JP5579150B2 - 給湯装置 - Google Patents

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、給水管及び給湯管と接続された熱交換器により、給水管から供給される水を加熱して給湯管に出湯する給湯装置に関する。
従来より、給水管及び給湯管と接続された熱交換器と、熱交換器をバイパスして給水管と給湯管を連通するバイパス管と、給水管から熱交換器に供給される水の流量と、給水管からバイパス管に流れる水の流量の分配率を変更するミキシングバルブとを備えた給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ミキシングバルブを備えた給湯装置においては、給湯管のバイパス管との接続箇所の下流側に設けられた給湯温度センサにより検出される給湯温度を、設定温度と一致させるように、給水管から熱交換器に供給される水の流量と、給水管からバイパス管に供給される水の流量の分配率を調節して給湯運転を行っている。
特許文献1に記載された給湯装置においては、給湯温度センサの検出温度が設定温度−10℃よりも高いホットスタート状態で給湯運転を開始した時には、給湯温度が設定温度以上となるまでミキシングバルブの動作を停止させている。そして、これにより、ミキシングバルブの作動により生じる給湯温度のオーバーシュートによって、給湯温度が設定温度に収束するまでの時間が長くなることを抑制している。
特開昭63−197848号公報
特許文献1に記載された給湯装置においては、給湯温度センサの検出温度が設定温度よりも低いコールドスタート状態で給湯運転を開始したときには、給湯温度を速やかに設定温度まで上昇させるために、ミキシングバルブがバイパス管への給水流量を減少させる方向に制御されて、給水管から熱交換器に供給される水の流量が急増する。
そして、このように、熱交換器に供給される水の流量が急増したときに、熱交換器内を流通する大流量の水により、使用者にとって耳障りな音が生じる場合がある。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、給湯運転の開始時に耳障りな音が生じることを防止した給湯装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
給水管及び給湯管と連通した熱交換器と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、
前記熱交換器をバイパスして、前記給水管と前記給湯管を連通するバイパス管と、
前記バイパス管の開度を変更するバイパス開度変更弁と、
前記給湯管と前記バイパス管の接続箇所よりも下流側の前記給湯管内の湯水の温度を検出する給湯温度センサと、
前記給水管に供給される水の流量を検出する水量センサと、
前記水量センサの検出流量が所定の給湯開始流量以上になったときに、前記給湯温度センサの検出温度が所定の設定温度となるように、前記バーナによる加熱量の調節と前記バイパス開度変更弁による前記バイパス管の開度の調節とのうちの少なくともいずれか一方を行う給湯運転を開始し、その後、前記水量センサの検出流量が前記給湯開始流量以下に設定された給湯停止流量未満になったときに、前記給湯運転を停止する給湯制御部とを備える。
そして、第1発明は、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前回の給湯運転の停止時からの経過時間が所定の低温開始判定時間以上であるときには、該給湯運転の開始時から所定のバイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を開状態に維持するバイパス調節禁止部を備えたことを特徴とする。
第1発明において、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前回の給湯運転の停止時からの経過時間が前記低温開始判定時間以上であったときには、時間の経過により前記熱交換器及び前記給湯管内に滞留していた湯が低温になっていると想定される。この場合に、前記給湯運転において、前記給湯温度センサの検出温度が前記設定温度となるように、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管に供給される水の流量を調節すると、給湯温度を速やかに上昇させるために前記バイパス管が閉弁されて、前記熱交換器に供給される水の流量が急増する状況となる。その結果、前記熱交換器を流通する大流量の水によって、使用者にとって耳障り音が発生する。
そこで、前記バイパス調節禁止部は、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前回の給湯運転の停止時からの経過時間が前記低温開始判定時間以上であるときには、該給湯運転の開始時から前記バイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス管を開状態に維持して、前記給水管から前記バイパス管側にある程度水が供給される状態とする。これにより、前記バイパス管側に供給される水の流量分だけ、前記熱交換器に供給される水の流量の増加が抑制されるため、前記熱交換器を流通する水により耳障りな音が発生することを防止することができる。
次に、第2発明は、前記熱交換器又は前記給湯管内の湯水の温度を検出する内部温度センサと、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記内部温度センサの検出温度が所定の低温開始判定温度以下であるときには、該給湯運転の開始時から所定のバイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を開状態に維持するバイパス調節禁止部を備えたことを特徴とする。
第2発明において、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記給湯温度センサの検出温度が前記低温開始判定温度以下であった場合に、前記給湯温度センサの検出温度が前記設定温度となるように、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管に供給される水の流量を調節すると、給湯温度を速やかに上昇させるために前記バイパス管が閉弁されて、前記熱交換器に供給される水の流量が急増する状況となる。その結果、前記熱交換器を流通する大流量の水によって、使用者にとって耳障りな音が発生する。
そこで、前記バイパス調節禁止部は、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記給湯温度センサの検出温度が前記低温開始判定温度以下であるときには、該給湯運転の開始時から前記バイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス管を開状態に維持して、前記給水管から前記バイパス管側にある程度水が供給される状態とする。これにより、前記バイパス管側に供給される水の流量分だけ、前記熱交換器に供給される水の流量の増加が抑制されるため、前記熱交換器を流通する水により耳障りな音が発生することを防止することができる。
また、第3発明は、前記第1発明又は第2発明において、前記バイパス調節禁止部は、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記水量センサの検出水量が所定の上限流量以上であるときに限定して、該給湯運転の開始時から前記バイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス管を開状態に維持することを特徴とする。
第3発明によれば、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記水量センサの検出流量が前記上限流量未満であるときには、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を閉状態としても、前記熱交換器に供給される水の流量がさほど大きくならないため、前記熱交換器内を流通する水により耳障りな音が発生することはない。そこで、この場合には、前記バイパス調節禁止期間を設定せずに、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を閉弁することによって、前記給湯管から供給される湯の温度を速やかに上昇させて、前記設定温度に一致させることができる。
給湯装置の構成図。 給湯装置の作動フローチャート。 コールドスタート状態でバイパス管を開状態に維持することによる効果の説明図。
本発明の実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態の給湯装置は、その本体1に、バーナ2(大バーナ2a、中バーナ2b、小バーナ2cにより構成されている)を内蔵した缶体3を備えている。缶体3は、バーナ2を収容する燃焼室3aと、燃焼室3aの上方に延びて燃焼排気が上昇する排気路3bとを形成しており、排気路3bの上端部で開口する排気口3cを備えている。
燃焼室3aには、バーナ2に点火するための点火プラグ4と、バーナ2の燃焼炎を検出するフレームロッド5とが設けられている。点火プラグ4はイグナイタ6により駆動される。缶体3の下部には、燃焼室3a内にバーナ2の燃焼用空気を強制的に送る燃焼ファン7が設けられている。
また、給湯装置の本体1には、給湯装置の全体的な作動を制御するコントローラ40が備えられている。コントローラ40は、図示しないCPU、メモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された給湯装置の制御用プログラムをCPUで実行することにより、給湯制御部41及びバイパス調節禁止部42として機能する。
バーナ2を構成する大バーナ2a、中バーナ2b、小バーナ2cは最大燃焼量が異なっており、燃焼させるバーナの組み合わせによってバーナ2全体の燃焼量を広範囲に調節することができるようになっている。バーナ2には、燃料ガス供給管9を介して燃料ガスが供給される。燃料ガス供給管9には、上流側から順に元ガス電磁弁10及びガス比例弁11が設けられている。
燃料ガス供給管9は、ガス比例弁11の下流において、大バーナ用ガス電磁弁12aを介して大バーナ2aに接続される経路と、中バーナ用ガス電磁弁12bを介して中バーナ2bに接続される経路と、小バーナ用ガス電磁弁12cを介して小バーナ2cに接続される経路とに分岐している。
缶体3の内部において、バーナ2の直上位置に顕熱熱交換器13が設けられ、顕熱熱交換器13の上方位置となる排気路3bの内部に潜熱熱交換器14が設けられている。なお、顕熱熱交換器13と潜熱熱交換器14は、本発明の熱交換器に相当する。
顕熱熱交換器13の上方位置の潜熱熱交換器14の下方位置に、潜熱熱交換器14から滴下した酸性のドレンを集めるためのドレン受け皿部15が配置されている。ドレン受け皿部15には、ドレン導出管16を介して中和器17が接続されており、中和器17内の中和剤によって中和されたドレンが、排水管18を介して給湯装置の外部に排水されるようになっている。
また、本実施形態の給湯装置は、図示しない水道管と接続されて、水道管から供給される水が流通する通水路19を備えている。顕熱熱交換器13と潜熱熱交換器14は通水路19の途中に直列に接続されている。
顕熱熱交換器13は、缶体3内の燃焼排気から顕熱を吸収して、内部を流通する水を加熱する。潜熱熱交換器14は通水路19における顕熱熱交換器13の上流側に配置されて、顕熱熱交換器13を経由して上昇する燃焼排気から潜熱を回収し、顕熱熱交換器13よりも先に通水路19内の水を加熱する。
通水路19は、水道管と接続されて潜熱熱交換器14に水を供給する給水管20と、顕熱熱交換器13により加熱生成された湯が出湯される給湯管21とを含んでいる。給水管20には、給水管20の開度を調節する水量サーボ弁22と、給水管20に供給される水の流量を検出する水量センサ23とが設けられている。
顕熱熱交換器13の出口付近の給湯管21には、顕熱熱交換器13からの出湯温度を検知する熱交出湯温度センサ24が設けられている。さらに、給水管20と給湯管21との間には、顕熱熱交換器13及び潜熱熱交換器14をバイパスして、給水管20に供給される水の一部を給湯管21に混入させるバイパス管25と、バイパス管25の開度を調節するバイパスサーボ弁26(本発明のバイパス開度変更弁に相当する)とが設けられている。
バイパス管25との接続箇所の下流側の給湯管21には、給湯管21からの給湯温度を検出する給湯温度センサ27と、過剰な圧力を受けた際に開弁する過圧逃がし弁を備えた第1水抜き栓28とが設けられている。給湯管21の下流には、例えば使用者が操作する図示しない給湯栓(給湯カラン等)が接続される。
顕熱熱交換器13と潜熱熱交換器14との間の通水路19には、潜熱熱交換器用水抜き管29がトラップ30を介して接続されている。潜熱熱交換器用水抜き管29の下流端には第2水抜き栓31が設けられている。給湯装置の使用者は、第2水抜き栓31を開栓することで潜熱熱交換器14内部の水を容易に抜き取ることができる。
さらに、顕熱熱交換器13と第2水抜き栓31との間の通水路19には、顕熱熱交換器13と前記潜熱熱交換器14との間の湯水の温度を検出する熱交換器間水温センサ32が設けられている。
また、コントローラ40には、使用者による給湯装置の運転/待機状態の切替操作や、給湯の設定温度の変更操作等が行われるリモコン50がリモコンケーブル55を介して接続されている。リモコン50は、給湯装置の作動状態等を表示する表示器51と、スイッチ部52とを備えている。
さらに、コントローラ40には、フレームロッド5からの炎検出信号、水量センサ23からの流量検出信号、熱交出湯温度センサ24からの温度検出信号、給湯温度センサ27からの温度検出信号、及び、熱交換器間水温センサ32からの温度検出信号が入力される。
また、コントローラ40から出力される制御信号によって、イグナイタ6(点火プラグ4)、燃焼ファン7、元ガス電磁弁10、ガス比例弁11、大バーナ用ガス電磁弁12a、中バーナ用ガス電磁弁12b、小バーナ用ガス電磁弁12c、水量サーボ弁22、及び、バイパスサーボ弁26の作動が制御される。
次に、コントローラ40は、水量センサ23により検出される給水管20への給水流量に応じて、給湯運転を実行する。以下、図2に示したフローチャートに従って、コントローラ40による給湯運転の実行手順について説明する。
図2のSTEP1はコントローラ40の給湯制御部41による処理である。給湯制御部41は、水量センサ23により検出される給水管20への給水流量が給湯開始流量以上であるか否かを判断し、給水流量が給湯開始流量以上であるときにSTEP2に進む。
続くSTEP2〜STEP5、及びSTEP7〜STEP8は、バイパス調節禁止部42による処理である。バイパス調節禁止部42は、STEP2で、顕熱熱交換器13及び給湯管21内の湯水の温度が低下したコールドスタート状態であるか否かを判断する。具体的には、前回の給湯運転の停止時からの経過時間が、予め設定された低温開始判定時間(例えば、8分)以上であったときに、コントローラ40は、コールドスタート状態であると判定する。
ここで、低温開始判定時間は、給湯運転を停止した時点からの自然冷却によって、顕熱熱交換器13及び給湯管21内の湯水の温度が、給水管20への給水温度程度まで低下する時間を想定して、この時間程度に設定したものである。
なお、コールドスタート状態の別の判断条件として、熱交出湯温度センサ24により検出される顕熱熱交換器13の出口付近の給湯管21内の湯水の温度、又は給湯温度センサ27により検出されるバイパス管25との接続箇所の下流側の給湯管21内の湯水の温度が、所定の低温開始判定温度以下であるときに、コールドスタート状態であると判断してもよい。この場合の熱交出湯温度センサ24と給湯温度センサ27は、本発明の内部温度センサに相当する。
STEP2で、コールドスタート状態であると判断したときはSTEP3に進み、バイパス調節禁止部42は、水量センサ23により検出される給水管20への給水流量が上限流量以上であるか否かを判断する。ここで、上限流量は、バイパスサーボ弁26によりバイパス管25を全閉状態として、給水管20に供給される水を全て潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13側に供給しても、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13内を流通する水によって、耳障りな音が生じない流量の上限を想定して設定されている。
STEP3で、給水流量が上限流量以上であるときはSTEP4に進み、バイパス調節禁止部42は、バイパスサーボ弁26の開度を初期開度Va1(例えば、全開の10%程度の開度)に固定して、バイパスサーボ弁26の開度調節を禁止する。そして、バイパス調節禁止部42は、続くSTEP5でタイマをスタートさせる。また、STEP6で、給湯制御部41がバーナ2に点火して給湯運転を開始する。
STEP5のタイマの設定時間(本発明のバイパス調節禁止期間に相当する)は、STEP6で給湯運転が開始された後、バーナ2による加熱により、顕熱熱交換器13から給湯管21への出湯温度が、バイパスサーボ弁26を閉弁して潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量を増加させる必要がなくなる程度まで、上昇する際の所要時間を想定して設定されている。
また、給湯制御部41は、基本的には、給湯温度センサ27の検出温度が設定温度と一致するように、(1)「バーナ2の燃焼量(バーナ2による加熱量)の調節」、(2)「バイパスサーボ弁26によるバイパス管25側に分配される水の流量の調節」、及び(3)「バーナ2の燃焼量を最大にしても設定温度での給湯を行うことができない場合の水量サーボ弁22による給水流量の制限」、を行って給湯運転を実行する。
しかし、STEP4で、バイパス調節禁止部42がバイパスサーボ弁26の開度をVa1に固定して、バイパスサーボ弁26によるバイパス管25の開度調節を禁止している。そのため、給湯制御部41は、上記(1)「バーナ2の燃焼量の調節」と、(3)「水量サーボ弁22による給水流量の制限」のみを行って給湯運転を実行する。
そして、続くSTEP7でタイマがタイムアップしたときにSTEP8進み、バイパス調節禁止部42は、バイパスサーボ弁26の開度調節の禁止を解除する。これにより、以後は、給湯制御部41は、上記(2)の「バイパスサーボ弁26によるバイパス管25側に分配される水の流量の調節」も行って給湯運転を実行する。
一方、STEP2でコールドスタート状態でないと判断したとき、及びSTEP3で給水管20への給水流量が上限流量未満であったときには、STEP20に分岐し、給湯制御部41は、上記(1)「バーナの燃焼量の調節」、(2)「バイパスサーボ弁26によるバイパス管25側に分配される水の流量の調節」、及び(3)「水量サーボ弁22による給水流量の制限」を行う給湯運転を開始し、STEP9に進む。
ここで、STEP2でコールドスタート状態でないときには、顕熱熱交換器13及び給湯管21内にある程度高温の湯が滞留しているため、給湯開始時にバイパスサーボ弁26を閉弁して顕熱熱交換器13で加熱される水の流量を増加させる必要がない。
また、STEP3で給水管20への給水流量が上限流量未満であって、給水管20への給水流量が小さいときには、バイパスサーボ弁26を閉弁して潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13内を流通する水による耳障り音が生じない。そのため、バイパスサーボ弁26の開度調節を禁止せずに、給湯運転を実行することにより、バイパスサーボ弁26を閉弁して給湯温度を速やかに設定温度まで上昇させることができる。
ここで、図3(a)は、コールドスタート状態で、STEP4〜STEP8の処理を行わずに、給湯運転を開始した場合の潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量R1と、バイパスサーボ弁26の開度VP1の変化を、縦軸を給水流量R1及び開度VP1に設定し、横軸を経過時間(t)に設定して示したものである。
図3(a)では、t11で給水管20への給水流量が給湯開始流量以上になって、コントローラ40による給湯運転が開始されている。コントローラ40は、給湯温度を速やかに設定温度まで上昇させるために、バイパスサーボ弁26を全閉状態まで作動させる。これにより、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量R1が急増し、給水流量R1がピークのRp1となるt12付近で、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13内を流通する水により、使用者にとって耳障りな音が発生する。
なお、本実施形態では、給水管20への給水流量を一定流量以下に制限する処理を行っているので、t12を過ぎた時点で水量サーボ弁22の開度の減少により、給水流量R1が減少している。また、顕熱熱交換器13からの出湯温度の上昇により、t13からバイパスサーボ弁26の開度が増加して、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量R1が減少している。
それに対して、図3(b)は、コールドスタート状態で、STEP4〜STEP8の処理を行って、給湯運転を開始した場合の潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量R2と、バイパスサーボ弁26の開度VP2の変化を、縦軸を給水流量R2及び開度VP2に設定し、横軸を経過時間(t)に設定して示したものである。
図3(b)では、t21で給水管20への給水流量が給湯開始流量以上になって、コントローラ40による給湯運転が開始されているが、STEP4によりバイパスサーボ弁26の開度調節が禁止されている。そのため、STEP7でタイマがタイムアップするt22まで、バイパスサーボ弁26の開度が初期開度Va1に固定される。
このように、バイパスサーボ弁26の開度VP2が初期開度Va1となっている間は、バイパス管25側に流れる水の流量分だけ、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量の増加が抑制される。これにより、給水流量R2のピークが図3(a)の場合のRp1よりも小さいRp2となるため、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13内を流通する水によって、使用者にとって耳障りな音が発生することを防止することができる。
図3(b)では、t23を過ぎた時点で水量サーボ弁22の開度の減少により、給水流量R2が減少している。また、顕熱熱交換器13からの出湯温度の上昇により、t24からバイパスサーボ弁26の開度が増加して、潜熱熱交換器14及び顕熱熱交換器13への給水流量R2が減少している。
STEP9〜STEP10は、給湯制御部41による処理である。給湯制御部41は、STEP9で、水量センサ23により検出される給水管20への給水流量が給湯停止流量(給湯開始流量以下に設定される)未満になったか否かを判断する。
そして、給水管20への給水流量が給湯停止流量未満になったときにSTEP10に進み、給湯制御部41は、バーナ2を消火して給湯運転を停止し、STEP11に進んで処理を終了する。
なお、本実施の形態では、STEP2でコールドスタート状態であると判断したときに、STEP3に進んで、水量センサ23により検出される給水管20への給水流量が上限水量以上であるか否かを判断したが、この判断を行わない場合にも本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、熱交換器として潜熱熱交換器14と顕熱熱交換器13を備えた給湯装置を示したが、熱交換器として顕熱熱交換器のみを備えた給湯装置に対しても、本発明の適用が可能である。
2…バーナ、13…顕熱熱交換器、14…潜熱熱交換器、19…通水路、20…給水管、21…給湯管、22…水量サーボ弁、23…水量センサ、25…バイパス管、26…バイパスサーボ弁、40…コントローラ、41…給湯制御部、42…バイパス調節禁止部。

Claims (3)

  1. 給水管及び給湯管と連通した熱交換器と、
    前記熱交換器を加熱するバーナと、
    前記熱交換器をバイパスして、前記給水管と前記給湯管を連通するバイパス管と、
    前記バイパス管の開度を変更するバイパス開度変更弁と、
    前記給湯管と前記バイパス管の接続箇所よりも下流側の前記給湯管内の湯水の温度を検出する給湯温度センサと、
    前記給水管に供給される水の流量を検出する水量センサと、
    前記水量センサの検出流量が所定の給湯開始流量以上になったときに、前記給湯温度センサの検出温度が所定の設定温度となるように、前記バーナによる加熱量の調節と前記バイパス開度変更弁による前記バイパス管の開度の調節とのうちの少なくともいずれか一方を行う給湯運転を開始し、その後、前記水量センサの検出流量が前記給湯開始流量以下に設定された給湯停止流量未満になったときに、前記給湯運転を停止する給湯制御部と、
    前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前回の給湯運転の停止時からの経過時間が所定の低温開始判定時間以上であるときには、該給湯運転の開始時から所定のバイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を開状態に維持するバイパス調節禁止部と
    を備えたことを特徴とする給湯装置。
  2. 給水管及び給湯管と連通した熱交換器と、
    前記熱交換器を加熱するバーナと、
    前記熱交換器をバイパスして、前記給水管と前記給湯管を連通するバイパス管と、
    前記バイパス管の開度を変更するバイパス開度変更弁と、
    前記給湯管と前記バイパス管の接続箇所よりも下流側の前記給湯管内の湯水の温度を検出する給湯温度センサと、
    前記給水管に供給される水の流量を検出する水量センサと、
    前記熱交換器又は前記給湯管内の湯水の温度を検出する内部温度センサと、
    前記水量センサの検出流量が所定の給湯開始流量以上になったときに、前記給湯温度センサの検出温度が所定の設定温度となるように、前記バーナによる加熱量の調節と前記バイパス開度変更弁による前記バイパス管の開度の調節とのうちの少なくともいずれか一方を行う給湯運転を開始し、その後、前記水量センサの検出流量が前記給湯開始流量以下に設定された給湯停止流量未満になったときに、前記給湯運転を停止する給湯制御部と、
    前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記内部温度センサの検出温度が所定の低温開始判定温度以下であるときには、該給湯運転の開始時から所定のバイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス開度変更弁により前記バイパス管を開状態に維持するバイパス調節禁止部と
    を備えたことを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の給湯装置において、
    前記バイパス調節禁止部は、前記給湯制御部が前記給湯運転を開始する時に、前記水量センサの検出水量が所定の上限流量以上であるときに限定して、該給湯運転の開始時から前記バイパス調節禁止期間が経過するまでの間、前記バイパス管を開状態に維持することを特徴とする給湯装置。
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