 本発明の実施形態に係る目標発電電流Iaと該目標発電電流Iaを得るため に理論上必要な理論空気量との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る目標発電電流Iaと空気過剰率αとの関係を示す図 である。 本発明の実施形態に係る制御部より実行されるACP空気量制御を説明する フローチャートである。
符号の説明
10 燃料電池、12 放熱器、14 流量調整用三方弁、16 冷却水循環ポンプ、18 エアーコンプレッサ(ACP)、20 ACP駆動用モータ、22 エアーフローメータ、24 ACP冷却水流量調整弁、26 ACP入口側空気ライン、28 ACP出口側空気ライン、30 制御部、32 アクセル開度センサ、34 大気圧センサ、36 車両用ナビゲーションシステム、42 燃料電池入口側温度センサ、44 燃料電池出口側温度センサ、46 バイパス温度センサ、48 放熱器出口温度センサ、52 ACP駆動用モータ温度センサ、62 燃料電池出口流路、64 冷却水バイパス流路、66 放熱器入口流路、68 放熱器出口流路、70 冷却水循環ポンプ入口流路、72 冷却水循環ポンプ出口流路、74 ACP冷却水供給流路、76 ACP冷却水出口流路、80 冷却装置。

Claims (12)

  1. アノードに燃料ガスが供給され、カソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
    前記カソードに酸化剤ガスを供給するエアーコンプレッサと、
    前記燃料電池から取り出そうとする目標発電電流を得るために理論上必要とされる理論酸化剤ガス量と、前記目標発電電流を前記燃料電池から取り出すために前記カソードに実際に供給すべき酸化剤ガス供給量との割合を表すガス過剰率α=酸化剤ガス供給量/理論酸化剤ガス量が1より大きくなるように前記エアーコンプレッサを制御する制御手段と、
    前記エアーコンプレッサが過負荷状態であるか否かを検出する負荷検出手段と、
    前記燃料電池の温度を調整する温度調整手段と、を備え、
    前記負荷検出手段において前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断された場合に、前記温度調整手段は前記燃料電池の温度を上昇させるとともに、前記制御手段は前記ガス過剰率αをシステム通常運転時よりも小さいが1より大きい値に減少させて前記エアーコンプレッサから前記カソードへ供給される酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷検出手段によって前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記制御手段は前記燃料電池の温度をその判断時点における前記燃料電池の温度の1.07倍〜1.3倍に上昇させることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷検出手段によって前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記制御手段はガス過剰率αをその判断時点におけるガス過剰率αの0.8倍〜0.94倍として酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷検出手段は、外気の圧力を検出する外気圧検出手段又は車両用ナビゲーションシステムによって燃料電池システムが高地で使用されていると判断されたときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1から3の何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷検出手段は、前記エアーコンプレッサを駆動させる駆動手段の温度を検出する温度検出手段又は前記エアーコンプレッサの出口の酸化剤ガス温度を検出する酸化剤ガス温度検出手段によって検出された温度が、所定基準値を超えているときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池を冷却する冷却媒体を前記燃料電池に供給する燃料電池冷却手段を更に備え、
    前記負荷検出手段によって前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記燃料電池冷却手段は冷却媒体をシステム通常運転時よりも増量して前記エアーコンプレッサ用駆動手段に供給するように前記制御手段によって制御されることを特徴とする燃料電池システム。
  7. アノードに燃料ガスが供給されカソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料電池から取り出そうとする目標発電電流を得るために理論上必要とされる理論酸化剤ガス量と、前記目標発電電流を前記燃料電池から取り出すために前記カソードに実際に供給すべき酸化剤ガス供給量との割合を表すガス過剰率α=酸化剤ガス供給量/理論酸化剤ガス量が1より大きくなるように前記カソードに酸化剤ガスを供給するエアーコンプレッサを制御し、前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、燃料電池温度を所定温度上昇させるとともに、前記ガス過剰率αをシステム通常運転時よりも小さいが1より大きい値に減少させて前記エアーコンプレッサから前記カソードに供給される酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする燃料電池システム制御方法。
  8. 請求項7に記載の燃料電池システム制御方法であって、
    前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記制御手段は燃料電池温度をその判断時点における燃料電池温度の1.07倍〜1.3倍に上昇させることを特徴とする燃料電池システム制御方法。
  9. 請求項7又は8に記載の燃料電池システム制御方法であって、
    前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、ガス過剰率αをその判断時点におけるガス過剰率αの0.8倍〜0.94倍として酸化剤ガス供給量を減少させることを特徴とする燃料電池システム制御方法。
  10. 請求項7から9の何れか1項に記載の燃料電池システム制御方法であって、
    外気の圧力を検出する外気圧検出手段又は車両用ナビゲーションシステムによって燃料電池システムが高地で使用されていると判断されたときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することを特徴とする燃料電池システム制御方法。
  11. 請求項7から10の何れか1項に記載の燃料電池システム制御方法であって、
    前記エアーコンプレッサを駆動させる駆動手段の温度を検出する温度検出手段又は前記エアーコンプレッサの出口の酸化剤ガス温度を検出する酸化剤ガス温度検出手段によって検出された温度が、所定基準値を超えているときは、前記エアーコンプレッサは過負荷状態であると判断することを特徴とする燃料電池システム制御方法。
  12. 請求項7から11の何れか1項に記載の燃料電池システム制御方法であって、
    前記エアーコンプレッサが過負荷状態であると判断されたときは、前記燃料電池を冷却するための冷却媒体をシステム通常運転時よりも増量して前記エアーコンプレッサ用駆動手段に供給することを特徴とする燃料電池システム制御方法。
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