JP2008084570A - コネクタ - Google Patents

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勝美 栗田
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Abstract

【課題】接続用パターン同士を電気的に接続するコンタクタが他部品と機械的に干渉することを抑制するとともに、接続用パターンとコンタクタとの電気的な接続の安定を図る。
【解決手段】ハウジング2は、第1および第2のプリント配線基板10の接続用パターンと、コンタクタ3と、押圧板4と、押圧レバー5とを収納する。コンタクタ3は、プリント配線基板10の接続用パターンと接触する一対の接触部3a,3bが一連の導電性部材によって形成されており、押圧板4によって、プリント配線基板10側に押圧される。押圧レバー5は、ハウジング2の上面側に形成された開口2gより内部に挿入されて、ハウジング2の内壁面と押圧板4とにそれぞれ当接することにより、自己のレバー形状に応じて、押圧板4に押圧力を付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに係り、特に、プリント配線基板同士を電気的に接続するコネクタに関する。
従来より、プリント配線基板として、フレキシブルプリント配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)が知られている。このFPCは、薄くて軽く、かつ、曲げられるという特性を有しているため、三次元的な電気回路の形成や、電気回路間の接続などに用いられている。
例えば、特許文献1には、FPCに形成された接続用パターン同士を電気導通させるFPC接続用コネクタが開示されている。このFPC接続用コネクタは、接続用パターン同士を電気的に接続するコンタクタと、一対のボディとを主体に構成されている。コンタクタは、一対のボディによってその両端部がそれぞれ保持されており、その中間部を折り曲げるようにして、一対のボディでFPCを挟み込むことで、ボディに保持されたコンタクタの接触部をFPCの接続用パターンにそれぞれ接触させている。
特開2005−310684号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、コンタクタ(特に、折り曲げ箇所)が外部に露出するため、他部品の接触等による短絡の危険性が大きいという問題がある。また、接続用パターンに対するコンタクタの接触圧が、ボディ同士を係合させる係合爪によって得られるため、電気的な接続がボディの寸法精度に依存し、接続が安定しない虞がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続用パターン同士を電気的に接続するコンタクタが他部品と機械的に干渉することを抑制するとともに、接続用パターンとコンタクタとの電気的な接続の安定を図ることである。
本発明の請求項1にかかるコネクタは、第1のプリント配線基板と第2のプリント配線基板とを電気的に接続するコネクタにおいて、少なくとも、第1のプリント配線基板の接続用パターンと第2のプリント配線基板の接続用パターンとを収納するハウジングと、ハウジング内において、第1のプリント配線基板および第2のプリント配線基板に対して積層的に収納されており、第1のプリント配線基板の接続用パターンと接触する第1の接触部と、第2のプリント配線基板の接続用パターンに接触する第2の接触部とが一連の導電性部材によって形成されたコンタクタと、ハウジング内において、コンタクタに対して積層的に収納されており、コンタクタを第1のプリント配線基板および第2のプリント配線基板側に押圧する平板形状の押圧板と、ハウジングの上面側に形成された開口より内部に挿入されて、ハウジングの内壁面と押圧板とにそれぞれ当接することにより、自己のレバー形状に応じて、押圧板に押圧力を付与する押圧レバーとを有する。
本発明の請求項2にかかるコネクタにおいて、押圧レバーは、一対のシャフト部材が屈曲可能に連結されているとともに、このシャフト部材のそれぞれの先端側に、互いに対向する向きに突出した突出部が形成されており、ハウジングへの収納時には、開口より、一対のシャフト部材を屈曲させた状態で先端側から挿入した後に、一対のシャフト部材の連結部を押圧することにより、一対のシャフト部材の先端側を押圧板に沿ってスライドさせつつ、一対のシャフト部材の屈曲角を拡大させながら、ハウジング内に挿入され、ハウジング内において、ハウジングの内壁面に突出部が当接することによって、一対のシャフト部材のそれぞれが押圧板に押圧力を付与する。
本発明の請求項3にかかるコネクタにおいて、押圧レバーは、一対のシャフト部材がヒンジを介して屈曲可能に連結されている。
本発明の請求項4にかかるコネクタにおいて、ハウジングは、第1のプリント配線基板および第2のプリント配線基板に形成された開口とそれぞれ嵌合する一対の固定ピンを有しており、押圧板は、押圧レバーから押圧力が付与された際に、ハウジングの固定ピンのそれぞれと嵌合するとともに、第1のプリント配線基板および第2のプリント配線基板を押圧する円筒形状の一対の固定カバーを有する。
本発明の請求項5にかかるコネクタにおいて、押圧レバーは、ハウジングに収納された際に、ハウジングまたは押圧板と係合する係合手段を有する。
本発明の請求項1にかかるコネクタによれば、ハウジングにプリント配線基板の接続用パターンを収納し、その内部に収納されたコンタクタによって両者の電気的な接続が行われているため、コンタクタが外部に露出することがなく、短絡の危険性を少なくすることができる。また、コンタクタに対するプリント配線基板への押圧は、ハウジングおよび押圧レバーの剛性によって得られるので、コンタクタの接触圧が安定し、また、経時的な変化が少ないという効果を奏する。
本発明の請求項2にかかるコネクタによれば、押圧レバーの突出部の長さ(突出長さ)に応じて、プリント配線基板に対する第1および第2の接触部の接触圧を調整することができるので、接触圧の適正化を図ることができる。
本発明の請求項3にかかるコネクタによれば、押圧操作または引き出し操作によってコンタクタの固定およびその解除を簡単に行うことができる。
本発明の請求項4にかかるコネクタによれば、ハウジングにおけるプリント配線基板の位置決めを容易に行うことができる。また、押圧板に形成された固定カバーが、ハウジング底面の固定ピンに挿入されることで、プリント配線基板を強固に固定することができる。これにより、コンタクタと、プリント配線基板との電気的な接続の安定化を図ることができる。
本発明の請求項5にかかるコネクタによれば、押圧レバーがハウジングから抜け落ちるといった事態を抑制することができる。そのため、コンタクタとプリント配線基板の接続用パターンとの接続を良好に保つことが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの断面構造を示す模式図である。本実施形態にかかるコネクタ1は、プリント配線基板である一対のFPC10同士を電気的に接続する接続用コネクタである。一対のFPC10には、互いを電気的に接続するための接続用パターン(図示せず)がそれぞれ形成されている。
コネクタ1は、ハウジング2と、コンタクタ3と、押圧板4と、押圧レバー5とを主体に構成されており、本実施形態では、図1に示すように、左右に隣接する一対のFPC10同士を接続する形態について説明する。
ハウジング2は、箱形形状を有しており、コネクタ1を構成する各種要素を収納するとともに、コネクタ1の接続対象である一対のFPC10も収納する。なお、ハウジング2は、FPC10の全てを収納する必要はなく、少なくとも、FPC10に形成された接続用パターンを覆う程度にFPC10を収納すれば足りる。
ハウジング2の左右の側面2bにおける底面2a側には、FPC10を挿入する開口2cがそれぞれ形成されており、また、ハウジング底面2aの中央部には、他の領域よりも突出した凸部2dが形成されている。ハウジング側面2bの開口2cから挿入されたFPC10は、その先端が凸部2dに突き当たるまでハウジング2の内部に挿入され、これにより、FPC10がハウジング2内の所定のポジションに位置決めされる。
また、ハウジング2の左右の側面2bにおける上面2e側に、コンタクタ3および押圧板4を内部に収納するための開口2fが形成されている。
さらに、ハウジング2は、その上面2eの略中央部に開口2gが形成されている。この開口2gは、ハウジング2内に後述する押圧レバー5を挿入するための開口であり、押圧レバー5の全長、具体的には、通常状態における押圧レバー5の全長よりも小さな寸法を有している。
コンタクタ3は、ハウジング2内において、一対のFPC10の接続用パターン側に積層的に収納されており、一対の接続用パターン同士を電気的に接続する。コンタクタ3は、導電性部材(例えば、銅といった金属板材)より形成されており、一方のFPC(第1のプリント配線基板)10の接続用パターンに対する第1の接触部3aと、他方のFPC(第2のプリント配線基板)10の接続用パターンに対する第2の接触部3bとを有している。第1および第2の接触部3a,3bは、一連の導電性部材より形成されており、具体的には、ハウジング2内に収納される一対のFPC10の接続用パターンと位置的に対応させて、平板形状の導電性部材を下方にそれぞれ湾曲させることによって形成されている。この際、第1および第2の接触部3aを下方に湾曲して形成することにより、コンタクタ3は上下方向への弾力に富んだ形状となっている。さらに、コンタクタ3には、後述する押圧板4と係合するための係合溝(図示せず)が形成されている。
押圧板4は、平板形状を有しており、ハウジング2内において、コンタクタ3に対して積層的に収納されて、コンタクタ3を一対のFPC10側に押圧する。押圧板4には、コンタクタ3に形成された係合溝と位置的に対応させて係合爪4aが設けられている。押圧板4は、その係合爪4aをコンタクタ3の係合溝と係合させることにより、コンタクタ3と一体化される。なお、押圧板4は、それのみではコンタクタ3を押圧することができないが、後述する押圧レバー5によって押圧力が付与されることにより、コンタクタ3を一対のFPC10側に押圧する。
図2は、押圧レバー5の説明図である。押圧レバー5は、自己のレバー形状に応じて、押圧板4に押圧力を付与する機能を担っている。この押圧レバー5は、一対のシャフト部材5aが屈曲可能に連結されているとともに、このシャフト部材5aのそれぞれの先端には、互いに対向する向きに突出した略楕円形状の突出部5bが形成されている。一対のシャフト部材5aの連結はヒンジである平板形状のヒンジ部5cによって連結されている。同図(a)に示すように、ヒンジ部5cを中心として押圧レバー5を屈曲させた場合、ヒンジ部5cが板バネとして機能するため、ヒンジ部5cは、その弾性力によって一対のシャフト部材5aの屈曲角を拡大させる方向(図中に矢印で示すA方向)へと作用する。そのため、同図(b)に示すように、押圧レバー5は、シャフト部材5aや突出部5bに外力が作用していない状態では、ヒンジ部5cによって一対のシャフト部材5aが略平行に開脚した状態(通常状態)で安定する。
再び図1を参照するに、押圧レバー5は、ハウジング2の上面2eにおける開口2gより、後述する方法によってハウジング2内に挿入され、押圧板4の上方に通常状態の形態で収納されている。この際、押圧レバー5は、ハウジング2の内壁面と押圧板4とにそれぞれ当接する。具体的には、突出部5bの先端が、ハウジング2の上面2eに相当する内壁面に当接する格好となり、これにより、突出部5bの長さに応じて、一対のシャフト部材5aが押圧板4に対して押圧力を付与する。すなわち、押圧レバー5から押圧板4へ付与される押圧力は、突出部5bの長さに依存する。
図3は、本実施形態にかかるコネクタ1の組み立て手順を説明するための概略断面図である。上述した構成を有するコネクタ1において、以下、その組み立て手順を説明する。まず、ハウジング2の一方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、このFPC10を底面2aに沿ってスライドさせながら、凸部2dに突き当たるまで挿入する。また、ハウジング2の他方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、このFPC10を底面2aに沿ってスライドさせながら、凸部2dに突き当たるまで挿入する。
つぎに、コンタクタ3と押圧板4とを互いに係合させた状態において、これをハウジング側面2bの開口2fから挿入する。この開口2fは、コンタクタ3と押圧板4とを合わせた板圧よりも若干大きめの寸法を有しており、一体化されたコンタクタ3と押圧板4は、コンタクタ3の第1および第2の接触部3a,3bを弾性変形させた上で、ハウジング2内に挿入される。押圧板4は、ハウジング2内の内部空間と同程度の大きさに形成されており、ハウジング2内に収納されることにより、コンタクタ3の第1および第2の接触部3a,3bが個々のFPC10の接続用パターンと対応するように位置決めされる。なお、本実施形態では、FPC10を挿入した上で、コンタクタ3および押圧板4を挿入しているが、コンタクタ3および押圧板4をハウジング2内に予め収納した状態において、FPC10をハウジング2内に挿入してもよい。
FPC10と、コンタクタ3および押圧板4とが挿入されると、つぎに、ハウジング上面2eの開口2gより押圧レバー5が挿入される。具体的には、まず、開口2gの寸法に応じて、一対のシャフト部材5aをヒンジ部5cを中心に屈曲させた状態で、押圧レバー5を突出部5b側からハウジング2内に挿入する。そして、押圧レバー5の突出部5bが押圧板4に当接する程度まで挿入された段階で、一対のシャフト部材5aを屈曲させていた外力を解放すると、ヒンジ部5cの弾性力によって一対のシャフト部材5aは、通常状態へと復帰しようとするものの、開口2gによって規制されて、図3に示すように、一定の角度で屈曲した状態となる。
ここで、矢印Fで示すように、一対のシャフト部材5aの連結部であるヒンジ部5cを下方に押し下げると、個々のシャフト部材5aの先端側に位置する突出部5bが押圧板4をスライドしつつ、一対のシャフト部材5aの屈曲角が拡大しながら、ハウジング2内に挿入される。そして、図1に示すように、押圧レバー5が通常状態まで到達すると、押圧レバー5から押圧板4に対して押圧力が付与され、押圧板4がコンタクタ3をFPC10側へと押圧する。これにより、コンタクタ3の第1および第2の接触部3a,3bがFPC10の接続用パターンに押し当てられ、コンタクタ3の固定を行うことができる。
また、コンタクタ3の固定を解除する場合には、ハウジング上面2eの開口2gより、押圧レバー5のヒンジ部5cを上方へと引き上げることにより、個々のシャフト部材5aの先端側に位置する突出部5bが押圧板4をスライドしつつ、一対のシャフト部材5aを屈曲させることにより、開口2gより押圧レバー5を取り出す。これにより、押圧板4に対する押圧力が解放されるので、コンタクタ3の固定を解除することができる。
以下、本実施形態にかかるコネクタ1の作用・効果を説明する。
本実施形態にかかるコネクタ1によれば、ハウジング2にFPC10の接続用パターンを収納し、その内部に収納されたコンタクタ3によって両者の接続が行われているため、コンタクタ3が外部に露出することがなく、短絡の危険性を少なくすることができる。
また、本実施形態にかかるコネクタ1によれば、ハウジング2内部のクリアランスが大きく、FPC10をハウジング2内に容易に挿入することができる。また、ハウジング2内にコンタクタ3および押圧板4を先に挿入しているケースであっても、これを押圧レバー5によって固定していなければ、ハウジング2内のクリアランスによってコンタクタ3および押圧板4のハウジング2内部での移動スペースがあるので、FPC10を容易に挿入することができる。
また、本実施形態にかかるコネクタ1によれば、押圧レバー5によってコンタクタ3を固定しているため、押圧操作または引き出し操作によってコンタクタ3の固定およびその解除を簡単に行うことができる。
また、本実施形態にかかるコネクタ1によれば、押圧レバー5の突出部5bの長さ(突出長さ)およびコンタクタ3の形状に応じて、FPC10に対する第1および第2の接触部3a,3bの接触圧を調整することができるので、接触圧の適正化を図ることができる。
また、本実施形態にかかるコネクタ1によれば、コンタクタ3に対するFPC側への押圧は、ハウジング2および押圧レバー5の剛性によって得られるので、コンタクタ3の接触圧が安定し、また、経時的な変化が少ないという効果を奏する。
(第2の実施形態)
図4および図5は、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタ1Aを模式的に示す断面図である。この第2の実施形態にかかるコネクタ1Aが、第1の実施形態にかかるコネクタ1と相違する点は、FPC10を固定する機能を備えた点にある。なお、本実施形態のコネクタ1Aは、基本的な構成について第1の実施形態のコネクタ1と同じであるため、同一の構成については同一の符号を引用して説明を省略することとし、相違点を中心に説明する。
具体的には、本実施形態において、FPC10の基板には、固定用の開口(図示せず)が形成されており、ハウジング2の底面2aには、FPC10の開口と位置的に対応させて、これと嵌合する固定ピン2hが形成されている。また、押圧板4には、これがハウジング2内に収納された際に、ハウジング底面2aに形成された固定ピン2hと対応する位置に、円筒形状の固定カバー4bが形成されている。押圧レバー5によって押圧板4に押圧力が付与されて、押圧板4がFPC10側へと押し下げられた場合、この固定カバー4bの内部に、固定ピン2hが挿入され、かつ、固定カバー4bの先端部がFPC10を押圧する。
このような構成を備えたコネクタ1Aにおいて、その組み立て手順は、まず、ハウジング2の一方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、凸部2dに突き当たるまで挿入する。この際、FPC10の基板上の開口が、ハウジング底面2aの固定ピン2hと嵌合するようにFPC10の位置決めを行う。また、ハウジング2の他方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、凸部2dに突き当たるまで挿入する。同様に、FPC10の基板上の開口が、ハウジング底面2aの固定ピン2hと嵌合するようにFPC10の位置決めをそれぞれ行う。
FPC10を挿入した上でコンタクタ3および押圧板4をハウジング2内に挿入すると、或いは、コンタクタ3および押圧板4をハウジング2内に挿入した上でFPC10を挿入すると、つぎに、ハウジング上面2eの開口2gより押圧レバー5が挿入される。図5の矢印Fで示すように、ヒンジ部5cを下方に押し下げると、個々のシャフト部材5aの先端に位置する突出部5bが押圧板4をスライドし、一対のシャフト部材の屈曲角が拡大しながら、ハウジング2内に挿入される。そして、図4に示すように、押圧レバー5が通常状態まで到達すると、押圧レバー5から押圧板4に対して押圧力が付与され、押圧板4がコンタクタ3をFPC10側へと押圧する。これにより、コンタクタ3の第1および第2の接触部3a,3bがFPC10の接続用パターンに押し当てられ、コンタクタ3の固定を行うことができる。また、押圧板4に形成された固定カバー4bが、ハウジング底面2aの固定ピン2hに挿入されるとともに、その先端部がFPC10をハウジング底面2a側へと押圧する。
以下、本実施形態にかかるコネクタ1Aの作用・効果を説明する。
本実施形態にかかるコネクタ1Aによれば、上述した第1の実施形態にかかるコネクタ1と同様の作用・効果を奏するとともに、FPC10の基板に開口を形成するとともに、これと対応するハウジング2の底面2aに、FPC10の開口と嵌合する固定ピン2hを形成することで、ハウジング2におけるFPC10の位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態にかかるコネクタ1Aによれば、押圧レバー5によってコンタクタ3を固定する際に、押圧板4に形成された固定カバー4bが、ハウジング底面2aの固定ピン2hに挿入され、かつ、FPC10を押圧することで、FPC10を強固に固定することができる。これにより、コンタクタ3と、FPC10の接続用パターンとの電気的な接続の安定化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図6および図7は、本発明の第3の実施形態にかかるコネクタ1Bを模式的に示す断面図である。この第3の実施形態にかかるコネクタ1Bが、第1または第2の実施形態にかかるコネクタ1,1Aと相違する点は、互いに直行する平面上にレイアウトされた格好のFPC10同士を接続する点にある。なお、本実施形態のコネクタ1Bは、基本的な構成については第2の実施形態のコネクタ1Aと同じであるため、同一の構成については同一の符号を引用してその説明を省略することとし、以下相違点を中心に説明する。
具体的には、コネクタ1Bは、ハウジング2Aと、コンタクタ3Aと、押圧板4Aと、押圧レバー5Aとを主体に構成されている。
ハウジング2Aは、FPC10のレイアウトに対応して、略L字状に屈曲した形状を有している。このハウジング2Aには、FPC10をハウジング2A内部に挿入するために、その側面2bに開口2cが形成されており、また、その屈曲した上面2eの中央には、押圧レバー5Aを挿入するための開口2gが形成されている。なお、本実施形態では、コンタクタ3Aと押圧板4Aとの複合体を開口2gより挿入する形態であるため、第1および第2の実施形態とは相違して、側面2bの上面2e側の開口が省略された格好となっている。また、ハウジング2Aには、第2の実施形態と同様、その底面2aに、FPC10に形成された開口(図示せず)と嵌合する固定ピン2hがそれぞれ形成されている。さらに、本実施形態では、後述するコンタクタ3Aおよび押圧板4Aの複合体の挿入をガイドするガイド溝2jがハウジング2の内面側に形成されている。
コンタクタ3Aは、第1または第2の実施形態と同様に、一連の導電性部材より形成されており、第1の接触部3aと第2の接触部3bとを有しており、ハウジング2Aの形状に対応した屈曲形状を備えている。コンタクタ3Aの屈曲部位は板バネ的な役割を担うように、湾曲した状態に形成されており、これにより、コンタクタ3Aの屈曲状態に弾力を持たせるようになっている。
押圧板4Aは、分割された一対の板材より構成されており、主としてコンタクタ3Aの第1の接触部3aに押圧力を付与する第1の押圧板と、主としてコンタクタ3Aの第2の接触部3bに押圧力を付与する第2の押圧板とで構成されている。個々の押圧板4Aには、コンタクタ3Aに形成された係合溝(図示せず)と位置的に対応させて係合爪4aが設けられており、この係合爪4aをコンタクタ3の係合溝と係合させることにより、コンタクタ3と一体化される。また、個々の押圧板4Aには、第2の実施形態と同様に、ハウジング2内に収納された際に、その底面2aに形成された固定ピン2hと対応する位置に、円筒状の固定カバー4bが形成されている。
押圧レバー5Aは、その構成・形状において第1または第2の実施形態と同様であるが、一対のシャフト部材5aのヒンジ部5c側の端部に開口5d(係合手段)が形成されている。この開口5dは、押圧レバー5がハウジング2A内に挿入された際に、ハウジング上面2eの開口2gに設けられた係合ピン2iと係合することにより、押圧レバー5の脱落を防止する機能を担っている。
このような構成を有するコネクタ1Bにおいて、以下、その組み立て手順を説明する。まず、ハウジング2の一方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、凸部2dに突き当たるまで挿入する。この際、FPC10の基板上の開口が、ハウジング底面2aの固定ピン2hと嵌合するようにFPC10の位置決めを行う。また、ハウジング2の他方の側面2bの開口2cからFPC10を挿入し、凸部2dに突き当たるまで挿入する。同様に、FPC10の基板上の開口が、ハウジング底面2aの固定ピン2hと嵌合するようにFPC10の位置決めをそれぞれ行う。
つぎに、コンタクタ3Aと押圧板4Aとを互いに係合させた状態において、これをハウジング上面2eの開口2gから挿入する。具体的には、コンタクタ3Aおよび押圧板4Aの先端側を屈曲部を中心に窄めた状態で開口2gへと挿入し、その後、コンタクタ3Aへと付与していた力を解放しながら、コンタクタ3Aおよび押圧板4Aをハウジング2Aの内部へと挿入する。この際、押圧板4Aは、その端部がハウジング側面2bに突き当たるまで挿入するとともに、コンタクタ3Aの屈曲部側の端部をガイド溝2jに通すことで、コンタクタ3Aと押圧板4Aとの複合体の抜け止めおよび位置決めを行う。
なお、本実施形態では、FPC10を挿入した上で、コンタクタ3および押圧板4を挿入しているが、コンタクタ3および押圧板4をハウジング2内に予め収納した状態において、FPC10をハウジング2内に挿入してもよい。
つぎに、ハウジング上面2eの開口2gより押圧レバー5Aが挿入される。具体的には、まず、開口2gの寸法に応じて、一対のシャフト部材5aをヒンジ部5cを中心に屈曲させた状態で、突出部5b側からハウジング2A内に挿入する。そして、図7に示すように、押圧レバー5Aの突出部5bが押圧板4Aのそれぞれに当接する程度まで挿入し、一対のシャフト部材5aを屈曲させていた外力を解放すると、ヒンジ部5cの弾性力によって一対のシャフト部材5aは通常状態へと復帰しようとするものの、開口2gによって規制されて、一定の角度で屈曲した状態となる。
ここで、矢印Fで示すように、ヒンジ部5cをハウジング2A側へと押し下げると、個々のシャフト部材5aの先端に位置する突出部5bが押圧板4Aをそれぞれスライドし、一対のシャフト部材の屈曲角が拡大しながら、ハウジング2A内に挿入される。そして、図6に示すように、ハウジング上面2eの開口2gに形成された係合ピン2iが、押圧レバー5Aの開口5dと係合される。これにより、押圧レバー5Aから押圧板4Aに対して押圧力が付与され、押圧板4Aがコンタクタ3AをFPC10側へと押圧する。そのため、コンタクタ3Aの第1および第2の接触部3a,3bがFPC10の接続用パターンに押し当てられ、コンタクタ3Aの固定を行うことができる。また、押圧板4Aに形成された固定カバー4bが、ハウジング底面2aの固定ピン2hに挿入されるとともに、その先端部がFPC10をハウジング底面2a側へと押圧する。
以下、本実施形態にかかるコネクタ1の作用・効果を説明する。
本実施形態のコネクタ1Bによれば、上述した第1または第2の実施形態のコネクタ1,1Aと同様の効果を奏するとともに、さらに、コネクタ1Bの形状を屈曲形状とすることにより、FPC10を直角方向にレイアウトすることができるので、FPC10のレイアウトに自由度を持たせることができる。
また、本実施形態によれば、押圧レバー5Aとハウジング2Aとを係合させることにより、押圧レバー5Aがハウジング2Aから抜け落ちるといった事態を抑制することができる。そのため、コンタクタ3AとFPC10の接続用パターンとの接続を良好に保つことが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、図8に示すように、ハウジング2の上面2eに相当する内壁面に、押圧レバー5の突出部5bが係合するような窪みと突起部とを形成しておいてもよい。これにより、押圧レバー5の固定を行うことができるので、コネクタ1による接続不良といった事態を抑制するとともに、押圧レバー5が容易に脱落してしまうといった事態を抑制することができる。また、このような作用・効果を得るために、例えば、図9に示すように、押圧レバー5の突出部5bを、ハウジング2の内壁面と当接する部位を平坦な形状に加工してもよい。さらに、図10に示すように、押圧レバー5の一部(例えば、ヒンジ部5c)に溝(係合手段)を設けておき、また、これと対応するように押圧板4に係合爪4cを設けておき、両者を係合させることによって、押圧レバー5を固定することも可能である。
なお、これらの変形例は、第1の実施形態をベースに説明を行ったが、上述した第2または第3の実施形態に対しても適用可能であることはいうまでもない。
第1の実施形態にかかるコネクタの断面構造を示す模式図 押圧レバー5の説明図 第1の実施形態にかかるコネクタ1の組み立て手順を説明するための概略断面図 第2の実施形態にかかるコネクタ1Aを模式的に示す断面図 第2の実施形態にかかるコネクタ1Aを模式的に示す断面図 第3の実施形態にかかるコネクタ1Bを模式的に示す断面図 第3の実施形態にかかるコネクタ1Bを模式的に示す断面図 ハウジング2の変形例を示す説明図 押圧レバー5の変形例を示す説明図 押圧レバー5および押圧板4の変形例を示す説明図
符号の説明
1 コネクタ
1A コネクタ
1B コネクタ
2 ハウジング
2A ハウジング
2a 底面
2b 側面
2c 開口
2d 凸部
2e 上面
2f 開口
2g 開口
2h 固定ピン
2i 係合ピン
2j ガイド溝
3 コンタクタ
3A コンタクタ
3a 第1の接触部
3b 第2の接触部
4 押圧板
4A 押圧板
4a 係合爪
4b 固定カバー
4c 係合爪
5 押圧レバー
5A 押圧レバー
5a シャフト部材
5b 突出部
5c ヒンジ部
5d 開口
10 FPC

Claims (5)

  1. 第1のプリント配線基板(10)と第2のプリント配線基板(10)とを電気的に接続するコネクタ(1)において、
    少なくとも、前記第1のプリント配線基板(10)の接続用パターンと前記第2のプリント配線基板(10)の接続用パターンとを収納するハウジング(2)と、
    前記ハウジング(2)内において、前記第1のプリント配線基板(10)および前記第2のプリント配線基板(10)に対して積層的に収納されており、前記第1のプリント配線基板(10)の接続用パターンと接触する第1の接触部(3a)と、前記第2のプリント配線基板(10)の接続用パターンに接触する第2の接触部(3b)とが一連の導電性部材によって形成されたコンタクタ(3)と、
    前記ハウジング(2)内において、前記コンタクタ(3)に対して積層的に収納されており、前記コンタクタ(3)を前記第1のプリント配線基板(10)および前記第2のプリント配線基板(10)側に押圧する平板形状の押圧板(4)と、
    前記ハウジング(2)の上面(2e)側に形成された開口(2g)より内部に挿入されて、前記ハウジング(2)の内壁面と前記押圧板(4)とにそれぞれ当接することにより、自己のレバー形状に応じて、前記押圧板(4)に押圧力を付与する押圧レバー(5)と
    を有することを特徴とするコネクタ(1)。
  2. 前記押圧レバー(5)は、一対のシャフト部材(5a)が屈曲可能に連結されているとともに、当該シャフト部材(5a)のそれぞれの先端側に、互いに対向する向きに突出した突出部(5b)が形成されており、
    前記ハウジング(2)への収納時には、前記開口(2g)より、前記一対のシャフト部材(5a)を屈曲させた状態で先端側から挿入した後に、前記一対のシャフト部材(5a)の連結部を押圧することにより、前記一対のシャフト部材(5a)の先端側を前記押圧板(4)に沿ってスライドさせつつ、前記一対のシャフト部材(5a)の屈曲角を拡大させながら、前記ハウジング(2)内に挿入され、
    前記ハウジング(2)内において、前記ハウジング(2)の内壁面に前記突出部(5b)が当接することによって、前記一対のシャフト部材(5a)のそれぞれが前記押圧板(4)に押圧力を付与することを特徴とする請求項1に記載されたコネクタ(1)。
  3. 前記押圧レバー(5)は、前記一対のシャフト部材(5a)がヒンジ(5c)を介して屈曲可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載されたコネクタ(1)。
  4. 前記ハウジング(2)は、前記第1のプリント配線基板(10)および前記第2のプリント配線基板(10)に形成された開口とそれぞれ嵌合する一対の固定ピン(2h)を有しており、
    前記押圧板(4)は、前記押圧レバー(5)から押圧力が付与された際に、前記ハウジング(2)の固定ピン(2h)のそれぞれと嵌合するとともに、前記第1のプリント配線基板(10)および前記第2のプリント配線基板(10)を押圧する円筒形状の一対の固定カバー(4b)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載されたコネクタ(1)。
  5. 前記押圧レバー(5)は、前記ハウジング(2)に収納された際に、前記ハウジング(2)または前記押圧板(4)と係合する係合手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載されたコネクタ(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102709727A (zh) * 2012-05-30 2012-10-03 深圳市日上光电有限公司 Led柔性电路板连接器
JP2016062704A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社東芝 半導体装置

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