JP2005340021A - 可燃性ガス排出弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は可燃性ガス排出弁装置に関し、高濃度の可燃性ガスを漏出させることなく弁部を駆動する駆動部内を換気可能にする。
【解決手段】 駆動部220から弁部210への駆動力の伝達にリンク機構230を用いる。リンク機構230の使用によって弁部210から離れた位置に設置可能になった駆動部220を、弁部210の設置場所に比較して可燃性ガスの濃度が低い場所に設置する。例えば、弁部210の下流に設けられ可燃性ガスを不燃化処理する処理装置240に駆動部220を設置する。これにより駆動部220のシールを省略可能にして、駆動部220内を換気可能にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可燃性ガスの流通状態を制御する弁部を駆動部によって開閉駆動する可燃性ガス排出弁装置に関する。
燃料電池システムにおける燃料ガス供給系の形式として、燃料電池のアノードから排出されるアノードオフガスを循環再利用する形式(アノード循環式)や、アノードに供給した燃料ガスを燃料電池内部に滞留させる形式(アノードデッドエンド式)が知られている。これらは、燃料ガスをそのまま排出することなく循環或いは滞留させることで、システム内での燃料ガスの利用効率の向上を図ったものである。ところが、燃料電池内では、カソードに供給される酸化ガスの一部が電解質膜を透過してアノード側にリークしている。酸化ガスとしては一般に空気が用いられるが、空気の主成分は不活性な窒素である。このため、上記形式の燃料電池システムのように燃料ガスが内部で循環或いは滞留するシステムでは、酸化ガスとして空気が用いられる場合、カソード側からリークしてきた窒素が燃料ガス中に次第に蓄積されていくことになる。燃料ガス中の窒素濃度の上昇は水素濃度の減少を意味し、燃料電池の発電性能の低下を招いてしまう。
そこで、燃料ガスに含まれる窒素等の不純物を排出するため、上記形式の燃料電池システムには、アノードオフガスの一部をシステム外へ排出するための排出通路が設けられている。排出通路には、アノードオフガスの流通を制御する排出弁が配置されている。排出弁としては、例えば、特許文献1に示すような電磁弁が用いられている。燃料電池システムでは、燃料ガス中の不純物の濃度が許容できない濃度になったときには、排出通路に設けられた排出弁を開き、アノードオフガスの一部とともに不純物をシステム外に排出して燃料ガス中の水素濃度の回復を図るようになっている。
排出弁は、通常、弁体及び弁座からなる弁部と、弁体を駆動する駆動部とから構成されている。特許文献1に示す電磁弁の場合であれば、コア、プランジャ、スプリング、及びソレノイドによって駆動部が構成されている。従来、燃料電池システムに使用される排出弁の駆動部には気密性が要求されており、弁部を流れるアノードオフガスが駆動部から漏出しないようにシールが施されている。アノードオフガスにはカソード側から透過してきた窒素のような不純物に加え、燃料電池で使用されなかった水素も多く含まれているためである。
特開2003−269642号公報 特開平8−320084号公報 特開2003−142131号公報 特開2002−97903号公報
しかしながら、上記のように駆動部に気密性を持たせる場合、次のような問題も生じる。アノードオフガスには窒素の他、水分も含まれている。この水分はカソード側から電解質膜を透過してきたものであったり、或いは、燃料ガスとして炭化水素系原料の改質ガスを用いる場合には、予め燃料ガス中に含まれていたものであったりする。駆動部が気密性を有する場合、駆動部に流入したアノードオフガス中の水分はそのまま駆動部内に滞留するため、外気温度が低い場合には凍結して駆動部が機能しなくなってしまう可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、高濃度の可燃性ガスを漏出させることなく弁部を駆動する駆動部内を換気可能にした可燃性ガス排出弁装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、可燃性ガスの排出通路に配置される排出弁装置であって、
前記排出通路に設置されて可燃性ガスの流通状態を制御する弁部と、
前記弁部を駆動する駆動部と、
前記駆動部から前記弁部に駆動力を伝達するリンク機構とを備え、
前記駆動部は、前記弁部の設置場所に比較して可燃性ガスの濃度が低い場所に設置されていることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記排出通路における前記弁部の下流に、可燃性ガスを不燃化処理する処理装置が設けられ、
前記駆動部は、前記処理装置に設置されていることを特徴としている。
第3の発明は、第2の発明において、前記リンク機構は、前記処理装置の内部に設置されていることを特徴としている。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記駆動部は、前記処理装置の外殻に取り付けられていることを特徴としている。
第5の発明は、第2乃至第4の何れか1つの発明において、前記駆動部は、前記処理装置の処理後のガスが流れる場所に設置されていることを特徴としている。
第6の発明は、第2乃至第4の何れか1つの発明において、前記駆動部は、前記処理装置の処理用のガスが流れる場所に設置されていることを特徴としている。
第7の発明は、第5又は第6の発明において、前記駆動部は、前記処理装置の処理後のガスが流れるガス通路、或いは前記処理装置の処理用のガスが流れるガス通路を構成していることを特徴としている。
第8の発明は、第1乃至第7の何れか1つの発明において、前記駆動部は、カム又はギヤからなる駆動力の伝達機構を備えていることを特徴としている。
第1の発明によれば、駆動部の設置場所は弁部の設置場所に比較して可燃性ガスの濃度が低い場所であるので、駆動部を密閉しなくても高濃度の可燃性ガスが漏出することはない。これにより、駆動部のシールを省略して駆動部内を換気可能にすることができる。
第2の発明によれば、駆動部の設置場所として可燃性ガスを不燃化処理する処理装置を選定することで、弁部の設置場所に比較して駆動部に流通する可燃性ガスの濃度を確実に低くすることができる。
第3の発明によれば、リンク機構が処理装置の内部に設置されることで、リンク機構を介して処理装置の内のガスが漏出するおそれはない。
第4の発明によれば、駆動部が処理装置の外殻に取り付けられていることで、駆動部への動力の供給や駆動部のメンテナンスを容易にすることができる。
第5の発明によれば、駆動部を密閉しなくても漏出するのは不燃化処理後のガスであるので、問題なく駆動部のシールを省略して駆動部内を換気可能にすることができる。
第6の発明によれば、駆動部を密閉しなくても漏出するのは不燃化処理用のガスであるので、問題なく駆動部のシールを省略して駆動部内を換気可能にすることができる。
第7の発明によれば、駆動部内を不燃化処理後のガス或いは不燃化処理用のガスが流れていくので、駆動部内を確実に換気することができる。
また、本発明によれば、駆動部の気密性が必要なくなる結果、駆動部に大きな装置を用いることができる。特に第8の発明によれば、カム又はギヤからなる駆動力の伝達機構を備えることで大きな力を弁部に入力することができ、弁部が凍結した場合であっても凍結に伴う荷重に抗して弁部を駆動することが可能になる。
実施の形態1.
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。本実施形態では、本発明の可燃性ガス排出弁装置を燃料電池システムにおけるアノードオフガスの排出弁装置として構成する。
図1は本発明の可燃性ガス排出弁装置が適用された燃料電池システム2の概略構成図である。燃料電池システム2は燃料電池4を備えている。燃料電池4のアノード入口には燃料ガス通路6が接続されている。燃料ガス通路6の上流側には水素タンクや改質器などの燃料ガス供給装置8が接続されており、燃料電池4は燃料ガス供給装置8から水素を含む燃料ガスの供給を受けるようになっている。燃料ガス通路6には調圧弁10が配置されており、燃料ガス供給装置から供給される燃料ガスは調圧弁10で減圧され所望の圧力に調整されてから燃料電池4に供給される。
また、燃料電池4には燃料ガスのオフガス(アノードオフガス)を排出するためのオフガス通路12が接続されている。オフガス通路12の下流側は、エジェクタ14を介して燃料ガス通路6における調圧弁10の下流側に接続されている。これにより、オフガスに含まれる水素はオフガス通路12を通って燃料ガス通路6に流入し、燃料電池4に再供給されることになる。
オフガス通路12の途中には、オフガス中に蓄積された窒素等の不純物の排出のため、オフガスの一部をシステム外部に排出するための排出通路16が接続されている。排出通路16には排出弁装置20が配置されている。以下、排出弁装置20の構成について詳細に説明する。なお、燃料電池4のカソード入口には酸化ガスを供給するための酸化ガス通路が接続され、カソード出口には酸化ガスのオフガスを排出するためのオフガス通路が接続されているが、これらは本発明の要部ではないので図1中での表示は省略している。
図2は本発明の実施の形態1にかかる排出弁装置20の構成を示す概略図である。排出弁装置20は、弁部210、駆動部220、リンク機構230、及び水素処理装置240から構成されている。水素処理装置240は、排出通路16の上流側通路に接続されるオフガス流入通路252、図示しない空気供給通路に接続される空気流入通路254、そして、排出通路16の下流側通路に接続される処理後ガス流出通路256を備えている。水素処理装置240の内部には二つの部屋242,244が設けられおり、オフガス流入通路252と空気流入通路254は一方の部屋である混合室242に連通するように設けられ、処理後ガス流出通路256はもう一方の部屋である排出室244に連通するように設けられている。オフガス流入通路252から混合室242内に流入したオフガスは、空気流入通路254から流入した空気によって安全が確保される水素濃度まで希釈され、希釈されたオフガスは排出室244を経て処理後ガス流出通路256から排出されるようになっている。
弁部210は、オフガス流入通路252と混合室242との間に設けられている。弁部210には、弁体212、弁座214、及びリターンスプリング216が設けられている。弁座214はオフガス流入通路252と混合室242とを仕切る隔壁に形成され、弁体212はリターンスプリング216によって弁座214に押し付けられ着座している。また、弁体212には駆動力を入力する入力アーム232が一体に取り付けられている。入力アーム232は弁座214の開口を通って混合室242内に延びている。
駆動部220は、排出室244の外殻に取り付けられている。駆動部220には、コア226、プランジャ224、ソレノイド222、及びカム228が設けられている。コア226は排出室244の外殻に固定され、プランジャ224はコア226に対して移動可能に配置されている。ソレノイド222はコア226及びプランジャ224の周囲を取り囲むように配置されている。カム228はプランジャ224の移動方向に配置され、プランジャ224を押圧して駆動できるようになっている。また、プランジャ224には駆動力を出力する出力アーム234が一体に取り付けられている。出力アーム234はコア226の中心を貫通して排出室244内に延びている。
弁体212から延びる入力アーム232と、プランジャ224から延びる出力アーム234は、ともにリンクアーム236に連結されている。リンクアーム236は水素処理装置240内に配置され、その中央部を水素処理装置240に固定されたピンに回転可能に支持されている。入力アーム232はリンクアーム236の一端にピンによって回転可能に連結され、出力アーム234はリンクアーム236の他端にピンによって回転可能に連結されている。入力アーム232、出力アーム234、及びリンクアーム236によってリンク機構230が構成されている。
このように、本実施形態にかかる排出弁装置20では、駆動部220から弁部210に駆動力を伝達する手段としてリンク機構230を用いている。駆動部220から駆動力が入力されていない状態では、弁体212はリターンスプリング216のスプリング力によって弁座214に着座しており、オフガス流入通路252と混合室242の連通は遮断されている。つまり、弁部210は閉弁状態になっている。駆動部220からリンク機構230を介して駆動力が入力されると、弁体212はリターンスプリング216のスプリング力に抗して弁座214から離隔し、オフガス流入通路252と混合室242は連通状態になる。つまり、弁部210は開弁状態となる。
駆動力の伝達手段としてリンク機構230が用いられることで、駆動部220を弁部210から離れた位置に設置することが可能になる。本実施形態では駆動部220は水素処理装置240の排出室244に取り付けられている。排出室244内を流れるオフガスは空気によって安全が確保される水素濃度まで希釈されているので、オフガスが駆動部220から漏出しないように駆動部220を密閉する必要はない。したがって、本実施形態にかかる排出弁装置20によれば、駆動部220のシールを省略して駆動部220内を換気可能にすることができる。なお、リンク機構230は水素処理装置240の内部に設置されているので、リンク機構230を介して水素処理装置240内のオフガスが漏出することはない。
本実施形態にかかる排出弁装置20では、弁部210を開弁させる方法として、ソレノイド222への通電による方法と、カム228の回転による方法の二つの方法を適宜選択することができる。まず、ソレノイド222に通電された場合には、ソレノイド222が励磁されることでコア226とプランジャ224との間に吸引力が発生し、吸引力によってプランジャ224はコア226側に駆動される。プランジャ224に作用する駆動力はリンク機構230を介して弁体212に入力され、弁体212が弁座214から離隔して弁部210は開弁状態となる。なお、弁体212に作用する駆動力はリンク機構230のレバー比の設定によって適宜増加させることができる。
カム228が回転駆動された場合には、プランジャ224はカム228によって押し付けられてコア226側に駆動される。プランジャ224に作用する駆動力はリンク機構230を介して弁体212に入力され、弁体212が弁座214から離隔して弁部210は開弁状態となる。カム228によれば、プランジャ224を機械的に直接駆動することができるので、ソレノイド222に比較して大きな駆動力を弁体212に作用させることができる。したがって、例えば弁部210が凍結して弁体212が弁座214に固着したときでも、凍結に伴う荷重に抗して弁体212を弁座214から離隔させ、弁部210を開弁させることができる。
なお、本実施形態にかかる排出弁装置20によれば、駆動部220が水素処理装置240の外殻に取り付けられていることで、外部から駆動部220へのアクセスが容易である。したがって、カム228を回転させるための動力は外部の動力供給手段から容易に供給することができる。また、アクセスが容易なことにより、駆動部220のメンテナンスを容易に行うことができるという利点もある。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態は、実施の形態1にかかる排出弁装置20において、図2中に示す構造の駆動部220の代わりに図3に示す構造の駆動部260を用いることにより実現される。
図3は本発明の実施の形態2にかかる駆動部260の構成を示す概略図である。駆動部260は排出室244の外殻に取り付けられる。駆動部260には、モータ(ステッピングモータ、DCモータ等)264と、ラック266及びピニオン264からなるギヤ機構268が設けられている。モータ262は位置を固定して配置され、モータ262の軸にピニオン264が設けられている。ピニオン264と噛み合うラック266は、リンク機構230を構成する出力アーム234に設けられている。モータ262の回転は、ピニオン264及びラック266を介して出力アーム234の直線運動に変換され、さらにリンク機構230を介して弁部210の開閉動作に変換される。
本実施形態にかかる駆動部260によれば、モータ262とギヤ機構268によって出力アーム234を機械的に動作させることができるので、ソレノイドに比較して大きな駆動力を弁部210に入力することができる。したがって、弁部210が凍結した場合でも、凍結に伴う荷重に抗して弁部210を開弁させることができる。
実施の形態3.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態は、実施の形態1にかかる燃料電池システム2において、図2に示す構造の排出弁装置20の代わりに図4に示す構造の排出弁装置30を用いることにより実現される。
図4は本発明の実施の形態3にかかる排出弁装置30の構成を示す概略図である。排出弁装置30は、弁部310、駆動部320、ロッド330、及び水素処理装置340から構成されている。水素処理装置340は、排出通路16の上流側通路に接続されるオフガス流入通路352、図示しない空気供給通路に接続される空気流入通路354、そして、排出通路16の下流側通路に接続される処理後ガス流出通路356を備えている。
弁部310はオフガス流入通路352と水素処理装置340との間に設けられ、駆動部320は処理後ガス流出通路356の近傍において水素処理装置340の外殻に取り付けられている。弁部310は実施の形態1にかかる弁部210と同様の構成である。駆動部320は実施の形態1にかかる駆動部220と同様の構成である。或いは、実施の形態2にかかる駆動部260と同様の構成にしてもよい。
弁部310と駆動部320は水素処理装置340の両端に互いに対向するように配置され、ロッド330によって連結されている。ロッド330は、実施の形態1にかかる入力アーム232、出力アーム234、及びリンクアーム236が一体化されたものに相当しており、弁部310内の弁体(図示略)と駆動部320内のプランジャ(図示略)とを直結している。
本実施形態にかかる排出弁装置30では、駆動部320の駆動力はロッド330を介して弁部310に入力される。ロッド330は駆動部320から弁部310に駆動力を伝達するリンク機構を構成している。このように弁部310と駆動部320との間にロッド330を介在させることで、実施の形態1と同様、駆動部320を弁部310から切り離し、オフガスが空気によって安全が確保される水素濃度まで希釈されている位置に駆動部320を設置することができる。
実施の形態4.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。本実施形態は、実施の形態1にかかる燃料電池システム2において、図2に示す構造の排出弁装置20の代わりに図5に示す構造の排出弁装置40を用いることにより実現される。
図5は本発明の実施の形態4にかかる排出弁装置40の構成を示す概略図である。排出弁装置40は、弁部410、駆動部420、図示しないリンク機構、及び水素処理装置440から構成されている。水素処理装置440は、排出通路16の上流側通路に接続されるオフガス流入通路452、図示しない空気供給通路に接続される空気流入通路454、そして、排出通路16の下流側通路に接続される処理後ガス流出通路456を備えている。
弁部410はオフガス流入通路352と水素処理装置440との間に設けられ、駆動部420は水素処理装置440と処理後ガス流出通路456との間に設けられている。弁部410と駆動部420とは図示しないリンク機構によって連結されている。弁部410は実施の形態1にかかる弁部210と同様の構成である。駆動部420は実施の形態1にかかる駆動部220、或いは、実施の形態2にかかる駆動部260と同様の構成である。リンク機構は水素処理装置440の内部に設置されている。
本実施形態にかかる排出弁装置40では、駆動部420は処理後のオフガスが流れるガス通路の一部を構成しており、水素処理装置440による処理後のオフガスは駆動部420内を通って処理後ガス流出通路356へ排出される。処理後のオフガスは空気によって安全が確保される水素濃度まで希釈されているので、オフガスが駆動部420から漏出しないように駆動部420を密閉する必要はない。したがって、本実施形態にかかる排出弁装置40によれば、駆動部420のシールを省略することができる。さらに、駆動部420の内部を処理後のオフガスが流れていくので、駆動部420内を確実に換気することができ、駆動部420の凍結を防止することができる。
なお、水素処理装置440と処理後ガス流出通路456との間には、駆動部420を迂回するバイパス通路462が設けられている。バイパス通路462には、処理後ガス流出通路456側からのガスの流入を禁止するとともに、水素処理装置440側と処理後ガス流出通路456側との差圧が所定値になると開弁する逆止弁464が配置されている。駆動部420内の流通抵抗が大きくオフガスの流通が阻害される場合には、逆止弁464が開いてバイパス通路462側をオフガスが流れることで、必要なオフガスの排出量を確保できるようになっている。
実施の形態5.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。本実施形態は、実施の形態1にかかる燃料電池システム2において、図2に示す構造の排出弁装置20の代わりに図6に示す構造の排出弁装置50を用いることにより実現される。
図6は本発明の実施の形態5にかかる排出弁装置50の構成を示す概略図である。排出弁装置50は、弁部510、駆動部520、図示しないリンク機構、及び水素処理装置540から構成されている。水素処理装置540は、排出通路16の上流側通路に接続されるオフガス流入通路552、図示しない空気供給通路に接続される空気流入通路554、そして、排出通路16の下流側通路に接続される処理後ガス流出通路556を備えている。
弁部510はオフガス流入通路552と水素処理装置540との間に設けられ、駆動部520は空気流入通路554と水素処理装置540との間に設けられている。弁部510と駆動部520とは図示しないリンク機構によって連結されている。弁部510は実施の形態1にかかる弁部210と同様の構成である。駆動部520は実施の形態1にかかる駆動部220、或いは、実施の形態2にかかる駆動部260と同様の構成である。リンク機構は水素処理装置540の内部に設置されている。
本実施形態にかかる排出弁装置50では、駆動部520は処理用の空気が流れるガス通路の一部を構成しており、処理用の空気は空気流入通路554から駆動部520内を通って水素処理装置540に供給される。処理用の空気は外部に漏出しても問題はないので駆動部520を密閉する必要はない。したがって、本実施形態にかかる排出弁装置50によれば、駆動部520のシールを省略することができる。さらに、駆動部520の内部を処理用の空気が流れていくので、駆動部520内を確実に換気することができ、駆動部520の凍結を防止することができる。
なお、空気流入通路554と水素処理装置540との間には、駆動部520を迂回するバイパス通路562が設けられている。バイパス通路562には、水素処理装置540側からのガスの流入を禁止するとともに、空気流入通路554側と水素処理装置540側との差圧が所定値になると開弁する逆止弁564が配置されている。駆動部520内の流通抵抗が大きく処理用空気の流通が阻害される場合には、逆止弁564が開いてバイパス通路462側を処理用空気が流れることで、必要な処理用空気の供給量を確保できるようになっている。
図7はバイパス通路562を設置する場合のより好ましい形態を示す概略図である。バイパス通路562の水素処理装置540への接続位置は、駆動部520の水素処理装置540への取り付け位置よりも下方に設定されるのが好ましい。また、処理用空気が供給される空気供給通路560が空気流入通路554とバイパス通路562に分岐する分岐点では、空気供給通路560とバイパス通路562とが直線状に接続されるのが好ましい。このような構成によれば、空気中に含まれる水分が駆動部520に流入するのを抑制することができる。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
駆動部の構成は実施の形態1や実施の形態2にかかる駆動部220,260の構成に限定されない。例えば、ダイヤフラム式のアクチュエータを備えるようにしてもよい。その場合、ソレノイドやカム等の他のアクチュエータに組み合わせることもできる。弁部の構成も実施の形態1にかかる弁部210の構成に限定されない。少なくとも弁体と弁座とを備え、駆動部からリンク機構を介して入力される駆動力によって弁体が動作するようになっていればよい。リンク機構の構成も実施の形態1や実施の形態3にかかるリンク機構230,330に限定されない。駆動部の駆動力を弁部に機械的に入力できるようになっていればよい。
また、駆動部の設置場所は上記実施の形態で示す場所以外の場所であってもよい。例えば、空気流入通路の外殻に駆動部を取り付けるようにしてもよい。少なくとも、弁部よりも可燃性ガスの濃度が低い場所であればよい。
また、上記実施の形態では、水素処理装置としてオフガスを空気によって希釈処理する処理装置を備えているが、オフガスを燃焼させて処理する処理装置を備えることもできる。少なくとも可燃性であるオフガスを何等かの処理によって不燃化することができる装置であればよい。
また、上記実施の形態では、アノードオフガスを循環再利用するアノード循環式の燃料電池システムに本発明を適用しているが、本発明は、アノードに供給した燃料ガスを燃料電池内部に滞留させることで燃料ガスの利用効率を向上させるアノードデッドエンド式の燃料電池システムにも適用可能である。このアノードデッドエンドの燃料電池システムにおいても、アノード側へリークしてきた不純物を排出するための構成を必要とするからである。さらに、可燃性ガスの排出通路に排出弁を備えるシステムであれば、燃料電池システム以外の他のシステムにも広く適用可能である。
本発明の実施の形態1にかかる燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる排出弁装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態2にかかる駆動部の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態3にかかる排出弁装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態4にかかる排出弁装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態5にかかる排出弁装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態5にかかるバイパス通路の設置例を示す概略図である。
符号の説明
2 燃料電池システム
4 燃料電池
8 燃料ガス供給装置
16 排出通路
20,30,40,50 排出弁装置
210,310,410,510 弁部
212 弁体
214 弁座
220,260,320,420,520 駆動部
222 ソレノイド
224 プランジャ
228 カム
230 リンク機構
240,340,440,540 水素処理装置
252,352,452,552 オフガス流入通路
254,354,454,554 空気流入通路
256,356,456,556 処理後ガス流出通路
262 モータ
268 ギヤ機構
330 ロッド(リンク機構)
462,562 バイパス通路
464,564 逆止弁

Claims (8)

  1. 可燃性ガスの排出通路に配置される排出弁装置であって、
    前記排出通路に設置されて可燃性ガスの流通状態を制御する弁部と、
    前記弁部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部から前記弁部に駆動力を伝達するリンク機構とを備え、
    前記駆動部は、前記弁部の設置場所に比較して可燃性ガスの濃度が低い場所に設置されていることを特徴とする可燃性ガス排出弁装置。
  2. 前記排出通路における前記弁部の下流に、可燃性ガスを不燃化処理する処理装置が設けられ、
    前記駆動部は、前記処理装置に設置されていることを特徴とする請求項1記載の可燃性ガス排出弁装置。
  3. 前記リンク機構は、前記処理装置の内部に設置されていることを特徴とする請求項2記載の可燃性ガス排出弁装置。
  4. 前記駆動部は、前記処理装置の外殻に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の可燃性ガス排出弁装置。
  5. 前記駆動部は、前記処理装置の処理後のガスが流れる場所に設置されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の可燃性ガス排出弁装置。
  6. 前記駆動部は、前記処理装置の処理用のガスが流れる場所に設置されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の可燃性ガス排出弁装置。
  7. 前記駆動部は、前記処理装置の処理後のガスが流れるガス通路、或いは前記処理装置の処理用のガスが流れるガス通路を構成していることを特徴とする請求項5又は6記載の可燃性ガス排出弁装置。
  8. 前記駆動部は、カム又はギヤからなる駆動力の伝達機構を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の可燃性ガス排出弁装置。
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