JP5589714B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、水飛沫抑制性能を向上できる空気入りタイヤに関する。
近年、重荷重用空気入りタイヤでは、濡れた路面を走行する際に発生する水飛沫対策として、タイヤのバットレス部に突起部を設けた構成が採用されている。そして、この突起部により、水飛沫の運動エネルギーを吸収して、水飛沫の飛散高さを低減している。かかる構成を採用する従来の空気入りタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2000−318410号公報
この発明は、水飛沫抑制性能を向上できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層を備え、且つ、前記軟質ゴム層の厚さdが0[mm]<d<7[mm]の範囲内にあることを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、水飛沫が突起部に衝突したときに、その運動エネルギーが突起部の軟質ゴム層に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さ(最大値)が減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する利点がある。
また、軟質ゴム層の厚さdが適正化されるので、タイヤの水飛沫抑制性能および耐久性能が両立する利点がある。
また、この空気入りタイヤでは、水飛沫が突起部の表面にある軟質ゴム層に直接的に衝突するので、その運動エネルギーが軟質ゴム層に効率的に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する利点がある。
また、発明にかかる空気入りタイヤは、水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層と、前記トレッドゴムよりも小さく前記軟質ゴム層よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共に、前記トレッドゴムと前記軟質ゴム層との間に配置される中間ゴム層とを備えることを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、中間ゴム層が配置されることにより、突起部におけるJIS−Aゴム硬度が周辺のトレッドゴムから軟質ゴム層に向かって段階的に減少する。これにより、トレッドゴムと軟質ゴム層とのゴム硬度差が大きいときに、突起部周辺の構造上の強度を確保できる利点がある。また、軟質ゴム層および中間ゴム層の双方により水飛沫の運動エネルギーが吸収されるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する利点がある。
また、発明にかかる空気入りタイヤは、水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層と、前記軟質ゴム層よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共に前記軟質ゴム層の表面に配置される保護ゴム層とを備える。
この空気入りタイヤでは、保護ゴム層が軟質ゴム層の表面を保護するので、軟質ゴム層の損傷(例えば、縁石等による外傷)が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記軟質ゴム層が前記突起部の表面に配置される。
この空気入りタイヤでは、水飛沫が突起部の表面にある軟質ゴム層に直接的に衝突するので、その運動エネルギーが軟質ゴム層に効率的に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する利点がある。
この空気入りタイヤでは、軟質ゴム層の厚さdが適正化されるので、タイヤの水飛沫抑制性能および耐久性能が両立する利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記軟質ゴム層が前記突起部のタイヤ径方向内側の壁面まで延在する。
この空気入りタイヤでは、突起部を伝ってタイヤ径方向内側に回り込んで飛散する水飛沫の運動エネルギーが、突起部のタイヤ径方向内側の壁面まで延在する軟質ゴム層により吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部に形成された周方向主溝のうち最も深い溝深さを有する周方向主溝の溝底からトレッド面のプロファイルに平行な曲線mを引くと共に、曲線mと側壁部との交点をPとするときに、前記軟質ゴム層が交点Pよりもタイヤ径方向内側にある。
この空気入りタイヤでは、トレッド部の摩耗範囲(トレッド部が摩耗して周方向主溝のウェアインジケータが現れるまでの範囲)から外れた位置に、軟質ゴム層が配置される。したがって、摩耗末期にて軟質ゴム層のトレッド面への露出が防止されるので、トレッド部の偏摩耗が防止される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ接地端から前記突起部に接線lを引くと共に接線lと前記突起部との接点をTとするときに、前記軟質ゴム層が少なくとも接点Tを含む領域に配置される。
この空気入りタイヤでは、軟質ゴム層が突起部の端部(接点T)にあるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、重荷重車両の前車軸に装着される重荷重用タイヤに適用される。
この発明にかかるこの空気入りタイヤでは、水飛沫が突起部に衝突したときに、その運動エネルギーが突起部の軟質ゴム層に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さ(最大値)が減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図3は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例2を示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図4は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例3を示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図5は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例4を示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図6は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤのシミュレーションの結果を示すグラフである。 図7は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[空気入りタイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
この空気入りタイヤ1は、ビードコア(図示省略)と、カーカス層3と、ベルト層4と、トレッドゴム5と、サイドウォールゴム6とを含んで構成される(図1参照)。ビードコアは、環状構造を有し、左右一対を一組として構成される。カーカス層3は、左右のビードコア間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。ベルト層4は、積層された複数のベルト材41〜44から成り、カーカス層3のタイヤ径方向外周に配置される。トレッドゴム5は、カーカス層3およびベルト層4のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。サイドウォールゴム6は、左右一対を一組として構成され、カーカス層3のタイヤ幅方向外側に配置されてタイヤのサイドウォール部を構成する。
また、トレッド部(トレッドゴム5)には、タイヤ周方向に延在する複数の周方向主溝51と、これらの周方向主溝51に区画されて成る複数の陸部52、53とが形成される。この実施の形態では、タイヤ幅方向の最も外側にある周方向主溝51が最も深い溝深さを有し、この周方向主溝51により、トレッド部のセンター陸部52とショルダー陸部53とが区画されている。なお、周方向主溝とは、溝深さ8mm以上の周方向溝をいう。
[水飛沫低減用の突起部]
また、空気入りタイヤ1は、水飛沫低減用の突起部7を備える(図1参照)。この突起部7は、タイヤ左右の側壁部のうち少なくとも車両装着状態にて車幅方向外側に位置する側壁部に形成される。また、突起部7は、タイヤ子午線方向の断面視にて、側壁部から突出した形状を有し、タイヤ径方向外側の壁面(トレッド端部側の上壁面)とタイヤ径方向内側の壁面(サイドウォール部側の下壁面)とに区画される。また、突起部7は、ベルト層4の端部近傍に配置され、最外層ベルト44の延長線と側壁部との交点Kからタイヤ径方向外側の壁面に引いた接線D1と、交点Kからトレッド端部側の側壁面に引いた接線D2とのなす角βが所定の開度に設定される。また、突起部7は、側壁部に沿ってタイヤ周方向に延在する環状かつリブ状の構造もしくは間隔を隔てた複数の要素で構成する。
なお、側壁部とは、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド端部からサイドウォール部に向かうタイヤ幅方向外側の壁部であり、いわゆるバットレス部に相当する。また、突起部7は、例えば、タイヤの加硫成形時に形成されても良いし、タイヤの加硫成形後に接着により取り付けられても良い。
この空気入りタイヤ1では、ウェット路面の走行時にて、突起部7(特に、タイヤ径方向外側の壁面)がタイヤ幅方向に飛散する水飛沫をガイドして水飛沫の飛散高さを抑制する。これにより、例えば、雨天走行時にて、隣接車線や対向車線を走行する他の車両への水飛沫の飛散(乗用車のフロントガラスに水飛沫が飛散してドライバーの視界を遮ること)を抑制できる。
また、突起部7がベルト層4の端部近傍に配置され、D1とD2のなす角βが所定の開度に設定されることにより、車両走行時にトレッド部(特に、トレッドゴム5およびベルト層4)に発生する熱が突起部7からタイヤ外部に放出される。これにより、タイヤ温度の上昇が抑制されるので、タイヤの耐発熱性能が向上する。
例えば、この実施の形態では、突起部7の形状および配置が以下のように設定されている。
まず、タイヤ子午線方向の断面視にて、トレッド部の接地端をAとする。この実施の形態では、接地端Aとトレッド端とが同位置にある。また、この接地端Aから突起部7に接線lを引き、この接線lと突起部7との接点をTとする。また、タイヤ軸方向に対する接線lの傾斜角をαとする。また、最も深い周方向主溝51の溝底からトレッド面のプロファイルに平行な曲線mを引き、この曲線mと側壁部との交点をPとする。
このとき、突起部7の頂部が円弧形状の輪郭線を有し、この頂部の円弧上に接点Tが位置している。また、突起部7のタイヤ径方向外側の壁面が、接線lに対してタイヤ内側に凹となる円弧形状の輪郭線を有している。具体的には、突起部7のタイヤ径方向外側の壁面とトレッド端部側の側壁面とがタイヤ内側に凹となる円弧形状の輪郭線を介して接続されている。そして、この円弧形状により、接地端A側の側壁面から接点Tに向かうに連れてタイヤ軸方向にカーブする壁面が形成されている。また、接線lの傾斜角αがα<45[deg]の範囲内にあり、より好ましくは、32[deg]≦α≦37[deg]の範囲内に設定されている。そして、かかる突起部7のタイヤ径方向外側の壁面により、ウェット路走行時における水飛沫のガイド方向(偏向方向)が規制されて、水飛沫の飛散高さが抑制されている。
また、D1とD2のなす角βが60度以上に設定されている。これにより、車両走行時におけるトレッド部の発熱が突起部7からタイヤ外部に効率的に放出されように構成されている。
また、突起部7が交点Pよりもタイヤ径方向内側に位置している。これにより、トレッド部が摩耗して周方向主溝51のウェアインジケータが現れるまで、突起部7が残存するように構成されている。また、サイドウォール部の壁面を基準とした突起部7の高さHがH=12.5[mm]となっている。
なお、タイヤの接地端とは、タイヤが規定リムに装着されて規定内圧を付与されると共に静止状態にて平板に対して垂直に置かれて規定荷重に対応する負荷を加えられたときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の端部をいう。
また、規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、ただし、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の88[%]である。TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。
[突起部のゴム硬度]
また、この空気入りタイヤ1では、突起部7が55度未満かつトレッドゴム5よりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層(軟質ゴム部)71を備える(図1参照)。かかる構成では、水飛沫が突起部7に衝突したときに、その運動エネルギーが突起部7の軟質ゴム層71に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さ(最大値)が減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する。
例えば、この実施の形態では、突起部7の全体と、この突起部7から接地端Aまでの側壁部とが軟質ゴム層71により構成されている。したがって、突起部7を含むバットレス部の略全域が軟質ゴム層71により構成されている。また、トレッドゴム5およびサイドウォールゴム6のJIS−Aゴム硬度が58度であり、突起部7のJIS−Aゴム硬度が55度よりも小さく設定されている。
なお、軟質ゴム層71は、35度以上50度以下のJIS−Aゴム硬度を有することが好ましく、40度以上45度以下のJIS−Aゴム硬度を有することがより好ましい。例えば、突起部7のJIS−Aゴム硬度が35度未満となると、突起部の製造が困難となり、あるいは、突起部の構造上の強度が不足して突起部に損傷が発生するため、好ましくない。また、突起部7のJIS−Aゴム硬度が55度以上となると、水飛沫の低減効果が得られないため、好ましくない。
[変形例1]
図2は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図において、図1に記載した空気入りタイヤ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この変形例1の空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71が突起部7の表面に配置される。例えば、この変形例1では、軟質ゴム層71が、突起部7の頂部からタイヤ径方向外側の側壁部に沿って接地端Aまで延在して、この領域の表面層を構成している。また、軟質ゴム層71の厚さdが所定の範囲内に設定されている。また、軟質ゴム層71が、突起部7の内部に高いゴム硬度を有する芯(トレッドゴム5の一部)を残しつつ、突起部7の表面のみを覆って配置されている。これにより、突起部7の構造上の強度が確保されている。かかる構成では、水飛沫が突起部7の表面にある軟質ゴム層71に直接的に衝突するので、その運動エネルギーが軟質ゴム層71に効率的に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する。
また、上記の構成では、軟質ゴム層71の厚さdが0[mm]<d<7[mm]の範囲内にあることが好ましく、1[mm]≦d≦5[mm]の範囲内にあることがより好ましい。ここで、軟質ゴム層71の厚さdが薄いほど、水飛沫の低減効果が減少する傾向にあり、好ましくない。逆に、厚さdが厚いほど、軟質ゴム層により突起部の構造上の強度が不足して突起部に損傷が発生し易くなる傾向があるため、好ましくない。一方で、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度が低いほど、水飛沫の低減効果が向上する点で好ましいが、突起部の構造上の強度が不足して突起部に損傷が発生し易くなるという不具合もある。しがって、軟質ゴム層71の厚さdは、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度との関係で適宜設定されることが好ましい。
また、上記の構成では、軟質ゴム層71が突起部7のタイヤ径方向内側の壁面まで延在することが好ましい(図2参照)。例えば、この実施の形態では、軟質ゴム層71が突起部7のタイヤ径方向外側の壁面から突起部7の頂部を覆いつつタイヤ径方向内側の壁面に回り込んで配置されている。かかる構成では、突起部7を伝ってタイヤ径方向内側に回り込んで飛散する水飛沫があるときに、この水飛沫の運動エネルギーが突起部7のタイヤ径方向内側の壁面にある軟質ゴム層71に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する。
なお、接線lと突起部7のタイヤ径方向内側の壁面にある軟質ゴム層71との距離の最大値(点Cの位置)を、軟質ゴム層71の回り込み量tと呼ぶ。この回り込み量tは、0[mm]<t≦7[mm]の範囲内にあることが好ましく、1[mm]≦t≦5[mm]の範囲内にあることがより好ましい。すなわち、多少なりとも回り込み量tがあれば、軟質ゴム層71が突起部7のタイヤ径方向内側の壁面に現れるため、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する。一方で、回り込み量tが過大となると、突起部の構造上の強度が不足して突起部に損傷が発生し易くなるため、好ましくない。
[変形例2]
図3は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例2を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図において、図1および図2に記載した空気入りタイヤ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71が、周方向主溝51の最大溝深さによって規定される交点Pよりも、タイヤ径方向内側にあることが好ましい(図3参照)。例えば、この変形例2では、突起部7が交点Pよりもタイヤ径方向内側にあり、軟質ゴム層71が交点Pから突起部7のタイヤ径方向外側の壁面に沿って延在して突起部7の頂部を覆っている。かかる構成では、トレッド部の摩耗範囲(トレッド部が摩耗して周方向主溝51のウェアインジケータが現れるまでの範囲)から外れた位置に、軟質ゴム層71が配置される。したがって、摩耗末期における軟質ゴム層のトレッド面への露出が防止されるので、トレッド部の偏摩耗が防止される。
なお、上記の構成では、軟質ゴム層71が、交点Pから突起部7の接点Tまでの範囲内で配置されて突起部7の少なくとも一部を覆っていれば良い。したがって、軟質ゴム層71が交点Pに至らなくとも良い。
また、軟質ゴム層71が突起部7の頂部を覆うことが好ましい。具体的には、軟質ゴム層71が少なくとも接点Tを含む領域に配置されることが好ましい。また、軟質ゴム層71が接点Tからタイヤ径方向外側に2[mm]以上延在することが好ましい。例えば、この実施の形態では、軟質ゴム層71が突起部7の頂部を覆いつつ突起部7のタイヤ径方向外側の壁面に延在することにより、接点Tが軟質ゴム層71上に位置している。かかる構成では、軟質ゴム層71が突起部7の端部(接点T)にあるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する。
[変形例3]
図4は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例3を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図において、図1〜図3に記載した空気入りタイヤ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この空気入りタイヤ1は、トレッドゴム5よりも小さく且つ軟質ゴム層71よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共にトレッドゴム5と軟質ゴム層71との間に配置される中間ゴム層72を備える(図4参照)。例えば、この変形例3では、トレッドゴム5のJIS−Aゴム硬度が58度であり、中間ゴム層72のJIS−Aゴム硬度が50度であり、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度が40度である。そして、トレッドゴム5の端部(バットレス部に相当する部分)に中間ゴム層72が配置され、この中間ゴム層72の表面に軟質ゴム層71が積層されて、突起部7が形成されている。また、中間ゴム層72が突起部7の基礎部分(芯となる部分)を構成し、この中間ゴム層72により、突起部7の構造上の強度が確保されている。また、中間ゴム層72が接地端Aから突起部7を越えてサイドウォール部側まで延在している。また、軟質ゴム層71がほぼ一様な厚さdを有し、接地端Aから突起部7にまで延在して突起部7の頂部を覆っている。
かかる構成では、中間ゴム層72が配置されることにより、突起部7におけるJIS−Aゴム硬度が周辺のトレッドゴム5から軟質ゴム層71に向かって段階的に減少する。これにより、トレッドゴム5と軟質ゴム層71とのゴム硬度差が大きいときに、突起部7周辺の構造上の強度を確保できる。例えば、中間ゴム層72が軟質ゴム層71と同一のJIS−Aゴム硬度を有する構成(例えば、図1参照)では、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度が低く(例えば、35度)かつ軟質ゴム層71の肉厚dが大きい(例えば、d=7[mm])ときに、突起部の構造上の強度が不足するおそれがある。
また、かかる構成では、軟質ゴム層71および中間ゴム層72の双方により水飛沫の運動エネルギーが吸収されるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する利点がある。例えば、中間ゴム層72がトレッドゴム5と同一のJIS−Aゴム硬度を有する構成(例えば、図2参照)では、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度が高く(例えば、50度)かつ軟質ゴム層71の肉厚dが小さい(例えば、d<1[mm])ときに、タイヤの水飛沫抑制性能を十分に得られないおそれがある。
なお、この変形例3では、中間ゴム層72が単層構造を有し、一様なJIS−Aゴム硬度を有している。しかし、これに限らず、中間ゴム層72が相互に異なるJIS−Aゴム硬度のゴム材料を積層して成る多層構造を有しても良い(図示省略)。
[変形例4]
図5は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例4を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図において、図1〜図4に記載した空気入りタイヤ1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有する保護ゴム層73が軟質ゴム層71の表面に配置されることが好ましい(図5参照)。例えば、この変形例4では、保護ゴム層73が58度のJIS−Aゴム硬度を有し、軟質ゴム層71の表面に積層されて配置されている。また、軟質ゴム層71が突起部7の頂部から接地端Aまで延在しており、この軟質ゴム層71の全域を覆うように、保護ゴム層73が軟質ゴム層71の表面側を包み込んでいる。かかる構成では、保護ゴム層73が軟質ゴム層71の表面を保護するので、軟質ゴム層71の損傷(例えば、縁石等による外傷)が抑制される。
なお、保護ゴム層73の厚さは、例えば、0[mm]より大きく且つ2[mm]以下の範囲内に設定されることが好ましい。したがって、保護ゴム層73があれば、その厚さが薄くとも軟質ゴム層71の損傷を抑制できる。一方で、保護ゴム層73の厚さが厚過ぎると、軟質ゴム層71による水飛沫抑制効果が低下するため、好ましくない。
[適用対象]
なお、この空気入りタイヤ1は、重荷重車両の前車軸に装着される重荷重用タイヤに適用されることが好ましい。かかる重荷重用タイヤでは、水飛沫の飛散による課題が顕著である。したがって、この空気入りタイヤ1の構成が重荷重用タイヤに適用されることにより、軟質ゴム層71による水飛沫抑制効果が顕著に得られる利点がある。
[シミュレーション]
図6は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤのシミュレーションの結果を示すグラフである。同図において、横軸は、タイヤ軸方向への水飛沫の到達距離(飛散距離)を示し、縦軸は、各到達距離における水飛沫の最大高さを示している。
このシミュレーションでは、突起部を有さない空気入りタイヤと、突起部を有するが軟質ゴム層を有さない空気入りタイヤと、突起部7および軟質ゴム層71を有する空気入りタイヤ1とについて、水飛沫抑制性能に関する比較が行われた。また、タイヤサイズ275/80R22.5の空気入りタイヤがJATMA規定の適用リムに組み付けられてトラックの前輪に装着され、この空気入りタイヤにJATMA規定の正規内圧および正規荷重が付与された状態を想定してシミュレーションが行われた。
ここで、突起部を有するが軟質ゴム層を有さない空気入りタイヤは、トレッドゴムおよび突起部のJIS−Aゴム硬度が同一の58度に設定されている。
一方、突起部7および軟質ゴム層71を有する空気入りタイヤ1は、図2に記載した空気入りタイヤ1であり、軟質ゴム層71が突起部7の表面に積層されて突起部7の頂部から接地端Aまで延在している。また、トレッドゴム5のJIS−Aゴム硬度が58度であり、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度が40度である。また、軟質ゴム層71の厚さdがd=3[mm]に設定されている。
シミュレーション結果が示すように、突起部7および軟質ゴム層71を有する空気入りタイヤ1では、水飛沫の最大高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上することが分かる。
[性能試験]
図7は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。
この実施の形態では、突起部7が軟質ゴム層71を有する空気入りタイヤ1について、(1)水飛沫抑制性能および(2)耐久性能に関する性能試験が行われた。この性能試験では、タイヤサイズ275/70R22.5の空気入りタイヤがJATMA規定の適用リムに組み付けられ、この空気入りタイヤにJATMA規定の正規内圧および正規荷重が付与される。また、2本の空気入りタイヤが2−Dの路線バス車両のステア軸に装着される。
また、空気入りタイヤ1は、図2に記載した空気入りタイヤ1であり、軟質ゴム層71が突起部7の表面に積層されて突起部7の頂部から接地端Aまで延在している。また、トレッドゴム5のJIS−Aゴム硬度が58度である。そして、この空気入りタイヤ1について、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度および厚さdが変更されて、各性能試験が行われる。
(1)水飛沫抑制性能に関する性能試験では、試験車両が走行速度60[km/h]にて水深10[mm]の散水路を走行して、発生した水飛沫の最大高さが測定される。そして、この測定結果に基づいて指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほど好ましい。
(2)耐久性能に関する性能試験では、空気入りタイヤを縁石に擦りつけたときの損傷発生率が測定される。この損傷発生率は、その数値が小さいほど好ましい。
試験結果に示すように、軟質ゴム層71のJIS−Aゴム硬度および厚さdが適正化されることにより、タイヤの水飛沫抑制性能および耐久性能が向上することが分かる。
[効果]
以上説明したように、この空気入りタイヤ1では、水飛沫低減用の突起部7を側壁部に備える構成において、突起部7が、55度未満かつトレッドゴム5よりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層71を備える(図1〜図5参照)。かかる構成では、水飛沫が突起部7に衝突したときに、その運動エネルギーが突起部7の軟質ゴム層71に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さ(最大値)が減少して、タイヤの水飛沫抑制性能が向上する利点がある(図6参照)。
また、この空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71が突起部7の表面に配置される(図2参照)。かかる構成では、水飛沫が突起部7の表面にある軟質ゴム層71に直接的に衝突するので、その運動エネルギーが軟質ゴム層71に効率的に吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する利点がある。
また、上記の構成では、軟質ゴム層71の厚さdが0[mm]<d<7[mm]の範囲内にある(例えば、図2参照)。かかる構成では、軟質ゴム層71の厚さdが適正化されるので、タイヤの水飛沫抑制性能および耐久性能が両立する利点がある(図7参照)。
また、この空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71が突起部7のタイヤ径方向内側(サイドウォール部側)の壁面まで延在する(例えば、図2参照)。かかる構成では、突起部7を伝ってタイヤ径方向内側に回り込んで飛散する水飛沫の運動エネルギーが、突起部7のタイヤ径方向内側の壁面まで延在する軟質ゴム層71により吸収されて減衰する。これにより、水飛沫の跳ね高さが減少して、タイヤの水飛沫抑制性能がさらに向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部に形成された周方向主溝51のうち最も深い溝深さを有する周方向主溝51の溝底からトレッド面のプロファイルに平行な曲線mを引くと共に、曲線mと側壁部との交点をPとするときに、軟質ゴム層71が交点Pよりもタイヤ径方向内側にある(図3参照)。かかる構成では、トレッド部の摩耗範囲(トレッド部が摩耗して周方向主溝51のウェアインジケータが現れるまでの範囲)から外れた位置に、軟質ゴム層71が配置される。したがって、摩耗末期にて軟質ゴム層のトレッド面への露出が防止されるので、トレッド部の偏摩耗が防止される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、接地端Aから突起部7に接線lを引くと共に接線lと突起部7との接点をTとするときに、軟質ゴム層71が少なくとも接点Tを含む領域に配置される(あるいは、突起部7全体が軟質ゴム層71から成る)ことが好ましい(例えば、図1〜図3参照)。かかる構成では、軟質ゴム層71が突起部7の端部(接点T)にあるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッドゴム5よりも小さく且つ軟質ゴム層71よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共にトレッドゴム5と軟質ゴム層71との間に配置される中間ゴム層72を備える(図4参照)。かかる構成では、中間ゴム層72が配置されることにより、突起部7におけるJIS−Aゴム硬度が周辺のトレッドゴム5から軟質ゴム層71に向かって段階的に減少する。これにより、トレッドゴム5と軟質ゴム層71とのゴム硬度差が大きいときに、突起部7周辺の構造上の強度を確保できる利点がある。また、軟質ゴム層71および中間ゴム層72の双方により水飛沫の運動エネルギーが吸収されるので、タイヤの水飛沫抑制性能が効果的に向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、軟質ゴム層71よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有する保護ゴム層73が軟質ゴム層71の表面に配置される(図5参照)。かかる構成では、保護ゴム層73が軟質ゴム層71の表面を保護するので、軟質ゴム層71の損傷(例えば、縁石等による外傷)が抑制される利点がある。
以上のように、この発明にかかる空気入りタイヤは、水飛沫抑制性能を向上できる点で有用である。
1 空気入りタイヤ
3 カーカス層
4 ベルト層
41〜44 ベルト材
5 トレッドゴム
51 周方向主溝
52 センター陸部
53 ショルダー陸部
6 サイドウォールゴム
7 突起部
71 軟質ゴム層
72 中間ゴム層
73 保護ゴム層

Claims (8)

  1. 水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、
    前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層を備え、且つ、
    前記軟質ゴム層の厚さdが0[mm]<d<7[mm]の範囲内にあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、
    前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層と、
    前記トレッドゴムよりも小さく前記軟質ゴム層よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共に、前記トレッドゴムと前記軟質ゴム層との間に配置される中間ゴム層とを備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 水飛沫低減用の突起部を側壁部に備える空気入りタイヤであって、
    前記突起部が、55度未満かつトレッドゴムよりも小さいJIS−Aゴム硬度を有する軟質ゴム層と、
    前記軟質ゴム層よりも大きいJIS−Aゴム硬度を有すると共に前記軟質ゴム層の表面に配置される保護ゴム層とを備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 前記軟質ゴム層が前記突起部の表面に配置される請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記軟質ゴム層が前記突起部のタイヤ径方向内側の壁面まで延在する請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. トレッド部に形成された周方向主溝のうち最も深い溝深さを有する周方向主溝の溝底からトレッド面のプロファイルに平行な曲線mを引くと共に、曲線mと側壁部との交点をPとするときに、前記軟質ゴム層が交点Pよりもタイヤ径方向内側にある請求項1〜のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ接地端から前記突起部に接線lを引くと共に接線lと前記突起部との接点をTとするときに、前記軟質ゴム層が少なくとも接点Tを含む領域に配置される請求項1〜のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 重荷重車両の前車軸に装着される重荷重用タイヤに適用される請求項1〜のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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