JP5586378B2 - ヒューズ装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態におけるヒューズ装置は、図1から図3までに示されているように、セラミック構造体1と、セラミック構造体1に設けられたヒューズ素子用導体パターン2と、端子3,4とを含んでいる。図1において、ヒューズ装置は、仮想のxyz空間におけるxy平面に実装されている。図1において、上方向とは、仮想のz軸の正方向のことをいう。図1において、セラミック構造体1は、内部構造を示すことを目的に、部分的に透視された状態で示されている。図1において、内部構造が、破線によって示されている。
図4を参照して、本発明の第2の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第2の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、セラミック構造体1のベース部11である。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。
図5を参照して、本発明の第3の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第3の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、セラミック構造体1におけるベース部11の上面の構造である。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。
図6および7を参照して、本発明の第4の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第4の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、ヒューズ素子用導体パターン2の構成である。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。
パターン21が溶断されることにより、残りのサブパターン22−24の各々には、定格電流より遥かに大きな電流が流れることとなり、サブパターン22−24の各々は、短時間で溶断される。
図8および9を参照して、本発明の第5の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第5の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、ヒューズ素子用導体パターン2の構成である。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。
図10を参照して、本発明の第6の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第6の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、複数の実装脚部8をさらに含んでいることである。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。
図11を参照して、本発明の第7の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第7の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、第2のヒューズ素子用導体パターン5さらに含んでいる点である。その他の構成は、第1の実施形態におけるヒューズ装置と同様である。第2のヒューズ素子用導体パターン5は、カバー部13の下面に焼成によって形成されている。
図12を参照して、本発明の第8の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第8の実施形態のヒューズ装置において第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、予め形成されたカバー部13が、フレーム部12に接合されている点である。カバー部13は、焼結接合または接合材によってフレーム部12に固定されている。接合材は、例えば、ロウ材、半田または低融点ガラスである。
図13を参照して、本発明の第9の実施形態におけるヒューズ装置について説明する。第9の実施形態のヒューズ装置における第1の実施形態のヒューズ装置と異なる構成は、ヒューズ素子用の導体パターン2が、複数のメタライズパターンの積層構造になっている点である。すなわち、ヒューズ素子用導体パターン2が、複数のメタライズパターンが積層された構造である。図13に示す実施形態では、ベース部11の上面に、まず下層としての第1のメタライズパターン2aを塗って乾燥させる。さらに、第1のメタライズパターン2a上に、中層としての第2のメタライズパターン2bを塗って乾燥させる。最後に、第2のメタライズパターン2b上に、上層としての第3のメタライズパターン2cを塗って乾燥させる。なお、第2のメタライズパターン2bは、印刷パターンの位置ずれが発生しないように、第1のメタライズパターン2a内に収まるように形成する。同様に、第3のメタライズパターン2cは、印刷パターンの位置ずれが発生しないように、第2のメタライズパターン2b内に収まるように形成する。このようにして、ヒューズ素子用導体パターン2を形成してもよい。
図14を参照して、本発明の第1−第9の実施形態におけるヒューズ装置の端子部分の第1の例について説明する。図14においては、端子3について示されているが、端子4についても同様の構造である。ヒューズ素子用導体パターン2と端子3とは、キャスタレーション導体91によって電気的に接続されている。
図20を参照して、本発明の第1−第9の実施形態におけるヒューズ装置のヒューズ素子用導体パターン2の例について説明する。ヒューズ素子用導体パターン2は、トリミングが施されており、このトリミング部分において溶断されやすくなっている。図20にお
いて、溶断箇所が点線の記号によって示されている。
11 ベース部
12 フレーム部
13 カバー部
2 ヒューズ素子用導体パターン
3、4 端子
5 第2のヒューズ素子用導体パターン
8 実装脚部
Claims (10)
- ベース部と、前記ベース部の上に設けられたフレーム部と、前記フレーム部の上に設けられたカバー部とを含んでおり、前記ベース部と前記フレーム部と前記カバー部とが焼成によって一体的に形成されている、セラミック構造体と、
前記ベース部の上面に、複数のメタライズパターンが上層に向けて次第に幅の狭い形状に積層され、焼成によって形成されたヒューズ素子用導体パターンと
を備えたヒューズ装置。 - 前記ベース部が、伝熱抑制手段を有していることを特徴とする請求項1記載のヒューズ装置。
- 前記伝熱抑制手段が、前記ベース部の内部に設けられているとともに前記ヒューズ素子用導体パターンの直下に位置している空洞であることを特徴とする請求項2記載のヒューズ装置。
- 前記伝熱抑制手段が、前記ベース部の上面に設けられているとともに平面視において前記ヒューズ素子用導体パターンを挟むように設けられた複数の溝であることを特徴とする請求項2記載のヒューズ装置。
- 前記ヒューズ素子用導体パターンが、複数のサブパターンを含んでいることを特徴とする請求項1記載のヒューズ装置。
- 前記複数のサブパターンが、並列接続されていることを特徴とする請求項5記載のヒューズ装置。
- 前記複数のサブパターンが、電気的に独立していることを特徴とする請求項5記載のヒューズ装置。
- 前記セラミック構造体の下面に設けられているとともに前記ヒューズ素子用導体パターンに電気的に接続された複数の実装脚部をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のヒューズ装置。
- 前記カバー部の下面に焼成によって形成された第2のヒューズ素子用導体パターンをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のヒューズ装置。
- ベース部と、前記ベース部の上に設けられたフレーム部と、前記フレーム部の上に設けられたカバー部とを含んでおり、前記カバー部が前記フレーム部に接合されている、セラミック構造体と、
前記ベース部の上面に、複数のメタライズパターンが上層に向けて次第に幅の狭い形状に積層され、焼成によって形成されたヒューズ素子用導体パターンと
を備えたヒューズ装置。
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