JP5577892B2 - 情報処理装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関し、より詳細には、クライアント端末から指令される印刷ジョブを特定の条件に従って出力先を振り分けて印刷するための情報処理装置、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、官公庁、企業等のオフィス環境では、MFP(Multi-Function Peripheral)やレーザプリンタなど複数の画像形成装置がネットワークに接続されており、これら複数の画像形成装置が種々のロケーションから利用可能とされていることが多くなっている。一方、上述したような複数のロケーションから複数の画像形成装置が利用可能な環境では、ネットワーク上の複数の出力先の中から所望の出力先を選択する際に、指定ミスによって、不便を生じさせたり、情報漏洩などの問題を生じさせたりする場合があった。このような背景から、端末の識別情報等に応じて自動的に適切な出力先に振り分けたいという要望がある。
また、上記複数の画像形成装置が利用可能な環境では、管理者の視点からは、ネットワーク上の画像形成装置が有する機能を無制限に利用者に解放するのではなく、機能に一定の制限をかけた上で各利用者に提供したいという要望があった。
上述したような要望に応えるために、近年、端末の識別情報や印刷設定等に応じて、出力先および印刷設定を強制的に変更して、出力先の振り分けおよび機能制限を行う技術の開発が試みられている。また、上記オフィス環境は、複数のベンダから提供されたプリンタが混在するような環境も多いため、ベンダ、プリンタ言語、機種の異同にかかわらず利用可能とする、いわゆるマルチベンダ対応のシステムの開発が試みられている。
例えば、本願出願人が出願した特願2009−143161号は、アプリケーション実行手段からのジョブデータを受領し、ページ毎にイメージデータを生成するとともに、ジョブデータから抽出される面付情報および印刷設定を記述して印刷設定データを生成する仮想プリンタドライバ手段と、出力先の選択および出力内容の変更を条件付ける規則に従って仮想プリンタドライバ手段により生成されたデータを書き換えるとともに出力先を判定する出力条件制御手段と、書き換えられた後のイメージデータおよび印刷設定データに対応して内容が変更されたジョブとして、決定された出力先に発送する発送手段とを含む、データ処理装置に関するものである。
上記先行技術では、受領したジョブデータからページ毎に共通形式のイメージデータを一旦生成し、ジョブデータから抽出される面付情報および印刷設定が記述される印刷設定データを生成し、出力先を決定した後に、イメージデータおよび印刷設定データを使用してジョブとして出力先に発送する構成により、ベンダの異同にかかわらず、印刷設定の強制的な変更および出力先の振り分けを可能としている。
しかしながら、印刷設定を記述する汎用のデータ構造であるDEVMODE構造体のパブリック部分に対応する一部の機能については、比較的容易に印刷設定の変更を行うことが可能であるものの、パブリック部分以外のプリンタドライバ特有の情報を含むプライベート部分については、ベンダ間で自由に取り決められるため、機械的に正しく変更することは困難である。また、パブリック部分の機能であっても、プリンタドライバによってはサポートしていない機種のものもあり、この場合、プライベート部分に設定が保存されているため、上記と同様に機械的に正しく変更することは困難である。したがって、印刷設定を動的に変更する上で何ら工夫を施さなければ、すべての機種のプリンタドライバのすべての機能に対応することはきわめて困難である。
機種毎に異なる設定条件に対応する技術としては、特開2005−228202号公報(特許文献1)の技術がある。特許文献1は、機種毎に異なる駆動条件を簡易かつ的確に設定することを目的として、コンピュータにて駆動される周辺器機の駆動条件を設定するにあたり、上記周辺器機の駆動条件設定のために実施する処理の手順を示すデータであって、上記周辺器機の機種毎に決められた処理手順データを記録した記録媒体から、使用対象となっている周辺器機の機種に対応する処理手順データを参照するように設定し、上記周辺器機の駆動条件を設定するために実施する処理を示す実施処理データを受け付け、同実施処理データ受付工程にて受け付けた処理についての処理手順データを参照し、その手順に従った処理を実行することによって上記駆動条件の設定を行うことを特徴する、駆動条件設定装置を開示する。
しかしながら、上記特許文献1に開示される従来技術では、各機種毎に処理手順データを準備しなければならず、すべてのベンダから協力を得ることは難しく、随時リリースされる周辺器機等のすべての機種を網羅して処理手順データを準備することは現実的ではない。したがって、あらゆる既存の機種のプリンタドライバに個別に対応するのではなく、汎用的に種々の機種のプリンタドライバに対応可能とする技術の開発が必要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、所定の条件に応じて、印刷設定を強制的に変更し、所望の出力先の画像形成装置に振り分ける際に、その変更対象の設定項目が、決定された出力先プリンタドライバ固有なものであっても、上記所定の条件に応じて正しく印刷設定を変更することが可能な、情報処理装置、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、下記特徴を備える情報処理装置を提供する。本発明の情報処理装置は、印刷要求に応答して、印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件とを対応付けるルールにより、該印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件を判定し、判定された出力条件が、印刷設定の変更が反映された設定済みの印刷設定データ構造の使用を規定するかを判定する。本情報処理装置は、使用が規定される場合には対応する設定済みの印刷設定データ構造を、使用が規定されない場合には対応する印刷制御プログラムから取得した標準の印刷設定データ構造を、上記印刷要求で指定される印刷設定で一部上書きする。これにより、ユーザ指定された印刷設定をルールに応じて変更して印刷要求を処理し、印刷制御プログラムに対し変更後の印刷設定を通知する。
また本発明では、指定される印刷設定を変更して印刷要求を処理するための上記ルールを規定する定義データを作成する情報処理装置を提供することができる。本情報処理装置は、印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件との入力を受け付け、上記出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部に規定されるベンダ間共通の設定項目に該当するか、上記印刷設定データ構造のプライベート部に規定される固有の設定項目に該当するかを判定する。本情報処理装置は、固有の設定項目に該当する場合に、出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼し、印刷設定画面を介して設定済みの印刷設定データ構造を取得し、該設定済みの印刷設定データ構造を上記入力条件に対応付けて定義データに書き込む。
さらに本発明では、上記特徴を有する情報処理装置を実現するコンピュータ実行可能なプログラム、および該プログラムを格納するコンピュータ可読な記録媒体を提供することができる。
上記構成によれば、印刷要求の処理に際して、印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件が、設定済みの印刷設定データ構造の使用を規定している場合に、その設定済みの印刷設定データ構造を使用するため、出力条件がベンダ固有または機種固有の設定項目の変更を規定する場合であっても、条件付けられた印刷設定の変更を最終的な印刷設定に反映することができる。さらに、上記構成によれば、ルールを規定する定義データを作成する際に、出力条件が印刷設定データ構造のプライベート部に規定される固有の設定項目の変更を条件付ける場合に、出力先の印刷制御プログラムを使用して設定済みの印刷設定データ構造を取得し、その使用を定義データに書き込むため、ベンダ固有または機種固有の設定項目の変更を規定するルールを作成することができる。
本実施形態のプリントシステムの概略構成図。 本実施形態のプリントシステムの概略的な機能ブロック図。 本実施形態のプリントシステムの詳細な機能ブロック図。 ルール定義データおよび設定済みDEVMODE構造体を作成するルール定義処理を示すフローチャート。 ディスプレイ装置上に表示される、入力条件を設定するための入力条件設定画面を例示する図。 ディスプレイ装置上に表示される、出力条件を設定するための出力条件設定画面を例示する図。 ディスプレイ装置上に表示される、プリンタドライバUIの印刷設定用画面を例示する図。 (A)ルール定義データおよび(B)設定済みDEVMODE構造体のデータ構造を例示する図。 ルール定義データに従った印刷ジョブ処理を示すフローチャート。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態では、指定される印刷設定を変更して印刷要求を処理するためのルール定義データを作成する情報処理装置、およびルール定義データに応じて印刷設定を変更して印刷要求を処理し、印刷制御プログラムに対し変更後の印刷設定を通知する情報処理装置として、プリントシステム100を構成するアプリケーション・サーバ110を一例として説明する。
図1は、本実施形態のプリントシステム100の概略構成を示す。図1に示すプリントシステム100は、オフィスなどに配置される複数のクライアント112,114,116,118とアプリケーション・サーバ110とがネットワーク102に接続されて構成されており、アプリケーション・サーバ110は、上記クライアント112〜118に対し、ドキュメントビュアなどのアプリケーション機能と、本実施形態の仮想プリンタドライバ(詳細は後述する。)の機能とを提供する。
また図1に示す例示的な実施形態では、ネットワーク102には、さらに、MFP122、レーザプリンタ124,126およびインクジェットプリンタ128などが接続されている。本実施形態では、上記MFP122、レーザプリンタ124,126、インクジェットプリンタ128を、以下、リモートプリンタとして総称する。また、ネットワーク102には、プリンタサーバ130が接続されており、プリンタサーバ130は、各リモートプリンタ124〜128を管理する。なお、プリンタサーバ130は、説明する実施形態では、独立した専用サーバとして実装するものとして説明するが、他の実施形態では、アプリケーション・サーバ110、いずれかのクライアン上に実装されてもよい。
アプリケーション・サーバ110は、ネットワーク102上の各クライアント112〜118から受信するアプリケーション・サービス要求を処理し、その処理結果を要求元のクライアントに返す。上記サービス要求としては、説明する実施形態では、例えば、所定のドキュメントをビュア上で開く旨の指示、印刷設定の指示、ドキュメントの印刷指示などを挙げることができる。
クライアントにおいて、印刷設定がユーザ指定され、印刷指示が行われると、アプリケーション・サーバ110は、クライアントからの印刷指示を受領し、当該クライアントを要求元とする印刷ジョブ(印刷要求)として印刷データを作成する。それからアプリケーション・サーバ110は、所与のルールに従い、出力先および印刷設定の変更内容を適宜決定し、プリンタサーバ130に対し、変更後の印刷設定を通知するとともに印刷ジョブの実行を指令する。プリンタサーバ130は、印刷ジョブの実行指令に応答して、出力先として決定されたリモートプリンタに対して印刷ジョブを実行させる。
出力先とするリモートプリンタは、一例としては、クライアント112〜118に対応して決定することができる。例えば、各クライアントが設置されたロケーションまたは近隣のロケーションに配置されたリモートプリンタを出力先として決定することができる。なお、このような対応関係は、本プリントシステム100の管理者により定義可能とされている。
図1中、点線で囲まれた領域140,150,160は、同一のロケーションと見なされる拠点を表している。図1に示した実施形態では、クライアント112−リモートプリンタ122とが対応付けられてロケーション140を構成し、その他の各クライアントと各プリンタとが対応付けられてロケーション150、160を構成している。なお、クライアントおよびリモートプリンタは、各ロケーション140〜160に複数存在することもでき、クライアントのみまたはリモートプリンタのみのロケーションがあってもよい。
アプリケーション・サーバ110は、サーバ、ワークステーション、パーソナル・コンピュータとして実装され、シングルコア、マルチコアのCPU、ROM、実行空間を提供するRAM、ハードディスク装置などを含み、Windows(登録商標)200Xサーバ、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、Solaris(登録商標)などのオペレーティングシステム(OS)による制御の下、後述する各機能部を実現し、各印刷ジョブについて印刷設定および出力先を制御する。なお、プリンタサーバ130は、ハードウェア構成およびOS構成についてアプリケーション・サーバ110と同様の構成とすることができる。
クライアント112〜118は、それぞれ同様の構成を有しており、いわゆるシンクライアントとして実装することができる。シンクライアントは、専らアプリケーション・サーバ110に対して、RDPなどの適切な遠隔接続プロトコルを使用して、サービス要求を発行し、処理結果を受領する機能を実装する。クライアント112〜118がシンクライアントとして実装される場合では、クライアント112〜118は、シングルコア、マルチコアのCPUを搭載し、RAM、ROM、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)を含み、Windows(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、Mac OS(登録商標)などの適切なOSのもと動作し、アプリケーション・サーバ110に対し印刷指示をサービス要求として発行する。
また、他の実施形態では、クライアント112〜118は、ファットクライアント、例えば、それぞれがアプリケーション・プログラムを実装し、各種処理を完結するパーソナル・コンピュータ、ワークステーション、携帯端末などから構成することができる。ファットクライアントとして実装されるクライアントは、ハードディスク装置、フラッシュ・メモリなどからアプリケーション・プログラムおよびデータをRAMに読込んで、CPUがアプリケーション・プログラムを実行させることにより、適切なOSのもと動作する。この場合、ファットクライアントは、ファットクライアント上のアプリケーション上で、ドキュメントの電子データから当該クライアントを要求元とする印刷ジョブとして印刷データを作成し、この印刷データをアプリケーション・サーバ110に対し送信することができる。
ネットワーク102は、1000Base−TXなどのイーサネット(登録商標)、光ネットワーク、IEEE802.11などの規格の無線ネットワークを含んで構成することができ、フレームまたはTPC/IPプロトコルに基づくパケット通信によって、相互通信を行う。また、ネットワーク102は、LANの他、VPN(Virtual Private Network)などによるセキュア環境下で構築されたインターネットなどの広域ネットワークを含んで構成されていてもよい。
図2は、本実施形態のプリントシステム100の概略的な機能ブロックを示す。図2に示すように、本実施形態のアプリケーション・サーバ110は、ドキュメントビュア等のアプリケーション210と、複数のクライアント112〜118から指示されるアプリケーション210による印刷ジョブを一元的に処理する仮想プリンタドライバ220とを含んで構成される。プリンタサーバ130上では、当該プリントシステム100にインストール済みの各リモートプリンタの各プリンタドライバ260A〜260Dが動作している。プリンタドライバ260は、本実施形態の印刷制御プログラムを構成する。
仮想プリンタドライバ220は、出力先および印刷設定の変更内容を条件付けるルールが定義されるルール定義データ238を備える。出力先および印刷設定の変更内容に関しては詳細を後述するが、出力先および印刷設定の変更内容を規定する出力条件は、クライアントのMACアドレス(Media Access Control Address)、IPアドレス(Internet Protocol Address)などの端末固有情報、ログインユーザ名やユーザ権限などのユーザ固有情報、ユーザ指定された印刷設定内の各設定項目、文書名、ページ数などの印刷ジョブの内容に関するジョブ内容情報といった種々のキー項目に対し設定される入力条件に対応付けられる。
アプリケーション210は、ネットワーク102を介してクライアント112〜118から所定ドキュメントの印刷指示を受領すると、GDIなどのAPIコールを経て印刷ジョブの印刷データを作成し、その後、仮想プリンタドライバ220を呼出し、作成した印刷データを送信して、当該印刷ジョブの処理を指令する。
仮想プリンタドライバ220は、アプリケーション210からの呼出しに応答して、アプリケーション210から印刷データを受信し、印刷ジョブに対する処理を開始する。印刷ジョブに対する処理が開始されると、仮想プリンタドライバ220は、上記ルール定義データ238を参照して、印刷指示の要求元の識別情報(端末固有情報およびユーザ固有情報など)やユーザ指定の印刷設定内の設定項目をキーとして、合致する入力条件に対応付けられた出力条件を取得し、出力先を決定するとともに印刷設定の変更内容を決定し、当該印刷ジョブの印刷設定を確定する。仮想プリンタドライバ220は、続いて、決定された出力先のプリンタドライバ260を呼出し、変更後の印刷設定を通知して、印刷ジョブを実行指令する。
例えば、ロケーション150内のクライアント116およびリモートプリンタ126がルール定義データ238内で対応付けられている場合、クライアント116からアプリケーション210に対し印刷指示が行われると、仮想プリンタドライバ220は、リモートプリンタ126を出力先として決定し、プリンタサーバ130上の対応するプリンタドライバ260Aを経由して、同一ロケーション150のリモートプリンタ126へ印刷ジョブが実行指令される。この場合、ユーザAは、自らのロケーション150に設置されたリモートプリンタ126から印刷物を取得することができる。また、ロケーション160内のクライアント118およびリモートプリンタ128が対応付けられている場合も同様に、クライアント118から印刷指示が行われると、仮想プリンタドライバ220がリモートプリンタ128を出力先として決定し、自らのロケーション160に設置されたリモートプリンタ128から印刷物を取得することができる。
図3は、図2に示したプリントシステム100の詳細な機能ブロックを示す。図3に示すように、本実施形態の仮想プリンタドライバ220は、より詳細には、印刷受付部222と、出力情報作成部224と、印刷処理部226と、中間データ格納部228と、ルール定義格納部236と、DEVMODE格納部240とを含んで構成される。
本実施形態では、クライアント116からアプリケーション210へ印刷指示が行われると、仮想プリンタドライバ220の印刷受付部222は、ユーザ指定された印刷設定のDEVMODE構造体を含む印刷ジョブの印刷データをアプリケーション210から受信し、出力情報作成部224および印刷処理部226と連携しながら、ルール定義データ238に従って当該印刷ジョブを処理する。
上記ルール定義データ238は、ルール定義格納部236に格納されており、ルール定義データ238は、好適には、特定の用途に応じてユーザ定義可能なファイルとして提供される。ルール定義格納部236は、出力情報作成部224からの要求に応答してルール定義データ238の読み込みを行う。ルール定義データ238には、端末固有情報、ユーザ固有情報、ユーザ指定の印刷設定の設定項目またはジョブ内容情報などの入力条件と、印刷設定の変更内容および出力先を規定する出力条件とが対応付けて定義されており、出力条件により適用すべき出力条件を条件付けている。印刷ジョブの処理に際しては、当該印刷ジョブが合致する入力条件に対応付けられる出力条件が特定され、これにより出力先が決定され、印刷設定が変更される。
上記ユーザ指定される印刷設定の設定項目は、種々のベンダにより提供される様々な機種に対応させるべく、DEVMODE構造体のパブリック部に対応するベンダ間共通の印刷設定の設定項目を含み、上述したように入力条件としても使用される。上記共通の設定項目としては、例えばカラー設定や両面印刷の指定などを挙げることができる。これに対して、ルール定義データ238において出力条件として規定される印刷設定の設定項目は、DEVMODE構造体のパブリック部に対応する共通の設定項目に加え、ベンダ固有または機種固有の機能をも利用可能にするべく、DEVMODE構造体のプライベート部に対応するベンダまたは機種固有の設定項目も含むことができる。
出力条件としてパブリック部の共通の設定項目が規定される場合、この設定項目はベンダ間で仕様が共通して定められているため、上述したように、DEVMODE構造体における対応する設定項目の値を変更後の所与の値に上書きすること(例えば、Color=colorをColor=monochromeに上書きする)により、当該設定項目を容易に変更することができる。しかし、固有の設定項目については、ベンダ間で共通に仕様が定められているというわけではないため、同様な処理により必ずしも印刷設定を正しく変更できるとは限らない。
そこで本実施形態では、固有の設定項目の変更を定義する際には、その固有の設定項目の内容が設定されているDEVMODE構造体を予め準備しておく。そして、印刷ジョブの処理に際し、固有の設定項目の変更が条件付けられる場合には、予め変更内容を反映して保存しておいた設定済みDEVMODE構造体を読み出し、これを使用することにより、条件付けられた印刷設定の変更内容を反映させる。
また、パブリック部分の設定項目であっても、プリンタドライバによってはサポートしていない機種のものもあり、この場合、プライベート部分に設定が保存されることになるため、固有の設定項目と同様に、必ずしも印刷設定を正しく変更できるとは限らない。そこで本実施形態では、設定項目の変更を定義する際において、共通の設定項目ではあるが出力先として決定されるプリンタドライバが当該共通の設定項目をサポートしない場合、その共通の設定項目の内容が設定されているDEVMODE構造体を予め準備しておく。印刷ジョブの処理に際しては、未サポートの設定項目の変更が条件付けられる場合には、当該設定済みDEVMODE構造体を読み出し、これを使用する。
上述のような設定済みDEVMODE構造体の使用は、ルール定義データ238の出力条件として規定され、ルール定義データ238中には、設定済みDEVMODE構造体を特定する情報(DEVMODE構造体を識別するIDまたは、保存先パスおよびファイル名など)が記述され、入力条件と設定済みDEVMODE構造体とが関連付けられる。DEVMODE格納部240は、設定項目の変更の定義に際して作成された設定済みDEVMODE構造体242を格納し、出力情報作成部224からの要求に応答して設定済みDEVMODE構造体242の読み込みを行う。
本実施形態のアプリケーション・サーバ110は、ルール定義データ238および設定済みDEVMODE構造体242を作成するために、さらに、設定入力受付部252と、ルール定義データ書込部254と、プリンタドライバ・ユーザインタフェース(以下、ユーザ・インタフェースを単にUIと表記する。)操作部256とを含んで構成される。
設定入力受付部252は、当該アプリケーション・サーバ110に接続されるキーボードやマウスなどの入力装置250または、NICなどによるリモート・インタフェースを介してアクセス可能とされており、システム管理者からの、上記入力条件および出力条件の設定入力を受け付けている。設定入力受付部252は、管理者により、印刷設定の変更内容として、指定のリモートプリンタ固有の設定項目(つまり、DEVMODE構造体のパブリック部に該当する以外の機能)を設定するための処理が要求された場合には、プリンタドライバUI操作部256を呼出す。
プリンタドライバUI操作部256は、指定のリモートプリンタのプリンタドライバ名を設定入力受付部252から受け取り、対応するプリンタドライバを呼出し、管理者が使用しているディスプレイ上に印刷設定用UIを表示させる。印刷設定用UIの表示は、例えばOSがWindows(登録商標)である場合にはDocumentProperties()API関数を呼出すことにより行うことができる。そして、管理者が、プリンタドライバの印刷設定用UIにおいて設定入力を行い、UIを閉じると、プリンタドライバUI操作部256は、設定済みDEVMODE構造体を受け取り、設定入力受付部252に返す。より具体的には、OSがWindows(登録商標)である場合には、DocumentProperties()API関数を呼出してUI表示を行うと、引数にて予め指定しておいたメモリ領域に設定済みDEVMODE構造体が保存されて戻されてくるので、これにより設定済みDEVMODE構造体を取得することができる。
また管理者により、印刷設定の変更内容としてパブリック部の共通の設定項目の変更が要求された場合であって、変更対象となる共通の設定項目が指定のリモートプリンタにおいて未サポートであった場合は、設定入力受付部252は、同様にプリンタドライバUI操作部256を呼出すことができる。この場合も、管理者がプリンタドライバの印刷設定用UIにおいて設定入力を行ってUIを閉じると、プリンタドライバUI操作部256は、設定済みDEVMODE構造体を受け取り、設定入力受付部252に返す。なお、指定のリモートプリンタのプリンタドライバが変更対象の設定項目をサポートしているか否かは、OSがWindows(登録商標)である場合には、DocumentProperties()API関数を呼出し取得したDEVMODE構造体のdmFieldメンバを参照することにより、判断することができる。上記dmFieldsメンバは、プリンタドライバがこの構造体のどのメンバを使うかを表すフラグである。なお、サポートの有無を判定する手法としては、dmFieldメンバの参照に限られず、例えば、DEVMODE構造体のパブリック部の該当する設定項目を変更して、実際に印刷をしてみて、管理者が設定が反映されたかをチェックし、その結果の手動入力を待ち受けて判断することもできる。
設定入力受付部252は、管理者からの入力条件および出力条件の設定入力を受け付けると、当該入力条件および出力条件をルール定義データ書込部254に渡し、書き込みを依頼する。設定入力受付部252は、さらに、設定済みDEVMODE構造体をプリンタドライバUI操作部256から受け取っている場合には、上記入力条件および出力条件とともに設定済みDEVMODE構造体をルール定義データ書込部254に渡す。
ルール定義データ書込部254は、設定入力受付部252からの依頼を受けて、渡された入力条件および出力条件を所定のフォーマットに従いルール定義データ238に書き込む。またルール定義データ書込部254は、設定済みDEVMODE構造体を受け取った場合には、その設定済みDEVMODE構造体をDEVMODE格納部240に保存するとともに、ルール定義データ238の出力条件として、その設定済みDEVMODE構造体を特定する情報、例えば保存先パスおよびファイル名を記述する。
なお、上記ルール定義データ238および設定済みDEVMODE構造体242は、出力情報作成部224およびルール定義データ書込部254から適切にアクセスできる限り、アプリケーション・サーバ110内部に保持している必要はない。例えば、管理者がアクセス可能な共有ファイルサーバ上に配置するなど、利用しやすい形態で配置することができ、これにより、メンテナンス性を向上させることが可能となる。さらに、当該ルール定義データ238のファイルについて管理者のみに変更権限を設定することで、セキュリティも好適に確保することが可能となる。
また、インストールされたプリンタドライバが更新された場合には、設定済みのDEVMODE構造体を再度作成しなければならない可能性があるため、ルール定義データ作成プログラムは、各プリンタドライバのバージョンを監視し、更新されたプリンタドライバが発見された場合に設定済みの印刷設定構造体の更新の必要性を管理者に対し通知する機能を備えることが好ましい。このような通知は、例えば、電子メール、次回ルール定義データ作成プログラムにアクセスしたときに表示する警告メッセージ等により行うことができる。
さらに、ルール定義データ作成時に、出力先のプリンタドライバのベンダまたは機種を判定し、所定のベンダまたは機種のプリンタドライバのみをプリンタドライバの印刷設定用UIを用いて設定可能とすることができる。
以下、図4〜図7を参照しながら、ルール定義データ238および設定済みDEVMODE構造体242を作成する処理について説明する。図4は、ルール定義データ238および設定済みDEVMODE構造体242を作成するルール定義処理を示すフローチャートを示す。図4に示すルール定義処理は、ルール定義データ作成プログラムの起動に応答してステップS100から開始し、ステップS101で、設定入力受付部252は、入力条件を設定するための設定画面をディスプレイ装置(アプリケーション・サーバ110が備えるもの又はリモート接続する端末が備えるもの)上に表示する。
図5は、ディスプレイ装置上に表示される、入力条件を設定するための入力条件設定画面300を例示する。図5に示す入力条件設定画面300は、入力条件としてIPアドレスを入力するためのテキストボックス群302と、IPアドレスを入力条件としない旨を指示するためのラジオボタン304とを含む。入力条件設定画面300は、また、入力条件としてカラー印刷の値(カラー又はモノクロ)を指定し、またはカラー印刷を入力条件としない旨を指示するためのラジオボタン群306と、入力条件として両面印刷の値(ON又はOFF)を指定し、または両面印刷を入力条件としない旨を指示するためのラジオボタン群308と、設定手順を次へ進めるためのOKボタン310とを含む。
UI部品302〜308を介して入力条件が設定入力され、OKボタン310がクリックされると、当該入力条件設定画面300を介して設定入力された入力条件の各値が、設定入力受付部252に戻される。再び図4を参照すると、設定入力受付部252は、ステップS102で、上記入力条件設定画面300を介して入力条件の入力を受け付け、ステップS103で、出力条件を設定するための設定画面をディスプレイ装置上に表示する。
図6は、ディスプレイ装置上に表示される、出力条件を設定するための出力条件設定画面320を例示する。図6に示す出力条件設定画面320は、インストール済みプリンタ群の中から出力先リモートプリンタを選択するためのプルダウンメニュー322と、出力条件として印刷しない旨を指定するためのラジオボタン324とを含む。出力条件設定画面320は、また、出力条件として指定するカラー印刷の変更後の値(カラー又はモノクロ)を指定し、またはカラー印刷を出力条件としない旨を指示するためのラジオボタン群326と、出力条件として指定する両面印刷の変更後の値(ON又はOFF)を指定し、または両面印刷を出力条件としない旨を指示するためのラジオボタン群328と、出力先リモートプリンタが指定される場合に、当該プリンタ独自の機能を使用して出力を行う旨を要求するためのチェックボックス330と、設定手順を次へ進めるためのOKボタン332とを含む。
UI部品322〜330を介して出力条件が設定入力され、OKボタン332がクリックされると、当該出力条件設定画面320を介して設定入力された出力条件の各値が、設定入力受付部252に戻される。再び図4を参照すると、設定入力受付部252は、ステップS104で、上記出力条件設定画面320を介して出力条件の入力を受け付け、ステップS105へ処理を進める。
ステップS105では、設定入力受付部252は、上記出力条件設定画面320のラジオボタン324により「印刷しない」が選択されているか否かを判定する。ステップS105で、「印刷しない」が選択されていないと判定された場合(NO)には、ステップS106へ処理を進める。ステップS106では、設定入力受付部252は、さらに、DEVMODE構造体のパブリック部の共通の設定項目の変更が指定されているか否かを判定する。ステップS106で、共通の設定項目の変更ありと判定された場合(YES)には、ステップS107へ処理を進める。ステップS107では、設定入力受付部252は、例えばプリンタドライバ名を指定してDocumentProperties()API関数を呼出すなどにより、指定のリモートプリンタのプリンタドライバが当該設定項目をサポートしているかを確認する。
ステップS108で、サポートされている場合(YES)は、ステップS109へ処理を分岐させる。またステップS106で、共通の設定項目の変更なしと判定された場合(NO)にも、ステップS109へ処理を進める。ステップS109では、設定入力受付部252は、さらに、DEVMODE構造体のプライベート部の固有の設定項目の変更が指定されたか否かを判定する。ステップS109で、固有の設定項目の変更ありと判定された場合(YES)には、プリンタドライバのUIを介して管理者による設定を受けるため、ステップS110へ処理を進める。また、ステップS108で、プリンタドライバが共通の設定項目をサポートしていないと判定された場合(NO)にも、ステップS110へ処理を直接進める。
ステップS110では、設定入力受付部252は、プリンタドライバUI操作部256を呼出し、プリンタドライバUI操作部256は、プリンタドライバの印刷設定用UIをディスプレイ装置上に表示する。図7は、ディスプレイ装置上に表示される、プリンタドライバUIの印刷設定用画面340を例示する。図7に示す印刷設定用画面340は、印刷設定の各設定項目を設定するためのUI部品群342と、設定手順を次へ進めるためのOKボタン344とを含む。UI部品群342を介して設定項目の値が入力され、OKボタン344がクリックされると、当該印刷設定用画面340を介して入力された設定項目の各値が設定された設定済みDEVMODE構造体がプリンタドライバUI操作部256に戻される。なお、印刷設定用画面340を介して設定される設定項目は、共有または固有の別を問わない。再び図4を参照すると、ステップS111では、プリンタドライバUI操作部256は、戻された上記設定済みDEVMODE構造体を取得し、それを設定入力受付部252へ返し、ステップS112へ処理を進める。
また、上記ステップS109で共通の設定項目の変更なしと判定された場合(NO)、またはステップS105で「印刷しない」が選択されていると判定された場合(YES)には、ステップS112へ直接処理が進められる。ステップS112では、設定入力受付部252は、管理者が設定入力した入力条件と、出力条件と、適宜設定済みDEVMODE構造体とをルール定義データ書込部254に渡し、定義データの書き込みを依頼する。またステップS112では、依頼に応答して、ルール定義データ書込部254は、渡された入力条件と、出力条件と、適宜設定済みDEVMODE構造体とを関連付けて、ルール定義データ238に書き込み、適宜DEVMODE構造体をDEVMODE格納部240に格納する。
ステップS113では、設定入力受付部252は、管理者に対し、さらにルール定義データの定義内容の追加が必要であるかを問い合わせ、追加が必要であり処理を終了できない場合(NO)には、ステップS101へ再びループさせる。一方、ステップS113で、定義内容の追加が不要であり処理を終了させる場合(YES)には、ステップS114へ処理を分岐させ、本処理を終了させる。
図8(A)は、ルール定義データのデータ構造を例示する。図8(A)に示すルール定義データ360では、[Condition1]および[Condition2]の箇所に入力条件が定義され、[Setting1]および[Setting2]の箇所に出力条件が定義されている。そして、[Command]で示した箇所で、上記入力条件および出力条件が関連付けられる。図8(A)に示す例では、入力条件「IP=xxx.xxx.xxx.001」および出力条件「Printer=printerA」が関連付けられており、印刷指示の要求元IPアドレスが「xxx.xxx.xxx.001」である場合には、プリンタ名「printerA」で識別されるリモートプリンタを出力先に決定されるようになる。さらに、入力条件「IP=xxx.xxx.xxx.001」および出力条件「Devmode=c:\AA\BB\DevmodeA」が関連付けられており、印刷指示の要求元IPアドレスが「xxx.xxx.xxx.001」である場合には、さらに、「c:\AA\BB\DevmodeA」で特定される設定済みDEVMODE構造体の使用が規定されている。さらに、図8(A)の例では、入力条件「Color=color」および出力条件「Color= monochrome」が関連付けられており、ユーザ指定の印刷設定におけるカラー設定(これは共有の設定項目である。)が「color」に設定されている場合には、カラー設定を「monochrome」に強制的に変更するようになる。
なお、図8(A)に示すルール定義データ238のデータ構造は、例示を目的とするものであり、特定の用途に応じて種々のルールが定義付け可能であることは言うまでもない。以下、ルール定義データについて説明を加える。定義可能な入力条件としては、上記IPアドレスやユーザ名のほか、ユーザに付与されたロール、グループ、権限などの他のユーザ固有情報や、クライアントのMACアドレス、クライアント名IPアドレス範囲などの他の端末固有情報、上述したカラー設定や両面印刷の設定項目の他、ステープル、パンチ、スタンプ等の指定、印刷品質の指定などの印刷設定の設定項目、ページ数、文書名、ジョブ発行時間などのジョブ内容情報を含むことができる。
また、定義可能な出力条件としては、両面印刷への制限、モノクロモードへの制限、地紋印刷への制限、スタンプ付加の制限、電子透かし付加の制限、所定のレイアウトの集約印刷への制限などを含むことができる。ユーザ固有情報を用いた印刷設定の変更の例としては、例えば、管理者ユーザにはカラー印刷を許可し、一般ユーザにはモノクロ印刷に制限するというような規則を挙げることができる。印刷設定の設定項目を用いた印刷設定の変更の例としては、カラーモードの印刷が指定された場合には、所定ページ数以上である場合に2in1で集約印刷し、さらに所定ページ数以上である場合に4in1で集約印刷するというような規則を挙げることもできる。
このように、印刷ジョブの処理の際に参照されるルール定義データ238および設定済みDEVMODE構造体242は、上述した定義処理によって作成される。以下、再び図3を参照して、印刷指示を受領した際のルール定義データ238を参照しながら実行される処理について説明する。
クライアント116からアプリケーション210へ印刷指示が行われると、印刷受付部222は、印刷ジョブの印刷データをアプリケーション210から受信する。この印刷データには、ユーザ指定の印刷設定を格納するDEVMODE構造体が含まれる。本実施形態では、種々のベンダにより提供される機種に対応させるべく、DEVMODE構造体は、パブリック部に対応するユーザ指定の印刷設定の設定項目を保持する。
印刷受付部222は、印刷データを受信すると、ページイメージ(各ページ毎の描画データ)を中間データとして作成し、この中間データ230と、印刷指示の要求元クライアントを識別するクライアント識別情報(端末固有情報、ユーザ固有情報)232と、ユーザ指定の印刷設定を格納するDEVMODE構造体のパブリック部(以下、DEVMODEパブリック部という。)234とを保存するよう中間データ格納部228に対し要求し、さらに出力情報作成部224を呼出す。この段階では出力先が決定されていないため、この中間データは、様々な機種のプリンタドライバが処理可能な共通形式のデータとされている。このような共通形式のデータとしては、EMF(Enhanced Metafile)を例示することができる。中間データ格納部228は、保存要求を受けて、中間データ230とクライアント識別情報232とDEVMODEパブリック部234とを対応付けて、ハードディスク装置などの記憶装置に格納する。
出力情報作成部224は、中間データ格納部228を呼出し、上記保存された中間データ230、クライアント識別情報232およびDEVMODEパブリック部234を読み出す。出力情報作成部224は、さらに、ルール定義格納部236を呼出し、クライアント識別情報、DEVMODEパブリック部234の各設定項目をキーとして、対応する出力条件を取得し、出力先および印刷設定の変更内容を判定する。出力情報作成部224は、特定された出力条件に設定済みDEVMODE構造体の使用が規定されているか否かを判定し、規定されている場合には、DEVMODE格納部240から必要な設定済みDEVMODE構造体を読み出す。そして、出力情報作成部224は、出力先および印刷設定が確定され、必要なデータがそろった後、印刷処理部226を呼出す。なお、出力情報作成部224は、本実施形態における、印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件を判定する手段、印刷設定データ構造の使用を規定するかを判定する手段を構成する。
印刷処理部226は、ルール定義データ238中に設定済みDEVMODE構造体の使用が規定されていない場合には、決定された出力先のプリンタドライバ260から標準(デフォルト)のDEVMODE構造体を取得する。図8(B)は、取得されるDEVMODE構造体のデータ構造を例示する。図8(B)に示すDEVMODE構造体380は、カラー設定(Color)および両面印刷(Duplex)の指定を含むパブリック部382と、当該リモートプリンタの独自機能(Specific X〜Z)の指定を含むプライベート部384とから構成される。印刷処理部226は、取得した標準のDEVMODE構造体体、またはDEVMODE格納部240から読み出した設定済みDEVMODE構造体を、ユーザ指定の印刷設定を規定するDEVMODEパブリック部234で一部上書きし、さらに、出力条件に共通の設定項目の変更が規定される場合には、変更対象の設定項目の内容で一部上書きする。なお、印刷処理部226は、本実施形態の印刷設定で一部上書きする手段を構成する。
印刷処理部226は、変更後の印刷設定が確定すると、上書きされた最終的なDEVMODE構造体を使用して、プリンタサーバ130上の、決定された出力先のリモートプリンタに対応するプリンタドライバ260に対し、当該印刷ジョブの実行を指令する。このとき、この最終的なDEVMODE構造体が保持する変更後の印刷設定がプリンタドライバに通知される。プリンタサーバ130は、対応するプリンタドライバ260を使用して、印刷ジョブの実行指令に応答して、出力先として決定されたリモートプリンタに対して印刷ジョブを実行させる。
以下、図9を参照しながら、ルール定義データに従った印刷ジョブ処理について説明する。図9は、ルール定義データ238に従った印刷ジョブ処理を示すフローチャートを示す。図9に示す印刷ジョブ処理は、クライアント116からアプリケーション210へ印刷指示が行われ、アプリケーション210が印刷ジョブの印刷データを印刷受付部222に送信したことに応答して、ステップS200から開始する。ステップS201で、印刷受付部222は、印刷ジョブの印刷データをアプリケーション210から受信し、ステップS202で、中間データ230、クライアント識別情報232およびDEVMODEパブリック部234の保存を中間データ格納部228に要求し、ステップS203で、出力情報作成部224を呼出す。
ステップS204では、出力情報作成部224は、中間データ格納部228から、ステップS202で保存された中間データ230、クライアント識別情報232およびDRVMODEパブリック部234を読み込む。ステップS205では、出力情報作成部224は、ルール定義格納部236により、ルール定義データ238を検索し、クライアント識別情報232およびDRVMODEパブリック部234が合致する入力条件に対応付けられる出力条件(出力先、印刷設定の変更内容)を取得し、出力情報を作成する。ここで、出力情報は、中間データ230、クライアント識別情報232、DEVMODEパブリック部234および出力条件含む、出力に必要な情報をいう。ステップS206では、出力情報作成部224は、出力条件中に設定済みDEVMODE構造体242の使用が規定されているか否かを判定する。
ステップS206で、設定済みDEVMODE構造体242を使用すると判定された場合(YES)には、ステップS207へ処理が進められる。ステップS207では、出力情報作成部224は、DEVMODE格納部240から出力条件に対応する設定済みDEVMODE構造体を読み込み、ステップS208へ処理を進める。また、ステップS206で、設定済みDEVMODE構造体242を使用しないと判定された場合(NO)には、ステップS208へ直接処理が進められる。ステップS208では、出力情報作成部224は、出力情報および適宜設定済みDEVMODE構造体を渡して、印刷処理部226を呼出す。
ステップS209では、印刷処理部226は、設定済みDEVMODE構造体があるか否かを判定する。ステップS209で、設定済みDEVMODE構造体がないと判定された場合(NO)には、ステップS210へ処理を進める。ステップS210では、印刷処理部226は、出力条件に規定された出力先のプリンタドライバ260から標準のDEVMODE構造体を取得し、ステップS211へ処理を進める。一方、ステップS209で、設定済みDEVMODE構造体があると判定された場合(YES)には、ステップS211へ直接処理を進める。
印刷処理部226は、ステップS211では、ステップS210で取得した標準のDEVMODE構造体、またはステップS207で読み込まれた設定済みDEVMODE構造体に対し、ユーザ指定の印刷設定を保持するDEVMODEパブリック部234を上書きし、ステップS212で、さらに、出力条件に規定された変更対象の設定項目の内容を上書きする。ステップS213では、印刷処理部226は、中間データおよび変更後の最終的な印刷設定を保持するDEVMODE構造体を使用し、プリンタドライバ260に対し、印刷ジョブを実行指令し、ステップS214で本処理を終了させる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、所定の条件に応じて、印刷設定を強制的に変更し、所望の出力先の画像形成装置に振り分ける際に、その変更対象の設定項目が、決定された出力先プリンタドライバ固有なものであっても、上記所定の条件に応じて正しく印刷設定を変更することが可能な情報処理装置、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
本発明の実施形態によれば、種々の印刷設定のうちのベンダ間共通の設定項目のみならず、ベンダ固有または機種固有の設定項目についても、予め定義したルールに応じて変更を加えることが可能となる。また、ベンダ間共通とされる設定項目であっても、機種によっては未サポートの項目ものがあるが、このような場合でも、ルールに応じて変更を加えることが可能となる。したがって、幅広いベンダが提供する画像形成装置に容易に機種対応することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、決定された出力先のプリンタドライバに固有な設定項目の変更を条件付けることができるルール定義データを作成するための情報処理装置、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。なお、上述までの実施形態では、印刷設定を保持する印刷設定データ構造として、DEVMODE構造体を例に説明してきたが、XPS(XML Paper Specification )形式の印刷データを採用する場合には、PrintereTicket形式のデータ構造を採用することもできる。
また本発明の実施形態によれば、パーソナル・コンピュータやシンクライアントが複数の画像形成装置にアクセスすることが可能なネットワークプリント環境で、ユーザ固有の情報や端末固有の情報、印刷設定およびジョブ内容に関連して定義付けた規則に従って、柔軟にジョブ出力先および印刷設定を変更および制限し、適切なプリンタから出力させることが可能となり、出力業務ごとの管理を効率化し、さらに情報セキュリティの向上を可能とすることが可能となる。
本実施形態の上記機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…プリントシステム、102…ネットワーク、110…アプリケーション・サーバ、112,114,116,118…クライアント、122,124,126,128…リモートプリンタ、130…プリンタサーバ、140,150,160…ロケーション、210…アプリケーション、220…仮想プリンタドライバ、222…印刷受付部、224…出力情報作成部、226…印刷処理部、228…中間データ格納部、230…中間データ、232…クライアント識別情報、234…DEVMODEパブリック部、236…ルール定義格納部、238…ルール定義データ、240…DEVMODE格納部、242…設定済みDEVMODE構造体、250…入力装置、252…設定入力受付部、254…ルール定義データ書込部、256…プリンタドライバUI操作部、260…プリンタドライバ、300…入力条件設定画面、302…テキストボックス群、304…ラジオボタン、306,308…ラジオボタン群、310…OKボタン、320…出力条件設定画面、322…プルダウンメニュー、324…ラジオボタン、326,328…ラジオボタン群、330…チェックボックス、332…OKボタン、340…印刷設定用画面、342…UI部品群、344…OKボタン、360…ルール定義データ、380…DEVMODE構造体、382…パブリック部、384…プライベート部
特開2005−228202号公報

Claims (21)

  1. 指定された印刷設定をルールに応じて変更して印刷要求を処理し、印刷制御プログラムに対し変更後の印刷設定を通知する情報処理装置であって、
    印刷要求に応答して、印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件とを対応付けるルールにより、該印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件を判定する手段と、
    判定された出力条件が、印刷設定の変更が反映された設定済みの印刷設定データ構造の使用を規定するかを判定する手段と、
    使用が規定される場合には対応する設定済みの印刷設定データ構造を、使用が規定されない場合には対応する印刷制御プログラムから取得した標準の印刷設定データ構造を、前記印刷要求で指定される印刷設定で一部上書きする手段と
    を含む、情報処理装置。
  2. 前記ルールは、前記出力条件として出力先の指定を含み、前記対応する設定済みの印刷設定データ構造は、出力先の印刷制御プログラムに固有な設定項目を格納するプライベート部を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部のベンダ間共通の設定項目の変更を規定する場合には、前記印刷要求で指定される印刷設定が上書きされた印刷設定データ構造を、さらに前記ベンダ間共通の設定項目について上書きする手段をさらに含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. アプリケーション手段から印刷要求に関する印刷データを受領して、中間データおよび印刷設定データ構造のパブリック部を保存する手段と、前記中間データと、上書きされた印刷設定データ構造とを使用して、印刷制御プログラムに対し、変更後の印刷設定を通知するとともに印刷を指令する手段とをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記入力条件は、印刷要求の要求元を識別する要求元識別値または印刷要求にて指定される印刷設定の設定項目に対する条件を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記印刷設定データ構造は、DEVMODE構造体またはPrinterTicket形式のデータである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 指定された印刷設定をルールに応じて変更して印刷要求を処理し、印刷制御プログラムに対し変更後の印刷設定を通知するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    印刷要求に応答して、印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件とを対応付けるルールにより、該印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件を判定する手段、
    判定された出力条件が、印刷設定の変更が反映された設定済みの印刷設定データ構造の使用を規定するかを判定する手段、および
    使用が規定される場合には対応する設定済みの印刷設定データ構造を、使用が規定されない場合には対応する印刷制御プログラムから取得した標準の印刷設定データ構造を、前記印刷要求で指定される印刷設定で一部上書きする手段
    をコンピュータに実現するためのコンピュータ実行可能なプログラム。
  8. 前記ルールは、前記出力条件として出力先の指定を含み、前記対応する設定済みの印刷設定データ構造は、出力先の印刷制御プログラムに固有な設定項目を格納するプライベート部を含む、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部のベンダ間共通の設定項目の変更を規定する場合には、前記印刷要求で指定される印刷設定が上書きされた印刷設定データ構造を前記ベンダ間共通の設定項目について上書きする手段をさらにコンピュータに実現する、請求項7または8に記載のプログラム。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のプログラムを格納する、コンピュータ可読な記録媒体。
  11. 指定される印刷設定を変更して印刷要求を処理するためのルールを規定する定義データを作成する情報処理装置であって、
    印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件との入力を受け付ける受付手段と、
    前記出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部に規定されるベンダ間共通の設定項目に該当するか、前記印刷設定データ構造のプライベート部に規定される固有の設定項目に該当するかを判定する手段と、
    前記固有の設定項目に該当する場合に、出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼する依頼手段と、
    前記印刷設定画面を介して設定済みの印刷設定データ構造が取得された場合に、該設定済みの印刷設定データ構造を前記入力条件に対応付けて定義データに書き込む書込手段と
    を含む、情報処理装置。
  12. 前記依頼手段は、前記出力条件が前記ベンダ間共通の設定項目に該当する場合であって、出力先の印刷制御プログラムが該ベンダ間共通の設定項目をサポートしない場合にも、前記出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼する、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記依頼手段は、該印刷制御プログラムが印刷設定構造体のいずれの設定項目を使用するかを表すフラグを該印刷設定構造体から読み出して、前記サポートの有無を判断する、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 出力先として決定され得る印刷制御プログラムのバージョンを監視し、更新された印刷制御プログラムが発見された場合には、設定済みの印刷設定構造体の更新の必要性を管理者に対し通知する、請求項11〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記入力条件は、印刷要求の要求元を識別する要求元識別値および印刷要求にて印刷設定の設定項目に対する条件であり、前記出力条件は、出力先の指定を含み、前記設定済みの印刷設定データ構造は、出力先の印刷制御プログラムに固有な設定項目を格納するプライベート部を含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記印刷設定データ構造は、DEVMODE構造体またはPrinterTicket形式のデータである、請求項11〜15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 指定される印刷設定を変更して印刷要求を処理するためのルールを規定する定義データを作成するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件との入力を受け付ける受付手段、
    前記出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部に規定されるベンダ間共通の設定項目に該当するか、前記印刷設定データ構造のプライベート部に規定される固有の設定項目に該当するかを判定する手段、
    前記固有の設定項目に該当する場合に、出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼する依頼手段、および
    前記印刷設定画面を介して設定済みの印刷設定データ構造が取得された場合に、該設定済みの印刷設定データ構造を前記入力条件に対応付けて定義データに書き込む書込手段
    をコンピュータに実現するためのコンピュータ実行可能なプログラム。
  18. 前記依頼手段は、さらに、前記出力条件が前記ベンダ間共通の設定項目に該当する場合であって、出力先の印刷制御プログラムが該ベンダ間共通の設定項目をサポートしない場合にも、前記出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼する、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記依頼手段は、該印刷制御プログラムが印刷設定構造体のいずれのメンバを使用するかを表すフラグを該印刷設定構造体から読み出して、前記サポートの有無を判断する、請求項18に記載のプログラム。
  20. 請求項17〜19のいずれか1項に記載のプログラムを格納するコンピュータ可読な記録媒体。
  21. 指定される印刷設定を変更して印刷要求を処理するためのルールを規定する定義データを作成するとともに、指定された印刷設定を前記ルールに応じて変更して印刷要求を処理し、印刷制御プログラムに対し変更後の印刷設定を通知する情報処理装置であって、
    印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件との入力を受け付ける受付手段と、
    前記出力条件が、印刷設定データ構造のパブリック部に規定されるベンダ間共通の設定項目に該当するか、前記印刷設定データ構造のプライベート部に規定される固有の設定項目に該当するかを判定する手段と、
    前記固有の設定項目に該当する場合に、出力先の印刷制御プログラムに対し印刷設定画面の表示を依頼する依頼手段と、
    前記印刷設定画面を介して設定済みの印刷設定データ構造が取得された場合に、該設定済みの印刷設定データ構造を前記入力条件に対応付けて定義データに書き込む書込手段と、
    印刷要求に応答して、印刷設定の変更を規定する出力条件と該出力条件の適用を条件付ける入力条件とを対応付けるルールにより、該印刷要求が合致する入力条件に対応する出力条件を判定する手段と、
    判定された出力条件が、印刷設定の変更が反映された設定済みの印刷設定データ構造の使用を規定するかを判定する手段と、
    使用が規定される場合には対応する設定済みの印刷設定データ構造を、使用が規定されない場合には対応する印刷制御プログラムから取得した標準の印刷設定データ構造を、前記印刷要求で指定される印刷設定で一部上書きする手段と
    を含む、情報処理装置。
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