JP6311380B2 - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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この発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
近年のオフィス環境においては、MFP(Multi-Function Peripheral:デジタル複合機)やレーザプリンタ、プリントサーバなどがネットワークに接続され、複数の出力装置が利用可能とされていることが多くなっている。
そして、このような環境下において、複数のベンダからのプリンタが混在している環境においても、ベンダの異同にかかわらず、端末、印刷等に関する情報に対して定義される条件に則って、ユーザが指示した出力先のみならず出力内容を変更および決定して、決定された出力先の画像形成装置に出力を実行させるための技術として、特許文献1に記載のデータ処理装置が提案されている。
ところで、特許文献1に記載の技術においては、出力先の選択および出力内容の変更を条件付ける規則にしたがって、例えば、あるユーザはカラープリンタへ出力、あるユーザはモノクロプリンタへ出力という条件付けはできた。また、あるユーザの出力内容に強制的に電子透かしを埋め込み、あるユーザの出力内容には電子透かしの埋め込みを免除するという条件付けも可能だった。
しかし、出力先や出力内容の変更及び決定を行うための条件を、その変更及び決定を行うデータ処理装置が保持していたため、条件を変更したい場合には、データ処理装置1台毎に、変更後の条件を設定する必要があった。しかし、この方式では、条件の設定が面倒であるし、電子透かしのように、セキュリティに関係する設定については、条件付けの規則を分散管理することは、管理上好ましくないという問題もあった。
このような問題は、データ処理装置が扱う出力内容が、画像形成出力以外の任意のジョブである場合にも、同様に発生するものである。
この発明は、このような問題を解決し、複数の情報処理装置においてユーザが実行を指示したジョブを取り扱う場合に、その取り扱いの条件を、容易かつ柔軟に変更できるようにすることを目的とする。
以上の目的を達成するため、この発明の情報処理システムは、プリンタを制御するためのプリンタドライバの形式を備え、上記プリンタドライバが上記プリンタの制御に用いる設定データの形式で、1以上の条件毎に該条件が満たされた場合に実行すべき処理を示す条件情報を記憶し、上記設定データの送信を要求された場合に上記条件情報を要求元に送信するダミープリンタドライバ手段と、ジョブの実行要求を受け付ける受付手段と、上記ダミープリンタドライバ手段に上記設定データの送信を要求し、それに応じて送信される上記条件情報を取得する取得手段と、上記受付手段が実行要求を受け付けたジョブが上記取得手段の取得した条件情報が示す条件に該当するか否か判断する判断手段と、上記判断手段が条件に該当すると判断した場合に、上記実行要求を受け付けたジョブに対して該条件と対応する処理を実行する処理手段と、上記処理手段による処理後のジョブの実行を適当なジョブ実行手段に要求する要求手段とを設けたものである。
上記構成によれば、複数の情報処理装置においてユーザが実行を指示したジョブを取り扱う場合に、その取り扱いの条件を、容易かつ柔軟に変更可能とすることができる。
この発明を適用する環境におけるPCとプリンタとの関係の一例を示す図である。 図1に示したプリントサーバのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したPC及びプリントサーバが備える、プリンタに印刷ジョブの実行を指示するための機能の構成を示す図である。 プリントサーバが備える機能の構成を、より詳細に示す図である。 DEVMODE記憶部に記憶させるDEVMODE構造体の例を示す図である。 図4に示したUI部が提供するUI画面の例を示す図である。 PCが、アプリケーションの出力した印刷ジョブの実行要求に従ってプリンタドライバに印刷の実行を要求する際の各部の動作シーケンスの例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、具体的に説明する。
なおここでは、この発明を、PC(パーソナルコンピュータ)に、プリンタに実行させる画像形成ジョブに関する処理を行わせる場合に適用した実施形態について説明するが、この発明がこれに限られないことは、後述の通りである。
図1に、この発明を適用する環境におけるPCとプリンタとの関係の一例を示す。
図1に示す環境において、複数のPC10(10a〜10c)はそれぞれ、ネットワーク40を介して、プリントサーバ20及び複数のプリンタ30(30a〜30c)と接続される。
これらのうちプリントサーバ20は、この発明の情報処理装置の実施形態であり、プリンタ30を制御するためのプリンタドライバに加え、PC10a〜PC10cに対し、ジョブの取り扱いに関する情報を提供するためのダミープリンタドライバを備える。このダミープリンタドライバについては後に詳述する。また、任意のPC10とプリントサーバ20とにより構成されるシステムが、この発明の情報処理システムの実施形態である。
また、プリンタ30は、互いに異なる機種であっても、同じ機種のものが複数含まれていてもよい。また、ネットワーク40は、有線無線を問わず、任意の規格のものを使用可能である。また、プリンタ30の全部又は一部が、ネットワーク40を介さずにプリントサーバ20のローカルのプリンタポートに接続されていても構わない。
いずれにせよ、PC10a〜10cはそれぞれ、後述のジョブ振り分け部100の機能により、プリントサーバ20が備える後述のプリンタドライバ220に対して、画像形成(ここでは印刷とする)の実行を指示する。プリントサーバ20は、その指示に応じて、プリンタドライバ220の機能により、プリンタ30に対して印刷の実行を指示する。プリンタ30は、その指示に従って、印刷を実行する。
また、PC10a〜10cはそれぞれ、ジョブ振り分け部100の機能により、アプリケーションから受け付けたジョブ実行要求に係る印刷ジョブについて、そのジョブをどのプリンタ30に実行させるかを選択し、そのプリンタと対応するプリンタドライバ220に、必要なデータを供給してプリンタ30への印刷実行指示を行わせる。この際に、ダミードライバ210から、そのジョブの取り扱いに関する情報を取得し、その情報に従ってジョブを取り扱う。これらの機能の詳細については後に説明する。
PC10a〜PC10cは、同じ機種であることは必須ではないが、この実施形態において特徴的な機能については装置間で特に差がないので、以後の説明においては、1台を代表してその機能について説明する。
なお、プリンタ30は、印刷以外の機能を兼ね備えた画像処理装置であってもよい。例えば、プリンタ30を、スキャン、コピー、ファクシミリ通信、文書蓄積等の機能を備えたMFPとして構成することが考えられる。
次に、図2に、プリントサーバ20のハードウェア構成を示す。
プリントサーバ20は、ハードウェアとしては一般的なコンピュータでよい。すなわち、プリントサーバ20は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD(ハードディスクドライブ)24、通信I/F(インタフェース)25、表示部26、及び操作部27を備え、それらをシステムバス28により接続した構成としている。
そして、CPU21が、RAM23をワークエリアとしてROM22又はHDD24に記憶されたプログラムを実行することにより、プリントサーバ20全体を制御し、プリンタ30の制御やジョブの取り扱いに関する情報の提供等の後述する各種機能を実現する。
HDD24は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU21が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
通信I/F25は、PC10やプリンタ30をはじめとする外部装置と通信するためのインタフェースである。使用する通信規格は、有線、無線を問わず、任意でよい。
表示部26は、ディスプレイ等の、オペレータに情報を提示するための表示手段である。
操作部27は、キーボード、マウス、タッチパネル等の、オペレータから操作を受け付けるための操作手段である。
なお、表示部26や操作部27が外付けであったり、ネットワーク40を介してPC10等の外部の端末装置から操作を受け付けることができるようにしたりしてもよい。
PC10についても、ハードウェアとしては、プリントサーバ20と同様な一般的なコンピュータを用いることができる。
次に、図3に、PC10及びプリントサーバ20が備える、プリンタ30に印刷ジョブの実行を指示するための機能の構成を示す。
図3に示すように、PC10は、ジョブ振り分け部100と、アプリケーション150とを備える。
このうちジョブ振り分け部100は、アプリケーション150から受信した印刷ジョブの実行要求を処理し、複数のプリンタ30a〜30cのいずれかに実行させるべく、プリントサーバ20にそのジョブの実行要求を送信する機能を備える。
より具体的には、ジョブ振り分け部100は、アプリケーション150から受信した印刷ジョブの実行要求に基づき、複数のプリンタ30a〜30cのいずれを印刷に使用するかを、出力先選択部132により選択する。
そして、印刷ジョブの実行要求に基づき、その選択したプリンタ30に印刷を実行させるための、プリントサーバ20が備えるプリンタドライバ220(220a〜220cのいずれか)が扱える形式のイメージデータ及び印刷設定データを生成し、これをそのプリンタドライバ220に渡す。
そして、プリンタドライバ220がその受け取ったイメージデータ及び印刷設定データに基づきプリンタ30を制御して印刷を実行させる。
このことにより、アプリケーション150が出力した印刷ジョブの実行要求に基づき、自動的に適切なプリンタを選択し、そのプリンタに印刷を実行させることができる。プリンタの選択の基準は、ユーザ名、クライアント名、アドレス情報、印刷設定の内容、文書のページ数、機密ワードの有無など、種々の情報を用いて定めることができる。
なお、アプリケーション150は、アプリケーションソフトウェアにより実現される機能であり、ユーザの操作に従って文書を編集又は操作する機能を備える。このアプリケーション150が実現する機能としては、ワードプロセッサ、画像作成・編集・加工、表計算等が考えられる。
ジョブ振り分け部100の機能構成についてより具体的に説明すると、ジョブ振り分け部100は、仮想ドライバ110、出力データ生成部131、出力先選択部132、電子透かし埋込判断部133、電子透かし埋込処理部134、およびデータ発送部135を備える。
これらのうち仮想ドライバ110は、Unidrv(Microsoft Universal Printer Driver Library)ベースのminiドライバであり、PublicのDEVMODE相当の印刷設定が可能なプリンタドライバである。そして、仮想ドライバ110は、アプリケーション150からの印刷ジョブ実行要求を受け付ける受付手段として機能する。さらに、印刷ジョブ実行要求と共に受け取った印刷ジョブのデータであるEMF(Enhanced Metafile)スプールファイルから、印刷内容を示すEMFデータを抽出し、中間ファイル120に、EMFデータ(描画イメージ)121として保存する機能を備える。また、仮想ドライバ110は、印刷ジョブ実行要求と共に受信した印刷設定(これも印刷ジョブのデータの一部である)を、中間ファイル120にジョブ情報(設定データ)122として保存する機能も備える。なお、ジョブ情報122はシステム情報も含む。
また、仮想ドライバ110は、印刷ジョブ実行要求を受け取ると、出力データ生成部131を起動する。この出力データ生成部131は、中間ファイル120に保存されたEMFデータ121及びジョブ情報122を取得し、これらに基づいて、印刷ジョブを実行させるプリンタと対応するイメージデータ及び印刷設定データを生成する機能を備える。
この生成にあたり、出力データ生成部131は、出力先選択部132に、EMFデータ121及びジョブ情報122の中からプリンタの選択に必要な情報を渡し、EMFデータ121及びジョブ情報122に係る印刷ジョブを実行するプリンタを選択させる。この選択の基準が種々考えられることは、上述の通りである。
また、出力データ生成部131は、任意のプラグインを起動し、EMFデータ121及び/又はジョブ情報の加工を行うこともできる。電子透かし埋込判断部133及び電子透かし埋込処理部134がこのプラグインに該当する。
電子透かし埋込判断部133は、出力データ生成部131から、印刷ジョブの実行を指示したユーザの識別情報であるユーザ名を取得し、そのユーザ名に基づき、今回の印刷ジョブに係るEMFデータ121に電子透かしを埋め込むか否か判断する。その判断基準は、ダミードライバ210から取得する。
詳細は後述するが、ダミードライバ210は、プリントサーバ20が備える機能であり、プリンタドライバとしてのインタフェースを備える。そして、印刷に使用する設定を記述するためのDEVMODE構造体のデータを記憶しており、他の装置あるいはプロセスからのDEVMODE送信要求に応じて、要求元にDEVMODE構造体のデータを送信する。このとき用いるDEVMODE送信要求は、一般的なプリンタドライバ(GDI(Graphics Device Interface)ドライバ)に対してDEVMODE構造体の送信を要求するためのものと同じでよい。
ダミードライバ210は、図5に示すように、このDEVMODE構造体のうち、ドライバの制作者が任意に項目を追加できるプライベート領域(Private DEVMODE)520に、ユーザ名毎に、電子透かし埋込要否を示す条件情報(「0」が否、「1」が要)を含んでいる。
電子透かし埋込判断部133は、ダミードライバ210からDEVMODE構造体を取得する取得手段の機能を備える。さらに、そこに含まれている条件情報と、出力データ生成部131から取得したユーザ名とを照らし合わせて、電子透かしの埋込要否を判断する判断手段の機能も備える。例えばユーザ名が「UserA」であれば埋込要、「UserB」であれば埋込不要である。「Guest」の条件は、ユーザ名が未登録ユーザを示す「Guest」の場合の他、リスト中のいずれとも一致しない場合にも用いる。
そして、電子透かし埋込判断部133は、埋込要否の判断結果を出力データ生成部131に返す。
電子透かし埋込処理部134は、出力データ生成部131からの要求に応じて、EMFデータ121に対して電子透かしを埋め込む機能を備える。電子透かしの内容は、固定であってもよいし、出力データ生成部131から受け取ったパラメータやEMFデータ121の内容等に応じて可変であってもよい。
出力データ生成部131は、電子透かし埋込判断部133から埋込要の判断結果を受け取った場合に、電子透かし埋込処理部134にEMFデータ121を渡し、電子透かしの埋込を要求する機能を備える。これらの出力データ生成部131及び電子透かし埋込処理部134の機能は、処理手段の機能に該当する。
また、出力データ生成部131は、以上のプリンタの選択とEMFデータ121に対する必要な加工が終了した後、加工後のデータに基づき、選択したプリンタ30と対応するプリンタドライバ220が扱える形式のイメージデータ及び印刷設定データを生成し、データ発送部135に渡す機能も備える。
データ発送部135は、出力先選択部132が選択したプリンタドライバ220に対し、出力データ生成部131から渡されたイメージデータ及び印刷設定データを送信し、それらに基づく印刷ジョブの実行を要求する要求手段の機能を備える。
以上により、PC10は、アプリケーション150が出力した印刷ジョブの実行要求に対し、少なくとも、ダミードライバ210から提供される条件に従った処理を施した後で、適当なプリンタ30にその処理後のジョブを実行させることができる。図3の例では、「処理」は、電子透かしの埋め込みであるが、同様な手法で他の処理を施すことももちろん可能である。
次に、図4に、プリントサーバ20が備える機能の構成を、より詳細に示す。
プリントサーバ20は、図3にも示したように、ダミードライバ210と、プリンタドライバ220(図4には1つを代表して示した)とを備える。
このうちプリンタドライバ220は、プリンタ30を制御するための公知のプリンタドライバプログラムにより実現される機能を備える。これは、プリンタ30を制御してジョブを実行させるジョブ実行手段としての機能である。
具体的には、プリンタドライバ220は、DEVMODE記憶部221、DEVMODE送信部222、UI部223、描画部225を備える。
これらのうちDEVMODE記憶部221は、制御対象のプリンタ30における印刷に使用する設定を記述した設定であるDEVMODE構造体を記憶する機能を備える。
DEVMODE送信部222は、外部からのDEVMODE送信要求に応じて、要求元にDEVMODE構造体のデータを送信する機能を備える。
UI部223は、外部からの要求に応じて、印刷に使用する設定を編集するためのUI(ユーザインタフェース)を提供する機能を備える。なお、この編集の際の初期値としては、DEVMODE記憶部221に記憶されているDEVMODE構造体のデータを用いることができる。編集結果をDEVMODE構造体のデータとしてDEVMODE記憶部221に記憶させることもできる。
描画部225は、外部からの印刷ジョブ実行要求に応じて、制御対象のプリンタ30に印刷を実行させるためのジョブデータを生成して送信、プリンタ30に印刷ジョブを実行させる機能を備える。
ダミードライバ210は、外部からの要求の受付についてプリンタドライバ220と同じ形式を持つダミープリンタドライバ手段であるが、プリンタ30を制御する機能は備えない。すなわち、プリントサーバ20のOS(オペレーティングシステム)からは、プリンタを制御するためのプリンタドライバとして認識されるが、実際にプリンタ30を制御することはない(ただし制御する機能を持つことも妨げられない)。
ダミードライバ210は、プリンタドライバ220のDEVMODE記憶部221、DEVMODE送信部222、UI部223と同様な機能のDEVMODE記憶部211、DEVMODE送信部212、UI部213を備える。
ただし、ダミードライバ210はプリンタを制御することがないので、DEVMODE記憶部211に記憶させるDEVMODE構造体には、印刷に使用する設定を記述したものである必要はない。しかし、その形式は、プリンタドライバ220においてDEVMODE構造体として機能させるための規格を満たすものである。
図5に、DEVMODE記憶部211に記憶させるDEVMODE構造体500の例を示す。
DEVMODE構造体500のうちパブリック領域(Public DEVMODE)510は、規格により形式が決まっているので、その形式に従ってデータを記述する。ダミードライバ210のDEVMODE構造体500において、パブリック領域510のデータは利用しないため、規格に従ってさえいれば、内容は意味のないデータで構わない。
一方、プライベート領域(Private DEVMODE)520は、プリンタドライバのベンダが自由に項目を追加できる領域である。そこで、この領域に、出力データ生成部131におけるジョブ実行要求の処理の際に参照させる情報を記述する。ここでは、1以上の条件毎に、該条件が満たされた場合に実行すべき処理を示す条件情報521を記述している。
図5の例では、ユーザ名毎に、ジョブの実行要求を行ったユーザがそのユーザ名のユーザである場合に電子透かしを埋め込むか否かを示す「埋込要否」の情報を記述している。ユーザ名が、「ジョブの実行要求を行ったユーザがそのユーザ名のユーザである」という条件を示す。埋込要否が、「要(1)」であれば、「電子透かしを埋め込む」という処理を示し、「不要(0)」であれば、「電子透かしを埋め込まない(何もしない)」という処理を示す。
もちろん、これら以外にも種々の条件や処理を記載可能である。ジョブの実行を要求したユーザに関する条件だけでなく、ジョブの実行を要求した装置(PC10など)やアプリケーション(アプリケーション150など)に関する条件も記載可能である。ジョブに含まれる設定(ジョブ情報122など)や、ジョブの識別情報(ジョブ名、ジョブIDなど)に関する条件も記載可能である。印刷ジョブに従い印刷すべき文書(EMFデータ121など)に含まれる情報に関する条件も記載可能である。文書に含まれる情報としては、特定のキーワードやプロパティ情報、ページ数等が考えられる。
また、処理についても、電子透かしだけでなく、スタンプの埋め込み、ヘッダやフッタの設定等、他の処理であってもよい。印刷すべき文書の内容(EMFデータ121)に対する処理だけでなく、印刷設定データに対する処理であってもよい。両面印刷、集約印刷、あるいは親展印刷の強制設定等である。さらに、出力先選択部132による出力先の選択に対する処理であってもよい。その選択基準自体を、DEVMODE構造体500に記述し、出力先選択部132に参照させることも考えられる。
図4の説明に戻ると、DEVMODE送信部212は、通常のプリンタドライバに対するのと同じ方法でDEVMODE構造体の送信を要求されると、その要求元に対し、DEVMODE構造体500を返す。従って、要求元は、通常のプリンタドライバに対するのと同じ方法でDEVMODE構造体の送信を要求するだけで、プライベート領域520に記述されている条件情報521を取得することができる。そして、この条件情報521に基づき印刷ジョブに対する処理を実行することができる。
UI部213は、外部からの要求に応じて、DEVMODE記憶部211に記憶されているDEVMODE構造体500のデータを編集するためのUIを提供する機能を備える。UI部223が印刷に使用する設定を編集するためのUIを提供する場合と同じ手法でUIを提供すればよい。PC10からプリントサーバ20にアクセスし、ダミードライバ210あるいはこれと形式的に対応付けられたプリンタのプロパティ編集を要求した場合に、PC10に対しUI画面のデータを送信する等である。そして、このUI画面にて受け付けたプロパティの編集指示に従い、条件情報を編集する等である。
図6に、UI部213が提供するUI画面の例を示す。
図6に示す設定編集画面600は、DEVMODE構造体500のうちプライベート領域520のデータの編集操作を受け付けるための画面である。規格上の要請によりパブリック領域510のデータを受け付けるための画面も用意しなければならない場合には、特段操作を受け付けることのないダミーの画面を別途用意すればよい。
この設定編集画面600は、図5に示したプライベート領域520のデータ構造に合わせ、ユーザ名表示部601にユーザ名の一覧を表示し、免除設定部602において、各ユーザについて電子透かしの埋め込みが必要か否かの設定を受け付けるものである。チェックボックスにチェックを入れることにより不要(免除)を、チェックを外すことにより要(免除なし)を設定することができる。
これ以外に、ユーザ名を追加できるようにしてももちろん構わない。
OKボタン603は、免除設定部602においてした設定を確定させ、DEVMODE構造体500のデータをそれに従って書き換えることを指示するためのボタンである。キャンセルボタン604は、免除設定部602においてした設定をキャンセルし、DEVMODE構造体500を書き換えずに設定編集画面600を閉じることを指示するためのボタンである。
このUI部213の機能により、ユーザは、プリンタドライバ220において印刷に使用する設定を編集する場合と同様な操作により、出力データ生成部131におけるジョブ実行要求の処理に関する設定を変更することができる。ダミードライバ210へは、全てのPC10の出力データ生成部131から共通してアクセスさせることが可能であるから、このようにすれば、簡単な操作により、全てのPC10について一律かつ確実に設定を変更できると言える。
認証部214は、UI部213が設定編集画面600を提供する際、すなわち、DEVMODE構造体500のデータの編集操作を受け付ける際に、編集の要求元を認証する機能を備える。この認証は、ユーザにパスワード等の認証情報を入力させ、ユーザを認証するものが考えられる。あるいは、要求元の装置に電子証明書等の認証情報を送信させ、装置を認証するものも考えられる。これらを組み合わせてもよい。
いずれにせよ、DEVMODE構造体500のデータは、多くのPC10が共通に用いるものであり、電子透かしなど、セキュリティに関連する設定の情報も含み得ることから、誰にでも編集できることは好ましくない。また、内容の参照すらされないことが好ましい。従って、認証部214による要求元の認証が成功した場合に限り、UI部213が設定編集画面600を提供するようにすることが好ましい。
プリンタドライバ220の描画部225と対応する描画部215は、ダミードライバ210には不要である。ダミードライバ210はプリンタの制御を行わないためである。しかし、プリンタドライバとしての形式を持つために必要であれば、形式的に描画部225を設けてもよい。
次に、図7に、PC10が、アプリケーション150の出力した印刷ジョブの実行要求に従ってプリンタドライバ220に印刷の実行を要求する際の各部の動作シーケンスの例を示す。
ユーザがアプリケーション150において印刷する文書を指定して印刷設定を行い、印刷の実行を指示すると、アプリケーション150は、その文書の画像を印刷内容とし、受け付けた印刷設定の情報を含むEMFスプールファイルを生成する。そして、このEMFスプールファイルを含む印刷実行要求を仮想ドライバ110に渡す(S11)。
この要求を受けた仮想ドライバ110は、受け取ったEMFスプールファイルからEMFデータ及び設定データを取り出して中間ファイル120に保存し、印刷ジョブを生成する(S12)。この処理が受付手順の処理である。また、印刷実行要求には、印刷を指示したユーザやアプリの識別情報も含まれ、仮想ドライバ110は、これらの識別情報も、設定データに含めて、あるいは設定データと対応付けて中間ファイル120に保存する。
次に、仮想ドライバ110は、出力データ生成部131を起動すると共に、出力データ生成部131に処理させる印刷ジョブ(ステップS12で生成した印刷ジョブ)の情報を渡す(S13)。
出力データ生成部131は、処理を指示された印刷ジョブの内容を示す中間ファイル120から、印刷を指示したユーザの識別情報であるユーザ名を読み出す。そして、電子透かし埋込判断部133に対し、ユーザ名を渡し、今回処理する印刷ジョブに電子透かしを埋め込む必要があるか否かの判断を要求する(S14)。
電子透かし埋込判断部133は、この要求を受けると、プリンタドライバ220が備えるダミードライバ210に対し、DEVMODE構造体500の送信を要求する(S15)。ダミードライバ210の位置は、電子透かし埋込判断部133と対応付けて予め設定しておく。
ダミードライバ210においては、DEVMODE送信部212がステップS15の要求を受け付け、DEVMODE記憶部211からDEVMODE構造体500を読み出して要求元に送信する(S16)。これらのステップS15及びS16における電子透かし埋込判断部の処理が、取得手順の処理に該当する。
電子透かし埋込判断部133は、受け取ったDEVMODE構造体500中のプライベート領域520に記述されている条件情報521を取得し、ステップS14で受け取ったユーザ名が当てはまる条件を探す。そして、その条件と対応する処理内容(電子透かしを埋め込むか否か)から、電子透かしの埋め込み要否を判断し、その判断結果を出力データ生成部131に応答する(S17)。この処理が、判断手順の処理に該当する。
出力データ生成部131は、その結果が埋込要であれば(S18のY)、電子透かし埋込処理部134に印刷画像データ(EMFデータ121)を渡し、電子透かしの埋め込みを要求する(S19)。電子透かし埋込処理部134は、この要求に応じて印刷画像データに電子透かしのデータを埋め込み、その実行結果を出力データ生成部131に返す(S20)。これらのステップS18乃至S20の処理が、処理手順の処理に該当する。
ステップS17での判断結果が埋込否であれば(S18のN)、ステップS19及びS20は実行しない。
出力データ生成部131は次に、出力先選択部132に対し、今回処理する印刷ジョブの出力先とするプリンタドライバ220(印刷を実行させるプリンタ30と対応する)を選択するよう要求する(S21)。このとき、選択に必要な情報も提供する。出力先選択部132は、この要求に応じて、図3の説明で述べた適宜な基準により、出力先を選択し、その結果を出力データ生成部131に返す(S22)。
出力データ生成部131は、この選択結果を受け取ると、必要に応じて電子透かしの埋め込み(条件情報521に従った処理)を行った後のEMFデータ121とジョブ情報122とに基づき、出力先のプリンタドライバ220が扱える形式のイメージデータ及び印刷設定データを含む印刷ジョブを生成する(S23)。そして、その印刷ジョブの出力要求を、出力先の指定と共にデータ発送部135に渡す(S24)。
データ発送部135は、出力要求に応じて、出力先のプリンタドライバ220に対し、印刷ジョブを送信してその実行を要求する(S25)。これらのステップS24及びS25の処理が、要求手順の処理に該当する。
図示は省略したが、プリンタドライバ220は、印刷ジョブを受け取ると、プリンタ30を制御してその印刷ジョブに係る印刷を実行させる。
以上の手順により、PC10は、アプリケーション150の出力した印刷ジョブの実行要求に対し、条件情報521に規定される条件に従った処理(加工)を行った後で、適当なプリンタ30にその印刷ジョブを実行させることができる。
また、複数のPC10において随時同様にジョブを実行する場合であっても、参照先のダミードライバ210を共通のものとすれば、共通の条件情報521に基づき処理を行うことができる。すなわち、PC毎に条件情報521を設定する必要がなく、条件情報521を1箇所で管理することができる。
また、PC10は、条件情報521を、既存のプリンタドライバから設定データを取得する際に用いるものと同じ手順でプリントサーバ20から取得できる。従って、条件情報521に規定される条件に従った処理を行う機能(電子透かし埋込判断部133及び電子透かし埋込処理部134など)を設けるに際し、極めて少ない工数で、条件情報521を参照する機能を用意することができる。
条件情報521のプリントサーバ20への登録は、プリンタドライバのインストールと同じ手順で行えるため、登録機能を設ける工数が少なく済み、登録作業も容易である。また、条件情報521の編集も、プリンタドライバにおける設定データの編集と同様に行えることから、編集機能を設ける工数が少なく済み、編集作業も容易である。
以上説明してきた実施形態におけるジョブ振り分け部100において扱った電子透かしは、例えば、CAD(Computer Aided Design)アプリなどで作成した製図に対して埋め込んでしまうと、印刷結果が意図しない結果になってしまうという問題が発生する。セキュリティ上、すべての印刷物に強制的に電子透かしを埋め込むことで、印刷物のトレーサビリティが確保されるが、特定の印刷物の可読性を確保するために、ユーザ単位で電子透かしを免除できることが好ましい。ただし、PCごとに電子透かしを免除できるようにするには、電子透かしを条件付ける規則をインストールする必要があり手間である。また、そのような条件付け規則を分散して管理することはセキュリティ上好ましくない。
その点、本実施形態を利用すればユーザ単位の電子透かし埋め込み処理に関して複数のPCに対する統一した制御が可能になり、管理上も楽になる。その上、既存のプリンタドライバの技術を使うため、特別なサーバも用意する必要もサーバ用の通信回線も必要ない。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成、装置の数、処理の手順、取り扱うデータの構成及び形式等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では、ダミードライバ210がGDI(Graphics Device Interface)プリンタを制御するためのプリンタドライバの形式であったため、条件情報521をDEVMODE構造体500内に記述した。しかし、ダミードライバ210は、XPS(XML Paper Specification)プリンタを制御するためのプリンタドライバ(XPSドライバ)の形式であってもよい。
この場合、条件情報521は、このXPSドライバにおいて印刷設定を示すデータであるPrintTicketに記述すればよい。PrintTicketにも、プリンタドライバのベンダが任意にデータ項目を追加できるプライベート領域があるので、そこに記述することができる。
ただし、PrintTicketはファイル形式であるため、ユーザがPrintTicketのファイルそのものを開き、テキストとして確認し、設定を変更される可能性がある。それに対して、DEVMODE構造体の情報は決められた印刷プロセスの中以外で使用・変更ができないため、ユーザにDEVMODE自体を直接操作され、変更されてしまう可能性が低い。そのため、DEVMODE構造体を使用する構成とすることで、システムの秘匿性が確保される。例えば、電子透かしの強制を、ユーザに勝手に解除されないようにすることができる。
また、条件情報521をDEVMODE構造体500等に記述する場合、暗号化して記述してもよい。この場合、条件情報521を利用する電子透かし埋込判断部133等に、暗号を復号かする機能を設けておく。DEVMODE構造体500は、容易に参照され得るデータであるが、このように条件情報521を暗号化しておけば、正当な権限のない者に条件の内容を知られることを防止できる。
また、上述した実施形態では、ダミードライバ210とプリンタドライバ220とを同じプリントサーバ20が備える例について説明したが、これらを別々の装置が備えていてもよい。複数のプリンタドライバ220a〜220cを、別々の装置が備えていてもよい。プリンタドライバ220a〜220cについては、その全部又は一部をPC10が備えていてもよい。これらのいずれの構成であっても、ダミードライバ210が、複数のPC10からDEVMODE構造体500の取得要求を受け付け可能な位置に設けられていれば、上述した実施形態の効果は発揮される。
条件情報521に記載する事項が図5に示したものに限られないことは、上述の通りである。
また、ジョブ振り分け部100により処理するジョブの実行要求も、画像形成ジョブの実行要求には限られない。任意のデバイスに対する任意のジョブの実行要求でよい。
また、上述した実施形態では、ダミードライバ210がプリンタドライバの形式である例について説明したが、プリンタ以外のデバイスを制御するためのデバイスドライバの形式とすることも妨げられない。ダミードライバ210は、ジョブ振り分け部100が扱うジョブの実行に用いるデバイスドライバの形式としておくとよい。ジョブの実行の際と、条件情報521の取得の際とで、共通のインタフェースを用いてドライバにアクセスでき、システムの設計工数を低減できるためである。
ただし、ダミードライバ210を、DEVMODE構造体を扱うプリンタドライバの形式とすることにより、上述したような、ユーザにDEVMODE自体を直接操作され、変更されてしまう可能性が低いことによりシステムの秘匿性が確保される効果が得られる。
また、上述した実施形態におけるPC10及びプリントサーバ20、さらにはプリンタ30等のジョブを実行するデバイスの機能は、複数の情報処理装置に任意に分配して設け、それらの装置が協働して同様な機能を実現するようにしてもよい。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であるとは勿論である。
10:PC、20:プリントサーバ、21:CPU、22:ROM、23:RAM、24:HDD、25:通信I/F、26:表示部、27:操作部、28:システムバス、30:プリンタ、40:ネットワーク、100:ジョブ振り分け部、110:仮想ドライバ、120:中間ファイル、121:EMFデータ、122:ジョブ情報、131:出力データ生成部、132:出力先選択部、133:電子透かし埋込判断部、134:電子透かし埋込処理部、150:アプリケーション、210:ダミードライバ、220:プリンタドライバ
特開2011−2881号公報

Claims (22)

  1. プリンタを制御するためのプリンタドライバの形式を備え、前記プリンタドライバが前記プリンタの制御に用いる設定データの形式で、1以上の条件毎に該条件が満たされた場合に実行すべき処理を示す条件情報を記憶し、前記設定データの送信を要求された場合に前記条件情報を要求元に送信するダミープリンタドライバ手段と、
    ジョブの実行要求を受け付ける受付手段と、
    前記ダミープリンタドライバ手段に前記設定データの送信を要求し、それに応じて送信される前記条件情報を取得する取得手段と、
    前記受付手段が実行要求を受け付けたジョブが前記取得手段の取得した条件情報が示す条件に該当するか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段が条件に該当すると判断した場合に、前記実行要求を受け付けたジョブに対して該条件と対応する処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段による処理後のジョブの実行を適当なジョブ実行手段に要求する要求手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブの実行を要求したユーザに関する条件を含むことを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブの実行を要求した装置に関する条件を含むことを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブに含まれる設定又は前記ジョブの識別情報に関する条件を含むことを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記ジョブは画像形成ジョブであって、
    前記条件情報における条件は、前記画像形成ジョブに従い画像形成すべき文書に含まれる情報に関する条件を含むことを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記プリンタドライバとしての前記ダミープリンタドライバ手段についてプロパティの編集指示を受け付ける手段と、
    前記受け付けた編集指示に従い前記条件情報を編集する手段を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記条件情報の編集を指示したユーザの認証が成功した場合に、前記条件情報を編集することを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項7に記載の情報処理システムであって、
    前記ユーザの認証に加え、前記ユーザが前記プロパティの編集指示に用いた装置の認証も成功した場合に、前記条件情報を編集することを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記条件情報が暗号化されていることを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記設定データは、DEVMODE構造体あるいはPrintTicketであって、
    前記条件情報は、前記設定データのプライベート領域に記述されていることを特徴とする情報処理システム。
  11. プリンタを制御するためのプリンタドライバの形式を備え、前記プリンタドライバが前記プリンタの制御に用いる設定データの形式で、1以上の条件毎に該条件が満たされた場合に実行すべき処理を示す条件情報を記憶し、前記設定データの送信を要求された場合に前記条件情報を要求元に送信するダミープリンタドライバ手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報における条件は、外部装置が取り扱うジョブに関する条件であり、前記実行すべき処理は、該ジョブに対して実行すべき処理であることを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブの実行を要求したユーザに関する条件を含むことを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項12又は13に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブの実行を要求した装置に関する条件を含むことを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項12乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報における条件は、前記ジョブに含まれる設定又は前記ジョブの識別情報に関する条件を含むことを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項12乃至15のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記ジョブは画像形成ジョブであって、
    前記条件情報における条件は、前記画像形成ジョブに従い画像形成すべき文書に含まれる情報に関する条件を含むことを特徴とする情報処理装置。
  17. 請求項11乃至16のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記プリンタドライバとしての前記ダミープリンタドライバ手段についてプロパティの編集指示を受け付ける手段と、
    前記受け付けた編集指示に従い前記条件情報を編集する手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  18. 請求項17に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報の編集を指示したユーザの認証が成功した場合に、前記条件情報を編集することを特徴とする情報処理装置。
  19. 請求項18に記載の情報処理装置であって、
    前記ユーザの認証に加え、前記ユーザが前記プロパティの編集指示に用いた装置の認証も成功した場合に、前記条件情報を編集することを特徴とする情報処理装置。
  20. 請求項11乃至19のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記条件情報が暗号化されていることを特徴とする情報処理装置。
  21. 請求項11乃至20のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記設定データは、DEVMODE構造体あるいはPrintTicketであって、
    前記条件情報は、前記設定データのプライベート領域に記載されていることを特徴とする情報処理装置。
  22. ジョブの実行要求を受け付ける受付手順と、
    プリンタを制御するためのプリンタドライバの形式を備え、前記プリンタドライバが前記プリンタの制御に用いる設定データの形式で、1以上の条件毎に該条件が満たされた場合に実行すべき処理を示す条件情報を記憶し、前記設定データの送信を要求された場合に前記条件情報を要求元に送信するダミープリンタドライバ手段に対し、前記設定データの送信を要求し、それに応じて送信される前記条件情報を取得する取得手順と、
    前記受付手順で実行要求を受け付けたジョブが前記取得手順で取得した条件情報が示す条件に該当するか否か判断する判断手順と、
    前記判断手順で条件に該当すると判断した場合に、前記実行要求を受け付けたジョブに対して該条件と対応する処理を実行する処理手順と、
    前記処理手順による処理後のジョブの実行を適当なジョブ実行手段に要求する要求手順とを備えることを特徴とする情報処理方法。
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