JP7393898B2 - 保護素子 - Google Patents

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Description

本発明は、保護素子に関する。
回路基板には、一般に保護素子が備えられていて、電流経路に定格を超える過電流が発生したときなどの異常時には、電流経路を遮断することができるようにされている。保護素子としては、例えば、絶縁基板と、絶縁基板の一方の表面上に、互いに対向するように設けられた第1電極および第2電極と、絶縁基板の一方の表面上に設けられた発熱体と、発熱体の一方の端部に接続する第3電極と、発熱体の第3電極と接続している端部とは反対側の端部に接続する発熱体引出電極と、互いに対向する一方の端部が第1電極と接続し、他方の端部が第2電極と接続し、その端部間の中央部が発熱体引出電極に接続するヒューズエレメントとを備える構成のものが知られている(特許文献1を参照)。この構成の保護素子では、第1電極と発熱体引出電極との間および第2電極と発熱体引出電極との間は空間とされている。このため、ヒューズエレメントを熱によって溶融させることにより、ヒューズエレメントは、第1電極と発熱体引出電極との空間の上もしくは第2電極と発熱体引出電極との空間の上で溶断する。
上記の保護素子は、第1電極と第2電極との間に過電流が流れると、ヒューズエレメントにてジュール熱が発生し、この熱によってヒューズエレメントが溶融して溶断することにより、回路基板の電流経路が遮断される。また、回路基板に過電流以外の異常が発生したときには、第3電極に電流が流れることにより、発熱体が発熱し、その熱が、発熱体引出電極を介してヒューズエレメントに伝わって、ヒューズエレメントが溶融して溶断することによって、回路基板の電流経路が遮断される。
特開2017-174592号公報
近年の電子機器の高電力化や小型化に伴って、保護素子についてはさらなる低抵抗化と小型化が望まれている。保護素子の低抵抗化のために、ヒューズエレメントの断面積を大きくすることが考えられる。しかしながら、この場合、溶融したヒューズエレメントを保持するためのスペースを確保する必要が生じるため、保護素子を小型化するのが難しい。また、保護素子の低抵抗化と小型化のために、第1電極と発熱体引出電極との間および第2電極と発熱体引出電極との間を狭くして、ヒューズエレメントの幅を短くすることが考えられる。しかしながら、この場合、第1電極と発熱体引出電極の間もしくは第2電極と発熱体引出電極の間で内部短絡が起こりやすくなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低抵抗化と小型化が容易な構造で、かつ内部短絡が起こりにくい保護素子を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の一態様に係る保護素子は、前記絶縁基板の一方の表面上に、互いに対向するように設けられた第1電極および第2電極と、前記絶縁基板の一方の表面上に設けられた発熱体と、前記発熱体の一方の端部に接続する第3電極と、前記発熱体の前記一方の端部とは反対側の端部に接続する発熱体引出電極と、互いに対向する一方の端部が前記第1電極と接続し、他方の端部が前記第2電極と接続し、前記一方の端部と前記他方の端部との間の中央部が前記発熱体引出電極に接するヒューズエレメントと、を備え、前記第1電極は、前記第2電極に対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第1絶縁部材で被覆され、前記第2電極は、前記第1電極に対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第2絶縁部材で被覆されている。
(2)上記(1)に記載の態様において、前記発熱体引出電極が、第1絶縁部材および第2絶縁部材の上面にまで延長されている構成としてもよい。
本発明によれば、低抵抗化と小型化が容易な構造で、かつ内部短絡が起こりにくい保護素子を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る保護素子の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る保護素子の下面図である。 図1のIII-III’線横断面図である。 図1のIV-IV’線縦断面図である。 第1実施形態の保護素子が作動して、ヒューズエレメントが溶融した状態を示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る保護素子の横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る保護素子の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る保護素子の上面図である。 本発明の第3実施形態に係る保護素子の下面図である。 図9のX-X’線横断面図である。 図9のXI-XI’線縦断面図である。 比較例1で作製した保護素子の横断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る保護素子の構成を図1~図4に示す。図1は、保護素子の上面図(平面図)であり、図2は保護素子の下面図(底面図)である。図3は図1のIII-III’線横断面図であり、図4は図1のIV-IV’線縦断面図である。
第1実施形態に係る保護素子1は、絶縁基板10と、絶縁基板10の上面10aの上に、互いに対向するように設けられた第1電極11(第1上面電極11a)および第2電極12(第2上面電極12a)と、絶縁基板10の下面10bの上に設けられた発熱体20と、発熱体20の一方の端部に接続する第3電極13と、発熱体20の一方の端部とは反対側の端部に接続する発熱体引出電極14と、第1電極11、第2電極12および発熱体引出電極14と接続するヒューズエレメント30と、を備える。ヒューズエレメント30の互いに対向する一方の端部30aには第1電極11が第1端子18aを介して接続し、他方の端部30bには第2電極12が第2端子18bを介して接続している。そして、ヒューズエレメント30の端部30aと端部30bとの間の中央部30cには、発熱体引出電極14が導電部材15を介して接続している。第1端子18aとヒューズエレメント30、第2端子18bとヒューズエレメント30、そして導電部材15とヒューズエレメント30は、それぞれはんだペースト32により接着している。
絶縁基板10としては、絶縁性を有する材質のものであれば特に制限されず、例えば、セラミックス基板やガラスエポキシ基板のようなプリント配線基板に用いられる基板の他、ガラス基板、樹脂基板、絶縁処理金属基板等を用いることができる。なお、これらの中では、耐熱性と熱伝導性とに優れた絶縁基板であるセラミックス基板が好適である。
第1電極11は、第1上面電極11aと、第1下面電極11bと、第1導通部11cとからなる。第1上面電極11aは、絶縁基板10の上面10aの上に形成されている。第1上面電極11aは、第2上面電極12aに対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第1絶縁部材17aで被覆されている。第1上面電極11aの第1絶縁部材17aで被覆されていない部分は、第1端子18aで被覆されている。第1下面電極11bは、絶縁基板10の下面10bの上に形成されている。第1下面電極11bは、回路基板の配線に接続される。第1導通部11cは、絶縁基板10を貫通して、第1上面電極11aと第1下面電極11bとを電気的に接続している。
第2電極12は、第2上面電極12aと、第2下面電極12bと、第2導通部12cとからなる。第2上面電極12aは、絶縁基板10の上面10aの上に形成されている。第2上面電極12aは、第1上面電極11aに対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第2絶縁部材17bで被覆されている。第2上面電極12aの第2絶縁部材17bで被覆されていない部分は、第2端子18bで被覆されている。第2下面電極12bは、絶縁基板10の下面10bの上に形成されている。第2下面電極12bは、回路基板の配線に接続される。第2導通部12cは、絶縁基板10を貫通して、第2上面電極12aと第2下面電極12bとを電気的に接続している。
第3電極13は、発熱体20の一方の端部に接続している。第3電極13は、一部が断熱部材21で被覆されている。第3電極13の断熱部材21で被覆されていない部分は、回路基板のスイッチング素子に接続される。スイッチング素子は、回路基板に過電流以外の異常が発生したときに作動して、第3電極13に電流を供給する。
第1電極11、第2電極12および第3電極13を構成する材料としては、Ag、Cu等の金属材料を用いることができる。第1電極11、第2電極12および第3電極13は、表面がAg、Ag-Pt、Ag-Pd、Au、Ni-Au等の金属あるいは合金で被覆されていてもよい。
発熱体20は、第3電極13と比較して相対的に抵抗が高く、通電により発熱し易い高抵抗導電性材料から形成されている。発熱体20を構成する材料としては、酸化ルテニウムやカーボンブラックを用いることができる。
発熱体20は、断熱部材21で被覆されている。断熱部材21の材料としては、例えば、セラミックス、ガラスなどの絶縁材料を用いることができる。
発熱体引出電極14は、発熱体引出上面電極14aと、発熱体引出下面電極14bと、発熱体引出電極導通部14cとからなる。発熱体引出上面電極14aは、絶縁基板10の上面10aの上に形成されている。発熱体引出上面電極14aの上面の上には、導電部材15が積層されている。発熱体引出下面電極14bは、絶縁基板10の下面10bの上に形成され、発熱体20と接続している。発熱体引出電極導通部14cは、絶縁基板10を貫通して、発熱体引出上面電極14aと発熱体引出下面電極14bとを電気的に接続している。
発熱体引出電極14および導電部材15は、熱伝導性と導電性が高いことが好ましい。発熱体引出電極14および導電部材15を構成する材料としてはAg、Cu等の金属材料を用いることができる。発熱体引出電極14および導電部材15は、表面がAg、Ag-Pt、Ag-Pd、Au、Ni-Au等の金属あるいは合金で被覆されていてもよい。
発熱体引出上面電極14aと第1端子18aとの間には空間19aが形成されている。また、発熱体引出上面電極14aと第2端子18bとの間には空間19bが形成されている。空間19aの下方の第1上面電極11aは第1絶縁部材17aで被覆されていて、空間19bの下方の第2上面電極12aは第2絶縁部材17bで被覆されている。このため、発熱体引出上面電極14aを、第1絶縁部材17aの上面にまで、特に第1絶縁部材17aを介して発熱体引出上面電極14aと第1上面電極11aと重なる位置にまで延長していても内部短絡が起こりにくい。同様に、発熱体引出上面電極14aを、第2絶縁部材17bの上面にまで、特に第2絶縁部材17bを介して発熱体引出上面電極14aと第1上面電極11aとが重なる位置にまで延長していても内部短絡が起こりにくい。よって、空間19aおよび空間19bの幅を狭くすることができる。空間19aの幅Waと空間19bの幅Wbは、それぞれ0.02mm以上1.0mm以下の範囲内にあることが好ましい。
ヒューズエレメント30は熱によって溶断可能であれば、構成や材料は特に制限はない。ヒューズエレメント30は、金属単体であってもよいし、外側を相対的に融点が高い高融点金属層とし、内側を相対的に融点が低い低融点金属層とした積層体であってもよい。金属単体の場合、その材料としてはIn、Pb、Ag、Cu又はこれらのうちのいずれかを主成分とする合金を用いることができる。積層体の場合、低融点金属層は、融点が、保護素子1を実装する際に行なわれるリフロー時の加熱温度(通常は、約220℃)以上で、280℃以下の範囲内にあることが好ましい。低融点金属層の材料は、錫もしくは錫を主成分とする錫合金であることが好ましい。錫合金の錫の含有量は40質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましい。錫合金の例としては、Sn-Bi合金、In-Sn合金、Sn-Ag-Cu合金を挙げることができる。高融点金属層は、低融点金属層の溶融物に溶解される金属材料からなる層である。低融点金属層の材料が錫もしくは錫合金である場合、高融点金属層の材料は、銀もしくは銀を主成分とする合金であることが好ましい。銀合金の銀の含有量は40質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましい。銀合金の例としては、Ag-Pd合金を挙げることができる。
図5は、第1実施形態の保護素子が作動して、ヒューズエレメントが溶融した状態を示す横断面図である。図5の横断面図は、図3のIII-III’線横断面図と同位置の横断面図である。
回路基板の配線に過電流が流れると、保護素子1の第1電極11と第1端子18aおよび第2電極12と第2端子18bを介してヒューズエレメント30に過電流が流れる。ヒューズエレメント30に過電流が流れると、ヒューズエレメント30にてジュール熱が発生し、この熱によってヒューズエレメント30が溶融して溶断することにより、回路基板の電流経路が遮断される。また、回路基板に過電流以外の異常が発生したときには、第3電極13に電流が流れることによって、発熱体20が発熱し、その熱が、発熱体引出電極14を介してヒューズエレメント30に伝わって、ヒューズエレメント30が溶融して溶断することにより、回路基板の電流経路が遮断される。溶融した後のヒューズエレメント溶融固化物31は、はんだペースト32の上に保持される。
次に、保護素子1の製造方法を説明する。
保護素子1は、例えば、次のようにして製造することができる。
先ず、始めに、絶縁基板10を用意する。
用意した絶縁基板10に、第1電極11の第1導通部11cと、第2電極12の第2導通部12cと、発熱体引出電極導通部14cを形成する。
次に、絶縁基板10の上面10aの第1導通部11cの周囲に第1上面電極11aを、第2導通部12cの周囲に第2上面電極12aをそれぞれ形成する。さらに、第1上面電極11aと第2上面電極12aとの間に発熱体引出上面電極14aを形成する。また、絶縁基板10の下面10bの第1導通部11cの周囲に第1下面電極11bを、第2導通部12cの周囲に第2下面電極12bをそれぞれ形成する。さらに、絶縁基板10の下面10bの発熱体引出電極導通部14cの周囲に発熱体引出下面電極14bを形成し、発熱体引出下面電極14bとは対向する位置に第3電極13を形成する。
これらの電極は、例えば、印刷法、めっき法、蒸着法、スパッタ法など電極の形成方法として利用されている公知の方法によって形成することができる。印刷法は、電極形成用の金属あるいは合金のペーストを所望のパターンで印刷し、必要に応じて焼成する方法である。
次に、絶縁基板10の下面10bの上に発熱体20を形成する。発熱体20は、一方の端部が第3電極13に接続し、他方の端部が発熱体引出下面電極14bと接続するように形成する。次いで、発熱体20を断熱部材21で被覆する。
発熱体20は、例えば、高抵抗導電材料とバインダとを含む高抵抗導電性ペーストを塗布し、必要に応じて焼成することによって形成することができる。バインダとしては、水ガラス等の無機系バインダや熱硬化性樹脂等の有機系バインダを用いることができる。また、発熱体20は、めっき法、蒸着法、スパッタ法などの導電膜の形成方法を利用してされている公知の方法によって形成することができる。さらに、発熱体20の形成方法として、上記の方法によって得られた高抵抗導電膜を貼付や積層する方法を用いてもよい。
断熱部材21は、例えば、印刷法、めっき法、蒸着法、スパッタ法など電極の形成方法として利用されている公知の方法によって形成することができる。印刷法は、断熱部材のペーストを所望のパターンで印刷し、必要に応じて焼成する方法である。
次に、第1上面電極11aの第2上面電極12aに対向する側面と、その側面に接続する上面の一部に第1絶縁部材17aを形成し、第1上面電極11aの第1絶縁部材17aが形成されていない部分に第1端子18aを形成する。同様に、第2上面電極12aの第1上面電極11aに対向する側面と、その側面に接続する上面の一部に第2絶縁部材17bを形成し、第2上面電極12aの第2絶縁部材17bが形成されていない部分に第2端子18bを形成する。なお、第1絶縁部材17aと第1端子18aおよび第2絶縁部材17bと第2端子18bの形成順序は、特に制限はない。第1端子18aと第2端子18bを、第1絶縁部材17aと第2絶縁部材17bよりも先に形成してもよい。
第1絶縁部材17aおよび第2絶縁部材17bは、例えば、印刷法によって形成することができる。印刷法は、絶縁材料のペーストを所望のパターンで印刷し、必要に応じて焼成する方法である。
第1端子18aおよび第2端子18bは、例えば、印刷法、めっき法、蒸着法、スパッタ法など電極の形成方法として利用されている公知の方法によって形成することができる。印刷法は、端子形成用の金属あるいは合金のペーストを所望のパターンで印刷し、必要に応じて焼成する方法である。
次に、発熱体引出上面電極14aの上面に、導電部材15を形成する。導電部材15は、例えば、印刷法、めっき法、蒸着法、スパッタ法など電極の形成方法として利用されている公知の方法によって形成することができる。
そして、第1端子18a、導電部材15および第2端子18bの上面に、ヒューズエレメント30を積層する。ヒューズエレメント30は、第1端子18a、導電部材15および第2端子18bの上面に、はんだペースト32を塗布し、次いで、はんだペースト32の上にヒューズエレメント30を配置することによって、積層することができる。
以上のような構成された本実施形態の保護素子1によれば、第1上面電極11aと第2上面電極12aがそれぞれ第1絶縁部材17aと第2絶縁部材17bで被覆されているので、空間19aの幅Wa並びに空間19bの幅Wbを狭くしても内部短絡が起こりにくい。このため、本実施形態の保護素子1は、小型化が容易になる。また、空間19aの幅Wa並びに空間19bの幅Wbを狭くすることによって、ヒューズエレメント30の幅を短くできるので、保護素子1の第1電極11と第2電極12との間の抵抗が低くすることができる。よって、本実施形態の保護素子1は、低抵抗化と小型化が容易で、かつ内部短絡が起こりにくい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る保護素子の構成を図6~図7に示す。図6は、本発明の第2実施形態に係る保護素子の横断面図であり、図7は、保護素子の縦断面図である。図6の横断面図は、図3のIII-III’線横断面図に相当し、図7の縦断面図は、図4のIV-IV線縦断面図に相当する。
第2実施形態に係る保護素子2は、発熱体引出上面電極14dが、実施形態1に係る保護素子1の発熱体引出上面電極14aと導電部材15とを一体とした形状とされていて、導電部材15を介さずにヒューズエレメント30と接続している点において、第1実施形態に係る保護素子1と相違する。なお、第2実施形態に係る保護素子2と第1実施形態に係る保護素子1とで共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
保護素子2は、例えば、下記の点以外は、第1実施形態に係る保護素子1と同様にして製造することができる。
絶縁基板10の上面10aに発熱体引出上面電極14aを形成しないこと。
導電部材15を形成する代わりに、絶縁基板10の上面10aに発熱体引出上面電極14dを形成すること。発熱体引出上面電極14dは、例えば、印刷法、めっき法、蒸着法、スパッタ法など電極の形成方法として利用されている公知の方法によって形成することができる。
以上のような構成された本実施形態の保護素子2によれば、第1上面電極11aと第2上面電極12aがそれぞれ第1絶縁部材17aと第2絶縁部材17bで被覆されているので、第1実施形態に係る保護素子1と同様に、低抵抗化と小型化が容易で、かつ内部短絡が起こりにくい。また、保護素子2は、発熱体引出上面電極14dが導電部材15を介さずにヒューズエレメント30と接続しているので、発熱体20で発熱した熱をより効率よくヒューズエレメント30に伝熱させることができる。このため、保護素子2によれば、第3電極13に電流が流れたときの溶断速度をより速くすることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る保護素子の構成を図8~図11に示す。図8は、保護素子の上面図(平面図)であり、図9は保護素子の下面図(底面図)である。図10は図8のX-X’線横断面図であり、図11は図8のXI-XI’線縦断面図である。なお、第3実施形態に係る保護素子3と第1実施形態に係る保護素子1とで共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係る保護素子3では、発熱体20は、絶縁基板10の上面10aの上に備えられている。発熱体20は、断熱部材21で被覆されている。断熱部材21は、第1上面電極11aの第2上面電極12aに対向する側面およびその側面に接続する上面の一部と、第2上面電極12aの第1上面電極11aに対向する側面およびその側面に接続する上面の一部とを被覆している。すなわち、断熱部材21は、第1上面電極11aと第2上面電極12aとを絶縁する絶縁部材としても機能している。
発熱体20の一方の端部は第3電極に接続している。第3電極13は、第3上面電極13aと、第3下面電極13bと、第3導通部13cとからなる。第3上面電極13aは、絶縁基板10の上面10aの上に形成されている。第3上面電極13aは、発熱体20の一方の端部に接続している。第3下面電極13bは、絶縁基板10の下面10bの上に形成されている。第3下面電極13bは、回路基板のスイッチング素子に接続される。第3導通部13cは、絶縁基板10を貫通して、第3上面電極13aと第3下面電極13bとを電気的に接続している。
発熱体20の第3下面電極13b側とは反対側の端部は、発熱体引出電極14に接続している。発熱体引出電極14は、断熱部材21の上面に引き回されている。発熱体引出電極14は、ヒューズエレメント30とはんだペースト32により接続している。
次に、保護素子3の製造方法を説明する。
保護素子3は、例えば、次のようにして製造することができる。
先ず、始めに、絶縁基板10を用意する。
用意した絶縁基板10に、第1電極11の第1導通部11cと、第2電極12の第2導通部12cと、第3導通部13cを形成する。
次に、絶縁基板10の上面10aの第1導通部11cの周囲に第1上面電極11aを、第2導通部12cの周囲に第2上面電極12aをそれぞれ形成する。さらに、絶縁基板10の上面10aの第3導通部13cの周囲に第3上面電極13aを、下面10bの第3導通部13cの周囲に第3下面電極13bを形成する。
次に、絶縁基板10の上面10aの第1上面電極11aと第2上面電極12aとの間に、発熱体20と幅が同じもしくはそれより広い断熱部材層を形成する。次いで、断熱部材層の上に発熱体20を形成する。発熱体20は、一方の端部が第3上面電極13aに接続するように形成する。
次に、第1上面電極11aの第2上面電極12aに対向しない側面と、その側面に接続する上面の一部に第1端子18aを形成し、第2上面電極12aの第1上面電極11aに対向しない側面と、その側面に接続する上面の一部に第2端子18bを形成する。次いで、第1上面電極11aと第2上面電極12aとの間に、断熱部材21を形成する。
次に、断熱部材21の上面に発熱体引出電極14を形成する。発熱体引出電極14は、一方の端部が発熱体20に接続するように形成する。
そして、第1端子18a、発熱体引出電極14および第2端子18bの上面に、ヒューズエレメント30を、はんだペースト32を用いて積層する。
以上のような構成とされた保護素子3によれば、第1上面電極11aと第2上面電極12aがそれぞれ断熱部材21で被覆されているので、第1実施形態に係る保護素子1と同様に、低抵抗化と小型化が容易な構造でありながらも、内部短絡が起こりにくい。また、発熱体20が絶縁基板10の上面10a側に配置されているので、発熱体20で発熱した熱をさらに効率よくヒューズエレメント30に伝熱させることができる。このため、第3電極13に電流が流れたときの溶断速度をさらに速くすることができる。
次に、本発明を実施例により説明する。
[実施例1]
実施形態1に係る保護素子1を作製した。各部材の構成材料は以下のとおりである。
絶縁基板10:アルミナ基板、縦:2mm、幅:4mm、厚さ:0.2mm
第1電極11:表面がNi-Auめっきで被覆されたAg
第2電極12:表面がNi-Auめっきで被覆されたAg
第3電極13:表面がNi-Auめっきで被覆されたAg
発熱体引出電極14:表面がNi-Auめっきで被覆されたAg
導電部材15:表面がNi-Auめっきで被覆されたAg
第1絶縁部材17a、第2絶縁部材17b:ガラス
第1端子18a、第2端子18b:銀
空間19aと空間19bの合計幅(Wa+Wb):0.5mm
発熱体20:酸化ルテニウム
ヒューズエレメント30:高融点金属層としてAgを用い、低融点金属層としてSn合金を用いた積層体、縦:1.6mm、幅:2.0mm、厚さ:0.6mm
はんだペースト32:Sn合金
(評価)
保護素子1のヒューズエレメント30の第1電極11と第2電極12と間の抵抗値を測定した。また、第3電極に11Wの電力と、12Wの電力を供給してから、ヒューズエレメント30が溶断するまでの時間を計測した。これらの結果を、ヒューズエレメント30の縦と横のサイズおよび空間19aと空間19bの合計幅と共に表1に示す。
[実施例2]
発熱体引出上面電極14aと導電部材15とを形成する代わりに、発熱体引出上面電極14dを形成したこと以外は、実施例1と同様にして実施形態2に係る保護素子2を作製した。得られた保護素子2について、実施例1と同様に評価した。その結果を、表1に示す。
[実施例3]
実施例1と同じ材料を用いて実施形態3に係る保護素子3を作製した。得られた保護素子3について、実施例1と同様に評価した。その結果を、表1に示す。
[比較例1]
図12に、比較例1で作製した保護素子の横断面図を示す。比較例1で作製した保護素子4は、以下の点が、実施例1で作製した保護素子1と異なる。
第1上面電極11aの上面に第1絶縁部材17aを形成せず、第2上面電極12aの上面に第2絶縁部材17bを形成せずに、発熱体引出上面電極14aの周囲を導電部材15で被覆した。導電部材15の幅は実施例1の保護素子1と同じとした。また、導電部材15と第1上面電極11aとの空間19aの幅Waが0.25mmとなるように第1上面電極11aの位置を外側に0.5mmずらし、導電部材15と第2上面電極12aとの空間19bの幅Waが0.25mmとなるように第2上面電極12aの位置を外側に0.5mmずらした。これによって、空間19aと空間19bの合計幅(Wa+Wb)は、0.5mmで保護素子1と同じであるがヒューズエレメント30の幅は、3mmで、保護素子1よりも1mm広くなった。得られた保護素子について、実施例1と同様に評価した。その結果を、表1に示す。
Figure 0007393898000001
表1に示すように、実施例1~3の保護素子1~3は、比較例1の保護素子と比較して第1電極11と第2電極12と間の抵抗値を小さくなった。これは、ヒューズエレメント30の幅が狭く、第1電極11と第2電極12と間の距離を短くなったためであると考えられる。
また、発熱体引出上面電極14aと導電部材15とを分けて形成する代わりに、発熱体引出上面電極14dを形成した実施例2の保護素子2は、第3電極13に電流を流したときの溶断時間が実施例1の保護素子1と比較して短くなり、溶断速度がより速くなった。発熱体20を絶縁基板10の上面10a側に配置した実施例3の保護素子3は、第3電極13に電流を流したときの溶断時間が実施例2の保護素子2と比較して短くなり、溶断速度がさらに速くなった。
1、2、3 保護素子
10 絶縁基板
10a 上面
10b 下面
11 第1電極
11a 第1上面電極
11b 第1下面電極
11c 第1導通部
12 第2電極
12a 第2上面電極
12b 第2下面電極
12c 第2導通部
13 第3電極
13b 第3下面電極
13c 第3導通部
14 発熱体引出電極
14a、14d 発熱体引出上面電極
14b 発熱体引出下面電極
14c 発熱体引出電極導通部
15 導電部材
17a 第1絶縁部材
17b 第2絶縁部材
18a 第1端子
18b 第2端子
19a、19b 空間
20 発熱体
21 断熱部材
30 ヒューズエレメント
30a、30b 端部
30c 中央部
31 ヒューズエレメント溶融固化物
32 はんだペースト

Claims (2)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の一方の表面上に、互いに対向するように設けられた第1電極および第2電極と、
    前記絶縁基板の一方の表面上に設けられた発熱体と、
    前記発熱体の一方の端部に接続する第3電極と、
    前記発熱体の前記一方の端部とは反対側の端部に接続する発熱体引出電極と、
    互いに対向する一方の端部が前記第1電極と接続し、他方の端部が前記第2電極と接続し、前記一方の端部と前記他方の端部との間の中央部が前記発熱体引出電極に接するヒューズエレメントと、を備え、
    前記第1電極は、前記第2電極に対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第1絶縁部材で被覆され、
    前記第2電極は、前記第1電極に対向する側面と、その側面に接続する上面の少なくとも一部が第2絶縁部材で被覆されており、
    前記絶縁基板の厚み方向に関して、前記発熱体引出電極の一方の端部が前記第1電極の一部と重畳して配置され、且つ、前記発熱体引出電極の他方の端部が前記第2電極の一部と重畳して配置されている保護素子。
  2. 前記発熱体引出電極が、前記第1絶縁部材および前記第2絶縁部材の上面にまで延長されている請求項1に記載の保護素子。
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