JP5578638B2 - 遊技機試験装置、この装置の設定方法、コンピュータプログラム - Google Patents

遊技機試験装置、この装置の設定方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の試験を行うための技術に関する。
パチンコ遊技機(以下、本願明細書ではこれを、単に『遊技機』という場合がある。)がパチンコホール等の一般店舗で使用される前に、それがどのような特性を有するかということについての試験が必要な場合がある。
この試験は、例えば、ある遊技機を使用した場合における始動口入賞個数、始動口特別図柄回数、大当たり回数、大当たり回数といった様々な種類の試験データの入手を目的とするものである。
このような試験データは、遊技機を製造する製造メーカーが開発した遊技機の客単価やその他の稼動データを確認する際に有効であり、遊技機を購入する側の一般店舗が遊技機の購入の判断を行ったり、遊技機の品質管理を行ったり、或いは営業の指針を決定したりすることに応用できる。また、このような試験データは、製造メーカーが遊技機を開発する際に参考にすることができる。したがって、上述のデータは、様々な用途で非常に利用価値が高い。
特許文献1には、遊技機の試験を、遊技機への改変を最小に抑えた状態で、且つ無人で行うようにするための技術が開示されている。
特開2007−14507号公報
遊技機の試験は、特許文献1にもあるように、遊技機試験装置を遊技機に接続して行う。遊技機試験装置には、遊技機から送られる試験データを受信するために複数の入力端子が設けられており、これらの入力端子が遊技機に設けられる複数の出力端子に接続される。
遊技機に設けられる複数の出力端子は、遊技機毎に形状や数、配置等が様々に異なっている。遊技機の各出力端子からは、各々決まった種類の試験データが出力される。遊技機試験装置に用意される入力端子には、決まった種類の試験データが入力される。そのために、同じ種類の試験データが、出力される出力端子と入力される入力端子とを接続しなければならない。
遊技機の出力端子と遊技機試験装置の入力端子とは、それぞれが複数用意されているために、接続が複雑になりがちである。さらに、遊技機毎に、同じ試験データを出力する出力端子の形状、位置等が異なるために、接続に手間がかかり、接続の間違いや試験の準備に時間がかかる等の問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、遊技機と遊技機試験装置との接続を容易にするための技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する本発明の遊技機試験装置は、遊技機による試験の結果であり1以上の種類がある試験データを入力可能な1以上の入力端子を有している。この遊技機試験装置は、遊技機を識別するための機種データ及び前記入力端子にどの種類の試験データが入力されるかを指示する指示データが入力可能な入力手段と、前記機種データに対応して、この機種データで識別される当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが記録される記録手段と、前記入力手段から所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して前記指示データの入力を促し、これに応じて、所定の入力端子に対して前記入力可能データに含まれるいずれかの種類の試験データの入力を指示する前記指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する処理手段と、を備える。
本発明の遊技機試験装置は、遊技機から出力される試験データの種類を、遊技機毎に予め入力可能データとして保持している。そのために、遊技機を識別するための機種データが入力されることで、当該遊技機から出力される試験データの種類が判別する。また、入力端子が、どの種類の試験データでも入力できるようになっている。
そのために遊技機を識別後、当該遊技機から出力される試験データの種類が入力可能データにより判別すると、判別した種類の試験データが入力可能なように、入力端子を設定できる。
このように入力端子にどの種類の試験データでも入力できるようになっているので、遊技機の出力端子と遊技機試験装置の入力端子との接続時に、従来のようにどの出力端子とどの入力端子を接続しなければならないかを考慮する必要がない。そのために、接続が簡略化されて、接続の間違いを減らし、試験の準備が迅速に行えるようになる。
この遊技機試験装置は、例えば、前記処理手段が、前記入力手段から、前記入力可能データに含まれない種類の試験データの所定の入力端子への入力が指示されると、当該試験データの種類が入力可能なように当該入力端子を設定するようになっていてもよい。このような構成では、例えば遊技機から入力可能データに含まれない種類の試験データが出力可能になった場合でも、当該試験データの種類を入力することができる。また、この場合、前記記録手段に記録される前記入力可能データは、変更可能であれば、前記処理手段が、前記入力手段により指示された前記試験データの種類を、当該入力可能データに追加できるようにして、入力可能データを更新してもよい。
本発明の遊技機試験装置の設定方法は、遊技機による試験の結果であり1以上の種類がある試験データを入力可能な1以上の入力端子を有するとともに、遊技機を識別するための機種データに対応して、当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが記録された記録手段を備えた装置により実行される方法である。この方法では、前記装置が、所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して、当該遊技機から出力される試験データの種類を提示する段階と、提示された試験データの種類のいずれかを所定の入力端子に入力することを指示する指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する段階と、を含む。
本発明のコンピュータプログラムは、遊技機による試験の結果であり1以上の種類がある試験データを入力可能な1以上の入力端子を有するコンピュータに、遊技機を識別するための機種データ及び前記入力端子にどの種類の試験データが入力されるかを指示する指示データが入力可能な入力手段、前記機種データに対応して、この機種データで識別される当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが記録される記録手段、前記入力手段から所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して前記指示データの入力を促し、これに応じて、所定の入力端子に対して前記入力可能データに含まれるいずれかの種類の試験データの入力を指示する前記指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する処理手段、を形成するためのコンピュータプログラムである。
上記のような本発明により、遊技機試験装置の入力端子に入力される試験データの種類を様々に設定できるので、遊技機と遊技機試験装置の接続が容易になる。そのために、接続の間違いを減らし、試験の準備時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、パチンコ遊技機1に本発明の遊技機試験装置2を接続した場合の概略的な構成図である。
<遊技機の構成>
遊技機1は、必ずしもそうである必要はないが、一般店舗で使用されている市販のパチンコ遊技機である。その概略的な構成について説明する。
遊技機1は、遊技盤10を有する。遊技盤10は、パチンコ遊技が実行される部分であり、ガラス板と、その背後にある多数の釘が打設された盤面とを有している。遊技盤10には、スタートチャッカ10Sが設けられている。この遊技機1では、スタートチャッカ10Sに玉が入った場合に、抽選が行われるようになっている。
遊技機1では、スタートチャッカ10Sに玉が入る度に抽選が行われるようになっているが、抽選が行われているときにスタートチャッカ10Sに玉が更に入ると、現在行われている抽選が終了した後に抽選が行われる権利が所定の制限回数まで保留されるようになっている。この実施形態では、かかる制限回数は、必ずしもこの限りではないが4回とされている。スタートチャッカ10Sに玉が入った場合に抽選を行う機構、抽選を行う権利を保留するための機構はいずれも、一般的な遊技機1で普通に用いられているものであるため、その説明を省略する。
なお、遊技機1の背後には、スタートチャッカ10Sに玉が入った場合に、スタートチャッカ10Sに玉が入ったことを示す信号であるチャッカ信号を出力するための出力端子が備えられているが、その図示は省略する。
遊技機1は、また、上皿12と下皿13とを有している。
上皿12は、凹部121を有している。凹部121は、図面の右側に向かって細くなるようなテーパーを有しており、図1における左から右方向にかけて下り傾斜を有するようにされている。また、凹部121の右端近辺の幅は、玉の直径と略同じ幅となるようになっている。
凹部121の左端には、凹部121に臨むようにして賞球排出口122が設けられている。賞球排出口122は、遊技の結果生じた賞球を上皿12に導く開口である。賞球は遊技機1の内部から、賞球排出口122を介して上皿12に排出される。上皿12の凹部121の図1における右端には、孔123が設けられている。この孔123は、案内路124に連通している。案内路124は、略玉一つ分の直径を有する、この実施形態では鉛直方向に伸びる縦孔である。
このような上皿12の構成により、賞球排出口122を介して上皿12の凹部121に排出された玉は、凹部121の傾斜により、凹部121の内部を図1における左側から右側に転がっていき、凹部121の右端近辺の細くなった部分で一列に整列し、孔123から案内路124の中に順に落ち込んでいく。
案内路124は、その下端で、遊技機1に内蔵されている発射機構14と接続されている。発射機構14は遊技盤10に玉を発射する装置である。発射機構14は、案内路124から導かれた玉を、それが駆動状態にあるときには一発ずつ遊技盤10に発射する。なお、遊技機1の発射機構14は一般的に、1分間に100発の玉を発射できるようになっている。発射機構14は、遊技機1正面の右下部分に設けられているハンドル15の操作により、案内路124を経て発射機構14に導かれた玉の発射を行うオン状態と、玉の発射を行わないオフ状態を切換えられるようになっている。
ハンドル15は、ドアノブ状の形状とされ、且つ図1のRの方向にある程度の角度まで回転させられるようになっている。また、ハンドル15は、電極15Aを備えている。電極15Aは、ハンドル15の裏側(遊技盤10寄り)に設けられている。
ハンドル15は、それを図1のRの方向に基準位置(初期位置)から所定の角度以上回転させ、且つ上述の電極15Aをアースさせたときに、発射機構14を玉の発射を行うオン状態とするように構成されている。ハンドル15を図1のRの方向に基準位置から所定の角度以上回転させる、ハンドル15の電極15Aをアースさせる、という2つの条件のいずれかが満たされなくなった場合には、発射機構14は玉の発射を行わないオフ状態となる。
下皿13は、箱状、この実施形態では略直方体形状の箱状に形成され、上側が開口となっている。下皿13は、上述する上皿12と連通路131で結ばれている。連通路131は、賞球排出口122と、遊技機1の内部で連結されている。上皿12の凹部121に玉が多くあるために賞球排出口122から上皿12の凹部121に排出し切れなかった賞球が発生した場合、上皿12に排出し切れなかった賞球は、連通路131を介して下皿13に導かれるようになっている。
下皿13の下方(この実施形態では、下面)には、落下孔132が設けられている。この落下孔132は、一般的には、遊技者の操作によって開閉自在になっているが、この実施形態では開放されたままの状態を維持するようになっている。
遊技盤10の最下方には、外れ玉取入口11がある。遊技盤10で行われた遊技の結果、いずれの入賞口にも入らずに遊技盤10の最下方に至った玉は外れ玉となり、外れ玉取入口11から遊技盤10の内部に取込まれる。外れ玉取入口11は、遊技盤10の裏面(図1における紙面の奥側)に開けられた外れ玉排出口(図示せず)に、外れ玉移送管(図示せず)によって接続されている。外れ玉移送管には、外れ玉取入口11から外れ玉排出口に向かう僅かな下り傾斜が与えられており、それゆえ外れ玉取入口11に入った外れ玉は、外れ玉排出口に向かって重力に引かれて外れ玉移送管内を転がり落ちていく。
なお、遊技盤10には、図示を省略するが、入賞口(そこに玉が入った場合、遊技上、遊技者に有利な事象が発生するようにされた玉の入口。)が、大抵の場合複数設けられている(上述したスタートチャッカ10Sも入賞口の1つである。)。これら入賞口と、外れ玉排出口は、図示を省略の管で連結されており、入賞口に入った玉も、外れ玉移送管内を外れ玉排出口に向けて移動するようになっている。
遊技機1の背面側には、図示を省略の賞球補給口が設けられている。賞球補給口は、上述の賞球排出口122と所定の管(一般的には、蛇腹管である。)と結ばれている。賞球は、賞球補給口から遊技機1に入り、所定の管を通って賞球排出口122から出ることになる。
遊技機1には、一般店舗における営業時と同様に上皿12に図示しない玉貸し機及び賞球排出口122から玉を供給し、入賞口及び外れ玉取り入れ口11から玉を排出するようにしてもよいが、特開2007−160020号公報に記載される遊技機補助装置を用いて、遊技機補助装置及び遊技機1で玉を循環させるようにしてもよい。遊技機補助装置を用いることで、遊技機1が独立して遊技を実行できるようになり、一般店舗のように玉貸し機を用いる場合よりも小規模に構成できる。
遊技機1には、各種センサが遊技時の玉の通過経路に設けられており、外れ玉数、入賞玉数、貸し玉数等が検出される。
遊技機1は、試験の結果得られる試験データを出力するための出力端子16を、通常は遊技者からは目視できない位置に備えている。図1では、出力端子16が6個用意されているが、端子数、形状、各出力端子16から出力される試験データの種類等は、遊技機1の機種によって異なる。
<遊技機試験装置の構成>
遊技機試験装置2は、入出力装置20及び本体30を備えている。なお、この実施形態では、入出力装置20と本体30とを別構成として説明するが、これらは一体に構成されていてもよい。図2は、遊技機試験装置2の詳細な構成図である。
入出力装置20は、ディスプレイ部21及び操作パネル22を有している。試験者は、ディスプレイ部21の表示画面を見ながら操作パネル22を操作して、試験条件等の入力、試験の開始、終了の指示などを行う。
ディスプレイ部21は、例えばLCD(Liquid Colord Display)で構成され、遊技機1の試験の際に試験条件等の設定を行うための設定画面、試験結果を表す結果画面等の表示が行われる。
操作パネル22は、試験を終了するための終了ボタン221、試験の一時停止/解除を行うための一時停止/解除ボタン222、ディスプレイ部21の表示画面内でカーソルを移動させるための矢印ボタン223、224、225、226、ディスプレイ部21の表示画面で選択した項目を確定するための確定ボタン227、ディスプレイ部21の電源のオン/オフ操作を行うための電源ボタン228を備えている。
また、操作パネル22には、電源がオンの状態であることを表す電源表示灯229が設けられる。電源表示灯229は、電源がオンのときに点灯し、オフのときに消灯する。
本体30には、電源スイッチ31及び電源表示灯33の他に、遊技機1から試験データが入力される複数の入力端子CN1〜CN12、遊技機1の試験の際に用いられる各種センサ(図示せず)からの信号が入力されるセンサ入力端子SI、電源供給のためにDCアダプタ(図示せず)が接続される電源端子DCが設けられる。入力端子CN1〜CN12は同じ形状であり、その設定は、試験者によってある程度自由に変更可能になっており、どの種類の試験データでも設定次第で入力可能になっている。センサ入力端子SIには遊技機1に設けられる各種センサから、外れ玉数、入賞玉数、貸し玉数等の試験データが入力される。入力端子CN1〜CN12が、試験者によって種類の試験データが入力されるかが変更可能になっているのに対し、センサ入力端子SIは、入力される試験データの種類が固定されている。
また本体30は、I/Oインタフェース部320、メモリ部321、及び処理部322を有する制御装置32を内蔵している。制御装置32は、I/Oインタフェース部320、メモリ部321、及び処理部322をハードウェアとして備えていてもよいが、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/Oインタフェースを備えて、本発明のコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより、ソフトウェア的に実現してもよい。
I/Oインタフェース部320は、入力端子CN1〜CN12による遊技機1の出力端子16との間のインタフェース制御、センサ入力端子SIによる各種センサとの間のインタフェース制御、及び入出力装置20との間のインタフェース制御を行う。入力端子CN1〜CN12と遊技機1の出力端子16との間のインタフェースは、送受信される試験データの種類に応じて変更可能になっている。
メモリ部321は、本体30で行う各種処理を実行するために必要な各種データ、プログラムの他に、図3に示すような、遊技機1を識別するための機種データ毎に当該遊技機1の出力端子16から出力される試験データの種類を表す入力可能データが記録される。入力可能データで表される試験データの種類は、入力端子CN1〜CN12に入力可能な試験データの種類を表している。なお、図3では、機種データが、遊技機メーカー、機種、機種名を含んでおり、これらにより遊技機1を識別している。
試験データの種類には、例えば、始動口入賞個数、始動口特別図柄回数、普通電動役物入賞口、大当たり回数(役物連続作動中)、確率変動回数(役物連続作動中、特別図柄抽選)、賞球数(台側セーフ個数)、時短(大当たり信号含む)、大入賞口(入賞個数)、羽物入賞口、V通過(1個単位)、役物回数(役物連続動作未動作時の大入賞口開放数)、作動回数(役物連続動作中の第2種特別電動役物動作回数)、始動口追加、等がある。
図3の例では、入力可能な試験データの種類の例として、始動口入賞個数、始動口特別図柄回数、大当たり回数、確率変動回数、賞球数、時短が挙げられている。
入力可能データは、遊技機の機種データによって特定される。入力可能データは変更可能になっており、入出力装置20からの指示により、入力端子CN1〜CN12に入力可能な試験データが追加、削除される。
また、メモリ部321には入力端子CN1〜CN12から入力される試験データが記録可能になっている。
このようなメモリ部321は、RAM(Random Access Memory)、或いはRAMとROM(Read Only Memory)の組み合わせにより構成される。また試験データの記録用に、ハードディスク等の大容量の記録装置を用いてもよい。
処理部322は、遊技機試験装置2で行う各種処理のプログラムをメモリ部321から読み込んで実行する。処理部322は、遊技機1で行われる試験の、開始、一時停止、解除、終了の他に、ディスプレイ部21への表示画面の表示、操作パネル22から入力される各種データに応じた処理を行う。また処理部322は、メモリ部321に記録された入力可能データを入出力装置20からの指示に応じて変更する。特に処理部322は、本発明で特徴的な、入出力装置20から入力される指示データに応じて、入力端子CN1〜CN12にどの種類の試験データが入力されるかの設定を行う。処理部322は、入力端子CN1〜CN12への設定の際に、必要であれば、I/Oインタフェース部320を当該入力端子CN1〜CN12に対応して、入力される試験データに合ったプロトコルに変更する。
また、処理部322は、所定の入力端子CN1〜CN12に、I/Oインタフェース部320から、入力可能データに含まれない種類の試験データの入力が指示されると、その指示に従って、当該入力端子を当該種類の試験データの入力が可能なように設定する。また、必要が有れば、当該種類を入力可能データに追加する。
なお、遊技機1と遊技機試験装置2とを接続するためのケーブルは、遊技機1の出力端子16の形状、数、大きさ等に合わせて、一端は様々な形状を取るが、他端は、入力端子CN1〜CN12の形状に合わせて一様な形状である。
<試験前の各種設定処理>
図4は、遊技機1による試験を行う際の各種設定を行うフローチャートである。また、図5は、遊技機試験装置2に電源投入後、ディスプレイ部21に表示されるメニュー画面、図6は、遊技機1による試験の条件設定を行う際にディスプレイ部21に表示される各種設定を行うための画面、の例示図である。図4〜図6により、入力端子CN1〜CN12への設定について説明する。
入出力装置20の電源ボタン228及び本体30の電源スイッチ31をオンにする前に、本体30の入力端子CN1〜CN12のうち少なくとも1つを遊技機10の出力端子16に接続する。その後、入出力装置20の電源ボタン228及び本体30の電源スイッチ31をオンにすると、各々の電源表示灯229、33が点灯して、遊技機試験装置2がイニシャライズされる。イニシャライズされることで、ディスプレイ部21にメニュー画面が表示される。メニュー画面の項目の選択は、上下の矢印ボタン224、225を押すことで行い、所望の項目にカーソルを移動させて確定ボタン227を押すことで確定する。メニュー画面の項目には、各種設定及び試験の開始を行う『計測&設定』の他に、『計測ファイル閲覧』、『計測ファイル削除』、『外部通信』、『センサ検査』、『時刻合わせ』が有る。この実施形態では、各種設定及び試験の開始の説明を行うので『計測&設定』の項目の動作の説明を行い、本発明と直接の関係のない他の項目の動作の説明については省略する。
メニュー画面から『計測&測定』の項目を選択して確定ボタン227を押すと、図6の設定画面がディスプレイ部21に表示される。設定画面の各項目に入力を行うことで、遊技機1の試験条件の設定が行われる。設定画面の各項目への入力は、矢印ボタン223〜226により所望の項目にカーソルを移動させ、確定ボタン227により確定させることで可能になる。
まず、『測定者』の項目に測定者の名前が入力される(ステップS10)。『測定者』の項目が選択されると、ディスプレイ部21に平仮名、アルファベット、数字等が表示される。測定者が、これらの中から矢印ボタン223〜226で所望の文字を選択して確定ボタン227を押すことで、文字が入力される。この文字入力により、測定者の名前が入力される。
『測定者』の入力が終了すると、試験される遊技機1の機種データが入力される(ステップS20)。この実施形態では、遊技機1の機種データの入力が、遊技機メーカー名、機種、機種名の入力によって行われる。まず、測定者が『遊技機メーカー』の項目を選択すると、選択可能な遊技機メーカー名が表示される。表示は、1社ずつ順送りに行われてもよく、一度にすべての遊技機メーカ名が表示されるようにしてもよい。操作者は、表示された遊技機メーカー名から、所望のものを矢印ボタン223〜226によりカーソルを移動させることで選択し、確定ボタン227により確定する。これで遊技機メーカーが入力される。図6の例では『A社』が入力される。
『遊技機メーカー』の選択が終了すると、測定者は『機種』の項目を選択する。機種は、例えばセブン機、羽根物、現金機、その他から選択される。この選択も、遊技機メーカーと同様に行われる。図6の例では『セブン機』が選択されて入力される。
『機種』の選択が終了すると。測定者は『機種名』の項目を選択する。機種名の入力は、測定者名の入力と同様に、文字の入力で行われる。図6の例では『aaa』が入力される。
このようにして、遊技機1の機種データとして、『A社』の『セブン機』の『aaa』が入力される。
なお、カーソルの移動により選択可能な遊技機メーカー名及び機種は、予めメモリ部321に記録しておく。この実施形態では、機種データとして遊技機メーカー、機種、機種名を入力することとしているが、これらの少なくとも1つの入力であってもよい。また、この他にも、例えば、機種データとして、遊技機1毎に識別番号、製品番号、製造番号、バーコード等の遊技機を識別可能なデータを割り振ってもよい。このようにすると機種データの入力が入力が容易になる。
遊技機1の機種データの入力が終了すると、次に入力端子CN1〜CN12が1つずつ設定される(ステップS30、ステップS40)。そのために処理部321は、入力された機種データにより、メモリ部321から該当する入力可能データを取得する。測定者は、入力可能データに応じて、各入力端子CN1〜CN12に入力される試験データを設定する。電源投入前に入力端子CN1〜CN12は遊技機1の出力端子16に接続されている。遊技機1の出力端子16は、どの端子からどのような試験データが出力されるか決まっているので、出力端子16と入力端子CN1〜CN12の接続状況に応じて入力端子CN1〜CN12の設定を行う。
まず、入力端子CN1を表す接続No『No 01』にカーソルを合わせて確定ボタン227を押すと、入力端子CN1が選択される。入力端子CN1が選択されると、入力可能データが表す入力可能な試験データの種類の一覧がディスプレイ部21に表示される。測定者は、入力端子CN1に接続されている出力端子16から出力される試験データの種類をこの一覧から選択して、確定ボタン227を押す。これにより、入力される試験データの種類を含む指示データが入出力装置20から本体30に入力され、入力端子CN1の設定が行われる。以下、入力端子CN2〜CN12の内、出力端子16に接続されているものにも同様の処理を行う。
この実施形態では、図3の入力可能データを用いて図6のように設定する。即ち、入力端子CN1には始動口入賞個数が設定される。入力端子CN2には始動口特別図柄回数が設定される。入力端子CN3には大当たり回数が設定される。入力端子CN4には確率変動回数が設定される。入力端子CN5には賞玉数が設定される。入力端子CN6には時短が設定される。他の入力端子CN7〜CN12は遊技機1の出力端子16に接続されておらず未使用である。
なお、始動口入賞個数が設定される入力端子CN1には、払出個数、釘幅奥、前、釘角度の入力が必要となる。このように、試験データの種類によっては、必要な他のデータの入力を行う。
次いで、試験条件の入力が行われる(ステップS50)。図6では、試験条件が、『台傾斜』、『アウト玉数』、『実射位置』、『止打個数』の各項目を選択することにより可能である。試験条件の入力も、矢印ボタン223〜226により行う。
以上のようにして設定が終了すると、『計測開始』にカーソルを合わせて確定ボタン227を押すことで、遊技機1の試験が開始される。なお、機種データの入力(ステップS20)から入力端子設定終了まで(ステップS30、S40)が、この順序で処理されていれば、測定者名の入力(ステップS10)及び試験条件の入力(ステップS50)については、処理の順序は問わない。
以上のような遊技機試験装置を用いると、遊技機1と遊技機試験装置2の接続時に、入力端子CN1〜CN12にどの試験データが入力されるかを考慮する必要がない。そのために、接続作業は容易になり、接続を間違う可能性が低くなり、間違っても出力端子CN1〜CN12の設定を変更するだけで容易に正しい接続にできる。そのために、試験の準備にかかる時間も短くできる。
なお、この実施形態ではメモリ部321に入力可能データを予め用意しておき、これを読み出して入力端子CN1〜CN12の設定を行っているが、これに限らず、試験データの種類名を直接入力して行うようにしてもよい。また、入力可能データに含まれていない種類の試験データの種類名を、実際の接続状況に応じて直接入力するようにしてもよい。
パチンコ遊技機1に遊技機試験装置2を接続した場合の構成図である。 遊技機試験装置の詳細な構成図である。 入力可能データの例示図である。 遊技機による試験を行う際の各種設定を行うフローチャートである。 電源投入後にディスプレイ部に表示されるメニュー画面の例示図である。 ディスプレイ部に表示される各種設定を行うための画面の例示図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 遊技機試験装置
20 入出力装置
21 ディスプレイ部
22 操作パネル
221 終了ボタン
222 一時停止/解除ボタン
223、224、225、226 矢印ボタン
227 確定ボタン
228 電源ボタン
229、33 電源表示灯
30 本体
31 電源スイッチ
32 制御装置
320 I/Oインタフェース部
321 メモリ部
322 処理部
CN1〜CN12 入力端子
SI センサ入力端子
DC 電源端子

Claims (5)

  1. 遊技機による試験の結果であり2以上の種類がある試験データを、前記遊技機が備える2以上の出力端子から、それぞれ別のケーブルを介して入力可能な2以上の入力端子を有する遊技機試験装置であって、
    遊技機を識別するための機種データ及び前記入力端子にどの種類の試験データが入力されるかを指示する指示データが入力可能な入力手段と、
    前記機種データに対応して、この機種データで識別される当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが、複数記録される記録手段と、
    前記入力手段から所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して前記指示データの入力を促し、これに応じて、所定の入力端子に対して前記入力可能データに含まれるいずれかの種類の試験データの入力を指示する前記指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する処理手段と、
    を備える、遊技機試験装置。
  2. 前記処理手段は、前記入力手段から、前記入力可能データに含まれない種類の試験データの所定の入力端子への入力が指示されると、当該試験データの種類が入力可能なように当該入力端子を設定する、
    請求項1記載の遊技機試験装置。
  3. 前記記録手段に記録される前記入力可能データは、変更可能であり、
    前記処理手段は、前記入力手段により指示された前記試験データの種類を、当該入力可能データに追加する、
    請求項2記載の遊技機試験装置。
  4. 遊技機による試験の結果であり2以上の種類がある試験データを、前記遊技機が備える2以上の出力端子から、それぞれ別のケーブルを介して入力可能な2以上の入力端子を有するとともに、遊技機を識別するための機種データに対応して、当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが、複数記録された記録手段を備えた装置により実行される方法であって、
    前記装置が、
    所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して、当該遊技機から出力される試験データの種類を提示する段階と、
    提示された試験データの種類のいずれかを所定の入力端子に入力することを指示する指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する段階と、
    を含む、
    遊技機試験装置の設定方法。
  5. 遊技機による試験の結果であり2以上の種類がある試験データを、前記遊技機が備える2以上の出力端子から、それぞれ別のケーブルを介して入力可能な2以上の入力端子を有するコンピュータに、
    遊技機を識別するための機種データ及び前記入力端子にどの種類の試験データが入力されるかを指示する指示データが入力可能な入力手段、
    前記機種データに対応して、この機種データで識別される当該遊技機から出力される試験データの種類を表す入力可能データが、複数記録される記録手段、
    前記入力手段から所定の遊技機の機種データが入力されると、当該機種データに対応する前記入力可能データを前記記録手段から読み出して前記指示データの入力を促し、これに応じて、所定の入力端子に対して前記入力可能データに含まれるいずれかの種類の試験データの入力を指示する前記指示データが入力されると、当該入力端子を当該種類の試験データが入力可能なように設定する処理手段、
    を形成するためのコンピュータプログラム。
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