JP3808636B2 - 燃料電池発電システムおよび発電システム - Google Patents

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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行なう燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムおよびそれを用いた発電システムに係り、特に供給量に変動や制約がある燃料を、過不足なく全量消費して発電に寄与できるようにした燃料電池発電システムおよび発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、燃料の有している化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する装置として、燃料電池が知られている。この燃料電池は、燃料である水素と酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて、直接電気的出力を取り出すようにしたものであり、高い効率で電気エネルギーを取り出すことができる装置である。
【0003】
この種の燃料電池を用いた燃料電池発電システムは、通常、触媒の作用によって、水素ガスを主成分とする燃料ガスを発生させる反応器(改質器とも称する)と、この反応器で発生した燃料ガスを空気等の酸化剤ガスと電気化学的に反応させて、電気エネルギーに変換する燃料電池本体とを備えて構成されており、比較的小さな規模であっても、発電効率は40%に達し、大型火力発電並の効率を誇っている。
【0004】
また、近年大きな杜会問題になってきている公害要因であるSOx、NOxの等の排出がほとんどなく、高効率のためCO2 の排出量も少ない。
さらに、外部からの冷却水を必要とせず、騒音/振動も小さいことから、極めて環境に優しいシステムであると言える。
【0005】
また、負荷変動に対しての応答性がよく、発電と同時に熱も利用することができる等の特徴から、商用化による大量導入が期待されている。
さらに、燃料電池は多様な燃料が適用可能である。最近では、この特徴を活かして、下水処理場で発生する消化ガスや、生ゴミや食品工場から発生するバイオガスを燃料として用いた燃料電池発電システムの検証も行なわれてきており、資源の有効利用という観点からも、今後の普及が益々期待されている。
【0006】
ところで、通常の燃料電池発電システムは、電力負荷優先の制御で運転されている。すなわち、電力系統への連系運転時には、通常、オペレータによる指令によって負荷が決定され、単独運転時には、その燃料電池発電システムに接続された電力負荷につりあうように、自動的に発電負荷が制御される。
【0007】
図4は、この種の従来の燃料電池発電システムの概要構成例を示すブロック図である。
図4において、負荷設定器1により負荷指令信号2が、またインバータ3の電圧制御により負荷信号4が、プラントコントローラ5にそれぞれ入力される。
【0008】
プラントコントローラ5では、負荷指令信号2と負荷信号4とに基づいて、負荷信号4が負荷指令信号2と等しくなるように、弁開度指令6が燃料調節弁7に出力される。
【0009】
その結果、図示しない燃料供給設備に通じる燃料入口部8から、燃料が必要量だけ燃料配管9を通って改質器・燃料電池本体10に供給され、ここで発電された直流電力11は、インバータ3により交流に変換され、交流電力12として図示しない負荷へ供給される。
【0010】
なお、上記の各要素は、通常、燃料電池発電システム13としてパッケージ化されている。
上記のような制御は、電力負荷優先の制御であり、発電に使用する燃料は、必要な時に必要なだけ燃料電池発電システムに供給可能であるという前提の下で実施されている。そして、通常、燃料電池発電システム13は、天然ガスやLPG等を燃料として用いて発電を行なうことから、かかる条件を満足するものとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、天然ガスやLPGを燃料として用いて発電を行なう場合には、通常、燃料の供給には制約はないため、電力負荷優先制御の従来の燃料電池発電システム13でも何ら問題はない。
【0012】
しかしながら、前述した生ゴミや食品を処理して燃料を生成するような場合には、発生した燃料量の変化に応じて燃料電池発電システムが発電負荷を調節し、発生した燃料を過不足なく全て消費して欲しいというニーズが高い。
【0013】
この点に関して、従来の燃料電池発電システム13では、その実現が難しいため、このような要求のある場合には、負荷を燃料の発生量に比べて低目に設定して発電を行なわせ、余剰の燃料はボイラ等へ送って処理をするという方法が一般的となっている。
【0014】
しかしながら、このような方法では、余剰燃料の燃料電池発電システム13系外への放出が避けられず、低効率なシステムとなっている。
また、上記の実現が容易な方法として、供給される燃料を流量計を用いて認識し、その供給量に対応した制御を行なうことも提案されてきている。
【0015】
しかしながら、このような瞬時値に基づく比例式の制御方法では、如何に厳密に計測しても必ず誤差が生じ、それが時間の経過と共に積分効果で拡大し、バランスが狂うことが避けられないシステムとなってしまう。
【0016】
本発明の目的は、供給量に変動や制約がある燃料を、過不足なく全量消費して発電に寄与することが可能な燃料電池発電システムおよび発電システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えて構成される燃料電池発電システムにおいて、燃料入口部から燃料極の間に設けられ、当該燃料極に供給される燃料の圧力を計測する圧力計測手段と、圧力計測手段により計測された燃料の圧力値に基づいて、燃料電池本体における最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池本体の最適発電負荷を制御する制御手段とを備える。
【0018】
従って、請求項1の発明の燃料電池発電システムにおいては、燃料入口部から燃料極の間に設けた圧力計測手段で、燃料極に供給される燃料の圧力が計測され、この燃料の圧力値に基づいて、制御手段で、燃料電池本体の最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することにより、燃料電池本体の最適発電負荷が制御される。
【0019】
すなわち、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池本体での燃料の消費量が過多の場合には、計測圧力が低下するため、制御によって発電負荷が下がることになる。この結果、燃料電池本体での燃料の消費量が低下し、計測圧力が復帰(上昇)する。
【0020】
また、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池本体での燃料の消費量が少ない場合には、計測圧力が上昇するため、制御によって発電負荷が上がることになる。この結果、燃料電池本体での燃料の消費量が上昇し、計測圧力が復帰(低下)する。
【0021】
以上の制御により、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、計測圧力が一定に保たれ、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することができる。
【0022】
一方、電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムと、燃料電池発電システムの燃料極へ燃料を供給する燃料供給設備とを備えて構成される発電システムにおいて、
請求項2の発明では、燃料電池発電システムの燃料入口部の上流側に設けられ、燃料電池発電システムの燃料極に供給される燃料の圧力を計測する圧力計測手段と、圧力計測手段により計測された燃料の圧力値に基づいて、燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段とを備える。
【0023】
従って、請求項2の発明の発電システムにおいては、燃料電池発電システムの燃料入口部の上流側、すなわち燃料電池発電システムの外部に設けた圧力計測手段で、燃料極に供給される燃料の圧力が計測され、この燃料の圧力値に基づいて、制御手段で、燃料電池発電システムの最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することにより、燃料電池本体の最適発電負荷が制御される。
【0024】
すなわち、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が過多の場合には、計測圧力が低下するため、制御によって発電負荷が下がることになる。この結果、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が低下し、計測圧力が復帰(上昇)する。
【0025】
また、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が少ない場合には、計測圧力が上昇するため、制御によって発電負荷が上がることになる。この結果、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が上昇し、計測圧力が復帰(低下)する。
【0026】
以上の制御により、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、計測圧力が一定に保たれ、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することができる。
【0027】
また、請求項3の発明では、燃料電池発電システムの燃料電池本体入口部の上流側に設けられ、燃料を保持するための内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器と、内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器の容積を計測する容積計測手段と、容積計測手段により計測された容器の容積値に基づいて、燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段とを備える。
【0028】
従って、請求項3の発明の発電システムにおいては、燃料電池発電システムの燃料電池本体入口部の上流側に設けた内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器の容積が容積計測手段で計測され、この容積値に基づいて、制御手段で、燃料電池発電システムの最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することにより、燃料電池発電システムの最適発電負荷が制御される。
【0029】
すなわち、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が過多の場合には、内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器の計測容積が低下するため、制御によって発電負荷が下がることになる。この結果、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が低下し、計測容積が復帰(上昇)する。
【0030】
また、燃料極への燃料の供給量に対して、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が少ない場合には、計測容積が上昇するため、制御によって発電負荷が上がることになる。この結果、燃料電池発電システムでの燃料の消費量が上昇し、計測容積が復帰(低下)する。
【0031】
以上の制御により、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、計測容積が一定に保たれ、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することができる。
【0032】
さらに、請求項4の発明では、燃料供給設備から燃料電池発電システムの燃料極への燃料の供給量と燃料電池発電システムにおける燃料の消費量との偏差を、あらかじめ決められた一定時間内における積算値として認識する認識手段と、認識手段により認識された積算値に基づいて、燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段とを備える。
【0033】
従って、請求項4の発明の発電システムにおいては、認識手段で、燃料電池発電システムの燃料極への燃料の供給量と燃料電池発電システムにおける燃料の消費量との偏差が、あらかじめ決められた一定時間内における積算値として認識され、この積算値に基づいて、制御手段で、燃料電池発電システムの最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することにより、燃料電池発電システムの最適発電負荷が制御される。
【0034】
以上の制御により、前記請求項2および請求項3の発明の場合と同様に、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明は、燃料電池発電システムの燃料極の上流側に、燃料の供給量と燃料電池本体における燃料の消費量との偏差を、あらかじめ決められた一定時間内における積算値として積分式に認識する手段を設け、この認識された積算値に基づいて、燃料電池本体の発電負荷を制御するものである。
【0036】
以下、上記のような考え方に基づく本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態による燃料電池発電システムの概要構成例を示すブロック図であり、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0037】
すなわち、図1に示すように、本実施の形態の燃料電池発電システム13は、前記図4における負荷設定器1と、それによる負荷指令信号2、およびプラントコントローラ5を省略し、これに代えて新たに、燃料電池発電システム13の内部における、燃料入口部8から改質器・燃料電池本体10の燃料極までの間(本例では、燃料入口部8から燃料調節弁7までの間)の燃料配管9の途中に、体積固定式のバッファタンク14と圧力伝送器15と自力式減圧弁17とからなる圧力計測手段を設け、さらにプラントコントローラ5´を設けた構成としている。
【0038】
バッファタンク14は、燃料を保持するためのものである。
圧力伝送器15は、バッファタンク14の圧力を計測することにより、改質器・燃料電池本体10の燃料極に供給される燃料の圧力を計測し、圧力信号値16をプラントコントローラ5´に出力伝送する。
【0039】
自力式減圧弁17は、自力で燃料配管9内の圧力を減圧するためのものである。
プラントコントローラ5´は、圧力伝送器15により計測され伝送される圧力信号値16に基づいて、改質器・燃料電池本体10における最適発電負荷を算出し、かつこの最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節するための弁開度指令6を燃料調節弁7に出力することにより、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を制御する。
【0040】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
図1において、燃料は、図示しない燃料供給設備に通じる燃料入口部8からバッファタンク14に導入され、さらに自力式減圧弁17、燃料調節弁7、燃料配管9を通って、改質器・燃料電池本体10に供給され、ここで発電された直流電力11は、インバータ3により交流に変換され、交流電力12として図示しない負荷へ供給される。
【0041】
ここで、燃料調節弁7を通って供給される燃料の流量に比べて、バッファタンク14に流入する燃料の量が多い場合には、バッファタンク14の圧力が上昇することになる。そして、このバッファタンク14の圧力は、圧力伝送器15によって計測され、圧力信号値16としてプラントコントローラ5´に伝送される。
【0042】
また、逆に、バッファタンク14に流入する燃料の量が、燃料調節弁7を通って供給される燃料の流量に比べて少ない場合には、バッファタンク14の圧力は低下することになる。
【0043】
プラントコントローラ5´では、例えば図2に示すようなロジックにより、バッファタンク14の負荷および改質器・燃料電池本体10の発電負荷が制御される。
【0044】
すなわち、バッファタンク14の圧力信号値16が、圧力設定上限値18または圧力設定値下限値19の範囲を外れた場合には、制御ブロック20により、その外れた量に応じて、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が調節される。具体的には、圧力が高い場合には発電負荷が上げられ、圧力が低い場合には発電負荷が下げられる。
【0045】
すなわち、燃料極への燃料の供給量に対して、改質器・燃料電池本体10での燃料の消費量が少ない場合には、バッファタンク14の圧力が上昇するため、プラントコントローラ5´の制御によって、その燃料増加量に見合った分だけ、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に上昇する。
【0046】
また、燃料極への燃料の供給量に対して、改質器・燃料電池本体10での燃料の消費量が過多の場合には、バッファタンク14の圧力が下降するため、プラントコントローラ5´の制御によって、その燃料減少量に見合った分だけ、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に減少する。
【0047】
なお、この場合、プラントコントローラ5´による改質器・燃料電池本体10の発電負荷の制御は、具体的には、バッファタンク14の圧力信号値16と、圧力設定上限値18または圧力設定値下限値19との偏差を求め、さらにこれらの加算値に対して比例・微分・積分(PID)演算を行なって負荷指令20を求め、インバータ3からの負荷信号4が負荷指令20と等しくなるように、弁開度指令6を燃料調節弁7に出力することによって行なわれる。
【0048】
以上の制御により、改質器・燃料電池本体10の燃料極へ供給される燃料が変動しても、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に追従するため、システムが安定な運転状態を保ちながら、燃料を過不足なく全量消費することができる。
【0049】
なお、バッファタンク14の圧力が変動しても、自力式減圧弁17の働きによって、燃料調節弁7の一次圧は常に一定に保たれ、安定した制御を行なうことができる。
【0050】
上述したように、本実施の形態の燃料電池発電システムでは、燃料電池発電システム13の内部における、燃料入口部8から改質器・燃料電池本体10の燃料極の間に設けた圧力計測手段で、燃料極に供給される燃料の圧力を計測し、この燃料の圧力値16に基づいて、プラントコントローラ5´で、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することによって、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を制御するようにしているので、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、計測圧力が一定に保たれ、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することが可能となる。
【0051】
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態による燃料電池発電システムの概要構成例を示すブロック図であり、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0052】
すなわち、図3に示すように、本実施の形態の発電システムは、前記図4における負荷設定器1を省略し、これに代えて新たに、燃料電池発電システム13の外部における、燃料入口部8の上流側の燃料配管9の途中に、体積固定式のバッファタンク14と圧力伝送器15とからなる圧力計測手段を設け、さらに負荷調整用外部コントローラ22を設けた構成としている。
【0053】
バッファタンク14は、燃料を保持するためのものである。
圧力伝送器15は、バッファタンク14の圧力を計測することにより、改質器・燃料電池本体10の燃料極に供給される燃料の圧力を計測し、圧力信号値16を負荷調整用外部コントローラ22に出力伝送する。
【0054】
負荷調整用外部コントローラ22は、圧力伝送器15により計測され伝送される圧力信号値16に基づいて、改質器・燃料電池本体10における最適発電負荷を算出し、かつこの最適発電負荷となるように燃料極への燃料の供給量を調節するための弁開度指令6を燃料調節弁7に出力することにより、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を制御する。
【0055】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
図3において、燃料は、図示しない燃料供給設備からバッファタンク14に導入され、燃料入口部8から燃料調節弁7、燃料配管9を通って、改質器・燃料電池本体10に供給され、ここで発電された直流電力11は、インバータ3により交流に変換され、交流電力12として図示しない負荷へ供給される。
【0056】
ここで、燃料調節弁7を通って供給される燃料の流量に比べて、バッファタンク14に流入する燃料の量が多い場合には、バッファタンク14の圧力が上昇することになる。そして、このバッファタンク14の圧力は、圧力伝送器15によって計測され、圧力信号値16として負荷調整用外部コントローラ22に伝送される。
【0057】
また、逆に、バッファタンク14に流入する燃料の量が、燃料調節弁7を通って供給される燃料の流量に比べて少ない場合には、バッファタンク14の圧力は低下することになる。
【0058】
負荷調整用外部コントローラ22では、前記第1の実施の形態の場合と同様に、例えば図2に示すようなロジックにより、バッファタンク14の負荷および改質器・燃料電池本体10の発電負荷が制御される。
【0059】
すなわち、バッファタンク14の圧力信号値16が、圧力設定上限値18または圧力設定値下限値19の範囲を外れた場合には、制御ブロック20により、その外れた量に応じて、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が調節される。具体的には、圧力が高い場合には発電負荷が上げられ、圧力が低い場合には発電負荷が下げられる。
【0060】
すなわち、燃料極への燃料の供給量に対して、改質器・燃料電池本体10での燃料の消費量が少ない場合には、バッファタンク14の圧力が上昇するため、負荷調整用外部コントローラ22の制御によって、その燃料増加量に見合った分だけ、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に上昇する。
【0061】
また、燃料極への燃料の供給量に対して、改質器・燃料電池本体10での燃料の消費量が過多の場合には、バッファタンク14の圧力が下降するため、負荷調整用外部コントローラ22の制御によって、その燃料減少量に見合った分だけ、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に減少する。
【0062】
なお、この場合、負荷調整用外部コントローラ22による改質器・燃料電池本体10の発電負荷の制御は、具体的には、バッファタンク14の圧力信号値16と、圧力設定上限値18または圧力設定値下限値19との偏差を求め、さらにこれらの加算値に対して比例・微分・積分(PID)演算を行なって負荷指令20を求め、インバータ3からの負荷信号4が負荷指令20と等しくなるように、弁開度指令6を燃料調節弁7に出力することによって行なわれる。
【0063】
以上の制御により、改質器・燃料電池本体10の燃料極へ供給される燃料が変動しても、改質器・燃料電池本体10の発電負荷が自動的に追従するため、システムが安定な運転状態を保ちながら、燃料を過不足なく全量消費することができる。
【0064】
上述したように、本実施の形態の燃料電池発電システムでは、燃料電池発電システム13の外部における、燃料入口部8の上流側の燃料配管9の途中に設けた圧力計測手段で、燃料極に供給される燃料の圧力を計測し、この燃料の圧力値16に基づいて、負荷調整用外部コントローラ22で、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を算出して燃料極への燃料の供給量を調節することによって、改質器・燃料電池本体10の最適発電負荷を制御するようにしているので、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、計測圧力が一定に保たれ、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することが可能となる。
【0065】
さらに、燃料電池発電システム13の外部に、バッファタンク14と、圧力伝送器15と、負荷調整用外部コントローラ22を設けたシステム構成としているため、前述した従来の燃料電池発電システム13を改造することなく容易に実現することが可能である。
【0066】
(第3の実施の形態)
前記第1および第2の実施の形態では、体積固定式のバッファタンク14を用いて、燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10の燃料極へ供給される燃料の変動を圧力変化という形で認識する場合について説明したが、これに限らず、内容積可変式の燃料ガス貯蔵設備容器を用いて、燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10の燃料極へ供給される燃料の変動を容積変化という形で認識し、これに基づいて改質器・燃料電池本体10の発電負荷を制御する構成としてもよい。
【0067】
すなわち、この場合には、例えば図3に示す前記第2の実施の形態の発電システムにおける圧力計測手段に代えて、燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10入口部の上流側に、燃料を保持するための内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器と、この内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器の容積を計測する容積計測手段をそれぞれ設け、さらに前記負荷調整用外部コントローラ22に代えて、容積計測手段により計測された容器の容積値に基づいて、燃料電池発電システム13における最適発電負荷を算出し、かつこの最適発電負荷となるように改質器・燃料電池本体10の燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池発電システム13の最適発電負荷を制御するコントローラを設ける構成とすればよい。
【0068】
以上のような構成の発電システムにおいても、前記第2の実施の形態の場合と同様の作用および効果を得ることが可能である。
(第4の実施の形態)
前記第1および第2の実施の形態、または第3の実施の形態では、体積固定式のバッファタンク14を用いて、燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10の燃料極へ供給される燃料の変動を、圧力変化、または容積変化という形で認識する場合について説明したが、これらの方法以外に、何らかの手段で燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10の燃料極への燃料供給量と、燃料電池発電システム13による燃料消費量との偏差を積分式に認識し、これに基づいて改質器・燃料電池本体10の発電負荷を制御する構成としてもよい。
【0069】
すなわち、この場合には、例えば図3に示す前記第2の実施の形態の発電システムにおける圧力計測手段に代えて、図示しない燃料供給設備から燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10の燃料極への燃料の供給量と、燃料電池発電システム13の改質器・燃料電池本体10における燃料の消費量との偏差を、あらかじめ決められた一定時間内における積算値として認識する認識手段を設け、さらに前記負荷調整用外部コントローラ22に代えて、認識手段により認識された積算値に基づいて、燃料電池発電システム13における最適発電負荷を算出し、かつこの最適発電負荷となるように改質器・燃料電池本体10の燃料極への燃料の供給量を調節することにより燃料電池発電システム13の最適発電負荷を制御するコントローラを設ける構成とすればよい。
以上のような構成の発電システムにおいても、前記第2および第3の実施の形態の場合と同様の作用および効果を得ることが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の燃料電池発電システムおよび発電システムによれば、燃料極へ供給される燃料が変動した場合でも、燃料極へ供給される燃料を全量消費して発電に寄与することができるため、消化ガスやバイオガス等の燃料に対して、より一層高効率でかつ無駄のない最適なシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池発電システムの第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態の燃料電池発電システムにおけるプラントコントローラの制御ブロックの一例を示すロジック図。
【図3】本発明による発電システムの第2の実施の形態を示すブロック図。
【図4】従来の燃料電池発電システムの概要構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
2…負荷指令信号、
3…インバータ、
4…負荷信号、
5´…プラントコントローラ、
6…弁開度指令、
7…燃料調節弁、
8…燃料入口部、
9…燃料配管、
10…改質器/燃料電池本体、
11…直流電力、
12…交流電力、
13…燃料電池発電システム、
14…バッファタンク、
15…圧力伝送器、
16…圧力信号値、
17…自力式減圧弁、
18…圧力設定上限値、
19…圧力設定下限値、
20…制御ブロック、
21…負荷指令、
22…負荷調整用外部コントローラー。

Claims (4)

  1. 電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えて構成される燃料電池発電システムにおいて、
    前記燃料入口部から前記燃料極の間に設けられ、当該燃料極に供給される前記燃料の圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記圧力計測手段により計測された燃料の圧力値に基づいて、前記燃料電池本体における最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように前記燃料極への燃料の供給量を調節することにより前記燃料電池本体の最適発電負荷を制御する制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムと、前記燃料電池発電システムの燃料極へ燃料を供給する燃料供給設備とを備えて構成される発電システムにおいて、
    前記燃料電池発電システムの燃料入口部の上流側に設けられ、前記燃料電池発電システムの燃料極に供給される前記燃料の圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記圧力計測手段により計測された燃料の圧力値に基づいて、前記燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように前記燃料極への燃料の供給量を調節することにより前記燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とする発電システム。
  3. 電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムと、前記燃料電池発電システムの燃料極へ燃料を供給する燃料供給設備とを備えて構成される発電システムにおいて、
    前記燃料電池発電システムの燃料電池本体入口部の上流側に設けられ、前記燃料を保持するための内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器と、
    前記内容積可変式燃料ガス貯蔵設備容器の容積を計測する容積計測手段と、
    前記容積計測手段により計測された容器の容積値に基づいて、前記燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように前記燃料極への燃料の供給量を調節することにより前記燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とする発電システム。
  4. 電解質層を挟んで対向配置された燃料極および酸化剤極に燃料および酸化剤をそれぞれ供給し、これら燃料と酸化剤との電気化学反応により発電を行ない、当該発電された電力を負荷へ供給する燃料電池本体を備えた燃料電池発電システムと、前記燃料電池発電システムの燃料極へ燃料を供給する燃料供給設備とを備えて構成される発電システムにおいて、
    前記燃料供給設備から前記燃料電池発電システムの燃料極への燃料の供給量と前記燃料電池発電システムにおける燃料の消費量との偏差を、あらかじめ決められた一定時間内における積算値として認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された積算値に基づいて、前記燃料電池発電システムにおける最適発電負荷を算出し、かつ当該最適発電負荷となるように前記燃料極への燃料の供給量を調節することにより前記燃料電池発電システムの最適発電負荷を制御する制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とする発電システム。
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