JP5589588B2 - パネル固定構造及び情報処理装置 - Google Patents

パネル固定構造及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、筐体に設けた四角形状のパネル固定開口部に、このパネル固定開口部の筐体内側に配置された1つ又は複数のインターフェース端子部の周囲を覆うようにしてパネル板を着脱可能に固定するパネル固定構造、及び該パネル固定構造によってパネル板が固定される情報処理装置に関する。
パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)の外装ケースとしての筐体の背面側等に形成されたパネル固定開口部内には、外部機器等が電気的に接続される入出力(I/O)コネクタが設けられている。そして、前記パネル固定開口部には、入出力コネクタを電気的にシールドするためのパネル板が、該入出力コネクタの周囲を覆うようにして着脱可能に固定されている。
パネル板をパネル固定開口部に着脱可能に固定するためのパネル固定構造としては、例えば、特許文献1のようなパネル固定構造が知られている。前記特許文献1のパネル固定構造では、長方形状のパネル板(特許文献1のシールド部材)の下側の長辺に設けた複数の突起片(特許文献1の従属脚部)をパネル固定開口部(特許文献1のベイ開口)の下面側の縁部近傍に嵌合させ、更に、長方形状のパネル板(特許文献1のシールド部材)の短辺の両側に設けたばね性を有する一対の係合突出部(特許文献1のスプリングタグ部)を撓ませながらパネル固定開口部の両側の縁部に圧入して係合させている。
ところで、前記特許文献1のようなパネル固定構造では、前記したように、長方形状のパネル板の下側の長辺に設けた突起片をパネル固定開口部の下面側の縁部近傍に嵌合させる作業と、長方形状のパネル板の短辺側の両側に設けたばね性を有する一対の係合突出部をパネル固定開口部の両側縁部に撓ませながら係合させる作業が必要となり、パネル板をパネル固定開口部に固定するときの作業性が悪かった。
そこで、パネル板固定の作業性を向上させるために、従来より、例えば図19に示すように、パネル面100aの4辺の長手方向に沿った縁部(図19では、隣接する長辺側と短辺側の縁部付近を示している)に、パネル固定開口部への挿入方向側に突出し、先端部が外側に略180度曲げられたばね性を有する係合突出部100b,100cを形成したパネル板100を用いるパネル固定構造が知られている。なお、各係合突出部100b,100cの外面側には、その長手方向に沿って半球状の突起部100dが複数設けられており、更に、各係合突出部100b,100cの突起部100d側の先端縁部は外側に曲げられて先端係止部100eが形成されている。
そして、図20(a),(b)に示すように、パネル板100の各係合突出部100b,100cをパネル固定開口部101に挿入することにより、前記突起部100dがパネル固定開口部101の内壁面に摺接して各係合突出部100b,100cがパネル固定開口部101の内側方向に撓みながら反対側の内壁面縁部へ達すると、撓んでいた各係合突出部100b,100cが復元する。これにより、図20(b)に示すように、先端係止部100eと挿入方向と反対側の内壁面縁部近傍に係止された突起部100dとでパネル固定開口部100を両面から挟み込むようにして、パネル板100がパネル固定開口部101に固定される。
ところで、隣接する長辺側と短辺側の各係合突出部100b,100cの角部の間には、各係合突出部100b,100cを撓ませながらパネル固定開口部101へ挿入して係合するときに互いに干渉(接触)しないように、所定幅の隙間が設けられている。
なお、図19、図20では、隣接する各係合突出部100b,100cの角部の間に設けた隙間の形状を概略的に示したが、詳細には、図21(a)に示すように、隣接する各係合突出部100b,100cの端部において、挿入時にパネル固定開口部3の内壁面角部に係合する各先端角部100f,100gが、この角部の中間に引いた中間線Aに対して左右対称で同じ長さになるように、予め所定形状に切り取り加工形成されている。
ところで、パネル板100が固定されるパネル固定開口部101の大きさが小さい場合には、それに応じてパネル板100全体の大きさも小さくなるので、図21(a)に示した隣接する係合突出部100b,100cの各先端角部100f,100g間の隙間aもそれに応じてより狭くなる。
このため、図21(b)に示すように、各係合突出部100b,100cを撓ませながらパネル固定開口部101へ挿入して係合するときに、隣接する各先端角部100f,100g間の隙間が、製造時の寸法ばらつき等によって各先端角部100f,100gの先端角同士が干渉することがある。撓んでいる各先端角部100f,100gの角同士が干渉すると、各先端角部100f,100gの接触状態が不安定になり、各係合突出部100b,100cをパネル固定開口部101に挿入し難くなることがある。
パネル固定開口部101にパネル板100が固定されているときに、パネル板100の係合突出部100b,100cに対して挿入方向と逆方向側から何らかの外力が作用すると、係合突出部100b,100cがパネル固定開口部101の内側方向へ容易に撓み易くなる。このため、係合突出部100b,100cが外力の作用によって撓むと、パネル固定開口部101の縁部近傍に係止されている半球状の突起部100dの係止状態が容易に解除され、パネル板100がパネル固定開口部101から外れてしまう虞がある。
そこで、本発明は、パネル板の各係合突出部を撓ませながらパネル固定開口部へ挿入して係合するときに、隣接する係合突出部の各係合角部の先端角部の角同士が干渉して不安定な接触状態にならないようにすることができるパネル固定構造及び情報処理装置を提供することを目的とする。
更に、本発明は、パネル板の係合突出部に対して挿入方向と逆方向側から何らかの外力が作用しても、パネル板がパネル固定開口部から外れ難いようにすることができるパネル固定構造及び情報処理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載のパネル固定構造は、筐体に設けた四角形状のパネル固定開口部に、前記パネル固定開口部の前記筐体内側に配置された1つ又は複数のインターフェース端子部の周囲を覆うようにしてパネル板を着脱可能に固定するパネル固定構造であって、前記パネル板は、前記インターフェース端子部の位置、形状に合わせた端子開口部が形成された四角形状のパネル面と、前記パネル面の4辺の縁部に沿って前記パネル固定開口部の挿入方向側に突出し、かつ前記パネル面の4箇所の角部に隙間を設けるようにして形成されたばね性を有する4つの係合突出部とを有し、前記係合突出部は、前記パネル面の4辺の縁部から前記パネル固定開口部の挿入方向側へ延びる第1壁部と、該第1壁部の先端部が外側に曲げられて前記パネル固定開口部の挿入方向側と逆方向側へ延びる第2壁部と、前記第2壁部の外側表面に該第2壁部の長手方向に沿って複数設けた突起部とを有し、前記パネル板の前記各係合突出部を前記パネル固定開口部に挿入することにより、前記突起部が前記パネル固定開口部の内壁面に摺接して前記係合突出部が前記パネル固定開口部の内側方向に撓みながら前記パネル固定開口部の挿入方向と逆側の縁部へ達すると、撓んでいた前記係合突出部が復元することにより、前記パネル固定開口部のパネル板挿入側と反対側の縁部近傍に前記突起部が係止されることで、前記パネル板が前記パネル固定開口部に固定され、前記各係合突起部は、前記パネル面の4箇所の角部でそれぞれ隙間を設けて対向する先端角部を有しており、前記各係合突出部の前記パネル固定開口部の内側方向への最大撓み量として、前記4箇所の角部で隣接して対向する各先端角部に対して、撓み量が大きい隣接する各先端角部と、前記撓み量が大きい隣接する各先端角部よりも撓み量が小さい隣接する各先端角部とを設定し、前記撓み量が小さい隣接する各先端角部は、隣接する一方側の先端角部が他方側の先端角部よりも長く形成され、かつ長くした一方側の先端角部の先端が、該隣接する各先端角部との間の中間に引いた中間線近傍まで延びるように形成されて、前記隣接する各先端角部が前記中間線に対して左右非対称となるように設定され、前記撓み量が大きい隣接する各先端角部は、該隣接する各先端角部が略同じ長さに形成され、かつ前記各先端角部の先端と前記中間線との間の隙間が大きくなるように前記各先端角部が短く形成されて、前記隣接する各先端角部が前記中間線に対して左右対称となるように設定されていることを特徴としている。
請求項に記載のパネル固定構造は、前記突起部は半球形状部と、該半球形状部を略1/2切り取ってその切り取り面が前記パネル板を挿入したときに前記パネル固定開口部の逆側の縁部に係止する向きに設定される1/4半球形状部とを設定し、前記撓み量が大きい先端角部の近傍には前記1/4半球形状部を配置し、前記撓み量が小さい先端角部の近傍には前記半球形状部を配置することを特徴としている。
請求項に記載のパネル固定構造は、前記第2壁部の先端側に先端係止部が形成されており、前記パネル板の前記各係合突出部が前記パネル固定開口部に挿入されて、前記突起部が前記パネル固定開口部のパネル板挿入側と反対側の縁部近傍に係止された位置において、前記パネル固定開口部のパネル板挿入側の縁部近傍に先端係止部が係止され、前記突起部と前記先端係止部とで前記パネル固定開口部の縁部を両面から挟み込むようにして前記パネル板が前記パネル固定開口部に固定されることを特徴としている。
請求項に記載のパネル固定構造は、前記係合突出部の端部側に設けた前記突起部近傍に、前記係合突出部を前記パネル固定開口部のパネル板挿入側に位置するようにして前記係合突出部を前記パネル固定開口部の内側方向に撓ませるための取っ手部を設けたことを特徴としている。
請求項に記載のパネル固定構造は、前記係合突出部の端部側に設けた前記突起部近傍に、前記係合突出部を前記パネル固定開口部の内側方向に撓ませるための工具を挿入するための工具挿入溝部を設けたことを特徴としている。
請求項に記載の情報処理装置は、筐体に設けた四角形状のパネル固定開口部に、請求項1乃至のいずれか一項に記載のパネル固定構造によってパネル板が着脱可能に固定されることを特徴としている。
する情報処理装置
請求項1、に記載の本発明によれば、パネル板の各係合突出部の端部に製造時の寸法ばらつき等があっても、各係合突出部をパネル固定開口部へ挿入して係合するときに、隣接する係合突出部の各先端角部の角同士が干渉することなく安定した接触状態が得られるので、各係合突出部をパネル開口部の所定位置まで良好に挿入することができる。
請求項に記載の本発明によれば、撓み量が大きい角部近傍に設ける突起部に、半球形状部を1/2にした1/4半球形状部を配置して、1/4半球形状部と反対側の半円底面が先端係止部側に面しているので、パネル板をパネル固定開口部により確実に固定することができる。これにより、パネル板挿入方向と反対方向の外力が作用して係合突出部の端部付近が撓んでも、角部側突起部の半円底面がパネル固定開口部の縁部に面接触で接しているので、係合突出部がパネル固定開口部から外れることを防止することができる。
請求項に記載の本発明によれば、突起部と先端係止部とでパネル固定開口部の縁部を両面から挟み込むようにしてパネル板をパネル固定開口部に固定することができるので、パネル板をパネル固定開口部に確実に固定することができる。
請求項に記載の本発明によれば、固定されているパネル板をパネル固定開口部から意図的に取り外す場合に、取っ手部に力を作用させて係合突出部の端部近傍をパネル固定開口部の内側方向に撓ませることで、係合突出部をパネル固定開口部から容易に外すことができる。
請求項に記載の本発明によれば、固定されているパネル板をパネル固定開口部から意図的に取り外す場合に、工具挿入溝部に取外し工具を挿入し、取外し工具の先端が当接するパネル固定開口部の縁部付近の面を支点にして取外し工具に力を作用させて、係合突出部の端部近傍をパネル固定開口部の内側方向に撓ませることで、係合突出部をパネル固定開口部から容易に外すことができる。
本発明の実施形態1に係るパネル固定構造を適用したパソコン本体の背面側を示す斜視図。 (a)は、I/Oパネルを固定するパネル固定開口部を示す図、(b)は、パネル固定開口部に固定されるI/Oパネルを示す図。 (a)は、I/Oパネルを示す側面図、(b)は、I/Oパネルの角部を示す斜視図。 I/Oパネルのパネル固定開口部への固定構造を示す図であり、(a)は、I/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入する前の状態を示す図、(b)は、I/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入中の状態を示す図、(c)は、I/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入した状態を示す図。 I/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入して固定した状態を示す図。 (a)は、実施形態1におけるI/Oパネルの各係合突出部の先端角部付近を示す図、(b)は、左上側の先端角部付近を示す拡大図。 I/Oパネルの各係合突出部を展開した曲げ加工前の形状を示す概略図。 (a)は、実施形態1におけるI/Oパネルの各係合突出部をパネル固定開口部に挿入して固定した状態を示す図、(b)は、パネル固定開口部に固定された左上側の先端角部付近を示す拡大図。 (a)は、実施形態2におけるI/Oパネルの各係合突出部の先端角部付近を示す図、(b)は、係合突出部の上側角部近傍を示す側面図。 (a)は、実施形態2における係合突出部に設けた係止突起部と突起部を示す斜視図、(b)は、係止突起部を示す拡大図、(c)は、突起部を示す拡大図。 実施形態2におけるI/Oパネルの係合突出部の角部近傍に設けた取っ手部付近を示す斜視図。 実施形態2におけるI/Oパネルの各係合突出部をパネル固定開口部に挿入して固定した状態を示す図。 (a)は、実施形態2におけるI/Oパネルの係合突出部に設けた係止突起部と先端係止部とでパネル固定開口部の縁部付近の両面を挟むようにして係止した状態を示す図、(b)は、I/Oパネルの係合突出部に設けた突起部と先端係止部とでパネル固定開口部の縁部付近の両面を挟むようにして係止した状態を示す図。 (a)は、係合突出部の突起部と先端係止部とでパネル固定開口部の縁部付近の両面を挟むようにして係止したI/Oパネルに外力が作用した状態を示す図、(b)は、係合突出部の係止突起部と先端係止部とでパネル固定開口部の縁部付近の両面を挟むようにして係止したI/Oパネルに外力が作用した状態を示す図。 (a)、(b)は、実施形態2におけるI/Oパネルに設けた取っ手部に力を作用させて、I/Oパネルをパネル固定開口部から取り出すときの状況を示す図。 実施形態3におけるI/Oパネルの係合突出部の角部近傍に設けた工具挿入溝部付近を示す斜視図。 実施形態3におけるI/Oパネルに設けた工具挿入溝部に差し込んだ工具に力を作用させて、I/Oパネルをパネル固定開口部から取り出すときの状況を示す図。 (a)は、実施形態4におけるI/Oパネルの各係合突出部の先端角部付近を示す図、(b)は、実施形態4におけるI/Oパネルの各係合突出部をパネル固定開口部に挿入して固定した状態を示す図。 従来例におけるI/Oパネルの角部近傍を示す斜視図。 (a)は、従来例におけるI/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入中の状態を示す図、(b)は、I/Oパネルをパネル固定開口部へ挿入した状態を示す図。 (a)は、従来例におけるI/Oパネルの隣接する各係合突出部の先端角部付近を示す図、(b)は、パネル固定開口部に固定された左上側の先端角部付近を示す拡大図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明のパネル固定構造を適用した情報処理装置としてのパソコンのパソコン本体の背面側を示す斜視図である。
図1に示す本実施形態では、パソコン本体1の筐体(以下、「パソコン筐体」という)2の筐体背面板2aに形成された長方形状のパネル固定開口部3(図2a参照)に、該パネル固定開口部3の縁部近傍に係合されるようにして金属製のパネル板としてのI/Oパネル4が着脱可能に固定される(I/Oパネル4のパネル固定開口部3への固定構造については後述する)。
図2(a)に示すように、長方形状に形成されたパネル固定開口部3の奥側には、外部機器(不図示)等とパソコン筐体2内の回路基板(不図示)等が電気的に接続される複数の入出力(I/O)コネクタ5が位置している。I/Oパネル4は入出力コネクタ5を電気的にシールドするために、各入出力コネクタ5の周囲を覆うようにしてパネル固定開口部3に固定される。
また、図2(b)に示すように、I/Oパネル4には、前記各入出力コネクタ5の位置、形状に合わせて複数のコネクタ開口部4aが形成されたパネル面4bと、前記パネル固定開口部3の各内壁面に係合される、パネル面4bの長辺側と短辺側の各縁部から挿入方向側(図2(b)では、紙面に対して手前方向側)へ突出するように形成されたばね性を有する長辺側の一対の係合突出部4c及び短辺側の一対の係合突出部4dが設けられている。なお、図2(b)に示したI/Oパネル4の挿入方向側のパネル面4bは、I/Oパネル4をパネル固定開口部3に挿入して固定したときに筐体背面2aの外面側(パソコン筐体2内と反対側)に面している。
図3(a),(b)に示すように、I/Oパネル4の各係合突出部4c,4d(図3(a)では長辺側の一対の係合突出部4cを示しているが、短辺側の一対の係合突出部4dも同様である)は、パネル面4bからパネル固定開口部3側への挿入方向Cへ延びる第1壁部4c1と、第1壁部4c1の先端部4eがアール状に略180度近く外側に折り曲げられて前記挿入方向側と逆方向へ延びる第2壁部4c2を有し、ばね性を有するように形成されている。各係合突出部4c,4dの第2壁部4c2の先端側には、挿入方向Cに対して斜め外側を向くように曲げられた先端係止部4fが設けられている。
また、各係合突出部4c(4d)の第2壁部4c2の表面には、半球状の突起部4gが所定間隔で複数設けられている。なお、図3(b)では、パネル面4bのコネクタ開口部は省略している。
各係合突出部4c,4dの先端部4eは、パネル固定開口部3へ挿入する前においてはパネル固定開口部3の各内壁面3aの位置に略対応し、突起部4gは、略その厚み分だけパネル固定開口部3の各内壁面3aよりも外側に位置している。また、先端係止部4fと突起部4gとの間の間隔tは、パネル固定開口部3の内壁面3aの厚みに略対応している。
なお、隣接する各係合突出部4c,4dの端部(角部)は、この端部の間に所定幅の隙間が形成されるように所定形状に切り取り加工されている(本発明の特徴である隣接する各係合突出部4c,4dの端部(角部)の形状の詳細については後述する)。
次に、図4(a),(b),(c)を参照して、本実施形態におけるI/Oパネル4のパネル固定開口部3への固定構造について説明する。
図4(a),(b)に示すように、I/Oパネル4のパネル面4bの各縁部に設けたばね性を有する突起した各係合突出部4c(図4(a)では長辺側の一対の係合突出部4cを示しているが、短辺側の一対の係合突出部4dも同様である)を筐体背面板2aのパネル固定開口部3に挿入すると、外面側の半球状の突起部4gが内壁面3aに摺接することで一対の係合突出部4cがパネル固定開口部3の内側方向(パネル固定開口部3の内壁面3aから離間する方向)に撓む。
そして、図4(c)に示すように、突起部4gがパネル固定開口部3の反対側縁部まで挿入されると、撓んでいた係合突出部4cが復元して内壁面3aに係合し、更に先端係止部4fが筐体背面2aに係止される。これにより、係合突出部4c(4d)の突起部4gと先端係止部4f間にパネル固定開口部3の縁部付近の両面が挟み込まれることによって、I/Oパネル4がパネル固定開口部3に固定される。
図5は、I/Oパネル4がパネル固定開口部3に固定された筐体背面板2aの外面側(パソコン筐体2内と反対側)を示しており、このI/Oパネル4が固定された筐体背面板2aは、パソコン筐体2の背面にリベット、スポット溶接及びねじ留め等により固定される。
なお、固定されたI/Oパネル4をパネル固定開口部3から取り外す場合は、例えば、各係合突出部4c,4dに対してパネル固定開口部3の内側方向に力を作用させることで撓ませて、突起部4gの内壁面縁部との係合状態を解除する。そして、各係合突出部4c,4dを挿入方向と逆方向へ押し戻すことにより、I/Oパネル4をパネル固定開口部3から取り外すことができる。
次に、隣接する各係合突出部4c,4dの端部の形状について説明する。
図5に示したように、各係合突出部4c,4dを撓ませながらパネル固定開口部3に挿入してI/Oパネル4をパネル固定開口部3に固定するときに、各先端角部4h,4iの角同士が干渉(接触)しないようにして、係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iを安定して接触させる必要がある。
そこで、本実施形態では、図6(a),(b)に示すように、I/Oパネル4の4箇所の角部でそれぞれ隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iの一方側を短くして、各係合突出部4c,4dの端部の最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して異なるように設定している。詳細には、図6(a)に示したように、左上角部と右下角部では、係合突出部4c側の先端角部4hの方を短くして、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように設定し、左下角部と右上角部では、係合突出部4d側の先端角部4iの方を短くして、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように設定している。
なお、図6(b)は、左上角部で隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iを示している。また、図6(a)では、パネル面4bのコネクタ開口部は省略している。
図7は、I/Oパネル4の各係合突出部4c,4dを展開した曲げ加工前の形状を示す図である。なお、図7は、左上角部で隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iの曲げ加工前の形状を示している。
図7に示した左上角部の曲げ加工前においては、先端角部4h側の寸法Aを先端角部4i側の寸法Bよりも短く(B>A)なるように設定している。これにより、図6(b)に示したように、曲げ加工後の左上角部の角部では、先端角部4hの方が先端角部4i側よりも短く形成されて、各先端角部4h,4iの角同士が干渉(接触)しないように設定される。
なお、同様に、左下角部の曲げ加工前においては、逆に先端角部4i側の寸法Bを先端角部4h側の寸法Aよりも短く(A>B)なるように設定される。これにより、曲げ加工後の左下角部の角部では、先端角部4iの方が先端角部4h側よりも短く形成されて、各先端角部4h,4iの角同士が干渉(接触)しないように設定される。
よって、図8(a),(b)に示すように、前記したようにI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3の内側方向へ撓ませながらパネル固定開口部3へ挿入して係合したときに、パネル固定開口部3の4箇所の内壁面角部にそれぞれ係合する先端角部4h,4iの短く形成されている一方側に隙間が形成される。なお、図8(a)では、パネル面4bのコネクタ開口部は省略している。また、図8(b)は、パネル固定開口部3の左上部側の内壁面角部に係合された先端角部4h,4iを示している。
これにより、各係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3へ挿入するときに、突起部4gが内壁面3aに摺接して各係合突出部4c,4dがパネル固定開口部3の内側方向へ撓む。この際、係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iが最大量だけ撓んだ場合に、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように先端角部4h,4iの一方側が短く形成されているので(図6(a)参照)、各先端角部4h,4iの角同士が干渉(接触)することはない。
このため、I/Oパネル4の各係合突出部4c,4dの先端角部4h,4iに製造時の寸法ばらつき等があっても、各係合突出部4c,4dを撓ませながらパネル固定開口部3へ挿入して係合するときに、各先端角部4h,4iがその角同士が干渉することがなく安定して接触する。これにより、各係合突出部4c,4dをパネル開口部3の所定位置まで良好に挿入することができるので、I/Oパネル4をパネル固定開口部3に確実に固定することができる。
なお、前記実施形態では、I/Oパネル4の4箇所の角部でそれぞれ隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iの一方側を短くして、両者の角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように形成したが、I/Oパネル4の4箇所の角部のうちのいずれか選択した2箇所あるいは3箇所でそれぞれ隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iの一方側を短くして、両者の角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように形成してもよい。
この場合においても、前記同様にI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dの先端角部4h,4iに製造時の寸法ばらつき等があっても、各係合突出部4c,4dを撓ませながらパネル固定開口部3へ挿入して係合するときに、各先端角部4h,4iがその角同士が干渉することがなく安定して接触する。
〈実施形態2〉
本実施形態では、特にI/Oパネルが固定されるパネル固定開口部の大きさが大きい場合におけるパネル固定構造について説明する。なお、実施形態1と同一機能を部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図9(a)は、本実施形態におけるI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dを示す概略平面図である。なお、図9(a)では、パネル面4bのコネクタ開口部は省略している。
図9(a)に示すように、本実施形態では、I/Oパネル4の左右上側の角部では、係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iを短く同じ寸法に形成して、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右対称となるように設定している。これにより、左右上側の角部では、各先端角部4h,4iの最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して同じになるように設定される。よって、左右上側の角部での各先端角部4h,4iによる撓み量を大きく設定することができるので、この係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3へ容易に挿入することができる。
また、I/Oパネル4の左右下側の角部では、係合突出部4c側の先端角部4hの方を短くして、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように設定している。これにより、左右下側の角部では、各先端角部4h,4iの最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して異なるように設定される。
また、本実施形態では、図9(a),(b)に示すように、左右上側で隣接する各係合突出部4c,4dの角部近傍側には、係止突起部4jが設けられている。各係合突出部4c,4dの他の所定箇所には、半球状の前記突起部4gが複数設けられている。
係止突起部4jは、図9(b)、図10(a),(b)に示すように、半円筒状部4j1の一端側に半球形状部を1/2にした1/4半球形状部4j2が一体に形成された形状となっている。係止突起部4jの半円筒状部4j1の半円端面4j3が先端係止部4f側に面している。突起部4gは、図10(a),(c)に示すように、半球状に形成された形状である。なお、係止突起部4jの形状としては、前記半円筒状部4j1をなくして全体を1/4半球形状部4j2のみとしてもよい。この場合は、1/4半球形状部4j2の端面が前記半円端面4j3となる。
更に、本実施形態では、図9(a),(b)、図11に示すように、一方側(図11では左上側)の係合突出部4cの係止突起部4jを設けた両側の角部近傍に、I/Oパネル挿入側に位置するようにして取っ手部6を設けている。
そして、図12に示すように、実施形態1と同様にI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3に挿入すると、係止突起部4jの1/4半球形状部4j2及び半球状の突起部4g(図10(b),(c)参照)がパネル固定開口部3の内壁面に摺接することで、各係合突出部4c,4dがパネル固定開口部3の内側方向へ撓む。そして、係止突起部4jの半円端面4j3及び突起部4gがパネル固定開口部3の反対側縁部まで挿入されると、撓んでいた各係合突出部4c,4dが復元してパネル固定開口部3の内壁面に係合し、更に先端係止部4fが筐体背面2aに係止される。
これにより、左右上側で隣接する各係合突出部4c,4dの角部近傍では、図13(a)に示すように、係止突起部4jの半円端面4j3と先端係止部4f間にパネル固定開口部3の縁部付近の両面が挟み込まれ、更に、各係合突出部4c,4dの他の領域では、図13(b)に示すように、突起部4gの縁部と先端係止部4f間にパネル固定開口部3の縁部付近の両面が挟み込まれる。これにより、I/Oパネル4がパネル固定開口部3に固定される。
ところで、図9(a)に示したように、左右上側で隣接する係合突出部4c,4dの角部に設けた各先端角部4h,4i間の隙間がより大きく設定されている場合、この左右上側で隣接する係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4i側がパネル固定開口部3の内側方向へ撓み易くなる。
このため、仮に左右上側で隣接する係合突出部4c,4dの角部近傍側に半球状の突起部4gが設けられていると、図14(a)に示すように、パネル固定開口部3に固定されたI/Oパネル4に対して何らかの取り外す方向側への外力Fが作用すると、半球状の突起部4gの縁部とパネル固定開口部3の縁部付近との間の接触面が小さいので、係合突出部4cのパネル固定開口部3の内側方向への撓みによって両者の係止状態が解除され易くなる。
これに対して本実施形態では、左右上側で隣接する係合突出部4c,4dの角部近傍側に係止突起部4jを設けて、係止突起部4jの半円端面4j3をパネル固定開口部3の縁部付近に係止しているので(図13(a)参照)、係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の接触面が大きなものとなる。
よって、I/Oパネル4が固定されるパネル固定開口部3の大きさが大きい場合、図14(b)に示すように、パネル固定開口部3に固定されたI/Oパネル4に対して何らかの取り外す方向側への外力Fが作用しても、係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の接触面が大きいので、係合突出部4cがパネル固定開口部3の内側方向へ撓んでも両者の係止状態が解除され難くなる。これにより、パネル固定開口部3に固定されたI/Oパネル4に対して何らかの取り外す方向側への外力Fが作用した場合でも、I/Oパネル4がパネル固定開口部3から外れることを防止することができる。
ところで、パネル固定開口部3に固定されているI/Oパネル4を意図的に取り外そうとした場合、係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の接触面が大きいので、I/Oパネル4を容易に取り外しができない。そこで、本実施形態では、図9(a),(b)、図11に示したように、上側の係合突出部4cの各係止突起部4jが位置する角部付近に取っ手部6をそれぞれ設けている。
そして、パネル固定開口部3に固定されているI/Oパネル4を意図的に取り外す場合には、図15(a)に示すように、取っ手部6の上方側からパネル固定開口部3の内側方向(図15(a)の下方向)に力Fを加え、取っ手部6を押下げる。これにより、図15(b)に示すように、取っ手部6の押下げに伴って係合突出部4cがパネル固定開口部3の内側方向へ撓むことで、係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の係止状態が解除され、I/Oパネル4をパネル固定開口部3から容易に取り外すことができる。
〈実施形態3〉
実施形態2では、上側の係合突出部4cの各係止突起部4jが位置する角部付近に取っ手部6を設けた構成であったが、本実施形態では、図16に示すように、I/Oパネル4上側の係合突出部4cの係止突起部4jを設けた両側の角部近傍に、I/Oパネル挿入側に位置するようにして工具挿入溝部4kを形成した構成である。
そして、パネル固定開口部3に固定されているI/Oパネル4を意図的に取り外す場合には、図17に示すように、工具挿入溝部4kに工具(マイナスドライバー等)7を差し込む。
そして、工具7の先端が当接するパネル固定開口部3の縁部付近の面を支点にして、工具7を矢印F方向に動かすことにより、係合突起部4cがパネル固定開口部3の内側方向へ撓んで係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の係止状態が解除されるので、I/Oパネル4をパネル固定開口部3から容易に取り外すことができる。
〈実施形態4〉
図18(a)は、本実施形態におけるI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dを示す概略平面図である。なお、図18(a)では、パネル面4bのコネクタ開口部は省略している。
図18(a)に示すように、本実施形態では、I/Oパネル4の右上側の角部では、係合突出部4c,4dの各先端角部4h,4iを短く同じ寸法に形成して、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右対称となるように設定している。これにより、右上側の角部では、各先端角部4h,4iの最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して同じになるように設定される。よって、右上側の角部での各先端角部4h,4iによる撓み量を大きく設定することができるので、この係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3へ容易に挿入することができる。
また、I/Oパネル4の左上側及び右下側の角部では、係合突出部4c側の先端角部4hの方を短くして、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように設定している。これにより、左上側及び右下側の角部では、各先端角部4h,4iの最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して異なるように設定される。
また、I/Oパネル4の左下側の角部では、係合突出部4d側の先端角部4iの方を短くして、角部の中間に引いた中間線Aに対して左右非対称となるように設定している。これにより、左下側の角部では、各先端角部4h,4iの最大撓み量が、角部の中間に引いた中間線Aに対して異なるように設定される。
更に、本実施形態では、図18(a)に示したように、右上側で隣接する各係合突出部4c,4dの角部近傍側には、前記係止突起部4j(図9(b)、図10(a)参照)が設けられている。各係合突出部4c,4dの他の角部近傍等には、半球状の前記突起部4g((図10(a)参照)が複数設けられている。
また、図18(a)に示したように、上側の係合突出部4cの係止突起部4jを設けた角部近傍に、I/Oパネル挿入側に位置するようにして取っ手部6を設けている。
そして、図18(b)に示すように、実施形態1と同様にI/Oパネル4の各係合突出部4c,4dをパネル固定開口部3に挿入すると、挿入時に撓んでいた各係合突出部4c,4dが復元してパネル固定開口部3の内壁面に係合し、更に先端係止部4fが筐体背面2aに係止される。
これにより、右上側で隣接する各係合突出部4c,4dの角部近傍では、図13(a)に示したように、係止突起部4jの半円端面4j3と先端係止部4f間にパネル固定開口部3の縁部付近の両面が挟み込まれ、更に、各係合突出部4c,4dの他の角部近傍等では、図13(b)に示したように、突起部4gの縁部と先端係止部4f間にパネル固定開口部3の縁部付近の両面が挟み込まれる。これにより、I/Oパネル4がパネル固定開口部3に固定される。
そして、パネル固定開口部3に固定されているI/Oパネル4を意図的に取り外す場合には、前記同様に、上側の係合突出部4cの係止突起部4j近傍に設けた取っ手部6に上方側から力を加え、取っ手部6を押下げることで、係止突起部4jの半円端面4j3とパネル固定開口部3の縁部付近との間の係止状態が解除され、I/Oパネル4をパネル固定開口部3から容易に取り外すことができる。
なお、前記各実施形態1〜4のI/Oパネルは金属製であったが、I/Oパネルを樹脂成形によって形成してもよい。この場合、I/Oパネルの少なくとも一方の面に導電性処理を施しておく。
1 パソコン本体
2 パソコン筐体
2a 筐体背面板
3 パネル固定開口部
4 I/Oパネル(パネル板)
4b パネル面
4c,4d 係合突出部
4f 先端係止部
4g 突起部
4h,4i 先端角部
4j 係止突起部
4k 切欠き溝部
6 取っ手部
7 工具
特開平4−233017号公報(段落[0022]、図4)

Claims (6)

  1. 筐体に設けた四角形状のパネル固定開口部に、前記パネル固定開口部の前記筐体内側に配置された1つ又は複数のインターフェース端子部の周囲を覆うようにしてパネル板を着脱可能に固定するパネル固定構造であって、
    前記パネル板は、前記インターフェース端子部の位置、形状に合わせた端子開口部が形成された四角形状のパネル面と、前記パネル面の4辺の縁部に沿って前記パネル固定開口部の挿入方向側に突出し、かつ前記パネル面の4箇所の角部に隙間を設けるようにして形成されたばね性を有する4つの係合突出部とを有し、
    前記係合突出部は、前記パネル面の4辺の縁部から前記パネル固定開口部の挿入方向側へ延びる第1壁部と、該第1壁部の先端部が外側に曲げられて前記パネル固定開口部の挿入方向側と逆方向側へ延びる第2壁部と、前記第2壁部の外側表面に該第2壁部の長手方向に沿って複数設けた突起部とを有し、
    前記パネル板の前記各係合突出部を前記パネル固定開口部に挿入することにより、前記突起部が前記パネル固定開口部の内壁面に摺接して前記係合突出部が前記パネル固定開口部の内側方向に撓みながら前記パネル固定開口部の挿入方向と逆側の縁部へ達すると、撓んでいた前記係合突出部が復元することにより、前記パネル固定開口部のパネル板挿入側と反対側の縁部近傍に前記突起部が係止されることで、前記パネル板が前記パネル固定開口部に固定され、
    前記各係合突起部は、前記パネル面の4箇所の角部でそれぞれ隙間を設けて対向する先端角部を有しており、
    前記各係合突出部の前記パネル固定開口部の内側方向への最大撓み量として、前記4箇所の角部で隣接して対向する各先端角部に対して、撓み量が大きい隣接する各先端角部と、前記撓み量が大きい隣接する各先端角部よりも撓み量が小さい隣接する各先端角部とを設定し、
    前記撓み量が小さい隣接する各先端角部は、
    隣接する一方側の先端角部が他方側の先端角部よりも長く形成され、かつ長くした一方側の先端角部の先端が、該隣接する各先端角部との間の中間に引いた中間線近傍まで延びるように形成されて、前記隣接する各先端角部が前記中間線に対して左右非対称となるように設定され、
    前記撓み量が大きい隣接する各先端角部は、
    該隣接する各先端角部が略同じ長さに形成され、かつ前記各先端角部の先端と前記中間線との間の隙間が大きくなるように前記各先端角部が短く形成されて、前記隣接する各先端角部が前記中間線に対して左右対称となるように設定されていることを特徴とするパネル固定構造。
  2. 前記突起部は、半球形状部と、該半球形状部を略1/2切り取ってその切り取り面が前記パネル板を挿入したときに前記パネル固定開口部の逆側の縁部に係止する向きに設定される1/4半球形状部とを設定し、
    前記撓み量が大きい先端角部の近傍には前記1/4半球形状部を配置し、前記撓み量が小さい先端角部の近傍には前記半球形状部を配置することを特徴とする請求項1に記載のパネル固定構造。
  3. 前記第2壁部の先端側に先端係止部が形成されており、
    前記パネル板の前記各係合突出部が前記パネル固定開口部に挿入されて、前記突起部が前記パネル固定開口部のパネル板挿入側と反対側の縁部近傍に係止された位置において、前記パネル固定開口部のパネル板挿入側の縁部近傍に先端係止部が係止され、前記突起部と前記先端係止部とで前記パネル固定開口部の縁部を両面から挟み込むようにして前記パネル板が前記パネル固定開口部に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル固定構造。
  4. 前記係合突出部の端部側に設けた前記突起部近傍に、前記係合突出部を前記パネル固定開口部のパネル板挿入側に位置するようにして前記係合突出部を前記パネル固定開口部の内側方向に撓ませるための取っ手部を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のパネル固定構造。
  5. 前記係合突出部の端部側に設けた前記突起部近傍に、前記係合突出部を前記パネル固定開口部の内側方向に撓ませるための工具を挿入するための工具挿入溝部を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のパネル固定構造。
  6. 筐体に設けた四角形状のパネル固定開口部に、請求項1乃至のいずれか一項に記載のパネル固定構造によってパネル板が着脱可能に固定されることを特徴とする情報処理装置
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