JPH0716381U - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JPH0716381U JPH0716381U JP4993993U JP4993993U JPH0716381U JP H0716381 U JPH0716381 U JP H0716381U JP 4993993 U JP4993993 U JP 4993993U JP 4993993 U JP4993993 U JP 4993993U JP H0716381 U JPH0716381 U JP H0716381U
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- bifurcated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化・低背位化しても確実なロック力を持
ち、また嵌合ストロークが小さくても嵌合完了時点が容
易に分かるようにする。 【構成】 雌型コネクタ30のコンタクト40は厚み方
向に弾性を有する二股状で、その一の枝44は電気接触
部45を有し、他の枝46は窪み48を有する。雄型コ
ネクタ50のコンタクト60は、雌型コンタクト40の
二股状の内側に嵌まり合う形状である。嵌合すると、雌
型コネクタ30の電気接触部45と雄型コネクタ50の
コンタクト60とが電気的に接触する。また突起68が
窪み48に落ち込む。そのときのクリック音(金属音)
で嵌合の完了時点が分かり、かつ確実にロックがかか
る。
ち、また嵌合ストロークが小さくても嵌合完了時点が容
易に分かるようにする。 【構成】 雌型コネクタ30のコンタクト40は厚み方
向に弾性を有する二股状で、その一の枝44は電気接触
部45を有し、他の枝46は窪み48を有する。雄型コ
ネクタ50のコンタクト60は、雌型コンタクト40の
二股状の内側に嵌まり合う形状である。嵌合すると、雌
型コネクタ30の電気接触部45と雄型コネクタ50の
コンタクト60とが電気的に接触する。また突起68が
窪み48に落ち込む。そのときのクリック音(金属音)
で嵌合の完了時点が分かり、かつ確実にロックがかか
る。
Description
【0001】
この考案は、電子機器の内部に用いられる電気コネクタに関するもので、特に コンタクトの嵌合深さの浅い低背位型(実装高さを低くした)や、コンタクトの 配列ピッチの小さい高密度型のコネクタに関するものである。
【0002】
図3に従来の機器内用コネクタの一例を示す。 10Aは雌型コネクタで、12Aはその絶縁ブロック、14Aはコンタクトで ある。 また10Bは雄型コネクタで、12Bはその絶縁ブロック、14Bはコンタク トである。 コネクタ10A,Bとを嵌合してゆくと、絶縁ブロック12A,B同士が嵌り 合い、また弾性を持った一方のコンタクト14Aの電気接触部16が他方のコン タクト14Bの表面に押し付けられながら動いていき、互いに電気的に接触する 構造になっている。 また、絶縁ブロック12A.B同士及びコンタクト14A,B同士の嵌合の摩 擦力でコネクタ10A,Bの嵌合状態が保たれて抜け止めとなっている。 コンタクトテール18A,Bは通常プリント基板に取り付けられている。
【0003】
近年電子機器の小型化が急速に進んでおり、それに伴い電気コネクタも小型化 と低背位化が進んでいる。 電気コネクタを小型化すると当然にコンタクトを小さくせざるを得ず、また上 記のコネクタで言えば絶縁ブロック12A,B同士の嵌り合う長さも小さくなっ てしまう。低背位型は、これらの傾向をいっそう大きなものにする。 このように、コンタクトが小さくなり、弾性力が弱くなったり、絶縁ブロック 同士の嵌り合う長さが小さくなると、これらコンタクト14A,Bや絶縁ブロッ ク12A,Bの嵌合の摩擦力も小さくなり、コネクタ10A,Bの抜け落ちを防 止する力、すなわちロック力が小さくなり、接続器としての信頼性が低下する。
【0004】 この信頼性の低下は、特に図4に示すような、プリント基板であるメインボー ド20に平行に設けられたサブボード22をコネクタ10だけで固定するスタッ キングコネクタにおいて看過し得ない問題となっている。24はメモリ素子等を 示す。
【0005】 また、コネクタの嵌り合う長さ(嵌合ストローク)が近年では極度に小さくな ってきており、たとえば嵌合ストロークが2mm程度ともなると、コネクタを手で 嵌合させたとき、嵌合の完了時点が分かりにくく、嵌合不足や逆に押込み過ぎに よるコネクタの損傷などが問題となってくる。
【0006】
本考案は、小型化、低背位化しても、より確実なロック力を持ち、また嵌合ス トロークが小さくても嵌合の完了時点を容易に知ることのできる電気コネクタを 提供するもので、 図1、図2に例示するように、 嵌合により、対をなすコンタクトが互いに擦れ合って電気接触する電気コネクタ において、 (1)前記対をなすコンタクトのうちの、 ・一方のコンタクト40は、先端部分が板状であって厚み方向に弾性を有する 二股状となっていて、 ・他方のコンタクト60は、前記二股状の内側に嵌まり合う形状となっている こと、 (2)前記一方のコンタクト40の二股状部分のうちの一の枝44は、二股状の 内側に電気接触部45を有して、前記他方のコンタクト60と電気接触するもの であること、 (3)前記一方のコンタクト40の二股状部分のうちの他の枝46と前記他方の コンタクト60との間には、突起68とこの突起68の落ち込む窪み48との組 合せからなるロック機構が設けられていること、 を特徴とする。
【0007】
(1)二股状となった一方のコンタクト40が他方のコンタクト60を弾性を持 って挟み込む構造のうえに、突起68が窪み48に落ち込むようになっているか ら、突起68が窪み48から容易に抜け出せないようにすることができる。 (2)嵌合完了時点で突起68が窪み48に落ち込むから、そのときのクリック 音で、嵌合の完了時点を知ることができる。 (3)突起68及び窪み48は共にコンタクトの部材である金属で形成されるか ら、歯切れの良いクリック音を容易に得ることができる。
【0008】
図1は本実施例の断面図、図2は部分的に切断した斜視図である。 図1、図2とも、雌型コネクタ30が雄型コネクタ50の上側に位置した状態 で描いてある。 32は雌型コネクタ30の絶縁ブロックで、中央の34の部分と両側の35の 部分とそれらの中間の36の部分と、これらを両端でつなぎ止めている38の部 分(ただし図1,図2とも手前のものは図示されていない)とからなる。 雌型コネクタ30のコンタクト40は、コンタクトテール42に続く部分が一 の枝44と他の枝46とに分かれており、一の枝44は水平方向に延びてから先 端が鉛直方向下方に延びている。この一の枝44は絶縁ブロック32の36の部 分に触れないようになっている。こうすることで、コンタクト40が小型化した ときも十分な弾性が得られ易い。一の枝44の先端のふくらみは電気接触部45 である。 他の枝46は鉛直方向下方に延びて、固定部47で絶縁ブロック32の36部 分に固定されている。先端にはロック用の窪み48が設けられている。
【0009】 52は雄型コネクタ50の絶縁ブロックで、中央の54の部分とその両側の5 5の部分と、これらを両端でつなぎ止めている56の部分(ただし図1,図2と も手前のものは図示されていない)とからなる。 雄型コネクタ50のコンタクト60は、この例では内側の柱62と外側の柱6 6とからなる二股状となっているが、これは絶縁ブロック52の55の部分に固 定するためであって、必ずしも二股である必要はない。絶縁ブロック52への固 定は内側の柱62の固定部63でなされる。 内側の柱62は上記一方のコンタクト40の電気接触部45が押圧されて滑り 動く表面64を有している。また外側の柱66にロック用の突起68が設けられ ている。これは雌型コネクタ30のロック用の窪み48に落ち込む大きさ・形状 となっている。
【0010】 なお、内側の柱62が外側の柱66より高さが低くなっている。これは、一方 のコンタクト40の電気接触部45が他方のコンタクト60の内側の柱62に乗 り上げるタイミングと、ロック用の突起68が一方のコンタクト40の他の枝4 6に接触するタイミングとをずらせるためのものである。こうすることにより、 コネクタの嵌合時の挿入力の極大値を低減させることができる。
【0011】 またこの実施例では、絶縁ブロック同士の嵌まり合いではなく、コンタクト4 0,60のみの嵌合で、コネクタの嵌合がなされるようになっている。このため 許容挿抜回数も容易に大きくすることができるものである。
【0012】 各コンタクト40,60は板材をプレスで打ち抜いて形成されたもので、多極 化に際して配列方向へ極めて高密度で集積することができ(図2)、コネクタの 小型化を阻害しない。
【0013】
(1)金属であるコンタクト部材によるロック手段により確実な抜け止め力が得 られ、信頼性が向上する。 (2)嵌合完了を歯切れの良いクリック音で確実に知ることができるから、コネ クタの嵌合ミスがなくなり、嵌合作業が容易となる。 (3)ロック手段を設けた部分でも電気的に接触して、金属として2点接触とな るから、接触信頼性が向上する。 (4)対をなすコンタクトのうちの、一方のコンタクトは、先端部分が板状であ って厚み方向に弾性を有する二股状となっていて、他方のコンタクトは、前記二 股状の内側に嵌まり合う形状となっているので、 上記のように、各コンタクトは極めて薄型にすることができる。そのため多極化 に際して配列方向へ極めて高密度で集積でき、コネクタの小型化を可能にする。
【図1】本考案実施例の断面図で、(a)は非嵌合状
態、(b)は嵌合状態を示す。
態、(b)は嵌合状態を示す。
【図2】本考案実施例の部分的に切断した斜視図。
【図3】従来技術の説明図。
【図4】コネクタの使用状態の一例の説明図(従来技術
と本考案とに共通)。
と本考案とに共通)。
10,10A,10B コネクタ 12A,12B,32,52 絶縁ブロック 14A,14B,40,60 コンタクト 16,45 電気接触部 18A,18B,42 コンタクトテール 20 メインボード 22 サブボード 30 雌型コネクタ 44 一の枝 46 他の枝 47,63 固定部 48 窪み 50 雄型コネクタ 62 内側の柱 64 表面 66 外側の柱 68 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 嵌合により、対をなすコンタクトが互い
に擦れ合って電気接触する電気コネクタにおいて、 前記対をなすコンタクトのうちの一方のコンタクトは、
先端部分が板状であって厚み方向に弾性を有する二股状
となっていて、他方のコンタクトは、前記二股状の内側
に嵌まり合う形状となっており、 前記一方のコンタクトの二股状部分のうちの一の枝は、
二股状の内側に電気接触部を有して前記他方のコンタク
トと電気接触するものであり、 また前記一方のコンタクトの二股状部分のうちの他の枝
と前記他方のコンタクトとの間には、突起とこの突起の
落ち込む窪みとの組合せからなるロック機構が設けられ
ていることを特徴とする、電気コネクタ、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4993993U JP2603375Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4993993U JP2603375Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716381U true JPH0716381U (ja) | 1995-03-17 |
JP2603375Y2 JP2603375Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=12845002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4993993U Expired - Fee Related JP2603375Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603375Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005203139A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Alps Electric Co Ltd | コネクタ |
WO2007046487A1 (ja) * | 2005-10-21 | 2007-04-26 | Hirose Electric Co., Ltd. | 回路基板用電気コネクタ |
US7648288B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-01-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical transmission device and electronic equipment with use thereof |
EP2224541A1 (en) * | 2009-02-27 | 2010-09-01 | DDK Ltd. | Electrical connector |
JP2018092780A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | ヒロセ電機株式会社 | 抜け防止構造を備えたコネクタ装置 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP4993993U patent/JP2603375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2007046487A1 (ja) * | 2005-10-21 | 2007-04-26 | Hirose Electric Co., Ltd. | 回路基板用電気コネクタ |
JP2007115576A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Hirose Electric Co Ltd | 回路基板用電気コネクタ |
JP4563915B2 (ja) * | 2005-10-21 | 2010-10-20 | ヒロセ電機株式会社 | 回路基板用電気コネクタ |
US7648288B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-01-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical transmission device and electronic equipment with use thereof |
EP2224541A1 (en) * | 2009-02-27 | 2010-09-01 | DDK Ltd. | Electrical connector |
US7901218B2 (en) | 2009-02-27 | 2011-03-08 | Ddk Ltd. | Receptacle and a plug with fixtures to attach to substrates and engaging each other to form a power supply contact |
JP2018092780A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | ヒロセ電機株式会社 | 抜け防止構造を備えたコネクタ装置 |
Also Published As
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---|---|
JP2603375Y2 (ja) | 2000-03-06 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |