JP5579016B2 - 無線認証装置及び通行管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、対象者が保持する移動機の移動機認証情報を固定機で読み取って対象者の認証を行うための無線認証装置及びこれを用いた通行管理システムに関する。
人物の部屋への入退室を制御する入退室管理装置として近接型ICカード、例えばFelCa(登録商標)を利用したものが多く使われるようになっている。ただし近接型ICカードを利用したシステムでは人が所持するカードを扉付近に設置されたカード読み取り装置にかざす必要があった。
一方、例えば特許文献1や特許文献2に示されているように電波を使ってICカードに相当する人が所持する移動機と、扉付近に設置されたカード読み取り装置に相当する固定機との間で通信を行い、人が扉から数mから数十cm離れていてもIDの認証を行い、扉を制御するシステムが提案されている。このようなシステムでは移動機側に通信処理を行うためのバッテリが必要であるが、移動機側から一定時間毎にIDを送信しているとバッテリの消費が激しくバッテリ交換の頻度が高まるという問題があった。そこで、送信する時間間隔を長くすることにより、通信回数を減らすことでバッテリ消費を節減する方法が考えられるが、送信する時間間隔を長くすると、認証後、扉を開閉するまでの平均時間が長くなり扉の前で待つ時間が長くなるという問題がある。このような問題を解決するため、扉付近の固定機から送信指示のための電波を発し、移動機は送信指示の電波を受けたときのみ、IDを送信するシステムが提案されている。一般的に電波の送信は受信よりも電力消費が大きいために移動機側では常時電波受信状態にあり必要なときのみ電波を送信することでバッテリ消費を節減することができる。
特許第4121991号公報 特開2005−11137号公報
しかしながら、上記のように、移動機が送信指示の電波を受けたときのみIDを送信するシステムであっても、例えば、扉の近くで移動機を持った人が滞在した場合には、移動機が固定機からの送信指示を受け続けることになる。その結果、移動機はID送信を行い続け、バッテリ消費が大きくなるという問題があった。特許文献1または特許文献2に示されたシステムでは人を検知するセンサを用い、人が接近したときのみ固定機から送信指示を発し移動機からIDを送信する頻度を減らすことで、バッテリの節減を行っていた。しかしこの方法では固定機側に人を検知するセンサが必要であり、また人を検知するセンサは、移動機の所持にかかわらず、全ての人に反応するため、移動機を所持する人が扉の近くで滞在した状態で、他の人が扉の付近を通行し続けていれば、滞在している人の持つ移動機は人が付近を通行する度にIDを送信することになりバッテリ消費が大きくなるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、移動機のバッテリ消費を節減することのできる無線認証装置を得ることを目的とする。
この発明に係る無線認証装置は、固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機を備えた無線認証装置において、移動機は、受信間隔が所定時間以内の送信指令を所定回数以上受信した場合は、移動機を休止させる休止手段と、移動機が休止状態にある場合、休止状態を動作状態に復帰させる復帰手段とを備え、休止手段は、所定時間以内に送信指令を受信しなかった場合には、送信指令を受信した回数をリセットすることを特徴とするものである。
この発明の無線認証装置は、受信間隔が所定時間以内の送信指令を所定回数以上受信した場合は移動機を休止させるようにしたので、移動機のバッテリ消費を節減することができる。
この発明の実施の形態1による無線認証装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による無線認証装置の説明図である。 この発明の実施の形態4による無線認証装置における移動機の構成図である。 この発明の実施の形態4による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7による無線認証装置の説明図である。 この発明の実施の形態8による無線認証装置の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態9による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10による無線認証装置を示す説明図である。 この発明の実施の形態10による無線認証装置の固定機が送信指令を出さない場合の移動機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10による無線認証装置の固定機が送信指令を出す場合の移動機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10による無線認証装置の入室中のみ移動機が定期送信を行う場合の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態11による無線認証装置の回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による無線認証装置の電力消費量の変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態11による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態11による無線認証装置の他の例の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態12による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態13による無線認証装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態14による無線認証装置の動作を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による無線認証装置を示す構成図である。
図1に示す無線認証装置は、移動機100および固定機200からなる。
固定機200は人が出入りする扉の付近に設置され、移動機100は人が所持する機器である。移動機100は、送信指令受信部101、送信指令記録部102、ID送信部103、休止判定部104、休止・起動実行部105、起動指示ボタン106を備えている。
送信指令受信部101は、固定機200から送信された送信指令を受信する。送信指令記録部102は、送信指令受信部101で受信された送信指令を記録する。ID送信部103は、送信指令受信部101で送信指令を受信した場合は、予め設定された移動機識別情報である移動機IDを送信するものである。休止判定部104は、内部に送信指令カウンタ104aとタイマ104bを備え、これら送信指令カウンタ104aのカウント値とタイマ104bの経過時間に基づいて休止判定を行う機能を有している。また、タイマ104bは前回の送信指令を受けてから経過した時間を計測するためのタイマである。送信指令カウンタ104aは、送信指令記録部102で記録した送信指令をカウントするためのカウンタであり、連続して送信指令を受けた場合の送信指令の回数を数えるためのものである。休止・起動実行部105は、休止判定部104で休止と判定した場合は、移動機100を休止状態とするものである。また、これら休止判定部104と休止・起動実行部105で、移動機100を休止させる休止手段を構成している。起動指示ボタン106は、移動機100が休止状態にある場合、その休止状態を動作状態に復帰させる復帰手段を構成している。
固定機200は、送信指令送信部201、送信受信制御部202、ID受信部203、ID認証部204、外部通信部205を備えている。送信指令送信部201は、移動機100に対して送信指令を送出するものである。送信受信制御部202は、送信指令送信部201における送信指令の送信と、ID受信部203によるID受信とを制御するための制御部である。ID認証部204は、ID受信部203でIDを受信した場合、登録されているIDと照合し、本人か否かを認証する機能部である。外部通信部205は、ID認証部204で本人認証が行われた場合、外部にその信号を出力するインタフェースであり、例えば、入退場管理装置や扉開閉装置と接続されている。
次に、実施の形態1の無線認証装置の動作について説明する。
固定機200では、送信受信制御部202によって一定周期で送信指令送信部201から送信指令を送信する。移動機100が固定機200からの送信指令の届く範囲にある場合は移動機100の送信指令受信部101が送信指令を受信する。
図2は、移動機100側の送信指令記録部102、ID送信部103、休止判定部104の動作を説明するフローチャートである。
送信指令受信部101が、固定機200からの送信指令を受けると(ステップST1)、ID送信部103はID送信を実行する(ステップST2)。また、送信指令記録部102に送信指令が記録されると、休止判定部104では、タイマスタート後、一定時間を経過したかどうかを判定する(ステップST3)。タイマスタート後一定時間を経過していればタイマ104bおよび送信指令カウンタ104aをリセットして送信指令待ち状態に戻る(ステップST4,ST5)。一方、タイマスタート後一定時間を経過していなければ、送信指令カウンタを1段階カウントアップする(ステップST6)。その後、タイマをリセットする(ステップST7)。その後、送信指令カウンタ104aが一定値以上になっているか否かを判定し、一定値以上になっていなければ送信指令待ち状態に戻る(ステップST8)。このステップST8において、送信指令カウンタ104aが一定値以上になっていれば、送信指令カウンタ104aをリセットして(ステップST9)、移動機100を休止させるための信号を休止・起動実行部105に出力する。これにより、休止・起動実行部105は、移動機100を休止状態とする(ステップST10)。
以上の動作により、送信指令を一定時間内に一定回数受けると移動機100の動作を休止させることができる。
次に、固定機200におけるID認証動作について説明する。
固定機200は、送信指令送信部201から送信した指令に対し移動機100がID送信部103によりIDを送信した場合は、ID受信部203によってIDを受信する。また、固定機200には、ID認証部204に予め認証するIDが記録されており、ID認証部204ではID受信部203から受け取ったIDが予め記録されたIDと一致すれば認証OKとして、一致しなければ認証NGとして外部通信部205に認証結果を伝える。外部通信部205には一般的に扉の開閉制御装置が接続されており、認証OKの場合は、扉の鍵を開錠するといった動作や、扉が自動ドアの場合は扉を開くといった動作を行う。
次に、移動機100の休止・起動動作について説明する。
移動機100の休止・起動実行部105では、休止時は移動機100の全ての電子回路の電源を切り休止させる。このため休止時は移動機100でのバッテリの消費はゼロとなる。移動機100は休止すると送信指令を受けることができなくなるため、移動機100を所持する者が固定機200に近づいてもIDを送ることができず、扉または扉の鍵を開くことはない。移動機100の所持者は扉または扉の鍵が開かないために移動機100が休止していることを知る。移動機100は起動指示ボタン106を有し、このボタンを押すことで移動機100は休止・起動実行部105により起動し、休止前の状態に戻る。休止前の状態に戻ると移動機100は送信指令を受けることができるため、固定機200から送信指令を受けるとID送信を行い、固定機200でIDを受信することで扉を開くことができる。
以上のように、実施の形態1の無線認証装置によれば、固定機200からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機100を備えた無線認証装置において、移動機100は、受信間隔が所定時間以内の送信指令を所定回数以上受信した場合は、移動機100を休止させる休止手段と、移動機100が休止状態にある場合、休止状態を動作状態に復帰させる復帰手段とを備えたので、移動機100のバッテリ消費を節減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では起動指示ボタン106は移動機100が休止状態から起動状態へ戻るためだけのものであるが、起動指示ボタン106を押した場合に休止していたかどうかにかかわらず、また送信指令の受信の有無にかかわらず、固定機200に対してID送信を1回行うこととすれば、送信指令を待つことなくID送信ができるためボタンを押してから扉が開くまでの時間が短くなる。即ち、実施の形態2では、起動指示ボタン106でボタンが押下された場合は、ID送信部103よりID送信が行われるよう構成されている。その他の各構成は実施の形態1と同様である。
また、一般的に固定機200から移動機100への送信指令の通信可能範囲と移動機100から固定機200までのID送信の通信可能範囲は、ID送信の通信可能範囲の方が広いため、固定機200の送信指令の通信可能範囲外からでもボタンを押して移動機100からIDを送信し扉を開くことができるという効果もある。
以上のように、実施の形態2の無線認証装置によれば、復帰手段は、所定の操作を受けた場合は、移動機識別情報を送出させるようにしたので、移動機100が休止状態にある場合の移動機識別情報の送信が速やかに行え、固定機200による認証処理の時間を短縮することができる。また、固定機200の送信指令の通信可能範囲外であっても、その固定機200による認証処理を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、固定機200から受信間隔が所定時間以内の送信指令を所定回数以上受信した場合に移動機100の動作を休止させるとしていたが、更に、休止判定部104において、移動機100のバッテリの残量が一定値以下になった場合に移動機100が休止することとすれば、休止状態に入ることでバッテリの消費を抑えバッテリが完全に消耗することを抑止することができる。即ち、実施の形態3の休止判定部104では、移動機100の電源供給を行うバッテリの電圧が所定値以下に低下した場合は、移動機100の休止信号を送出するよう構成されている。尚、実施の形態3における図面上の構成は図1と同様であるが、バッテリについては図示されていない。
尚、実施の形態3では、移動機100を持つ人物は、移動機100が休止状態に入った原因がバッテリの残量低下によるものか、固定機200の近くに長時間滞在したことによるものかが分かりにくい。このような問題に対処するため、起動指示ボタン106が押下され、移動機100が起動されて、移動機100よりID送信があった場合、固定機200側でID認証時に音を鳴らし、その音をバッテリ残量低下時と長時間滞在時で音を変化させることで、移動機100の所持者に対して休止した要因を知らせるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態3の無線認証装置によれば、休止手段は、移動機100の電源供給を行うためのバッテリの電圧が所定値以下に低下した場合に休止状態とするようにしたので、バッテリの消費を抑え、バッテリが完全に消耗することを防ぐことができる。
実施の形態4.
ゲート、扉などにより、通行方法が規制されている場所では実施の形態1の手段が可能である。しかし、廊下、通路、会議室といった室内の机付近、講堂等の広い空間など、通過可否について物理的制約を課することができない場所において、移動機の有無をリアルタイムで把握するために固定機を設置した場合、起動指示ボタンを用いた起動方式は不向きである。即ち、起動指示ボタンを備える移動機を所持する人物が上記場所を通過の際に、既に移動機が休止中であっても、ゲート等がないことから本人の通過は可能であるため、休止であることを知ることが難しい。よって、所持者に休止を解除させる方式ではこのような問題に対応できないことから、休止させない方式が望ましい。一方、単に休止させない構成としただけでは、固定機設置箇所にて移動機の所持者が滞留した場合、送信指令が続き、ID送信が多発することでバッテリ消費が多くなってしまう。そこで、実施の形態4では、このように送信指令が同じ固定機から一定時間以内に続いた場合、2度目からの送信指令に対しては移動機自らの判断でID送信を行わないよう構成する。この制御方法により、滞留時にもID送信回数を必要最小限に抑えることでバッテリ消費を抑えることが可能になる。
図3に、本制御方式の動作の一例を示す。移動機100aがAからBに移動した瞬間、即ち、固定機送信範囲20外から範囲内に移動した瞬間にID送信を行う。その後、移動機100aがBの領域、即ち、同じ固定機送信範囲20内にある間はID送信を行わない。
一方で、送信指令周期を早くすることで迅速に移動機100aを検知することができる。移動機100aが移動した際に、移動先付近に固定機200aが存在した場合、違う固定機200aであることが判別できれば複数の固定機200aが存在する環境においても直ちに応答を返すことが可能である。違う固定機200aであることを判別するために、例えば、固定機200aから送信する送信指令の中に、固定機200a自らのID等識別子を埋め込むことで、移動機100aは異なる固定機200aからの送信指令であると認識できる。尚、上位システム300は、固定機200aを制御すると共に固定機200aからの認証結果に基づいて入退室管理や扉の開閉制御といった種々の動作を行うシステムである。
図4は、実施の形態4の移動機100aを示す構成図である。
図示のように、移動機100aは、送信指令受信部101、送信指令記録部102、ID送信部103、休止判定部114を備えている。送信指令受信部101〜ID送信部103は、図1に示した実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。休止判定部114は、固定機200a毎に付与される固定機IDといった固定機識別情報の記憶部(図示省略)を有し、固定機200aの識別を行う機能を有している。そして、休止判定部114は、任意の固定機200aから送信指令を受けた場合、その送信指令に含まれる固定機IDと記憶されている固定機IDとに基づき、一定時間内にこの固定機200aから送信指令を受けたかを判定し、受けていない場合にのみ移動機識別情報を送信するよう制御する。即ち、前回と同じ固定機200aからの送信指令であった場合は、ID送信部103からのID送信を停止させるよう制御を行う。
図5は、移動機100aにおけるID送信時の処理を示すフローチャートである。
移動機100aでは、固定機IDを初期化した(ステップST11)後、送信指令受信部101が、固定機200aからの送信指令を受けると(ステップST12)、休止判定部114は、送信指令記録部102に記録された送信指令に基づき、前回とは異なる固定機IDか(一定時間内に送信指令を受けた固定機か)を判定する(ステップST13)。尚、固定機200aに固有の固定機IDは送信指令中に含まれているものとする。ステップST13において、前回とは異なる固定機IDであった場合、ID送信部103はIDの送信を実行する(ステップST14)と共に、休止判定部114は、その固定機IDを記録する(ステップST15)。一方、ステップST13において、前回と同じ固定機IDであった場合、休止判定部114は、ID送信部103からのID送信を停止させるよう指示する。即ち、そのまま、ステップST12に戻る。
以上のように、実施の形態4の無線認証装置によれば、固定機200aからの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機100aを備えた無線認証装置において、移動機100aは、任意の固定機200aから送信指令を受けた場合、一定時間内に固定機200aから送信指令を受けたかを判定し、受けていない場合にのみ移動機識別情報を送信するようにしたので、特別な構成を付加する必要がなく、移動機100aを持った人物が固定機200aの近くに滞在した場合でもバッテリ消費を低減することができる。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態4の構成に加え、移動機100aがある固定機200aの固定機送信範囲20から外れたと判断した瞬間にもID送信を行うことが特徴である。図面上の構成は、実施の形態4と同様であるため、図3及び図4を用いて説明する。
実施の形態5の休止判定部114は、内部にタイマを有し、特定の固定機200aからの送信指令を受けてから所定時間が経過したかを判定し、所定時間が経過した場合はIDの送信を行わせるよう構成されている。その他の構成は実施の形態4と同様である。
次に、実施の形態5の動作について説明する。
図3に示したように、実施の形態4では移動機100aがAからBに移動した瞬間にIDを送信するが、実施の形態5ではこれに加えて図3中のBからCに移動した、即ち、移動機100aが固定機200aの固定機送信範囲20外に移動した瞬間にもIDを送信する。Cの位置では、固定機200aの送信を移動機100aが受信することはできないが、移動機100aの送信を固定機200aが受信することは可能である。これは、移動機100aと固定機200aの送受信に異なる周波数の電波を用いるなどして移動機100aの送信範囲が固定機200aの送信範囲よりも広くなるよう構成することで実現できる。
実施の形態5における移動機100aの処理を図6のフローチャートを用いて説明する。
ここで、ステップST11〜ステップST15aにおける基本的な処理は図5に示した実施の形態4の動作と同様であるため、これらのステップの説明は省略する。一方、ステップST12において、送信指令を受けていない場合、休止判定部114は、最後の送信指令から一定時間が経過したかを判定する(ステップST21)。即ち、休止判定部114は、何らかの送信指令を受けた時点でタイマをスタートさせ、このタイマがタイムアウトしたかを判定する。ステップST21において、最後の送信指令から一定時間が経過していない場合はそのままステップST12に戻り、一定時間が経過している場合はステップST14に移行してID送信部103によるID送信を行う。即ち、固定機200aからの送信指令が一定時間以上無かった場合は、移動機100aが固定機200aの固定機送信範囲20外に移動したと判断してIDを送信する。また、この場合は固定機IDを初期化する(ステップST15a)。尚、ステップST21における一定時間の値は、移動機100aを持つ人物の移動速度と固定機200aの固定機送信範囲20との関係に基づいて適宜決定する。
このような構成により、上位システム300は、移動機100aが特定の固定機200aの送信範囲に入った瞬間を把握することができると共に、固定機200aの送信範囲を外れたことを把握することができる。
以上のように実施の形態5の無線認証装置によれば、移動機100aは、特定の固定機200aからの送信指令を受けてから所定時間が経過したかを判定し、所定時間が経過した場合は、移動機識別情報を送信するようにしたので、特別な構成を付加する必要がなく、移動機100aを持った人物が固定機200aの近くに滞在した場合でもバッテリ消費を低減することができると共に、固定機200a付近に移動機100aが存在した期間を知ることができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、実施の形態4または実施の形態5の構成に加えて、上位システム300から特別な指令があった場合は移動機100aから移動機識別情報を強制的に送信するようにしたことが特徴である。図面上の構成は、実施の形態4と同様であるため、図3及び図4を用いて説明する。
実施の形態6の休止判定部114は、送信指令記録部102で記憶される送信指令が強制送信指令か否かを判定し、強制送信指令であった場合はID送信部103にID送信を指示するよう構成されている。その他の構成は実施の形態5と同様である。
例えば、図3において移動機100aがAからBに移動した瞬間を除き、移動機100aがBにいる間は実施の形態4および実施の形態5ではIDを送信しない。従って、実施の形態4であれば移動機100aがBからCに移動しても上位システムはそのことが把握できない。また、実施の形態5であれば移動機100aがBからCに移動した瞬間に移動機100aがID送信を行うが、何らかの理由で固定機200aがこのIDを受信できなかった場合、上位システム300は移動機100aがBに居続けていると誤認識してしまう。そこで上位システム300は必要に応じて移動機100aにID送信を行わせることにより、移動機100aがどこに存在するかを確実に把握することができる。
図7は、実施の形態6における移動機100aの処理を示すフローチャートである。
ここで、ステップST13a以外のステップは実施の形態5と同様であるため、実施の形態5とは異なる部分のみ説明する。ステップST12において送信指令を受けた場合、休止判定部114は、前回とは異なる固定機IDか、または上位システム300からの強制送信指令かを判定する(ステップST13a)。いずれかであった場合は、ID送信部103に対してIDの送信を行うよう指示し、ID送信部103によってIDが送信される(ステップST14)。
このような構成により、移動機100aのID送信を減らしながら、上位システム300は、移動機100aの所在を確実に把握することができる。
以上のように、実施の形態6の無線認証装置によれば、固定機200aから強制送信指令を受けた場合、移動機100aは無条件で移動機識別情報を送信するようにしたので、特別な構成を付加する必要がなく、移動機100aを持った人物が固定機200aの近くに滞在した場合でもバッテリ消費を低減することができると共に、移動機100aの所在を確実に把握することができる。
実施の形態7.
実施の形態7は、複数ある固定機からの送信指令を同期して制御するようにしたものである。
例えば、図8において、固定機200b,200c,200dからの送信指令はそれぞれ固定機送信範囲21,22,23に届く。また、移動機100bは、いずれかの固定機200b,200c,200dからの送信指令を受け取ると、それに応じて自身のIDを送信する必要がある。ここで、図示のように、2つの固定機送信範囲21と22に領域の重なりがあり、移動機100bがこの固定機送信範囲21と22の重なりのある領域に存在したとする。このとき、もし各々の固定機200b,200cからの送信指令が非同期で発せられると、移動機100bは固定機200bと固定機200cからの送信信号のそれぞれに対して合計2回のID送信を行う必要がある。図では2つの固定機送信範囲が重なりを持っているが、この重なりが更に3個、4個、・・・、N個と多くなった場合、移動機100bは最大でN個の全ての固定機からの送信指令に対して合計N回のID送信を実行する必要がある。このため、もし移動機100bが固定機送信範囲の重なり数が多い領域に存在した場合は特に電力消費が激しくなる。また、送信指令のために発せられる固定機からの通信用電波がお互いに干渉しあい、通信ができなくなる恐れもある。更に、過剰な送信要求に対して、移動機100bの処理能力が追いつかず、送信できなくなる可能性がある。
そこで、実施の形態7では、複数の固定機が設置され、かつ、これらの固定機送信範囲が重複している場合、これら固定機からの送信指令の送信を同期して行うようにしている。この同期方法としては次の2つの方法がある。
第1の方法として、固定機送信範囲が重複する固定機は、全く同じ電波の送信指令を同じタイミングで送出する。図8の例では、固定機200bと固定機200c、また、固定機200cと固定機200dの固定機送信範囲がそれぞれ重複しているため、固定機200bと固定機200cの送信指令を同じ電波で同じタイミング、また、固定機200cと固定機200dの送信指令を同じものとして同じタイミングで送出する。尚、固定機200b〜200dを全て同じ送信指令としかつ同じタイミングで送信してもよい。
このような同期制御を行うことにより、電波の干渉が少なくなり通信が成立すると共に、固定機送信範囲の重複領域に移動機100bが存在する場合でも、移動機100bからは複数の固定機からの送信指令に対して1回の応答で済むことになり、移動機100bの電力消費量を抑えることができる。例えば、図8では、2つの固定機送信範囲が重なりを持っているが、この重なりが更に3個,4個,・・・,N個と多くなった場合でも、移動機100bはN個全ての固定機からの同期した送信指令に対して、ID送信を1回実行するだけでよい。このため、たとえ移動機が固定機送信範囲の重なり数が多い領域に存在した場合でも、電力消費を低く抑えることができる。
第2の方法は、固定機送信範囲が重複する固定機は、送信指令の送信タイミングが重ならないようずらして送出する制御である。図8の例では、固定機200bと固定機200c、また、固定機200cと固定機200dの固定機送信範囲がそれぞれ重複しているため、固定機200bと固定機200cの送信指令が重ならないようタイミングをずらし、また、固定機200cと固定機200dの送信指令のタイミングも重ならないようずらして送出する。
このような同期制御を行うことにより、電波の干渉は全くなく確実な通信を行うことができると共に、複数の固定機のうち、一つの固定機が送信指令を送信している間は他の固定機は送信指令の送信が待たされることになるため、非同期に送信指令の送信を行う場合に比べて、単位時間当たりの送信回数を減少させることが可能となる。その結果、移動機100bの電力消費量を抑えることができる。
また、複数の固定機の位置関係に基づいて、送信指令の送信制御を行うようにしてもよい。
図8の例を元に説明すれば、固定機送信範囲22と21または23は干渉するが、固定機送信範囲21と23とは干渉しない。このとき固定機送信範囲21、23の組み合わせと、固定機送信範囲22の2組に分けて交互に送信すれば、電波の干渉を避けて効率的に通信を行うことができる。これが第1の位置関係を利用した制御例である。また、同様に図8の例を元に説明すれば、上位システム300が、システムの管轄する固定機200b,200c,200d全ての送信範囲の中に、仮に1つの移動機100bしか存在しないことを知っていた場合、図8の例で、移動機100bが固定機送信範囲21の送信範囲に居た場合、次のタイミングでは固定機送信範囲22に移動することはあっても、固定機送信範囲22を飛ばして固定機送信範囲23に移動することはありえないことが分かる。この場合、固定機送信範囲23については送信を停止してもシステム上問題はない。このように移動機100bの存在条件と、固定機200b〜200dの位置関係から、送信停止してもシステム上問題ない固定機を割り出し、この固定機の送信指令を停止させることを、第2の位置関係を利用した制御例とする。
また、物理的に閉鎖されており、人が立ち入ることができないなど、明らかに移動機100bが存在することがない領域に設置されている固定機については、その送信指令を停止する制御を行うことにより、閉鎖空間の外ではあるが、固定機送信範囲の内側となってしまう、特異的な場所に存在した移動機100bは、明らかに必要の無い送信指令を受け取る必要がなくなり、それに伴ってIDを送信する必要がなくなる。結果として電力消費を低く抑えることができる。
以上のように、実施の形態7の無線認証装置によれば、それぞれが送信指令を送出する複数の固定機200b〜200dと、これら複数の固定機200b〜200dのうち任意の固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機100bを備えた無線認証装置において、複数の固定機200b〜200dの送信指令の送信範囲が重複している場合、複数の固定機200b〜200dは同期して送信指令を送信するようにしたので、たとえ移動機100bが送信指令の送信範囲の重複領域に存在した場合でも電力消費を低く抑えることができる。
また、実施の形態7の無線認証装置によれば、それぞれが送信指令を送出する複数の固定機200b〜200dと、これら複数の固定機200b〜200dのうち任意の固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機100bを備えた無線認証装置において、複数の固定機200b〜200dのうち、送信指令の送信範囲が重複しない固定機を一つのグループとし、グループ毎に異なる送信指令の送信タイミングとするようにしたので、たとえ移動機100bが送信指令の送信範囲の重複領域に存在した場合でも電力消費を低く抑えることができる。
また、実施の形態7の無線認証装置によれば、それぞれが送信指令を送出する複数の固定機200b〜200dと、これら複数の固定機200b〜200dのうち任意の固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機100bを備え、任意の固定機が移動機識別情報に基づき、移動機100bの位置を特定する無線認証装置において、移動機100bの位置と固定機の送信指令の送信範囲との関係に基づいて、移動機100bの位置を特定する必要のない固定機を判定し、固定機の送信指令を停止するようにしたので、固定機を含めてシステムとしての電力消費を低く抑えることができる。
実施の形態8.
実施の形態8は、固定機送信範囲内に移動機が存在するか、存在しないかによって、固定機からの送信指令の間隔を動的に制御するようにしたものである。尚、固定機と移動機との関係は図8に示した実施の形態7と同様であるため、図8を用いて説明する。
図9は、固定機の送信指令の送信間隔の説明図であり、上段は時間毎の送信指令の発生状況を示したものである。また、下段はその固定機送信範囲内における移動機の時間毎の存在の有無を示したものである。
例えばある固定機(仮に固定機200bとする)が移動機100bからのID送信を受け取らず、その固定機送信範囲21内に移動機100bが存在しないと判断した場合は、固定機200bからの送信指令の実行間隔を短く、例えば周期T1にする。もし、固定機200bが移動機100bからのID送信を受け取った、即ち、固定機送信範囲21内に移動機100bが存在すると判断した場合は、固定機200bからの送信指令の実行間隔を長く、例えばT2にする。このように移動機100bの存在の有無に応じて固定機200bの送信指令の実行間隔をT1からT2まで(T1<T2)、動的に制御することにより、移動機100bを見失った状態から発見する際はできるだけ迅速に検出しつつ、検出後は移動機100bからのID送信回数が少なく保たれ、電力消費を抑えることができる。
尚、図9で示した例では、固定機200bからの送信指令の実行間隔をT1とT2の2段階として説明したが、これを更に多くの段階にする、あるいは連続的に変化させることも可能である。例えば、移動機100bの存在を確認してから徐々に送信間隔を広げ、また移動機100bの存在を見失ってから徐々に送信間隔を短くするといった制御を行うことで、移動機100bが一瞬で固定機送信範囲を通り抜けた場合に誤って送信指令の間隔を極端に長くしてしまう、あるいは一瞬だけ移動機100bからのID送信を見落とした場合に誤って送信指令の間隔を極端に短くしてしまう、といったことがなくなり、移動機100bからのID送信回数が少なく保たれ、電力消費を抑えることができる。
以上のように、実施の形態8の無線認証装置によれば、それぞれの固定機200b〜200dは、移動機100bからの移動機識別情報に基づいて送信指令送信範囲内に移動機100bが存在するか否かを判定し、移動機100bが存在しないと判定された場合は送信指令の送信間隔を短くし、移動機100bが存在すると判定した場合は送信指令の送信間隔を長くするようにしたので、移動機100bの電力消費を低く抑えることができると共に、移動機100bの検出を確実に行うことができる。
実施の形態9.
実施の形態1では扉の制御への適用、実施の形態4では廊下、通路、講堂等の広い空間などへの適用について無線認証装置の説明を行った。本実施の形態では扉の制御と廊下、通路、講堂等での移動機の有無の検知を併用する場合について説明する。
このような併用する場合とは、例えば、建物の入り口では図1における移動機100の認証結果に応じて扉の開閉の制御を行い、扉を通過して部屋へ入った場合に部屋の中での位置把握を行う場合である。このような場合には、実施の形態4で示した移動機100aからのID送信を1回に抑える方法が有効であるが、この方法を扉の制御に適用するには不都合が生じる場合がある。それは、扉の前を移動機100aを持った人物が通過するのみで、入室意思がない場合である。移動機100aを持つ入室意思のない人物が扉の前を通過すると、固定機200aからの送信指令を受けるために、ID送信を1回のみ行う。一方で移動機100aを持つ入室意思がある人が扉の前に立った場合も、ID送信を1回のみ行う。このため入室意思の有無にかかわらず固定機200aにおけるID認証部が受けるIDは1回のみであるため、入室意思の有無を区別できないことになってしまう。
そこで、実施の形態9では、移動機は、任意の固定機のうち、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機からの送信指令に対しては移動機識別情報を所定回数送信し、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機は、連続して所定回数以上同一の移動機から移動機識別情報を受信した場合に当該認証処理を行うようにしたものである。尚、移動機や固定機における図面上の構成は図3,4に示した実施の形態4と同様であるため、図3及び図4の構成を用いて以下の説明を行う。また、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機としては、扉の開閉制御を行う扉用固定機とする。更に、扉としては、電気錠を備えた引き戸や押し扉のほか、自動ドアなど、いわゆる扉と呼ばれるもので電気錠制御が可能なものであればよい。他にはシャッターなどの開閉制御に適用してもよく、また、エレベータホールでのボタン押し(エレベータの乗降制御)にも適用が可能である。
図10は、実施の形態8における移動機100aの動作を示すフローチャートである。
先ず、それぞれの固定機200aは、固定機IDを、扉用固定機とそれ以外の固定機とを識別できるように変えておく。また、扉用固定機については、一定回数以上連続して同じ移動機IDを受けた場合のみ外部通信部を通じて扉を開くよう制御するものとする。
移動機100aは、固定機IDを初期化し(ステップST11)、送信指令を受けると(ステップST12)、扉用固定機IDを持った送信指令か否かの判別を行う(ステップST31)。扉用固定機IDでなかった場合の動作は実施の形態4と同じである。即ち、ステップST13−1,ST14,ST15は、図5で示したステップST13〜ST15と同様である。
ステップST31において、扉用固定機IDであった場合は、前回受けた固定機IDか否かの判別を行う(ステップST13−2)。前回受けた固定機IDでなければ送信指令カウンタをリセットして(ステップST32)、ID送信を実行し固定機IDを記録し(ステップST14,ST15)、次の送信指令を待つ。ここで、送信指令カウンタは扉用固定機IDについて同一の固定機IDが連続して来た場合にその回数をカウントするためのものである。ステップST13−2において、前回受けた固定機IDであれば送信指令カウンタを1インクリメントして送信指令カウンタが一定値以上になったか否かを判定する(ステップST33,ST34)。ステップST34において、送信指令カウンタが一定値以上であればID送信を行わずに次の送信指令を待つ。ステップST34において、送信指令カウンタが一定値未満であれば、ID送信を実行し固定機IDを記録し(ステップST14,ST15)、次の送信指令を待つ。
以上のような構成とすることにより移動機100aは、扉制御用の固定機200a以外から送信指令を受けた場合はID送信を1回のみ行い、扉制御用の固定機200aから送信指令を受けた場合はID送信を一定回数行う。また、扉制御用の固定機200aでは一定回数以上連続して同じIDを受けた場合のみ外部通信部を通じて扉を開く。
このような構成とすることにより移動機100aを持つ人物が扉制御用の固定機200aの前を入室意思がなく通過した場合と、移動機100aを持つ人物が、入室意思があるために扉制御用の固定機200aの前に立った場合とで、固定機200aにおけるIDの受信回数が異なるために、入室意思がある人と入室意思がない人の識別ができ扉の制御を変えることができる。更に、移動機100aを持った人物が扉制御用以外の固定機200a付近を通過した場合はID送信を1回に抑えることができるためバッテリ消費を抑えることができる。
尚、上記例では、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機として、扉の開閉制御を行う固定機を説明したが、これ以外でも、何かの行為について、普段はロック(制限)しておき、行う意思の確認のために認証を行うような固定機であれば同様に適用可能である。例えば、パソコンをロックしておき、固定機をパソコンに設置し、移動機を所持した者がパソコンの前に着座したときのみパソコンが使用可能になるといった制御にも適用が可能である。
以上のように、実施の形態9の無線認証装置によれば、移動機100aは、任意の固定機のうち、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機からの送信指令に対しては移動機識別情報を所定回数送信し、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機は、連続して所定回数以上同一の移動機100aから移動機識別情報を受信した場合に認証処理を行うようにしたので、特別な構成を付加する必要がなく、移動機100aを持った人物が固定機200aの近くに滞在した場合でもバッテリ消費を低減することができると共に、任意の対象の制限状態を解除するための認証処理を行う固定機は、移動機100aからの移動機識別情報を確実に受け取ることができる。
実施の形態10.
以上の実施の形態では、固定機からの送信指令に応じて移動機がIDを送信するという動作が基本であった。これは、固定機から送信指令を出すことにより、固定機が必要なときに即座に移動機のIDを取得できるという特徴の他、図3中のBにて示される、固定機からの固定機送信範囲内に移動機が存在することが保証される、つまり、固定機の位置が確かならば、移動機はその付近に存在するということで位置が特定できるという特徴を持つ。位置の特定がそれほど重要でない場合、移動機からの送信電波が十分な距離において通信可能であれば、送信指令に応答せず、移動機自らの判断で適宜送信すれば、移動機の存在が十分把握できる。例えば、数秒毎に定期的に移動機が自らIDを送信すれば、付近の固定機が受信することで付近のいずれかに移動機が存在することが可能である。こうすることにより、固定機からの送信指令の周期にかかわらず、移動機は定期的に自らの存在を示すことができ、かつ、固定機付近に移動機が滞留した場合も、以上までの実施の形態で示したような送信方法を取る必要なく、電池消費量が上昇してしまうことを避けることができる。
即ち、実施の形態10では、移動機から送信される移動機識別情報に基づいて認証処理を行う第1の固定機と第2の固定機を備えた無線認証装置であって、第1の固定機は、特定の位置を移動機が通過する際の認証処理を行い、第2の固定機は、移動機の位置を検出するための認証処理を行うよう構成され、かつ、移動機は、第1の固定機から送信された送信指令を受けた場合は、送信指令に対して移動機識別情報を送信し、第2の固定機の送信指令の送信範囲内では、第2の固定機の送信指令とは無関係に定期的に移動機識別情報を送信するようにしたものである。
例えば図11に示すように、ある部屋の部屋入り口401に、電気錠と連動した固定機(第1の固定機)200eを設置、部屋の内部に別の固定機(第2の固定機)200fを設置する。固定機200eに対して移動機100cは送信指令に従ってIDを送信する。部屋の外より、移動機100cを持つ人物が、入り口通過前402、入り口通過後403、部屋内404と移動するとき、入り口付近で固定機200eに対して移動機100cがIDを送信することにより、電気錠を開放、部屋入り口401が通過可能となる。尚、入り口通過前402と入り口通過後403とは、固定機200eの送信指令の固定機送信範囲24の境界付近の位置である。
通過後、部屋内404にて、移動機100cが定期的にIDを送信すれば、固定機200fが受信することにより、部屋の内部に移動機100cが存在することが確かめられる。部屋の内部に移動機100cが滞留したとしても、固定機200fから送信指令を出さない、あるいは、移動機100cが固定機200fからの送信指令を無視するようにしていれば、過剰な送信を避けることができ、バッテリの節減になる。
図12は、固定機200fが送信指令を出さない場合の移動機100cの動作を示すフローチャートである。
移動機100cは、送信指令の受信待ち状態(ステップST12)で送信指令を受けた場合は移動機IDを送信する(ステップST14)。即ち、この場合は、固定機200eからの送信指令であるため移動機IDを送信する。一方、ステップST12において、送信指令を受けない場合は一定時間が経過したかを判定し(ステップST41)、経過した場合は移動機IDを送信する(ステップST14)。即ち、この場合は、移動機100cが固定機200eの固定機送信範囲24に存在しない場合であり、部屋内404の状態であると考えられるため、移動機100cは移動機IDを一定時間毎に送信する。
次に、図13を用いて、固定機200fが送信指令を送出する場合の移動機100cの動作を説明する。
移動機100cは、送信指令の受信待ち状態(ステップST12)で送信指令を受けた場合は、その送信指令は固定機200eからであるか(扉用固定機IDであるか)を判定する(ステップST31)。ステップST31で固定機200eからの送信指令であった場合は移動機IDを送信する(ステップST14)。一方、ステップST31において固定機200eからの送信指令ではなかった場合はステップST12に戻って送信指令の受信待ち状態となる。そして、一定時間が経過した場合(ステップST41)は移動機IDを送信する(ステップST14)。
また、移動機100cが部屋内404に存在する場合にのみ一定時間毎の移動機IDの送信を行う場合の動作を図14を用いて説明する。
移動機100cは、先ず、入室中であるかを判定する(ステップST42)。この判定方法としては例えば次の通りである。固定機200eより暫く送信指令を受け続けると入室と判断する。そして、一定時間後に再度固定機200eより暫く送信指令を受け続けると退室と判断する、といった方法である。
ステップST42において、入室中ではないと判定した場合は、送信指令を受けたかを判定し(ステップST12)、受けていない場合はステップST42に戻り、受けた場合は、その送信指令が固定機200eからであるかを判定する(ステップST31)。ステップST31において、固定機200eからであった場合は移動機IDを送信し(ステップST14)、固定機200eからでなかった場合はステップST42に戻る。また、ステップST42において入室中であると判定した場合は、一定時間毎に移動機IDの送信を行う(ステップST41,ST14)。
更に、図11に示すように、部屋入り口401に人の通過方向を判定可能な通過方向判定センサ501を設置してもよく、これを用いることにより、部屋の内側に入る際に固定機200eより移動機100cに、部屋内に入るため定期的に送信を行うように指示、部屋の外に出る際に同様に移動機100cに定期的な送信を停止するように指示することで、部屋外でのバッテリ消費を更に節減することができる。
尚、通過方向判定センサ501としては、直接的にはカメラで撮影した画像を処理するもの、レーダー式のセンサを処理することにより動物体の移動方向を検出するもの、赤外線センサ、人感センサといった通過検知可能なセンサを複数並べ、センサが反応した順番と、各センサの位置関係から移動方向を検出するもの、あるいは、図8で示したような複数の固定機200b,200c,200dを設置し、同様に移動機をどの固定機200b〜200dで検出できたか、その順番によって移動方向を推定するものなど、様々なセンサで実現が可能である。
以上のように、実施の形態10の無線認証装置によれば、移動機100cから送信される移動機識別情報に基づいて認証処理を行う第1の固定機200eと第2の固定機200fを備えた無線認証装置であって、第1の固定機200eは、特定の位置を移動機100cが通過する際の認証処理を行い、第2の固定機200fは、移動機100cの位置を検出するための認証処理を行うよう構成され、かつ、移動機100cは、第1の固定機200eから送信された送信指令を受けた場合は、送信指令に対して移動機識別情報を送信し、第2の固定機200fの送信指令の送信範囲内では、第2の固定機200fの送信指令とは無関係に定期的に移動機識別情報を送信するようにしたので、移動機100cから送信される移動機識別情報に基づいて認証処理を行う第1の固定機200eと第2の固定機200fを備えた無線認証装置であっても、移動機100cのバッテリ消費を抑えることができる。
実施の形態11.
実施の形態4では、移動機100aで受信した送信指令について、同じ固定機200aからの送信指令であり、かつ前回の送信指令からの間隔が短い場合、移動機100aからの送信を省略することで、移動機100aにおける電力消費量を削減することを行っている。
ここで、図15に移動機100aにおける回路の構成図を示す。移動機100aでは電池、あるいは有線・無線など外部供給による電力を供給するための電源部121から、電流路131を通じて、電波受信部122、電波送信部123、演算処理部124、周辺回路部125に電力を供給している。電波受信部122、電波送信部123、演算処理部124は、各々通信路132を用いて情報通信・処理を行う。尚、電波受信部122は実施の形態4における送信指令受信部101に、また、電波送信部123はID送信部103に、さらに演算処理部124は送信指令記録部102と休止判定部114にそれぞれ対応しているものである。また、周辺回路部125は、移動機100aにおける電波の送受信以外の各種機能を実現するための回路である。
図16にて動作時の移動機100aの電力消費量変化をグラフとして示す。待機電力601は、電波受信部122、演算処理部124、電波送信部123、周辺回路部125にて常に消費される電力である。固定機200aより送信指令701を移動機100aが受信した場合、まず電波受信部122が駆動され、そのときの消費電力が、電波受信部消費電力604である。続いて受信した送信指令701を解析するために演算処理部124が駆動され、そのときの消費電力が点線で示される通常の演算処理部消費電力603である。その後、移動機100aは電波送信部123が駆動され、IDを送信する。このときの消費電力が電波送信部消費電力605である。実施の形態4では2回目以降の送信指令701に対して、時間間隔が短く、同じ固定機200aからのものであれば送信を停止することで図16のように、電波送信部消費電力605を削減することができる。一方で、送信指令701の間隔を演算処理部124がチェックするため、次の送信指令701を受信するまで駆動していることが多く、移動機100aが固定機200aの送信範囲を抜け、送信指令を受信しなくなって暫くして後、演算処理部124が停止する。図16では受信の無い送信指令702の暫く後に通常の演算処理部消費電力603が無くなることを示している。
実施の形態11では、送信指令701の間隔をチェックする移動機100aの演算処理を、固定機200a側で一部実施することにより、通常の演算処理部消費電力603の消費電力を減らすことを実現したものである。
送信指令701の実時間上での間隔を移動機100aにて全て判断する場合、移動機100aが、移動機100a内外を問わず、時計や、水晶振動子などを実時間でチェックし続ける必要がある。ここで、固定機200a側から送信する送信指令701にて、時刻あるいは時刻の代わりとなる情報を同時に移動機100aに通知することにより、移動機100aは直前に通知された時刻情報と比較することで、時間の経過を計算することが可能になる。この手法を用いることにより、演算処理部124は、送信指令701をトリガとして起動し、電波受信処理と、時刻の判断の処理を行うだけで再び停止することが可能になる。このときの消費電力は、図16中の省電力化した場合の演算処理部消費電力602に示される消費電力程度まで減らすことが可能になる。
送信指令701の中に含める時刻情報としては、いわゆる普通の時刻のほか、送信間隔が周期的な(固定である)場合には、送信毎に1ずつ増えるカウンタの値でも要件を満たすことができる。例えば、送信間隔が200msecであることが既知である場合、カウンタの増量に200msecを乗算することで実時間間隔を割り出すことができる。これにより、移動機100aは送信指令701の受信の時点だけ処理をすれば良いため、消費電力は、省電力化した場合の演算処理部消費電力602となり、通常の演算処理部消費電力603との差だけ、消費電力を削減することができる。
このときのフローチャートを図17および図18に示す。起動時には移動機100a内に保持する固定機IDの情報を初期化する(ステップST11)。送信指令を受信するまで待機する(ステップST12)。送信指令を受信(ステップST12)すると移動機100aが保持する固定機IDと照会、もしくは実施の形態6で示したような強制送信指令ではないかを判断する(ステップST13b)。記憶している固定機IDと一致した場合は、さらに送信指令にて通知される時刻情報としてのカウンタの値を調べ、これが直前の送信指令時に受け取ったカウンタの値より一定数値以上経っているかどうかを判断する(ステップST41a)。これが一定数値に達していない場合、再び、送信指令を待つ(図17に示す動作の場合)。もしくは、図18に示す動作の場合、ステップST41bにおいて、直前の送信指令時に受け取ったカウンタの値より一定数値以上経っているかどうかを判断し、一定数値に達していない場合は、固定機IDと通知されたカウンタの値を記憶する(ステップST15b)。
再び送信指令を待つ場合(図17に示す動作の場合)、記憶されているカウンタの値が更新されないため、連続して送信指令を受信している場合でも、一定時間が経過すれば、記憶されているカウンタの値と送信指令のカウンタの値の差が大きくなるため、再度ID送信を行う。即ち、ステップST41aの判定処理において“YES”となり、ステップST14においてID送信が行われる。一方、固定機IDと通知されたカウンタの値を記憶する場合(図18に示す動作の場合)、カウンタの値が更新され続け、連続して送信指令を受信している場合には、記憶しているカウンタの値と送信指令のカウンタの値の差が一定以上大きくならないため、送信指令を連続して受信し続けている間はID送信が行われない。ステップST41bにおいて前回受信した送信指令から所定時間以上経過している場合はステップST14に移行してID送信が行われる。
これら図17に示す動作と図18に示す動作は、本装置の管理者の運用ポリシーや運用条件等に基づいて選択される。また、ステップST13bにおいて、記憶されている固定機ID以外であった場合や強制送信指令であった場合は、ID送信を実行し(ステップST14)、その後、固定機IDと通知されたカウンタの値を記憶し(ステップST15b)、ステップST12へと戻る。
ここで、ステップST13bにて、固定機ID毎にカウンタ値を記憶する機構にて、この記憶を複数持つことにより、図8の移動機100bのように複数の固定機から送信指令を受ける場合でも各々の固定機に対して、同様の動作を行うことができる。
以上のように、実施の形態11の無線認証装置によれば、固定機200aは、固定機識別情報と時刻情報を出力し、移動機100aは、任意の固定機200aより時刻情報と固定機識別情報を受信した場合、固定機識別情報に関連付けられた時刻情報が存在するか判定し、存在しない場合は、受信した時刻情報と固定機識別情報とを関連付けて記憶すると共に、存在した場合は、固定機識別情報に関連付けて記憶された時刻情報の時刻と受信した時刻情報の時刻とを比較し、これら時刻の間隔が予め定められた値より離れていた場合にのみ、移動機識別情報を送信するようにしたので、演算処理部124を積極的に停止させることが可能になり、実施の形態4に比べさらにバッテリ消費を低減することができる。また、移動機100aは、予め決められた時間が経過すればID送信を必ず行うため、例えば、一旦、ID送信を行って扉を開錠した後に施錠され、その状態で再度扉を開錠したい場合等でも予め決められた時間が経過すればID送信が行われて開錠することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、実施の形態11の無線認証装置によれば、固定機200aは、固定機識別情報と時刻情報を出力し、移動機100aは、任意の固定機200aより時刻情報と固定機識別情報を受信した場合、固定機識別情報に関連付けられた時刻情報が存在するか判定し、存在しない場合は、受信した時刻情報と固定機識別情報とを関連付けて記憶すると共に、存在した場合は、固定機識別情報に関連付けて記憶された時刻情報の時刻と受信した時刻情報の時刻とを比較し、これら時刻の間隔が予め定められた値より離れていた場合は、移動機識別情報を送信し、時刻の間隔が予め定められた値以内であった場合は、受信した時刻情報で固定機識別情報と関連付けて記憶されている時刻情報を更新するようにしたので、演算処理部124を積極的に停止させることが可能になり、実施の形態4に比べさらにバッテリ消費を低減することができる。
実施の形態12.
図3にて、固定機200aより定期的に送信指令を行い、これを受信した移動機100aが移動機識別情報を送信する。このため、固定機200aの固定機送信範囲20に入った移動機100aは移動機識別情報を送信する。固定機200aがいずれかの扉の開錠動作に連動している場合、扉を通行したい移動機100aの所有者については移動機識別情報を送信することにより、扉を開錠し、通行することが可能になるため、有益である。しかし、扉の通行意思はなく、偶然固定機200a付近を通行した移動機100aについても移動機識別情報が送信されてしまい、この送信電力については無駄になり、また、無用に開錠されるためセキュリティ上も好ましくない。
そこで、実施の形態12では、固定機200aに対して扉通行の意思表示があった場合に初めて固定機200aより送信指令を送信することにより、扉の通行意思の無い、付近を通行しただけの移動機100aに送信指令を出さず、移動機識別情報の無駄な送信を避けることで、消費電力を削減することを可能にする。
固定機200aに対する通行の意思表示方法については、次のような手段が考えられる。固定機200aそのものに付属する、あるいは固定機200aに通知・通信可能な有線・無線のリモートコントローラに付属するボタン等のスイッチ類、あるいは検知範囲が狭く(例えば50cm未満)、人の接近程度には反応せず、手かざしといった動作に反応するセンサ(光学式、赤外線、超音波方式など)を用意し、これらのボタン押しやセンサに対する反応があった場合に認証を希望する意思があったと判定する。即ち、固定機200aに対して、固定機200aそのものに設けられた操作の検知部や、手かざし動作等を検知する非接触検知手段や、移動機100a側からの操作での認証意思の通知を受ける検知部からなる認証意思検知手段を設けるものである。
無線のリモートコントローラの例としては、移動機100aが持つボタン(他スイッチ類)を押され、移動機100aよりボタンが押された旨の通知が固定機200aに送信されるなど、固定機200aに通信可能な機器がリモートコントローラの一種と考えられる。
図19にて、このときの動作のフローチャートを示す。固定機200aより送信指令を定期的に送信するということは行わずに、まず、上記固定機200aに対して通行の意思表示が可能な機器への操作、例えば固定機200a搭載のボタンやセンサへの反応があった場合や、移動機100aのボタン押しがあった場合(ステップST51)に初めて固定機200aより送信指令を行う(ステップST52)。送信指令を受信した移動機100aは移動機識別情報を改めて送信する(ステップST14a)。
こうすることで、不必要に移動機100aから移動機識別情報を送信しないため、固定機200a付近の通行による無駄な消費電力の増加を抑えることができ、かつ、固定機200a側も、送信指令を必要最小限に抑えることができるので、送信に係る電力を削減することができる。
このときに、非接触センサを採用する場合、50cm未満の手かざし動作を検知できる程度のセンサを用いることが必要である。[発明が解決しようとする課題]でも述べたように、人の存在を検知する人感センサでは扉への通行意思の有無に関わらず付近を通行するだけで反応してしまうため、真に扉を通行する意思のある人のみに反応して、送信指令を出すことが難しくなる。よって、運用可能な範囲でできるだけ検知距離が短いセンサを用いることにより、例えば50cm以内の手かざし動作を、必要があって扉へ接近しているものと解釈し、通行意思が有ると判別する。特に、人通りが多い通路や、固定機送信範囲20を避けて通行が困難なほど狭い通路に固定機200aを設置する場合に有効である。
以上のように、実施の形態12の無線認証装置によれば、固定機200aに設けられた検知部への直接操作または非接触検知手段への操作か、移動機100a側での操作により固定機200aに伝達される情報かに基づいて、認証を希望する意思を固定機200a側で検知するための認証意思検知手段を任意の固定機200aに設け、任意の固定機200aは、認証意思検知手段で、認証を希望する意思を検知した場合にのみ送信指令を送信するようにしたので、固定機200aは通常は送信指令の送信を停止しており、固定機200aに通行意思を示した場合にのみ送信指令を出力することで、移動機100aにおける不要な移動機識別情報の通信を避けることができ、移動機100aや固定機200aの不要な送信電力を削減することが可能になる。
実施の形態13.
実施の形態12において、不要な移動機識別情報の通信を極力避けることは可能であるが、複数の移動機100a所有者が付近に同時に存在した場合は、不要であったとしても移動機識別情報の通信を避けることは難しい。
実施の形態13では、固定機200aへの通行意思の通知があった場合、固定機200aより特定の移動機100aを指定して送信指令を送信することで、付近に通行意思とは無関係の移動機100aが存在した場合にも、これらとの通信を避けるようにしたものである。即ち、実施の形態13では、固定機200aは、移動機100aからの情報に基づいて、移動機100aが認証を希望する意思があり、かつ、認証を許可されているか否かを判別する認証判別手段を備え、この認証判別手段で認証を希望する意思があり、かつ、認証が許可されている移動機100aと判定した場合にのみ、その移動機100aを指定して送信指令を送信するようにしたものである。
移動機100aを特定する方法については、まず第1の例として、実施の形態12にて説明した固定機200aへの通行意思を示すための、センサやボタン操作に特定の移動機100a、あるいは移動機100a群を割り付ける方法がある。例えば、セキュリティ上、厳格な管理が必要な部屋へ入るための扉において、この扉に設置されている固定機200aについては、実施の形態12に示している、いずれかの通行意思表示を行った場合、この部屋への入室が許可されている複数の移動機100aに対してのみ送信指令を送信するといった方法がある。
次に第2の例として、移動機100aのボタンを押すことで通行意思を固定機200aに対して示す。移動機100aのボタンを押した時点で、移動機識別情報を送信することで、固定機200aは通行意思がある移動機100aを特定することができる。この送信されてきた移動機識別情報を用いて、特定の移動機100aだけを指定して、送信指令を送信することにより、固定機200aと移動機100aは1対1で通信を行うことが可能になる。よって、真に通行意思のある移動機100aのみ通信することが可能になり、他の移動機は不必要な通信を強いられることがなくなり消費電力を抑えることができる。
図20にて、このときの動作のフローチャートを示す。固定機200aより送信指令を定期的に送信するということは行わずに、固定機200aに対して通行の意思表示が可能な機器への操作、例えば移動機100aのボタン押しがあった場合(ステップST51)に初めて固定機200aよりその移動機100aを指定して送信指令を行う(ステップST52a)。送信指令を受信した移動機100aは移動機識別情報を改めて送信する(ステップST14a)。
また、実施の形態12では、移動機100aを携帯しない人物が、移動機100aではなく、固定機200a側に直接通知が可能なセンサ、ボタンなどを利用して送信指令を送信させることにより、付近を通行した他人の所持する移動機100aに移動機識別情報を通信させ、扉を開錠させる、いわゆるなりすましが可能であり、セキュリティ上の観点では弱い側面がある。一方、実施の形態13では、移動機100aから事前に移動機識別情報を送信し、この移動機識別情報を用いて特定の移動機100aのみに送信指令を送信する場合、他者のなりすましは不可能であり、セキュリティ上堅牢となる効果も得ることができる。
また、移動機100aから固定機200aまでの通信距離は固定機送信範囲20に比べて長いため、固定送信範囲20内に到達する前に移動機100aにてボタンを押し、固定機200a側では移動機100aが固定機送信範囲20内に到達するまで、定期的に送信指令を送信することで、移動機100aが固定機送信範囲20に到達したと同時に扉を開錠することができる。固定機200aに設置のセンサ、ボタン等を操作する場合は固定機送信範囲20内に到達したのちの開錠操作となるため、通常の使用感覚とは異なるが、移動機100aのボタンを使用する場合は、通常の使用同様の感覚で扉を開錠することができる。
以上のように、実施の形態13の無線認証装置によれば、固定機固定機200aは、移動機100aからの情報に基づいて、移動機100aが認証を希望する意思があり、かつ、認証を許可されているか否かを判別する認証判別手段を備え、認証判別手段で認証を希望する意思があり、かつ、認証が許可されている移動機100aと判定した場合にのみ、その移動機100aを指定して送信指令を送信するようにしたので、実施の形態12の無線認証装置において、固定機200aからの送信指令を特定の移動機100aに限定することにより、同時に同じ場所に存在した無関係の移動機100aへの通信を避けることができ、実施の形態12に比べて移動機100aの不要な送信電力消費を避けることができ、かつ、セキュリティも向上させることが可能になる。
実施の形態14.
図3にて、送信指令を固定機200aより送信後、扉を開錠したとき、送信指令を停止してしまうと、扉開錠中に他の移動機100aが接近、通行したとき、これら後より扉を通行した他の移動機100aについては、これらの通行を固定機200aが知ることはできない。よって開錠中においても扉の通行を管理したい場合、開錠中でも送信指令を送信し続ける運用が必要になる。実施の形態12でも述べたように、固定機200aの設置箇所によって、付近の通行者が多い場合など、移動機100aとの不要な通信を避けるために、固定機送信範囲20を狭く設定する場合がある。この例を図21に示す。固定機送信範囲25のように送信範囲を狭く設定することで、移動機100dとの不要な通信を避けるように設置された例を図示している。
固定機200gは間口の広い扉405に関連付けられ、通行可能な移動機100dが固定機送信範囲25を通過すると扉405を開錠する。このとき、固定機傍の通行者406は固定機送信範囲25を通過するため、この通行を固定機200gは知ることができる。一方で扉を挟んで固定機反対側の通行者407は固定機送信範囲25を通過しないため、先の固定機傍の通行者406によって扉405が開錠された直後に同扉405を通行すると、固定機200gは固定機反対側の通行者407を知ることができない。よって、扉405開錠時に固定機200gの送信範囲を、固定機送信範囲26となるように拡大することで、固定機反対側の通行者407が固定機送信範囲26を通過できるため、固定機200gがこの通行を知ることが可能になる。また、後続に固定機傍の通行者406が現れた場合、固定機送信範囲25から固定機送信範囲26へと拡大したことで、移動機100dが固定機200gと通信可能な範囲が増えることで、電波の乱れなどによる通信の失敗が発生した場合も再度通信を行う機会が増え、通行の見逃し率の低減効果を得ることができる。
なお、固定機送信範囲25と固定機送信範囲26を切り替える手段としては、固定機の送信電力を変化させる、あるいはアンテナを切り替えることで可能である。送信電力を変化させる手段としては、アンテナへの送信電圧を上下させる、送信電流を上下させることが可能で、直接これら電圧、電流を変化させる他、固定機200gのアンテナに接続される抵抗を切り替える機構を用いることで実現できる。アンテナを切り替える手段としては、特性の異なるアンテナを複数用意するか、1つのアンテナの特性を異なるものとする回路を用意し、これらへの通電を切り替えることで実現できる。アンテナは、形状、大きさのほか、アンテナの内部の巻線の数、芯の素材や大きさ、コンデンサ、接続する抵抗を変化させることで特性を異なるものとすることができる。
以上のように、実施の形態14の無線認証装置によれば、固定機200gから送信される送信指令を受信した場合に移動機識別情報を送出する移動機100dを備え、固定機200gにおける移動機識別情報の認証結果に基づいて扉405の施錠と開錠を制御する無線認証装置において、固定機200gは、固定機200gが制御する扉が施錠状態のときの送信指令の送信範囲25よりも開錠状態のときの送信指令の送信範囲26の方が広くなるよう制御するようにしたので、扉405付近の通行者に対して、施錠時には不要な移動機識別情報の通信を避けることができ、開錠時には間口の広い扉405であっても通過する移動機100dの見逃しを防ぐことができる。
実施の形態15.
実施の形態4にて、図3のB行程にて、移動機100aより移動機識別情報を送信後に扉が施錠した場合、固定機送信範囲20の内側に移動機100aが存在し続ける限り、移動機識別情報を再度送信することはないため、扉が開錠されることはない。例えば、開き扉において、ダンパー機構を所有することにより、自閉動作を行う扉は一般的であり、多く存在する。このような自閉機構を持つ扉において、他者により開かれた扉に接近し、固定機送信範囲20に到達し、移動機識別情報を送信後、直近にて扉が閉まり、施錠するような場合がある。他に、自ら固定機送信範囲20に到達、移動機識別情報を送信することで扉を開錠、扉を通過し、通過直後扉の直近で停止、扉が閉まった後に、再度扉を開こうとした場合(例えば、一旦扉を通過したが通過直後に忘れ物等に気付き、直ぐに戻りたいといった場合)でも、扉は施錠されて閉まっており、通過ができないことになる。
このような場合において、実施の形態4に従えば、移動機100aが再度扉を開錠するためには、固定機送信範囲20を脱出後、しかるべき時間を経過して後、再度固定機送信範囲20に入る必要があり、利便性に欠けることになる。即ち、図5のフローチャートに沿って説明すれば、移動機100aは、一度ID送信を行った後、ステップST12において、固定機200aから定期的に送信指令を受けていても、その送信指令の固定機IDは同一であるため、ステップST13の判定は“NO”であり、ステップST14において再度のID送信は実行されない。そのため、ステップST13において前回とは異なる固定機IDと判断されるためのしかるべき時間が経過してから再度固定機送信範囲20に入る必要がある。
実施の形態15では、上記のような場合において、実施の形態12にて示したセンサに反応させる、あるいはボタンを押した際に、実施の形態6に示される強制送信指令を固定機200aより送信する。これにより、固定機送信範囲20内に存在する移動機100aより移動機識別情報の再送信を促すことができるため、移動機100aの再認識による扉の再開錠操作を簡便に行うことが可能になる。
以上のように、実施の形態15の無線認証装置によれば、固定機200aに設けられた検知部への直接操作または非接触検知手段への操作か、移動機100a側での操作により固定機200aに伝達される情報かに基づいて、認証を希望する意思を固定機100a側で検知するための認証意思検知手段を任意の固定機200aに設け、任意の固定機200aは、送信指令を所定の周期で送信すると共に、認証意思検知手段で、認証を希望する意思を検知した場合は、送信指令とは無関係に強制送信指令を送信し、移動機100aは、強制送信指令を受けた場合、無条件で移動機識別情報を送信するようにしたので、固定機送信範囲20内にて通行意思が示された場合に、扉の再開錠操作を簡便に行うことができる。
実施の形態16.
通行を管理したいシステムにおいて、複数の通行箇所(扉)が存在する場合、これらの条件が異なることもある。例えば、正面玄関では、十分に広い空間が確保できるため、実施の形態12に示すようなセンサやボタン操作は不要であるが、内部にて事務所に入るための扉付近などでは十分にスペースが確保できないため手かざし動作に反応するセンサを用いて実施の形態12を実施することが必要、また、事務所内にて機密情報を保管するための小部屋が存在する場合は、実施の形態13の実施が必要になるなど、同一の建物(システム)内においても、要求される条件が異なることが多い。
よって、実施の形態16では、第1に、実施の形態12にて示した手かざし動作に反応するセンサを有する構成と、第2に実施の形態13にて示された移動機のボタンを有する構成と、第3にセンサやボタンの操作を行わない、すなわち、実施の形態1から実施の形態11のいずれかの構成の三つの構成において、これら三つの構成を同時に含む固定機および移動機を用意することで、複雑な構造の建物全体においても運用することが可能になる。
以上のように、実施の形態16の通行管理システムによれば、複数の通行箇所にそれぞれ設置された複数の無線認証装置により、複数の通行箇所の通行を管理する通行管理システムにおいて、複数の無線認証装置として、実施の形態1から実施の形態13のうちのいずれかに記載された無線認証装置を含むようにしたので、同一システム内において異なる条件を同時に満たす必要がある場合においても対応が可能になる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
20,21,22,23,24,25,26 固定機送信範囲、100,100a,100b,100c,100d 移動機、101 送信指令受信部、102 送信指令記録部、103 ID送信部、104,114 休止判定部、104a 送信指令カウンタ、104b タイマ、105 休止・起動実行部、106 起動指示ボタン、121 電源部、122 電波受信部、123 電波送信部、124 演算処理部、125 周辺回路部、131 電流路、132 通信路、200,200a,200b,200c,200d,200e,200f,200g 固定機、201 送信指令送信部、202 送信受信制御部、203 ID受信部、204 ID認証部、205 外部通信部、300 上位システム、401 部屋入り口、402 入り口通過前、403 入り口通過後、404 部屋内、501 通過方向判定センサ、405 扉、406 固定機傍の通過者、407 固定機反対側の通過者、601 待機電力、602 省電力化した場合の演算処理部消費電力、603 通常の演算処理部消費電力、604 電波受信部消費電力、605 電波送信部消費電力、701 送信指令、702 受信のない送信指令。

Claims (5)

  1. 固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機を備えた無線認証装置において、
    前記移動機は、受信間隔が所定時間以内の前記送信指令を所定回数以上受信した場合は、当該移動機を休止させる休止手段と、前記移動機が休止状態にある場合、当該休止状態を動作状態に復帰させる復帰手段とを備え、
    前記休止手段は、前記所定時間以内に前記送信指令を受信しなかった場合には、前記送信指令を受信した回数をリセットすることを特徴とする無線認証装置。
  2. 前記休止手段は、前記移動機の電源供給を行うためのバッテリの電圧が所定値以下に低下した場合に休止状態とすることを特徴とする請求項1記載の無線認証装置。
  3. 固定機からの送信指令を受信した場合に、移動機識別情報を送出する移動機を備えた無
    線認証装置において、
    前記移動機は、受信間隔が所定時間以内の前記送信指令を所定回数以上受信し、前記移動機の電源供給を行うためのバッテリの電圧が所定値以下に低下した場合は、当該移動機を休止させる休止手段と、前記移動機が休止状態にある場合、当該休止状態を動作状態に復帰させる復帰手段とを備えた無線認証装置。
  4. 前記復帰手段は、所定の操作を受けた場合は、移動機識別情報を送出させることを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の無線認証装置。
  5. 複数の通行箇所にそれぞれ設置された複数の無線認証装置により、前記複数の通行箇所
    の通行を管理する通行管理システムにおいて、
    前記複数の無線認証装置として、少なくとも請求項1から請求項のうちのいずれか
    1項記載の無線認証装置を含むことを特徴とする通行管理システム。
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