JP5592350B2 - 作物保護剤としてのチアゾール−4−カルボン酸エステル及びチオエステル - Google Patents
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
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Description
WO 05/003128には、同様に医薬用途〔ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(microsomal triglyceride transfer protein)に対する阻害薬(MTP阻害薬)として〕に適しているさらなるピペリジニル置換チアゾール−4−カルボン酸エステル及びチオエステルが記載されている。しかしながら、菌類病原体に対する効果については記載されていない。
R1及びR3は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、場合により置換されていてもよいフェニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニル、ホルミル、CR8=NOR9、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、ハロゲン、ヒドロキシル又はシアノであり;
R2は、H、置換されているか若しくは置換されていないフェニル、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニル、ホルミル、CR8=NOR9、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ又はNR10R11であり;
又は、
R1とR2、又は、R2とR3は、それらが結合している炭素原子と一緒に、5員〜7員の置換されていないか若しくは置換されている部分的飽和若しくは不飽和の環(ここで、該環は、N、O及びSからなる群から選択される最大で3個までのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、その際、2個の酸素原子は互いに隣接しない)を形成し;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、オキソ、ヒドロキシル及びハロゲンからなる群から選択され;
R4及びR5は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル又はC1−C4−ハロアルキルであり;
又は、
R4とR5は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3員〜7員の置換されていないか若しくは置換されている飽和環(ここで、該環は、N、O及びSからなる群から選択される最大で3個までのヘテロ原子を含んでいてもよく、その際、2個の酸素原子は互いに隣接しない)を形成し;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、オキソ、ヒドロキシル及びハロゲンからなる群から選択され;
Y1、Y2、Y3は、互いに独立して、硫黄又は酸素であり;
Xは、直接結合であるか、又は、置換されていないか若しくは置換されているC1からC3までの炭素鎖(ここで、該炭素原子は、互いに独立して、置換基として、H、C1−C4−アルキル又はオキソを有している)であり;
Wは、置換されていないか若しくは置換されているC1からC3までの炭素鎖(ここで、該炭素原子は、互いに独立して、置換基として、H、C1−C4−アルキル又はオキソを有している)であり;
R6は、H、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、(C1−C4−アルキル)カルボニル、ホルミル、CR8=NOR9、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、NR10R11、ニトロ、ハロゲン又はシアノであり;
Gは、(C(R12)2)mであり、その際、mは、0〜6であり;
R7は、置換されていないか又は置換されているC5−C10−アルキル、C2−C16−アルケニル、C2−C16−アルキニル、C3−C15−シクロアルキル、C5−C15−シクロアルケニル、C3−C15−ヘテロシクリル、アリール、ヘタリール又はSi(C1−C4−アルキル)3であり;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
ハロゲン、シアノ、ニトロ、ニトロソ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、アリールアルキル、アリールハロアルキル、ヒドロキシル、オキソ、C1−C4−アルコキシ、O(C1−C6−アルキル)mOC1−C6−アルキル、O−C3−C6−シクロアルキル、O−フェニル、C1−C4−ハロアルコキシ、SH、C1−C6−チオアルキル、C1−C6−チオハロアルキル、S−フェニル、SO2−C1−C6−アルキル、SO2−C1−C6−ハロアルキル、SO−C1−C6−アルキル、SO−C1−C6−ハロアルキル、CO2H、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、ホルミル、CR8=NOR9、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、NR10R11、シクロプロピルアミノ、CH2COCH3、(CH2)mO−C1−C6−アルキル、CH2OH、CH2SMe、(CH2)2SMe、C3−C6−シクロアルキル、1−メトキシシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、シクロヘキシルメチル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、Si(C1−C4−アルキル)3、フェニル又はベンジル;又は、2つの隣接する置換基がメチル又はハロゲンで場合により置換されていてもよいジオキソラン環又はジオキサン環を形成し;
R8、R9、R10、R11は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキルであり;
又は、
R10とR11は、それらが結合している窒素原子と一緒に、3員〜7員の置換されていないか又は置換されている飽和環(ここで、該環は、N、O及びSからなる群から選択される最大で2個までのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、その際、2個の酸素原子は互いに隣接しない)を形成し;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ハロゲン及びオキソからなる群から選択され;
R12は、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、H、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキル又はC1−C4−ハロアルキルであり;
又は、
2つ又は4つのR12は、何れの場合にも2個の隣接する炭素原子上において、直接結合である〕
で表される化合物に関し、さらに、その農薬的に活性な塩にも関する。
R1及びR3は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ又はフェニルであり;
R2は、H、フェニル、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−ハロアルキル、C1−C3−ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ又はNR10R11であり;
又は、
R1とR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、フェニル環を形成し;
R4及びR5は、互いに独立して、H、C1−C3−アルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はC1−C3−ハロアルキルであり;
又は、
R4とR5は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル環を形成し;
Y1及びY2は、酸素であり;
Y3は、硫黄又は酸素であり;
Xは、直接結合、CH2又はCH2CH2であり;
Wは、CH2、CH2CH2又はCH2CH2CH2であり;
R6は、H、C1−C3−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、NH2、NHMe、NMe2、塩素、フッ素又はシアノであり;
Gは、(C(R12)2)mであり、その際、mは、0〜4であり;
R7は、置換されていないか又は置換されているC5−C10−アルキル、C2−C16−アルケニル、C2−C16−アルキニル、C3−C15−シクロアルキル、C5−C15−シクロアルケニル、C3−C15−ヘテロシクリル、アリール、ヘタリール又はSi(C1−C4−アルキル)3であり;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、CF3、CFH2、CF2H、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OEt、OPr、OisoPr、OBu、OsecBu、OisoBu、OtertBu、O(CH2)2OCH3、O(CH2)3OCH3、O−シクロヘキシル、O−シクロペンチル、O−シクロプロピル、O−フェニル、OCF3、OCF2H、OCH2CF3、OCF2CF3、SH、SMe、SEt、SCF3、SCF2H、S−フェニル、SO2Me、SO2CF3、SOMe、SOEt、CO2H、CO2CH3、CO2Et、CO2Pr、CO2isoPr、CO2tertBu、COMe、COCF3、NH2、NHMe、NMe2、NHEt、NEt2、NHPr、NHisoPr、NHnBu、NHtertBu、NHisoBu、NHsecBu、シクロプロピルアミノ、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、アジリジニル、アゼチジニル、ホルミル、CH2COCH3、CH2OMe、(CH2)2OMe、(CH2)3OMe、CH2OH、CH2SMe,(CH2)2SMe、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、1−メトキシシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、プロパ−2−エン−1−イル、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−1−イル、トリメチルシリル)メチル、フェニル、ベンジル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH(CH3)CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH;又は、2つの隣接する置換基がメチル又はハロゲンで場合により置換されていてもよいジオキソラン環又はジオキサン環を形成し;
R10、R11は、互いに独立して、H、メチル、エチル、イソプロピル又はシクロプロピルであり;
又は、
R10とR11は、それらが結合している窒素原子一緒に、アジリジニル環、アゼチジニル環、ピロリジニル環、ピペリジニル環又はモルホリニル環を形成し
R12は、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、H、メチル、エチル、塩素、フッ素、トリフルオロメチル、メトキシ又はシクロプロピルであり;
又は、
2つ又は4つのR12は、何れの場合にも2個の隣接する炭素原子上において、直接結合である。
R1は、C1−C2−アルキル又はC1−C2−ハロアルキルであり;
R2は、H、C1−C2−ハロアルキル又はハロゲンであり;
又は、
R1とR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、フェニルを形成し;
R3は、H、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル又はフェニルであり;
R4は、H、C1−C2−アルキル又はC1−C2−ハロアルキルであり;
R5は、H、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル又はシクロプロピルであり;
又は、
R4とR5は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル環を形成し;
Y1は、酸素であり;
Y2 酸素であり;
Y3 硫黄又は酸素であり;
Xは、CH2又はCH2CH2であり;
Wは、CH2、CH2CH2又はCH2CH2CH2であり;
R6は、H又はメチルであり;
Gは、(C(R12)2)mであり、その際、mは、0〜4であり;
R7は、置換されていないか又は置換されているC5−C10−アルキル、C1−C16−アルケニル、C2−C16−アルキニル、C3−C15−シクロアルキル、C5−C15−シクロアルケニル、C3−C15−ヘテロシクリル、アリール、ヘタリール又はSi(C1−C4−アルキル)3であり;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、CF3、ヒドロキシル、OMe、O−フェニル、OCF3、OCF2H、OCH2CF3、OCF2CF3、SMe、S−フェニル、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、フェニル、ベンジル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2又は−C≡CH;
R12は、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、H、メチル又はエチルである。
R1は、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
R2は、H又は塩素であり;
又は、
R1とR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、フェニル環を形成し;
R3は、H、メチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル又はフェニルであり;
R4は、H又はメチルであり;
R5は、H、メチル又はシクロプロピルであり;
又は、
R4とR5は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル環を形成し;
Y1は、酸素であり;
Y2は、酸素であり;
Y3は、硫黄又は酸素であり;
Xは、CH2又はCH2CH2であり;
Wは、CH2、CH2CH2又はCH2CH2CH2であり;
R6は、H又はメチルであり;
Gは、直接結合、CH2、CH2CH2、CH(CH3)、CH(CH2CH3)又はCH(CF3)であり;
R7は、メチル、tert−ブチル、ヘプタン−3−イル、オクチル、(1Z)−プロパ−1−エン−1−イル、(E)−2−フェニルエテニル、ヘキサ−1−エン−3−イル、ジフェニルメチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7、8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカヒドロナフタレン−1−イル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、シクロプロピル、2,2−ジクロロシクロプロピル、シクロペンチル、1−エチニルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、2,6−ジメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、5−メチル−2−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、3−メチル−5−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、1−シアノシクロヘキシル、1−エチニルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロプロピル(フェニル)メチル、(1S,2R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル、フェニル、4−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、2−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−tert−ブチルフェニル、ビフェニル−2−イル、ビフェニル−3−イル、ビフェニル−4−イル、3−フェノキシフェニル、4−フェノキシフェニル、2−[1−メトキシ−2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]フェニル、2−[(メチルアミノ)(オキソ)アセチル]フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェニルエチニル、2−チエニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−5−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−4−イル、トリフルオロメチル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、ジメチルアミノ又はトリメチルシリルである。
R1は、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
R2は、H又は塩素であり;
R3は、H、メチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル又はフェニルであり;
R4は、H又はメチルであり;
R5は、H又はメチルであり;
Y1は、酸素であり;
Y2は、酸素であり;
Y3は、硫黄又は酸素であり;
Xは、CH2又はCH2CH2であり;
Wは、CH2又はCH2CH2であり;
R6は、Hであり;
Gは、直接結合、CH2、CH2CH2、CH(CH3)又はCH(CH2CH3)であり;
R7は、ヘプタン−3−イル、オクチル、(1Z)−プロパ−1−エン−1−イル、(E)−2−フェニルエテニル、ヘキサ−1−エン−3−イル、ジフェニルメチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカヒドロナフタレン−1−イル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、シクロプロピル、シクロヘプチル、1−エチニルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、2,6−ジメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、5−メチル−2−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、3−メチル−5−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、1−シアノシクロヘキシル、1−エチニルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロプロピル(フェニル)メチル、(1S,2R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル、フェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、2−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−tert−ブチルフェニル、ビフェニル−2−イル、ビフェニル−3−イル、ビフェニル−4−イル、3−フェノキシフェニル、4−フェノキシフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェニルエチニル、2−チエニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−5−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−4−イル、トリフルオロメチル、ジメチルアミノ又はトリメチルシリルである。
R1は、C1−C4−アルキル又はC1−C2−ハロアルキルであり;
R2は、Hであり;及び、
R3は、C1−C4−アルキル又はC1−C2−ハロアルキルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する。
R1は、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
R2は、Hであり;及び、
R3は、メチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル又はフェニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する。
Xは、CH2CH2であり;及び、
Wは、CH2であり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する。
Y3が酸素であり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R6がHであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
GがCH2、CH2CH2、CH(CH3)又は
CH(CH2CH3)であり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC5−C10−アルキルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC5−C8−アルキルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がヘプタン−3−イル又はオクチルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC2−C16−アルケニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC2−C6−アルケニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7が(1Z)−プロパ−1−エン−1−イル又はヘキサ−1−エン−3−イルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC2−C16−アルキニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC2−C6−アルキニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC3−C15−シクロアルキルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC3−C8−シクロアルキルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC5−C15−シクロアルケニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC5−C8−シクロアルケニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC3−C15−ヘテロシクリルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がC5−C6−ヘテロシクリルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がアリールであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がフェニルであるか又は飽和若しくは部分的に不飽和若しくは完全に不飽和の置換されていないか若しくは置換されているナフチル若しくはインデニルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7が、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカヒドロナフタレン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル又は2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がヘタリールであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7が、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、ピロール−1−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、インドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、ベンゾイミダゾール−1−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、インダゾール−1−イル、インダゾール−3−イル、インダゾール−4−イル、インダゾール−5−イル、インダゾール−6−イル、インダゾール−7−イル、インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、1,3−ベンゾチアゾール−4−イル、1,3−ベンゾチアゾール−5−イル、1,3−ベンゾチアゾール−6−イル、1,3−ベンゾチアゾール−7−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−4−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7が、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−5−イル又は1,3−ベンゾオキサゾール−4−イルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がSi(C1−C4−アルキル)3であり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がSi(C1−C2−アルキル)3であり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R7がトリメチルシリルであり;
ここで、残りの置換基は上記で記載した意味のうちの1つ以上を有する;
式(I)で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
ハロゲン: フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アリール: 置換されていないか又は場合により置換されていてもよい5員〜15員の部分的に不飽和又は完全に不飽和の単環式、二環式又は三環式の環系〔ここで、該環系は、基C(=O)及び(C=S)から選択される最大で3の環員を有しており、該環系の環のうちの少なくとも1は、完全に不飽和である〕、例えば(限定するものではないが)、ベンゼン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、アントラセン、インダン、フェナントレン、アズレン;
アルキル: 1〜10個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、ヘプチル、1−メチルヘキシル、オクチル、1,1−ジメチルヘキシル、2−エチルヘキシル、1−エチルヘキシル、ノニル、1,2,2−トリメチルヘキシル、デシル;
ハロアルキル: 1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C2−ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル;
アルケニル: 2〜16個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に少なくとも1の二重結合を有している直鎖又は分枝鎖の不飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルケニル、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル、及び、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル;
アルキニル: 2〜16個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に少なくとも1の三重結合を有している直鎖又は分枝鎖の炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、C2−C6−アルキニル、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル−1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、及び、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル;
アルコキシ: 1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルコキシラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C4−アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ;
ハロアルコキシ: 1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルコキシ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C2−ハロアルコキシ、例えば、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−オキシ;
チオアルキル: 1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルチオラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルキルチオ、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチルエチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオ、及び、1−エチル−2−メチルプロピルチオ;
チオハロアルキル: 1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルチオ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C2−ハロアルキルチオ、例えば、クロロメチルチオ、ブロモメチルチオ、ジクロロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロフルオロメチルチオ、ジクロロフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、1−クロロエチルチオ、1−ブロモエチルチオ、1−フルオロエチルチオ、2−フルオロエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルチオ;
シクロアルキル: 3〜12個の炭素環員を有する単環式、二環式又は三環式の飽和炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.0.1]ブタン、デカリニル、ノルボリニル;
シクロアルケニル: 5〜15個の炭素環員を有し且つ少なくとも1の二重結合を有している単環式、二環式又は三環式の炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、シクロペンテン−1−イル、シクロヘキセン−1−イル、シクロヘプタ−1,3−ジエン−1−イル、ノルボルネン−1−イル;
(アルコキシ)カルボニル: カルボニル基(−CO−)を介して当該骨格に結合している、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基(上記で記載したとおり);
ヘテロシクリル: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる3員〜15員の飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環: 炭素環員に加えて、1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素若しくは硫黄原子又は1個若しくは2個の酸素及び/若しくは硫黄原子を含んでいる、単環式、二環式又は三環式のヘテロ環〔該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接していない〕、例えば(限定するものではないが)、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル,2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−2−イル、及び、1,2,4−ヘキサヒドロトリアジン−3−イル;
ヘタリール: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる置換されていないか又は場合により置換されていてもよい5員〜15員の部分的に不飽和又は完全に不飽和の単環式、二環式又は三環式環系〔ここで、該環系の環のうちの少なくとも1は、完全に不飽和であり、該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接していない〕;
例えば(限定するものではないが)、
・ 1〜4個の窒素原子を含んでいるか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含んでいる5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子を含み得るか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含み得る、5員ヘテロアリール基、例えば、
2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、及び、1,3,4−トリアゾール−2−イル;
・ 1〜3個の窒素原子を含んでいるか又は1個の窒素原子と1個の酸素若しくは硫黄原子を含んでいるベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子を含み得るか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含むことができ、2つの隣接する炭素環員又は1つの窒素環員と1つの隣接する炭素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基〔ここで、1個又は2個の炭素原子は、窒素原子で置き換えられていてもよい〕で架橋されていてもよい、5員ヘテロアリール基;例えば、ベンゾインドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾフリル;
・ 1〜4個の窒素原子を含み且つ窒素を介して結合している5員ヘテロアリール、又は、1〜3個の窒素原子を含み且つ窒素を介して結合しているベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子を含み得るか又は1〜3個の窒素原子を含むことができ、2つの隣接する炭素環員又は1つの窒素環員と1つの隣接する炭素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基〔ここで、1個又は2個の炭素原子は、窒素原子で置き換えられていてもよい〕で架橋されてもよい、5員ヘテロアリール基〔ここで、これらの環は、窒素環員のうちの1つを介して当該骨格に結合している〕、例えば、1−ピロリル、1−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1−イミダゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,3,4−トリアゾール−1−イル;
・ 1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含んでいる6員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、それぞれ、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含み得る、6員ヘテロアリール基、例えば、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、及び、1,2,4−トリアジン−3−イル。
(a) 下記反応スキーム(スキーム1)に従い、場合により、何れの場合にも、溶媒の存在下、及び、適切な場合には、酸の存在下、又は、適切な場合には、塩基の存在下、又は、適切な場合には、水素源の存在下で、式(VII)又は式(IX)で表される化合物を式(VI)又は式(X)で表される化合物に変換する段階:
L=−O−C1−C2−アルキル〔式(VII)及び式(VI)の化合物に関して〕;
L=−Y3−G−R7〔式(IX)及び式(X)の化合物に関して〕;
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル、ベンジル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X及びR6は、式(I)に関して上記で定義されているとおりである;
(b) 下記反応スキーム(スキーム2)に従い、何れの場合にも、適切な場合には、カップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(VI)又は式(X)で表される化合物を式(V)で表される化合物と反応させて式(IV)又は式(I)で表される化合物を生成させる段階:
Z=Cl又はOH;
L=−O−C1−C2−アルキル〔式(VI)及び式(IV)の化合物に関して〕;
L=−Y3−G−R7〔式(X)及び式(I)の化合物に関して〕;
W、X、Y3、G、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、式(I)に関して上記で定義されているとおりである;
(c) 下記反応スキーム(スキーム3)に従い、何れの場合にも、塩基の存在下、及び、適切な場合には、溶媒の存在下で、加水分解によって、式(IV)又は式(VII)で表される化合物を式(III)又は式(VIII)で表される化合物に変換する段階:
Q=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル、ベンジル又はベンジルオキシカルボニル(これは、PGに対応する)〔式(VII)及び式(VIII)の化合物に関して〕;
W、X、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、式(I)に関して上記で定義されているとおりである;
(d) 下記反応スキーム(スキーム4)に従い、何れの場合にも、適切な場合には、カップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)又は式(VIII)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)又は式(IX)で表される化合物を生成させる段階:
Q=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル、ベンジル又はベンジルオキシカルボニル(これは、PGに対応する)〔式(VIII)及び式(IX)の化合物に関して〕;
Z=OH又は塩素;
W、X、Y3、G、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、式(I)に関して上記で定義されているとおりである;
(e) 下記反応スキーム(スキーム5)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には、溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換する段階:
Q=H、又は、酸に対して不安定なアミン保護基、例えば、t−ブトキシカルボニル(tBoc)若しくはベンジルオキシカルボニル(Cbz)、又は、ベンジル保護基、例えば、ベンジル(Bn);
W及びXは、式(I)に関して上記で定義されているとおりである。
上記反応は、通常、0℃〜100℃の温度で実施し、好ましくは、0℃〜30℃で実施するが、当該反応混合物の還流温度で実施することも可能である。反応時間は、その反応の規模及び反応温度に応じて、さまざまであるが、一般的には、数分間〜48時間である。
PGは、アセチル、C1−C2−アルコキシカルボニル、ベンジル又はベンジルオキシカルボニルであり;
W、X、Y3、G、R6及びR7は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物及びその塩は新規である。
W、X、Y3、G、R6及びR7は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味、又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物及びその塩は新規である。
・ 例えば以下のような、うどんこ病病原体に起因する病害: ブルメリア属各種(Blumeria species)、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis); ポドスファエラ属各種(Podosphaera species)、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha); スファエロテカ属各種(Sphaerotheca species)、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea); ウンシヌラ属各種(Uncinula species)、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator);
・ 例えば以下のような、さび病病原体に起因する病害: ギムノスポランギウム属各種(Gymnosporangium species)、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae); ヘミレイア属各種(Hemileia species)、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix); ファコプソラ属各種(Phakopsora species)、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae); プッシニア属各種(Puccinia species)、例えば、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)又はプッシニア・トリシチナ(Puccinia triticina); ウロミセス属各種(Uromyces species)、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus);
・ 例えば以下のような、卵菌類(Oomycetes)の群の病原体に起因する病害: ブレミア属各種(Bremia species)、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae); ペロノスポラ属各種(Peronospora species)、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans); プラスモパラ属各種(Plasmopara species)、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola); プセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
・ 例えば以下のものに起因する、斑点病(leaf blotch disease)及び萎凋病(leaf wilt disease): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani); セルコスポラ属各種(Cercospora species)、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola); クラジオスポルム属各種(Cladiosporum species)、例えば、クラジオスポルム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera, 同義語:Helminthosporium); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium); シクロコニウム属各種(Cycloconium species)、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum); ジアポルテ属各種(Diaporthe species)、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri); エルシノエ属各種(Elsinoe species)、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii); グロエオスポリウム属各種(Gloeosporium species)、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor); グロメレラ属各種(Glomerella species)、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata); グイグナルジア属各種(Guignardia species)、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli); レプトスファエリア属各種(Leptosphaeria species)、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans); マグナポルテ属各種(Magnaporthe species)、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); ミコスファエレラ属各種(Mycosphaerella species)、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)及びミコスファエレラ・フィジエンシス(M. fijiensis); ファエオスファエリア属各種(Phaeosphaeria species)、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres); ラムラリア属各種(Ramularia species)、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni); リンコスポリウム属各種(Rhynchosporium species)、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベンツリア属各種(Venturia species)、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎の病害: コルチシウム属各種(Corticium species)、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum); フザリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum); ガエウマンノミセス属各種(Gaeumannomyces species)、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); タペシア属各種(Tapesia species)、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis); チエラビオプシス属各種(Thielaviopsis species)、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola);
・ 例えば以下のものに起因する、穂の病害(ear and panicle disease)(トウモロコシの穂軸を包含する): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides); クラビセプス属各種(Claviceps species)、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea); フザリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
・ 例えば以下のものなどの、黒穂病菌類(smut fungi)に起因する病害: スファセロテカ属各種(Sphacelotheca species)、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana); チレチア属各種(Tilletia species)、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(T. controversa); ウロシスチス属各種(Urocystis species)、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta); ウスチラゴ属各種(Ustilago species)、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ヌダ・トリシチ(U. nuda tritici);
・ 例えば以下のものに起因する、果実の腐敗(fruit rot): アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea); ペニシリウム属各種(Penicillium species)、例えば、ペニシリウム・エクスパンスム(Penicillium expansum)及びペニシリウム・プルプロゲヌム(P. purpurogenum); スクレロチニア属各種(Sclerotinia species)、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum); ベルチシリウム属各種(Verticilium species)、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum);
・ 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌によって媒介される腐敗病及び萎凋病(seed− and soil−borne rot and wilt disease)並びに実生の病害: フザリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii);
・ 例えば以下のものに起因する、癌性病害(cancerous disease)、こぶ(gall)及び天狗巣病(witches’ broom): ネクトリア属各種(Nectria species)、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena);
・ 例えば以下のものに起因する、萎凋病(wilt disease): モニリニア属各種(Monilinia species)、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa);
・ 例えば以下のものに起因する、葉、花及び果実の奇形: タフリナ属各種(Taphrina species)、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans);
・ 例えば以下のものに起因する、木本植物の衰退性病害(degenerative disease): エスカ属各種(Esca species)、例えば、ファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella clamydospora)及びファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)及びフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea;
・ 例えば以下のものに起因する、花及び種子の病害: ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
・ 例えば以下のものに起因する、植物塊茎の病害: リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); ヘルミントスポリウム属各種(Helminthosporium species)、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani);
・ 例えば以下のものなどの、細菌性病原体に起因する病害: キサントモナス属各種(Xanthomonas species)、例えば、キサントモナス・カムペストリス pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae); シュードモナス属各種(Pseudomonas species)、例えば、シュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans); エルビニア属各種(Erwinia species)、例えば、エルビニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)。
・ 例えば以下のものに起因する、葉、茎、鞘及び種子の菌類病:
アルテルナリア斑点病(alternaria leaf spot)(Alternaria spec. atrans tenuissima)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum)、褐紋病(brown spot)(Septoria glycines)、紫斑病(cercospora leaf spot and blight)(Cercospora kikuchii)、コアネホラ葉枯病(choanephora leaf blight)(Choanephora infundibulifera trispora(Syn.))、ダクツリオホラ斑点病(dactuliophora leaf spot)(Dactuliophora glycines)、べと病(Peronospora manshurica)、ドレクスレラ胴枯病(drechslera blight)(Drechslera glycini)、斑点病(frogeye leaf spot)(Cercospora sojina)、そばかす病(leptosphaerulina leaf spot)(Leptosphaerulina trifolii)、灰星病(phyllostica leaf spot)(Phyllosticta sojaecola)、黒点病(pod and stem blight)(Phomopsis sojae)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、ピレノカエタ斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(Pyrenochaeta glycines)、葉腐病(rhizoctonia aerial, foliage, and web blight)(Rhizoctonia solani)、さび病(Phakopsora pachyrhizi, Phakopsora meibomiae)、黒とう病(Sphaceloma glycines)、ステムフィリウム葉枯病(stemphylium leaf blight)(Stemphylium botryosum)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎基部の菌類病:
黒根腐病(Calonectria crotalariae)、炭腐病(Macrophomina phaseolina)、赤かび病(fusarium blight or wilt, root rot, and pod and collar rot)(Fusarium oxysporum、Fusarium orthoceras、Fusarium semitectum、Fusarium equiseti)、ミコレプトジスクス根腐病(mycoleptodiscus root rot)(Mycoleptodiscus terrestris)、根腐病(neocosmospora)(Neocosmopspora vasinfecta)、黒点病(Diaporthe phaseolorum)、茎腐爛病(stem canker)(Diaporthe phaseolorum var. caulivora)、茎疫病(phytophthora rot)(Phytophthora megasperma)、落葉病(brown stem rot)(Phialophora gregata)、根茎腐敗病(pythium rot)(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium debaryanum、Pythium myriotylum、Pythium ultimum)、リゾクトニア根腐病(rhizoctonia root rot, stem decay, and damping−off)(Rhizoctonia solani)、菌核病(sclerotinia stem decay)(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアサウザンブライト病(sclerotinia southern blight)(Sclerotinia rolfsii)、チエラビオプシス根腐病(thielaviopsis root rot)(Thielaviopsis basicola)。
・ 植物の部分、例えば、葉を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、10〜1000g/ha、特に好ましくは、50〜300g/ha(当該施用を灌水又は滴下により行う場合、特に、ロックウール又はパーライトなどの不活性底土を用いる場合は、上記施用量は低減させることも可能である);
・ 種子を処理する場合: 種子100kg当たり2〜200g、好ましくは、種子100kg当たり3〜150g、特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜25g、極めて特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜12.5g;
・ 土壌を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、1〜5000g/ha。
(1) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、オンライン「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/」上で挙げられている殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Aa、又は、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す一部分;又は、
(2) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する第2の別の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する結晶タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(3) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する2種類の異なった殺虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、トウモロコシイベントMON98034で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);又は、
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入された変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、トウモロコシイベントMON863若しくはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;又は、
(5) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する殺虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.html」において挙げられている栄養生長期殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタンパク質;又は、
(6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する第2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する分泌タンパク質、例えば、VIP1Aタンパク質とVIP2Aタンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(7) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する異なった分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド;又は、
(8) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入された変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードしている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質。
a 植物細胞内又は植物内におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含んでいる植物;
b 植物又は植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物;
c ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素(plant−functional enzyme)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物。
1) 野生型の植物細胞又は植物において合成された澱粉と比較して、その物理化学的特性〔特に、アミロース含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分かれ度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化抵抗性(gel resistance)、澱粉粒径及び/又は澱粉粒子形態〕に関して改変されていて、特定の用途により適した変性澱粉を合成するトランスジェニック植物;
2) 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか又は遺伝子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変された特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物。その例は、ポリフルクトース(特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6−分枝 α−1,4−グルカン類を産生する植物、及び、アルテルナンを産生する植物である;
3) ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
a) セルロースシンターゼ遺伝子の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
b) rsw2相同核酸又はrsw3相同核酸の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
c) スクロースリン酸シンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
d) スクロースシンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
e) 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティングのタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グルカナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変されている植物(例えば、ワタ植物);
f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されている繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)。
a) オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
b) リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
c) 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)。
3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール(XVIII−1)
室温で、エタノール(100mL)中の1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−6,6−ジメチルヘプタン−3,5−ジオン(10.1g)の溶液に、ヒドラジン水和物(2.06g)を添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌する。減圧下に溶媒を除去した後、3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール(7.9g,79%)が得られる。
logP(pH2.7):3.23;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.30(s,9H),6.40(s,1H)13.3(s,1H);
MS(ESI):243([M+H]+)。
実施例(XVIII−1)と同様にして、1,1,1−トリフルオロ−5,5−ジメチルヘキサン−2,4−ジオン(14.1g)をヒドラジン水和物(3.61g)と反応させる。これにより、5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(10.7g,77%)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.30(s,9H),6.39(s,1H),13.1(s,1H);
MS(ESI):192([M]・+)。
実施例(XVIII−1)と同様にして、1,1,1−トリフルオロ−5−メチルヘキサン−2,4−ジオン(24.9g)をヒドラジン水和物(6.84g)と反応させる。これにより、3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(19g,78%)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.23(d,6H),3.02(7重線,1H),6.39(s,1H),13.1(s,1H);
MS(ESI):178([M]・+)。
[3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−1)及び[5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−2)
アセトニトリル(150mL)中の5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(XVIII−2,10.7g)の溶液に炭酸カリウム(15.4g)を添加する。次いで、室温で、ブロモ酢酸エチル(13.9g)を滴下して加える。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、濾過し、減圧下に濃縮する。その残渣をその残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、[3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(7.84g,50%)及び[5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(4.53g,29%)が得られる。
[3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−1):
logP(pH2.7):3.89;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.18(t,3H),1.26(s,9H),4.15(q,2H),5.06(s,2H),6.79(s,1H);
MS(ESI):279([M+H]+);
[5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−2):
logP(pH2.7):3.48;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.20(t,3H),1.31(s,9H),4.17(q,2H),5.18(s,2H),6.47(s,1H);
MS(ESI):279([M+H]+)。
実施例(XVI−1)及び実施例(XVI−2)と同様にして、3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール(XVIII−1,7.90g)をブロモ酢酸エチル(8.17g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、[3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(2.50g,23%)及び[5−tert−ブチル−3−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(4.80g,45%)が得られる。
[3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−3):
logP(pH2.7):4.45;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.18(t,3H),1.26(s,9H),4.15(q,2H),5.07(s,2H),6.75(s,1H);
MS(ESI):329([M+H]+)。
logP(pH2.7):4.05;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.18(t,3H),1.32(s,9H),4.16(q,2H),5.20(s,2H),6.47(s,1H);
MS(ESI):329([M+H]+)。
実施例(XVI−1)及び実施例(XVI−2)と同様にして、3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(XVIII−3,19.3g)をブロモ酢酸エチル(27.1g)と反応させる。これにより、[3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(26.2g,92%)が得られる。
logP(pH2.7):3.22;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.18−1.22(m,3H),1.20(d,6H),3.0(7重線,1H),4.17(q,2H),5.11(s,2H),6.54(s,1H);
MS(ESI):265([M+H]+)。
実施例(XVI−1)及び実施例(XVI−2)と同様にして、4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(14.9g)をブロモ酢酸エチル(20.3g)と反応させる。これにより、[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(19.5g,89%)が得られる。
logP(pH2.7):3.11;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.22(t,3H),2.25(s,3H),4.18(q,2H),5.24(s,2H);
MS(ESI):271([M+H]+)。
[3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(V−1)
室温で、テトラヒドロフラン(80mL)中の[3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−1,7.80g)の溶液に、水(20mL)中の水酸化リチウム一水和物(2.35g)を滴下して加える。その反応混合物を2時間撹拌する。減圧下に溶媒を除去した後、その残渣を、0℃で、希塩酸(1M)を用いてゆっくりとpH2−3に調節する。これにより、濾過及び脱水後、[3−tert−ブチル−5(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸が白色の固体(7.1g,100%)として得られる。
logP(pH2.7):2.45;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.26(s,9H),4.95(s,2H),6.76(s,1H);
MS(ESI):251([M+H]+)。
実施例(V−1)と同様にして、[5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−2,4.50g)を反応させる。これにより、濾過及び脱水後,[5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(3.9g,95%)が得られる。
logP(pH2.7):2.45;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.26(s,9H),4.95(s,2H),6.76(s,1H);
MS(ESI):251([M+H]+)。
実施例(V−1)と同様にして、[3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−3,2.50g)を反応させる。これにより、濾過及び脱水後,[3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(1.8g,79%)が得られる。
logP(pH2.7):2.92;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.27(s,9H),4.96(s,2H),6.72(s,1H);
MS(ESI):301([M+H]+)。
実施例(V−1)と同様にして、[5−tert−ブチル−3−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−4,4.80g)を反応させる。これにより、濾過及び脱水後,[5−tert−ブチル−3−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(3.5g,80%)が得られる。
logP(pH2.7):2.75;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.33(s,9H),5.09(s,2H),6.45(s,1H);
MS(ESI):301([M+H]+)。
実施例(V−1)と同様にして、[3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−5,26.2g)を反応させる。これにより、濾過及び脱水後,[3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(22g,94%)が得られる。
logP(pH2.7):2.05;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.21(d,6H),2.99(7重線,1H),4.99(s,2H),6.51(s,1H);
MS(ESI):237([M+H]+)。
実施例(V−1)と同様にして、[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸エチル(XVI−6,18.0g)を反応させる。これにより、濾過及び脱水後,[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(15.5g,96%)が得られる。
logP(pH7.8):0.68;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:2.24(s,3H),3.13(bs,1H),5.04(s,2H)。
4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1)
アルゴン下、0℃で、ジエチルエーテル(200mL)中の4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(25.0g)の溶液にジエチルエーテル(370mL)中の塩化水素の2モル溶液を滴下して加える。その反応混合物を0℃でかく反し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。一晩撹拌した後、溶媒及び余分な塩化水素を除去する。これにより、4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(20.0g,98%)が得られる。
logP(pH2.7):0.42;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.97−2.04(m,2H),2.18−2.23(m,2H),2.983.08(m,2H),3.31−3.39(m,2H),3.42(m,1H),4.30(q,2H),8.39(s,1H),8.90(bs,1H),9.13(bs,1H);
MS(ESI):241([M−Cl]+)。
実施例(VI−1)と同様にして、3−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.8g)を反応させる。これにより、3−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(10.4g,93%)が得られる。
logP(pH2.7):0.54
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.75−1.82(m,1H),1.87−1.92(m,2H),2.172.20(m,1H),2.90−2.94(m,1H),3.10−3.25(m,1H),3.25−3.28(m,1H),3.57(m,1H),3.62(m,1H),4.30(q,2H),8.43(s,1H),9.29−9.34(m,2H);
MS(ESI):241([M−Cl]+)。
2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−1)
ジクロロメタン(200mL)中の[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(8.00g)の溶液に、塩化オキサリル(6.91g)及び1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、余分な塩化オキサリルを減圧下に除去する。その残渣をジクロロメタン(20mL)に再度溶解させ、ジクロロメタン(80mL)中の4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1,7.53g)とヒューニッヒ塩基(10.6g)の溶液に添加する。その反応混合物を室温で24時間撹拌し、氷と水の混合物に添加し、飽和重炭酸塩溶液で中和し、酢酸エチルで抽出する。有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(10g,63%)が得られる。
logP(pH2.7):2.52;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.55−1.85(m,2H),2.10(m,2H),3.20−3.60(m,4H),3.99(bs,1H),4.30(q,2H),5.35(s,2H),6.83−7.30(m,3H),8.37(s,1H);
MS(ESI):449([M+H]+)。
実施例(IV−1)と同様にして、4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1,5.50g)を[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(3.86g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(5.1g,62%)が得られる。
logP(pH2.7):2.41;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.63(bs,1H),1.75(bs,1H),2.05−2.15(m,2H),2.88(bs,1H),3.26(bs,1H),3.36(m,1H),3.98(bs,1H),4.30(q,2H),4.35(bs,1H),5.28(s,2H),6.67(d,1H),7.85(dd,1H),8.36(s,1H);
MS(ESI):417([M+H]+)。
実施例(IV−1)と同様にして、3−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−2,5.32g)を[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(4.00g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル)ピペリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(5.7g,69%)が得られる。
logP(pH2.7):2.78;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.29(t,3H),1.50−1.74(m,2H),1.79−1.89(m,2H),2.20(s,3H),3.18(m,1H),3.39(m,0.5H),3,69(m,0.5H),3.86−3.89(m,1H),4.00(m,0.5H),4.30(q,2H),4.45(m,0.5H),4.90(m,1H),5.25−5.30(m,2H),6.44(s,1H),8.40(s,1H);
MS(ESI):431([M+H]+)。
実施例(IV−1)と同様にして、4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1,8.23g)を2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチルプロパン酸(5.42g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−{1−[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチルプロパノイル]ピペリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(9.64g,80%)が得られる。
logP(pH7.8):2.34;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.29(t,3H),1.41(m,2H),1.66(s,6H),1.90(m,2H),2.11(s;3H),2.12(s,3H),2.81(m,2H),3.22(m,1H),3.59(m,1H),4,10(m,1H),4.28(q,2H),5.89(s,1H),8.32(s,1H);
MS(ESI):405([M+H]+)。
実施例(IV−1)と同様にして、4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1,4.65g)を[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(3.50g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(5.00g,69%)が得られる。
logP(pH2.7):2.62;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.62(bs,1H),1.80(bs,1H),2.06−2.16(m,2H),2.22(s,3H),2.88(bs,1H),3.28(bs,1H),3.37(m,1H),3.99(bs,1H),4.30(q,2H),4.33(bs,1H),5.22(bs,2H),6.45(s,1H),8.37(s,1H);
MS(ESI):431([M+H]+)。
実施例(IV−1)と同様にして、4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(VI−1,5.50g)を[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(4.82g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(6.00g,65%)が得られる。
logP(pH2.7):3.17;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.31(t,3H),1.61(bs,1H),1.81(bs,1H),2.05−2.15(m,2H),2.20(s,3H),2.88(bs,1H),3.27(bs,1H),3.37(m,1H),3.95(bs,1H),4.30(q,2H),4.32(bs,1H),5.27−5.35(3,2H),8.37(s,1H);
MS(ESI):465([M+H]+)。
2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−1)
2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−1,13.3g)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶解させる。次いで、水(20mL)に溶解させたLiOH一水和物(1.86g)を添加する。3時間経過した後、水を添加し、希塩酸(1M)を用いてpHを2−3に調節する。次いで、その混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。これにより、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(11.7g,94%)が得られる。
logP(pH2.7):1.71;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.55−1.85(m,2H),2.09−2.13(m,2H),2.80−3.30(m,3H),3.36(in,1H),3.99(bs,1H),4.30(bs,1H),5.34(s,2H),6.85(s,1H),6.98(t,1H),7.14(t,1H),8.29(s,1H);
MS(ESI):421([M+H]+)。
実施例(III−1)と同様にして、2−(1−{[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−2,5.20g)を反応させる。これにより、脱水後、2−(1−{[3(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(4.6g,95%).が得られる。
logP(pH2.7):1.65;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.64(bs,1H),1.76(bs,1H),2.05−2.15(m,2H),2.88(bs,1H),3.23(bs,1H),3.36(m,1H),3.98(bs,1H),4.34(bs,1H),5.28(s,2H),6.67(d,1H),7.85(dd;1H),8.2 9(s,1H);
MS(ESI):389([M+H]+)。
実施例(III−1)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−3,5.70g)を反応させる。これにより、脱水後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(5.4g,100%)が得られる。
logP(pH2.7):1.90;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.48−1.88(m,4H),2.20(s,3H),3.38(m,0.5H),3.60(m,0.5H),3.87(in,2H),4.01(in,0.5H),4.45(m,0.5H),5.24−5.28(m,3H),6.44(s,1H),8.32(s,1H);
MS(ESI):403([M+H]+)。
実施例(III−1)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−5−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−3,5.10g)を反応させる。これにより、脱水後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(4.63g,97%)が得られる。
logP(pH2.7):1.82;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.62(bs,1H),1.79(bs,1H),2.06−2.16(m,2H),2.22(s,3H),2.88(bs,1H),3.28(bs,1H),3.37(m,1H),3.99(bs,1H),4.33(bs,1H),5.21(bs,2H),6.45(d,1H),8.30(s,1H);
MS(ESI):403([M+H]+)。
実施例(III−1)と同様にして、2−(1−{[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−5−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸エチル(IV−6,6.00g)を反応させる。これにより、脱水後、2−(1−{[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(3.10g,55%)が得られる。
logP(pH2.7):2.26;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.61(bs,1H),1.81(bs,1H),2.05−2.17(m,2H),2.20(s,3H),2.89(bs,1H),3.27(bs,1H),3.37(m,1H),3.95(bs,1H),4.32(bs,1H),5.27−5.34(m,2H),8.29(s,1H);
MS(ESI):437([M+H]+)。
2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(I−811)
室温で、ジクロロメタン(80mL)中の2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−1,7.00g)の溶液に、シクロヘキサノール(2.17g),ジメチルアミノピリジン(0.20g)及び1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(3.35g)を添加する。その混合物を一晩撹拌し、次いで、水を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(2.83g,34%)が得られる。
logP(pH2.7):3.64;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.29−1.90(m,12H),2.09−2.12(m,2H),2.88(bs,1H),3.25(bs,1H),3.39(m,1H),4.01(bs,1H),4.30(bs,1H),4.88−4.93(m,1H),5.35(s,2H),6.85(s,1H),6.96(t,1H),7.14(t,1H),8.34(s,1H);
MS(ESI):503([M+H]+)。
実施例(I−811)と同様にして、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−1,7.00g)を1−ナフトール(3.12g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸1−ナフチル(4.0g,44%)が得られる。
logP(pH2.7):3.64
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.70(bs,1H),1.87(bs,1H),2.18(m,2H),2.91(bs,1H),3.31(bs,1H),3.48(m,1H),4.03(bs,1H),4.36(bs,1H),5.36(s,2H),6.85(s,1H),6.97(t,1H),7.15(t,1H),7.45(dd,1H),7.54−7.61(m,3H),7.89(m,2H),8.01(in,1H),8.84(s,1H);
MS(ESI):547([M+H]+)。
ジクロロメタン(2mL)中の2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,200mg)の溶液に、塩化オキサリル(189mg)及び1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、余分な塩化オキサリルを減圧下に除去する。その残渣をジクロロメタン(2mL)に再度溶解させ、ジクロロメタン(4mL)中の1−ナフチル(79mg)とピリジン(489mg)の溶液に添加する。その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、希塩酸(1M)を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。次いで、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、が得られる。2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸1−ナフチル(100mg,38%)が得られる。
logP(pH2.7):3.75;
1H NMR(CD3CN,400MHz):δppm:1.72−2.00(m,2H),2.19−2.27(m,2H),2.24(s,3H),2.92(bs,1H),3.34(bs,1H),3.42(m,1H),3.98(bs,1H),4.49(bs,1H),5.06(bs,2H),6.37(s,1H),7.40(d,1H),7.52−7.60(m,3H),7.86(d,1H),7.92−7.99(m,2H),8.55(s,1H);
MS(ESI):529([M+H]+)。
室温で、テトラヒドロフラン(2.5mL)中の2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,380mg)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール(155mg)及びトリフェニルホスフィン(758mg)を添加する。その混合物をアルゴン下に0℃で5分間撹拌し、次いで、ジエチルジアゼン1,2−ジカルボキシレート(383mg)を滴下して加える。その反応混合物を室温までゆっくりと昇温させる。2時間経過した後、溶媒を減圧下に除去し、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル(196mg,39%)が得られる。
logP(pH2.7):4.01;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.52−1.88(m,3H),1.88−2.15(m,4H),2.22(s,3H),2.70−2.99(m,4H),3.25(bs,1H),3.38(m,1H),3.98(bs,1H),4.33(bs,1H),5.21(bs,2H),6.12(t,1H),6.44(s,1H),7.15−7.19(m,2H),7.21−7.30(m,2H),8.35(s,1H);
MS(ESI):403([M+H−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール]+)。
実施例(I−811)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3チアゾール−4−カルボン酸(III−4,6.00g)の溶液をシクロヘキサノール(1.94g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(5.00g,69%)が得られる。
logP(pH2.7):3.74;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.25−1.48(m,3H),1.50−2.00(広幅 m,2H),1.50−1.51(m,3H),1.70−1.80(m,2H),1.85−1.92(m,2H),2.06−2.16(m,2H),2.22(s,3H),2.88(bs,1H),3.28(bs,1H),3.38(m,1H),3.98(bs,1H),4.34(bs,1H),4.91(7重線,1H),5.21(bs,2H),6.44(s,1H),8.34(s,1H);
MS(ESI):485([M+H]+)。
実施例(I−811)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,100mg)の溶液を(2−ブロモフェニル)メタノール(49.0mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸2−ブロモベンジル(123mg,89%)が得られる。
logP(pH2.7):3.80
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.62(bs,1H),1.80(bs,1H),2.07−2.19(m,2H),2.22(s,3H),2.8 8(bs,1H),3.27(bs,1H),3.38(m,1H),3.99(bs,1H),4.43(bs,1H),5.22(bs,2H),5.38(s,2H),6.44(s,1H),7.32(td,1H),7.43(td,1H),7.56(dd,1H),7.67(dd,1H),8.46(s,1H);
MS(ESI):571,573([M+H]+)。
実施例(I−811)と同様にして、2−(1−{[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(111−2,200mg)の溶液を3,3−ジメチルブタン−1−オール(68.0mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸3,3−ジメチルブチル(98mg,40%)が得られる。
logP(pH2.7):3.82;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:0.96(s,9H),1.50−1.85(広幅 m+t,4H),2.06−2.13(m,2H),2.88(bs,1H),3.28(bs,1H),3.38(m,1H),3.98(bs,1H),4.31(t,2H),4.34(bs,1H),5.28(bs,2H),6.66(d,1H),7.85(s,1H),8.34(s,1H);
MS(ESI):473([M+H]+)。
実施例(I−227)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,200mg)の溶液を(4−フルオロフェニル)メタンチオール(78.0mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボチオ酸S−(4フルオロベンジル)(110mg,42%)が得られる。
logP(pH2.7):4.00;
1H NMR(CD3CN,400MHz):δppm:1.64−1.88(広幅 m,2H),2.12−2.18(m,2H),2.23(s,3H),2.92(bs,1H),3.30(bs,1H),3.33(m,1H),3.97(bs,1H),4.24(s,2H),4.41(bs,1H),5.04(bs,2H),6.36(s,1H),7.00−7.07(m,2H),7.36−7.42(m,2H),8.11(s,1H);
MS(ESI):527([M+H]+)。
実施例(I−227)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,200mg)の溶液をシクロヘキサンチオール(64.0mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボチオ酸S−シクロヘキシル(110mg,44%)が得られる。
logP(pH2.7):4.51;
1H NMR(CD3CN,400MHz):δppm:1.30−1.40(m,2H),1.42−1.90(m,10H),2.12−2.19(m,2H),2.24(s,3H),2.91(bs,1H),3.30(bs,1H),3.34(m,1H),3.65(m,1H),3.95(bs,1H),4.44(bs,1H),5.04(bs,2H),6.36(s,1H),8.05(s,1H);
MS(ESI):501([M+H]+)。
実施例(I−227)と同様にして、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(III−4,200mg)の溶液をナフタレン−1−チオール(88.0mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボチオ酸S−1−ナフチル(100mg,37%)が得られる。
logP(pH2.7):4.22;
1H NMR(CD3CN,400MHz):δppm:1.74−1.90(m,2H),2.20−2.26(m,2H),2.25(s,3H),2.93(bs,1H),3.34(bs,1H),3.42(m,1H),4.04(bs,1H),4.48(bs,1H),5.07(bs,2H),6.37(s,1H),7.54−7.60(m,3H),7.80(dd,1H),7.98(dd,1H),8.05(d,1H),8.13(s,1H),8.20(dd,1H);
MS(ESI):545([M+H]+)。
2−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(VIII−1)
室温で、テトラヒドロフラン(240mL)と水(60mL)の中の4−[4−(エトキシカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(24.0g)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(8.88g)を1回で添加する。その混合物を4時間撹拌し、次いで、希塩酸(1M)(100mL)及び酢酸エチル(100mL)と一緒に撹拌する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。次いで、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。これにより、2−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(21g,94%)が得られる。
logP(pH2.7):2.04;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.41(s,9H),1.59(qd,2H),2.02(dd,2H),2.91(m,2H),3.23(m,1H),3.97−4.02(m,2H),8.27(s,1H);
MS(ESI):256([M+H−C(CH3)3]+)。
4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IX−1)
室温で、ジクロロメタン(30mL)中の2−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(VIII−l,2.90g)の溶液に、シクロヘキサノール(1.21g)、ジメチルアミノピリジン(113mg)及び1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.87g)を添加する。その混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、水を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。次いで、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.63g,72%)が得られる。
logP(pH2.7):4.62;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.13−1.81(m+s,21H),2.02(m,2H),2.90(m,2H),3.40(m,1H),3.98−4.01(m,2H),4.90(m,1H),8.32(s,1H);
MS(ESI):339([M+2H−C(CH3)3]+)。
実施例(IX−1)と同様にして、2−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸(VIII−1,12.0g)の溶液を1−ナフトール(7.20g)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、4−{4−[(1−ナフチルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(12.3g,73%)が得られる。
logP(pH2.7):4.50;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.42(s,9H),1.67(qd,2H),2.10(dd,2H),2.95(m,2H),3.35(m,1H),4.00−4.08(m,2H),7.45(dd,1H),7.55−7.62(m,3H),7.89(d,2H),8.01(dd,1H),8.83(s,1H);
MS(ESI):383([M+2H−C(CH3)3]+)。
4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジニウムクロリド(X−1)
アルゴン下、0℃で、ジオキサン(20mL)中の4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IX−1,2.63g)の溶液にジエチルエーテル(50mL)中の塩化水素の2モル溶液を滴下して加える。その反応混合物を0℃で撹拌し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。一晩撹拌した後,溶媒及び余分な塩化水素を除去する。これにより、4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジニウムクロリド(2.19g,99%)が得られる。
logP(pH2.7):1.25;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.15−1.55(m,6H),1.71−1.75(m,2H),1.85−1.90(m,2H),1.98−2.04(m,2H),2.20(dd,2H),3.01−3.03(m,2H),3.14−3.34(m,2H),3.40(m,1H),4.90(m,1H),8.36(s,1H),9.05(bs,1H),9.25(bs,1H);
MS(ESI):295([M−Cl]+)。
実施例(X−1)と同様にして、4−{4−[(1−ナフチルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IX−2,3.20g)を反応させる。これにより、脱水後、4−{4−[(1−ナフチルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジニウムクロリド(2.93g,100%)が得られる。
logP(pH2.7):1.42;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:2.02−2.15(m,2H),2.25−2.34(m,2H),3.00−3.12(m,2H),3.34−3.40(m,2H),3.51(m,1H),7.46(dd,1H),7.53−7.62(m,3H),7.89(d,2H),8.00−5.05(m,1H),8.87(s,1H),9.05(bs,1H),9.25(bs,1H);
MS(ESI):339([M−Cl]+)。
2−(1−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(I−772)
[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(288mg)及びヒューニッヒ塩基(323mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、室温で30分間撹拌する。4−{4−[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジニウムクロリド(X−1,330mg)を添加し、その混合物をさらに5分間撹拌した後、ブロモ−トリス−ピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(559mg)を添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌する。減圧下に溶媒を除去した後、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(348mg,65%)が得られる。
logP(pH2.7):4.39;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.20−1.60(m,8H),1.71−1.75(m,2H),1.85−1.88(m,2H),2.04(m,2H),2.90(bs,1H),3.30(bs,1H),3.38(m,1H),3.95(bs,1H),4.30(bs,1H),4.91(m,1H),5.48(bs,2H),7.47(s,1H),8.34(s,1H);
MS(ESI):539([M+H]+)。
実施例(I−772)と同様にして、4−{4−[(1−ナフチルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジニウムクロリド(X−2,375mg)を[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(288mg)と反応させる。これにより、クロマトグラフィーで精製した後、2−(1−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸1−ナフチル(356mg,61%)が得られる。
logP(pH2.7):4.35;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.65(m,1H),1.90(in,1H),2.19(m,2H),2.95(m,1H),3.32(m,1H),3.48(m,1H),4.01(m,1H),4.35(m,1H),5.50(m,2H),7.45(m,2H),7.56−7.61(m,3H),7.89(m,2H),8.02(m,1H),8.84(s,1H);
MS(ESI):583([M+H]+)。
ジクロロメタン(150mL)中の[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(10.8g)の溶液に、塩化オキサリル(6.78g)及び1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、余分な塩化オキサリルを減圧下に除去する。その残渣をジクロロメタン(50mL)に再度溶解させ、0℃で、ジクロロメタン(100mL)中の4−{4−[(1−ナフチルオキシ)カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジニウムクロリド(X−2,7.25g)及びヒューニッヒ塩基(10.4g)の溶液に添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌する。濃塩化アンモニウム溶液を添加した後、その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水する。固体を濾過し、溶媒を蒸留により除去する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸1−ナフチル(11.3g,64%)が得られる。
logP(pH2.7):3.64;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.70(bs,1H),1.87(bs,1H),2.18(m,2H),2.91(bs,1H),3.31(bs,1H),3.48(m,1H),4.03(bs,1H),4.36(bs,1H),5.36(s,2H),6.85(s,1H),6.97(t,1H),7.15(t,1H),7.45(dd,1H),7.54−7.61(m,3H),7.89(m,2H),8.01(m,1H),8.84(s,1H);
MS(ESI):547([M+H]+)。
室温で、1,2−ジメトキシエタン(1mL)とクロロホルム(0.4mL)の中の2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(I−811,200mg)の溶液に、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィド(88mg)を添加する。その反応混合物を70〜80℃で一晩撹拌する。減圧下に溶媒を除去した後、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−(1−{2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタンチオイル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボン酸シクロヘキシル(80mg,39%)が得られる。
logP(pH2.7):4.23;
1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δppm:1.30−1.58(m,6H),1.75−1.92(m,4H),2.10−2.30(m,4H),3.32(m,1H),3.50(m,2H),4.39(m,1H),4.93(m,1H),5.39(s,2H),5.42(m,1H),6.79(t,114),6.83(s,1H),7.01(t,1H),8.16(s,1H);
MS(ESI):519([M+H]+)。
表1は、殺菌剤としてのその使用が特許請求されている式(I)の化合物を示している。
** 酸性範囲における測定は、移動相〔0.1%水性リン酸及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH2.3で実施する。
* 酸性範囲におけるLC−MSの測定は、移動相〔0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有);10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH2.7で実施する。
*** 中性範囲におけるLC−MSの測定は、移動相〔0.001モル重炭酸アンモニウム水溶液及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH7.8で実施する。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3個〜16個の炭素原子含有)を用いて実施する(logP値は、連続する2種類のアルカノンの間の線形補間を使用し、保持時間により測定)。ラムダマックス値は、200nm〜400nmの紫外線スペクトルを使用し、クロマトグラフシグナルの最大値で決定した。
実施例A
フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
実施例番号44、45、8、10、766、772、771、774、773、18、20、19、775、17、23、24、776、29、21、26、28、15、31、25、778、81、3、779、781、782、783、784、785、788、790、789、791、792、795、794、796、811、813。
プラスモパラ(Plasmopara)試験(ブドウの木)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
実施例番号44、45、8、10、766、772、771、774、773、18、20、19、775、17、23、24、776、21、26、28、15、31、25、778、81、3、779、781、782、783、784、785、788、790、789、791、792、795、794、796、811、813。
フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
プラスモパラ(Plasmopara)試験(ブドウの木)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
プラスモパラ(Plasmopara)試験(ブドウの木)/治療
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
Claims (13)
- 式(I)
R1及びR3は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ又はフェニルであり;
R2は、H、フェニル、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、ホルミル、CR8=NOR9、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ又はNR10R11であり;
又は、
R1とR2、又は、R2とR3は、それらが結合している炭素原子と一緒に、5員〜7員の置換されていないか若しくは置換されている部分的飽和若しくは不飽和の環(ここで、該環は、N、O及びSからなる群から選択される最大で2個までのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、その際、2個の酸素原子は互いに隣接しない)を形成し;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、C1−C4−アルキル、ヒドロキシル、オキソ及びハロゲンからなる群から選択され;
R4及びR5は、互いに独立して、H、C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル又はC1−C4−ハロアルキルであり;
又は、
R4とR5は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3員〜6員の飽和環(ここで、該環は、N及びOからなる群から選択される最大で2個までのヘテロ原子を含んでいてもよく、その際、2個の酸素原子は互いに隣接しない)を形成し;
Y1、Y2は、酸素であり;
Y3は、硫黄又は酸素であり;
Xは、直接結合であるか、又は、置換されていないか若しくは置換されているC1からC3までの炭素鎖(ここで、該炭素原子は、互いに独立して、置換基として、H、メチル又はオキソを有している)であり;
Wは、置換されていないか若しくは置換されているC1からC3までの炭素鎖(ここで、該炭素原子は、互いに独立して、置換基として、H、メチル又はオキソを有している)であり;
R6は、H、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、NR10R11、ハロゲン又はシアノであり; Gは、(C(R12)2)mであり、その際、mは、0〜6であり;
R7は、置換されていないか又は置換されているC5−C10−アルキル、C2−C16−アルケニル、C2−C16−アルキニル、C3−C15−シクロアルキル、C5−C15−シクロアルケニル、C3−C15−ヘテロシクリル、アリール、ヘタリール又はSi(C1−C4−アルキル)3であり;
ここで、可能な置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
ハロゲン、シアノ、ニトロ、ニトロソ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、アリール−C1−C3−アルキル、アリール−C1−C3−ハロアルキル、ヒドロキシル、オキソ、C1−C4−アルコキシ、O(C1−C6−アルキル)mOC1−C6−アルキル、O−C3−C6−シクロアルキル、O−フェニル、C1−C4−ハロアルコキシ、SH、C1−C4−チオアルキル、C1−C4−チオハロアルキル、S−フェニル、SO2−C1−C6−アルキル、SO2−C1−C6−ハロアルキル、SO−C1−C6−アルキル、SO−C1−C6−ハロアルキル、CO2H、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、ホルミル、CR8=NOR9、CONR10R11、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、COOH、NR10R11、シクロプロピルアミノ、CH2COCH3、(CH2)mO−C1−C6−アルキル、CH2OH、CH2SMe、(CH2)2SMe、C3−C6−シクロアルキル、1−メトキシシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、シクロヘキシルメチル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、Si(C1−C4−アルキル)3、フェニル又はベンジル;又は、2つの隣接する置換基がメチル又はハロゲンで場合により置換されていてもよいジオキソラン環又はジオキサン環を形成し;
R8、R9、R10、R11は、互いに独立して、H、C1−C3−アルキル又はシクロプロピルであり;
又は、
R10とR11は、それらが結合している窒素原子と一緒に、3員〜6員の飽和環(ここで、該環は、N及びOからなる群から選択される最大で1個までのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
R12は、同一であるか又は異なっていて、互いに独立して、H、塩素、フッ素、C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキル又はトリフルオロメチルであり;
又は、
2つ又は4つのR12は、何れの場合にも2個の隣接する炭素原子上において、直接結合である〕
で表される化合物又はその農薬的に活性な塩。 - 式中、記号が以下の意味を有する、請求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその農薬的に活性な塩:
R1は、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はペンタフルオロエチルであり;
R2は、H又は塩素であり;
R3は、H、メチル、1,1−ジメチルエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル又はフェニルであり;
R4は、H又はメチルであり;
R5は、H又はメチルであり;
Y1は、酸素であり;
Y2は、酸素であり;
Y3は、硫黄又は酸素であり;
Xは、CH2又はCH2CH2であり;
Wは、CH2又はCH2CH2であり;
R6は、Hであり;
Gは、直接結合、CH2、CH2CH2、CH(CH3)又はCH2(CH2CH3)であり;
R7は、ヘプタン−3−イル、オクチル、(1Z)−プロパ−1−エン−1−イル、(E)−2−フェニルエテニル、ヘキサ−1−エン−3−イル、ジフェニルメチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカヒドロナフタレン−1−イル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、シクロプロピル、シクロペンチル、1−エチニルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、2,6−ジメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、5−メチル−2−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、3−メチル−5−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル、1−シアノシクロヘキシル、1−エチニルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロプロピル(フェニル)メチル、(1S,2R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル、フェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ニトロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、2−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−tert−ブチルフェニル、ビフェニル−2−イル、ビフェニル−3−イル、ビフェニル−4−イル、3−フェノキシフェニル、4−フェノキシフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェニルエチニル、2−チエニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−5−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−4−イル、トリフルオロメチル、ジメチルアミノ又はトリメチルシリルである。 - 有害な植物病原性菌類を防除する方法であって、請求項1又は2に記載の式(I)で表される化合物をその有害な植物病原性菌類及び/又はそれらの生息環境に施用することを特徴とする、前記方法。
- 有害な植物病原性菌類を防除するための組成物であって、増量剤及び/又は界面活性剤に加えて、請求項1又は2に記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を含んでいることを特徴とする、前記組成物。
- 有害な植物病原性菌類を防除するための、請求項1又は2に記載の式(I)で表されるチアゾール−4−カルボン酸エステル及びチオエステルの使用。
- 請求項1に記載の式(I)で表される化合物または以下の式(I’)で表される化合物を調製する方法であって:
(d) 下記反応スキームに従い、適切な場合には、カップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
W、X、Y3、G、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、請求項1に記載されている式(I)に関して定義されているとおりである〕;及び、必要に応じて、
(e) 下記反応スキームに従い、硫化剤の存在下、及び適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I’)で表される化合物に変換する段階:
Y1=硫黄;
Y2=硫黄;
W、X、Y3、G、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、請求項1に記載されている式(I)に関して定義されているとおりである〕;
を含む、前記方法。 - 種子を処理するための、請求項1及び2に記載の式(I)で表される化合物の使用。
- トランスジェニック植物を処理するための、請求項1及び2に記載の式(I)で表される化合物の使用。
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