JP4977947B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を適正化することができる燃料電池システムに関する。
燃料電池は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化剤ガスとを電解質を介して電気化学的に反応させ、電解質両面に設けた電極間から電気エネルギを直接取り出すものである。燃料電池は、電解質の種類により、水酸化カリウム型燃料電池、リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体酸化物型燃料電池、固体高分子型燃料電池等に分類される。特に、後2者は、固体電解質を用いるので取り扱いが容易であることから電動車両用の電源として注目されている。
ところで、一般に地上で使用される燃料電池に供給する酸化剤ガスとしては、空気が用いられている。燃料電池の空気供給系は、空気中の塵埃を除去して浄化するエアフィルタ、浄化された空気を所望の圧力まで加圧するコンプレッサ、コンプレッサから燃料電池スタックまでの配管等から構成されている。
このような構成の燃料電池は、特に塵埃が多い環境下で使用されるとエアフィルタに目詰まりが生じたり、コンプレッサの経年変化により空気供給能力が低下したり、燃料電池スタック自体の経年変化等により、出力電圧が低下することが知られている。
燃料電池の反応ガス供給不足を検出する従来技術としては、電解質膜のアノード側に参照電極を設け、この参照電極とアノードとの電位差と電流との関係を示す基準線を設定し、発電中に計測した電位差を基準線と比較して燃料ガス供給の不足を判断する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、燃料電池の出力電流が急増することを検出した時に、反応ガスの供給量に見合う電流値以下に出力電流を制限し、この制限された電流値に基づいて反応ガスの供給量を制御する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2003−331895号公報(第4頁、図6) 特開平10−326625号公報(第6頁、図5)
しかしながら、上記特許文献1記載のようなシステムでは、以下のような問題点があった。
(1)制御実行毎に参照電極とアノード電極間の基準線を計測するので、通常の発電状態になるまでに遅れがある。
(2)燃料電池スタック内部に参照電極を配置する必要があるので、燃料電池スタックの構造が複雑化する。
(3)参照電極の電位が一定であることを前提としており、参照電極の電位が偏倚したときに、誤ってガス供給不足と判断して、ガス流量を増加させたり出力電流を制限してしまう。
(4)電極触媒または電解質膜のイオン導電性等の経時劣化により燃料電池セルの発電性能そのものが低下した場合、ガス供給を増加させても基準電流電圧特性に達しない場合があり、反応に寄与しないガス排出が増加するので、発電効率が低下する。
上記問題点を解決するために、本発明は、反応ガスとして燃料ガスと酸化剤ガスとの供給を受けて発電する燃料電池と、該燃料電池へ反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、該燃料電池の基準電流電圧特性を予め記憶する基準電流電圧特性記憶手段と、該燃料電池の発電時の電流及び電圧を検出する出力検出手段と、検出された電流値における前記基準電流電圧特性から求められる基準電圧値と検出された電圧値との比較に基づいて前記反応ガスの供給不整合を検出するガス供給不整合検出手段と、前記ガス供給不整合検出手段により前記反応ガスの供給不整合が検出されたときに、前記基準電圧値と前記検出電圧値との比較結果に基づいて、反応ガス供給量を制御するガス供給制御手段と、を備え、前記ガス供給制御手段は、前記基準電圧値と前記検出電圧値との比較でガス供給不整合が検出された場合に、さらに、前回の検出電圧値と今回の検出電圧値との比較結果を考慮して前記反応ガス供給手段が供給する反応ガス供給量を変更することを要旨とする燃料電池システムである。
本発明によれば、反応ガスの供給不整合を確実に検出することができる燃料電池システムを提供することができるという効果がある。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、以下の実施例において、本発明を固体高分子型燃料電池に適用した例を説明するが、固体高分子型に限らず、固体酸化物型燃料電池等の他の形式の燃料電池にも本発明を適用可能であることは明らかである。
図1は、本発明に係る燃料電池システムの実施例を説明するシステム構成図である。同図において、燃料電池システム1は、カソード3とアノード4を備える燃料電池(本体)2と、酸化剤ガスとしての空気を濾過するエアフィルタ5と、濾過された空気を圧縮するコンプレッサ6と、コンプレッサ6を回転駆動するコンプレッサモータ7と、コンプレッサ6からカソード3へ空気を供給する空気供給配管8と、カソード3の空気圧力を調整する空気圧力調整弁(調圧弁)9と、燃料ガスとしての水素を貯蔵する水素容器10と、水素圧力を調整する水素圧力調整弁(調圧弁)11と、水素供給配管12と、水素供給配管12から供給される水素を駆動流としてアノードオフガスを水素循環配管14を介して再循環させる流体ポンプであるエゼクタ13と、エゼクタ13で混合された新規水素ガスとアノードオフガスの混合ガスをアノード4に供給する水素供給配管15と、アノードオフガスを系外へ排出するパージ弁16と、負荷装置17と、燃料電池2の出力電流を検出する電流計18と、出力電圧を検出する電圧計19と、コントローラ21と、コンプレッサモータインバータ22とを備えている。
燃料電池2は、例えば固体高分子型燃料電池であり、カソード3に供給された空気中の酸素と、アノード4に供給された水素とを反応ガスとして、これらの電気化学反応により発電する。この発電電力は、電流計18を介して負荷装置17へ供給される。また燃料電池2の発電電圧は、電圧計19により検出される。
エアフィルタ5は、大気を吸入して塵埃や化学的不純物を除去した清浄な空気をコンプレッサ6へ供給する。コンプレッサ6は、清浄な空気を圧縮してカソード3へ供給する。コンプレッサ6は、コンプレッサモータ7により回転駆動され、モータ7の回転速度は、コンプレッサモータインバータ22から供給される交流電流の周波数により制御される。
燃料ガスである水素は、高圧水素タンクや水素吸蔵材料タンクを用いた水素容器10から、水素圧力調整弁11及び水素供給配管12を介してエゼクタ13のノズルに供給される。エゼクタ13は、ノズルに供給される水素と、アノード4から排出され水素循環配管14を介して還流するアノードオフガスとを混合して、水素供給配管15を介してアノード4へ供給する。アノード4の出口側に設けられたパージ弁16は、アノード4及び水素循環配管14を含む水素循環路内に蓄積した窒素や液水等を系外へ排出する際に開放される。
尚、燃料電池システム1に、水素ガス及び空気を加湿する加湿器や、燃料電池2を冷却する冷却系を備えてもよい。
コントローラ21は、ガス供給不整合検出手段23と、基準電流電圧特性記憶手段24と、ガス供給制御手段25とを備えている。
基準電流電圧特性記憶手段24は、燃料電池2の反応ガス供給が適正な場合の基準電流電圧特性を記憶する。ガス供給不整合検出手段23は、燃料電池2の出力検出手段である電流計18と電圧計19の検出値を読み込み、検出された電流値における基準電流電圧特性記憶手段24から求められる基準電圧値と、検出された電圧値との比較に基づいて反応ガスの供給不整合を検出する。
ガス供給制御手段25は、ガス供給不整合検出手段23により反応ガスの供給不整合が検出されたときに、基準電圧値と検出電圧値との比較結果に基づいて、反応ガス供給量を増減制御する。
この反応ガスの供給量を制御する際に、空気供給量の制御は、コントローラ21からコンプレッサモータインバータ22に対してコンプレッサ6の回転速度を指示すると共に、空気圧力調整弁9の開度を制御することにより達成される。
一方、水素ガスの供給量制御は、コントローラ21から水素圧力調整弁11の開度を制御することにより達成される。
ガス供給制御手段25は、これら空気及び水素ガスの供給量制御のために、例えば、要求空気流量とコンプレッサ回転速度との対応テーブル、要求空気流量と空気圧力調整弁開度との対応テーブル、要求水素流量と水素圧力調整弁開度との対応テーブルを記憶しているものとする。
コントローラ21は、特に限定されないが本実施例では、CPUと、プログラムROMと、作業用RAMと、入出力インタフェースとを備えたマイクロプロセッサで構成されている。
上記構成による燃料電池システム1において、特に塵埃の多い環境下で燃料電池システムが運用されてエアフィルタ5に目詰まりが生じたり、燃料電池システムが高地に移動して気圧が低下したり、コンプレッサ6の経時劣化、空気または水素の圧力調整弁9、11の劣化等により反応ガスの供給量が低下し、燃料電池電圧が基準電流電圧特性より低下することがある。
この場合、コントローラ21は、電流計18、電圧計19の検出信号と、基準電流電圧特性記憶手段24に記憶した燃料電池2の基準電流電圧特性に基づいて、反応ガス供給の不整合を検出し、この不整合を解消するように反応ガス供給を制御する。
次に、コントローラ21によるガス供給不整合検出及びガス供給量制御の内容を図2のフローチャートを参照して説明する。尚、このフローチャートは、燃料電池システム1の起動後、所定時間(例えば、50[mS])毎に呼び出されて実行されるものとする。
まず、ステップ(以下、ステップをSと略す)10において、コントローラ21は、燃料電池に対する要求出力を読み込む。次いでS12で、コントローラ21は、要求出力に対応する水素及び空気の反応ガス流量(質量流量)を算出する。この要求出力に対応する反応ガス流量の算出は、ファラデー定数及び燃料電池に対する要求電流から、単位時間当たりの反応ガス流量を求めることにより達せられる。
次いでS14で、コントローラ21は、それぞれ算出した反応ガス流量に、所定のストイキ比(反応ガス過剰供給率、例えば、1.7)を乗じて要求ガス流量(要求空気流量及び要求水素流量)を算出する。
S16では、コントローラ21は、要求空気流量とコンプレッサ回転速度との対応テーブルを参照して、コンプレッサ6の目標回転速度を算出する。次いで、S18では、コントローラ21は、空気圧力調整弁9及び水素圧力調整弁11の開度を、それぞれ要求空気流量と空気圧力調整弁開度との対応テーブル、要求水素流量と水素圧力調整弁開度との対応テーブルを参照して、算出する。
次いでS20で、コントローラ21は、コンプレッサ回転速度をコンプレッサモータインバータ22へ出力するとともに、空気圧力調整弁9及び水素圧力調整弁11へそれぞれの開度を出力する。
次に、S22でコントローラ21は、電流計18及び電圧計19から燃料電池の実測電流値Im [A]及び実測電圧値Vm [V]を読み込む。次いでコントローラ21は、S24で実測電流値Im [A]に対応する基準電圧値Vs [V]を基準電流電圧特性記憶手段から読み出し、S26で、基準電圧値Vs より実測電圧値Vm が低いか否かを判定する。
S26の判定で、基準電圧値Vs より実測電圧値Vm が低ければ、ガス供給不足と判断して、S28へ進む。S26の判定で、基準電圧値Vs より実測電圧値Vm が低くなければ、ガス供給不足ではないと判断してS36へ進む。
S28では、基準電圧値の低下の程度を判定するために、基準電圧値Vs −実測電圧値Vm が所定値αより小さいか否かを判定する。この所定値αは、基準電圧値Vs の一定割合(例えば、15%)としてもよいし、基準電流電圧特性と同様に、基準電流に対する所定値αの値を予め基準電流電圧特性記憶手段24に記憶させて必要時に読み出してもよく、また簡易的な方法としては、実測電流値に限らず一定値としてもよい(図3参照)。
S28の判定で基準電圧値Vs −実測電圧値Vm が所定値αより小さければ、実測電圧値Vm は許容範囲内であるので、コントローラ21は、ガス供給量の増減は行わず、リターンする。
S28の判定で基準電圧値Vs −実測電圧値Vm が所定値α以上であれば、実測電圧値が許容範囲より低下しているので、S30へ移る。S30では、コントローラ21は、前回の実測電圧値Vm-1 を読み出し、S32で、Vm −Vm-1 が所定値γより小さいか否かを判定する。この所定値γは、燃料電池の電極触媒や電解質膜の劣化等により、反応ガス供給量を増加しても実測電圧値が増加しないことによる過剰な供給量増加を抑制するためのパラメータである。所定値γは、燃料電池の構造、電極触媒の材質、電解質膜の材質、燃料電池の運転条件等により異なるもので、予め実験的に求めた値をコントローラ21に記憶しておくものとする。
S32の判定で、Vm −Vm-1 が所定値γより小さければ、コントローラ21は、反応ガス供給量の増加を行わずにリターンする。S32の判定で、Vm −Vm-1 が所定値γ以上であれば、さらに反応ガス供給量を増加することにより実測電圧値Vm の改善の見込みがあるとして、S34へ進む。S34では、コントローラ21は、コンプレッサ6の回転速度上昇、水素圧力調整弁11の開度増加により、反応ガス供給量を例えば一定のストイキ比増加幅(例えば、ストイキ比0.1)だけ増加させて、S22へ戻る。このように、本実施例では、ガス供給不足と判断した場合、反応ガス供給量を増加させて燃料電池電圧の回復を行っているので、燃料電池の発電効率を維持することができる。
S36では、コントローラ21は、実測電圧値Vm −基準電圧値Vs が所定値βより小さいか否かを判定する。この所定値βは、基準電圧値Vs の一定割合(例えば、15%)としてもよいし、基準電流電圧特性と同様に、基準電流に対する所定値βの値を予め基準電流電圧特性記憶手段24に記憶させて必要時に読み出してもよく、また簡易的な方法としては、実測電流値に限らず一定値としてもよい(図3参照)。
S36の判定で、実測電圧値Vm −基準電圧値Vs が所定値βより小さければ、実測電圧値Vm は、許容範囲内であるので、ガス供給量の減少は行わずにリターンする。S36の判定で、実測電圧値Vm −基準電圧値Vs が所定値β以上であれば、S38へ進む。S38では、コントローラ21は、コンプレッサ6の回転速度低下、水素圧力調整弁11の開度減少により、反応ガス供給量を例えば一定のストイキ比減少幅(例えば、ストイキ比0.1)だけ減少させて、S22へ戻る。このように、本実施例では、反応ガス供給量が多すぎる場合に、反応ガス供給量を減少させているので、コンプレッサが過剰な空気供給による無駄な仕事(電力消費)をすることなく、燃料電池システム全体としての発電効率を維持することができる。
図4は、燃料電池の電極触媒や電解質膜の劣化等により、一定の出力電流の条件において、反応ガス供給量を一定のストイキ比増加幅ずつ増加しても実測電圧値が増加しない場合を説明する図である。
例えば、コンプレッサの劣化やエアフィルタの目詰まり等により反応ガスのストイキ比が低下し、図2のS22で測定した初回の実測電圧値がVm-3 となり、図示しない基準電圧値Vs より低下していたとする。このとき、S24,S26,S28,S30,S32を経て、S34において、一定のストイキ比増加幅だけ反応ガス供給量を増加し、S22へ戻り、2回目の実測電圧値Vm-2 が初回の実測電圧値Vm-3より増加する。以下、反応ガス供給量の増加と電圧測定を繰り返し、3回目の実測電圧値Vm-1 ,4回目の実測電圧値Vm を得たとする。この実測電圧値の時系列値を見ると、ガス供給量の増加に連れて、前回に比べた実測電圧値の電圧上昇幅は減少している。
ところが実測電圧値の低下原因が反応ガス供給量の低下ではなく、燃料電池の電極触媒や電解質膜の劣化等による場合、適正な反応ガス供給量においても実測電圧値は電圧値の許容範囲下限を超えることはなく、反応ガス供給量の増加終了条件を実測電圧値が許容範囲下限を超えることとすると、反応ガス供給過剰となって、コンプレッサ駆動電力が無駄に増加し燃料電池の発電効率が著しく低下する。この問題を回避するために、前回の実測電圧値から反応ガス供給増加後の今回の実測電圧値までの電圧上昇幅が所定値γを下回った場合(図2のS32の判定がYesの場合)、実測電圧値が許容範囲下限に達しなくても反応ガス供給量の増加を打ち切るように制御している。
本発明に係る燃料電池システムの実施例の構成を説明するシステム構成図である。 実施例におけるコントローラによるガス供給不整合の検出とガス供給量制御を説明するフローチャートである。 基準電流−電圧特性の例を説明する図である。 反応ガス増加に伴う実測電圧の上昇幅の低下を説明する図である。
符号の説明
1…燃料電池システム
2…燃料電池
3…カソード
4…アノード
5…エアフィルタ
6…コンプレッサ
7…コンプレッサモータ
8…空気供給配管
9…空気圧力調整弁
10…水素容器
11…水素圧力調整弁
12…水素供給配管
13…エゼクタ
14…水素循環配管
15…水素供給配管
16…パージ弁
17…負荷装置
18…電流計
19…電圧計
21…コントローラ
22…コンプレッサモータインバータ
23…ガス供給不適合検出手段
24…基準電流電圧特性記憶手段
25…ガス供給制御手段

Claims (4)

  1. 反応ガスとして燃料ガスと酸化剤ガスとの供給を受けて発電する燃料電池と、
    該燃料電池へ反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、
    該燃料電池の基準電流電圧特性を予め記憶する基準電流電圧特性記憶手段と、
    該燃料電池の発電時の電流及び電圧を検出する出力検出手段と、
    検出された電流値における前記基準電流電圧特性から求められる基準電圧値と検出された電圧値との比較に基づいて前記反応ガスの供給不整合を検出するガス供給不整合検出手段と、
    前記ガス供給不整合検出手段により前記反応ガスの供給不整合が検出されたときに、前記基準電圧値と前記検出電圧値との比較結果に基づいて、反応ガス供給量を制御するガス供給制御手段と、
    を備え、
    前記ガス供給制御手段は、前記基準電圧値と前記検出電圧値との比較でガス供給不整合が検出された場合に、さらに、前回の検出電圧値と今回の検出電圧値との比較結果を考慮して前記反応ガス供給手段が供給する反応ガス供給量を変更する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記基準電圧値に基づいて設定される許容電圧範囲の上限より前記検出電圧値が高い場合に、反応ガスの供給量を減少させて、前記検出電圧値が前記許容電圧範囲となるように制御することを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  3. 前記基準電圧値に基づいて設定される許容電圧範囲の下限より前記検出電圧値が低い場合に、前記実測電圧値が許容範囲の下限を超えるまで反応ガス供給量を増加させることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  4. 反応ガス供給量を増加させる前の前記検出電圧値から反応ガス供給量を一定量増加させた後の前記検出電圧値までの電圧上昇幅が所定値以下となった場合に、前記実測電圧値が許容範囲下限を超えていなくても反応ガス供給量を増加しないことを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
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