JP5591355B2 - 送風装置並びに空気調和機の室外機 - Google Patents

送風装置並びに空気調和機の室外機 Download PDF

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Description

本発明は、送風装置並びに空気調和機の室外機に関するものである。
送風装置の一つである空気調和機の室外機においては、複数のプロペラファンから水平に吹出した空気を上方に排気する形態のものがある。従来、このように複数台の送風部を備えて上方に排気する室外機の例として、例えば特許文献1に開示された室外機がある。この室外機では、上下に並ぶプロペラファンを前後方向にずらして配置し、プロペラファンそれぞれに独立した風路が用意される。
特許第3244470号公報(第3図)
しかしながら、上述した従来の室外機では、上段の送風部と下段の送風部からの風路を分離するために構造が複雑になるという課題がある。またプロペラファンを前後にずらして配置する必要から、それぞれのモータもまた、前後にずらす必要があり、モータの支持態様を含むレイアウト・部品構成等に関し構造が複雑化する問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数台の送風部の気流を簡易な構造で上方に排気することができる送風装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、複数の送風部が上下に並んで配置され、それら送風部の下流に上下に延びる排気路が設けられている送風装置であって、前記排気路内には、導風面が設けられており、前記導風面は、前記複数の送風部のうちの最下方位置の前記送風部の吹出し面と対向するように配置されており、前記導風面は、水平断面においてみて、左右方向の両端それぞれから中央に向かって後方に位置する部分を含み、且つ、前後方向に投影的にみて、左右方向の両端それぞれから中央に向かって上方に位置する投影ラインを有する。
本発明の空気調和機の室外機によれば、複数台の送風部の気流を簡易な構造で上方に排気することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の正面図である。 図1のII−II線に沿って、空気調和機の室外機の内部を側方から示す図である。 図1のIII−III線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。 図1のIV−IV線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機の正面図である。 図5のVI−VI線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機の正面図である。 図7のVIII−VIII線に沿って、空気調和機の室外機の内部を側方から示す図である。 図7のIX−IX線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。 図7のX−X線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。
以下、本発明に係る送風装置を、空気調和機の室外機として実施した場合の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機の正面図、すなわち送風部の吹出し側(前側)から吸込み側(後側)の方向を見るように示された図であり、図2は、図1のII−II線に沿って、空気調和機の室外機の内部を側方から示す図である。また、図3及び図4はそれぞれ、図1のIII−III線及びIV−IV線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。また、各図中の方向を示す符号X、Y、Zは、左右方向X、上下方向Y、前後方向Zを意味する。また、図中に示す白抜きの矢印は、気流の流れを模式的に示すものである。
端的に述べると、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機は、複数段の送風部の吹出し側の空間を上下方向に連通することで、それぞれのプロペラファンから吹き出された空気を上方に流す排気ダクトを備え、排気ダクト内の下段のプロペラファンの吹出し面に対向する位置に、下段のプロペラファンから排気ダクト内に吹出した空気を左右に振り分けながら上方に導くための導風面を備えたものであり、その導風面が、水平断面形状において頂部がプロペラファン側を向いたV字形をなすように構成したものである。以下、各部詳細を説明する。
空気調和機の室外機1においては、筐体内に複数の送風部3が上下に並んで配置され、それら送風部3の下流(前方)に上下に延びる排気路としての排気ダクト5が設けられている。本実施の形態1では、二つの送風部3が設けられており、送風部3はそれぞれ、回転可能に設けられたプロペラファン7と、プロペラファン7を回転駆動するファンモータ9と、プロペラファン7の周囲に位置するファンリング11とを備えている。ファンモータ9はモータ支持材9aによって筐体内の適所に支持される。
また、二つの送風部3は、プロペラファン7の回転軸RCが上下方向Yに並ぶように、すなわち、図1においてみて左右方向Xの仮想中心線CL上に位置するように、配置されている。また、二つの送風部3は、上方から投影的にみると重なるように配置されており、すなわち、前後方向Z且つ左右方向Xでみて位置が揃っている。
筐体内において、プロペラファン7の後方には、プロペラファン7の吸込み側の空間である吸込み空間13と、吹出し側の空間である吹出し空間15とが広がっており、これら吸込み空間13と吹出し空間15とは、分圧板17で分離されている。分圧板17には、ファンリング11の前端がつながっている。ここで、分圧板17とファンリング11との接続部分で囲まれている、気流が通過する孔の部位を、送風部3の吹出し面19とする。
吹出し面19のすぐ下流には、すなわち、分圧板17(吹出し面19)と排気ダクト5との間には、風向ガイド21が設けられている。風向ガイド21は、下流側が上に反る多層の板状部分を含んでおり、吹出し面19から流れてく気流を排気ダクト5へとやや上向きに流出させる。
筐体内の後部には、吸込み空間13を後方から覆うように熱交換器23が配置されている。熱交換器23は、空気調和機の室外機1の筐体の後面及び左右側面後部に沿うように平面視、概ねコ字状を成している。これに対応し、熱交換器23と対向する筐体の後面及び左右側面後部には、多孔タイプまたは網タイプの開口が施されており、熱交換器23が筐体外部の空気を吸える構造になっている。熱交換器23は、内部を冷媒が循環するパイプの表面に多層形状のフィンを有している。
空気調和機の室外機1の筐体における、送風部3及び熱交換器23の配置領域の下方には、機械室25が設けられている。機械室25には、図示省略する周知態様でよい圧縮機等の冷媒回路を構成する機器と、圧縮機や他の機器を制御する電気回路(図示せず)等の電気・電子部品とが少なくとも格納されている。
排気ダクト5の上部、すなわち、筐体の上面前側であって上段の送風部3の前方且つ上方には、排気口27が設けられている。プロペラファン7の回転軸は前後方向Zであり、排気方向は、上記の回転軸と垂直な方向である上下方向Yに設定されている。つまり、プロペラファン7から吹出された空気は、排気路である排気ダクト5を上方に流れて、排気口27より筐体外へ排出されるように設定されている。
排気路である排気ダクト5内には、導風面31が設けられている。導風面31は、複数の送風部3のうちの最下方位置の送風部3の吹出し面19と対向するように配置されている。導風面31は、水平断面においてみると、左右方向の両端それぞれから中央に向かって後方に位置する(送風部3に近づく)部分を含む。また、導風面31は、図1に示されるように、前後方向に投影的にみて、左右方向の両端それぞれから中央に向かって上方に位置する投影ラインを有する。このような構成の具体的一例として、本実施の形態1では、以下に述べるような仮想的な三角錐の部分的な構成面に相当する形態として実施される。
すなわち、導風面31は、一の見方において、仮想的な三角錐のうちの二面を構成する形態であり、左右一対の傾斜面31a,31aで構成されている。傾斜面31a,31aは、相互に屈曲した二面分のプレート状部材で構成されている。なお、上記仮想的な三角錐のうちの導風面31以外の二つの面は、排気ダクト5を画定する前面5aと、排気ダクト5を画定する底面5bということであるが、上記の三角錐はあくまでも説明の便宜上のものであり、よって、本発明に関し、上記の仮想的な三角錐のうちの導風面以外の面は平坦な面として認識できることに限定されるものではない。
実施の形態1として具体的には、導風面31の傾斜面31a,31aは、図3に示されるように、水平断面においては、送風部3の吹出し面19に向いたつまり後方に向けて突出したV字状の切断ラインとなって現れる。また、導風面31は、上から投影的にみると、頂点が送風部3の吹出し面19に向いた三角形をなす。また、図1に示されるように、導風面31は、前後方向に投影的にみて、上下逆V字状をなす投影ラインを有し、傾斜面31a,31aは、前後方向の投影面でみると、上方に行くほど左右方向の幅が縮小する、頂角が上方を向いた三角形をなす。また、このため、傾斜面31a,31aの水平断面に現れるV字状の切断ラインは、上方にいくほど、相似形で小さくなる。
また、導風面31において上下方向にわたって延びる最後部31b、すなわち、上記の仮想的な三角錐でいう母線(稜線)つまり左右一対の傾斜面31a,31aの境界線は、上方の位置ほど送風部3の吹出し面19から離れるように延びている。これにより、排気ダクト5における前後方向の風路断面積は、上方ほど拡大するように構成されている。なお、本実施の形態1では、導風面31の高さは、一段目の送風部3全体にわたり、さらに、二段目の送風部3のプロペラファン7の回転軌跡の下部の付近程度までとなっている。
このような導風面31により、下段の送風部3から流出した気流は、左右外側に振り分けられるように案内されながら、且つ、前方に進みつつ徐々に上向きに変向されて流れる。
次に、以上のように構成された本実施の形態1に係る空気調和機の室外機1の動作を説明する。各ファンモータ9が回転駆動することにより、各プロペラファン7も回転する。本実施の形態1では、図1においてみて、図中矢印RDに示すように反時計回転に回転する。プロペラファン7が回転すると、その昇圧作用により吸込み空間13の空気は、吹出し空間15へと吹出され、さらに、排気ダクト5へと流れる。
また、吸込み空間13の圧力が低下し、吸込み空間13と熱交換器23の外気側との圧力差に応じて、外気が熱交換器23のフィン間を介して送風部3の吸込み空間13に流入する。このとき、熱交換器23のパイプ内部には外気温度よりも高温または低温の冷媒が循環しており、外気は、熱交換器23を通過する際に熱交換を行う。プロペラファン7が吹出す気流は、外気よりも高温、または低温になっている。
プロペラファン7の吹出す気流は、旋回成分を持つが、排気ダクト5内に流入する際には、風向ガイド21を介することにより、下向き成分が無くなり上向き成分が付加される。風向ガイド21を通過した空気は、排気ダクト5を上昇し、排気口27から空気調和機の室外機1の外に排気される。
排気ダクト5内での流れを更に詳細に説明する。下段の送風部3から排気ダクト5内に吹出された気流は、吹出し面19に対向して設置された導風面31に衝突する。導風面31に衝突した気流は、左右に分けられつつ、排気ダクト5内を上昇する。つまり、下段の送風部3からの気流は、図3及び図4に示されるように、主に排気ダクト5内の左右両端側の部分を流れ、その部分に、符号Eで示されるように、下段の送風部3からの気流による風速が高い領域Eが作られる。一方、上段の送風部3から排気ダクト5内に吹出された気流は、導風面31とは衝突せず、また、上段レベルの左右両端側には、下段の送風部3からの気流による風速が高い領域Eが形成されているため、主に排気ダクト5内の左右中央部分を上昇する。つまり、高段の送風部3からの気流は、図4に示されるように、主に左右中央部分を流れ、その部分に、符号Cで示されるように、上段の送風部3からの気流による風速が高い領域Cが作られる。このようにして、下段の送風部3からの気流と、上段の送風部3からの気流とが、積極的に分けられ、上段の送風部3からの吹出す気流と下段の送風部3から吹出された気流との干渉を小さくすることができる。
そのため、気流の干渉による損失を小さくできるため、ファンの負荷が低減されモータの所要動力を小さくすることができる。また、風量の増加による熱交換量の増加をモータ動力の増加なしに実現することができる。よって、省エネルギー性能の効率の高い空気調和機の室外機1を得ることができる。
また、導風面31の最後部31bは、上方の位置ほど送風部3の吹出し面19から離れるように延びており、つまり、導風面31は上向きに傾いている。このため、導風面31に衝突する気流は、その後、転向角度が大きい導風面31に沿った下向きの流れとはなりにくく、転向角度が小さい導風面31に沿った上向きの流れとなり、転向による損失を小さくして、流れを排気方向へと案内できる。
また、排気ダクト5内の風量は、送風部3からの気流が集合するため、上方ほど多くなり、風速の増加、流動抵抗の増大、動圧損失の増加といった問題が生じるところである。これに対し本実施の形態1では、導風面31の最後部31bは、上方の位置ほど送風部3の吹出し面19から離れるように延び、これにより、排気ダクト5における前後方向の風路断面積は、上方ほど拡大するように構成されている。そのため、風量の増加に対応させて、風路断面積も増加させることで、風速の増加、流動抵抗の増大、動圧損失の増加といった問題を抑制または低減することができる。これにより、最終的には、送風部3の負荷を小さくすることができる利点につながる。また、このようにプロペラファン7の負荷が低減され、ひいてはモータの所要動力を小さくすることができることで、風量の増加による熱交換量の増加をモータ動力の増加なしに実現することができる。よって、省エネルギー性能の効率の高い空気調和機の室外機1を得ることができる。
さらに、本実施の形態1では、二つの送風部3は、上方から投影的にみると重なるように配置されており、すなわち、前後方向Z且つ左右方向Xでみて位置が揃っている。このため、空気調和機の室外機1を構成する要素の中で比較的質量の大きいファンモータ9やプロペラファン7の重心が上下に重なることとなる。これにより、それらの支持部材であるモータ支持材9aの構造を簡素にできるため、部材、加工、製造に係る費用を低く抑えることが出来る。換言すれば、本実施の形態1の空気調和機の室外機1では、そのような利点が得られる送風部3の上下整列レイアウトを採用しながらも、それぞれの送風部3から流出した気流が上下関係で干渉を起こさない利点が得られている。
このように本実施の形態1に係る空気調和機の室外機によれば、上述した導風面の設置という簡易な構成で、複数台の送風部の気流の干渉を抑えつつ効率よく上方に排気することが可能となっている。
実施の形態2.
次に、図5及び図6に基づいて、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機について説明する。図5は、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機の正面図であり、図6は、図5のVI−VI線に沿って、空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態2の空気調和機の室外機101は、端的には、導風面131の最後部131bが、プロペラファン7の回転方向RDに依拠して左右何れかに片寄って位置するものである。すなわち、導風面131の最後部131bは、前方からみて、プロペラファン7の回転方向RDが反時計方向の場合にはプロペラファン7の整列中心線ALより左側に位置しており、プロペラファン7の回転方向RDが時計方向の場合にはプロペラファン7の整列中心線ALより右側に位置しているものである。
このうち、本実施の形態2の図示例は、左側に片寄る例を示している。すなわち、前方からみて、プロペラファン7の回転方向RDが反時計方向であり、それに応じて、導風面131の最後部131bが、前方からみて、プロペラファン7の整列中心線ALより左側に片寄っている。また、これに応じて、前述した仮想的な三角錐も片寄っており、左右一対の傾斜面131a,131aの面積も左右で異なっている(前方からみて/上方からみて、左側の傾斜面131aの面積が小さい)。
上述した導風面131の作用について説明する。まず、プロペラファン7から吹出された気流は、その回転方向の旋回成分を含む。旋回成分を含む流れは、風向ガイド21を通過するが、風向ガイド21のガイド方向に近い向きの流れは、通過の際の抵抗が少なく、風向ガイド21のガイド方向と大きく異なる向きの流れは、通過の際に抵抗が大きい。図5を用いて説明すると、排気ダクト5に向かって上に反る形状である風向ガイド21に、反時計回転方向の旋回成分を持った気流が流入する。前方からみて右側は、風向ガイド21のガイド方向と流れの旋回成分の方向とが離れるので抵抗が大きい。このことから、排気ダクト5への空気の流入は、前方からみて右側が多く左側が少なくなる。
これに対し、本実施の形態2では、最後部131b(母線/稜線)が前方/上方からみて左側に片寄った導風面131を用いることによって、排気ダクト5内の風路面積は、左側よりも右側が広くなるように形成される。よって、相対的に多量の流量となる右側の空気の流通に対して、相対的に広い風路面積を右側に用意することができ、多く流れる領域には大きな流路を確保することができる。つまり、排気ダクト5への流入量の大小と、風路面積の大小との関係を、左右方向で合致させることができ、特定の領域において流量と流路とのアンバランスに起因し過度に風速が高くなることを積極的に抑制し、より損失を抑えることができる。
このように本実施の形態2に係る空気調和機の室外機によっても、上記実施の形態1と同様、導風面の設置という簡易な構成で、複数台の送風部の気流の干渉を抑えつつ効率よく上方に排気することが可能となっている。さらに、本実施の形態2では、特定の領域において風速が高くなることを積極的に抑制し、より損失を抑えることができる。
実施の形態3.
次に、図7〜図10に基づいて、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機について説明する。上述した実施の形態1及び2では何れも、送風部を上下二段に配置した例を説明していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数段の送風部を有するものとして広く実施することができ、上下三段以上の送風部を設けても良い。本実施の形態3は、その一例であり、上下三段の送風部を備えた例である。
図7は、本実施の形態3に係る空気調和機の室外機の正面図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿って空気調和機の室外機の内部を側方から示す図であり、図9及び図10はそれぞれ、IX−IX線及びX−X線に沿って空気調和機の室外機の内部を上から示す図である。なお、本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
空気調和機の室外機201は、上下に並んで三段の送風部3を有している。また、本実施の形態3の空気調和機の室外機201においても、上述した導風面31、傾斜面31a及び最後部31bと同様な形態の、すなわち前述した仮想的な三角錐の二面に相当するような、導風面231、傾斜面231a及び最後部231bを具備している。導風面231は、少なくとも、下から一段目及び二段目の送風部3の吹出し面19と対向する範囲を含む高さで、上下方向に延びている。
最下段である下から一段目の送風部3から排気ダクト5内に吹出された気流は、吹出し面19に対向して設置された導風面231に衝突して左右に分けられ、排気ダクト5内を上昇する。また、下から二段目の送風部3からも同様に排気ダクト5内に気流が吹出される。このため、図9に示されるように、排気ダクト5内における下から二段目の送風部3のレベルでは、排気ダクト5内の主に左右両端側の部分に、下から一段目の送風部3からの気流による風速が高い領域E1が出現し、主に左右中央部分に、下から二段目の送風部3からの気流による風速が高い領域C1が出現する。すなわち、一段目の送風部3からの気流と、二段目の送風部3からの気流とが、積極的に分けられ、上下段の送風部3からの気流同士の干渉が低減される。
また、下から二段目の送風部3から気流は、上記のように領域C1において上方へ流れつつも、導風面231による案内作用により、徐々に左右両端側へと広がっていき、やがて、下から一段目の送風部3からの気流と、下から二段目の送風部3からの気流とが、混ざり合って左右両端側において一緒に上昇するようになる。よって、さらに下流である最上段(下から三段目)の送風部3のレベルでは、図10に示されるように、排気ダクト5内の主に左右両端側の部分に、下から一段目と下から二段目の送風部3からの気流による風速が高い領域E2が出現し、主に左右中央部分に、最上段の送風部3からの気流による風速が高い領域C2が出現する。すなわち、同様に、最上段の送風部3からの気流と、それよりも下段の送風部3からの気流とが、積極的に分けられ、かかる図10のレベルにおいても、上下段の送風部3からの気流同士の干渉が低減される。また、下から二段目の送風部3のレベルよりも下流側(上方)では、合流により二段分の送風部の気流が流れ、さらにその下流側では、三段分の送風部の気流が流れることとなるが、導風面231は、上記実施の形態1同様、上方にいくほど左右幅が縮小し、吹出し面19から離れるように形成されているので、風路断面積は、上方ほど拡大するように構成されている。そのため、風量の増加に対応させて、風路断面積も増加させることで、風速の増加、流動抵抗の増大、動圧損失の増加といった問題を抑制または低減することができる。これにより、最終的には、送風部3の負荷を小さくすることができ、同様に、省エネルギー性能の効率の高い空気調和機の室外機1を得ることができる。
このように本実施の形態3に係る空気調和機の室外機によっても、上記実施の形態1と同様、導風面の設置という簡易な構成で、複数台の送風部の気流の干渉を抑えつつ効率よく上方に排気することが可能となっている。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上述した実施の形態は、空気調和機の室外機として説明されていたが、本発明は、これに限定されず、送風装置として広く実施することができる。具体的には、送風部の上流または下流に被乾燥対象が存在しているような乾燥機における送風構造として実施することも可能であるし、あるいは、送風部の上流及び下流に、熱交換器や被乾燥対象等の機能要素自体を持たない、単なる換気装置の送風構造として実施することも可能であろう。
また、上記実施の形態では、熱交換器は、送風部の上流に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、熱交換器は、送風部の下流に配置されていてもよい。また、上述した実施の形態2は、二段の送風部に対して実施することには限定されず、実施の形態3のような三段以上の送風部に対して導風面を片寄らせて実施することも可能である。
1,101,201 空気調和機の室外機、3 送風部、5 排気ダクト、19 吹出し面、23 熱交換器、31,131,231 導風面、31b,131b,231b 最後部。

Claims (6)

  1. 複数の送風部が上下に並んで配置され、それら送風部の下流に上下に延びる排気路が設けられている送風装置であって、
    前記排気路内には、導風面が設けられており、
    前記導風面は、前記複数の送風部のうちの最下方位置の前記送風部の吹出し面と対向するように配置されており、
    前記導風面は、水平断面においてみて、左右方向の両端それぞれから中央に向かって後方に位置する部分を含み、且つ、前後方向に投影的にみて、左右方向の両端それぞれから中央に向かって上方に位置する投影ラインを有する、
    送風装置。
  2. 前記導風面において上下方向にわたって延びる最後部は、上方の位置ほど前記送風部の吹出し面から離れる部分を有する、
    請求項1の送風装置。
  3. 前記導風面は、上方より投影的にみて、頂点が前記送風部の吹出し面に向いた三角形をなし、前方より投影的にみて、頂角が上方を向いた三角形をなす、
    請求項1又は2の送風装置。
  4. 前記送風部はそれぞれ回転可能に設けられたプロペラファンを含み、
    前記導風面において上下方向にわたって延びる最後部は、前方からみて、前記プロペラファンの回転方向が反時計方向の場合には該プロペラファンの整列中心線より左側に位置しており、前記プロペラファンの回転方向が時計方向の場合には該プロペラファンの整列中心線より右側に位置している、
    請求項1〜3の何れか一項の送風装置。
  5. 3つ以上の前記送風部を備え、
    前記導風面は、少なくとも、下から一段目及び二段目の前記送風部の吹出し面と対向する範囲を含むように、上下方向に延びている、
    請求項1〜4の何れか一項の送風装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項の送風装置は、空気調和機の室外機であり、
    少なくとも一つの前記送風部の上流または下流には、熱交換器が配置されている、
    空気調和機の室外機。
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